JPH0133321Y2 - - Google Patents

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JPH0133321Y2
JPH0133321Y2 JP1985091406U JP9140685U JPH0133321Y2 JP H0133321 Y2 JPH0133321 Y2 JP H0133321Y2 JP 1985091406 U JP1985091406 U JP 1985091406U JP 9140685 U JP9140685 U JP 9140685U JP H0133321 Y2 JPH0133321 Y2 JP H0133321Y2
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sewer pipe
pipe
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manhole
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、地中に埋設された下水道管に対し、
該下水道管の補修又は補強の目的で内張りするた
めの内張り装置に関するものであつて、筒状の内
張り材を流体圧力で裏返しながら下水道管内に挿
入し、該内張り材を接着剤を介して下水道管内面
に接着して内張りする方法において使用する装置
に関するものである。
一般に下水道管は地中に埋設されており、その
所々に地面に開いたマンホールが形成されてい
る。そしてその内張り作業はこのマンホールから
行うことにより、埋設された管を掘出したり切断
したりする必要がなく、効率良く作業を進めるこ
とができる。
従来の技術 従来前述の内張り方法は、ガス導管や上水道管
について広く使用されていたが、下水道管につい
ては全く行われていなかつた。
ガス導管や上水道管について前記の方法で内張
りを行う場合には、地面を開削して管路を掘出し
てその管路を切断し、その切断端に内張り装置の
先端金具を結合し、該先端金具から内張り材を裏
返しながら管路内に挿入し、接着して内張りして
いたのである。
考案が解決しようとする問題点 ところが、上記のガス導管や上水道管における
方法を、そのまま下水道管について適用するのは
極めて困難である。下水道は前述のように下水道
管の所々にマンホールが形成されており、このマ
ンホールから内張り作業を行うことになるのであ
るが、このマンホールは第4図及び第5図に示す
ような構造を有している。すなわちマンホール1
は、上部の開口部が直径約60cmと小さく、内部が
若干大きくなつているが、その内径は90cm程度で
ある。しかもその中に内張りを施すための装置の
一部が挿入されることになるので、作業者がマン
ホール内に入ることは不可能ではないものの、こ
こで複雑な作業を行うだけの充分なスペースがな
い。
またマンホール1の下部側面には下水道管2が
開口している。そしてマンホール1の底はコンク
リートで固められて床3を形成し、該床3には下
水道管2同士を繋ぐように凹溝4が形成されてい
る。そして通常前記下水道管2の端部はマンホー
ル1の内面から突出することはなく、また凹溝4
の底は下水道管2の内面にほゞ一致せしめられて
いる。
従つて従来のガス導管や水道管を内張りする場
合のように、内張り装置の先端金具を管の端末に
機械的に結合しようとすれば、下水道管2の開口
部の周囲のマンホール1の壁面や床3のコンクリ
ートをはつつて下水道管2の端末部を露出させる
必要があり、そのために多大の労力を要する。し
かも内張り作業の後はつつた部分のコンクリート
を補修する必要があり、さらに余分の労力を必要
とする。またこのようにして内張り装置との結合
を可能な状態にしたとしても、前述のようにマン
ホール1の中は極めて狭いのであつて、作業者が
入つて結合のための複雑な作業をすることは、事
実上不可能である。
本考案はかかる事情に鑑みなされたものであつ
て、下水道管に内張りするための装置として、装
置の先端金具を前記下水道管2に直接結合するこ
となく、マンホール1から下水道管2に内張り材
を裏返しながら挿入して、下水道管2を内張りす
るのに適した装置を提供することを目的とするも
のである。
問題点を解決する手段 而して本考案の装置は、筒状の内張り材を流体
圧力で裏返しながら下水道管内に挿入し、該内張
り材を前記下水道管の内面に接着して内張りする
方法に使用する装置において、反転機に柔軟なガ
イドホースを連結し、該ガイドホースの先端に、
内部にバタフライ弁を有し側面に圧力流体導入口
を有する筒体を連結し、該筒体の先端にベンド管
を結合し、該ベンド管の先端に内張り材を環状に
固定する固定金具を取付け、マンホール内に載置
された架台に前記筒体又はベンド管を係止すると
共に、前記固定金具をマンホール内の下水道管の
開口部に臨ましめてなることを特徴とするもので
ある。
第1図は本考案の内張り装置の使用状態を示す
図面である。5は密開された反転機であつて、該
反転機5内にコイル状に巻回した内張り材が収納
されており、前記反転機5内には圧力流体を送入
し得るようになつている。またこの反転機5の一
部に設けられた口金6に柔軟なガイドホース7を
連結し、該ガイドホース7がマンホール1内に挿
入されている。
ガイドホース7の先端には筒体8が連結されて
おり、該筒体8内には外部から開閉可能のバタフ
ライ弁9が設けられ、且つ側面には圧力流体導入
口10が設けられている。筒体8の先端には一方
に45〜80度程度の角度で屈曲したベンド管11が
結合され、該ベンド管11の先端には内張り材を
環状に固定する固定金具12が取付けられてい
る。
13は架台であつて、フレーム14に設けられ
た脚15でマンホール1の床3上に載置され、さ
らに支持部材16でマンホール1の側壁面に支持
されている。そしてフレーム14に設けられた受
け部材17に前記ベンド管11の側面に突設され
たピン18が係止され、筒体8、ベンド管11及
び固定金具12を支えると共に、固定金具12を
マンホール1内における下水道管2の開口部に臨
ましめている。なおピン18は、筒体8に設ける
こともできる。
この例における内張り材19は、筒状織布の外
面に合成樹脂の皮膜層を形成してなるベースホー
ス20と、該ベースホース20内に挿通された筒
状不織布21とよりなつており、前記ベースホー
ス20と筒状不織布21とは互いに接合されてい
ない。
また前記固定金具12は、テーパー部材22と
不織布押え部材23とよりなり、テーパー部材2
2をベンド管11の端末に挿入してその間にベー
スホース2を挟持し、さらにテーパー部材22と
不織布押え部材23との間に筒状不織布21が挟
持されるようになつている。
作 用 而して本考案の装置を使用するには、内面に接
着剤を塗布した内張り材19をコイル状に巻回し
て反転機5内に収納し、口金6にガイドホース
7、筒体8及びベンド管11を順次接続し、筒体
8のバタフライ弁9を開いておく。そして内張り
材19の先端を口金6からガイドホース7、筒体
8及びベンド管11を通してベンド管11の先端
から引出し、そのベースホース20及び筒状不織
布21の端末をそれぞれベンド管11とテーパー
部材22の間及びテーパー部材22と不織布押え
部材23との間に挟持し、固定する。
一方、架台13をマンホール1内に入れ、脚1
5で床3上に載置し、さらに支持部材16をマン
ホール1の側面内壁に突張つて、所定の位置に固
定する。
然る後、筒体8及びベンド管11をガイドホー
ス7で吊下げてマンホール1内に垂し、ベンド管
11の先端部を架台13のフレーム14に挿入
し、ピン18を受け部材17に係止すると共に、
固定金具12をマンホール1における下水道管2
の開口部に臨ましめる。なお、前記ピン18を受
け部材17に係止する操作は、マンホール1の外
においてガイドホース7で筒体8及びベンド管1
1を吊り下げながら行うことも可能であるが、作
業者がマンホール1内に入つて行うこともでき
る。マンホール1内でのこの作業は簡単な作業で
あるので、マンホール1内に立つたまま行うこと
ができ、マンホール1内のスペースの狭さは障害
とならない。
而してこの状態においては、ピン18が架台1
3の受け部材17に係止され、且つ固定金具12
の外周が凹溝4の底に当接して支えられており、
筒体8及びベンド管11は所定の位置に保持され
る。
この状態で反転機5内に流体圧力を作用させる
と、該流体圧力はガイドホース7、筒体8及びベ
ンド管11を経て内張り材19の環状固定部分の
背部に作用し、該内張り材19を固定金具12の
開口部から前方に押出して折返し部分24を形成
する。そして反転機5内の内張り材19は順次引
出されて折返し部分24に供給され、該折返し部
分24において内張り材19は内側が外側となる
ように裏返され、折返し部分24は凹溝4に沿つ
て下水道管2内に進入し、該下水道管2内を前進
し、裏返された内張り材19は接着剤を介して下
水道管2の内面に圧着される。
内張り材19がその全長に亙つて裏返され、二
つのマンホール1間の下水道管全長に挿通された
ならば、圧力流体導入口10から圧力流体を送入
して内張り材19内の圧力を保持しつつバタフラ
イ弁9と閉じ、筒体8とガイドホース7との間の
結合を解いて反転機5及びガイドホース7を除去
する。そして圧力流体導入口10から蒸気又は熱
風を送入し、内張り材19内の圧力を維持しつつ
加温して接着剤を硬化させ、内張り材19を下水
道管2の内面に接着する。なお接着剤の硬化は、
前述のような加温硬化に限られるものではなく、
常温硬化であつても良い。
上記操作により、接着剤は筒状不織布21及び
ベースホース20の筒状織布に含浸し、これを内
部に埋め込んだ状態で硬化し、合成樹脂皮膜層を
含めて内張り材19が下水道管2の内面に強固に
接着される。そして接着剤が充分に硬化し、内張
り材19と下水道管2とが接着したならば、前記
蒸気又は熱風の送入を止め、固定金具12から内
張り材19を取外し、内張り材19の両端を下水
道管2の端末で切断し、下水道管2の内張りが完
了する。
考案の効果 本考案によれば、筒体8及びベンド管11が架
台13で支持され、固定金具12が下水道管2の
端末に臨ましめられるので、内張り材19の反転
挿入時に裏返された内張り材19が固定金具12
から突出し、凹溝4に沿つて前進し、固定金具1
2を下水道管の端末部に固定することなく下水道
管2内に内張り材9を反転挿入することができ
る。従つてベンド管11等を下水道管2に直接結
合しなくても、下水道管2には常に正しく内張り
することができと共に、床3やマンホール1の内
面のコンクリートをはつる必要がないので、無用
の作業をすることなく容易に且つ短時間で工事を
完了させることができる。
またベンド管11はピン18を架台13の受け
部材17に係止することにより固定されるので、
架台13さえ正しく設置しておけば、狭いマンホ
ール1の中であつても容易に所定の位置にベンド
管11を設置することができ、作業が極めて容易
である。また、前述のようにベンド管11の屈曲
角度を45〜80度とすることにより、ベンド管11
をマンホール1の開口部から挿入するのが容易で
あり、且つ前記所定の位置に設置した状態におい
てその内部を内張り材19がスムーズに通過し、
さらに内張り材固定金具12から出た内張り材1
9が、凹溝4に沿つてスムーズに下水道管2に進
入する。
さらに前述のように、内張り材19として筒状
織布の外面に合成樹脂皮膜層を形成したベースホ
ース20の内側に筒状不織布21を挿通したもの
を使用することにより、筒状織布及び筒状不織布
21に大量の接着剤を含むことができ、厚く且つ
堅い内張り層を形成することができる。従つてそ
の内張り層のみで強固な管を構成するので、下水
道管2の損傷部等から地中水等が侵入し、その内
張り層に外圧が加わつたような場合においても、
内張り層は充分にその外圧に耐えることができる
のである。
またこの場合には、内張り材19が下水道管2
の内面に接着された状態においては筒状不織布2
1はベースホース20の外側に位置することとな
るので、その厚みに相当する分だけ筒状不織布2
1がベースホース20よりも大径であることが必
要である。然るに裏返し前においては大径の筒状
不織布21が小径のベースホース20の内側にあ
り、筒状不織布21は皺がよつた状態でベースホ
ース20内に挿通されることとなる。それ故固定
金具12においてこれらのベースホース20と筒
状不織布21とを一体として固定することは困難
であるので、前述のようにベースホース20と筒
状不織布21とを別個に固定するのが好ましいの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の使用状態を示す、マンホール
を縦断面で示した側面図である。第2図及び第3
図は、本考案の主要部の中央縦断面図及び背面図
である。第4図及び第5図は、下水道におけるマ
ンホールのそれぞれ異なる断面における中央縦断
面図である。 1……マンホール、2……下水道管、5……反
転機、7……ガイドホース、8……筒体、9……
バタフライ弁、10……圧力流体導入口、11…
…ベンド管、12……固定金具、13……架台、
19……内張り材、20……ベースホース、21
……筒状不織布。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 筒状の内張り材19を流体圧力で裏返しなが
    ら下水道管2内に挿入し、該内張り材19を前
    記下水道管2の内面に接着して内張りする方法
    に使用する装置において、反転機5に柔軟なガ
    イドホース7を連結し、該ガイドホース7の先
    端に、内部にバタフライ弁9を有し側面に圧力
    流体導入口10を有する筒体8を連結し、該筒
    体8の先端にベンド管11を結合し、該ベンド
    管11の先端に内張り材19を環状に固定する
    固定金具12を取付け、マンホール1内に載置
    された架台13に前記筒体8又はベンド管11
    を係止すると共に、前記固定金具12をマンホ
    ール1内の下水道管2の開口部に臨ましめてな
    ることを特徴とする、下水道管の内張り装置。 2 前記ベンド管11の屈曲角度が、45〜80度で
    あることを特徴とする、実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の下水道管の内張り装置。 3 前記内張り材19が、筒状織布の外面に合成
    樹脂皮膜層を形成したベースホース20と、該
    ベースホース20内に挿通された筒状不織布2
    1とよりなり、前記内張り材固定金具12が、
    前記ベースホース20と筒状不織布21とを別
    個に環状に固定するようになつていることを特
    徴とする、実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の下水道管の内張り装置。
JP1985091406U 1985-06-17 1985-06-17 Expired JPH0133321Y2 (ja)

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JPS61206433U JPS61206433U (ja) 1986-12-26
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58208014A (ja) * 1982-05-28 1983-12-03 Nippon Kanken Kogyo Kk 埋設管内面の被覆方法
JPS5941067U (ja) * 1982-09-09 1984-03-16 三菱電機株式会社 発電装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58208014A (ja) * 1982-05-28 1983-12-03 Nippon Kanken Kogyo Kk 埋設管内面の被覆方法
JPS5941067U (ja) * 1982-09-09 1984-03-16 三菱電機株式会社 発電装置

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JPS61206433U (ja) 1986-12-26

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