JPH01312273A - 組合せシールリング - Google Patents

組合せシールリング

Info

Publication number
JPH01312273A
JPH01312273A JP63143468A JP14346888A JPH01312273A JP H01312273 A JPH01312273 A JP H01312273A JP 63143468 A JP63143468 A JP 63143468A JP 14346888 A JP14346888 A JP 14346888A JP H01312273 A JPH01312273 A JP H01312273A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
seal ring
cast iron
sub
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63143468A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Oka
岡 登志夫
Namie Honma
本間 奈美江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riken Corp
Original Assignee
Riken Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riken Corp filed Critical Riken Corp
Priority to JP63143468A priority Critical patent/JPH01312273A/ja
Publication of JPH01312273A publication Critical patent/JPH01312273A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing Devices (AREA)
  • Sealing Of Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、四フフ化エチレン樹脂材からなる主シールリ
ングと鋳鉄材からなる副シールリングを少くとも有する
組合せシールリングに関する。
(従来の技術) 第10図に示すように、ケーシングlのボア2内に回転
軸3を配し、該回転軸3の対のリング溝4に四フフ化エ
チレン樹脂材(PTFE材という)又は鋳鉄材からなる
シールリング5を配し、両シールリング5間に矢印方向
に流れる圧油を通す構成が、たとえば、オートマチック
トランスミッションの油圧クラッチ機構に用いられる。
このような構成を持つ装置は、軽量化を目的として、ケ
ーシング1及び回転軸3の少くとも一方をアルミダイキ
ャストのようにアルミ合金材(ADC−12)で製作す
る。−船釣には、回転軸3をアルミ合金材(ADC−1
2)で作り、シールリング5をピピトンリング用ネズミ
鋳鉄材(FC−25)の如き鋳鉄材、又は摩耗性を向上
させる充てん剤を加えたPTFE材で製作している。
さらに、第10図に示すような構成では、シールリング
5をカギ段付合い口、ステップカット、ダブルアングル
或いは突き合せ合い口を有し且つ自己張力を大とさせ、
シールリング5がボア2の内周面に強く接し、シールリ
ング5の外周面を主たる摺接面とするより、シールリン
グ5の側面とリング溝4の壁面とで摺接させ、この部分
でシール効果を得ることが多い。
(本発明が解決しようとする課題) 第10図に示す如き構成を用いる装置は、PTFE材の
シールリングを用いた場合ある時間を過ぎると急激に油
洩れが大となり、又、鋳鉄材のシールリングを用いた場
合油洩れが常時大となっているので、その事実を以下の
テスト条件で確認した。
ケーシングのボアを41φ、PTFE材のシールリング
の外径を41φ、内径を35.8φ、巾を2、9 **
とした。回転軸を600Orpm、1)0〜120℃に
加熱され且つ10 kglcrdの油圧のオイルを第1
0図の矢印方向にポンプを用いて流した。
オイルは、流動点−40℃、粘度指数150の特性を有
し、テスト時間を100時間連続とした。
テスト1:前述したテスト条件の下で、第10図に示す
装置であって、回転軸をADC−12のアルミ合金材、
ケーシングをFC−25の鋳鉄材で作り、シールリング
をFC−25の鋳鉄リングとカーボン25%入りのPT
FEのリングを供試した。この結果を、従来技術として
、第8.9図に示す。同図から明らかなように、鋳鉄リ
ングは、その巾方向及び対接するリング溝の側壁面の摩
耗量は少いが、しかし、オイル洩れ量が多い。又、PT
FEリングは、約50時間経過後にリング溝の摩耗が異
常に大となり、オイル洩れが太き(テストの続行が不可
能となった。このテスト1は、鋳鉄リングとアルミ合金
材のリング溝側壁面との組合せの難点であるシール性を
改善させるために、シールリングをPTFE材とすると
、リング溝の側壁面の摩耗が大で実用に不向きである結
果を示す。
それ故に、本発明は、アルミ合金材に対してシール及び
耐摩耗性に優れたシールリングを開発することを解決す
べき課題とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、実公昭55−16526号公報がPTFE材
シールリングの自己張力を補うために金属リングを組合
せ、金属リングの自己張力によってケーシングのボアに
シールリングを非回転状態に密着させ且つPTFE材シ
ールリングの側面をリング溝壁面に摺接させる構成を示
すが、このような組合せ構成を応用して前述した従来技
術の不具合を解消させる。
本発明は、前述した課題解決のために、アルミ合金材か
らなる回転軸のリング溝にPTFE材の主シールリング
を配し且つ該主シールリングの側面に鋳鉄材の主シール
リングより小さな副シールリングを配する構成を採用す
る。
さらに、本発明は、アルミ合金材からなるケーシングの
ボアに鋳鉄材からなる回転軸を回転自在に配し、この回
転軸のリング溝に配されたPTFE材の主シールリング
の外周面に主シールリングより小さな鋳鉄材からなる副
シールリングを配する構成を採用する。
(作 用) 本発明は、PTFE材の主シールリングを、鋳鉄材に対
して摺接させ、アルミ合金材に対しては鋳鉄材の副シー
ルリングを介して密接させることができるので、主シー
ルリングやリング溝の摩耗も最小限とし、主シールリン
グのシール効果を高レベルに維持可能とする。副シール
リングは、主シールリングより小さく、相対シール面に
対して単独リングとして用いた時より秀れたシール特性
を示し、PTFE材の主シールと組合せると高いシール
特性を示す。
(実施例) 第1図を参照する。鋳鉄材(FC−25)からなるケー
シング6に圧油のための入ロアと出口8とを有する油路
9を設ける。ケーシング6のボア10内にアルミ合金材
(ADC−12)からなる回転軸1)を回転自在に支承
させる。回転軸1)に離間した対のリング溝12を設け
る。このリング溝12内にPTFET材の主シールリン
グ13を配す。油路9は両生シールリング13間の空間
を介して連続する通路とする。主シールリング13は、
入ロアから通路9に入った油圧を受けてリング溝12の
外側の壁面に密接させられるが、主シールリング13の
外側の側壁面の溝に、主シールリング13より薄く且つ
巾の小さい鋳鉄材(FC−25)からなる副シールリン
グt4aを挿入させる。副シールリング14aの主シー
ルリング13側面からの突出量を、リング溝巾の0.0
5−20%突出させる。副シールリング14aは、第2
図に示したように、その巾は小さいが、その厚みを大と
し、リング溝壁面との接触域を多とさせてもよく、又、
第3図に示す如く、環状の突部14aを主シールリング
13の側面の溝に挿入させるようにしてもよい。副シー
ルリング14aは、勿論、接着剤を用いて主シールリン
グに固着させても良いが、好ましくは、単に、主シール
リングに添設させるのみである。
第1−3図に示す例では、圧油を受けた主シールリング
13が、リング溝12の側壁面に副シールリング14a
を介して密接しようとするが回転軸1)の回転時には、
リング溝内で回転軸1)に対し相対回転し、主シールリ
ング13の外周面がボア内周面に対する摺接面となると
同様に、副シールリング14aの側面もリング溝側壁面
に対して摺接面となり、シール作用をする。
前述したテスト条件下で第1図に示すものをテスト■と
して実験したが、その結果を、第8.9図に本発明材と
して示す。本例は、シールリングの中方向及びリング溝
側壁面の摩耗が少い上に、オイル洩れは常に低いレベル
域に維持できる。
第4−6図に示す例は、アルミ合金材(ADC−12)
からなるケーシング6と、鋳鉄材(FC−25)からな
る回転軸1)と、PTFE材からなる主シールリング1
3を用いた例で、鋳鉄材(FC−25)の副シールリン
グ14bを主シールリング13の外周面に配設させる。
主シールリング13より小さな副シールリング14bは
、第4−6図の如く、種々の断面形状を取り得るが、そ
の突出量は第1−3図の副シールリング14aとはソ同
じとする。第4−6図に示す例では、副シールリング1
4bをケーシング6のボア10の内壁面に摺接させ、主
シールリング13の側壁面を、リング溝12の側壁面に
対して摺接させる。
この結果、鋳鉄材に対してPTFE材及びアルミ合金材
が摺接することとなり、シール性及び耐摩耗性が第8.
9図に示す結果の如く良好な値を示す。
第7図に示す例は、アルミ合金材(A D C−12)
のケーシング6と、アルミ合金材(ADC−12)の回
転軸1)と、PTFE材の主シールリング13を用いた
例で、鋳鉄材(FC−25)の副シールリング14aを
主シールリング13の側面に配設させる。使用時、主シ
ールリング13は圧油を受けて副シールリング14aを
介してリング溝12の側壁面に押圧させられ、副シール
リング14aの側面をリング溝12の側壁面に対する摺
接面とする。自己張力が強く且つ鋳鉄材(FC−25>
からなる別の副シールリング14bを、ケーシング6の
ボア10に密着させる。そして、別の副シールリング1
4bの内周面を、主シールリング13の外周面に対接さ
せ、この部分を摺接面とさせる。本例においても、鋳鉄
材(FC−25)からなる副シールリング14bの内周
面に対して、PTFE材からなる主シールリング13の
外周面が摺接し且つ副シールリング14aがリング溝側
壁面に摺接し、シール性及び耐摩耗性が、第8.9図に
示す結果の如く良好な値を示す。
図示例では主シールリングと副シールリングとは固着関
係とせず、両者間での相対的動きを許容する構成とした
が、両シールリングを固着関係としてもよい。
(効 果) 本発明は、シールリングを組合せリングとし、PTFE
材と鋳鉄材とを摺接させ、PTFE材及び鋳鉄材をアル
ミ合金材に対して摺接させていないので、シール性及び
耐摩耗性がきわめて良好に維持され得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本例を示す断面図、第2.3図は第1図の例の
変形例を示す部分断面図、第4図は本発明の別の例の部
分断面図、第5.6図は第4図の例の変形例を示す部分
断面図、第7図は本発明の他の例の部分断面図、第8図
は本発明材と従来例との摩耗量の比較を示すグラフ図、
第9図は時間に対するオイルの洩れを示すグラフ図、及
び第10図は従来例の断面図である。 図中=6・・・・ケーシング、10・・・・ボア、1)
・・・・回転軸、12・・・・リング溝、13・・・・
主シールリング、14a、14b・・・・副シールリン
グ。 代理人 弁理士  桑  原  英  明第4図 第3図 第5図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ケーシングのボア内に回転自在に配されるアルミ
    合金材からなる回転軸、該回転軸のリング溝に配される
    四フッ化エチレン樹脂材からなる主シールリング、鋳鉄
    材からなり且つ主シールリング側面とリング溝壁面との
    間に配される主シールリングより小さな副シールリング
    とを有する組合せリング。
  2. (2)アルミ合金材からなるケーシングのボア内に回転
    自在に配される金属材からなる回転軸、該回転軸のリン
    グ溝に配される四フッ化エチレン樹脂材からなる主シー
    ルリング、鋳鉄材からなり且つ主シールリングの外周面
    とボア内周面との間に配される主シールリングより小さ
    な副シールリングとを有する組合せシールリング。
  3. (3)ケーシングがアルミ合金材よりなり且つ主シール
    リングの外周面とケーシングのボア内周面との間に鋳鉄
    材からなる主シールリングより小さな第2の副シールリ
    ングを配した請求項(1)の組合せシールリング。
  4. (4)副シールリングが主シールリングの側面よりリン
    グ溝巾の0.05−20%突出している請求項(1)、
    (2)又は(3)の組合せシールリング。
JP63143468A 1988-06-13 1988-06-13 組合せシールリング Pending JPH01312273A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63143468A JPH01312273A (ja) 1988-06-13 1988-06-13 組合せシールリング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63143468A JPH01312273A (ja) 1988-06-13 1988-06-13 組合せシールリング

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01312273A true JPH01312273A (ja) 1989-12-18

Family

ID=15339409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63143468A Pending JPH01312273A (ja) 1988-06-13 1988-06-13 組合せシールリング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01312273A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03119089A (ja) * 1989-10-02 1991-05-21 Aisin Aw Co Ltd 自動車用自動変速機にオイルシールリング
JPH0645173U (ja) * 1992-11-26 1994-06-14 日本ピラー工業株式会社 グランドパッキンおよび軸封装置
US20100037986A1 (en) * 2006-08-17 2010-02-18 Bernd Neumann Method of operating a rotary beverage bottle or container filling or handling machine with a bearing with a cleaning arrangement in an aseptic clean room in a beverage bottling or container filling plant
CN102563075A (zh) * 2012-02-09 2012-07-11 辽宁调兵山煤矸石发电有限责任公司 中心给煤机卸料管密封副
CN104791489A (zh) * 2015-03-06 2015-07-22 吴银辉 一种油封及其应用
CN107740758A (zh) * 2017-11-22 2018-02-27 宁波升鸿机械设备有限公司 一种真空泵

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03119089A (ja) * 1989-10-02 1991-05-21 Aisin Aw Co Ltd 自動車用自動変速機にオイルシールリング
JPH0645173U (ja) * 1992-11-26 1994-06-14 日本ピラー工業株式会社 グランドパッキンおよび軸封装置
US20100037986A1 (en) * 2006-08-17 2010-02-18 Bernd Neumann Method of operating a rotary beverage bottle or container filling or handling machine with a bearing with a cleaning arrangement in an aseptic clean room in a beverage bottling or container filling plant
US9086153B2 (en) * 2006-08-17 2015-07-21 Khs Gmbh Rotary bearing arrangement with a sealing arrangement having a chamber with a disinfectant barrier medium therein
CN102563075A (zh) * 2012-02-09 2012-07-11 辽宁调兵山煤矸石发电有限责任公司 中心给煤机卸料管密封副
CN104791489A (zh) * 2015-03-06 2015-07-22 吴银辉 一种油封及其应用
CN107740758A (zh) * 2017-11-22 2018-02-27 宁波升鸿机械设备有限公司 一种真空泵

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1265500A (en) Valve stem packing assembly
US3887198A (en) Pressure balanced ring seal
US4243233A (en) Seal ring having a tapered surface, and a sealing device
US5538260A (en) Mechanical seal
JPH09210211A (ja) シールリング
US4423879A (en) Mechanical seal
US2745687A (en) Shaft seal
JPH01312273A (ja) 組合せシールリング
US5725221A (en) Two piece seal
US4407515A (en) Combined oil ring
US3891287A (en) Sliding bearing
US3749559A (en) Piston rings with coating impregnated with antifriction agent
US3836158A (en) Packing ring
US4274682A (en) Self-lapping seal for track chain
JP3738509B2 (ja) 密封装置
JPH025950B2 (ja)
US4209285A (en) Unitary pump packing
Tabata et al. Determination of the coefficient of friction in forging of porous metals from ring compression
JPH094721A (ja) メカニカルシール
US2116397A (en) Seal for rotary shafts
US4222720A (en) Corner seal means for rotary piston engines
JPS59110959A (ja) メカニカルシ−ル
JPH04262171A (ja) 回転油圧機器のシール機構
JPS61270564A (ja) 流体シ−ル用リング
JPS6256392B2 (ja)