JPH0133271Y2 - - Google Patents

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JPH0133271Y2
JPH0133271Y2 JP18099185U JP18099185U JPH0133271Y2 JP H0133271 Y2 JPH0133271 Y2 JP H0133271Y2 JP 18099185 U JP18099185 U JP 18099185U JP 18099185 U JP18099185 U JP 18099185U JP H0133271 Y2 JPH0133271 Y2 JP H0133271Y2
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JP
Japan
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pot
trunnion shaft
holding frame
drive device
tilting
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は鍋に入つた溶融金属の表面に浮遊して
いるスラグを除去するための鍋傾動装置に関す
る。
(従来の技術) 従来の鍋傾動装置については例えば実開昭59−
153057号公報に開示されている。先ず、第5図に
示す従来の技術は、鍋トラニオン軸aを支承した
傾転フレームbを液圧シリンダーcによりピンd
を中心に回動させる方式である。
次に、第6図に示す従来の技術は鍋eをクレー
ンの主巻きフツクfで吊上げ鍋eに取り付けられ
ている傾転金具gに補巻きのフツクhを引つ掛
け、該補巻きフツクhを引き上げる方式である。
更に、第7図に示す従来の技術は傾動できるよう
支持させた鍋iに切欠部mを有する補強フレーム
jを設け、液圧シリンダーkのロツド先端に、該
切欠部mに嵌り込んで引掛かるフツクlを備えて
なり、液圧シリンダーkの伸長操作でフツクlが
切欠部mに嵌つて鍋iを傾動させる方式である。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、従来の技術の第5図、第7図のものは
以下に示す、鍋本体の改造を必要とする。通常、
一工場に使用される鍋の数は20個以上を必要と
し、一工場の鍋の改造費用は膨大なものとなる。
まず第5図のものはトラニオン軸aに鍋傾動の
ためのねじりモーメントが働くので、トラニオン
軸aを四角形とし断面を相当大きくする改造が必
要である。また、トラニオン軸aと傾転フレーム
bとの接触面には鍋傾動時に相当大きな面圧が働
き、前記トラニオン軸aと傾転フレームbとの損
耗が著しい。
そのため、前記接触面の水平方向に〓間がで
き、鍋傾動時、その〓間分だけ鍋が移動し、非常
に危険である。
かつ、また、鍋が移動し停止する時の衝撃力は
大きく、本装置の各機器の破損事故が多発する。
さらに、液圧シリンダーcには傾動用の出力よ
りはるかに大きい、鍋自重を支える力を必要と
し、液圧シリンダーc及びそれに使用する液圧ユ
ニツトが膨大なものとなり設備費高の問題が生じ
る。
さらに、トラニオン軸aの重量がかなり増える
ため、鍋自重が重くなり、クレーン吊荷重の制限
による鍋内の溶融金属の量を減らし、工場の稼動
率を低減せざるを得ない場合が多い。
次に、第7図のものは切欠部mを有する補強フ
レームjを鍋iに取り付ける鍋iの改造を必要と
する。
また、補強フレームjの下面が水平にできない
ため、該補強フレームjで鍋iを支持できない。
さらにフツクlの補強フレームjとの接触部に
ダストが堆積し、引掛り不能となること、液圧シ
リンダーkの力点とフツクlとの力点とがずれて
いるため、液圧シリンダーkに曲げモーメントが
生じ、パツキン不良による油洩れやロツド破損事
故が生じること、また前記接触部の面圧が非常に
大きくなり、損耗がはげしく、接触部形状が維持
できないこと等の多くの問題点を有する。
第6図のものは、鍋の傾動操作中には、他のク
レーン作業ができない問題の他に、クレーン操
作、合図、フツク掛け等に人手を要するという問
題がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案はかかる問題点を解決した鍋傾動装置で
あり、その要旨とするところは、鍋1をトラニオ
ン軸2を介し、鍋受台3で傾動可能に支持し、該
鍋1の下方側に台車8を配設し、該台車8を走行
駆動装置7により移動可能とし、前記鍋1のトラ
ニオン軸2下方側に鍋あずけフレーム4を設け、
該鍋あずけフレーム4と当接可能に、前記台車8
に係止ローラー6を配設してなることを特徴とす
る鍋傾動装置であり、前記鍋あずけフレーム4を
従来通りの形状とし、鍋1の改造をなくすもので
ある。
(作用) 前記台車8を移動させることにより、台車8に
設けている係止ローラー6が鍋あずけフレーム4
を押し、鍋1をトラニオン軸2を中心に傾動させ
る。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面により説明する。
第1図〜第4図は本考案について示すもので、
鍋1にトラニオン軸2が固着されており、該両側
のトラニオン軸2はベース上に立脚された鍋受台
3上にクレーン等により運搬され乗載されるよう
になつている。
トラニオン軸2下部の鍋あずけフレーム4に当
接する一対の係止ローラー6を走行駆動装置7に
て進退自在に動く台車8に具備し、走行駆動装置
7の伸長操作で、該係止ローラー6が鍋あずけフ
レーム4に引掛かり接触しながら鍋1をトラニオ
ン軸2を中心に傾動できるようにしている。な
お、前記鍋あずけフレーム4は従来通りの形状と
し、改造を必要としない。
鍋1の製作誤差、熱変形に対し一対の係止ロー
ラー6を均等確実に鍋1に接触させることが重要
である。このためにそれぞれの係止ローラー6は
調芯性をもつ軸受構造とすると共に、台車8の走
行直角方向の動きに自由度をもたせるよう台車8
の両つば車輪10の踏面幅をレール11幅より若
干大きくし、また走行駆動装置7のクレビス部に
は球面ブツシユを挿入している。
尚、本考案は前記実施例に示したもののみに限
定されるものではなく、例えば製鉄設備以外の冶
金設備にも使用できること、走行駆動装置7は台
車中央部に1組のみ設けることも可能であるこ
と、台車8は一体物とせず、それぞれの走行駆動
装置7に対し1台車(計2台の台車)とし得るこ
と、その他本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々
の変更を加え得ること等はもち論である。
上記構成において鍋の傾動を行う場合は、第1
図のように走行駆動装置7を最も短縮させておい
て、鍋1を鍋受台3上に乗載させる。かかる状態
で走行駆動装置7を伸長操作すると走行駆動装置
7先端に連結された台車8が走行し、係止ローラ
ー6により鍋あずけフレーム4が押され、鍋1は
トラニオン軸2を中心に傾動する。
第2図は走行駆動装置7のストロークエンドで
鍋が最大に傾動した状態を示す。
排滓作業のために、傾動動作は次のように行
う。最初は適当な排滓可能な角度まで一気に傾動
し停止する。その後は、数回に分けて傾動しその
都度停止する。各停止毎にドラツガーによりスラ
グの排滓を行う。
鍋1内のスラグの除去が終了すると、走行駆動
装置7を短縮すれば、鍋1は重力により回動復帰
する。
さらに、鍋1自体が同調軸として作用するた
め、2組の走行駆動装置7に対する同調装置を不
要にできる。
(考案の効果) 以上実施例で述べた通り、本考案は (イ) 一工場の多数(20個以上)の鍋の改造が不要
で、膨大な改造費用を必要としないこと。
(ロ) 鍋と傾動装置との接続、切離しに人手を要し
ないこと。
(ハ) 鍋との接触部においてダスト等の噛み込みが
ないため動作が確実であること。
(ニ) 構造が簡単で故障が少ないこと。
(ホ) 改造による鍋の重量アツプがなく、限られた
クレーン吊荷重の制限において、鍋内の溶融金
属の量を減らし、工場の嫁動率を低減させるこ
とがないこと。
(ヘ) 係止ローラーを回転可能なローラータイプと
しているため鍋あずけフレームとの接触面の損
耗がないこと。
等、本考案の効果は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した鍋傾動装置例の正面
図、第2図は第1図の作動説明図、第3図は第1
図の矢視A−A図、第4図は第1図の平面図、第
5図、第6図、第7図は従来技術を示す図面であ
る。 1……鍋、2……トラニオン軸、3……鍋受
台、4……鍋あずけフレーム、6……係止ローラ
ー、7……走行駆動装置、8……台車。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鍋1をトラニオン軸2を介し、鍋受台3で傾動
    可能に支持し、該鍋1の下方側に台車8を配設
    し、該台車8を走行駆動装置7により移動可能と
    し、前記鍋1のトラニオン軸2下方側に鍋あずけ
    フレーム4を設け、該鍋あずけフレーム4と当接
    可能に、前記台車8に係止ローラー6を配設して
    なることを特徴とする鍋傾動装置。
JP18099185U 1985-11-25 1985-11-25 Expired JPH0133271Y2 (ja)

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JP18099185U JPH0133271Y2 (ja) 1985-11-25 1985-11-25

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JP18099185U JPH0133271Y2 (ja) 1985-11-25 1985-11-25

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JPS6292063U JPS6292063U (ja) 1987-06-12
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JP7311763B2 (ja) * 2019-08-08 2023-07-20 日本製鉄株式会社 鍋受け構造

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