JPH01318951A - 超音波もしくは電磁波による物体映像化装置 - Google Patents

超音波もしくは電磁波による物体映像化装置

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JPH01318951A
JPH01318951A JP63151646A JP15164688A JPH01318951A JP H01318951 A JPH01318951 A JP H01318951A JP 63151646 A JP63151646 A JP 63151646A JP 15164688 A JP15164688 A JP 15164688A JP H01318951 A JPH01318951 A JP H01318951A
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Application number
JP63151646A
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Inventor
Hiroaki Sumiya
博昭 炭谷
Sadahiko Ozaki
尾崎 禎彦
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば金属材中の欠陥を検出し、・   
その欠陥像を高解像度、実時間で表示することができる
超音波非破壊検査装置等における物体映像化装置、もし
くは電磁波を用いて地表面の状況を上空より遠隔操作に
より映像化することができる合成開口レーダによる物体
映像化装置に関するものである。
[従来の技術] まず、従来の超音波を用いた物体映像化方式による超音
波非破壊検査装置等で用いられる物体映像化装置におい
ては、細く絞った超音波ビームを物体に対して送波し、
その反射波の往復伝播時間よりその物体の空間的情報を
得るようにし、さらに超音波送受信子を電気的もしくは
機械的に逐次走査して物体内の空間的情報を点物体の集
合として映像化するものである。このような物体映像化
方式による物体映像化装置は容易に実現することはでき
るが、得られる画像の方位方向解像度は超音波ビームの
絞り込み度合に依存しており、この超音波ビームの広が
り度合いは超音波送受信子と物体までの距離に比例する
ため、得られる画像の方位方向解像度は物体までの距離
が遠くなる程劣化するという欠点があった。
上述のように方位方向解像度が物体までの距離に比例し
て悪化する欠点を補正する手法として、合成開口法を用
いた物体映像化方式が知られている。そこで1合成量口
法について第9図及び第10図を用いて説明する。
第9図は従来の合成開口法により物体を映像化させる手
法を示す説明図である。図において、1は超音波送受信
子であり、その開口をdで示す。
2は超音波送受信子lから送波された超音波ビームであ
り、その超音波ビーム2の片側の広がり角をβで示す、
3は映像化対象物点であり、ここでは点物体としている
。4は超音波送受信子1と点物体3の間に介在する伝播
媒質、5は超音波送受信子1の走査線である。また、送
波された超音波の周波数をf、伝波媒質4中の菩速をC
2超音波ビーム2が点物体3を見込む走査範囲の長さを
Lとしている。点物体3はX−Z平面において(xO7
zo)に位置しており、超音波送受信子1は走査線5上
で超音波を送受信しながら走査している。
この時、超音波のある送受信を行った位置を(x。
0)としている。
第10図は第9図の合成開口法により各走査点で送受信
を行った時に、点物体からの反射波を送信開始時間を時
間原点として示した説明図である。
すなわち、第10図は超音波送受信子1から送波され点
物体3によって反射された信号を、走査線5に沿って受
信する時の時間遅れを示している。
ここで、超音波送受信子1の送信から受信までの時間t
、すなわち位相遅れは次式によって与えられる。
t(x)=’s々X −X@ )” + d   os
s m 11)上記(1)式で与えられる位相遅れ履歴
である位相履歴線は、第10図中の二点鎖線で示すよう
に双曲線となる。上記長さしの範囲内において受信され
な受信信号をコヒーレント加算することにより、第10
図中の双曲線上に分散されている物体からの反射波によ
る信号強度を対応物点上に圧縮できる。このことは、第
9図における走査線5上の各走査点が超音波ビーム2の
広がりから決まる長さしの開口を有する超音波送受信子
1の開口を順次に占有形成していくこと、すなわち長さ
しの開口の超音波送受信子lで点物体3に対して超音波
ビーム2を照射したものと物理的に等価である。上記長
さしを合成開口長と云い、このようにして物体像を形成
する方法を合成開口法と云う。
この時、方位方向解像度δXは超音波の波長をとなるが
、超音波ビーム2の広がり角βは単一の超音波送受信子
1を用いた場合に、 であるので、上記(3)式を上記(21式に代入して、
結局、方位方向解像度δXは、 δx=d          ・・・・・・G41とな
る。従って、合成開口法では方位方向解像度δ8は上記
(4)式より分かるように、煮物体3までの距離z、)
に依存せずに一定であり、超音波送受信子1の開口はd
程度になる。
上記合成開口法による物体映像化方法を、例えば第9図
に示すx−z平面を対象にして実施する場合について、
第11図を用いて説明する。第11図は合成開口法によ
る物体映像化方法の原理を示す説明図である。第11図
において、合成開口長しの範囲の全走査点での受信信号
群を用いて再生される画像化領域は直線I上の各点であ
り、この直線I上の点Kを再生するのに必要な受信信号
群は、第11図中の二点鎖線で示した双曲線上の受信信
号の値である。上記直線Iは合成開口長しの範囲の中線
をなしており、双曲線が定義される範囲は送受信される
超音波ビームの広がりで決まり、これは第11図中に点
線で示しである。すなわち、画像化領域の直線Iを像再
生する時は領域Aの範囲の受信信号データを用いており
、−走査ピッチ分ずれた画像化領域の直線I#を像再生
する時には、やはり一走査ピッチ分ずれた領域Bの範囲
の受信信号データを用いれば良い、この時、各画素を再
生するためにコヒーレント加算を行うべき受信信号デー
タを決める双曲線は、画像化領域の直線I、Cについて
同じ形をしている。
[発明が解決しようとする課題] 上記のような従来の合成開口法による物体映像化方法で
は、画像化領域を順次に更新し、広範囲の画像化領域に
わたって画像化する場合に、各走査点の受信信号別の格
納と、画像再生処理に相当な工夫を払わなければ膨大な
受信信号群を格納するメモリ容量が増大し、また画像再
生処理に要する時間がきわめて長くなってしまうという
問題点があった。さらに、単一の超音波送受信子1を用
いる場合に、超音波ビーム2の広がり角は素子形状を決
定してしまうと一定となり、そのために素子形状以上の
解像度は得られないという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、方位方向解像度をさらに高めることができる
と共に、画像再生処理に必要なメモリ容量を節約し、処
理時間を高速化(実時間化)することのできる超音波も
しくは電磁波による物体映像化装置を得ることを目的と
する。
[課題を解決するための手段] この発明に係る超音波もむくは電磁波による物体映像化
装置は、各走査点ごとにセクタ方式で送受信した超音波
もしくは電磁波信号をセクタスキャンごとにA/D変換
した後にこれを合成し、−合成開口範囲内のみの受信信
号群を格納するフレームメモリ部に順次に格納していき
、フォーカステーブル部内に格納されている双曲線に対
応するフレームメモリ部のアドレス情報に従って受信信
号データをコヒーレント加算していくことにより線画像
を再生していき、また各走査点ごとにフォーカステーブ
ル部内のデータを−ライン分シフトすることにより、常
に一枚のフォーカステーブル部で線画像が順次に再生で
きるようにしたものである。
[作用] この発明における超音波もしくは電磁波による物体映像
化装置は、超音波もしくは電磁波の送受信子をアレイ化
して並べ、各走査点で電気的に遅延をかけることにより
セクタスキャンを行い、各セクタスキャンで得られた受
信信号をA/D変換した後にコヒーレントに合成するこ
とにより、単一の送受信子を用い′た場合と比べてより
広いビーム塩がり角で送受信することができる。この合
成された受信信号をフレームメモリ部内に順次に格納し
ていき、−合成開口範囲の中心線を像再生するために、
各往復伝播時間軌跡に対応したフォーカステーブル部に
格納されているアドレスデータを用いてフレームメモリ
部からデータを読み出し、その読み出された各データを
コヒーレントに加算して合成開口範囲の中心線の線画像
を得ていき、この線画像を順次にスクロール表示するこ
とにより、対象物体の画像化対象空間領域を超音波もし
くは電磁波による送受信系を走査しつつ映像化していく
[実施例コ 第1図はこの発明の一実施例である超音波による物体映
像化装置における送受信系を含むデータ収集系の構成を
示すブロック図、第2図は第1図の物体映像化装置にお
ける超音波送受信子が各走査点で行うセクタスキャンを
示す説明図である。
第1図は超音波送受信子が各走査点で行うセクタスキャ
ンごとに受信データを得た後、これを合成してフレーム
メモリ部へ格納する機能を示している0図において、1
は各走査点でセクタスキャンを行うアレイ化して並べた
超音波送受信子、6は超音波送受信子1に超音波を送波
させる送信アンプ部、7は超音波送受信子1の受信した
超音波信号を受信増幅する受信アンプ部、8は受信信号
をA/D変換するA/D変換部、9は超音波送受信子1
の各セクタスキャンごとの受信信号データをA/D変換
部8でA/D変換したディジタルデータを一時格納する
A/Dラインメモリ部、10は各セクタスキャンに対応
するA/Dラインメモリ部9のA/Dラインメモリを選
択するディジタルスイッチ部、11はA/Dラインメモ
リ部9に収納された受信ディジタルデータをコヒーレン
トに加算する加算器部、12は加算器部11によって合
成されたディジタル合成受信データを格納する合成A/
Dラインメモリ部、13は一走査点で得られる合成A/
Dデータを超音波送受信子1を走査するごとに順次にシ
フト格納するフレームメモリ部、14は以上のような動
作を制御するコントロール部である。
上記第1図に示すようなデータ収集系では、一つの走査
点で超音波送受信子lを構成している各送受信子に電気
的に遅延をかけることによりセクタスキャンを行い、各
セクタスキャンに対する受信信号をA/D変換部8でA
/D変換し、これにより得られたディジタルデータをA
/Dラインメモリ部9の各セクタスキャンに対応するA
/Dラインメモリに格納した後、加算器部11によりコ
ヒーレントに加算して合成信号とし、合成A/Dライン
メモリ部12に格納する。この合成A/Dラインメモリ
部12に格納されたデータを超音波送・受信子1を走査
するごとにフレームメモリ部13の第1列に書き込み(
アドレスO)、各列データをすべて1列づつシフトさせ
て格納する。このフレームメモリ部13上に格納された
合成受信データは、列方向が超音波送受信子1の走査方
向に対応し、行方向が超音波ビーム2の進行方向、すな
わち時間に対応しており、このフレームメモリ部13上
のデータを用いて画像再生処理を行う。
この画像再生処理については第3図を用いて説明する。
第3図は第1図の超音波による物体映像化装置における
画像再生処理から画像表示までの機能を行う構成を示す
ブロック図である0図において、12は各セクタスキャ
ンに対する受信データをコヒーレントに加算して得られ
た合成受信データを一時格納する合成A/Dラインメ鷺
り部であり、13は合成A/Dラインメモリ部12から
転送されて来るA/Dデータを順次に格納するフレーム
メモリ部であり、図中に示した列iが−2のA/Dデー
タに対応しており、またN+1個のメモリで構成されて
おり、アドレスバス(行アドレスj)チップセレクト信
号(cs)及び読出し/書込み信号(R/W )が各々
共通バスとして後述する画像再生制御部22から供給さ
れている。すなわち、フレームメモリ部13は列1のメ
モリすべてが同時にアクセスされることになる。15は
フレームメモリ部13のラインシフトと同時に合成A/
Dラインメモリ部12の内容をフレームメモリ部13の
図中最上部の列に格納する際に動作するラッチゲート部
であり、図中1列目のデータがラッチされ、次いでゲー
トが開いてi+1列目に転送される。この動作を行の数
だけ繰り返すことにより、1ラインデータが同時にシフ
トされると共に合成A/Dラインメモリ部12のデータ
が同時にフレームメモリ部13に入力される。16はフ
レームメモリ部13の各列に対して、後述するフォーカ
ステーブル部21より与えられる行アドレスlで指定さ
れるA/Dデータが読み出されラッチされるラッチゲー
ト部、17はラッチゲート部16によりラッチされたデ
ータをすべて加算する加算部、18は加算部17の加算
結果を後述する画像メモリ部19に転送する際に介在す
るANDゲート部であり、画像メモリ部19をクリアす
る際にゲートを閉じる。19はフレームメモリ部13か
らラッチゲート部16.加算部17を通して順次に出力
されて来る1ビクセルデータを対応するにアドレスで示
されるアドレスに順次に格納していき、1ラインの画像
データを形成する画像メモリ部である。20は上記画像
再生処理により得られた1ラインの画像データを順次に
ラインシフトしながら表示することによって連続的に画
像領域が更新されていく形で平面画像を表示する画像表
示部、21は合成開口範囲内の受信信号群から画像化対
象線上の各々の点を画像再生するために用いるフォーカ
ステーブル部であり、画像化対象線上の各点を画像再生
するのに必要な往復伝播時間に従って、各走査点に対応
したフレームメモリ部13中の各列の対応値を読み出す
ための行アドレス情報があらかじめ演算により求めて書
き込まれている。22は以上の画像再生処理を包括的に
制御する画像再生制御部であり、フォーカステーブル部
21にあらかじめ演算格納されている行アドレス情報、
すなわちフレームメモリ部13内のt−夕を読み出すべ
き行アドレスと、加算部17により得られる上記ビクセ
ルデータを画像メモリ部19に格納するにアドレスを持
っており、このアドレスを順次に更新して得られる上記
アドレス情報により各部の制御を行う。
ここで、第3図に示したフレームメモリ部13とフォー
カステーブル部21について、第4図に示す被検材が円
筒配管形状の場合の構成を用いて説明する。第4図は円
筒配管形状の被検材に対する画像再生処理を示す説明図
である。第4図において、配管外半径をRo、配管内半
径をR8とし、超音波送受信子1(図示しない)は配管
外壁上を周方向に走査されるものとする。超音波送受信
子1の開口をり、配管材中の音速をC1送波されている
超音波の中心周波数をf、配管内壁面上の点(こ対する
合成開口長をし、この合成開口長りを見込む配管中心で
の角度をα、超音波送受信子1の超音波ビームの広がり
スをθ、とすると、超音波の波長λは次のようになる。
また、超音波ビームの広がり角θ、は、となる。合成開
口長しは角度αを用いて、L=鳥α       ・・
・・・・(1)となり、この時のαは、 で与えられる0次に、画像化対象線より配管中心角度θ
に対応した配管外壁面上の走査点を考える。
第4図中で画像化対象線上の深さZQの位置をこの走査
点より見込む距離をZとすると、x ===  R4+
 (R@!@ )l−2鳥(R@−x@)cosiP 
 −(9)で与えられ、走査点がこのzgの点を見込み
得る最大角度θは超音波ビームの広がり角θ1で制限従
って、深さz□の点に対してその点を超音波ビームが見
込み得る配管中心における画像化対象線を基準とした角
度θz0のとり得る範囲は、1#、l<θ冨、    
    −−−−−−aυで与えられる0画像化対象線
上で配管内壁面上の点を超音波ビームが見込み得る走査
点、すなわち図中の合成開口長しの両端にある走査点と
この点との距離!1.ml、−11を伝播して来る超音
波信号までを受信信号列としなければ、図中の画像化対
象線のすべてが画像再生されないことになる。ここで、
z80.〜−駒 は次式で与えられる。
従って、第3図に示すフレームメモリ部13の容量(M
XNフレームメモリ構成)に関して、列数Mは超音波送
受信子1の走査ピッチの配管中心での角度ピッチΔθに
対応し、 で与えられ、列数Nは超音波送受信子1のA/[)変換
時のサンプリング時間をΔtRとして、次式%式% ここで、画像化対象線の深さZOKであるに番目の点を
画像再生する場合、以下のように第3図に示すフレーム
メモリ部13の超音波受信信号群から(i、J)アドレ
スの波高値を読み出して加算していき、同じく第3図に
示す画像メモリ部19のにアドレスに書き込まれること
になる。第3図に示すフレームメモリ部13のi列目の
受信信号列に対応したjアドレスの求め方を述べること
にする0画像化対象線上のに番目の点の深さZQには、
1軸=−(K−1)C・Δ亀   ・・・・・・(15
で与えられ、i列目の受信信号列に対応する走査点の画
像化対象線となす角度、すなわち第4図におけるθ1は
第3図に示すフレームメモリ部13で、上記(13)式
で決まる列数Mを用いて次のようになる。
この走査点1と画像化対象点にとの距M Z Xは上記
(15)、(16)式のZOK+ θ1を用いて上記(
9)式と同様に次式で与えられる。
sk= R:+(R(1−−p−2R@(R@−槓)g
osθ; ”(in上記距離2にに対する第3図に示す
フレームメモリ部13の1列目の受信信号列から読み出
すべきで゛与えられる。ただし、ここで画像化対象点K
に対して第3図に示すフレームメモリ部13において定
義され得る走査点iの範囲は上記(10)、(11)。
(15)、(16)式により、次式で決まるl、〜−の
値をとり得るものとして規定される。
凰、=(M+1)−−・・・・・・(20)また、この
時のKのとり得る最大値に1K  は次式で与えられる
上記の方法によって決まるに、i、、jアドレスの組み
合わせの求め方を処理フローとして示したものが第5図
である。第5図は第3図のフォーカステーブル部におけ
る処理を示すフローチャートである。第5図に示す処理
フローに従ってあらかじめ(K、i、j)の組み合わせ
を計算し、第3図に示すフォーカステーブル部21にア
ドレステーブルとして書き込み格納しておけばよいこと
になる。
以上のようにしてあらかじめ演算で求められた行j9列
i及びにアドレスの値がフォーカステーブル部21に格
納されている状態(フォーマット)の−例を、第6図及
び第7図に示す。第6図及び第7図は第3図のフォーカ
ステーブル部中に格納するアドレス情報の配列フォーマ
ットを示す図である。第6図はフォーカステーブル部2
1内の1アドレスのフォーマットを示しており、アドレ
スデータ区分で指定したi、J、Kに対応するアドレス
データが格納されている。図中のENDは1ラインの演
算処理終了を示すフラッグ・ビットである。第7図は第
6図に示したフォーマットが複数個気合されて、1ライ
ン分の画像再生に必要なフォーカステーブル部21内の
配列フォーマットを示している。
次に、上記フォーカステーブル部21を参照しながら画
像再生処理を行う動作について、第8図と第1図及び第
3図を用いて説明する。第8図は第1図及び第3図の物
体映像化装置における動作手順を示すタイミングチャー
トである。まず、測定開始前に第3図に示すフレームメ
モリ部13の全域をクリアし、その後に送受信を開始す
る。超音波送受信子1を走査し各走査点でそれぞれの素
子に電気的に遅延をかけることによりセクタスキャンを
行い、各セクタスキャンによる受信信号を合成した後に
フレームメモリ部13に転送し、合成開口処理を行って
線画像データを得、この線画像データを画像表示部20
に転送する。次に、超音波送受信子1を次の走査点に移
動させ上記処理を繰り返し画像データをスクロール表示
する。この動作についてさらに詳細に説明する。第1図
及び第3図において、測定開始前にフレームメモリ部1
3の全域をクリアし、超音波送受信子1を最初の走査点
に移動させ電気的に遅延をかけることによりセクタスキ
ャンを行い、各セクタスキャンごとに得た受信信号を受
信アンプ部7.A/D変換部8を通して各セクタスキャ
ンに対応するA/Dラインメモリ群9中のA/Dライン
メモリに格納していき、セクタスキャン動作が終了した
後に加算器部11を用いて受信信号を合成し、これを合
成A/Dラインメモリ部12に格納する0次に、合成A
/Dラインメモリ部12に格納された受信信号データを
ラッチゲート部15を通してフレームメモリ部13の列
アドレス0のラインに入力する。この時、フレームメモ
リ部13と合成A/Dラインメモリ部12を同じjアド
レスで同時にメモリ内容の読み出し状態にし、これによ
り得られたデータを次段のラッチゲート部15にラッチ
した後に上記読み出し状態を解除する。次に、ラッチゲ
ート部15のゲートを開いてラッチされていたデータを
、次のラインメモリの同じjアドレスに出力してフレー
ムメモリ部13の列アドレスOに書き込まれる。上記フ
レームメモリ部13のラインシフト及びデータ入力と同
時に画像メモリ部19をクリアするために、ANDゲー
ト部18を閉じてにアドレスをOから順次に更新してい
き、各メモリ要素に0を書き込みクリアする。
次に、画像再生処理の動作について説明する。
ラッチゲート部15のゲートは上記画像再生処理中は閉
じており、上述したようにフォーカステーブル部21を
画像再生制御部22を通してTアドレスを0から順次に
更新していき、読み出し指定を行うことにより第6図に
示したアドレス情報のjアドレスが得られ、またフレー
ムメモリ部13の各列から対応したjアドレスで指定さ
れた受信信号データが同時に読み出し指定され、対応す
るデータ群が読み出されてラッチゲート部16に入力さ
れる。各列から対応するjアドレスで指定された受信信
号データがすべてラッチされた後に、ラッチゲート部1
6のゲートを開き加算部17により加算が行われる。こ
の時、受信信号データは正負の符号を持っており、デー
タはコヒーレント加算が行われている。この加算結果を
画像再生制御部22より指定されるにアドレスに従って
画像メモリ部19に書き込ませる。この動作をにアドレ
スの0から順次に繰り返して行い、第6図に示すEND
フラッグ・ビットが検知されるまで行う。
この一連の動作で得られた1ラ−インの画像データを次
段の画像表示部20に転送し、第1の走査点(1おける
送受信に関する1ラインの画像再生処理が完了する。以
降、第2の走査点以下の送受信も同様の処理動作で行わ
れ、続いて送受信を行っていくことにより無限領域の画
像再生が実現できる。
なお、上記実施例では各セクタスキャンに対してセクタ
スキャン数と同数のA/DラインメモリをA/Dライン
メモリ部9に持たせた場合について示したが、A/D変
換部8の出力を1つのA/Dラインメモリに格納し、セ
クタスキャンを行うたびにA/Dラインメモリに格納さ
れたものを累算し、その結果を合成A/Dラインメモリ
部12に格納させるものでも良い。
また、上記実施例ではフレームメモリ部13の構成をM
XNのメモリ構成として示したが、この発明による物体
映像化装置でのフレームメモリ容量のMXNは適用対象
の必要最大容量とすれば良い。
また、上記実施例における加算部17の代わりに累算器
を用い、各列iに対してフォーカステーブル部21によ
り指定されたjアドレスでアクセスされるフレームメモ
リ部13のデータを全列について累算する方式としても
良い。
さらに、上記実施例では超音波による物体映像化装置に
ついて説明したが、電磁波による物体映像化装置のよう
にパルスレーダによる物体もしくは物体表面の映像化装
置としても良く、上記実施例と同様の効果を奏する。
[発明の効果] 以上のように、この発明の超音波もしくは電磁波による
物体映像化装置によれば、各走査点ごとにセクタ方式で
送受信した超音波もしくは電磁波信号をセクタスキャン
ごとにA/D変換した後にこれを合成し、−合成開口範
囲内のみの受信信号群を格納するフレームメモリ部に順
次に格納していき、フォーカステーブル部内に格納され
ている双曲線に対応するフレームメモリ部のアドレス情
報に従って受信信号データをコヒーレント加算していく
ことにより線画像を再生していき、また、各走査点ごと
にフォーカステーブル部内のデータを−ライン分シフト
することにより、常に一枚のフォーカステーブル部で線
画像が順次に再生できるように構成したので、従来の単
一素子を用いた合成開口法による処理の場合に素子形状
で決定されていたビーム塩がり角よりも広いビーム塩が
り角範囲の受信データを得ることができ、これにより高
解像度の画像を得ることができ、かつ必要なメモリ容量
の節約と限られたメモリ領域の有効活用が図られ、あわ
せて画像再生処理時間の高速化(実時間化)を実現する
ための物体映像化装置が得られるという優れた効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例である超音波による物体映
像化装置における送受信系を含むデータ収集系の構成を
示すブロック図、第2図は第1図の物体映像化装置にお
ける超音波送受信子が各走査点で行うセクタスキャンを
示す説明図、第3図は第1図の超音波による物体映像化
装置における画像再生処理から画像表示までの機能を行
う構成を示すブロック図、第4図は円筒配管形状の被検
材に対する画像再生処理を示す説明図、第5図は第3図
のフォーカステーブル部における処理を示すフローチャ
ート、第6図及び第7図は第3図のフォーカステーブル
部中に格納するアドレス情報の配列フォーマットを示す
拐、第8図は第1図及び第3図の物体映像化装置におけ
る動作手順を示すタイミングチャート、第9図は従来の
合成開口法により物体を映像化させる手法を示す説明図
、第10図は第9図の合成開口法により各走査点で送受
信を行った時に、煮物体からの反射波を送信開始時間を
時間原点として示した説明図、第11図は合成開口法に
よる物体映像化方法の原理を示す説明図である。 図において、1・・・超音波送受信子、2・・・超音波
ビーム、3・・・映像化対象物点(煮物体)、4・・・
伝播媒質、5・・・走査線、6・・・送信アンプ部、7
・・・受信アンプ部、8・・・A/D変換部、9・・・
A/Dラインメモリ部、10・・・ディジタルスイッチ
部、11・・・加算器部、12・・・合成A/Dライン
メモリ部、13・・・フレームメモリ部、14・・・コ
ントロール部、15.16・・・ラッチゲート部、17
・・・加算部、18・・・ANDゲート部、19・・・
画像メモリ部、20・・・画像表示部、21・・・フォ
ーカステーブル部、22・・・画像再生制御部である。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。 代  理  人     大  岩  増  雄第 2
 因 1:が音数送受信5 gI45  囚− 区 ツ 6 図 第 7 ■ 1A  10  囚 第 113 手続補正書(自発)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 超音波もしくは電磁波を用いて物体像を映像化する際に
    、超音波もしくは電磁波送受信器を走査し、送信から受
    信までの位相履歴線を用いて対象物体の断面像を得る合
    成開口法に基づく物体映像化装置において、走査方向と
    平行な方向に送受信子をアレイ化して並べ、電気的に遅
    延をかけることにより各走査点でセクタスキャンを行い
    、その結果得られた各受信信号を合成し、広がったビー
    ムによって対象物体の画像を再生するようにし、上記各
    セクタスキャンに対応した受信信号をある定められたサ
    ンプリング時間で離散化してディジタル値を得るセクタ
    スキャン数と同数又は1個のA/D変換器と、上記セク
    タスキャンに対して上記ディジタル値を格納するための
    A/Dラインメモリ部と、このA/Dラインメモリ部の
    値をコヒーレントに合成するための加算器部と、その合
    成結果を格納するための合成A/Dラインメモリ部と、
    この合成A/Dラインメモリ部に格納されたディジタル
    値列を順次に格納していくフレームメモリ部と、このフ
    レームメモリ部に格納されたディジタル値群を一走査ラ
    イン相当分順次にラインシフトするべく構成されたラッ
    チゲート部と、あらかじめ計算された位相履歴線による
    上記フレームメモリ部内の対応アドレス情報が格納され
    たフォーカステーブル部と、このフォーカステーブル部
    から得られるアドレス情報に従って上記フレームメモリ
    部内のディジタル値を順次に読み出し、一位相履歴線に
    対応したデータをコヒーレント加算する加算部と、この
    加算部から順次に得られる合成開口範囲の中心線に対応
    した線画像を格納する画像メモリ部と、この画像メモリ
    部から得られた線画像データをD/A変換しながら逐次
    にスクロールしつつ表示する画像表示部とを備えたこと
    を特徴とする超音波もしくは電磁波による物体映像化装
    置。
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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1020034A (ja) * 1996-07-02 1998-01-23 Hitachi Ltd 安全運転支援システム及び安全運転支援方法
JP2019062984A (ja) * 2017-09-28 2019-04-25 コニカミノルタ株式会社 超音波信号処理方法、及び超音波信号処理装置。

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