JPH0134591Y2 - - Google Patents

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JPH0134591Y2
JPH0134591Y2 JP1984008694U JP869484U JPH0134591Y2 JP H0134591 Y2 JPH0134591 Y2 JP H0134591Y2 JP 1984008694 U JP1984008694 U JP 1984008694U JP 869484 U JP869484 U JP 869484U JP H0134591 Y2 JPH0134591 Y2 JP H0134591Y2
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JP
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cabinet
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passenger vehicle
seat
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JP1984008694U
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JPS60122236U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、飲食物を収容するための貯蔵部と、
保冷または保温用機械部とから成る貯蔵庫、たと
えば冷蔵庫あるいは温蔵庫の乗用車両への搭載構
造に関する。
従来、冷蔵庫や温蔵庫などの貯蔵庫を乗用車両
に搭載するには、該貯蔵庫を携帯可能に構成し、
トランクルームに搭載するのが一般的であり、貯
蔵部から飲食物を取出すのは、乗用車両が停止し
ているときに限られており、不便であつた。乗用
車両の走行中にも使用可能とするためには、貯蔵
庫を車室内に持込めばよいが、そうすると貯蔵庫
の占めるスペースによつて車両内が狭くなるとと
もに、機械部で生じる作動音が車室内にこもるこ
とになり、静粛性が損なわれる。
そこで機械部をトランクルーム内に配設すると
共に、貯蔵部を後部シートのシートバツクに埋設
し、該貯蔵部の車室側に開口させた開口部を、シ
ートバツクの一部を兼ねる扉により開閉するよう
にして、上記問題を解決できるようにしたものは
既に公知(例えば実公昭49−34259号公報参照)
であるが、このものでは、貯蔵庫をアームレスト
から独立させており、アームレストは貯蔵庫のキ
ヤビネツトとしては利用されてはいない。
本考案は上記に鑑み提案されたもので、上記問
題を解決することができ、しかもアームレストを
貯蔵庫のキヤビネツトに兼用できるようにして貯
蔵物品の出し入れを容易に行なえるようにした構
造簡単な、貯蔵庫の車両搭載構造を提供すること
を目的とする。
そしてこの目的を達成するために本考案によれ
ば、飲食物を収容するための貯蔵部と、トランク
ルーム内に配設した保冷または保温用機械部とか
ら成る貯蔵庫の乗用車両への搭載構造において、
前記貯蔵部は、相互に連通して摺動可能に嵌合し
た第1および第2キヤビネツトを備え、第1キヤ
ビネツトは、乗用車両の後部シートにおけるシー
トバツクのトランクルーム側に固定配置されると
共に、前記機械部と協働する熱交換器を内部に備
え、第2キヤビネツトは、シートクツシヨン上に
引き出されたときにアームレストとして機能すべ
く、前記第1キヤビネツトとの嵌合状態を保持し
たままでシートバツクを貫通して乗用車両の前後
方向移動自在に設けられ、さらに前記第2キヤビ
ネツトにはその前端開口部に、車室側より開閉操
作可能な扉が、またその後端開口部に、第1およ
び第2キヤビネツト間の空気の流通を許容するが
貯蔵物の流通は阻止する隔壁がそれぞれ設けられ
る。
以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、先ず第1図において、乗用車両1の後
部シート2およびトランクルーム3間にわたつて
は、貯蔵庫としての冷蔵庫4が配設されており、
乗用車両1の走行状態の如何に拘らず、車室5内
で扉6を開閉して貯蔵室7からの飲食物の取出し
および収容が可能である。
第2図を併せて参照して、冷蔵庫4は、飲食物
を収容するための貯蔵部8と、圧縮機10および
凝縮器11などの機器で構成される機械部9とか
ら成る。貯蔵部8は、相互に連通して摺合した第
1キヤビネツト12および第2キヤビネツト13
を備え、第2キヤビネツト13内に貯蔵室7が画
成される。このような貯蔵部8は後部シート2の
幅方向中央部に配置される。
後部シート2におけるシートバツク14の幅方
向中央部には、車室5とトランクルーム3との間
にわたつて、乗用車両1の前後方向に沿つて延び
る案内孔15が穿設される。第1キヤビネツト1
2は案内孔15に連続する摺合筒16を有して、
断熱材で形成されており、シートバツク14の後
部すなわちトランクルーム3に配置され、トラン
クルーム3の前壁17に固着された支持部材18
により固定的に支持される。この第1キヤビネツ
ト12内には熱交換器としての蒸発器19と、そ
の蒸発器19によつて生じる冷気を摺合筒16側
に送風するためのフアン20とが収納配置され
る。
一方、第2キヤビネツト13は、案内孔15お
よび摺合筒16内に摺動自在に嵌入されるべく筒
状に形成される。しかも、第2キヤビネツト13
は、案内孔15および摺合筒16内に収容された
状態からシートクツシヨン21上に引き出したと
きには、アームレストの機能を果すために、断熱
性および弾性を有する材料によつて形成される。
第3図において、車室5側における第2キヤビ
ネツト13の前端には、貯蔵室7を開閉するため
の扉6がヒンジピン22により回動自在に枢支さ
れる。また扉6の遊端を第2キヤビネツト13に
係合してロツクするためのロツク片23が第2キ
ヤビネツト13の前端に設けられる。さらに第2
キヤビネツト13の前端には、冷蔵庫4の運転状
態を制御するための操作パネル24が配設され
る。第2キヤビネツト13の第1キヤビネツト1
2側の後端開口部には、第1および第2キヤビネ
ツト12,13間の空気の流通を許容するが貯蔵
物の流通は阻止する隔壁としての金網25が張設
される。これにより、貯蔵室7内の飲食物が第1
キヤビネツト12側に移動することが防止される
とともに、第1および第2キヤビネツト12,1
3が常に連通している状態が維持される。
第1キヤビネツト12の後方側底部には排水管
26が接続されており、この排水管26にはさら
にゴムホース27などが接続される。該ゴムホー
ス27は車外に延出されており、第1および第2
キヤビネツト12,13内で生じた水などがゴム
ホース27を介して車外に排出される。
一方、機械部9は、その圧縮機10などを第1
キヤビネツト12と一体的な支持部材28で支持
することにより、第1キヤビネツト12の後部に
一体的に支持されて、トランクルーム3内に配置
される。
次にこの実施例の作用について説明すると、機
械部9の作動により第1キヤビネツト12内には
蒸発器19により冷気が発生し、この冷気がフア
ン20により第2キヤビネツト13の貯蔵室7に
供給される。したがつて、車室5内から扉6を開
放することにより、貯蔵室7で冷却された飲食物
を取出すことができる。しかも、車室5に臨む第
2キヤビネツト13の前端に操作パネル24を設
けているので、冷蔵庫4の運転状態の制御を車室
5で簡単に行なうことができる。
また第2キヤビネツト13は乗用車両1の前後
方向に移動可能であり、シートクツシヨン21上
に引き出すことができるので、シートクツシヨン
21上でアームレストとして用いることもでき、
便利である。しかもアームレストとして第2キヤ
ビネツト13を用いているときでも、第2キヤビ
ネツト13の貯蔵室7は第1キヤビネツト12内
に連通しており、貯蔵室7は低温に保たれてい
る。したがつて、この状態で扉6を開放して、冷
却状態にある飲食物を貯蔵室7から取出すことも
できる。
このような冷蔵庫4において機械部9はトラン
クルーム3に配置されているので、圧縮機10な
どの作動音が車室5内に侵入することは極力防止
される。したがつて、前記作動音によつて車室5
内の静粛性が乱されることはない。
以上の実施例では、第1キヤビネツト内に第2
キヤビネツトを嵌入するようにしたが、その逆で
あつてもよく、第2キヤビネツトが第1キヤビネ
ツトとの摺合状態を維持しつつ移動可能であれば
よい。また本考案は、上述の冷蔵庫だけでなく、
温蔵庫についても実施され得ることは勿論であ
る。
以上のように本考案によれば、飲食物を収容す
るための貯蔵部と、トランクルーム内に配設した
保冷または保温用機械部とから成る貯蔵庫の乗用
車両への搭載構造において、前記貯蔵部は、相互
に連通して摺動可能に嵌合した第1および第2キ
ヤビネツトを備え、第1キヤビネツトは、乗用車
両の後部シートにおけるシートバツクのトランク
ルーム側に固定配置されると共に、前記機械部と
協働する熱交換器を内部に備え、第2キヤビネツ
トは、シートクツシヨン上に引き出されたときに
アームレストとして機能すべく、前記第1キヤビ
ネツトとの嵌合状態を保持したままでシートバツ
クを貫通して乗用車両の前後方向移動自在に設け
られ、さらに前記第2キヤビネツトにはその前端
開口部に、車室側より開閉操作可能な扉が、また
その後端開口部に、第1および第2キヤビネツト
間の空気の流通を許容するが貯蔵物の流通は阻止
する隔壁がそれぞれ設けられるので、乗用車両の
走行状態においても、車室側より貯蔵部の開口部
を開閉操作して飲食物の出し入れを行うことがで
きて便利であり、しかも車室内が狭くなることも
ない。
また貯蔵部の主要部を構成する第2キヤビネツ
トは、それの前進位置においてアームレストに兼
用できるから構造簡単且つ便利であり、しかもそ
の前進位置及び後退位置のいずれに在つても、そ
の前端開口部を通して貯蔵物の出し入れを支障な
く行うことができ、特にその前進位置にあつて
は、車室内の乗員の手が第2キヤビネツト内の貯
蔵物に届き易くなつて好都合である。また第2キ
ヤビネツトの後端開口部に設けた上記隔壁によつ
て、該第2キヤビネツト内の貯蔵物の第1キヤビ
ネツト側への移動が確実に規制されるから、第2
キヤビネツトに対する前後進操作に際してもその
内部の貯蔵物は妄りに動かず、その上、該隔壁が
第1キヤビネツトから第2キヤビネツト側への冷
気または暖気の流通の障害となることもないか
ら、第2キヤビネツト内の貯蔵物を支障なく保冷
または保温することができる。さらに熱交換器
は、シートバツクに固定の第1キヤビネツト内に
配置されていて、貯蔵部の可動の主要部たる第2
キヤビネツト内にはないから、その第2キヤビネ
ツトの上記前後進操作時にも該熱交換器を終始静
止状態に保持することができ、それだけ該第2キ
ヤビネツトの操作が軽快となる上、該熱交換器と
トランクルーム内機械部との間の配管を簡素化す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第
1図は縦断側面図、第2図は第1図の矢視図、
第3図は第2キヤビネツトの前端を拡大して示す
縦断面図、第4図は第2キヤビネツトを引き出し
た状態を示す要部縦断側面図である。 1……乗用車両、2……後部シート、3……ト
ランクルーム、4……貯蔵庫としての冷蔵庫、5
……車室、6……扉、8……貯蔵部、9……機械
部、12……第1キヤビネツト、13……第2キ
ヤビネツト、14……シートバツク、19……熱
交換器としての蒸発器、21……シートクツシヨ
ン、25……隔壁としての金網。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 飲食物を収容するための貯蔵部と、トランクル
    ーム内に配設した保冷または保温用機械部とから
    成る貯蔵庫の乗用車両への搭載構造において、前
    記貯蔵部は、相互に連通して摺動可能に嵌合した
    第1および第2キヤビネツトを備え、第1キヤビ
    ネツトは、乗用車両の後部シートにおけるシート
    バツクのトランクルーム側に固定配置されると共
    に、前記機械部と協働する熱交換器を内部に備
    え、第2キヤビネツトは、シートクツシヨン上に
    引き出されたときにアームレストとして機能すべ
    く、前記第1キヤビネツトとの嵌合状態を保持し
    たままでシートバツクを貫通して乗用車両の前後
    方向移動自在に設けられ、さらに前記第2キヤビ
    ネツトにはその前端開口部に、車室側より開閉操
    作可能な扉が、またその後端開口部に、第1およ
    び第2キヤビネツト間の空気の流通を許容するが
    貯蔵物の流通は阻止する隔壁がそれぞれ設けられ
    ることを特徴とする、貯蔵庫の車両搭載構造。
JP869484U 1984-01-25 1984-01-25 貯蔵庫の車両搭載構造 Granted JPS60122236U (ja)

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JP869484U JPS60122236U (ja) 1984-01-25 1984-01-25 貯蔵庫の車両搭載構造

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JP869484U JPS60122236U (ja) 1984-01-25 1984-01-25 貯蔵庫の車両搭載構造

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Publication Number Publication Date
JPS60122236U JPS60122236U (ja) 1985-08-17
JPH0134591Y2 true JPH0134591Y2 (ja) 1989-10-20

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4934259U (ja) * 1972-06-30 1974-03-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5868154U (ja) * 1981-10-31 1983-05-09 立川スプリング株式会社 車両用シ−トのア−ムレスト

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4934259U (ja) * 1972-06-30 1974-03-26

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JPS60122236U (ja) 1985-08-17

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