JPH01316447A - 樹脂複合鋼板 - Google Patents

樹脂複合鋼板

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Publication number
JPH01316447A
JPH01316447A JP63146216A JP14621688A JPH01316447A JP H01316447 A JPH01316447 A JP H01316447A JP 63146216 A JP63146216 A JP 63146216A JP 14621688 A JP14621688 A JP 14621688A JP H01316447 A JPH01316447 A JP H01316447A
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JP
Japan
Prior art keywords
steel plate
resin
resin composite
intermediate layer
composite steel
Prior art date
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Pending
Application number
JP63146216A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Matsuda
穣 松田
Makoto Kabasawa
樺沢 真事
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、1対の鋼板を樹脂を介して張り合わせた樹
脂複合鋼板に関するものである。
〔従来の技術] 自動車、航空機、エレベータ−および地下鉄車両等をは
じめ、多くの振動騒音に悩まされる分野において、鋼板
と鋼板との間に樹脂をサンドイッチした制振複合鋼板が
使用されている。
上記制振複合鋼板は、上述した自動車等の需要に対応す
るべくカラー化される傾向にある。
制振複合鋼板を初めとした樹脂複合鋼板(以下樹脂複合
鋼板と称す)に使用するカラー鋼板としては、基板とな
る鋼板表面にペイント塗装を施したもの、あるいはフッ
素樹脂のように焼き付けてコーティングした塗装鋼板が
一般的である。
塗装鋼板としては、例えば、J4S G 3312のよ
うなものがある。従来の塗装鋼板はいずれも基板表面上
に、有機樹脂皮膜が形成された有機被覆鋼板である。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の塗装鋼板には、以下に述べる問題
がある。
■ 鋼板の塗装表面に紫外線が照射されることにより塗
料が変色し塗装面が変色する。
■ 同様に、紫外線の照射により塗料が老化し、表面に
割れあるいは剥離といった傷が発生する。
■ 基板の表面と塗料との間の密着強度が、50〜60
 kgf/c−程度と低い。
以上■乃至■に述べた耐候性に関する問題の他にも、鋭
利な刃物状のものによりこすり傷がつき易い等表面硬度
が低い点、あるいは、150〜200℃程度の高温下に
おいても塗料が熱によって劣化損傷してしまう点等、従
来の塗装鋼板には多(の問題があった。
従って、このような塗装鋼板を使用した樹脂複合鋼板に
おいても、同様の問題が存することとなる。
この発明の目的は、着色された外観を有し、且つ、耐食
性、耐候性、耐熱性に優れ、しかも、表面硬度の高い、
樹脂複合鋼板を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、1対の鋼板を樹脂を介して張り合わせたも
のからなる樹脂複合鋼板において、前記鋼板の表面上に
、有色性を有するセラミックスからなる皮膜を溶射によ
り形成し、または、前記鋼板の表面上に、犠牲防食作用
を示す金属からなる中間層を形成し、さらに、前記中間
層の表面上にを色性を有す、るセラミックスからなる皮
膜を溶射により形成したことに特徴を有するものである
次に、この発明の樹脂複合鋼板を構成する鋼板および樹
脂について述べる。
(1)鋼板: ■セラミックス皮膜 無機質のセラミックスの粒子群を、母材の表面上にプラ
ズマ溶射により形成したセラミックス皮膜は、皮膜自体
が美しい色彩を呈する。そして、その色彩の種類は、適
切な溶射材料を用いることによって容易に変えることが
できる。
例えば、溶射材料としてアルミナを用いた場合には、セ
ラミックス皮膜は白色を呈する。
また、セラミックス皮膜の外観は、その表面の凹凸によ
って、艶消し感があり高級なイメージとなる。
セラミックス皮膜は鋼よりも硬度が高く、セラミックス
皮膜が形成された鋼板は、表面硬度において優れてい為
また、セラミックス皮膜は、紫外線の照射により、表面
が変色したり、老朽化することはない。
また、鋼板の表面との密着強度も300 ICgf/d
以上を示し、密着強度に優れている。さらに、セラミッ
クス皮膜は150〜200℃程度の耐熱性にも優れてい
る。
■中間層 ■に述べたセラミックス皮膜は、その特性がら空孔が多
数存在し緻密さに欠ける。
このため、使用環境によっては、前記空孔を介して母材
である鋼板の表面に大気が接触し、鋼板に鯖が発生する
不都合が生じる場合がある。
これを防ぐために、本発明においては、犠牲防食作用に
よって鋼板を保護することができる、鉄および綱よりも
電気化学的な平衡電位が卑な、換言すれば鉄および鋼よ
りもイオン化傾向が大な金属によって中間層を形成する
鋼材の表面とセラミックス皮膜との間に形成された中間
層の表面は、使用環境中において、セラミックス皮膜の
空孔内に侵入した大気と接触して安定な酸化物(不動体
)を形成してセラミックス皮膜中の空孔内で膨張し、空
孔を閉塞する。
このような中間層としては、使用環境中において犠牲に
なって鉄および鋼を保護するZnめっき層。
Zn溶射層、Afめっき層、V溶射層、および、Zn系
M系のめっき層等を使用することができる。
第1図および第2図はこの発明を構成する鋼板の一実施
態様を示す断面図である。
第1図に示すように鋼板1の表面上にはZnめっきN2
が形成され、Znめっき層2の表面上にはAl z O
x (アルミナ)からなるセラミックス皮膜3が形成さ
れている。セラミックス皮膜3はプラズマ溶射によって
形成されている。
Znめっき層20表面は、使用環境中においてセラミッ
クス皮膜3の空孔4内に侵入した大気と接触して安定な
酸化物5(酸化亜鉛等の亜鉛の腐食生成物)を形成して
膨張し、第2図に示すように空孔4を閉塞する。
これにより、セラミックス皮膜3は緻密化し、母材であ
る鋼板1の表面が大気と接触することがなくなり、錆が
発生することもない。
(2)  樹脂: 鋼板と鋼板との間にサンドインチする樹脂としては、ポ
リプロピレンおよびナイロン等、従来から樹脂複合鋼板
の材料として一般に使用されているもめを使用すること
ができる。
この発明の樹脂複合鋼板は、上述した1対の綱板を樹脂
を介して張り合わせてなっている。
第3図はこの発明の樹脂複合鋼板の一実施態様を示す断
面図である。
第3図に示すように、表面にプラズマ溶射によってセラ
ミックス皮111Bが形成された綱Fi6. 6の間に
、樹脂7が熱圧着によって挟まれている。
このような樹脂複合鋼板は、制振鋼板としては鋼板6.
6の厚さを0.4〜1.0鵬、樹脂7の厚さを0.05
〜0.15mmの範囲とすることが好ましい。
また、軽量化鋼板としては、鋼材6,6の厚さを0.4
〜1. Orm 、樹脂7の厚さは0.3〜0.5鵬の
範囲とすることが好ましい。
次にこの発明を実施例により説明する。
〔実施例1〕 Znめっき鋼板(JIS G 3302,5PGCZ3
5(めっき量350 g/rrf))の表面に溶射材料
としてアルミナ(AZ z(h)を使用し、プラズマ溶
射により200μmのセラミックス皮膜を形成した。プ
ラズマ溶射条件はプラズマガス:^r+He、人熱:3
5入熱、溶射距離:100■であった。
この結果、形成されたセラミックス皮膜は白色を呈した
〔実施例2〕 溶射材料としてアルミナとクロムオキサイドの化合物を
使用し、実施例1と同じ条件で銅板の表面にセラミック
ス皮膜を形成した。
この結果、形成されたセラミックス皮膜は赤色を呈した
同様に、溶射材料としてアルミナとニッケルオキサイド
の化合物を使用したときは黄色を、アルミナとコバルト
オキサイドの化合物を使用したときは青色を呈した。
〔実施例3〕 (1)  厚さ0.5鵬の鋼板(JIS・G・3301
・5S41)および厚さ0.5 amのZnめっき鋼板
(JIS−G−33025PGC235(めっき量35
0g/イ))の表面に、溶射材料としてアルミナ(uz
oz)を使用し、プラズマ溶射により200Paのセラ
ミックス皮膜を形成した。プラズマ溶射条件は、プラズ
マガス:Ar+He、入熱:35Kw、溶射距離:10
0閣であった。
比較用として、厚さ0.5 mの鋼板(JIS G 3
301SS41)の表面に、エポキシ系樹脂塗料による
皮膜を40n形成した。
そして、上述の各鋼板、および、サンドイッチ用の樹脂
としてポリプロピレンを用いて、公知の樹脂複合鋼板の
製造方法によって、樹脂複合鋼板を調製し、本発明の供
試体N11l、2および比較用供試体徹lとした。
サンドイッチされたポリプロピレン層の厚さは0、1 
mmであったφ 調製された供試体の各々に対して、ウェザリング試験(
JIS A 1411)を行ない、色差および皮膜クラ
ックの有無を測定して評価し、その結果を第1表に示し
た。
色差の評価は、数値(ΔE)で示した。
皮膜クランクの評価は、クランク未発生をO、クラック
発生を×で示した。
第1表に示すように、比較用供試体隘1は、時間が経過
するにつれて色差が大きくなり、皮膜クランクが発生し
た。
これに対して、本発明の供試体Nα1.2は色差の変化
がなく、皮膜クラックの発生もなかった。
(2)  上述(1)において、調製された本発明の供
試体kl、2および比較用供試体N11lに対して、ナ
イフェツジ試験を行なった。
供試体の各々に対して市販されている刃厚1■のカッタ
ーの刃を供試体の表面に45°の角度で2kgHの力で
押し付け、供試体表面と平行に動かした。
この結果、比較用供試体岡1には、地金属に達するほど
の傷が発生した。
これに対して、本発明の供試体魔1および2は、形成さ
れた皮膜にも損傷はなかった。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明の樹脂複合鋼板は、その
表面に形成されたセラミックス皮膜によって美しい色彩
の外観を有し、また、セラミックス皮膜の表面の凹凸に
よる独特の艶消し悪によって鋼の質感を与えず高級感が
あり、しかも、耐候性および表面硬度に優れている。一
方、鋼板の表面に犠牲防食作用を示す金属からなる中間
層およびセラミックス皮膜を形成させた樹脂複合鋼板は
、さらに耐食性にも優れている等産業上有用な効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの発明の樹脂複合鋼板を構成す
る鋼板の一実施tq様を示す断面図、第3図はこの発明
の樹脂複合鋼板の一実施71!様を示す断面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、1対の鋼板を樹脂を介して張り合わせたものからな
    る樹脂複合鋼板において、 前記鋼板の表面上に、有色性を有するセラミックスから
    なる皮膜を溶射により形成したことを特徴とする、樹脂
    複合鋼板。 2、1対の鋼板を樹脂を介して張り合わせたものからな
    る樹脂複合鋼板において、 前記鋼板の表面上に、犠牲防食作用を示す金属からなる
    中間層を形成し、さらに、前記中間層の表面上に有色性
    を有するセラミックスからなる皮膜を溶射により形成し
    たことを特徴とする、樹脂複合鋼板。 3、前記中間層は電気化学的な平衡電位が鉄および鋼よ
    りも卑な金属からなることを特徴とする請求項2記載の
    樹脂複合鋼板。 4、前記中間層はZnめっき層である請求項2または3
    記載の樹脂複合鋼板。
JP63146216A 1988-06-14 1988-06-14 樹脂複合鋼板 Pending JPH01316447A (ja)

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JP (1) JPH01316447A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011185663A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Chugai Ro Co Ltd Ccdカメラ用標識体
WO2016006060A1 (ja) * 2014-07-09 2016-01-14 三菱電機株式会社 エレベータ装置及びエレベータ用パネル

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JP2011185663A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Chugai Ro Co Ltd Ccdカメラ用標識体
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