JPH01320911A - 株分けしたブロック状苗収納容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は株分けした多数のブロック状苗を収納した状態
で、前記ブロック状苗を１株毎に、切出し植付ける植付
機構の作動に連動して、植付機構の切り出し部位に向け
て移動させる縦送り機構と前記縦送り機構での送り方向
とは直交する方向に移動させる横送り機構を備えた苗搭
載台に載置される株分けしたブロック状苗収納容器に関
する。

〔従来の技術〕

この種の株分けしたブロック状苗収納容器において、従
来は、ブロック状苗収納空間を複数列に区画する仕切壁
を設けるとともに、それら仕切壁と直交する方向に更に
仕切壁を設けて、１株分のブロック状苗だけが収納でき
る空間を多数形成していた（例えば特開昭６２−１３８
１１３号公報第２図）。

〔発明が解決しようとする課題〕

このような場合には、１株分のブロック状苗を収納する
位置が決まっているので、このブロック状苗を収納容器
に投入する際に、１株分づつのブロック状苗を順番に投
入する以外になく、機械化するにしても省力化の効果は
あっても、投入作業時間の短縮化はできなかった。

本発明の目的はブロック状苗収納容器側に細工を施すこ
とによって、ブロック状苗投入作業の能率向上を図れる
ものを提供する点にある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明による特徴構成は、ブロック状苗収納空間を複数
列状に区画する仕切壁を立設し、複数のブロック状苗を
列状に収納する溝状小収納空間を形成するとともに、前
記溝状小収納空間を連続した通し空間に形成してある点
にあり、その作用効果は次の通りである。

〔作　用〕

つまり、ブロック状苗収納空間を列状に区画する仕切壁
のみで区画することによって、第１図で示すように、縦
横何れか一方の方向にのみ長い溝状小収納空間（ｂ）が
形成される。したがって、その小収納空間（ｂ）内はそ
の長手方向は仕切壁（１４）のない通し空間になってい
るので、ブロック状苗（ａ）を収納する場合にもその長
手方向に対して厳密な位置決めを必要としない。

よって、第１図で示すように、あらかじめ列状に並べた
多数株のブロック状苗（ａ）を溝状小収納空間（ｂ）の
一端より一体で押し込むことによって、−挙に収納でき
、その際に注意すべきことは隣接する両仕切壁（１４）
、　（１４）の間にブロック状苗を位置させるといった
ことだけである。

このようにブロック状苗を収納した収納容器は、例えば
第２図及び第３図に示すように、仕切壁（１４）の方向
を横送り方向に沿わせる状態で苗搭載台（２）面に載置
され、植付機構（５）によって１株取り出される毎に横
送りされ、１列分取り終わると収納容器（１）全体が１
列分だけ縦送りされる。

〔発明の効果〕

その結果、多数株のブロック状苗を列状に並べた状態で
一挙に小収納空間内に投入でき、１株づつ投入しなけれ
ばならない従来に比べてその投入作業時間を大幅に短縮
できる。

ただし、従来のように、１株ブロック状苗に対して１つ
の小収納空間を対応させた収納容器に対しても多数株の
ブロック状苗を列状に並べた状態で一挙に投入すること
もできるが、この場合には隣接するブロック状苗間隔を
も厳密に管理しなければならないので、それだけ機械化
するにしても複雑な機構を必要とする欠点がある。

〔実施例〕

ブロック状苗収納容器（１）を搭載する苗搭載台（２）
から説明する。第３図に示すように、図外の乗用車体後
端に設けられている昇降リンク機構（３）に植付伝動ケ
ース（４）を取付けるとともに、この植付伝動ケース（
４）の後端部に苗搭載台（２）の苗取出し口（２ａ）と
植付面との間を循環作動する植付機構（５）を設けであ
る。前記植付伝動ケース（４）には、エンドレスの螺旋
溝を形成した横向き移動軸（６）が枢支され、植付伝動
ケース（４）内に固定されたコマ部材（図示せず）と螺
旋溝との係合状態で前記コマ部材が移動軸軸心周りで回
転することによって、前記横向き移動軸（６）がその軸
心方向に正逆移動する。

前記移動軸（６）の両端には前後向き姿勢の支持アーム
（７）、　（７）が固着されるとともに、両支持アーム
（７）、　（７）の先端に苗搭載台（２）が取付けられ
ている。したがって、前記横向き移動軸（６）が移動す
れば苗搭載台（２）も追従して横移動する。以上、横向
き移動軸（６）、コマ部材等を横送り機構（Ａ）と称す
る。

次に、縦送り機構（Ｂ）について説明する。苗搭載台（
２）の背面に突起付ベルト（８）が架設され、苗搭載台
（２）　の苗のせ面よりその突起を上方に臨かせている
。この突起付ベルト（８）の下側駆動軸にはリンク機構
（９）を介して、前記支持アーム（７）、（７）に亘っ
て架設された駆動軸（１０）が連係され、この駆動軸（
１０）は、植付伝動ケース（４）に軸支されている常時
回転アーム（１１）によって回転駆動力を受ける。つま
り、前記駆動軸（１０）に固着された受動アーム（１２
）が前記移動軸（６）の横移動につれて植付伝動ケース
（４）に対して遠近移動を行い、植付伝動ケース（４）
に最近接した状態で前記常時回転アーム（１１）との接
当によって一定角度だけ回転駆動される。すると、前記
突起付ベルト（８）が所定量だけ作動する。このように
、前記受動アーム（１２）は左右一対設けてあり、筒塔
載台（２）が横移動ストローク端に到ると常時回転アー
ム（１１）と接当して所定角度だけ回転される。以上、
突起付ベルト（８）等を縦送り機構（Ｂ）　　と称する
。したがって、筒塔載台（２）は常に横移動をし乍ら、
その横移動ストローク端では縦送り機構（Ｂ）が作動す
る。

次に、筒塔載台（２）に載置される収納容器（１）につ
いて説明する。第１図に示すように、この収納容器（１
ン　は紙製のもので、底面に対して複数の平行縦向き仕
切壁（１４）を立設することによって、複数個の溝状小
収納空間（ｂ）を形成してある。この溝状小収納空間（
ｂ）の両側端は開口状態になっており、第１図に示すよ
うに、この開口端より溝状小収納空間（ｂ）内に多数株
のブロック状苗（ａ）の挿入を許容する構成となってい
る。したがって、溝状小収納空間（ｂ）はブロック状苗
（ａ）を両側端間に亘って移動させることができる挿通
空間に形成してあり、ブロック状苗（ａ）を投入する作
業が行い易い構成となっている。

以上のように、株分けされたブロック状苗（ａ）を収納
してあるブロック状苗収納容器（１）を、その仕切壁（
１４）が横向きに整列するように筒塔載台（２）上に載
置し、前記植付機構（５）によって１株毎にそのブロッ
ク状苗（ａ）を収納した容器部分と一体で切り出し植付
する。図中（１５）は前記容器部分を切り放す際に有効
なミシン目状の切り取り線である。

〔別実施例〕

■　前記ブロック状苗収納容器（１）としては、溝状小
収納空間（ｂ）の両側端においては、片側端だけ立壁の
ない開口端であってもよく、又、両側端に開口端がない
状態でもよい。この両側端が立壁で閉塞されている場合
には、上方より溝状小収納空間（ｂ）内にブロック状苗
（ａ）を挿入できる。そして、この場合にも、溝状小収
納空間（ｂ）内に仕切りがないので、複数株のブロック
状苗（ａ）を投入する際に隣接するブロック状苗（ａ）
同志の間隔を厳密に管理する必要がない。又、前記切り
取り線（１５）の部分に溝状小収納空間（ｂ）内僅かに
突出する突起を設けてもよい。

■　筒塔載台（２）の横送り機構（Ａ）　　としてはシ
リンダ等を使用してもよく、実施例のものに限定されな
い。

■　縦送り機構（Ｂ）　としては、爪付の回転体で収納
容器（１）底面を引掛係止して送る構成を採ってもよく
、ベルト式のものに限定されない。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る株分けしたブロック状苗収納容器の
実施例を示し、第１図は全体斜視図、第２図は縦送り横
送り機構を示す縦断背面図、第３図は苗植付装置にブロ
ック状苗収納容器を載置した状態を示す側面図である。 （２）・・・・・・筒塔載台、（５）・・・・・・植付
機構、（１４）・・・・・・仕切壁、（Ａ）・・・・・
・横送り機構、（Ｂ）・・・・・・縦送り機構、（ａ）
・・・・・・ブロック状苗。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　株分けした多数のブロック状苗（ａ）を収納した状態
   で、前記ブロック状苗（ａ）を１株毎に、切出し植付け
   る植付機構（５）の作動に連動して、植付機構（５）の
   切り出し部位に向けて移動させる縦送り機構（Ｂ）と前
   記縦送り機構（Ｂ）での送り方向とは直交する方向に移
   動させる横送り機構（Ａ）を備えた苗搭載台（２）に載
   置される株分けしたブロック状苗収納容器であって、ブ
   ロック状苗収納空間を複数列状に区画する仕切壁（１４
   ）を立設し、複数のブロック状苗を列状に収納する溝状
   小収納空間（ｂ）を形成するとともに、前記溝状小収納
   空間（ｂ）を連続した通し空間に形成してある株分けし
   たブロック状苗収納容器。