JPH0134271B2 - - Google Patents

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JPH0134271B2
JPH0134271B2 JP7140980A JP7140980A JPH0134271B2 JP H0134271 B2 JPH0134271 B2 JP H0134271B2 JP 7140980 A JP7140980 A JP 7140980A JP 7140980 A JP7140980 A JP 7140980A JP H0134271 B2 JPH0134271 B2 JP H0134271B2
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JP
Japan
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substituted
formula
group
hydrogen atom
carbon atoms
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Application number
JP7140980A
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English (en)
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JPS56167761A (en
Inventor
Hiromitsu Katsura
Shigeyuki Ehashi
Kenichi Kakimoto
Junichi Tsuchida
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Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Ink Mfg Co Ltd filed Critical Toyo Ink Mfg Co Ltd
Priority to JP7140980A priority Critical patent/JPS56167761A/ja
Publication of JPS56167761A publication Critical patent/JPS56167761A/ja
Publication of JPH0134271B2 publication Critical patent/JPH0134271B2/ja
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  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は使用適性、とくに非集合性、非結晶性
に優れる顔料の分散方法に関するものである。 一般に各種コーテイング組成物中において鮮明
な色調と高い着色力を発揮する実用上有用な顔料
は微細な粒子からなつている。しかしながら顔料
の微細な粒子は、オフセツトインキ、グラビアイ
ンキおよび塗料のような非水性ビヒクルに分散す
る場合、安定な分散体を得ることが難かしく製造
作業上および得られる製品の価値に重要な影響を
及ぼす種々の問題を引き起すことが知られてい
る。 例えば、微細な粒子からなる顔料を含む分散体
は往々にして高粘度を示し製品の分散機からの取
出し、輸送が困難となるばかりでなく更に悪い場
合は貯蔵中にゲル化を起し使用困難となることが
ある。また異種の顔料を混合して使用する場合、
凝集による色分れや、沈降などの現象により展色
物において色むらや著るしい着色力の低下となつ
て現われることがある。さらに展色物の塗膜表面
に関しては光沢の低下、レベリング不良等の状態
不良を生ずることがある。 また、顔料の分散とは直接関係しないが一部の
有機顔料では顔料の結晶状態の変化が伴う現象が
ある。 すなわちオフセツトインキ、グラビアインキお
よび塗料等の非水性ビヒクル中でエネルギー的に
不安定な顔料の結晶粒子がその大きさ、形態を変
化させて安定状態に移行するため展色物において
著るしい色相の変化、着色力の減少、粗粒子の発
生等により商品価値を損うことがある。 本発明者は以上のようなオフセツトインキ、グ
ラビアインキおよび塗料等の非水性のビヒクル中
で生ずる種々の問題を解決するため検討を行な
い、実用上優れた顔料の分散方法を発明した。 すなわち、本発明は、顔料100重量部に、下記
一般式()で示される化合物、または、下記一
般式()で示される化合物が、ハロゲン原子、
ニトロ基、メトキシ基、エトキシ基、フエノキシ
基、炭素数1〜20の置換もしくは無置換のアルキ
ル基、ハロゲン原子またはメチル基で置換もしく
は無置換のフエニルカルバモイル基あるいはフエ
ニルスルフアモイル基から選ばれる1種ないし2
種以上の基で1〜2で置換された化合物に、下記
(a)〜(g)で示される置換基の1種ないし2種以上を
1〜4置換した化合物0.5〜30重量部を用いるこ
とを特徴とする顔料の分散方法である。 一般式()
【式】 (式中、A、Bは、それぞれ−CO−、−NH−、
−N=、−S−、−O−、−CH2−、−CH=を示
す。) (a)
【式】(R1、R2はそれぞれ、水素原 子、炭素数1〜20の置換もしくは無置換のアル
キル基、または、R1、R2で式中、窒素、酸素
またはイオウ原子を含むヘテロ環を形成したも
のを示す。) (b)
【式】(R3は、水 素原子、炭素数1〜20の置換もしくは無置換の
アルキル基を示す。) (c)
【式】(R4は水素原子、炭素数 1〜4のアルキル基、R5は窒素、酸素または
イオウ原子で置換または無置換の炭素数1〜20
のアルキレンまたはアリレン基、R6、R7は、
それぞれ水素原子、炭素数1〜20の置換もしく
は無置換のアルキル基、または、R6、R7で式
中、窒素、酸素またはイオウ原子を含むヘテロ
環を形成したものを示す。) (d) −SO3H (e) −SO3M(Mは、アルカリ金属またはアルカ
リ土類金属を示す。) (f) −SO3HNR8R9R10(R8、R9は、それぞれ水
素原子、炭素数1〜20の置換もしくは無置換の
アルキル基、または、R8、R9で式中窒素、酸
素またはイオウ原子を含むヘテロ環を形成した
ものを示す。R10は、水素原子、炭素数1〜4
のアルキル基を示す。) (g)
【式】(R11は、水素原子、 炭素数1〜4のアルキル基を示す。R12は、窒
素、酸素、イオウ原子で置換または無置換の炭
素数1〜20のアルキレンまたは、アリレン基、
R13、R14は、それぞれ水素原子、炭素数1〜
20の置換もしくは無置換のアルキル基、または
R13、R14で式中、窒素、酸素またはイオウ原
子を含むヘテロ環を形成したものを示す。) 顔料の非集合性、結晶安定性を改良する目的で
これまでも銅フタロシアニン系およびキナクリド
ン系顔料を中心とし数多くの提案がされている。 その内容を技術的手法から分類すると大きく次
のような2つに分けられる。 第1法はUSP3370971およびUSP2965511に見
られる様に酸化ケイ素、酸化アルミニウムおよび
第3級ブチル安息香酸のように無色の化合物で顔
料粒子表面を被覆するものである。 第2法は特公昭41−2466およびUSP2761865に
代表されるように有機顔料を母体骨核とし側鎖に
スルフオン基、スルフオンアミド基、アミノメチ
ル基、フタルイミドメチル基等の置換基を導入し
て得られる化合物を混合する方法である。 第2の方法は第1の方法に比べ非水性ビヒクル
中での顔料の非集合性、結晶安定性等に関する効
果が著るしく大きくまた顔料組成物の製造の容易
さから判断しても非常に有利な方法である。 しかし、第2法では顔料に添加する化合物が顔
料と同一の化学構造を有する化合物から誘導され
るため固有の強い着色を有し、異なる色相の顔料
に使用する場合は著るしく制約を受ける。したが
つて個々の顔料につきそれぞれ対応する化合物を
準備する必要があり顔料組成物の製造上著るしく
不利である。 本発明は、上記第2法として分類される方法を
用いるものではあるが、本発明に係わる一般式
()で示される構造を骨格とする化合物は、い
ずれも無色あるいは淡黄色であり、種々の色相の
顔料と任意に混合しても色相において何等問題と
ならず、したがつて、顔料の分散性を改良する著
しく有利な方法であり、非水性ビヒクル中での顔
料の非集合性、結晶安定性等に関し著しく大きな
効果が得られる。 本発明にて顔料としては、可溶性および不溶性
アゾ顔料、縮合アゾ系顔料、フタロシアニン系顔
料、キナクリドン系顔料、イソインドリノン系顔
料、ペリレン・ペリノン系顔料、ジオキサジン系
顔料、建染染料系顔料、塩基性染料系顔料等の有
機顔料およびカーボンブラツク、酸化チタン、黄
鉛、カドミウムエロー、カドミウムレツド、弁
柄、鉄黒、亜鉛華、紺青、群青等の無機顔料を用
いることができる。 本発明に係わる一般式()で示される構造を
骨格とする化合物の顔料に対する配合は、顔料
100重量部に対し、0.5〜30重量部が好ましい。
0.5重量部より少ないと一般式()で示される
構造を骨格とする化合物の効果が得られず、ま
た、30重量部より多く用いても用いた分の効果が
得られない。 本発明にかかわる一般式()で示される構造
を骨格とする化合物の使用方法としては、次のよ
うな方法がある。 すなわち、 1 顔料と一般式()で示される構造を骨格す
る化合物を予め混合して得られる顔料組成物を
非水系ビヒクルに添加して分散する。 2 非水系ビヒクルに顔料と一般式()で示さ
れる構造を骨格とする化合物を別々に添加して
分散する。 3 非水系ビヒクルに顔料と一般式()で示さ
れる構造を骨格とする化合物を予め別々に分散
し得られた分散体を混合する。 この場合一般式()で示される構造を骨格
とする化合物を溶剤のみで分散しても良い。 4 非水系ビヒクルに顔料を分散した後、得られ
た分散体に一般式()で示される構造を骨格
とする化合物を添加する。 等の4つの方法があり、これらのいずれによつて
も目的とする効果が得られる。 上記1で示した顔料組成物の調製法としては、
顔料粉末と本発明に係わる一般式()で示され
る構造を骨格とする化合物の粉末を単に混合して
も充分目的とする効果が得られるが、ニーダー、
ロール、アトライター、スーパーミル、各種粉砕
機等により機械的に混合するか、顔料の水または
有機溶媒によるサスペンジヨン系に本発明に係わ
る一般式()で示される構造を骨格とする化合
物を含む溶液を添加し、顔料表面に一般式()
で示される構造を骨格とする化合物を沈着させる
か、硫酸等の強い溶解力をもつ溶媒に有機顔料と
一般式()で示される構造を骨格とする化合物
を共溶解して水等の貧溶媒により共沈させる等の
緊密な混合法を行えば更に良好な結果を得ること
が出来る。 また、上記2〜4で示した顔料と一般式()
で示される構造を骨格とする化合物との使用にお
いては、非水系ビヒクルまたは溶剤中への顔料あ
るいは一般式()で示される構造を骨格とする
化合物の分散、これらの混合等に、分散機械とし
てデイゾルバー、ハイスピードミキサー、ホモミ
キサー、ニーダー、ロールミル、サンドミル、ア
トライター等を使用することにより顔料の良好な
分散ができる。 したがつて本発明によれば、各種ロジン変性樹
脂等のオフセツトインキビヒクル、ライムロジン
ワニス、ポリアミド樹脂ワニスまたは塩化ビニル
樹脂ワニス等のグラビアインキ、ニトロセルロー
スラツカー、アミノアルキド樹脂の常乾もしくは
焼付け塗料、アクリルラツカー、アミノアクリル
樹脂焼付け塗料、ウレタン系樹脂塗料等の非水性
ビヒクルにおいて、顔料を単独で使用した場合に
比べ分散体の粘度の低下および構造粘性の減少等
良好な流動性を示すと同時に色分れ、結晶の変化
等の問題もなく印刷物あるいは塗膜の光沢が良く
従つて美麗な製品を得ることが出来る。 以下に一般式()で示される構造を骨格とす
る代表的な化合物の合成法の概略を製造例として
述べる。 製造例 1 O−クロル安息香酸とアニリンとのUlmann縮
合によつて得られるジフエニル−アミン−2−カ
ルボン酸を濃硫酸中で脱水閉環する際100℃にて
3時間加熱し、アクリドンスルフオン酸を得た。 また、アクリドンをクロルスルフオン酸中40〜
50℃加熱処理することにより得られるアクリドン
クロルスルフオン酸をまたはアルカリ水溶液中で
加熱撹はんし加水分解することにより同様にアク
リドンスルフオン酸を得た。 スルフオン化、クロルスルフオン化とも反応温
度・時間の選択により導入スルフオン基の個数は
調節可能で下記の2種の化合物を得た。 製造例 2 製造例1でO−クロル安息香酸の代りに2,4
−ジクロル安息香酸を、またアニリンの代りにm
−フエノキシアニリンを用いることにより得られ
るアクリドン誘導体を製造例1と同様に反応処理
してアクリドンスルフオン酸を得た。 得られたアクリドンスルフオン酸を水または希
薄なアルカリ溶液に溶解または均一に分散し、塩
化ナトリウムを加え生成する沈殿を分離し、アク
リドンスルフオン酸のナトリウム塩を得た。 塩化ナトリウムの代りに、CaCl2を加え〔−
1〕、BaCl2を加え、〔−2〕で示される化合物
を得た。 上記金属塩化物の代りに各種アミンを添加し、
〔−1〕、〔−2〕で示される化合物を得た。 製造例 3 製造例1で得られるアクリドンを濃硫酸中でク
ロルスルフオン酸と反応し、アクリドンクロルス
ルフオン酸を得た。このアクリドンクロルスルフ
オン酸を各種アミンと溶媒の存在または不存在下
において反応することにより以下のアクリドンス
ルフオンアミド誘導体が得られた。 製造例 4 4,4′−ジクロル−ジフエニルアミンとイオウ
をヨウ素・塩化アルミ等の触媒の存在または不存
在下において加熱反応させることにより3,6−
ジクロルフエノチアジンを得た。3,6−ジクロ
ルフエノチアジンをエーテル等の有機溶剤中で当
モル強の無水硫酸と反応することにより〔−
1〕、〔−2〕で示される化合物を得た。 また、無水硫酸の代りにクロルスルフオン酸を
使用し、フエノチアジンクロルスルフオン酸を
得、次いで加水分解することによつても〔−
1〕、〔−2〕で示される化合物が得られた。 製造例 5 製造例4で4,4′−ジクロルジフエニルアミン
の代りに4−クロル−2′−ニトロジフエニルを用
い、1−ニトロ−6−クロルフエノチアジンを得
た。 以下製造例4と同様の操作をして1−ニトロ−
6−クロルフエノチアジンスルフオン酸の金属塩
またはアミン塩を得た。 製造例 6 製造例4で4,4′−ジクロルジフエニルアミン
の代りにジフエニルを用い、フエノチアジンを得
た。 フエノチアジンをエーテル等の有機溶媒中等モ
ル強のクロルスルフオン酸と反応しフエノチアジ
ンクロルスルフオン酸を得、更にアミンと反応し
下記フエノチアジンスルフオンアミドを得た。 製造例 7 2−アミノ−4−フエニルカルバモイルフエノ
ールとカテコールの当モルを閉管中200〜210℃に
加熱して得られる2−フエニルカルバモイルフエ
ノキサジンを製造例4と同様に処理してフエノキ
サジンスルフオン酸を得た。 製造例 8、9 製造例7で2−アミノ−4−フエニルカルバモ
イルフエノールの代りに2−アミノ−4−クロル
フエノール、2−アミノ−4−メチルフエノー
ル、2−アミノ−4−ニトロフエノールを使用し
て各々製造例5、6のフエノチアジンと同様に反
応処理し、以下のフエノキサジン誘導体を得た。 製造例 10〜12 4−ニトロ、4−ジエチルスルフアモイルおよ
び4−クロル置換のO−フエニレンジアミンと等
モル強のカテコールの各々の組合せ混合物を閉管
中200〜210℃に加熱して得られるジヒドロフエナ
ジン誘導体を製造例5、6のフエノチアジンと同
様に処理して以下のジヒドロフエナジン誘導体を
得た。 製造例 13〜15 製造例10〜12で得られるジヒドロフエナジンを
塩化鉄等の弱い酸化剤で酸化してフエナジンを得
た。 フエナジンを製造例1〜3のアクリドン誘導体
と同様に処理して以下の化合物を得た。 製造例 16〜18 常法により置換もしくは無置換のベンゼンと無
水フタル酸を無水塩化アルミニウムの存在下約70
℃に加熱して得た置換されたO−ベンゾイル安息
香酸を濃硫酸中で120℃に加熱して以下のアント
ラキノン誘導体を得た。 上記アントラキノンを各々製造例1〜4のアク
リドン誘導体と同様に処理して以下の化合物を得
た。 製造例 19 製造例1で得たアクリドンを濃硫酸とクロルス
ルフオン酸の混合溶媒中でパラホルムアルデヒド
と80〜90℃に加熱撹はんしてクロルメチルアクリ
ドンの水性ペーストを得た。 同水性ペーストを水中に充分に均一分散してア
ミンを添加し100℃に加熱してアミノメチルアク
リドンを得た。 製造例 20 製造例19のアクリドンの代りに2−ニトロフエ
ノキサジンを用いて下記のアミノメチルフエノキ
サジンを得た。 製造例 21 製造例4と同様にして得たフエノチアジンを硫
酸中でN−オキシメチルフタルイミドと40〜50℃
にて加熱撹拌し下記の化合物を得た。 製造例 22 製造例21でフエノチアジンの代りにクロルアク
リドンを用いて下記のフタルイミドメチルアクリ
ドンを得た。 製造例 23 トルエンと無水フタル酸を無水塩化アルミの存
在下約70℃に加熱して得られる4′−メチルベンゾ
イル−0−安息香酸を濃硫酸中で120℃に加熱し
て2−メチルアントラキノンを得る。 メチル基をハロゲン化するかまたはメチル基そ
のままでKMnO4のような強い酸化剤で酸化して
アントラキノン−2−カルボン酸を得る。 次いで塩化チオニルでカルボキシル基を塩素化
して得たアントラキノンカルボン酸クロリドを各
種アミンと反応することにより下記の化合物を得
る。 以下に実施例、比較例を挙げて説明する。 なお、ローマ数字で示す各化合物の化学構造は
製造例に表示したものと対応する。 実施例 1 グラビア用塩化ビニルワニスにC.I.Pigment
Yellow 83を顔料分が10%になるように配合しサ
ンドミルにより分散を行ない顔料分散体を得た。
(比較例) 得られた顔料分散体に化合物−1の粉末をC.
I.Pigment Yellow 83に対して内割10重量%にな
るように配合しデイゾルバーで均一に撹はんし
て、グラビアインキを調製し粘度を測定し上記顔
料分散体(比較例)の粘度と比較した。 結果は表1のとおりで本発明によるものが流動
性に優れている。また、該グラビアインキで印刷
して印刷物の色調の鮮明性、着色力、光沢に関す
る効果においても優れた効果を示した。 また、化合物−1を予めグラビア用塩化ビニ
ルワニスにサンドミルで分散して得た分散体をC.
I.Pigment Yellow 83と化合物−1の重量比が
9:1になるように添加しても同様の効果が得ら
れた。 比較例および実施例2〜16 グラビアインキ試験 グラビア用塩化ビニルワニスに各種顔料単独
(比較例)あるいはグラビア用塩化ビニルワニス
に各種顔料を分散させたのち、製造例1〜23で示
した各種化合物を添加してグラビアインキを調製
しその粘度を調べた。結果は表1の通りで本発明
によるものが流動性に優れている。 また、該グラビアインキで印刷した印刷物の色
調の鮮明性、着色力、光沢に関する効果において
も優れた結果が得られた。 なお、顔料は、グラビアインキに10%配合(無
機顔料のときは25%)した。
【表】 実施例 17 焼付け塗料用アミノアルキツド樹脂ワニスにC.
I.Pigment Blue−15顔料分が6重量%となるよ
うに配合し、ボールミルで分散し顔料分散体を得
た。(比較例)また化合物−2をキシレン中に
アトライターにより分散し化合物−2の濃厚キ
シレン分散体を調製した。 次いで上記顔料分散体と化合物−2のキシレ
ン分散体をC.I.Pigment Blue−15と化合物−
2の重量比が、9.5:0.5になるようにデイゾルバ
ーにて均一混合して塗料を調製し粘度を測定し、
上記顔料分散体(比較例)と粘度を比較した。結
果は表2の通りで、本発明によるものが流動性に
優れている。また上記顔料分散体に化合物−2
の粉末を顔料に対し、内割5重量%となるように
添加して、デイゾルバーで均一混合しても同等の
効果が得られる。 実施例 18〜40 焼付け塗料用アミノアルキツド樹脂ワニスに各
種顔料単独(比較例)、あるいは、各種顔料を分
散させたのち製造例1〜23で示した各化合物を添
加してアミノアルキツド塗料を調製し、その粘度
を測定した。その結果を表2に示す。 なお、実施例にかかわるアミノアルキツド塗料
は、流動性、結晶の安定性に優れ、また、塗膜に
おける色の美麗さ、着色力の大きさ、光沢に優れ
ていた。さらに、貯蔵安定性についても、増粘性
の変化が少なく優れていた。 なお、顔料は、アミノアルキツド塗料に6%配
合(無機顔料のときには25%)した。
【表】
【表】 また分散安定性については用途上とくに問題と
なる色分れ安定性についての実施例をもつて比較
する。 表2の実施例に示される塗料をアミノアルキツ
ドワニスで予め調製した酸化チタンのベース塗料
で顔料と酸化チタンの比率が1/10になるように
カツトし淡色塗料を得る。 淡色塗料を更にキシレンで稀釈し、フオードカ
ツプNo.4で20秒(25℃)に調製し試験管注入して
ガラス壁面の変化を観察した結果を表3に示す。
【表】 いずれも本発明によるものが優れた結果を示
す。 実施例 41 ニトロセルロースラツカーにC.I.Pigment
Blue 15を顔料分が5.5重量%となるように配合
し、3本ロールで練肉し顔料分散体を得た。(比
較例) また上記と同様にして顔料分散体を調製する
際、3本ロールによる練肉終了直前にC.I.
Pigment Blue 15に対し、化合物−2を内割
り5重量%になるように添加し均一に混合して、
塗料を調整し粘度を測定し上記顔料分散体と粘度
を比較した。結果は表4の通りで本発明によるも
のが流動性に優れている。 上記塗料の調製は使用する分散機を3本ロール
からサンドミルに変えても同様な結果が得られ
た。 実施例 42〜56 ニトロセルロースラツカーに顔料分が5.5%に
なるようにC.I.Pigment Blue 15単独(比較例
1)を分散あるいはC.I.Pigment Blue 15を分散
させたのち、化合物−2をC.I.Pigment Blue
15に対して9 9 5添加して調製した塗料の粘度を
表4に示す。また同様にして他の顔料と本発明に
かかわる化合物各種との組合せによるニトロセル
ロースラツカーでの粘度に関する試験結果を表4
に示す。 いずれの場合も本発明によるものが流動性に優
れかつ展色塗膜における光沢・色調の鮮明性・着
色力においても優れた結果を示した。
【表】 表4の実施例に示される塗料を50℃に3ケ月間
貯蔵し、その後の粘度を測定した結果を表5に示
す。
【表】
【表】 表5の結果から明らかな様に本発明によるもの
がいずれも優れた貯蔵安定性を示している。 実施例 57 アミノアクリル焼付け塗料 アミノアクリル焼付け塗料ワニスに顔料分が6
%になるようにC.I.Pigment Orange 36単独(比
較例)を分散あるいはC.I.Pigment Orange 36を
分散させた後、化合物−3をC.I.Pigment
Orange 36に対し10/90になるよう配合した塗料
の流動性を比較したところ、本発明によるものが
著るしく優れた結果を示した。 また上記調製塗料をアミノアクリル塗料ワニス
で予め調整したアルミペイントベースを用いて顔
料とアルミの比率が1/5になるようにカツトし
た塗料においても、本発明によるものが著るしく
鮮明な色調と優れた光沢を示した。 実施例 58 ウレタン塗料ワニス ウレタン塗料ワニスに顔料分が10%になるよう
にC.I.Pigment 95単独(比較例)あるいは、C.I.
Pigment Yellow 95を分散させたのち化合物
−1をC.I.Pigment Yellow 95に対し0/90
になるよう配合した塗料の流動性および展色塗膜
の状態を比較したところ、本発明によるものが流
動性に優れかつ展色塗膜の色調光沢にも優れてい
た。 実施例 59 ロジン変性フエノール樹脂オフセツトインキ ロジン変性フエノール樹脂系オフセツトインキ
ワニスに顔料分が30%になるようにC.I.Pigment
Red 53単独(比較例)を分散あるいはC.I.
Pigment Red 53を分散させたのち化合物をC.I.
Pigment Red 53に対し15/85になるように配合
してオフセツトインキを調製し、その流動性を平
行板型粘度計により比較したところ本発明による
ものが著るしく優れた結果を示した。 また、印刷物においても本発明によるものが、
色調の鮮明性、着色力、透明性において優れた結
果を示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 顔料100重量部に、 下記一般式()で示される化合物、または、
    下記一般式()で示される化合物が、ハロゲン
    原子、ニトロ基、メトキシ基、エトキシ基、フエ
    ノキシ基、炭素数1〜20の置換もしくは無置換の
    アルキル基、ハロゲン原子またはメチル基で置換
    もしくは無置換のフエニルカルバモイル基あるい
    はフエニルスルフアモイル基から選ばれる1種な
    いし2種以上の基で1〜2置換された化合物に、
    下記(a)〜(g)で示される置換基の1種ないし2種以
    上を1〜4置換した化合物0.5〜30重量部を用い
    ることを特徴とする顔料の分散方法。 一般式【式】 (式中、A、Bは、それぞれ−CO−、−NH−、
    −N=、−S−、−O−、−CH2−、−CH=を示
    す。) (a)【式】(R1、R2はそれぞれ、水素原 子、炭素数1〜20の置換もしくは無置換のアル
    キル基、または、R1、R2で式中、窒素、酸素
    またはイオウ原子を含むヘテロ環を形成したも
    のを示す。) (b)【式】(R3は、水 素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、炭素数1〜
    20の置換もしくは無置換のアルキル基を示す。) (c)【式】(R4は水素原子、炭素数 1〜4のアルキル基、R5は、窒素、酸素また
    はイオウ原子で置換または無置換の炭素数1〜
    20のアルキレンまたはアリレン基、R6、R7
    それぞれ水素原子、炭素数1〜20の置換もしく
    は無置換のアルキル基、またはR6、R7で式中、
    窒素、酸素またはイオウ原子を含むヘテロ環を
    形成したものを示す。 (d) −SO3H (e) −SO3M(Mは、アルカリ金属またはアルカ
    リ土類金属を示す。) (f) −SO3HNR8R9R10(R8、R9は、それぞれ水
    素原子、炭素数1〜20の置換もしくは無置換の
    アルキル基、または、R8、R9で式中窒素、酸
    素またはイオウ原子を含むヘテロ環を形成した
    ものを示す。R10は、水素原子、炭素数1〜4
    のアルキル基を示す。) (g)【式】(R11は、水素原子、 炭素数1〜4のアルキル基を示す。R12は、窒
    素、酸素、イオウ原子で置換または無置換の炭
    素数1〜20のアルキレンまたは、アリレン基、
    R13、R14は、それぞれ水素原子、炭素数1〜
    20の置換もしくは無置換のアルキル基、または
    R13、R14で式中、窒素、酸素またはイオウ原
    子を含むヘテロ環を形成したものを示す。)
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