JPH0133306B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、陶磁器、その生地若しくは素焼素
地、ガラス、金属、プラスチツク等の物体の表面
凹凸模様加工及びマツト加工いわゆるレリーフ模
様加工、梨地加工穴明け等のサンドブラストによ
る加工に用いる転写紙に関する。この加工は主と
して装飾加工として行われるが他の加工目的にも
当然用いることができる。

従来サンドブラストによるガラス、陶磁器等の
物品の表面加工には図柄を切抜いてサンドブラス
ト加工面を露出させた防護膜が用いられている。
この防護模の切抜部ないしその非被覆面にサンド
ブラストが施されて所望の表面彫刻模様加工がな
される。このための防護膜としては、一般的にゴ
ム製ステンシル（切抜き模様による図柄を形成し
たもの）、感光性樹脂により図柄を形成した膜、
或いは直接被加工物に印刷するもの等がある。ゴ
ム製ステンシルを用いる方法は、ステンシル製作
に多大の労力を要し、中抜きのパターンは作業困
難であり絵柄も限定される。感光性樹脂を用いる
方法は絵柄的には楽であるが感光性樹脂のコスト
が高く高級品に対してしか使用できない、等の欠
点がある。直接被加工物に印刷する方法は、被加
工物の形状、表面性状に応じてその都度印刷方法
を適応するため設備が複雑化し、種々の形状、表
面性状のものに対して適用することは困難であ
る。

これに対し、転写紙という形において防護膜を
形成する方法も近時開発されている。実開昭55−
89555及び実開昭55−89557はいずれもポリエステ
ル等からなる剥離可能なベースフイルム上にベー
スフイルムに対し剥離可能な加圧貼着性又は加熱
融解（剥離）性の中間合成樹脂層を配しその上に
感光性樹脂により絵模様を形成して転写紙とし
て、被加工物表面にベースフイルムを表面として
押圧又は加熱圧着により転写し、ベースフイルム
を剥離除去の後サンドブラスト加工を行うもので
ある。この場合、高価な感光性樹脂を用いること
と、貼着性面を被加工物表面に貼着及び押圧する
際のしわの発生のおそれ、或いは加熱装置を要す
ること等の問題がある。加えてベースフイルムの
剥離の際、被加工物への貼着が十分でないと防護
模様膜が浮上つたりするおそれもある。

また、特公昭55−4549は、台紙の上に防護模様
を熱発泡性の発泡インキにより印刷し、加熱発泡
させて形成し、該発泡層の上に保護層を形成しこ
れを介して全体に保護コート膜を施して成る転写
紙を開示している。この転写紙は通例の湿式スラ
イド法により転写を施すことが可能であるが、保
護コート膜を剥離した後にブラスト加工するもの
である。この剥離は不完全になり易くまたコート
剥離の際発泡層防護模様がいつしよに剥離しない
よう注意して剥離するという微妙な剥離作業を必
要としており、作業の管理が困難である。

さらに、特公昭54−34365は、やはり台紙上に
色絵柄を印刷し、その上に順次可剥離樹脂膜、耐
蝕耐摩性インクによる絵柄防護膜、さらに剥離可
能な保護コート膜を形成して成る複合転写紙を開
示している。この転写紙においても、最外層を成
す保護コート膜を剥離した後ブラスト加工が可能
である点で、上掲特公昭55−4549と同様な欠点が
あり、さらに多数の複合的積層膜を形成しなけれ
ばならない点で転写紙製作上工数を多く要する欠
点がある。

本発明はこれらの従来技術の欠点を除去するサ
ンドブラストによる模様加工方法及びそのための
転写紙を提供することを目的とする。

本発明によれば次のサンドブラストによる模様
加工方法及びそのための転写紙により上記目的を
達成できる。

再湿潤性糊料膜を有する転写用台紙と、合成樹
脂を主成分とするインク又は合成樹脂及び無機質
充填剤を含有するインクから成り該糊料膜表面に
形成された耐摩性防護模様膜と、該防護模様膜よ
りも耐摩性が極めて弱く該糊料膜及び該防護模様
膜を被覆するカバーコートから成る転写紙を、被
加工物表面に該台紙を再湿剥離しつつ該糊料膜を
接合面として転写し、該カバーコートを剥離する
ことなくサンドブラスト模様加工することを特徴
とするガラス、陶磁器、金属等の物品表面のサン
ドブラストによる模様彫刻加工方法。

再湿潤性糊料膜を有する転写用台紙と、合成樹
脂を主成分とするインク又は合成樹脂及び無機質
充填剤を含有するインクから成り該糊料膜表面に
形成された耐摩性防護模様膜と、該防護模様膜よ
りも耐摩性が極めて弱く該糊料膜及び該防護模様
膜を被覆するカバーコートから成る模様加工用転
写紙。

好ましくは、前記インクは、スチレン−ブタジ
エン系のゴム、ニトリルゴム、アクリルゴム又は
塩化ゴムから成る合成ゴム10〜50重量％と、無機
質充填剤粉末０〜50重量％とを主成分として含有
する油性インキとする。

また、前記カバーコートはエチルセルロース、
メチルセルロース、ニトロセルロース、塩化ビニ
ル樹脂又はブチラール樹脂から成るものが好まし
い。

さらに、前記カバーコートは、二種以上の互い
に相溶しないアクリル樹脂を混合して成るものが
好ましい。

本発明の模様加工用転写紙は、上記構成を有す
るので、従来の一般スライド転写紙と同程度の作
業により転写紙を被加工物体に施すことができ、
保護コート膜等の剥離作業を要せずにそのままブ
ラスト加工を施すことが可能である。

本発明は転写紙の便利さを生かし乍ら、転写及
びサンドブラスト加工作業が大幅に簡単化しかつ
従来の欠点を除去した転写紙及びサンドブラスト
による模様加工方法を実現したものである。即
ち、本発明の転写紙は、絵模様膜をサンドブラス
トに対して充分の耐磨耗性を有する好ましくはゴ
ム弾性を有する物質により形成し、必要に応じ無
機質充填剤を加えて印刷適性を向上させ一方その
表面にはこれに比し極めて小さな耐磨耗性を有す
るカバーコートを形成した転写紙である。このカ
バーコートの強度は目的に応じ、サンドブラスト
の強さと防護模様膜の耐磨耗性とに相対的に十分
差が出るようにその材質、厚みを定めることによ
つて設定される。

本発明の転写紙は、転写紙用台紙１の上に耐サ
ンドブラスト防護膜を形成する、合成樹脂を主成
分とするか又は該合成樹脂中に無機質充填剤を含
有するインクにより絵模様を印刷して耐サンドブ
ラスト防護模様膜を形成し、その上に該防護模様
膜に比し耐サンドブラスト性の極めて弱いカバー
コートを施して成る転写紙である。この転写紙は
ガラス、陶磁器、金属等の被加工物５の表面に転
写し該カバーコートを除去することなくサンドブ
ラスト模様加工するものである。

転写紙用台紙は一般スライド転写紙に用いられ
るもので一面に糊料膜を施したものであり、糊料
は水、アルコールその他溶剤、好ましくは水によ
り容易に再湿潤するものであればよく、例えばデ
キストリン、デンプン等を通例コーテイング時10
〜20μ程度に予め施し予乾燥したもの（乾燥時２
〜3μ）を用いる。台紙としては、適度な耐水性
かつ水湿潤性を有する和紙ないし合成紙例えばチ
ヤイナペーパーを用いる。この糊料膜は、転写紙
をスライド転写可能にするためのものである。

この転写用台紙（以下糊料膜を予め施したもの
を称する）の糊料膜上にサンドブラスト（以下サ
ンドブラストはブラストと略称）に対し耐摩性を
有する防護模様膜を形成する。この防護模様膜は
通例合成ゴム等の弾性材料を主体とする。硬質材
料では通例ブラストに対する耐摩性を有する薄い
模様膜を得るのは困難であり、また生地にブラス
トの衝撃を伝えないため及び曲面に貼る必要のた
め主として弾性膜が用いられる。適度な弾性を有
する合成ゴムはこの条件を充たす好ましい防護膜
材料であり、本発明においては合成ゴム溶液（ゴ
ム50％以下を芳香族系溶剤に溶かしたもの）を主
成分とするか、これに無機質充填剤を混有するイ
ンクによる印刷により、防護絵模様膜を形成す
る。好ましくはこのインクは、スチレン−ブタジ
エン系の合成ゴム10〜50重量％と無機質充填剤０
〜50重量％を含有して成る。特に好ましくは、ス
チレン−ブタジエン系合成ゴム20〜30重量％と無
機質充填剤粉末30〜40重量％とを主成分とする油
性インクである。インクでの印刷によつて防護絵
模様膜を形成するため、このインクは印刷に適し
た適度な粘度範囲において合成樹脂濃度50重量％
に近いものが最も好適である。また印刷適性（膜
厚、切れ、消泡性等）を出すために充填剤を比較
的多量に加えた場合においても弾性を残すことが
好ましい。これらの条件を充たす、合成ゴムとし
てはその他ニトリルゴム、塩化ゴム、アクリルゴ
ムを同様な濃度において用いることができる。

無機質充填剤としては、例えばタルク、ジルコ
ン、珪砂、ベントナイト、粘土、雲母等の天然鉱
物粉末ないし、ムライト、アルミナその他の溶融
ないし焼結体粉末を用いることができる。この充
填剤はインクの付着（印刷）特性を調節する役割
を果している。これらの無機質粉末は凡そ１〜
10μの微粉末として用いることが好ましい。その
添加量はベース合成樹脂の粘度（ないし濃度）に
も依存するが、通例20〜30重量％が好ましく、イ
ンキ印刷適性改善の目的（必要）に応じ30〜40重
量％とする。

上述のインクによる印刷は、本発明において公
知の方法において行うことができるが、スクリー
ン印刷が通例の陶磁器、ガラス等の装飾用ブラス
ト加工のためには適している。スクリーン印刷に
より前記の台紙１の糊料膜２面上に所望のパター
ンの絵模様を印刷し乾燥硬化すると耐ブラスト防
護模様膜３が形成される。スクリーン印刷によつ
て得られる膜厚は凡そ10〜100μであるが、スク
リーンの種類により厚みを変えるのは比較的自由
であり、膜厚は適宜ブラスト加工の必要に応じて
定める。防護絵模様膜の形成方法もその他手描
き、型への流し込みによることも可能である。一
般的に、防護膜自体としては、この他に発泡性ゴ
ムを用いることもでき、また感光性樹脂によるこ
ともできるが、通例の装飾的絵模様のためには上
述のインクによるスクリーン印刷がコスト、膜
厚、充填剤の混入等で利点が多い。

防護模様膜（防護膜）の形成後、さらにその上
面にかつ転写紙全面に亘り、カバーコート４を形
成する。このカバーコートは、耐ブラスト性が防
護膜に比して極めて小であり、ブラスト加工時に
容易に破壊されてブラスト加工を実質的に阻害し
ないことが不可欠の条件であり、防護膜とカバー
コートとの強度差が小さい場合は細い絵柄ができ
ない。加えて防護、模様膜を転写時及び転写紙保
存時においてひつかき、衝撃等から保護しうる強
度を少なくとも有することが必要とされる。さら
にカバーコートは貼り適性が良く転写紙にある程
度の張りを付与すると共に転写作業のために柔軟
性を有しまた保存のため経日変化の少いものが最
良である。また、防護膜との付着性は特に限定的
ではないが転写が台紙より離れたときに模様膜が
同一の位置関係を保持する程度の付着性を有する
ことが好ましい。これらの条件に適した材質とし
ては、アクリル樹脂系のものであつて、特に２種
の互いに相溶しないアクリル樹脂を混合して成る
ものが貼り易さ及び耐ブラスト強度が弱い点で好
ましい。一例としては、商品名で言うとデグサ
80454（主成分メタアクリル酸ブチル）と三菱レー
ヨンLR758とを１対１に配合したものがあり、こ
れは伸び率150％、引張強度40Kg／cm²を示す。上
述の双方共メタアクリル酸ブチル系であるが溶剤
系が異つており、樹脂が相溶しないものである。
但し単一組成ないし相溶性のアクリル樹脂では強
度が大きすぎるものが多く一般には使用できな
い。なおポリメタアクリル酸エステル（メチル、
エチル、ブチル）は多種の溶液重合物が市販され
ており、溶剤、温度、触媒の違いにより相溶性の
ない混合物は各種組合せが可能である。溶剤は直
鎖系、芳香族系、エステル系、アルコール系等の
ものがある。カバーコートの厚さは通例10〜20μ
程度であるが目的により防護膜との相対的関係、
ブラスト強さ等に応じて定める。その他カバーコ
ートの材質は、エチルセルロース系糊料、メチル
セルロース、ニトロセルロースその他のセルロー
ス誘導体系糊料、ブチラール樹脂、塩化ビニル等
のビニル系樹脂を用いることができる。また、メ
タアクリル酸エチルとアクリル酸エチルのコポリ
マーとブチルラクテートとの約１対１混合物に可
塑剤を適量（10〜20％）と界面活性剤少量とを配
合したものも、目的により用いることができる。

このようにして得られた転写紙は適宜保存さ
れ、必要に応じて被加工物（器物）の表面に転写
される。転写は、糊料膜を水に湿潤して台紙を剥
離しつつスライド転写法によつて行うことができ
る。そのため転写に要する注意力と労力は常法の
転写におけるスライド転写作業と変らず迅速かつ
容易に可能であり、大量生産に適している。スラ
イド転写の利点は、転写の際に位置を自由に移動
出来正確な位置に転写可能かつ容易であること
と、加工物の形状に多少のバラツキがあつても調
節可能であることである。

被加工物としては前述のガラス、陶磁器、金属
の他プラスチツクその他通常ブラスト加工可能な
材質のものに適用でき、陶磁器としては焼結物、
素焼、生地、素地及びその他の中間的態様のもの
を包含する。

ブラスト加工は適宜のブラスト粒子、即ちアル
ミナ、珪砂、カーボランダム、ガラスビーズ等通
例のものにおいて行うことが当然可能である。

以上の通り本発明は、従来の一般陶磁器絵付用
の転写紙と同様の簡易さで被加工物に転写可能で
あり、そのまゝブラスト加工が可能なサンドブラ
ストによる模様加工方法及びそのための転写紙を
実現したものであり、低コストかつ大量生産に適
したものである。

以下実施例を記す。

実施例 １ スチレン−ブタジエン系合成ゴム（旭化成社製
タフプレン、ソルプレン）30重量部と200メツシ
ユスルーのタルク粉30重量部とをソルベツソ
＃150（芳香族系高沸点溶剤）40重量部に溶解混合
して防護絵模様膜用インクを予め調製した。他方
デキストリンから成る糊料膜をその一面に形成し
た通常の単紙転写台紙を用意し、この台紙に前記
インキをステンレス120メツシユのスクリーンを
用いて印刷して風乾し、厚さ50μのブラスト防護
絵模様膜を得た。その上に転写台紙全面に亘りカ
バーコートとしてエチルセルロース30重量％溶液
（ソルベツソ＃150とセロソルブの等量混合溶剤使
用）をナイロン60メツシユのスクリーンを介して
印刷して乾燥し20μの厚さのカバーコートを形成
し、ブラスト加工用転写紙を得た。他に10μ、
15μのカバーコートを形成した転写紙を製作し
た。

この転写紙を水に湿潤させてスライド法により
ガラス、陶磁器、素焼製の物品表面に防護絵模様
膜を転写し、220メツシユの焼結アルミナ粒子を
ブラスト粒子としてブラスト空気圧３Kg／cm²とし
て５mmφのノズルにより10cmの距離から30秒間ブ
ラストした。その結果ガラス物品で１mm前後、磁
器製品で約0.5mm、素焼では４mm深さまでブラス
トエツチング加工できた。ブラスト防護絵模様膜
の破れは認められず、彫刻された絵模様の輪郭は
絵模様膜のパターンに忠実に再現された。

ブラスト処理後防護膜は50℃温水に浸漬して容
易に被加工物表面から剥離した。カバーコートの
厚さは貼り適性の面からは15μが適当であるが、
ブラストによる絵柄再現性は10μの方が良好だつ
た。

実施例 ２ カバーコート材質として、互いに相溶性のない
二種のアクリル樹脂溶液(A)デグサ社製80454 50重
量部と溶液(B)LR758（三菱レーヨン社製）50重量
部を配合したものをシルクスクリーン（ナイロン
60メツシユ）により20μの厚さに被覆形成した以
外は実施例１と同様にして転写紙を得た。以下実
施例１と同様にしてブラスト処理を行つたところ
良好な結果を得た。

実施例 ３ 実施例１と同じ合成ゴムを40重量％含む溶液
（油性）から成り、充填剤を混合しないインクを
用いて以下実施例１と同様なテストを行つた。そ
の結果は良好であつた。

実施例 ４ 塩化ゴム系合成ゴムを25％溶液（芳香族系溶
剤）100重量部に、300メツシユスルーの粘土、タ
ルク、ベントナイトを計20重量部混合してインク
とした。このインクを用い以下実施例１と同様に
してテストを行い、良好な結果を得た。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の転写紙の実施例の断面図、第
２図は被加工物へ転写した状態の断面図、第３図
はブラスト加工後の状態を示す断面図を夫々に示
す。 １……台紙、２……糊料膜、３……防護絵模様
膜、４……カバーコート。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 再湿潤性糊料膜を有する転写用台紙と、合成
   樹脂を主成分とするインク又は合成樹脂及び無機
   質充填剤を含有するインクから成り該糊料膜表面
   に形成された耐摩性防護模様膜と、該防護模様膜
   よりも耐摩性が極めて弱く該糊料膜及び該防護模
   様膜を被覆するカバーコートから成る転写紙を、
   被加工物表面に該台紙を再湿剥離しつつ該糊料膜
   を接合面として転写し、該カバーコートを剥離す
   ることなくサンドブラスト模様加工することを特
   徴とするガラス、陶磁器、金属等の物品表面のサ
   ンドブラストによる模様彫刻加工方法。 ２ 再湿潤性糊料膜を有する転写用台紙と、合成
   樹脂を主成分とするインク又は合成樹脂及び無機
   質充填剤を含有するインクから成り該糊料膜表面
   に形成された耐摩性防護模様膜と、該防護模様膜
   よりも耐摩性が極めて弱く該糊料膜及び該防護模
   様膜を被覆するカバーコートから成る模様加工用
   転写紙。 ３ 前記インクは、スチレン−ブタジエン系のゴ
   ム、ニトリルゴム、アクリルゴム又は塩化ゴムか
   ら成る合成ゴム10〜50重量％と、無機質充填剤粉
   末０〜50重量％とを主成分として含有する油性イ
   ンキである請求の範囲第２項記載の転写紙。 ４ 前記カバーコートはエチルセルロース、メチ
   ルセルロース、ニトロセルロース、塩化ビニル樹
   脂又はブチラール樹脂から成る請求の範囲第２項
   記載の転写紙。 ５ 前記カバーコートは、二種以上の互いに相溶
   しないアクリル樹脂を混合して成る請求の範囲第
   ２項に記載の転写紙。