JPH0133208B2 - - Google Patents

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JPH0133208B2
JPH0133208B2 JP61249766A JP24976686A JPH0133208B2 JP H0133208 B2 JPH0133208 B2 JP H0133208B2 JP 61249766 A JP61249766 A JP 61249766A JP 24976686 A JP24976686 A JP 24976686A JP H0133208 B2 JPH0133208 B2 JP H0133208B2
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waste gas
evaporative cooler
cleaning
purification method
liquid
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Fuatsuteinga Fuorukeru
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Ciba Geigy AG
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Publication of JPH0133208B2 publication Critical patent/JPH0133208B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/34Chemical or biological purification of waste gases
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23JREMOVAL OR TREATMENT OF COMBUSTION PRODUCTS OR COMBUSTION RESIDUES; FLUES 
    • F23J15/00Arrangements of devices for treating smoke or fumes
    • F23J15/02Arrangements of devices for treating smoke or fumes of purifiers, e.g. for removing noxious material
    • F23J15/04Arrangements of devices for treating smoke or fumes of purifiers, e.g. for removing noxious material using washing fluids
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23JREMOVAL OR TREATMENT OF COMBUSTION PRODUCTS OR COMBUSTION RESIDUES; FLUES 
    • F23J2900/00Special arrangements for conducting or purifying combustion fumes; Treatment of fumes or ashes
    • F23J2900/15004Preventing plume emission at chimney outlet

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、工業用炉、とくにごみ焼却装置の廃
ガスの浄化法に関する。
本発明に従つた浄化法では、工業用炉、とくに
ごみ焼却装置の廃ガスが酸性、中性及び塩基性の
有害物質をガス状又は固体の形で或は霧として含
む場合に、そしてとくに熱エネルギーを前もつて
回収した後に、この廃ガスはその少くとも実質的
な部分から固体の有害物質(汚染物質)を除去す
る乾式浄化器に送り、又湿式洗浄装置に接続した
蒸発冷却器を通し、前記湿式洗浄装置の洗浄液体
はスラツジ分離器(シツクナ)により有害物質懸
濁液を排除して循環管に導き、前記スラツジ分離
器から有害物質懸濁液をもどし導管により前記蒸
発冷却器に導き、この蒸発冷却器の混合空間内で
熱廃ガスと混合する。廃ガスからの熱エネルギー
の除去は好ましくは蒸発冷却器に入れる間に、間
接熱交換器で廃ガスにより間接的に加熱する蒸発
器で行う。
〔従来の技術〕
溶融非鉄金属、特に溶融アルミニウムの処理の
ための工業用炉からの廃ガスの浄化を行う前記し
たような装置はドイツ国エツセン市のガスライニ
グングス・ウンド・バツサーリユツクキユールア
ンラーゲン(Gasreinigungs−und
Wasserruckkuhlanlagen)社のゴツトフリー
ト・ビシヨツフ(Gottfried Bischoff)によるド
イツ特許第2408222号明細書に記載されている。
溶融アルミニウム及び類似の溶融非鉄金属から
の廃ガスはわずかな量のふつ化水素酸及び塩酸を
含みしかも湿式洗浄の廃水中のこれ等の量はPH値
が4以上で6.5以上になることが多い。これに対
してごみ焼却装置からの廃ガスは、多量の塩化水
素を含み、とくにポリ塩化ビニル廃棄物の燃焼の
場合には塩化水素成分が多く、又とくにSO2成分
も多い。さらに最初に出てくるほこりのような成
分はアルミニウム融解炉からの廃ガスの場合より
はるかに多い。
従つてビシヨツフの装置(ドイツ特許第
2408222号明細書)では乾式浄化器として、静電
式浄化器(電気式フイルタ)と機械的浄化器(サ
イクロン集じん機)とを自由に選択できる。酸性
成分の含量の高い廃ガスの公知の浄化法ではたと
えばドイツ国ケルン市のバルター(Walther)株
式会社のドイツ特許第2431130号明細書に記載さ
れるように、前記の場合とは異り、常に高価な静
電式乾式浄化器の使用が必要である。電気式フイ
ルタでの浄化に先だつてこの公知の方法では煙道
ガスを先ずできるだけ濃厚にしこの浄化法の1つ
の操作で取つた塩溶液とこの塩溶液を煙道ガスを
入れた噴射乾燥器(蒸発冷却器)内へ噴射するこ
とにより混合し、この煙道ガス−塩溶液混合物を
蒸発させる。次でごみ成分の分離を電気式フイル
タで行う。
湿式洗浄装置ではバルダーの方法が主としてア
ルカリ、とくにナトリウムイオン及びアンモニウ
ムイオンを含む洗浄液体の場合に有用で、湿式洗
浄装置で蒸発冷却器(噴射乾燥器)にもどす濃縮
した塩溶液がこのようにして得られる。
エス・アイ・タウブ(S.I.Taub)〔イー・ア
イ・デユポン・ド・ネモア(E.I.Dupont de
Nemours)社〕を発明者とする米国特許第
3929963号明細書による別の公知の方法は、同様
に蒸発冷却器とその後方に連結した有害な固体分
離器たとえば袋フイルタ(バクハウス)又は類似
の布フイルタとを使用する。このようなフイルタ
は固体の有害物質を廃ガスからできるだけ十分に
除去してスラツジ分離器の必要をなくする。この
ようにして固体の有害物質を実質的に除いた洗浄
装置の廃ガスは洗浄溶液により処理する。この洗
浄溶液のPH値は、洗浄装置内又は洗浄装置から蒸
発冷却器へのもどり管内で塩生成薬品を加えるこ
とにより、ガス状の酸又は洗浄液体によつて取除
かれた塩基性の有害物質によつて水溶性の又は水
に不溶性の塩を生成するように調製できる。この
ようにして得られる溶液又は懸濁液は蒸発冷却器
にもどし、この冷却器で廃ガスと混合する。この
廃ガスは蒸発冷却器中でなお露点(混合物の)以
上の温度に冷却して固体の塩を分離する。
この公知の方法には、その実施のための装置と
経済的に極めて高い望ましくない量の薬品を消費
するために、コスト高になるという欠点がある。
ドイツ特許第2408222号明細書(ビシヨツフ)
の装置では、とくに塩化ナトリウム又は塩化カリ
ウムのような塩で覆つたアルミニウム融解物から
の廃ガスを400℃よりはるかに高い温度通常800な
いし1000℃の温度で直接蒸発冷却器内に導入す
る。この蒸発冷却器では熱い廃ガスは、この方法
の比較的後の段階で取出されこの冷却器に噴射す
る水性の有害物質懸濁液から極めて多量の水を受
ける。この水量は次に行う湿式洗浄でさらに水を
吸収することによりさらに多くなる。廃ガスによ
り吸収する水の全量により、第1に浄化しようと
するガス容積の著しい増加と共に洗浄装置の実質
的に費用のかかる増大と、第2に浄化した廃ガス
を大気に放出する煙突の出口における望ましくな
い濃い水蒸気凝縮煙霧の生成とを伴う。
HCl、HBr、H2F2、Cl2、Br2、及びSO2のよう
なガス状有害物質と共に廃ガスからの硫酸のミス
トを除去することがとくに湿式洗浄の課題である
が、さらにガス冷却することも湿式洗浄の重要な
機能であり、これによつてタール状の先ずガス生
成物質と塩状物質とを凝縮させ引続いて折出する
ようにする。
しかしこの場合湿式洗浄装置の種々の洗浄段や
スラツジ分離器の壁への頻繁な堆積が生ずる。こ
の堆積はこれ等の壁と湿式洗浄装置の排出管とに
スケールを形成する。洗浄装置全体の働きは長期
の運転では処理量の増加に伴つて損われる。生成
するスケールは、たとえば石こう、石灰、金属塩
及びその他の固体物質から成つている。
前記したようなすべての公知の装置にはさら
に、熱い廃ガス(温度が120℃以上)とこの廃ガ
スに洗浄装置からもどして噴射する洗浄液体とこ
の洗浄液体から蒸発する水蒸気とに接触する蒸発
冷却器の壁が、とくに経済的な理由で鉄から作つ
た壁の場合に厳しく腐蝕するという共通の欠点が
ある。このような壁は多くは寿命が1年ないし最
高2年である。
この問題は、シエル・インターナシヨナル・リ
サーチ・マートシヤピー・ベー・フアウ(Shell
International Research Maatschappij B.V)に
よるドイツ特許第2746975号明細書から公知であ
り、この特許明細書によればこの問題点は、腐蝕
のおそれのある壁に対し粒子を含まない浄化した
常温の不活性ガスのような生産ガスを相応して導
入することにより不活性ガスの遮蔽を形成するよ
うにして解決される。この不活性ガスは導入した
高温廃ガスとこの熱ガスに同時に加える水性の微
粒子懸濁液とが腐蝕を受ける壁に接触するのを妨
げる。
所要の高度に浄化された不活性ガスの製造及び
導入には、装置自体で十分に清浄なかつ十分に低
い温度の不活性ガスを生産できるときにも、配
管、ポンプ等のような多数の付加的な機器を必要
とするのはもちろんである。
〔発明の目的並びにその構成及び作用効果の説明〕
本発明の目的は、とくに鉄で作つた蒸発冷却器
の壁に生ずる腐蝕を著しく防いで蒸発冷却器の寿
命を実質的に向上させる方法を提供しようとする
にある。
さらに本発明の目的は、廃ガスの含有エネルギ
ーの大部分を従来の方法でたとえば蒸気ボイラの
間接的熱放出により前もつて利用することによつ
て、透明で汚れが少く容易に処理できる廃ガスを
生ずる廃ガス浄化方法を提供するにある。
さらに本発明ではとくに湿式洗浄における浄化
装置の化学薬品所要量を前記した公知の方法によ
るよりも少くし、とくに湿式洗浄装置のスケール
の生成をできるだけ抑制する。
本発明に従えば、廃ガスと循環した汚染物質の
懸濁液又は溶液から成る混合物に接触し、常温で
酸性のこのような混合物により腐蝕する材料から
成る蒸発冷却器の壁を外部から露点以上の温度に
加熱することにより、前記した課題を解決し前記
した目的を達成することができる。
すなわちスラツジ分離器から再循環してくる有
害物質懸濁液を蒸発冷却器の混合空間に噴射する
ときに同空間が露点以上の温度になる十分に高い
温度の熱発ガスが導入されるとしてもこの混合物
に接触する蒸発冷却器の壁には熱絶縁被覆が生成
し、この被覆を経て混合空間の内部から低温に対
応する冷い壁に強い腐蝕作用を及ぼすことが分つ
た。蒸発冷却器の壁のこのような腐蝕は、この蒸
発冷却器壁を外部から加熱することにより意外に
もほとんど又は全く生じなくなる。
この壁の加熱は、この壁を囲む加熱ユニツト、
例えば蒸気ジヤケツト又はその内部に設けた蒸気
コイル管により行うことができる。この場合加熱
気体として場合により廃ガス自体を使つてもよ
い。この廃ガスにより先ず対応する一層高い温度
に蒸発冷却器の加熱ユニツトを介して高め、次い
でこの廃ガスを冷却器混合空間内に導く。このよ
うにして耐蝕性の壁を持つ高価な蒸発冷却器を設
けなくてもよいことになる。
本発明による浄化法の実施に当たつてはスラツ
ジ分離器内とこの分離器のすぐ前に連結した湿式
洗浄装置のガス洗浄段内との液相のPH値は4以下
に保つのがよい。
湿式洗浄装置の前記した装置を4以下のPH範囲
で操作すると、洗浄装置及びスラツジ分離器に前
記の望ましくないスケール生成が大体又は全く避
けられる。
乾式浄化器としては、例えば機械的集じん機、
特に廃ガスから固体片を除くのに遠心力の作用を
利用するサイクロン集じん機を使用することがで
きる。しかしこの集じん機では固体物質の成分
(金属酸化物及び類似物)の1部を乾式浄化器か
ら湿式洗浄装置に導入する廃ガス内にそのままに
放置するのがよい。又乾式浄化器の壁も同じよう
に外部から加熱する。このようにして又この場合
特別の耐蝕手段が省かれ、この等の壁を鉄又は鋼
から作ることができる。
蒸発冷却器に導入する有害物質懸濁液の量はこ
の懸濁液のPH値を考慮して、この懸濁液で処理す
る、乾式浄化器通過廃ガス中になお残る酸性有害
物質の成分が次に行う湿式洗浄で有害物質懸濁液
を4以下のPH値に保つような濃度になるようにす
るだけでよい。
蒸発冷却器内に導入する有害物質懸濁液の液相
の揮発性成分は、少くとも70重量%、とくに少な
くとも90重量%になる。
とくに湿式洗浄装置の最後の洗浄段とこの洗浄
段のすぐ後に連結したスラツジ分離器との中の洗
浄液体のPH値は1以上、なるべくは2〜3.5に保
つ。化学薬品はこのPH値に調整し節約することに
よつて、乾式浄化器を通過する廃ガスから、この
廃ガス中に残る有害物質の成分(たとえば金属酸
化物)が塩基性化学薬品(たとえばソーダ液)を
使わないで又はわずかな量を使つて洗浄液体のPH
値を所望のPH値範囲に保つのに十分なように固形
有害物質のこのような成分だけを分離する。
1つ又は複数の洗浄段を経てスラツジ分離器を
通り循環管に導く洗浄液体のPH値は一般に4以下
のPH値に保たなければならないが、スラツジ分離
器から排出され蒸発冷却器に導入する有害物質の
懸濁液又は溶液は4以上のPH値にしてもよい。た
だし蒸発冷却器の混合室内に生じこの蒸発冷却器
の壁に接触する有害物質含有液体及び廃ガスの混
合物は水との接触によりふたたび酸性のPHを持つ
ようになり、すなわち蒸発冷却器内にもどす液体
のPH値は廃ガスの酸性有害物質の濃度による。
装置から出る廃ガス中の酸性の有害物質に対す
る循環洗浄液体の吸収能力がこのようにして制約
を受けて低下する結果として、洗浄過程中にこの
洗浄液体の酸性化が増すことにより増大する酸性
有害物質濃度がこの装置の運転のために規定する
限界値以下に留まるように、PH値はとくに4より
低くただしこの場合1以上にしなければならな
い。この限界値はこの値自体としては通常、大気
に放出する廃ガス中の酸性有害物質を場合により
規定の前記した最低値よりできるだけ低くする必
要がある。
さらに蒸発冷却器、乾式浄化器及び湿式洗浄装
置を使用する本発明による処置の組合わせは、蒸
発冷却器内に有害物質懸濁液を噴射することによ
り、微細なごみ粒子の凝集による廃ガスからの水
不溶性の主ごみの分離とこれに続く乾式浄化器内
の分離とを、湿式洗浄装置の洗浄液体が極めて清
浄な状態になるように高めるという予想外の結果
をもたらす。従つてスラツジ分離器ではわずかな
有害物質成分を含む極めて薄いスラツジ相(有害
物質懸濁液)が生ずる。この場合蒸発冷却器内の
噴射の作用を妨げない。この理由は、このように
して前記の効果が得られるからである。たとえば
真水の噴射によつても凝集が十分に得られる。
このもどし効果は、洗浄液体が極めて清浄な状
態を保ち、とくに良好な送りができ充てん層を持
つ湿式洗浄装置塔とX分離器とで障害のない運転
に使うことができ、従つて行れたスラツジ相及び
廃ガスにより詰まりを生ずることもなく、従来使
われている方法からは考えられないような大きな
効果を奏する。
前記した有害物質懸濁液は工業的にはスラツジ
とも称する。この場合後に詳述する固体有害物質
の水性懸濁液又は液状の水不溶性有害物質の水性
乳濁液或はこのような懸濁液及び乳濁液から成る
水性の混合液が問題である。これ等の液の粘度は
比較的低く、又その濃度は、とくに1〜約1.3
g/mlである。
有害物質が水溶性である限り、この有害物質は
有害物質懸濁液の水性相の内において溶解状態に
ある。飽和することにより水溶性有害物質の余剰
分が懸濁する。
工業廃ガスから本発明方法により浄化除去しよ
うとする有害物質は、電気式フイルタによる普通
の乾式煙道ガス浄化によつて捕捉でき電気式フイ
ルタ内の温度で十分に大きいごみ粒子又は霧状粒
子に凝結する有害物質だけでなくて、また油又は
タール状物質があり又煙道ガス中に含まれる金属
酸化物又は塩がある。これ等は廃ガスが工場の煙
突から出る冷却するときだけエーロゾルを生成
し、外気を汚すようになる。さらにHCl、H2F2
又はSO2のような有害ガスがある。これ等の有害
ガスはすべて電気式フイルタでは分離できない。
蒸発冷却器(又は噴射乾燥器)としてはたとえ
ばデンマークのコペンハーゲン市のニロ・アトマ
イザー・リミテツド(NIRO Atomizen Ltd.)
製のような又1966年2月刊行のフツド・エンジニ
アリング(Food Engineering)第83項ないし86
項に記載してあるような噴霧乾燥器を使うことが
できる。この噴霧乾燥器は、貫流する廃ガス中に
有害物質懸濁液を噴射する混合室又は類似の空間
を備えている。
乾式浄化器としては前記したように機械式集じ
ん機たとえば公知の構造のサイクロン集じん機を
使う。この集じん機では公知の方法とは異つて電
気式フイルタ(静電式集じん機)又は袋フイルタ
(バグハウス)を必要としない。
湿式洗浄装置(スクラバー)に対しては、とく
にスイスのチユーリツヒ市のフツテン通り
36.8006の出版VFWL(水及び空気の衛生協会)か
ら1976年12月発行の『空気衛生会議1976年』第3
巻のフアツテインガー(Fattinger)、シユミツツ
(Schmitz)及びシユナイダー(Schneider)を著
者とする刊行第107号の『廃ガス浄化技術』(その
第1図ないし第4図参照)に記載してあるように
少なくとも1組の煙道ガス清浄塔を持つ設備を使
うことができる。
とくにこのような塔は前記したX分離器と共に
使うのが好適である。
浄化装置から浄化廃ガスと共に放出する水量に
対する補充として湿式洗浄装置に加える水は真水
又は廃水を使い、従つて湿式洗浄装置の種種の場
所で一方では真水として他方では廃水として、或
は前記した固体有害物質の水性懸濁液又は液体有
害物質の水性乳濁液として或はこれ等の両方の液
として導入することができる。
洗浄液体からの有害物質懸濁液の分離は、この
場合簡単化のためにスラツジ分離器として示した
分離装置で行う。このスラツジ分離装置は、ドイ
ツ特許第2408222号明細書にシツクナーとして示
された装置の代わりになる。この場合ユルク・シ
ユナイダー(Jurg Schneider)の作つた新式の
スラツジ分離器を使うのが有利である。この分離
器の構造及び操作方式についてはさらに後述す
る。
とくに蒸発冷却器の混合空間内で廃ガスは有害
物質懸濁液と共に滞留時間は少くとも2秒にする
のが好ましい。
2秒未満の滞留時間では、すなわち極めて小さ
い混合空間では微細な有害物質片は大きな粒子に
は十分凝集しない。この場合にもしかし乾式浄化
器内で満足できる分離を行おうとすればこの凝集
は必要である。蒸発冷却器では噴射した有害物質
懸濁液(スラツジ)が廃ガスから細かいごみ成分
を受けるのに十分な時間滞留しなければならな
い。又滞留時間が極めて短くても、なお湿つた粒
子が蒸発冷却器の混合空間の壁に遅するので、こ
の混合空間の下壁部分で塩の焼付き及び結晶生成
が起こり得る。
又等しい廃ガス量に対しこの量に対応するだけ
の浄化方法の改良をしないで一層長い滞留時間を
得ようとすると、蒸発冷却器は一層大きくし且つ
一層費用をかけた設計にしなければならない。従
つてあまり大きい蒸発冷却器は経済的には好まし
くない。
操作に当たつては乾式浄化器(例えばサイクロ
ン集じん機)内の廃ガスの温度は、各酸露点以上
に温度をあまり高くしないでエネルギーを節約す
るように蒸発冷却器内に対応する量の有害物質懸
濁液を送入することにより200℃以下、好ましく
は170℃以下に保つ。露点は蒸発冷却器内の低い
正圧(0.1ないし0.5バール)では塩酸に対しては
約120℃であり亜硫酸に対しては約160℃である。
乾式浄化器内の廃ガスの温度が170℃を越える
と、浄化器内で分離しようとする有害物質の固体
粒子又は液滴の凝結が通常十分ではない。
廃ガスが高過ぎる温度、例えば200℃、更に好
ましくは170℃を超える温度で乾式浄化器を出る
と、次工程の洗浄装置において使用する洗浄液か
ら極めて多量の水が蒸発し、廃ガスに伴なわれて
廃ガスに同伴されそして浄化装置から放出する。
そして有害物質懸濁液中の有害物質濃度は極めて
高くなり従つて洗浄液体は著しく汚れる。この場
合この洗浄液体を洗浄装置を経て循環させてもど
すと、洗浄装置による浄化作用が不充分になる。
この洗浄液体は塩が過飽和にもなり、従つて洗浄
装置で塩が晶出し場合によりその洗浄装置が詰ま
ることもある。
好ましくは浄化しようとする廃ガスは、この廃
ガスを蒸発冷却器の混合区域に送入する時に、温
度が150℃〜400℃の範囲になる。これ等の温度は
120℃〜170℃の流出温度に対応する。
蒸発冷却器に供給する廃ガスの温度が150℃未
満では、水の露点以上の温度に保つために、即ち
蒸発冷却器の壁面への汚染物質の凝結及び付着を
防止するために、蒸発冷却器の前記混合室を加熱
するのに要するエネルギー消費が一般に高くなり
過ぎて装置を経済的に運転できなくなるおそれが
ある。
蒸発冷却器に導入する廃ガスの温度が400℃を
超えると、装置の出口における浄化廃ガスの出口
温度が高くなり過ぎる。廃ガスの出口温度が高く
なると吸収水量を多くすることが必要となり、そ
の結果としてプラントの内部熱交換系が極めて大
きく設計することが必要となる。蒸発冷却器にお
いて処理される廃ガスに対する400℃の上限温度
限界で、洗浄装置の洗浄液循環と組み合された熱
交換系は既に70〜80℃、即ち、過剰な加圧下では
なく操作さているプラントの洗浄液の沸点によつ
て支えられる理論的限界に既に可成り近い温度で
運転されている。蒸発冷却器で処理する廃ガスの
400℃温度上限では、湿式洗浄装置の洗浄液体循
環管に連結した熱交換器は約70℃〜80℃で作用
し、従つて正圧を生じないで作用する浄化装置に
対する洗浄液体の沸点により与えられる理論的限
界にすでにかなり近い。
蒸発冷却器の混合空間内の廃ガスの前記した最
低滞留時間は(2秒)により又乾式浄化器内の廃
ガスの温度を170℃以下に保つことにより、150℃
〜400℃の前記した範囲の導入温度でとくに満足
できる廃ガス浄化が達成できる。
本発明浄化法の好適とする実施には、スラツジ
分離器とこれにすぐ前方に連結した湿式洗浄装置
ガス洗浄段又は各洗浄段との中の液体のPH値を4
以下にして、ソーダ液のような塩基性中和剤を洗
浄液体に全く又は極めてわずかしか加えないか或
はたとえば石灰乳を有害物質懸濁液に加える。し
かしたとえばドイツケルン市のパルター株式会社
によるドイツ特許第2431130号明細書に記載して
ある公知の方法では、廃ガスの酸性成分とくに
SO2は対応するとくに水溶性の塩のアルカリ性溶
液との化学反応によつて十分に中和させなければ
ならない。この公知の方法では循環管内に導く液
体のPH値は4.0〜7.8に、但し実際問題として酸性
成分量は極めて少いときだけはPH6.5以下にする
が、原則としては6.5〜7.5に保たなければならな
い。すなわちこの場合塩基性剤の費用が著しくか
かる。しかし4以上のPH値で操作すると本発明浄
化法ではとくに湿式洗浄装置における沈澱の析出
が浄化装置全体を詰まらせるような量で生ずるよ
うになる。
本発明浄化法では操作は、とくにスラツジ分離
器とそのすぐ前方に連結した洗浄段との中では2
以下のPH値の強い酸性洗浄液体で実施されアルカ
リ性化学薬品の費用が節約できる。
浄化しようとする廃ガスのHCl及びSO2の成分
が高い(2g/Nm3以上のHCl+SO2)ときだ
け、スラリ分離器から蒸発冷却器の噴射ノズルに
もどす有害物質の濃度はこの蒸発冷却器に入れる
前に、2〜4のPHまで部分的に中和する。この懸
濁液はこの場合機分アルカリ性にしてもよいが、
その度合はこの懸濁液が後で洗浄装置内で廃ガス
の酸性有害物質の成分によりふたたび酸性(4よ
り低いPH)になるだけのアルカリ性である。
浄化しようとする廃ガスに接触する蒸発冷却器
(噴射蒸発器)の混合区域内壁の温度は、この蒸
発冷却器の好適とする固有の構造ではこの内壁の
外側に沿つて流れる熱廃ガスによるこの内壁外側
の加熱によつて、前記の壁に有害ガスの凝結が全
く起こらないような温度に保たれる。この凝結
は、とくに腐蝕の問題を生じ特定の耐蝕性材料を
使わなければならなくなり、さらに蒸発冷却器及
び乾燥浄化器内でできるだけ乾燥した有害物質粒
子が生成するのを妨げる。
この温度制御はしかし又、加熱蒸気による混合
空間の前記の壁の間接加熱によつても実施でき
る。又とくに機械式集じん機とくにサイクロンに
対し乾式浄化器のジヤケツトを使い間接加熱を行
いこの浄化器で腐蝕性の有害物質とくに塩酸又は
硫酸の凝結を防ぐのが有利である。
前記した本発明による3つの処置、即ち、蒸発
冷却器の壁の加熱と、4以下のPH値による酸性洗
浄と、蒸発冷却器内にもどす有害物質懸濁液の液
相の揮発性成分を少なくとも70重量%、とくに90
重量%又はそれ以上にすることとの組合わせよつ
て、前記したように蒸発冷却器に腐蝕性材料とく
に鉄から作つた壁を使いこの壁の寿命を2年以上
にすることができる。この場合湿式洗浄装置をこ
の新規の方法ではプラスチツク材から作ることが
できる。
蒸発冷却器及び乾式浄化器の廃ガスに接触する
壁は、流入ガスが噴射した有害物質懸濁液と十分
に混合した後に廃ガス中に断熱的に生ずる温度に
等しいか又はそれ以上に保たれるように強く加熱
することが好ましい。
この場合前記した蒸発冷却器の混合空間の浄化
しようとする廃ガスに接触する壁の温度と機械式
集じん機の相応する壁の温度とは、廃ガスと噴射
した有害物質懸濁液(スラツジ)とから成る混合
物中の酸の露点より5℃以上だけ高く保つのが有
利である。
この場合、蒸発冷却器内の廃ガスの滞留時間を
3〜7秒として又機械式集じん機(サイクロン)
内の廃ガス温度を140℃〜150℃に保ときは、とく
によい成積が得られる。
湿式洗浄装置を経て流れるガスの速度を1m/
秒以上にすることにより、湿式洗浄装置に充てん
層を詰めた洗浄塔を使うのが有利であり、この場
合充てん層はとくに針形充てん物〔チユーリツヒ
市の水及び空気の衛生協会の前記の記述
(VFWL)の第7図参照〕から構成する。この場
合廃ガスの貫流する洗浄塔の自由断面はガス速度
が1m/秒以上になるように選ぶ。
さらに湿式洗浄装置(スクラバー)は5〜60ミ
リバール、とくに10〜30ミリバールのガス抵抗を
持つ湿式機械的エーロゾル分離器を備えるのが有
利である。エーロゾル分離器としてはとくに、同
様にチユーリツヒ市の前記した公開のVFWLに
記載してある(第2図及び第3図)x−分離器を
使うのが好ましい。
先ず機械式集じん機の後方に連続したガス洗浄
段を貫流する循環液体の50容積%以上をスラツジ
分離器(シツクナ)の沈降槽を経て導くのがよい
がとくに70〜100%を導くのが有利である。この
場合スラツジ分離器の沈降槽内の液体の滞留時間
はとくにそれぞれこの沈降槽の大きさに従つて1
〜8分であり、とくに3〜5分にするのが有利で
ある。
浄化装置から廃ガスと共に放出する水の補給に
約立てる廃水は、ごみ焼却装置からのスラグ消火
水を優先的に使う。この廃水は洗浄液体循環管内
にとくにスラツジ分離器内に導入する。
湿式洗浄装置の洗浄液体循環管には、洗浄液体
を冷却する熱交換器を設ける。そして洗浄液体か
ら吸収した熱は好ましくは熱ポンプ装置内で第2
の熱交換器を介して給気に与える。この給気はこ
のようにして加熱され次で本浄化装置の煙突内で
浄化廃ガスにその希釈のために混合する。
場合により前記したように部分的に中和するた
めに蒸発冷却器にスラツジ分離器から導入しよう
とする有害物質懸濁液は又、結合剤又はこの懸濁
液中に存在する有害物質の固相の塩を結合しこれ
と同時にとくに雨水に溶解する化学薬品たとえば
水ガラスのようなけい酸塩、或はこれ等の両方を
加えてもよい。
〔実施例〕
以下本発明による廃ガス浄化法の実施例を添付
図面について詳細に説明する。
第1図に示すように、本発明に用いる浄化装置
は、絶縁被覆17により外壁を覆れた蒸発冷却器
1を備えている。蒸発冷却器1はその内部に円筒
状隔離壁18を備えている。隔離壁18は、混合
室100とこれを囲む外側の環状室101とを分
離する。外側の環状室101には本浄化装置の浄
化しようとする廃ガスを導くために廃ガス導入管
11を連結してある。円筒状隔離壁18はその上
端部に、混合室100を外側環状室101に自由
に連通させる通路を設けてある。混合室100は
上端部に噴霧ノズル19を設けてあり、噴射ノズ
ル19から混合室100の内部に液体を噴霧する
ことができる。混合室100の下部領域からサイ
クロン集じん機2に廃ガス排出管12を導いてあ
る。廃ガス排出管12の外部壁面とサイクロン集
じん機2の外壁は蒸気ジヤケツト20におおわれ
ている。蒸気ジヤケツト20内にはサイクロン集
じん機2及び廃ガス排出管12の加熱用の半円筒
管23をらせん状に設けてある。混合室100の
下端部には排出導管15を、環状室101の下端
部には排出導管14を、そして集じん機2の下端
部には排出導管24をそれぞれ設けてある。この
ようにして廃ガスからの分離物を固体又は液体の
濃厚な状態で蒸発冷却機1又はサイクロン集じん
機2からダスト収容溶器9内に排出することがで
きる。
好ましくは、この排出は断続的に行われ、それ
ぞれ各排出導管14,15,24に設けられた弁
71,72,74により制御する。半円筒管23
の加熱は、水蒸気ライン231により導いた加熱
蒸発で行う。半円筒管23内に生成する凝縮水
は、凝縮水溜め233に通ずる凝縮水排出管23
2により排出する。
集じん機2の上部領域から洗浄塔3の中間領域
にガス移送管22を導いてある。
塔3の中間領域は、横格子34上に載せた充て
ん物層31を充填してある。洗浄塔3には充ても
物層31の上方に噴射ノズル131を設けてあ
る。噴射ノズルる131は充てん物層31への噴
霧のために液循環管33から洗浄液体を送る。洗
浄塔3の上部部分ではその上方にエーロゾル分離
器35、とくにX分離器を設けてある。分離器3
5のスリツト壁135にはスプレーノズル133
によつて洗浄液体を吹付ける。この洗浄液体はノ
ズル133に液循環管33から分岐管133aに
より導く。エーロゾル分離器35は、洗浄塔3の
内部に又スリツト壁135を経て滴分離器36に
自由に連通している。滴分離器36の前方にスプ
レーノズル136を設けてある。ノズル136の
新鮮な水補給導管90には逆止弁91を設けてあ
る。スプレーノズル136から噴霧される新鮮水
は滴分離器36の壁をミスト受器92に集まる。
ミスト受器92からこの水は導管192により洗
浄塔3内に充てん物層31の上方に流入する。滴
分離器36からは、スタツク6に開口するガス排
出管52に送風機5を経て浄化廃ガス用ガス導管
32を導き出してある。洗浄塔3の下端部には、
第5図について構造を述べる本発明のスラツジ分
離器4を設けてある。スラツジ分離器4から洗浄
液体をポンプ81により液循環管33を経て各ノ
ズル131,133に送る。
スラツジ分離器4の洗浄液で充たされた沈降槽
41はその上部には、上方及び中心方向にテーパ
のついた円錐形状の分離壁44を設けてある。
洗浄塔3内でノズル131から塔内を下方に滴
下する洗浄液体は、下向きに円すい形に中心まで
傾いた洗浄塔底部134に集まり、洗材塔底部1
34から液体流入導管42を経て流れる。液体流
入導管42は分離壁44の中央部に開口を貫いて
沈降槽41内下方に延びている。分離壁44の上
方で底部134の下方に設けた環状の空間(又は
間〓144から、浮遊スカム排出管43が逆止弁
87を経て導かれ、スラリ管13に連結してあ
る。スラリ管13は、スラツジ分離器4の沈降槽
41の下端部から逆止弁86を経て導いてある。
浮遊スカム排出管43との接続部の先でスラリ
管13に循環ポンプ82を設けてある。スラリ管
13はさらにフイルタ213をへて蒸発冷却器1
の上端部に導き噴霧ノズル19に連結してある。
噴霧ノズル19は2成分ノズルとして形成され霧
化媒質として空気又は蒸発を導管89及び止め弁
88を経て吹込むことができる。
第2図、第3図、第4図、第5図及び第6図に
は第1図の各装置構成部分を示し対応部品には第
1図の場合と同じ参照数字を使つてある。
蒸発冷却器は1は第2図、第3図及び第4図に
示した構造では円筒形の容器として形成してあ
る。浄化しようとする廃ガス用の導管11はこの
場合蒸発冷却器1の上端部に連結してある。又深
い方の位置にある多数個の各ノズル19はスラリ
管13から分岐する分岐管13aを経て環状管1
13aにより、そして高い方の位置の各ノズル1
9はスラリ管13から分岐する分岐管13bから
環状管113bによりそれぞれ液体を供給され
る。
各ノズル19は、廃ガス導管11を経て流入す
る廃ガスに対向して上向き円すい形に液をスプレ
ーする。
蒸発冷却器1の下部領域のまわりには10個のサ
イクロン集じん機2を配置してある。各集じん機
2には蒸発冷却器1下部領域から出る廃ガスを導
管12により流入させる。10個のサイクロン集じ
ん機2内で乾燥して塵埃を除いた廃ガスは、ガス
移送管22に向い横断面が次第に広がる環状導管
112に直して、環状導管112がその横断面の
広がることによつて導管22内のガス流の閉そく
を防ぐようにする。蒸発冷却器1の下端部には第
1図の実施例の場合と同様に止め弁72を設けた
有害物質集塊用排出管15を備えている。
サイクロン集じん機2の下端部は排出管114
に連結してある。排出管114は排出導管15と
共に溜め容器115に終つている。溜め容器11
5は、止め弁70を設けた導管116を経て排出
する。
廃ガス移送管22は第1図の装置の場合と同様
に水洗式の洗浄塔3に接続してある。洗浄塔3は
第1図の場合と同様に装備してある。
スラツジ分離器4の第5図に示した特定の構造
では沈降槽41と同様に液体流入導管42を備え
ている。液体流入導管42は、上方に向い円すい
形にとがり中央部に延びる沈降槽41内の分離壁
44の中央部の開口244を貫いて突出し、上端
部で下方及び中心方向に向い円すい形にテーパの
ついた洗浄塔3の底部134の流出穴234に接
続してある。
液体流入導管42はその下端部に下方外向きに
円すい形に広がり下方に開口するオリフイス付き
ロート状体142を取付けてある。ロート状体1
42では液体流入導管42の内部に対向して導管
端部に直交するそらせ板手段45を突張り46に
より固定してある。
導管42では突張り46により通気管47を中
央部に挿入してある。通気管47の開口する各端
部はその上端部が底部134の上方に又下端部が
そらせ板手段45のわずかに上方にそれぞれ終つ
ている。
沈降槽41の中間領域にはオリフイス付きロー
ト状体142のわずかに上方に出口ユニオン管4
9の入口開口48を設けてある。ユニオン管49
にはスラツジ分離器4の外側で洗浄液体用の循環
管33を連結してある。
分離壁44は、スラツジ分離器4の開口244
を囲む上部領域上に位置させた洗浄塔3の下方に
開口する端部内に突出している。この領域は環状
空間144を形成してある。スラツジ分離器4に
は2点液位調整器75に連結してある。調整器7
5の両探触子すなわち探触子76,77のうちで
下部探触子76は、沈降槽41内の液体が液位
N1になると警告を生じ、又上部探触子77は沈
降槽41内の液体が上部の限度液位N2に上がる
とアラームを発する。
スラツジ分離器4の操作は、先ず洗浄塔3から
の洗浄水が液体流入導管42を経て沈降槽41内
に流入し、ポンプ81を停止弁86を閉じること
により上部液位N2に達するまで槽41に充満す
るようにして行う。次でポンプ81を作動し弁8
6を開く。
スラツジ分離器4はこのようにして連続的に作
動する。沈降槽41の有害物質の少ない中間領域
から液循環管33により流出する洗浄液体の流出
割合(単位時間当たりの容積)と、スラリ管13
から排される沈降槽スラリ、すなわち1以上の密
度を持つスラリに富んだ有害物質懸濁液の流出割
合とは共に、流体流入導管42により沈降槽41
内に流入する洗浄液体の流入割合より少し多い。
このようにして又洗浄塔3内で廃ガスの運び去
る洗浄水部分が蒸発することによつて、沈降槽4
1内の液面は上部液位N2から下部液位N1に下降
する。液位N1に達すると液位調整器75の探触
子76がアラームを発し、弁91を開く。このよ
うにして新たな水が導管90を経て洗浄塔3内に
達し、又廃水流入管78の止め弁79により廃水
が開口244を経て沈降槽41内に直接流入す
る。この廃水としてはごみ焼却装置のスラグ消火
水を使うのが有利である。
液面はこの場合上部液位N2に達するまで沈降
槽41内でふたたび上昇し、次いで探触子77が
アラームを発し、液位調整器75、弁79及び弁
91がふたたび閉じる。
液面が液位N2まで上昇すると、液体上面に集
まる浮遊スカム(密度が1以下)の層は開口24
4から上方に押出され円すい形分離壁44の上側
に沿い下方に浮遊スカム排出管43を経て流れ出
し、スラリ管13内の沈降スラツジに合流するよ
うにする。浮遊スラツジ及び沈降スラツジが合流
して生成した有害ガス懸濁液は、ポンプ82によ
り蒸発冷却器1のノズル19に送る。
とくに導管42、液循環管33の流通断面は、
沈降スラツジ用の主排出管13の弁86を閉じる
ことにより沈降槽41から液循環管33を経て流
出するのと等量の洗浄液体が液体流入導管42を
経て沈降槽41に流入する。スラリ管13による
又ときどきはスカム排出管43による有害物質懸
濁液の取出しと共に、液体流入導管42を経て流
入する液体量を減らす洗浄塔3からの蒸発は、従
つて液位N2から液位N1への液面の下降をもたら
す。この下降は第1に弁86により影響を受け
る。
公知の分離器(ドイツ特許公告第2408222号明
細書)では有害物質の一分すなわち蒸発冷却器内
の沈降スラリ部分だけが必要であり、又浮遊スラ
リ部分を洗浄液体中にふたたびもどすが、本発明
において使用するスラツジ分離器では沈降スラツ
ジも浮遊スカムも分離される。又洗浄液体のもど
り循環は最低(密度1を持つ有害物質部分の懸濁
液)に限定される。
浮遊スカムのとくに強い落下により環状空間1
44内に特定の洗浄水導管(図示してない)を設
けてある。この導管から水を分離壁44の外面に
飛散させる。そして分離壁44に堆積する浮遊ス
カムを排出管43内に洗い流す。
液体流入導管42を経て沈降槽41内に流入す
る液体から沈降スラツジを除くことは、第1の液
体流れがそらせ板手段45で砕けて分割され、第
2にこの場合オリフイス付きロート状体の内壁に
流れ出る液体がその内方に向い広がる周囲によつ
て遅くなるようにすることがとくに必要である。
この場合沈降槽41を通る流通割合は極めて高
く、スラツジ分離器4の実際の操作では公知の装
置とは異つて毎時沈降槽容量の約8倍の量が流通
する。公知の装置では大容積の沈降槽に一層少量
の液体流れが流入するだけでありそれに対応する
少量の液体が流出するだけである。従つて等しい
量の浄化作用をするのに1回の沈降槽内容の循環
で達成するためには10倍も大きい沈降槽容積を必
要とするし又1循環ごとに1時間ないし1時間半
を必要とする。
第6図に示した実施例による装置は、酸性の有
害物成分とくにSO2ガスをとくに高濃度で含む廃
ガスの浄化に対し又スタツク6の出口に規則正し
く生ずる水蒸気凝縮水煙をできるだけ抑制しなけ
ればならない廃ガス浄化の場合に対してとくに適
している。
本廃ガス浄化装置の前記した実施例とは異つ
て、第6図に示した装置による湿式洗浄ではガス
流方向の前後に連結した2つの塔を備え、蒸発冷
却器1から流入口21を経て達するサイクロン集
じん機2からの廃ガスが先ずガス移送管22を経
て洗浄塔30に、洗浄塔30からガス導管122
を経て第2の洗浄塔103に、洗浄塔103から
専ら前記した装置の場合と同様に導管32,52
を経てスタツク6に導く。
洗浄塔30は、液溜め30aと格子34と充て
ん層31と塔上部のエーロゾル分離器35及び滴
分離器36とを備えている。洗浄塔103は同様
に溜め103aと格子を持つ充てん物層39と滴
分離器37とを備えている。洗浄液はスラツジ分
離器4からポンプ81により液循環管33を経て
先ずエーロゾル分離器35に送り分離器35によ
り第1図の実施例の場合と同様にノズル131か
ら充てん物層31に噴霧し又ノズル133からス
リツト壁135に噴霧する。
充てん物層31から洗浄液体は有害物質を含ん
で液溜め30aに流れ、凌溜め30aから流入管
42を経てスラツジ分離器4の沈降槽41に流れ
る。
スラツジ分離器4から沈降スラツジはスラリ管
13を経て又浮遊スカムはスカム排出出管43を
経てそれぞれ中和タンク7に達する。タンク7で
は有害物質懸濁液は石灰乳により少くとも部分的
に中和する。タンク7及び沈降槽41は連通管の
ように作用する。液位調節器175は、タンク7
の液面の下部液位までの下降により弁38を開き
上部液位までの液面の上昇により弁38を閉じ
る。
タンク7はさらに撹拌機80及び電動機を設け
てある。
弁38を開くと有害物質の含量の比較的少い洗
浄液体は、たとえば液循環管33、液体流入導管
42を経て循環し洗浄塔103の溜め103aか
らポンプ83により導管84を経て洗浄塔30の
滴分離器36に送られノズル136を経て噴霧す
るが、この洗浄液体の一部は導管84から分岐管
84aを経てノズル139に達し、ノズル139
から洗浄塔103の充てん物層39に噴霧する。
滴分離器36から噴霧洗浄液体が溜め92及び
導管192を経て最後に洗浄塔30の洗浄液体循
環系に達する。
洗浄塔103の溜め103a内の液面は、液面
の下部液位への降下により弁88を液面の上がる
ように制御する2点液位調節機275によつて制
御する。このようにして真水又は場合により廃ガ
ス中に高含量のSO2を含む際には薄いソーダを洗
浄液循環系内の導管85を経て導管84に入れ
る。溜め103aの上部液位に達すると、この場
合液位調節機275がふたたび弁88を閉じる。
最後にスタツク6の出口に水蒸気煙霧が生成する
と、熱交換器110でとくに100℃以上に加熱し
た空気を煙突6に吹込む。
この熱は、導管106に循環系のポンプ60に
より送る加熱液体により熱交換器110内に供給
する。加熱液体はその熱交換器10を流通し洗浄
塔30内の廃ガスにより加熱される液循環管33
の洗浄液体の熱交換器10内の熱容量又場合によ
り付加的な加熱器107からの熱量を受ける。
図示のようにガス清浄器内で落下するスラリは
反応器(蒸発冷却器)内に石灰乳を加えることに
より噴霧し、このスラリは蒸気ボイラから出る
200℃以上の熱い煙道ガスに接触するようにして
乾燥する。この蒸気ボイラで煙道ガスはその熱エ
ネルギーの大部分を受ける。細かく噴霧したスラ
リは生ガスのごみ成分の大部分を結合する。これ
により後に連結したサイクロン集じん機2の出口
ではほんのわずかなごみがガス中に含まれるだけ
である。付加的な湿式洗浄の循環液体は比較的清
浄なままになつている。その理由は蒸発冷却器1
内の最適な温度調整により又洗浄液体の調合の対
応する制御により沈降装置〔スラツジ分離器4〕
内のスラツジの全く残らない分離ができるからで
ある。
数個月の間の操作の後にも洗浄装置又は焼却装
置内に乾式浄化器〔サイクロン集じん機2〕内の
ごみにより生成する有害な外皮が全く認められな
い。
都市のごみ焼却装置の煙道ガスの浄化は、高価
な電子フイルタを必要としないで次の有利な成果
が得られる。
周囲に排出しようとする浄化廃ガスの有害物質
成分 50mg/Nm3(ガスの冷却後に測定する)以下の
ごみ成分の減少 50mg/Nm3以下の遊離塩酸 15mg/Nm3以下の全塩化物成分(Cl-として) 100mg/Nm3以下のSO2 1000ppm以下の窒素酸化物 さらに次の利点が得られる。
ガス洗浄の際に落下するスラリの乾燥と焼却装
置のスラグを含まない水の処理とのための煙道ガ
ス温度(蒸発ボイラの後)の利用 注水する灰の中の全部の分離する有害物質の破
壊 わずかな水使用量(1000Nm3の煙道ガスに対し
50Kg以下) 極めてわずかな石灰乳使用量〔1000Nm3の煙道
ガスに対し50g以下のCa(OH)2〕 エーロゾルの分離のためのX分離器の使用によ
るわずかなエネルギー費用(送風機圧力差360mm
水柱以下) 以上本発明をその実施例について詳細に説明し
たが本発明はなおその精神を逸脱しないで種々の
変化変型を行うことができるのはもちろんであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る廃ガス浄化法を実施する
浄化装置の線図的配置図、第2図は第1図の浄化
装置の実用的構造を一部を軸断面にして示す側面
図、第3図は第2図の平面図である。第4図は第
2図及び第3図の浄化装置の縮小斜視図、第5図
は第1図ないし第3図の浄化装置のスラム分離器
の好適とする構造の軸断面図、第6図は本浄化装
置の第2の実施例の配置図である。 1……蒸発冷却器、4……スラツジ分離器、1
3……スラリ管、23……半円形管、33……液
循環管、42……液体流入導管、43……スカム
排出管、44……分離壁、101……環状室、2
44……開口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 工業用炉、とくにごみ焼却装置の、酸性、中
    性及び塩基性の汚染物質をガス状又は固体の形で
    或は又霧として含む廃ガスを蒸発冷却器、次いで
    乾式浄化器で処理して、その固体汚染物質の少く
    とも実質的な部分を除去し、次に洗浄液体による
    洗浄装置において処理して浄化する廃ガス浄化方
    法であつて、前記蒸発冷却器の排出ガス温度をそ
    の露点以上に保持し洗浄装置の洗浄液体をスラツ
    ジ分離器を通して循環してスラツジ分離器で汚染
    物質の懸濁液又は溶液を抜出し、この抜出液をス
    ラツジ分離器から蒸発冷却器に供給して蒸発冷却
    器の混合空間で熱廃ガスと混合してガスと懸濁粒
    子又はその濃厚懸濁液とを蒸発冷却器の底部から
    別々に除去し、廃ガスと汚染物質の循環懸濁液又
    は溶液との混合物が接触し、かつ、室温で前記混
    合物によつて腐蝕する材料から成る蒸発冷却器の
    壁を、壁を囲む加熱ユニツトに加熱媒体を通すこ
    とによつて露点以上の温度に加熱することを特徴
    とする廃ガス浄化法。 2 壁の加熱用の熱媒体が、対応する高い温度で
    先ず蒸発冷却器の加熱ユニツトを経て次でこの蒸
    発冷却器の混合空間に導かれる浄化しようとする
    廃ガスである特許請求の範囲第1項に記載の浄化
    法。 3 スラツジ分離器とこの分離器にすぐ上流の洗
    浄装置のガス洗浄段の各段における液相のPH値を
    4以下に保持する特許請求の範囲第1項に記載の
    浄化法。 4 固体汚染物質の一部を乾式浄化器で機械的に
    除去し、廃ガス中に残存した固体部分を乾式浄化
    器から洗浄装置に導く特許請求の範囲第1項に記
    載の浄化法。 5 使用する乾式浄化器が廃ガスから固体片の汚
    染物質を遠心力で除去するサイクロン集じん機で
    ある特許請求の範囲第4項に記載の浄化法。 6 乾式浄化器の壁を外部から加熱する特許請求
    の範囲第1項に記載の方法。 7 蒸発冷却器に導入する汚染物質懸濁液の量
    が、その懸濁液のPH値を考慮して、懸濁液で処理
    され乾式浄化器を通る廃ガス中に残存する酸性汚
    染物質の含量が下流の洗浄装置において4以下の
    PH値を持つ有害物質懸濁液を与えるに十分高くな
    るような量にする特許請求の範囲第1項に記載の
    浄化法。 8 蒸発冷却器に導入する汚染物質懸濁液の液相
    の揮発性成分の割合が少なくとも70重量%である
    特許請求の範囲第7項に記載の浄化法。 9 洗浄装置の最後の洗浄段及びこの洗浄段にす
    ぐ下流のスラツジ分離器の洗浄液体PH値を1以上
    に保つ特許請求の範囲第8項に記載の浄化法。 10 蒸発冷却器中に導入する汚染物質懸濁液の
    液相中の揮発性成分の割合が少なくとも90重量%
    であり、洗浄装置の最後の洗浄段及びこの洗浄段
    のすぐ下流のスラツジ分離器の洗浄液体をPH値を
    2〜3.5の範囲に保つ特許請求の範囲第9項に記
    載の浄化法。 11 乾式浄化器の廃ガスの温度が150℃以下に
    保つ特許請求の範囲第1項〜第10項のいずれか
    1項に記載の浄化法。 12 蒸発冷却器の混合空間内の廃ガスの滞留時
    間を3〜7秒に保つ特許請求の範囲第1項に記載
    の浄化法。 13 洗浄装置にガス洗浄段が針状ユニツトの充
    てん層を有する洗浄塔によつて形成され、そして
    廃ガスが充てん層を流通する速度を充てん物を詰
    める前の洗浄塔の自由横断面に対して1m/sec
    以上に保つ特許請求の範囲第1項に記載の浄化
    法。 14 洗浄装置に50〜60ミリバールのガス抵抗を
    持つ湿式機械的エーロゾル分離器を用いる特許請
    求の範囲第1項に記載の浄化法。 15 エーロゾル分離器ガス抵抗が10〜30ミリバ
    ールである特許請求の範囲第14項に記載の浄化
    法。 16 エーロゾル分離器としてX分離器を使用す
    る特許請求の範囲第15項に記載の浄化法。 17 蒸発冷却器の混合空間内の廃ガスの滞留時
    間が少なくとも2秒である特許請求の範囲第1項
    に記載の浄化法。 18 浄化しようとする廃ガスを蒸発冷却器の混
    合空間内へ150℃〜400℃の範囲の温度で導入する
    特許請求の範囲第1項に記載の浄化法。 19 乾式浄化器内の廃ガスの温度を170℃以下
    に保つのに、混合空間中に連続的に供給する汚染
    物質懸濁液の量が十分になるようにする特許請求
    の範囲第18項に記載の浄化法。 20 スラツジ分離器及びそのすぐ上流の各洗浄
    段の洗浄液体のPH値を2以下に保つ特許請求の範
    囲第1項に記載の浄化法。 21 浄化しようとする廃ガスのHCl及びSO2
    量が2g/Nm3以上(HCl+SO2)の場合に、ス
    ラツジ分離器から蒸発冷却器の注入ノズルに循環
    する汚染物質懸濁液を蒸発冷却器に注入する前に
    中和し又は幾分アルカリ性(但し、後工程で廃ガ
    ス中の酸性汚染物質により洗浄器内で前記懸濁液
    のPH値がふたたび4より低い値になるようなアル
    カリ性)にする特許請求の範囲第1項に記載の浄
    化法。 22 廃ガスと接触する蒸発冷却器及び乾式浄化
    器の壁を、廃ガスが混合空間中に噴射される汚染
    物質懸濁液と混合空間で完全に混合された後に、
    廃ガスに断熱的に生ずる温度と同じか又はこの温
    度以上に保つ特許請求の範囲第1項に記載の浄化
    法。 23 浄化しようとする廃ガスと接触する蒸発冷
    却器内の混合空間の壁の温度及び乾式浄化器の対
    応する壁の温度を、廃ガス及び混合空間に噴射さ
    れる汚染物質懸濁液から構成される混合物中の酸
    の露点より5℃以上高く保つ特許請求の範囲第2
    2項に記載の浄化法。 24 乾式浄化器の下流の第一ガス洗浄段を貫流
    する循環液体の50容積%以上をスラツジ分離器の
    沈降槽を通して導き、前記スラツジ分離器の沈降
    槽内の液体の滞留時間をこの沈降槽の大きさに従
    つて1〜8分に保つ特許請求の範囲第1項に記載
    の浄化法。 25 循環液体の70以上100容積%までをスラツ
    ジ分離器の沈降槽を通して導き、前記のスラツジ
    分離器の沈降槽内の液体の滞留時間を、この沈降
    槽の大きさに従つて、3〜5分に保つ特許請求の
    範囲第24項に記載の浄化法。
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