JPH01314905A - 走査型トンネル顕微鏡用探針 - Google Patents

走査型トンネル顕微鏡用探針

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Publication number
JPH01314905A
JPH01314905A JP14896988A JP14896988A JPH01314905A JP H01314905 A JPH01314905 A JP H01314905A JP 14896988 A JP14896988 A JP 14896988A JP 14896988 A JP14896988 A JP 14896988A JP H01314905 A JPH01314905 A JP H01314905A
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JP
Japan
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probe
base
needle
jig
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP14896988A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Murakami
寛 村上
Yoshiyuki Kobayashi
小林 好行
Akira Inoue
明 井上
Kenji Omura
大村 研二
Shigeru Wakiyama
茂 脇山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Kosaka Laboratory Ltd
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
Seiko Instruments Inc
Kosaka Laboratory Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は、走査型トンネルw4微鏡(以下、STMとい
う、)に用いられる探針に関する。
〔発明の概要〕
本発明は走査型トンネル顕微鏡用探針において、針を座
のかしめにより固定するものである。
これにより、針の先端が汚染されず、STMはより安定
した出力像を得ることができ、また、安価に製作できる
という効果がある。
〔従来の技術〕
従来のSTM用探針について、第10図、第11図及び
第12図を用いて説明する。
第1θ図において、針201は座202にろう付206
により固定されている。
針を座に固定する他の方法は、スポット溶接による方法
がある。第11図はスポット溶接の一つの方法による探
針を示し、第11図(alは断面図であり、第11図(
blは斜視図である。座202に溶接用の突起208を
設けて溶接する。
第12図はスポラl接の他の方法による探針を示し、第
12図ta)は断面図であり、第12図(blは斜視図
である。計201に直交して線材209を溶接し、その
線材209を座202にスポット溶接する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来のSTM用探針のうち、ろう付によるもの
は、ろう付する金属が飛散したり、ろう付する隔月いる
フラフクスが蒸散したりして、針の先端に付着するため
、針の先端が汚染しやすく、STMの測定に直接悪影響
を及ぼすという欠点がある。
また、スポット溶接によるものは、座の形状が複雑にな
ったり、部品数が多くスポット溶接の工程が多くなった
りするため、コストが高くなるという欠点がある。
〔課題を解決するための手段〕
上記従来の課題を解決する本発明は、針を座の穴に挿入
し、前記座の開口部のかしめにより固定する構成として
いる。
〔実施例〕
まず、STMについて説明する。
被測定物である試料表面に先端が鋭い探針を近づけて、
その間隔が数人(オングストローム)程度になると、探
針と試料表面との間に適当なバイアス電圧(通常1v程
度以下)を印加すればトンネル効果によるトンネル電流
が流れる。この現象を利用して試料表面の微細構造を調
べるSTMの技術は全く新しい表面評価手段として近年
注目されている。
このSTMの動作を第2図のブロック図に従って説明す
る。探針102は微動駆動素子103により試料101
の表面を3次元に駆動される。探針102と微動駆動素
子103は粗動機構104により、あらかじめ探針10
2と試料101との間隔が微動駆動素子の作動領域内に
入る様に、粗位置決めされる。
尚、この粗動機構104は駆動回路119により制御さ
れる。この粗位置決めは試料101と探針102との間
にトンネル電流が検知される様な位置に自動的に位置決
めする様になっていると一層良い。
試料101と探針102と微動駆動素子103は支持体
105により保持され、これら全体は除振機構106に
より床振動などの外部振動に対して遮断される様になっ
ている。
試料101と探針102との間にはバイアス電圧発生器
110によりバイアス電圧111が印加される。
このバイアス電圧は通常数+mVから数Vである。
このバイアス電圧を印加した状態で試料101と探針1
02とが数人程度までに近づくと、試料101と探針1
02との間にはトンネル電流が流れるが、こ  。
のトンネル電流は通常数nA程度であり、増幅器113
によりトンネル電流信号114として増幅される。この
トンネル電流信号114は、トンネル電流設定器115
のトンネル電流設定値116と比較器117により比較
され、差分信号118に変換される。
微動駆動素子103のZ方向の駆動を行うZ方向制御回
路120は差分信号118を入力し2方向制御体号12
1を出力し、差分信号118が常にゼロとなる様に制御
する。
微動素子103はXY走査制御回路124から出力され
るX方向走査制御信号125及びY方向走査制御信号1
26により、探針102が試料101の表面の所望の位
置に於いて第3図の如くX及びY方向に走査される。こ
の走査に同期した走査同期信号127はデータ処理部1
28に送られる。
Z方向制御信号121は切換スイッチ122を経由して
データ処理部128へ、Z方向信号として入力される。
データ処理部128はZ方向信号123を走査同期信号
127に同期させて、出力装置130により人間が理解
しやすい出力像131となる様にデータ処理を行う。
Z方向信号123はZ方向制御信号121と等しく、こ
れはトンネル電流信号114が一定となる様に微動駆動
素子103を制御した信号であるので、Z方向信号12
3には、試料101の等トンネル電流面の2方向位置情
報が含まれている。即ち、Z方向制御信号121に対し
て微動駆動素子103がZ方向に動く長さの割合が知れ
ていれば、出力像131は試料101のトンネル電流面
と均等な像を示すこととなる。例えば微動駆動素子10
3が圧電素子の場合、2方向制御体号121に対して動
くZ方向長さの割合は、圧動定数を用いて算出すること
ができ、この変換はデータ処理部128により容易に可
能である。この様にして得られた等トンネル電流面の出
力像131は、原子程度の大きさで観る場合には表面電
子状態を調べるのに有力な情報であり、又原子よりかな
り大きい尺度(例えば数+nm〜数μm)で観る場合に
は表面微細形状を示すために従来の方法では観察困難な
微小域を観ることができるので任用である。
上述の様に、トンネル電流が一定となる様な測定モード
を定電流モードという。この場合の探針102の試料1
01の表面での動きを模式化すると第4図(alの様に
動く。
さて、Z方向制御回路120に於いてトンネル電流を一
定に制御する際に、非常に低周波成分に対してのみフィ
ードバックすると、探針102は試料101の表面と平
均的には一定の距離を保ち第4図(blの如き動きをさ
せることができる。この様にして切換スイッチ122を
切換えてZ方向信号123としてトンネル電流信号を入
力させると、出力像131は試料表面からの平均値な距
離がある(!!()ンネル電流設定値116で決まる)
のときに於けるトンネル電流分布を示すこととなる。こ
の様にすると、探針102の走査を第4図(alの如く
試料101表面に忠実に追従させる必要がなく、従って
Z方向制御回路120の制御応答時定数に制約されるこ
となく高速で走査させることができる。この場合、試料
101の表面と探針102との距離は不明であるので、
定電流モードで得られる様な出力像は得られないが高速
走査を利用して観察したい場所を探し出す場合などに有
効である。この様な測定モードを電流像モードと呼ぶ、
尚、説明に於いてはZ方向信号123としてトンネル電
流信号114を用いるとしたが、差分信号118を用い
ても全く同様である。電流像モードによる高速走査は特
に原子程度の大きさの観察の場合によく用いられる。
以上がSTM装置の概要説明である。説明では省略した
が、第2図の各ブロックをコンピュータなどのコントロ
ーラで制御すれば、−層の自動化が計られ使用が容易と
なる。
次に、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は、本発明探針の一実施例を示す断面図である。
第1図において、探針は計201 と座202とからな
る。上記針201は円柱状である。上記圧202は、中
心部に計201の直径より大きい直径の穴がおいており
、周囲に雄ねじ203が切っである。
針201を座202の穴に挿入し、座202の開口部の
かしめにより計201 と座202とを固定し一体とす
る。
次に、かしめの工程について図面を参照して説明する。
第5図Tal及び第5図(h)は、かしめの工程を示す
断面図である。
第5図[alにおいて、中央に丘陵部210を有する座
202は受は治具212の穴に納まっており、座202
の穴には針201が入っている。押し治具211は、そ
の中心が針201や座202と同心になっており、中心
線の方向にe<様になっている。
第5図山)において、押し治具211を受は治具212
の方向へ動かすと、押し治具211は座202の丘陵部
210へ当たり、さらに押し治具211を移動すると、
丘陵部210は変形し座202の穴の内壁は針201に
くい込み、かしめ部214で固定される。
尚、押し治具211の先端は第6図(alの様に複数個
の放射状の突部213により出来ていることが好ましい
。この場合圧202の丘陵部210は第6図(blの如
く局部的に変形されて固定が確実である。
第7図ia)は他の押し治具211の斜視図である。
押し治具先端には複数個の錐状の突起214が付いてい
て、座202の開口部を第7図中)の如(変形させて針
201 と座202とを固定する。この場合圧202に
丘陵部210が不要となるなど、座の加工がより容易に
なるという長所を有する。
又、受は治具212の穴の底部にも押し治具211と同
じように、放射状の突部213又は錐状の突起214を
設けておくと、第8図に示す様に計201は座202の
2個所のかしめ部215で固定され、固定がより確実な
ものとなる。
次に、探針102の微動駆動素子103への固定につい
て図面を参照して説明する。
第9図は、探針の微動駆動素子への固定を示す断面図で
ある。
第9図talにおいて、微動駆動素子103には受け2
04が取り付けてあり、受け204に雌ねじ205が切
っである。探針102を受け204にねじ込むと、第9
図Tblのように固定される。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、ろう付を不要にしたこと
により、針の先端を汚染せず、探針に対する信顛性を高
め、これを用いたSTMは、より安定した出力像を得る
ことができる効果がある。
又、座の形状が複雑になったり、部品数が多くなつたり
することがないため、安価に製作できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の探針の断面図、第2図は走
査型トンネル顕微鏡のブロック図、第3図は試料表面で
の探針の走査を示す模式図、第4図fa)及び第4図(
blは探針の走査モードの模式図、第5図(a)及び第
5図(b)はかしめの工程を示す断面図、第6図(al
は押し治具の斜視図、第6図(blは押し治具によるか
しめの斜視図、第7図(alは他の押し治具の斜視図、
第7図(blは他の押し治具によるかしめの斜視図、第
8図は本発明の他の一実施例の探針の断面図、第9図は
探針の微動駆動素子への固定を示す断面図、第10図は
ろう付による探針の断面図、第11図181はスポット
溶接による探針の断面図、第11図伽)はスポット溶接
による探針の斜視図、第12図(alは他のスポット溶
接による探針の断面図、第12図(blは他のスポット
溶接による探針の斜視図である。 101・・・試料 102・・・探針 103・・・微動駆動素子 104・・・粗動機構 105・・・支持体 106・・・除振機構 110・・・バイアス電圧発生器 111・・・バイアス電圧 112・・・トンネル電流 113・・・増幅器 114・・・トンネル電流信号 115・・・トンネル電流設定器 116・・・トンネル電流設定値 117・・・比較器 118・・・差分信号 119・・・粗動駆動回路 120・・・Z方向制御回路 121・・・Z方向側m信号 122・・・切換スイッチ 123・・・Z方向信号 124・・・XY走査制御回路 125・・・X方向走査制御信号 126・・・Y方向走査制御信号 127・・・走査同期信号 12B・・・データ処理部 129・・・処理済データ信号 130・・・出力装置 131・・・出力像 201・・・針 202・・・座 203・・・雄ねじ 204・・・受け 205・・・雌ねじ 206・・・ろう付 207・・・スポット溶接部 208・・・突起 209・・・線材 210・・・丘陵部 211・・・押し治具 212・・・受は治具 213・・・放射状の突部 214・・・錐状の突起 215・・・かしめ部 以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 針を座の穴に挿入し、前記座の開口部のかしめにより固
    定することを特徴とする走査型トンネル顕微鏡用探計。
JP14896988A 1988-06-16 1988-06-16 走査型トンネル顕微鏡用探針 Pending JPH01314905A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14896988A JPH01314905A (ja) 1988-06-16 1988-06-16 走査型トンネル顕微鏡用探針

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14896988A JPH01314905A (ja) 1988-06-16 1988-06-16 走査型トンネル顕微鏡用探針

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01314905A true JPH01314905A (ja) 1989-12-20

Family

ID=15464719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14896988A Pending JPH01314905A (ja) 1988-06-16 1988-06-16 走査型トンネル顕微鏡用探針

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01314905A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0361504U (ja) * 1989-10-19 1991-06-17
JPH04122806A (ja) * 1990-09-14 1992-04-23 Mitsubishi Electric Corp 原子間力顕微鏡の微動走査機構

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