JPH01321113A - シャーリングマシン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、ワークに剪断を行なうシャーリング加工に
おけるクリアランス調整方法およびその装置に関する。

（従来の技術） 従来、シャーリングマシンではフレームに支承されたワ
ークテーブルに備えられた下刃と、フレームに支承され
た上下動自在なラムに備えられた上刃とが協働してワー
クにシャーリング加工が行なわれる。

ワークにシャーリング加工を行なう際、例えばワークの
板厚の変化に応じて、下刃と上刃とのりリアランスを調
整する必要がある。

下刃と上刃とのクリアランスを調整するクリアランス調
整装置としては、剪断方向に設置された送りねじと勾配
片によって常時ワークの送り方向と反対方向にばね力で
引かれたワークテーブルを位置決めする手段が知られて
いる。

（発明が解決しようとする課題） ところで、前述した従来のクリアランス調整装置による
と、ワークテーブルの幅が長くなる程、勾配片の移動聞
におけるバラツキが大きくなり、クリアランスを精度よ
く調整することが難かしいという問題があった。

また、勾配片の接触面にすきまが残って、実際の剪断の
とき、クリアランスが大きく変化し、剪断精度が失われ
るという問題がある。

この発明の目的は、上記問題点を改善するため、クリア
ランスを精度よく調整でき、しかも剪断精度を失うこと
なくクリアランスの調整を可能にしたシャーリング加工
におけるクリアランスの調整方法およびその装置を提供
することにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、この発明は、フレームに支
承されたワークテーブルに備えられ下刃と、上下動自在
なラムに備えられた上刃とを協働ｕしめてワークにシャ
ーリング加工を行なうシャーリング加工機において、前
記下刃と上刃のクリアランスを調整する際、前記ワーク
テーブルをフレームからアンクランプし、次いでワーク
テーブルを前後方向に移動せしめて下刃と上刃とのクリ
アランスを調整するシャーリング加工におけるクリアラ
ンス調整方法である。

また、この発明は、フレームに支承されたワークテーブ
ルに備えられた下刃と協働してワークにシャーリング加
工を行なう上刃を備えたラムをフレームに上下動自在に
支承して設【ノ、前記ワークテーブルをフレームにクラ
ンプ・アンクランプせしめるクランプ装置を前記フレー
ムに設け、このクランプ装置によりワークテーブルをフ
レームからアンクランプした状態でワークテーブルを前
後方向へ移動せしめて下刃と上刃とのクリアランスを調
節するクリアランス調整駆動装置を前記ワークテーブル
下方部に設けてシャーリング加工におけるクリアランス
調整装置を構成した。

（作用） この発明のシャーリング加工におけるクリアランス調整
方法およびその装置を採用することにより、フレームに
支承されたワークテーブルに備えられた下刃と、上下動
自在なラムに備えられた上刃とを協働せしめてワークに
シャーリング加工が行なわれる。

前記下刃と上刃とのクリアランスを調整する場合、ワー
クテーブルをフレームからクランプ装置によりアンクラ
ンプせしめる。次いで、このアンクランプした状態で、
ワークテーブルの下方部に設けたクリアランス調整駆動
装置でワークテーブルを前後方向へ移動せしめることに
よって、予め設定されたクリアランスにｇ］！１される
。

（実施例） 以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。

第４図を参照するに、シャーリングマシン１における下
部フレーム３の前側（第４図において左側）には下部テ
ーブル５が支承されている。この下部テーブル５上には
ワークＷを載置するワークテーブル７が設けられており
、このワークテーブル７の後方肩部には下刃９が設けら
れている。

前記下部フレーム３の上方には上部フレーム１１が設け
られており、上部フレーム１１と、下部フレーム３との
間にはギャップ１３が形成されている。上部フレーム１
１の前上方には流体圧シリンダ１５がシャーリングマシ
ン１の長手方向両端付近に設けられており、この流体圧
シリンダ１５の下部には流体圧シリンダ１５の作動によ
って上下動する上下動自在なラム１７が取付けられてい
る。

この上下動自在なラム１７の下部に前記下刃９と協働し
てワークＷに剪断加工を行なう上刃１９が備えられてい
る。

前記上部フレーム１１の前方には前フレーム２１が設け
られており、この前フレーム２１の下部には仮押え２３
が備えられている。前記ラム１７における下部の後方に
はバックゲージ装置２５が設けられている。

上記構成により、ワークＷをワークテーブル７上にＭａ
ｌし、ワークＷの後端部をバックゲージ装置２５に突当
て位置決めし、流体圧シリンダ１５を作動せしめること
によって、ラム１７が上下動する。ラム１７の上下動に
より、下刃９に対して上刃１９が上下動すると共に、仮
押え２３がワークＷを押え下刃９と上刃１９との協働で
ワークＷに所望の剪断加工が行なわれることになる。

前記下部テーブル５の幅方向には適宜な間隔で複数のク
ランプ装Ｎ２７が設けられている。より詳細には、第１
図に示されているように、ワークテーブル７の下刃９側
寄りには複数の段付穴２９が上下方向に貫通して形成さ
れている。この各段付穴２９に対応した下部テーブル５
の位置には上下方向に貫通した穴３１が形成されている
。この段付穴２９．穴３１にはクランプボルト３３が挿
入され、このクランプボルト３３の上部にはナツト３５
が螺合され、このナツト３５は前記段付穴２９の段付部
に当接される。

前記クランプボルト３３における下部には複数例えば２
個のプレート３７．３９が設けられており、プレート３
７は前記下部テーブル５の下面に当接するごとく設けら
れている。プレート３７と３９の間には皿ばね４１が下
方へ付勢すべ（介在されて取付けられている。

前記クランプボルト３３の下方にはシリンダ装置４３が
設けられており、このシリンダ装置４３のピストンロッ
ド４５の先端が前記クランプボルト３３の下部に一体的
に取付けられている。前記シリンダ装置４３の下部シリ
ンダ室は配管４７を介して２位置４ボート切換弁４９の
Ａボートに接続されている。２位ｆｆｆ４ボート切換弁
４９のＰボートには配管５１を介して圧力源５３に接続
されており、また、２位置４ボート切換弁４９のＴボー
トには配管５５を介してタンク５７が接続されている。

上記構成により、圧力源５３から圧油を配管５１に供給
すると共に、２位置４ポート切換弁４９のソレノイドＳ
ＱＬをＯＮにすると、圧油は配管４７を通ってシリンダ
装置４３の下部シリンダ室に送られる。下部シリンダ室
に圧油が送られると、ピストンロッド４３が上昇する。

ピストンロッド４３が上昇することにより、クランプボ
ルト３３が皿ばね４１の付勢力に抗して前記段付穴２９
゜穴３１内で上方へ移動してクランプ装置２７はアンク
ランプされて、ワークテーブル７は下部テーブル５に対
して前後方向（第１図において左右方向）に移動される
状態となる。

上記アンクランプ状態で２位置４ボート切換弁４９のソ
レノイドＳＱＬをＯＦＦにすると、下部シリンダ室内の
圧油が配管４７．５５を通ってタンク５７に戻されて、
ピストンロッド４５が下降することにより、皿ばね４１
の付勢力により元の状態の位置に下降し、ワークテーブ
ル７は下部テーブル５にクランプされることになる。

前記ワークテーブル７の下部にはクリアランス調整駆動
装ＨＣ丁が設けられている。すなわち、ワークテーブル
７の下部には下方へ突出した複数のブロック部材５９が
ワークデープル７の幅方向へ適宜間隔でもって例えば溶
接などで一体的に設けられている。この各ブロック部材
５９はピボットを介してブツシャ６１に隙間なく押し付
けられている。下部テーブル５における前方（第１図に
おいて左方）の内側とプツシｔ６１との間にはホールド
ナツト６３が設けられており、このホールドナツト６３
は前記ブツシャ６１にねじ込まれ、かつ下部テーブル５
の前方内側に押し付けられている。

ホールドナツト６３と一体となっているロッド６５は下
部テーブル５の前方に形成された穴６７に突出されてい
て、各ロッド６５の先端には、第２図に示されているよ
うに複数の扇形状のセクタギア６９が調整可能に取付け
られている。この各セクタギア６９は駆動ギア７１と噛
み合い、かつ駆動ギア７１に装着されたシャフト７３は
下部テーブル５に形成された穴７５から下部テーブル５
の内側へ突出されている。

下部テーブル５の内側におけるシャフト７３の途中には
スプロケット７７が嵌着されている。さらにシャフト７
３の他端には駆動モータ７９が取付けられている。この
スプロケット７７と他のスプロケット８１とには、複数
のアイドラスプロケット８３を介してチェノ８５が巻回
されている。

スプロケット８１にはシャフト８７を介してエンコーダ
８９が取付けられている。

上記構成により、駆動モータ７９を駆動させると、回転
はシャフト７３を介してスプロケット７７に伝達され、
ざらにチェノ８３を介して各駆動ギア７１に伝達されて
各セクタギア６９が回転される。各ヒクタギア６９が回
転されると、回転はロッド６５を介してホールドナツト
６３に伝達され、さらに、回転のみ拘束されたブツシャ
６１が前後方向（第１図において左右方向）に移動され
る。

ブツシャ６１はブロック部材５９を介してワークテーブ
ル７に一体的に設けられているから、プツシ１７６１の
移動と共にワークテーブル７が前後方向に移動されるこ
ととなる。

したがって、ワークテーブル７を前後方向へ移動させる
ことによって、下刃９と上刃１９とのクリアランスが調
整されることになる。

前記スプロケット８１にはシャフト８７を介してエンコ
ーダ８９が取付けられているから、前記ワークテーブル
７の移動ｍすなわち、クリアランスの変化量はエンコー
ダ８９で検出される。而して、エンコーダ８９からの検
出信号に基づいて、で変化させることができる。なお、
クリアランス変更中は、すでに説明したようにクランプ
装置２７を作動させてクランプボルト３３を上方へ押し
上げワークテーブル７は下部テーブル５からアンクラン
プ状態にしておく。

ワークテーブル７は下部テーブル５に前方（第１図にお
いて左方）へ常時引き付けられている。

より詳細には第２図および第３図に示されているように
、下部テーブル５の長手方向（第２図において左右方向
）における適宜間隔には、ワークテーブル７を後方へ常
時引き付けておく付勢装置９１が設けられている。

付勢装置９１の具体的な構成は第３図に示されていて、
ワークテーブル７の下部にはブロック部材９３が例えば
溶接などで一体的に取付けられている。一方、下部テー
ブル５の前側上部（第３図において左側上部）には、水
平方向に貫通した段付穴９゛５が形成されており、この
段付穴９５に対応した前記ブロック部′＠９３の位置に
は穴９７が形成されている。

前記段付穴９５の段付部にはスプリング９９が介設され
ており、下部テーブル５の前方から引きボルト１０１を
段付穴９５に通し、さらに穴９７の内周に形成された雌
ねじに引きボルト１０１の先端部に形成された雄ねじが
螺合されている。

上記構成により、ワークテーブル７はスプリング９９の
付勢力により、下部テーブル５に対して前方へ（第３図
において左方へ）常時引き付けられていることになる。

したがって、上述した如くワークテーブル７が第３図に
おいて左右方向へ移動する際にバックラッシュをなくし
てスムーズに移動さけることができる。

このように、下刃９と上刃１９との協働でワークＷに剪
断力を行なう際、下刃９と上刃１９とのクリアランスを
調整する場合には、クランプ装置２７を作動させ、クラ
ンプボルト３３を油圧回路により押上げてアンクランプ
状態にする。

次いで、アンクランプ状態において、駆動モータ７９を
駆動させることにより、駆動ギア７１゜セクタギア６９
．ロッド６５．ホールドナツト６３、プツシｔ６１およ
びブーロック部材５９を介してワークテーブル７が前後
方向に移動され、かつエンコーダ８９でクリアランス量
を検出して、クリアランスを精度よく調整することがで
きる。

したがって、従来のクリアランス調整装置に用いていた
長い送りねじを必要とせず、かつ勾配片を持たないため
、接触面のすきまによるクリアランス変化がなく、クリ
アランスを精度よく調整することができ、良好な剪断精
度を確保してワークに剪断加工を行なうことができる。

なお、この発明は前）ホした実施例に限定されることな
く、適宜の変更を行なうことにより、その他の態様でも
実施し得るものである。

［発明の効果］ 以上ごとき実施例の説明より理解されるように、この発
明によれば、フレームに支承されたワークテーブルに備
えられた下刃と上下動自在なラムに備えられた上刃とを
協１１ｊｌｔ！Ｌ、めてワークに所望のシャーリング加
工が行なわれる。

下刃と上刃とのクリアランスを調整する場合には、ワー
クテーブルをフレームからクランプ装置を作動させてア
ンクランプ状態にする。次いで、このアンクランプ状態
にした状態で、ワークテーブルの下方部に設けたクリア
ランス調整駆動装置を駆動させてワークテーブルを前後
方向へ移動せしめることによって予め設定されたクリア
ランスに精度よく調整することができる。

したがって、従来のクリアランス調整装置に用いていた
長い送りねじを必要とせず、かつ勾配片を持たないため
、接触面のすきまによるクリアランス変化がなく、クリ
アランスを精度よく調整でき、良好な剪断精度を確保す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の主要部のクリアランス調整装置を表
わした図で、第４図における■矢視部の拡大断面図、第
２図は第４図における■矢視の拡大図、第３図は第２図
におけるｍ−■線に沿った拡大断面図、第４図はこの発
明を実施した一実施例のシレーリングマシンにおける側
面概略図である。 ７・・・シャーリングマシン　５・・・下部テーブル７
・・・ワークテーブル　９・・・下刃１７・・・ラム　
１９・・・上刃 ２７・・・クランプ装置　３３・・・クランプボルト４
１・・・皿ばね　４３・・・シリンダ装置５９・・・ブ
ロック部材　６１・・・ブツシャ６３・・・ホールドナ
ツト　６５・・・ロッド６９・・・セクタギア　７１・
・・駆動ギア７９・・・駆動モータ　８９・・・エンコ
ーダ代理人　弁理士　　三　好　保　男 す 第３図 第４図 手続補正書（自発） 昭和６３年１２月８　日

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）フレームに支承されたワークテーブルに備えられ
   下刃と、上下動自在なラムに備えられた上刃とを協働せ
   しめてワークにシャーリング加工を行なうシャーリング
   加工機において、前記下刃と上刃のクリアランスを調整
   する際、前記ワークテーブルをフレームからアンクラン
   プし、次いでワークテーブルを前後方向に移動せしめて
   下刃と上刃とのクリアランスを調整することを特徴とす
   るシャーリング加工におけるクリアランス調整方法。
2. （２）フレームに支承されたワークテーブルに備えられ
   た下刃と協働してワークにシャーリング加工を行なう上
   刃を備えたラムをフレームに上下動自在に支承して設け
   、前記ワークテーブルをフレームにクランプ・アンクラ
   ンプせしめるクランプ装置を前記フレームに設け、この
   クランプ装置によりワークテーブルをフレームからアン
   クランプした状態でワークテーブルを前後方向へ移動せ
   しめて下刃と上刃とのクリアランスを調整するクリアラ
   ンス調整駆動装置を前記ワークテーブルの下方部に設け
   てなることを特徴とするシャーリング加工におけるクリ
   アランス調整装置。