JPH01321297A

JPH01321297A - 舶用ガントリークレーン

Info

Publication number: JPH01321297A
Application number: JP15458688A
Authority: JP
Inventors: Masamitsu Enoki; 榎　政光
Original assignee: Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Current assignee: Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority date: 1988-06-24
Filing date: 1988-06-24
Publication date: 1989-12-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の利用分野〕本発明は舶用ガントリークレーン、より詳しくは、吊荷
を旋回させるための旋回装置付き舶用ガントリークレー
ンに関するものである。

〔従来の技術〕

船舶の荷役に使用されるクレーンには種々の形式がある
が、その一つにガントリークレーンがある。そしてこの
舶用ガントリークレーンにおいて吊荷の位置調整のため
旋回させるための装置を有するものがある。

かかる旋回装置を有する舶用ガントリークレーンの一例
を示せば、第１２図及び第１３図に見られるように船舶
１の両側に設けられたランウェイ２上を走行するガント
リークレーン３は走行車輪４を有するガントリー５上に
ガーダ６及びこのガーダ６の両端に配置されたカンチレ
バー７を有し、このガーダ６及びカンチレバー７上を走
行するメイントロリー８を設けるとともに、このメイン
トロリー８上を走行可能なシフトトロリー９が設けられ
る。

そしてこのシフトトロリー９には巻上装置ｌＯを有する
旋回プラットフォーム１１が旋回コラム１２を介して懸
吊され、吊ビーム１３はその四隅に設けられたシーブ１
４に巻廻された巻上げロープ１５を前記した巻上装置１
０に巻取り又は繰出すことにより船倉１６の荷役を行な
うようになっている。そして前記シフトトロリー９上に
設けられた旋回駆動装置１７により、吊りビーム１３は
旋回プラットケフォーム１１と共に必要に応じて旋回−
させることができるようになっている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、前記したような旋回装置を有する舶用ガント
リークレーンにおいては、重量物である巻上装置１０を
旋回プラットフォーム１１で支持し、この旋回プラット
フォーム１１を旋回コラム１２を介してシフトトロリー
９に懸吊する構成となっている。

従って旋回プラットフォーム１１、旋回コラム１２、シ
フトトロリー９やメイントロリー８等を重構造物としな
ければならず、その結果、建造費が高くなっていた。

〔課題を解決するための手段〕

前記問題点を解決するための本発明は、ガントリー２２
上に設けたガーダ２３上を走行するメイントロリー２４
と、該メイントロリー２４上を走行するシフトトロリー
２５と、該シフトトロリー２５の下部に旋回装置を介し
て設けた旋回ビーム２８と、該旋回ビーム２８の下方に
巻上ロープを介して吊ビーム４０を設けた装置において
、前記メイントロリー２４上に前記吊ビーム４０を昇降
させる巻上げロープ３５を巻き込む巻上装置を設けてな
る舶用ガントリークレーンである。

更に、本発明にかかるガントリクレーンの具体的な構造
は、第１図に示すように、ガントリー２２上に設けられたガータ２３上を走行する
メイントロリー２４と、該メイントロリー２４上を走行
し、かつ下部に旋回装置を介して、旋回ビーム２８を懸
吊するシフトトロリー２５とを有し、前記メイントロリ
ー２４の一端に巻上げドラム３４を配置し、線巻上げド
ラム３４に巻廻させた複数本の巻上げロープ３５の他端
をメイントロＩＪ−２４の他端に設けられた第１のシー
ブ群３６、シフトトロリー２５に設けられた第２のシー
ブ群３７、旋回ビーム２Ｂに設けられた第３のシーブ群
３８．３９　、吊りビーム４０に設けられた第４のシー
ブ群４１、旋回ビーム２８に設けられた第５のシーブ群
４２．４３及びシフトトリロー２５に設けられた第６の
シーブ群４４を介してメイントロリーの一端に固着する
ようにしている。

具体的な好ましい態様としては、第３のシーブ群３８．
３９及び第５のシーブ群４２．４３の内、内方のシーブ
に巻上げロープを構成するランニングロープを、外側の
シーブには静止ロープを夫々巻廻させるように構成して
いる。

更に、具体的な好ましい態様としては、ガントリー上に
設けられたガータ上を走行するメイントロリーと該メイ
ントロリー上を走行し、かつ下部に旋回装置を介して旋
回ビームを懸吊するシフトトロリーとを有し、前記メイ
ントロリーの一端に巻上げドラムを配置し、線巻上げド
ラムに巻廻させた複数本の巻上げロープの他端をメイン
トロリーの他端に設けられた第１のシーブ群、シフトト
ロリーに設けられた第２のシーブ群、旋回ビームを懸吊
するコラムに設けられたそらせシーブ群、旋回ビームに
設けられた第３のシーブ群、吊りビームに設けられた第
４のシーブ群、旋回ビームに設けられた第５のシーブ群
及びシフトトロリーに設けられた第６のシーブ群を介し
てメイントロリーの一端に固着するように構成している
。

また、別の好ましい態様としては、第２のシーブ群、第
６のシーブ群、第３のシーブ群及び第５のシーブ群とを
首ふりシーブで構成している。

〔作　用〕

本発明による舶用ガントリークレーンによれば重量構造
物である巻上装置をメイントロリーの一端に設け、その
重量をガントリーで支持するように構成したたため、舶
用ガントリークレーン自体の重量を軽量化できる。

〔実　施　例〕以下、第１図ないし第１１図に基づき本発明による舶用
ガントリークレーンの実施例を説明する。

下部に走行車輪２１を存するガントリー２２上にはガー
ダ２３が取付けられ、このガーダ２３上をメイントロリ
ー２４が走行するように配置されるとともに、このメイ
ントロリー２４上にはシフトトロリー２５が走行可能な
ように配置されている。

前記シフトトロリー２５の下部にはコラム２６が取付け
られるとともに、旋回装置２７を介して旋回ビーム２８
が取付けられている。

シフトトロリー２５は、コラム２６上の支持点２９に一
端が取付けられたシフトロープ３０の他端を、メイント
ロリー２４の一端に取付けられたシフトドラム３１を巻
廻させた後、メイントロリー２４の他端に取付けた可動
シーブ３２を介してコラム２６の反対側の支持点３３に
固着しており、シフトドラム３１を図示しない駆動装置
により回転させることによりメイントロリー２４上を走
行可能なようになっている。

メイントロリー２４の一端には巻上装置３４が取付けら
れ、この巻上装置３４に一端が巻廻された複数本、具体
的には４本の巻上げロー１３５はメイントロリー２４の
他端に設けられた第１のシーブ群３６→シフトトロリー
２５に設けられた第２のシーブ群３７→旋回ビーム２８
に設けられた第３のシーブ群３８．３９→吊りビーム４
０に設けられた第４のシーブ群４１→旋回ビーム２８に
設けられた第５のシーブ群４３．４２→及びシフトトロ
リー２５に設けられた第６のシーブ群４４を経てメイン
トロＩ７−２４の一端の支持点４５に固着されている。

前記構成において吊りビーム４０に貨物を取付け、巻上
装置３４を作動させ、巻上げロー１３５の巻込み又は繰
出しを行なうことにより貨物を昇降させることができる
。

そして必要に応じて旋回装置２７を作動させることによ
り旋回ビーム２８を旋回させ、貨物の位置調整を行なう
ことができる。

ところでこの舶用ガントリークレーンの旋回装置におい
ては、旋回ビーム２８が旋回することによりシフトトロ
リー２５上に設けられている第２のシーブ群３７及び第
６のシーブ群４４と、第３のシーブ群３Ｂ、　３９、第
５のシーブ群４２．４３との間の位置ズレが生じ、その
結果、巻上げロープ３５にネジレが生じることになる。

そのため実際には旋回ビーム２８を旋回させることによ
り巻上げロー１３５のネジレに伴って貨物が若干上昇す
ると共に、各巻上げロープ３５の接触が生じる恐れがあ
る。

貨物の旋回に伴う上昇は、荷役の位置決めに悪影響を与
え、また旋回に伴うロープ３５の接触は、巻上げロープ
３５の摩耗による破損の原因となる。

かかることから、巻上げロー１３５はできるだけ中心部
に集められ、第２図ないし第５図に示すように配置され
る。

即ち、第２図は巻上げロープ３５を構成するランニング
ロープ４６（巻上又は繰出し側ロープ）であり、第３図
は静止ロー１４７であって全体を第５図に示す。

具体的には第３のシーブ群３８．３９及び第４のシーブ
群４１．４２の内、内方のシーブ３８にランニングロー
ブ４６を、前記シーブ３８の外側に配置されているシー
ブ４２に静止ロープ４７を巻廻させるようにする（第４
図参照）。このように構成して、できるだけ旋回の中心
近くに集めることにより位置ズレによる巻上げロー１３
５の変化は少なくなり、したがって、貨物の上昇は最少
限に押えることができる。

一方、旋回ビーム２８の旋回角度は１２０°程度であれ
ば各巻上げロープ３５が接触することはないが、それ以
上旋回させると巻上げロー１３５が接触する恐れがある
。かかることからコラム２６内にそらせシーブ群を配置
する。

その実施例を示すと、第６図乃至第１１図に示されるよ
うに、コラム２６内にはそらせシーブ群４８が配置され
る。具体的にはそらせシーブ群４８を構成するシーブ４
９はシーブブロック５０に取付けられた角状軸５１にベ
アリング５２、上方のハブ５３と下方のハブ５４、及び
上下にかまぼこ状のブツシュ５５．５６を介して回転可
能な如く取付けられている。

そして上方のハブ５３の幅Ｗは下部のハブ５４の幅Ｗ゛
より小となるようにしている。即ち、シーブ４９の軸芯
０と角状軸５１の軸芯Ｏ゛とは間隔ｌを有するように変
心させている。したがってシーブ４９の重心が下方にあ
り、シーブ４９は垂直状態を保つようになっている。そ
して、このシーブ４９はブツシュ５５．５６の作用によ
り第７図において左右方向には傾動可能になっているが
、軸芯Ｏ方向への傾動は不可能となっている。

このようにシーブ４９が取付けられたシーブブロック５
０には、鍔付ローラ５７と突起５８（第６図）とが設け
られ、このローラ５７はコラム２６の内面に設けられた
２枚の円形レール５９の間に嵌入するように配置され、
前記シーブブロック５０に設けた突起５８はストッパー
６０に当接するようになっている。

一方、旋回ビーム２８上にはコラム２６内に延在する柱
状部材６１が取付けられ、この柱状部材６１の上部には
ストッパー６２が固着されるとともに、このストッパー
６２にシーブブロック５０の下部に固着された当材６３
が当接するようになっている。

詳述すれば、前記突起５８とストッパー６０及びストッ
パー６２と当材６３とは、第１０図に示されるようにス
トッパー６０ａ、６０ｂと突起５８は、各１３０゜を有
する如く配置されている。

また、ストッパー６２ａ、６２ｂと当材６３は各角１３
０°を有する如く取付けられている。即ち、。

旋回ビーム２８が旋回角Ｏのとき左右に角１３０゜旋回
可能に構成されている。かかる構成のそらせシーブ群４
８の内、内方のシーブ４９ａにはランニングローブ４６
が、また外側のシーブ４９ｂには静止ローブ４７を巻廻
させるようになっている。

そして旋回ビーム２８を旋回させると、第１１図に示さ
れるように巻上げロープ３５は、第２のシーブ群３７、
そらせシーブ群４８、第３のシーブ群３８及び第５のシ
ーブ群４２、そらせシーブ群４８及び第６のシーブ群４
４を巻廻される。このとき、そらせシーブ群４８の各シ
ーブ４９は傾動可能であり、かつ、シーブブロック５０
がコラム２６内を円形レール５９に案内されて回動する
ため、巻上げロー１３５同士かは接触したり、あるいは
そらせシーブ４９から外れることな（、スムースな荷役
が可能となる。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように本発明による舶用ガント
リークレーンによれば、巻上装置３４をメイントロリー
２４の一端へ配置し、その荷重をガータ２３で受けるよ
うにしたため、旋回コラム２６、シフトトロリー２５や
メイントロリー２４を軽構造とすることができ、もって
この種クレーンを安価に製作することができるという効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第１１図は本発明による舶用ガントリークレ
ーンの実施例を説明するものであって、第１図は舶用ガ
ントリークレーンの側面図、第２図乃至第４図は巻上ロ
ープの右廻説明図、第５図は第４図のＶ−■矢視断面図
、第６図はランニングローブと静止ロープの間隔を維持す
るために、そらせシーブ群を設けた場合の要部側面図、第７図は第６図の■−■矢視図、第８図は第６図の■−■断面図、第９図は第８図に対応する正面図、第１０図はシーブブロックの旋回説明図、第１１図は巻
上げロープの張設説明図、第１２図及び第１３図は、従
来の舶用ガントリークレーンの説明図で、第１２図は正
面図、第１３図は側面図である。１・・・船舶　　　　　　　　２・・・ランウェイ、３
・・・ガントリークレーン４・・・走行車輪５・・・ガ
ントリー　　　　６・・・ガーダ７・・・カンチレバー
　　　８・・・メイントロリー９・・・シフトトロリー
　　１０・・・巻上装置１１・・・旋回プラットホーム
１２・・・旋回コラム１３・・・吊ビーム　　　　　１
４・・・シーブ１５・・・巻上げロー１　　１６・・・
船倉１７・・・旋回駆動装置２１・・・走行車輪　　　　　２２・・・ガントリー２
３・・・ガーダ　　　　　　２４・・・メイントロリー
２５・・・シフトトロリー　　２６・・・コラム２７・
・・旋回装置　　　　　２８・・・旋回ビーム２９・・
・支点　　　　　　　３０・・・シフトロープ３１・・
・シフトドラム　　　３２・・・可動シーブ３３・・・
支点　　　　　　　３４・・・巻上装置３５・・・巻上
ロー１　　　３６・・・第１のシーブ群３７・・・第２
のシーブ群　　３８・・・第３のシーブ群３９・・・第
３のシーブ群　　４０・・・吊ビーム４１・・・第４の
シーブ群　　４２・・・第５のシーブ群４３・・・第５
のシーブ群　　４４・・・第６のシーブ群４５・・・支
点　　　　　　　４６・・・ランニングローブ４７・・
・静止ロー１　　　４８・・・そらせシーブ群５０・・
・シープブロック　　５１・・・角状軸５２・・・ベア
リング　　　　５３・・・ハブ５４・・・ハブ　　　　
　　　５５・・・ブツシュ５６・・・ブツシュ　　　　
　５７・・・ローラ５８・・・突起　　　　　　　５９
・・・円形レール６０・・・スト・ンパー　　　　６１
・・・スト・ンパー６２・・・柱状部材　　　　　６３
・・・当材。代理人　弁理士　　小　川　信　−

Claims

【特許請求の範囲】

ガントリー２２上に設けたガーダ２３上を走行するメイ
ントロリー２４と、該メイントロリー２４上を走行する
シフトトロリー２５と、該シフトトロリー２５の下部に
旋回装置を介して設けた旋回ビーム２８と、該旋回ビー
ム２８の下方に巻上ロープを介して吊ビーム４０を設け
た装置において、前記メイントロリー２４上に前記吊ビ
ーム４０を昇降させる巻上げロープ３５を巻き込む巻上
装置を設けてなる舶用ガントリークレーン。