JPH01322069A - 建築物の補修診断方法 - Google Patents

建築物の補修診断方法

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JPH01322069A
JPH01322069A JP15449388A JP15449388A JPH01322069A JP H01322069 A JPH01322069 A JP H01322069A JP 15449388 A JP15449388 A JP 15449388A JP 15449388 A JP15449388 A JP 15449388A JP H01322069 A JPH01322069 A JP H01322069A
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武田 貞俊
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幸男 上原
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井須 隆次
Ryohei Takeshita
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、建築物のモルタルおよびセメントなどの下地
躯体、およびその下地躯体の表面に形成された塗膜の補
修診断方法および装置に関する。
従来の技術 従来から下地躯体および塗膜の補修34断に当たっては
、作業者が目視て判断して、あるいはまた写真を撮影し
て持ち帰り、その写真に基づいて、補修のための診断を
している。
発明が解決す八、き課題 このような先行技術では、作業者の個人差が大きく、し
たか−)で建物の補修の診断を正確にする、二とが困難
である。
本発明の目的は、建物の補修診断を作業者の個人差によ
ることなて正確に行うことができるようにした建築物の
補修診断方法および装置を提供する。二とである。
課題を解決するための手段 本発明は、躯体を複数の評価ランクを有する複数の各診
断項目毎に、評価ランクに対応して評価点を決定し、 この評価点毎に、評価点に対応した予め定める補修の程
度を表す劣化度を決定し、 この診断項目毎の劣化度のうちの最大値を躯体の総合劣
化度として評価することを特徴とする建築物の補修診断
方法である。
また本発明は、躯体の各診断項目の劣化度毎に対応した
補修方法を決定することを特徴とする。
また本発明は、躯体の表面に形成された塗膜を、複数の
評価ランクを有する複数の各診断項目毎に、評価ランク
に対応して評価点を決定し、この評価点毎に、評価点に
対応した予め定める補修の程度を表す劣化度を決定し、 この各診断項目毎の劣化度のうちの最大値を塗膜の総合
劣化度として評価ずろことを特徴とする建築物の補修診
断方法である。
また本発明は、塗膜の総合劣化度に対応して塗膜の塗装
のための前処理方法を、複数の各誇断項日毎に決定する
ことを特徴とする。
さらにまた本発明は、躯体を複数の各診断項目毎に決定
した評価点を入力する手段と、入力手段の出力に応答し
、各診断項目の評価点に対応した劣化度を演算する手段
と、 前記演算手段の出力に応答し、劣化度の最大値を躯体の
総き劣化度として出力する手段とを含むことを特徴とす
る建築物の補修診断装置である。
さらにまた本発明は、躯体に形成されている塗膜を複数
の各診断項目毎に決定した評価点を入力する手段と、 入力手段の出力に応答し、各診断項目の評価点に対応し
た劣化度を演算する手段と、 演算手段からの出力に応答し、劣化度の最大値を塗膜の
総合劣化度として出力する手段とを含むことを特徴とす
る建築物の補修診断装置である。
作  用 本発明に従えば、躯体、またはその躯体の表面に形成さ
れた塗膜を、複数の評価ランクを有する複数の各診断項
目毎に、評価ランクに対応して評価点を決定する。した
がって、各診断項目毎の評価点が得られるので、作業者
の個人差を可及的に小さくすることができる。この評価
点毎に、予め定める対応した補修の程度を表す劣化度を
決定する。こうして各診断項目毎に劣化度を求め、それ
らの劣化度のうちの最大値を躯体または塗膜の総合劣化
度として評価する。この総合劣化度に基づいて躯体また
は塗膜の補修対策を決定する。こうして作業者の個人差
によることなく的確な診断を行うことができる。
また本発明に従えば、作業者は躯体およびその躯体の表
面に形成されている塗膜を複数の各診断項目毎に決定し
た評価点を入力手段によって入力し、これによって演算
手段は劣化度を各診断項目毎に求め、その劣化度の最大
値を躯体まなは塗膜の総合劣化度として出力する。した
か−〕で、躯体および塗膜の自動的な補修診断を容易に
行うことが可能となる。
実施例 第1図は、本発明の一実施例のブロック図であろ。建第
牙勿の下地躯体の状暦、J)よひ塗膜の状態を把握し、
入力手段1によ−)でその躯体および塗膜を複数の各診
断項目毎に決定した評価点を、作業者が入力する。この
入力手段]−は、たとえばキーボードなどによ−)で実
現される。入力手段1からの出力は、マイクロコ〉ピユ
ータなとによって実現されろ処理回路2に与えられ、こ
こで演算が行われ、その診断結果は、陰極線管である目
視表示手段3に表示され、またブリ〉゛夕4によって記
録紙5上に印字される。  − 第2図を参照して、建築物の補修診断の手順を説明する
。ステップn lからステップr12に移り、先ず、建
築物の下地躯体の評価点を入力手段1によ−)で入力す
る。この下地躯体の劣化状況は、表示手段3によ−)で
第1表のように表示される。
(以下余白) 第1表 下地躯体は、建築物のモルタルまたはコンクリートであ
り、その診断項目は第1表に才〕いて参照符A〜Gでそ
れぞれ示されているとおりである。
診断項目Aは、ひび割れであり、下地躯体に、第3図(
1)のようにひび割れが存在しないときは評価点を1と
し、第3図(2)のようにひび割れかわずかにあるとき
には評価点を2とし、り下問様にして第3121<3)
〜第3図(5)で示される状態は評価点3,4.5であ
る。この評価点1〜5に対応して第2表で示すように劣
化度1.■。
■が次のステップr+ 3において決定される。
第  2  表 診断項目の評価点を第3表に表す。
(以下余白) 第  3  表 第  3  表(つづき) ひび割れの評価点は、第4表に示されるようにそのひび
割れの占める領域の割6が示され、亀裂の幅もまた併せ
て示されろ。このような領域目安および亀裂幅に基づい
て評価点1〜5を決定する。
このようにすることによ−)で、作業者の個人差を可及
的に無くすことができる。
(以下余白) 第  4  表 診断項目Bは、モルタルの浮きの状態であり、これは木
造ラス張りモルタルなどの建物では躯体肌分かれをし、
浮きが生している場合である。目視では一見判別しに・
くい渇きが多く、パル、ハンマでモルタル表面を擦過す
るか、打設しながら、その音を問いて下地躯体の浮いて
いる場所を判別する。
第4図(1)はモルタル浮きがない下地躯体の表面を示
し、第4図(2)はモルタル浮きがわずかにある状態を
示し、第4図(3)はモルタル浮きがかなりある状態を
示し、第4図(4〉はモルタル浮きが目立っている状態
を示し、第4図く5〉はモルタル浮きが著しい状態を示
す。第411(1)〜第4因(5)には、評価点1〜5
をそれぞれ対応させる。
診断項目Cは、モルタルの欠落および欠けの状況であり
、木造ラス張りモルタルの建物などでは、それぞれの躯
体からモルタルが肌分かれなどを起こし、モルタルの浮
きが進行して欠落および欠けを発生させる。この欠落お
よび欠けの評価基準は、前述の第4図(1)〜第4図(
5)の表面状況と同様である。
診断項目りは、下地躯体の鉄筋露出である。鉄筋露出の
原因は、コンクリートに海砂を使用した結果、海砂の塩
分が鉄筋を発錆させる渇き、コンクリートのクラックか
ら雨水が侵入し、鉄筋を発錆さぜる渇き、鉄筋を保護す
るコンクリートやモルタルの゛かふり厚″が薄く、空気
、雨水の侵入により鉄筋を発錆させるなどがある。
何れにしても、鉄筋の発錆−錆の膨張−コンクリー1−
やモルタルの浮きによるクラックの発生−雨水の侵入−
錆の膨張増幅−コンクリ−l−やモルタルの落下−鉄筋
露出となる。
モルタルの浮き同様、落下による事故なと思わぬ事態に
発展することがある。
第5図〈1)は鉄筋露出がない状態であり、第5図(2
)は鉄筋露出がわずかにある状態であり、以下同様にし
て鉄筋露出の程度が第5図く3)〜第5図(5)に示さ
れている。このような躯体表面の状況に応じて、第5図
(1)〜第5図(5)に個別的に対応して、評価点1〜
5を決める。
診断項目Eは、漏水に関する。漏水は、屋上スラブ部分
のひび割れ、コンクリートやモルタル外壁部分のひび割
れ、およびシーリング材の破断などによって雨水が侵入
し、漏水となる。漏水が存在しないときにけ評価点は1
であり、漏水が少しでも存在するときには評価点を5と
する。
診断項目Fは、コンクリートの中性化に関する。
コンクリートは打設直後、セメントの水和生成物である
水酸化カルシウムC=t、 (OH) 2などにより、
PH12〜PH13の強いアルカリ性を示している。
このようなアルカリ性を持−)コンクリートに保護され
ている鉄筋の表面は、不動態化すなわち発錆しに・くい
状態になって才)り腐食から守まれでいるが、経年とと
もに、空気中のCO2(炭酸ガス)と反応して(ya(
”、、 03  (炭酸力ルシウノ・)となりペーハー
が次第に低下、中性化してゆく。
F’ 810未満になると、鉄筋表面の不動態化がくず
れ、腐食環境とな−)で鉄筋廣六−錆の膨張−コンクリ
−■・の亀裂−雨水の侵入−欠落−鉄筋露出となる。
診UrfJ目Fに関して、先ず、コ〉クリート製躯体を
ボーリングマシン機で第6図のように、直円筒状のコア
、ずなわぢ試料片6を抜き出ず。この試料片6の側面を
充分に清掃した後、フエ、ノールフタレイン12・ごア
ルコール溶液を散布器で吹き付けし、試料片6の表面か
ら発色境界線までを中性化深度とし、スケールでその長
さを測定する。
第7図(])で示されるように、中性化深さが零てあろ
ときには評価点を1とする。第7図(2)で示されるよ
うに、中性化深さ、すなわち白色の領域が3 m m未
満であるときには評価点を2とし、以下同様にして第7
図(3)〜第7図(5)で示されるように中性化深さが
5 m r0未溝、l Q m m未満、および10 
m m以上であるとき評価点を3゜4.5にそれぞれ決
定する。
診断項目Gは、シーリング材が破断しているかとうかに
関する。シーリング材が破断していなければ評価点を1
とし、シーリング材が破断していれば評価点を5とする
このようにして、評価点を前述の第1表のように入力し
、作業者の目視による一時評価を行う。
次に、測定機器などを用いて診断項目A−F 。
Gについて、2次評価を行うようにしてもよい。
この2次評価は行わなくてもよい。
評価点に基づき、第2表に従い劣化度を処理回路2にお
いてステップr+ 3で決定する。この劣化度に基づき
、その劣化度の最大値を総6劣化度として決定する。総
き劣化度■は、[下地劣化が著し・<、直ちに改修すべ
きであり、補修内容はおおかかりとなる見込みです。」
という表示が、ステップr+ 6て表示手段3によって
行われる。またこの内容は、プリンタ4によ′)で記録
紙5に印字される。総合劣化illに関しても、表示が
行われる。
また表示手段3によって、第8図のようにいわゆるレー
タチャー■・もまた表示される。評価項目A ” Gの
各評価点が3以内である基準円7以内であれば、補修を
必要とせず、4以上であれば補修を必要とする。
次に、下地躯体の表面に形成されている塗膜について、
第5表に示されるように診断項目H□= R。
のa%断をそれぞれ行う。第5表は、作業者が入力手段
1から入力した結果、表示手段3によって表示されてい
る状況を示す。
(以下余白) 第  5  表 各診断項目の評価点は第6表のとおりである。
第  6  表 第  6  表(つづき) 第  6  表(つづき) 第  6  表(−)づき) 診断項目Hは、塗膜の汚れに関するもので、塗装後、経
年とともに煤煙、はこり、がび、苔なとの1寸着物が塗
面を汚染する。この汚れの診断に当たっては、第9図に
示されるように測定具8を用いる。測定具8は、偏平な
基板9に透孔1oが形成され、この透孔1oに隣接して
診断基準となる汚れの程度が表示された基準片11が設
けられる。
複数の各基準片11毎に測定具が個別的に準備される。
作業者は、検査すべき塗膜上に測定具8をあてて、透孔
10を介する塗膜の表面と、基準片11とを比較する。
こうしてステップr+ 4では、第7表に示されるよう
に汚れの状況に応じて評価点1〜が付けられる。
第  7  表 診断項目■は、塗膜の変退色であり、これは紫外線など
によ−)て塗膜中の着色顔料が化学的変化を起こし、色
あせ、すなわち退色を生じることを主として意味し、後
述の白亜化(すなわちチョーキング)による退色および
アルカリによる化学的変色も含む場きがある。このよう
な変退色の詮所もまた前述の第9図に示すのと同様な構
成を有する保存見本板を用い、その変退色の程度に応じ
て評価点1〜5を決定する。
診断項目Jは、塗膜の光沢低下に関するものであり、塗
膜表面での光線反射率が低下することをいう。その原因
としては、紫外線、太陽熱の影響で樹脂の連続構造が破
壊、劣化し、粉化し、チョーキングを起こし塗膜の光沢
が低下する場合、酸性ガス、炭酸ガス、硫化水素ガス等
空気中の水分、雨水、また砂塵などの外的作用により、
塗膜表面の平坦性を失い光沢が減少する場自などがある
この光沢の程度は、前述の第9図と同様にして塗板見本
との比較を行い、その程度に応じて評価点1〜らを付け
る。
診断項目には、白亜化に関するもので、これは紫外線、
太陽熱、風、雨水などのために塗膜中の樹脂が劣化し、
経年とともに光沢を失い、塗膜が粉化状態に変化し消耗
し行く現象を言う。
この白亜化の詮断のためには、(1)指と布による判定
を行ってもよく、すなわち指か黒い布で塗膜表面を強く
こすり、1十着した粉化物の多少を確認し、予め定めた
判定基準と照きし、評価点を決定する。く2)また、第
10図く1)て示されろように粘着性のあるセロハンテ
ープ12を用い、この幅広のセロハンテープ゛を塗膜表
面に強く接着し、剥がしたテープ12を第10図(2)
で示されるように黒い紙13に貼り付け、粉化物の多少
を確認し、予め定めた評価基準と照きし、評価点を決定
する。このような手法〈1)および(2)の他の手法に
よって、白亜化の程度を判断してもよい。
診断項目しは、塗膜の摩耗であり、これは物理的摩耗に
よ−)で塗膜厚が減少する他、風化現象などによる劣化
での塗膜消失を言い、塗膜は殆ど摩耗していないときは
評価点を1とし、摩耗しているときには評価点を3とし
、塗膜が消失していれば、評価点を5とする。
誇@項目Mは、塗膜のひび割れであり、これは塗膜に亀
裂が生して連続性を失った現象を言う。
このひび割れの評価は、第11図(1)〜第11図(5
)に示すとおりであり、前述の第3図に関連して述べた
評価の手法に類似し、これによって評価点1〜5をそれ
ぞれ決定する。
診断項目Nは、塗膜の剥がれてあり、これは塗膜が付着
力を失い、下地躯体から離脱した現象を言う。この剥が
れの状況は、第4図(1)〜第4図(5)に関連して述
l\た手法に類似し、評価点を決定する。
診断項目0は、塗膜の付着力低下に関するものであり、
この付着力の低下には下地、下地と塗膜の界面、下塗り
と上塗りの塗膜の眉間から生じるものがある。この付着
力低下を詮所するにあな−)ては、目視で確認した異常
部周辺に複数箇所測定場所を決定し、スゲールで1 c
 m角の第12図(1)で示される#または〉こをカッ
ターナイフで下地に達するまで、塗膜に切り込みを入れ
る。次に切り込み部分に幅広のセロハン接着テープを指
先あるいは丸みのある棒等で強く擦りfすけ、充分に接
着後、たとえば45°〜50°の角度ていきおいよく引
き剥がす。引き剥がし後は、黒い紙に貼り付け、評価基
準と照会し、評価点を決定する。
第12図(1)には、l c m角の#にカッターナイ
フで切り込みを入れた場きと、X中上に切り込みを入れ
た場6とを併せて示す。セロハンテープに付着した塗膜
の状況に応して、第12図(1)〜第12図(5〉の程
度に応じて評価点を決定する。
診断項目Pは錆であり、この錆というのは、金属の表面
に接する水分なとの作用によって化学変化を引き起こし
、金属面が腐食することを言う。
この錆の程度は、第13図(1,〉〜第13図(5)で
示される程度であって、評価点を1〜らにそれぞれ決定
する。
診断項目Qは、塗膜の膨れおよび浮きてあり、これは塗
膜に水分やガスを含んで素地または塗膜の眉間から浮き
上がる現象を言う。この状況は第1411J<1)〜第
14図(5)にそれぞれ示されており、評価点1〜評価
点5がそれぞれ決定される。
診断項目Rは、エフロレッセンス、すなわち白華であり
、このエフロレッセンスとは、セメン■・が硬化する過
程で、水和生成物である水酸化カルシラb Ca (O
H) 2が空気、水に接触すると、水に不溶解な物質と
して、炭酸力ルシウノ、〈Cεt(?: 03>を造り
出し、これが塗膜表面に出現し、特に気温の低い冬季に
また風当たりのき−)い場所等に発する。
さらに、セメントが硬化し、コンクリート化された後、
コンクリート内部に発生していた白華成分が、結露、雨
水等の侵入、湿・乾の繰り返しで塗膜面にも露出する。
この白華の状況に応して、評価点1〜5をそれぞれ決定
する。
このような評価点は入力手段1によ−)で入力され、ス
テラフ゛n 5では処理回路2において各詮所項目H−
R毎に劣化度が、前述の第6表に基づいて演算される。
これらの診断項目H□−,R毎の劣化度の最大値を、総
会劣化度として表示する。総6劣化度■は、たとえば[
旧塗膜の劣化が著しく、そのままの塗り替え再生は困難
です。素地内部!・、の劣化進行が予想され、直ちに塗
り替えを合めた改修が必要です。」という表示である。
表示手段3による各診断項目H□−,Rのいわゆるレー
ダチャートは、第15図に示されているとおりであり、
各診断項目H−Rが評価点3である基準円14以内であ
るときには補修を必要とせず、評価点が4以上であると
きには改修を必要とする。
この結果、ステップr16では、第8表のような表示を
表示手段3において行う。
第8表 次にステップn 7では、下地補修方法を、上述の診断
結果に基づき第9表のように行う。
(以下余白〉 第  9  表 またステップ口8では、塗装のための前処理である下地
調整方法を第10表のように表示し、単位面積あたりの
費用を表示する。
(以下余白) 第  10  表 ここでクレンと言うのは、表面処理を言う。
ステップn 9では、塗り替え塗装のための塗料の種類
とその使用可能な年数とを表にして表示して推薦し、そ
の建築物の持ち主などによって選択させることができる
発明の効果 以上のように本発明によれば、作業者の個人差による建
築物の補修詮所のばらつきを小さくし、正確な診断を行
うことができるよう(、トなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のブロック図、第2図は本発
明の一実施例を説明するためのフローチャート、第3図
は下地躯体の劣化状況であるひび割れを示す図、第4図
は下地躯体の劣化状況であるモルタル浮きを示す図、第
5図は下地躯体の劣化状況である鉄筋露出を示す図、第
6図は下地躯体劣化状況を示すコンクリート中性化の診
断を行うための試験片6を示す斜視図、第7図はそのコ
ンクリート中性化の状況を示す図、第8図は下地躯体の
劣化状況を示すグラフ、第9図は塗膜劣化状況の汚れを
診断するために用いる治具8の斜視図、第10図は塗膜
劣化状況の白華化を診断するための手法を示す図、第1
1図は塗膜劣化状況のひび割れを示す図、第1−2図は
塗膜劣化状況の付着力低下を示す図、第13図は塗膜劣
化状況の錆の状況を示す図、第14図は塗膜劣化状況の
膨れおよび浮きを示す図、第15図は塗膜劣化状況を示
すグラフである。 ■・・・入力手段、2・・・処理装置、3・・・表示手
段、4・−・プリンタ ^                       8
へ           の ζ1ノ                      
   −ノ^                   
    8へ            の −1−”−ノ (リ          寸          Ll
)区 q) 一 の 区 ■ 派 巽     −79 Q) U) U) 第14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)躯体を複数の評価ランクを有する複数の各診断項
    目毎に、評価ランクに対応して評価点を決定し、 この評価点毎に、評価点に対応した予め定める補修の程
    度を表す劣化度を決定し、 この診断項目毎の劣化度のうちの最大値を躯体の総会劣
    化度として評価することを特徴とする建築物の補修診断
    方法。
  2. (2)躯体の各診断項目の劣化度毎に対応した補修方法
    を決定することを特徴とする建築物の補修診断方法。
  3. (3)躯体の表面に形成された塗膜を、複数の評価ラン
    クを有する複数の各診断項目毎に、評価ランクに対応し
    て評価点を決定し、 この評価点毎に、評価点に対応した予め定める補修の程
    度を表す劣化度を決定し、 この各診断項目毎の劣化度のうちの最大値を塗膜の総合
    劣化度として評価することを特徴とする建築物の補修診
    断方法。
  4. (4)塗膜の総会劣化度に対応して塗膜の塗装のための
    前処理方法を、複数の各診断項目毎に決定することを特
    徴とする特許請求の範囲第3項記載の建築物の補修診断
    方法。
  5. (5)躯体を複数の各診断項目毎に決定した評価点を入
    力する手段と、 入力手段の出力に応答し、各診断項目の評価点に対応し
    た劣化度を演算する手段と、 前記演算手段の出力に応答し、劣化度の最大値を躯体の
    総合劣化度として出力する手段とを含むことを特徴とす
    る建築物の補修診断装置。
  6. (6)躯体に形成されている塗膜を複数の各診断項目毎
    に決定した評価点を入力する手段と、 入力手段の出力に応答し、各診断項目の評価点に対応し
    た劣化度を演算する手段と、 演算手段からの出力に応答し、劣化度の最大値を塗膜の
    総合劣化度として出力する手段とを含むことを特徴とす
    る建築物の補修診断装置。
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