JPH0131247Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0131247Y2
JPH0131247Y2 JP1582884U JP1582884U JPH0131247Y2 JP H0131247 Y2 JPH0131247 Y2 JP H0131247Y2 JP 1582884 U JP1582884 U JP 1582884U JP 1582884 U JP1582884 U JP 1582884U JP H0131247 Y2 JPH0131247 Y2 JP H0131247Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
short fiber
layer
fiber layer
panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1582884U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60128660U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1582884U priority Critical patent/JPS60128660U/ja
Publication of JPS60128660U publication Critical patent/JPS60128660U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0131247Y2 publication Critical patent/JPH0131247Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、サツカーボール、バレーボール等の
球技用ボール、特にボール使用時の感触を柔らか
くすることができ、かつ軽量化を図ることができ
る球技用ボールに関する。
従来技術 従来この種球技用ボール例えばサツカーボール
にあつては、第1図に示すように空気を封入した
ゴムチユーブ1、このチユーブ1表面に巻回され
た糸巻補強層2、この糸巻補強層2表面に形成さ
れたゴム中張層3、さらにこのゴム中張層3表面
にゴム糊を介して接着された天然皮革若しくは合
成皮革パネルよりなる表皮層4にて構成される。
かかる構成において、糸巻補強層2は、その表面
に比較的大きな凹凸を有するためこれに直接皮革
パネルを接着した場合表皮層4表面にその凹凸が
現われてしまうという欠点がある。それ故、従来
この表皮層4と糸巻補強層2の間にゴム中張層3
を介在させているのであるが、このゴム中張層3
の存在のため、ボールの重量が増加し年少者向け
ボールとしては不適であること及び当然のことな
がらゴム中張層3形成工程が必要であり、作業工
程が増すこと等の欠点がある。また、糸巻補強層
2にあつても、その形成は、長さ数千mの糸をチ
ユーブ1を回転しながらその表面に均等厚さに巻
回していくことによつて行われるから、巻き終る
までかなりの時間を要しまた巻回途中で、糸のも
つれ或いは切断等の事故も起こり易い。
考案の目的 本考案は、前述のような事情に鑑みてなされた
もので、糸巻補強層に代わる短繊維層を使用する
ことによりその形成時間を短縮し、かつ糸のもつ
れ或いは切断等事故の発生を防止し、さらに短繊
維層に直接表皮層を接着することができる球技用
ボールを実現することをその目的とする。
また、本考案は、表皮層を形成する皮革パネル
として熱可塑性樹脂を使用し、かつこの熱可塑性
樹脂パネルを加熱した状態で短繊維層に押しつ
け、パネル裏面を短繊維層間に空間を維持した状
態でこれに融着させることにより、ゴム中張層を
不要とし、ボール重量の軽量化及び感触のソフト
化を実現することを他の目的とする。
考案の構成 本考案に係る球技用ボールは、弾性を有するボ
ール基体例えばチユーブと、該チユーブ表面に多
数の短繊維を被着してなる短繊維層と、該短繊維
層を被覆し、その裏面が上記短繊維層間に空間を
維持した状態でこれに融着された熱可塑性樹脂よ
りなる表皮層とを含むことを、その要旨とする。
実施例 以下に本考案一実施例をサツカーボールについ
て説明する。第2図ないし第5図において1は、
ブチルゴムよりなるチユーブで、内部に空気が封
入される。5は、このチユーブ1表面に接着剤6
を塗布した後この表面に長さ数mm程度のナイロ
ン、テトロン等の短繊維を静電植毛することによ
り、或いは不織布を接着することにより被着され
た短繊維層である。第4図にかかる処理を施した
ボールの表面状態を示す。7は、この短繊維層5
を被覆する表皮層で熱可塑性樹脂、例えば、低密
度ポリエチレン、軟質PVC、熱可塑性ポリウレ
タン、ポリエステルエラストマー、スチレン系熱
可塑性エラストマー、オレフイン系エラストマー
にて形成され、第5図に示す如き6角形及び5角
形に裁断され、かつ裏面端部が斜方向に削ぎ落さ
れ肉薄に形成されたパネル8が複数枚短繊維層5
上に融着されて形成される。尚後述する金型の内
面に一定の凹凸形状を設けてボール表面に所望の
凹凸パターンを得る構成とすれば、前述の端部削
ぎ落し処理は不要である。即ち、この場合金型圧
締時加熱により軟化した熱可塑性樹脂は、容易に
金型表面形状に成形されるから、容易に所望のパ
ターンが得られるのである。9は、短繊維層5間
に形成された空間で、パネル8は、その裏面にお
いて短繊維層5の上方部分に融着される。
第6図は、本考案に係る球技用ボールの製造金
型10,11を示し、金型10,11には、各々
半球状の凹所12が形成されている。この凹所1
2内には、パネル8を整置する区画が設けられて
おり、この区画にパネル8が配列される。このパ
ネル8の固定は、凹所12内面に多数形成された
微小な吸引孔(図示せず)より空気を吸引するこ
とにより行われる。しかしてパネル8が凹所12
内に整置された後短繊維層5を形成したボール
が、この凹所12内に収納され、金型10,11
を圧締した状態でチユーブ1内に空気が注入され
る。かかる工程において、金型10,11は、ヒ
ータ線13,13を介して一定温度に加熱されて
おり、それ故パネル8は、軟化し短繊維層5に食
い込み両者は融着される。この融着に際しては、
短繊維層5間に空間9が残るように融着時間及び
加熱温度が調節される。
考案の効果 本考案球技用ボールによれば、以下のような効
果が奏せられる。
従来の糸巻補強層に代えて、多数の短繊維を
植毛法等によりチユーブ表面に植設した短繊維
層を使用するものであるから、その形成に要す
る時間は、数秒程度となり、分単位の時間を要
していた糸巻補強層に比して格段の時間短縮が
図られる。
短繊維層に直接熱可塑性樹脂パネルが加熱融
着されるから、従来必要であつたゴム中張層を
不要とすることができ、ボール製造工程の簡略
化、ボールの軽量化が達成できる。
熱可塑性樹脂パネルは、短繊維層間に空間を
残した状態でこれに融着されるから、この空間
がボール衝突時におけるクツシヨンとして作用
し、感触のソフト化を図ることができる。また
この空間の幅或いは短繊維層の厚さを調節する
ことにより、最適のソフト感を得ることができ
る。
従来皮革パネルのボール基体への被着は接着
剤を介して行われるため、皮革パネルがこの接
着剤層にて裏打ちされた構造となり、接着剤硬
化に伴う皮革パネルの硬化が避けられなかつた
が、本考案によれば、皮革パネル裏面に接着剤
層は、存在せず、皮革パネルは宙に浮いた状態
を保持され、その衝撃力吸収能力は格段に上昇
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来例を示す一部切欠斜視図、第2
図は、本考案一実施例断面図、第3図は、同例一
部拡大断面図、第4図は、製造過程途中における
ボールの外観を示す図、第5図A,Bは表皮層を
構成するパネルの形状を示す正面図、第5図C
は、第5図Aにおける−断面図、第6図は製
造金型を示す斜視図である。 1……チユーブ、2……糸巻補強層、3……ゴ
ム中張層、4,7……表皮層、5……短繊維層、
6……接着剤、8……パネル、9……空間、1
0,11……金型。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弾性を有するボール基体と、該ボール基体表面
    に多数の短繊維を被着してなる短繊維層と、該短
    繊維層を被覆し、その裏面が上記短繊維層間に空
    間を維持した状態でこれに融着された熱可塑性樹
    脂よりなる表皮層とを含む球技用ボール。
JP1582884U 1984-02-06 1984-02-06 球技用ボ−ル Granted JPS60128660U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1582884U JPS60128660U (ja) 1984-02-06 1984-02-06 球技用ボ−ル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1582884U JPS60128660U (ja) 1984-02-06 1984-02-06 球技用ボ−ル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60128660U JPS60128660U (ja) 1985-08-29
JPH0131247Y2 true JPH0131247Y2 (ja) 1989-09-25

Family

ID=30502027

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1582884U Granted JPS60128660U (ja) 1984-02-06 1984-02-06 球技用ボ−ル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60128660U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012200595A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Shiming Chen 野球又はソフトボールの成形モールド及びその成形方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60128660U (ja) 1985-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4896440A (en) Composite polymeric leisure shoe and method of manufacture thereof
JP3602146B2 (ja) 射出成形されたトレッドエレメントを備えた、柔軟な薄い靴底および、このような靴底の製造方法ならびに、このような靴底を備えた靴
EP1080745B1 (en) Ball game ball
JPH0280824A (ja) 乗物体のドア用エネルギ吸収装置およびそれを製造する方法
US20190358499A1 (en) Ball
JP5002164B2 (ja) 外皮パネル、球技用ボール及びこれらの製造方法
US20050123723A1 (en) Grip strip and method of making the same
US5490890A (en) Method for making embossed laminated foam articles
JPH0131247Y2 (ja)
US6277233B1 (en) Customized cushioned floor mat and method of producing same
JP2619913B2 (ja) 球技用ボールのための表面パネル
JPS62119804U (ja)
JPH0245771U (ja)
JPH0514849Y2 (ja)
JPS6134113Y2 (ja)
JPH0560922B2 (ja)
JPS63283657A (ja) プロテクタ−の製造方法
JPH034269Y2 (ja)
JPS59232833A (ja) パツド材の一体発泡型シ−トの製造法
JPS6211441Y2 (ja)
JP2523300Y2 (ja) 球技用ボールのための人工皮革パネル
JPS6054870B2 (ja) 車輛用内装材の製造方法
JPH0137478Y2 (ja)
JPS6337841Y2 (ja)
GB2149715A (en) Manufacturing footwear