JPH0132195B2 - - Google Patents

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JPH0132195B2
JPH0132195B2 JP7278880A JP7278880A JPH0132195B2 JP H0132195 B2 JPH0132195 B2 JP H0132195B2 JP 7278880 A JP7278880 A JP 7278880A JP 7278880 A JP7278880 A JP 7278880A JP H0132195 B2 JPH0132195 B2 JP H0132195B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
granular
potassium silicate
dried
raw materials
raw material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7278880A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56169196A (en
Inventor
Tadashi Shirakata
Shoji Komamura
Naryuki Senda
Ichiro Kikuchi
Hiroshi Segawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Electric Power Development Co Ltd
Original Assignee
Electric Power Development Co Ltd
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Publication date
Application filed by Electric Power Development Co Ltd filed Critical Electric Power Development Co Ltd
Priority to JP7278880A priority Critical patent/JPS56169196A/ja
Publication of JPS56169196A publication Critical patent/JPS56169196A/ja
Publication of JPH0132195B2 publication Critical patent/JPH0132195B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、粒状珪酸カリ肥料の製造方法、詳し
くは微粉炭燃焼灰、苛性カリその他の原料配合物
を粒状にして乾燥したものを焼成して、粒状の珪
酸カリ肥料を製造する方法に関するものである。 火力発電所等の微粉炭燃焼炉の焼成ガスから捕
集される微粉炭燃焼灰(フライアツシユ、以下
FAという。)を原料とする粒状珪酸カリ肥料の製
造について、特開昭55−7535号には、FA、その
他粉体原料と苛性カリ水溶液とを混合した原料ス
ラリーを、下部から流動焼成炉の熱廃ガスが供給
されている噴霧乾燥造粒塔に、上部もしくは下部
に設けたノズルから噴霧して原料造粒物を得、こ
れを該造粒塔の下方に連結して設置された流動焼
成炉中で600〜1000℃の熱風により焼成して粒状
珪酸カリ肥料を製造することが開示されている。
これによれば、造粒装置を必要とせず、また原料
粒状物を直ちに流動焼成にかけることができる
が、原料スラリーを噴霧乾燥を兼ねて造粒するた
めに、得られる原料造粒物中には微細粒状物が多
くなり、また造粒炉と焼成炉を連結して運転する
ために操業が難しくなる。 本発明は、粒状珪酸カリ肥料として望ましい大
きさの粒径をもち、流動焼成中に破砕し難い強固
な粒状原料乾燥物(以下粒状乾燥物という。)を
効率よく得る改良された粒状珪酸カリ肥料の製造
方法を提供しようとするものである。 本発明において使用される主原料のうちFAは、
その組成が例えば次に示すようなものであり、
【表】 本発明の方法においては、これら成分が後述す
るように苛性カリと反応して、強固な乾燥粒状物
を得る。 副原料としては、水酸化マグネシウム、カルボ
ロン等の肥料成分および焼成を助ける燃料成分で
ある微粉炭等であり、これらの種類、配合量等は
所望する製品の規格あるいは焼成条件等によつて
適宜きめることができる。 本発明における他の主原料は苛性カリであり、
FAその他の原料と混合してスラリーとして使用
されるのであるから、水溶液状苛性カリが有利で
あり、市販の約50%濃度の液状苛性カリが好まし
く使用される。 苛性カリ水溶液中にFAその他の原料が分散し
たスラリーを得るには、液状苛性カリ中へ撹拌下
に原料を加えればよく、例えば約230〜250部の苛
性カリを約50%濃度で含む苛性カリ水溶液中に約
750〜800部のFA、約30〜50部の微粉末水酸化マ
グネシウム、および約30〜80部の微粉炭を加えて
撹拌すれば、微粉状原料が苛性カリ水溶液中に分
散したスラリーが得られる。このスラリーは使用
する噴霧条件に適合するよう、要すれば流動性の
調節等を行う。 本発明の方法によつて粒状乾燥物を得るには、
前記スラリー状原料混合物を、炭酸ガスを含んだ
120℃以上の雰囲気中で流動している細粒状物に
噴霧して、該細粒状物上に原料配合物を沈着させ
て細粒を生長させ、所望の大きさの粒状物にする
のである。この際、流動させておく細粒状物は、
焼成にかける前の任意の粒状乾燥物もしくは製品
の細粒状物である。好ましくは細粒状物は大きさ
(粒径)が約0.5〜1mm程度のものであり、形状は
必ずしも球状であることを要せず、また粒径も流
動条件に適するものであればこれ以外でよい。な
お、本発明の方法においては粒状乾燥物を得る工
程中で粒径の小なるものも生じるが、この粒径の
小なるものはそのまま細粒状物として粒径が生長
する核となる。 細粒状物を流動状態に保つ雰囲気は、炭酸ガス
を含んだ120〜500℃の気流である。原料を分散さ
せたスラリーをその雰囲気中にスプレー装置など
を用いて噴霧すると、噴霧の大部分は細粒状物に
捕捉され、細粒状物上で水分が蒸発されて原料が
沈着し、細粒の粒径が生長する。 この際、細粒状物上で苛性カリは雰囲気中の炭
酸ガスと作用して炭酸カリに転換し、またFA成
分に対しては珪酸カリ、アルミン酸カリ等の生成
と推定される変性をおこさせる。このため細粒状
物上に沈着したものは配合時の原料が脱水した乾
燥物ではなくて、原料内もしくは原料間で反応を
おこしたものの乾燥物となる。このように反応を
おこしたものは細粒状物と強固に結びついた沈着
物となり、さらにこの沈着物上で原料の沈着およ
び反応がおこり粒径が生長する。このようにして
本発明の方法によれば強固な粒状乾燥物が得られ
る。 噴霧された原料からこのような粒状乾燥物を得
るためには、細粒状物を流動させる雰囲気中に、
苛性カリを炭酸カリに変換させるに足る量の炭酸
ガスを含有すること、並びに雰囲気が120〜500℃
であることを要する。炭酸ガスを含まない雰囲気
あるいはこれより低い温度でも原料間の変性をお
こさせることは可能ではあるが、効果的実施は難
かしい。また雰囲気の温度を例えば600℃のよう
な高温度にすると、噴霧された原料スラリーは細
粒状物に到着する前に水分が蒸発して微細粒子と
なつてしまい、細粒状物の粒径生長に役立たな
い。このため粒状乾燥物を得るための雰囲気は通
常150〜300℃の温度とするのがよい。炭酸ガスを
含みかつこのような温度を与える雰囲気として
は、焼成工程の熱廃ガスの利用が望ましい。 本発明の方法により粒状乾燥物を得る方法とし
ては、一定量の細粒状物を流動させておいて原料
スラリーを噴霧して粒径を生長させ、所望粒径に
達したらスラリーの噴霧を止めて粒状乾燥物を取
出す方法、あるいは細粒状物および原料スラリー
の供給を連続的に行ない、所望粒径に達した粒状
乾燥物のみを連続的に取出す方法などがあり、こ
れらの方法は例えば流動反応装置を用いて容易に
実施することができる。 このようにして得られる粒状乾燥物は、その形
状はおおむね粒状で、粒径は製品規格にもよるが
通常は1〜3mm程度のものとなつている。粒状乾
燥物は常法による焼成、特に流動焼成、すること
によつて粒状珪酸カリ肥料になる。 本発明によれば、流動焼成に適する強固な粒状
乾燥物が造粒と乾燥を兼ねた一工程で得られ、そ
の操作は連続操業にかけられるものであるから、
本発明は近時工業的生産が開始されたク溶性カリ
20%、可溶性珪酸30%、ク溶性苔土3%の規格を
有するような粒状珪酸カリ肥料の製造に好適な方
法である。 以下に実施例をあげて、本発明をさらに説明す
る。 実施例 48%濃度の液状苛性カリ26.6Kg中に、FAを
34.3Kg、水酸化マグネシウムを2.1Kg、微粉炭を
3.4Kg撹拌下に加え、さらに撹拌を続けて原料ス
ラリーを得た。 多孔底板を有する流動式反応器(300mm径×
2000mm高)中へ、炭酸ガスを約10V%含有する重
油燃焼ガス(約450℃)を、多孔底板を通して135
〜145Nm3/時吹込んで、反応器中で細粒状物を
流動状態に保つた。この細粒状物としては前回ま
での操業で得られていた粒状乾燥物で、粒径が約
0.5〜1mmのものを9Kg使用した。 反応器中の流動層の雰囲気が230〜260℃となつ
ているところへ、原料スラリーを空気とスラリー
の2流体ノズルから噴霧して、流動中の細粒状物
上で原料の沈着および反応をおこさせた。 粒径の生長した粒状乾燥物は、流動層下部に設
けた排出管から適宜取出した。このような操作を
約90分間続けて、粒状乾燥物47.8Kgを排出管から
取出した。 その粒度分布は1mm未満3.7%、1ないし3mm
89.6%、3mm超6.7%であつた。 また、反応器内には12.9Kg、サイクロン内に
4.1Kgの原料乾燥物が残留していたが、反応器に
残留したものの粉度分布は1mm未満27.5%、1な
いし3mm69.9%、3mm超2.6%であつた。このう
ち1mm未満の粒状物は次回用細粒状物にあてた。 排出管から取出された粒状乾燥物47.8Kgを、内
径600mmの流動焼成炉中で800〜850℃において30
分間焼成することによつて、焼成物42.5Kgを得
た。このものはク溶性カリを21.2%、ク溶性珪酸
カリを31.2%、ク溶性マグネシウムを3.2%含有
しており、粒状珪酸カリ肥料として適格のもので
あつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 微粉炭燃焼灰および苛性カリを主原料とした
    原料混合物の粒状乾燥物を焼成してなる粒状珪酸
    カリ肥料の製造方法において、苛性カリ水溶液中
    へ微粉炭燃焼灰その他の原料が分散したスラリー
    を、炭酸ガスを含有した120〜500℃の雰囲気下で
    流動している細粒状物に噴霧し、該細粒状物上に
    原料配合物を沈着して細粒を生長させて所望の大
    きさの粒状乾燥物となし、該粒状乾燥物を焼成し
    て粒状珪酸カリ肥料を得ることを特徴とする粒状
    珪酸カリ肥料の製造方法。
JP7278880A 1980-06-02 1980-06-02 Manufacture of granular potassium silicate Granted JPS56169196A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7278880A JPS56169196A (en) 1980-06-02 1980-06-02 Manufacture of granular potassium silicate

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7278880A JPS56169196A (en) 1980-06-02 1980-06-02 Manufacture of granular potassium silicate

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56169196A JPS56169196A (en) 1981-12-25
JPH0132195B2 true JPH0132195B2 (ja) 1989-06-29

Family

ID=13499469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7278880A Granted JPS56169196A (en) 1980-06-02 1980-06-02 Manufacture of granular potassium silicate

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JP (1) JPS56169196A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015071528A (ja) * 2013-09-05 2015-04-16 卜部産業株式会社 一粒型配合肥料およびその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015071528A (ja) * 2013-09-05 2015-04-16 卜部産業株式会社 一粒型配合肥料およびその製造方法

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Publication number Publication date
JPS56169196A (en) 1981-12-25

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