JPH0132903Y2 - - Google Patents

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JPH0132903Y2
JPH0132903Y2 JP1164485U JP1164485U JPH0132903Y2 JP H0132903 Y2 JPH0132903 Y2 JP H0132903Y2 JP 1164485 U JP1164485 U JP 1164485U JP 1164485 U JP1164485 U JP 1164485U JP H0132903 Y2 JPH0132903 Y2 JP H0132903Y2
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JP
Japan
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chair seat
cylindrical member
locking
spring means
support
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JP1164485U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、支柱の上端に回転自在な座部を有す
る椅子、即ちカウンター用椅子、パチンコ遊技店
においてパチンコ機前面に設置する椅子等におい
て、座部を所望の方向に回転したとしても常に所
定の方向に向かうようにした椅子座部の復元装置
の改良に関する。
従来の技術 本願出願人の所有する実用新案登録第1373422
号(実公昭55−28120号)の「椅子における座部
分の復元装置」は、円滑な復元動作を有しかつ製
造簡単で運搬格納にも便利であり、非常な好評を
うけているが、合成ゴム等の弾性材だけの復元力
により椅子座部の戻り回転を行うため、元の位置
に復元するのが必ずしも正確に行われないことも
あり、復元すべき所定方向からわずかにずれた位
置に戻り回転し、多数の椅子を整列配置した場合
等に列に乱れが生じて外観が損なわれてしまうこ
とがあつた。
考案が解決しようとする問題点 本考案は、上記の点に着目して考案されたもの
で、従来の椅子座部の復元装置を改良し、正確に
元の位置に復元することができるようにした椅子
座部の復元装置を提供することを目的とする。
問題を解決するための手段 本考案の要旨は、支柱の上端内部に受筒を設け
るとともに椅子座部の中央下部に円柱部材を設
け、該円柱部材の上部に環状溝を穿設し、該支柱
の外側から挿入したボルトを該環状溝内に突入
し、該受筒と該円柱部材との間に一端を該円柱部
材下面に設けた盲孔に挿着して軸で固定し他端の
断面方形の係合部を上下動自在に該受筒下部に嵌
着した弾性部材を取付けてなる椅子座部の復元装
置において、椅子座部の所定方向と一致する方向
に形成された係止面と該係止面以外の摺動面とを
有する環状係止部材を該支柱の上端部近傍に設
け、該環状係止部材と常時係合するように該椅子
座部下面に板状バネ手段を設け、該板状バネ手段
の押圧力により該椅子座部が常時所定方向に位置
するように付勢されているようにしたことを特徴
とする椅子座部の復元装置に存する。
実施例 以下に本考案の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
図中、2は下端に台板や台柱を有し或いは床等
から直立する椅子の円筒状支柱である。該支柱2
の上端部分の内部には受筒4が嵌着されている。
該受筒4の下端部は横断面方形の係止筒部6とな
つている。
8は椅子座部10の下面中央部に垂設した短尺
の円柱部材で、該円柱部材8の中間部の外周面に
は環状溝12が穿設されている。該円柱部材8は
該受筒4の上端部分に回転自在に嵌入され、該支
柱の外側から挿通したボルト14を該環状溝12
に進入させて該円柱部材8が上方に抜けるのが防
止されている。該環状溝12の内部にはストツパ
16を突設し、椅子座部10の回転範囲を制限し
ている。
該円柱部材8の中央下部には下方に開放する盲
孔18が形成されている。20は合成ゴム、スチ
ロール系樹脂、その他の弾性材料で形成した弾性
部材で、該盲孔18に挿入可能な円柱状の弾性部
材本体22と前記係止筒部6に嵌合可能なように
該弾性部材本体22の下端部に形成された横断面
方形の係合部24とから構成されている。該弾性
部材本体22は該盲孔18に挿入されかつ軸26
で固着され、一方該係合部24は該係止筒部6に
上下動自在に嵌合されている。
しかして、28は該受筒4の上端部分を外方に
折曲して形成された環状係止部材で、その側面に
は所定方向、即ち椅子座部10が正対する方向と
一致する方向に係止面30が形成されており、該
係止面30以外の側面は摺動面32とされてい
る。34は板状バネ手段で、該椅子座部10の下
面に長孔35を介してネジ36によつて取付けら
れる取付部37と該取付部37から延出する板状
押圧部38とを有している。該板状バネ手段34
は長孔35を介して固定されているため、ネジ3
6を緩めれば該環状係止部材28に対して接近離
間が可能であり、該板状押圧部38の押圧力を自
由に調節することができる。該板状押圧部38は
該環状係止部材28と常時係合し静止状態では該
係止面30を押圧して該椅子座部10を所定方向
に位置せしめることができるように所定方向に延
出されている。該係止面30は該板状押圧部38
により押圧されたときに、該椅子座部10が所定
方向に向いたまま係止固定されそれ以上回転しな
いようになればよいから通常は平坦面としておけ
ばよいがその機能を失わないかぎり材料節約等の
観点から平坦面内に逃げのための凹陥部を形成し
ておくことも可能である。また、該摺動面32は
該板状押圧部38により押圧されたときに、該椅
子座部10が戻り回転するように押圧力を加える
機能を果たすもので、該板状押圧部38と協働し
て戻り作用を行う面であればどのような面でもよ
いが、好ましくは円形曲面としておいて回転を円
滑に行わしめるのがよい。なお、該板状押圧部3
8は該環状係止部材28を狭持押圧できるように
一対設け、該係止面30もそれに対応して一対形
成するのが好ましいが、該板状押圧部38を一つ
だけ設置しても同様の作用を行わせることが可能
である。また、図示の例では該環状係止部材28
は該受筒4の上端部分と一体的に形成された例を
示したが、該環状係止部材28を別体として形成
し、該支柱2の上端外周面に固着する構成を採用
することもできる。要するに該環状係止部材28
は該支柱2の上端部近傍に位置して該板状バネ部
材34と協働的に作動すればよいものである。
作 用 叙上の構成により、該支柱2と該受筒4と該環
状係止部材28とは一体的となつて常時静止状態
を維持する。一方、該椅子座部10と該円柱部材
8と該板状バネ手段34も一体的となり回転可能
なものである。該弾性部材20はその上端が該円
柱部材8に固定されかつ該弾性部材20の下端の
係合部24は該受筒4の係止筒部6に回転不能に
嵌合されている。したがつて、該座部10は回転
力が加わらない限り該弾性部材20が捩れずかつ
該板状バネ手段34が開かない状態で静止し所定
方向に向かつている。しかし、該座部10を回転
すると回転力によつて該弾性部材20が上端の固
定と下端の嵌合部分との間で捩れるとともに該環
状係止部材28が回転することによつて該板状押
圧部38が強制的に開かれて該摺動面32と係合
する状態となる。この状態から回転力をかけない
と、該弾性部材20の復元力により該椅子座部1
0は元の方向に戻り回転すると同時に該板状バネ
手段34はその復元力により該曲面状摺動面32
を摺動しつつ該戻り回転作用を同様に行い、元の
所定の方向に向かうこととなる。このとき、従来
の復元装置では、該弾性部材20の復元作用だけ
であつたため、必ずしも正確に元の位置にもどる
ことができない場合もあつたが、本考案によれ
ば、該弾性部材20の復元作用に加えて該板状バ
ネ手段34と該環状係止部材28の協働作用によ
り正確に元の位置に戻ることが可能となつたもの
である。復元動作のうち9割方は該弾性部材20
で行われ、残りの1割程度の復元が該板状バネ手
段34と該環状係止部材28の協働作用により行
われる。
なお、該弾性部材20の復元力を高めるため、
コイルスプリングを埋設することもできる。
考案の効果 以上のように、本考案は、円滑な復元動作を有
しかつ製造簡単で運搬格納にも便利であるという
従来の復元装置の効果をなんら損なうことなく、
復元力を向上せしめ椅子座部を正確に元の位置に
戻すことでき、椅子を整列配置した場合でも整然
と復元することができ外観的に極めて優れた配置
を達成することができるという実用的効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は一部を切り欠いて示した縦断正面図、第2図は
板状バネ手段と環状係止部材の関連を示す説明
図、第3図は第1図の−線断面図及び第4図
は第1図の−線断面図である。 2……支柱、4……受筒、6……係止筒、8…
…円柱部材、10……椅子座部、12……係止
溝、14……ボルト、16……ストツパー、18
……盲孔、20……弾性部材、24……係合部、
26……軸、28……環状係止部材、34……板
状バネ手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支柱の上端内部に受筒を設けるとともに椅子座
    部の中央下部に円柱部材を設け、該円柱部材の上
    部に環状溝を穿設し、該支柱の外側から挿入した
    ボルトを該環状溝内に突入し、該受筒と該円柱部
    材との間に一端を該円柱部材下面に設けた盲孔に
    挿着して軸で固定し他端の断面方形の係合部を上
    下動自在に該受筒下部に嵌着した弾性部材を取付
    けてなる椅子座部の復元装置において、椅子座部
    の所定方向と一致する方向に形成された係止面と
    該係止面以外の摺動面とを有する環状係止部材を
    該支柱の上端部近傍に設け、該環状係止部材と常
    時係合するように該椅子座部下面に板状バネ手段
    を設け、該板状バネ手段の押圧力により該椅子座
    部が常時所定方向に位置するように付勢されてい
    るようにしたことを特徴とする椅子座部の復元装
    置。
JP1164485U 1985-01-30 1985-01-30 Expired JPH0132903Y2 (ja)

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JP1164485U JPH0132903Y2 (ja) 1985-01-30 1985-01-30

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1164485U JPH0132903Y2 (ja) 1985-01-30 1985-01-30

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JPS61129551U JPS61129551U (ja) 1986-08-13
JPH0132903Y2 true JPH0132903Y2 (ja) 1989-10-06

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