JPS61270564A - 流体シ−ル用リング - Google Patents

流体シ−ル用リング

Info

Publication number
JPS61270564A
JPS61270564A JP60112743A JP11274385A JPS61270564A JP S61270564 A JPS61270564 A JP S61270564A JP 60112743 A JP60112743 A JP 60112743A JP 11274385 A JP11274385 A JP 11274385A JP S61270564 A JPS61270564 A JP S61270564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
cylinder
fluid seal
rings
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP60112743A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsue Sakata
坂田 辰栄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riken Corp
Original Assignee
Riken Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riken Corp filed Critical Riken Corp
Priority to JP60112743A priority Critical patent/JPS61270564A/ja
Publication of JPS61270564A publication Critical patent/JPS61270564A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本発明は、流体シール用リングに関し、例えば互いに嵌
合して相対的に回動する部品間で流体をシールする流体
シール用リングに関する。
口、従来技術 トルクコンバータは、一定速度で回転する原動軸から、
被動軸に掛かるトルクに対応する回転をこの被動軸に与
える軸継手の一種であり、大型車輌や重量物の移送装置
に多用されている。近年、自動車のトランスミッション
にトルクコンバータにするオートマチイック I・ラン
スミッションカー(AT車)が普及するようになってき
ている。
トルクコンバータは、原動軸の回転によってこれに固定
され、インペラを備えたポンプを回転させ、回転するイ
ンペラによって浦をタービンに送り、この油の移WJに
よってタービンのインペラを圧してタービンを回転させ
、タービンに固定された被動軸を回転させるようになっ
ている。タービン内の油は、ステータに設けられた案内
羽根に案内されてタービンからポンプに還流する。
従って、1〜ルクコンパータ内の浦には大きな圧力が生
ずるので、油が外部に漏れないようにシールする必要が
あり、油シール用のリンクが使用される。
そのほか、流体シール用リングは、オイルシールやメカ
ニカルシール等、ゲージング又はシリンダと回転軸との
間の油又は油其他の流体をシールするのに多用されてい
る。
特にトルクコンバータにあっては、流体シール用リング
は流体の温度が変化してもシール性を保持することが要
求されるので、その材料に411樹脂が可撓性と熱膨張
係数が金属に較べて1桁大きいこととから使用されてい
る。
特に、四弗素エチレン樹脂と呼ばれるポリテトラフルオ
ロエチレン(PTFE)は、摩擦係数が低く、機械的強
度も高いので、流体シール用リングとして好適である。
例えば、周囲温度が50’C以上になると、樹脂製リン
グは鋳鉄其他の金属製リングに較べて数倍乃至数十倍シ
ール性が(lれている。
ところが、PTFE等の樹脂製リングは、装置に絹付け
られてから一旦加熱、冷却されると、収縮して、エンド
レスリングにあっては外径が小さくなり、合い口隙間を
有するリングにあっては合い口隙間が大きくなり、、周
囲温度が50〜60’Cに上昇して元の寸法に復する迄
はシール性が悪くなってしまう。
合い口隙間を有するPTFE製シール用リングにあって
は、熱膨張による合い口端面同士の突当(’4  ) たりを防くために、最高使用温度で合い口隙間がセl」
になるように、ボア径に応して合い[1隙間を予め0.
1〜0.5muに設定することもなされていた。
このような設計では、低温域に於ける流体のシール性が
甚しく悪くなる。
ハ、発明の目的 本発明は、−J二記の事情に鑑めてなされたものであっ
て、温度変化によってシール性が劣化せず、広い温度範
囲に亘って良好なシール性を示す流体シール用リングを
提供することを目的としている。
二、発明の構成 即ち、本発明は、挿入するボアの内径に対して0.1〜
0.8%大きい外径を有する流体シール用リングに係る
その材料としては、PTFEが低摩擦係数及び機械的高
強度の点から好適であり、また、PTFE以外にも」二
記の性質を具備する他の弗素樹脂も使用可能である。
例えば、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE
)は摩擦係数はPTFEよりも高いが高硬度で圧縮クリ
ープ強度が高いので使用可能であり、摩擦係数を低下さ
せるためにPTFEを混合して使用することもできる。
その他、ポリ弗化ビニリデン(PVdF)、エチレンと
テトラフルオロエチレンの共重合体(ETFB) 、エ
チレンとクロロ1〜リフルオロエチレンの共m合体(E
CTFE) 、テトラフルオロエチレン・バーフルオロ
アルキルヒニルエーテル共TflZ合体< P F A
 >等も使用可能である。
また、上記弗素樹脂には、耐摩耗性を改善するために、
ガラス繊維、黒鉛粉又はブロンズ粉等を適量混合するの
が一層望ましい。
前述したように、本発明に基づく流体シール用リングは
、これを挿入するケーシング、カバー、シリンダ等の内
腔の内径、即ち、ボア径に対して外径を0.1〜0.8
%大きく設定して、温度変化によって収縮しても、なお
外周全面がボア内壁面に当接するようにし、流体のシー
ルを確実にする。
ボア内径に対して外径を大きくとる寸法が0.1%未満
であると、流体の温度が130°Cに達すると上記の効
果が充分には奏せられず、その後低温域でシール性が悪
くなり、従来の流体シール用リングのシール性と大差が
な(なってしまう。また、これが0.8%を越えて大き
くなると、ボアへの挿入が困難になる。従って、流体シ
ール用リングの外径は、ボア径に対してO,] 〜0.
8%大きくする。
ボ、実施例 以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
第1図及び第2図はシール性試験に供した流体シール用
リングの斜視図で、第1図は合い口1aを設けたリング
1を、第2図は合い1」を設けないエンドレス状のリン
グ2を示す。
PTFE粉末にカーボン粉末を全体に対して15重量%
配合、混合し、この混合粉を通例の成形、焼成によって
素材を製作し、これがら外径5o、1■m、厚さ2.0
鮪、幅2.3龍の第1図、第2図に示すリングを切り出
した。第1図の合い口を設番ノたリング1ば、厚さ0.
2mmの薄刃で切削屑を出さないようにして半径方向に
切断して合い口1aを設けた。
ごのリング1の外i¥50.1imの状態では、合い1
0隙間はゼロである。
これらリングの円周方向の熱膨張係数は、25〜200
℃の範囲で(7,5〜8.0 ) x]0’ /°cで
ある。
これらのリング1又は2を、第3図に示すように、軸3
の外周2個所に設けられたリング溝4に装着し、軸3を
内径50.0++aのシリンダ6に挿入した。軸3の外
周には、二つのリング溝4の間に環状凹部5が設りてあ
り、シリンダ6と軸3の環状凹部5との間には環状空間
8が形成される。シリンダ6には環状空間8に連通ずる
オイル供給孔7が設υである。エンドレスリングの装着
には、外周面にテーパを付した円筒形冶具を使用して、
第2図のエンドレスリング2を弾性変形の範囲内で拡径
し、リング溝4に装着した。
リンク川、2の自由状態に於ける外径は、シリンダ6の
内径に対して0.2%大きくなっている。
軸3は鋳鉄Fe12製であり、シリンダ6ば機械構造用
炭素鋼345C製である。
このような装置を使用して、軸3を回転数6000rp
mで回転させながら、オイル供給孔7から図示しないオ
イルポンプによって、環状空間8に一30〜140°C
の範囲内の一定温度に保持したトルクコンバータ用オイ
ル]0W30を15kg/cfflの油圧で送り込み、
漏れたオイルを図示しないメスシリンダ中に補集し、オ
イルの漏れ量を測定した。試験は各油温毎に3回づつ行
った。
試験結果は第4図及び第5図に示す通りである。
第4図は合い[1を設4−また第1図のリングについて
の試験結果を、第5図は合い口を設けないエンドレス状
の第2図のリングについての試験結果を夫々示す。なお
、オイルの漏れ量は1分間当たりの漏れ量で表しである
比較のために、自由状態でシリンダの内径と同一の外径
を有し、Q、2++++幅の合い口隙間を設けた従来の
流体シール用リング(他の寸法及び材料は実施例と同じ
)について同様の試験を行った。その結果は第6図に示
す通りである。
第4図と第6図とを比較すると、第1図の実施例のリン
グは従来例のリングに較べて60°C以下の油温でオイ
ル漏れが著しく減少していて、極めで優れたシール性を
示している。
第7図は、第1図の実施例のリングと比較のリングにつ
いて、油温140℃での試験後に室温迄冷却した状態で
の合い口隙間の試験前のそれに対する変化を求めた結果
を示す。
比較のリングは140°Cに加熱してから室温に冷却す
ることによって収縮し、合い隙間が0.211111か
ら0.332 mmに変化、即ち0.132 mmも大
きくなっているのに対し、実施例のリングではこれが0
鰭から0.031 **へと極めて小さい変化量である
。従って、運転中に油温が変化するトルクコンバータの
ような油圧機器にあって、実施例のリングはオイル漏れ
が著しく少なく、極めて優れたシール性を示すことが理
解できる。合い口を設けない第2図のリングにあっても
同様であることは言う迄もない。
へ、発明の詳細 な説明したように、本発明に基づく流体シール用リング
は、挿入するボアの内径に対して外径を0.1〜0.8
%大きくしているので、周囲の温度変化によって収縮し
ても、なお外周全面がボア内壁面に当接し、その結果、
流体の良好なシール性が維持される。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の実施例を示すものであって、 第1図及び第2図Qオ流体シール用リングの斜視図、 第3図はシール性試験に使用した試験装置の概略断面図
、 第4及び第5図はシール性試験の結果を示すグラフ である。 第6図は従来の流体シール用リングのシール性試験の結
果を示すグラフである。 第7図は本発明の実施例の流体シール用リング及び従来
の比較の流体シール用リングについての合い口隙間の変
化を示すグラフである。 なお、図面に示された符号に於いて、 1.2・・・・・・・・・流体シール用リンク1a・・
・・・・・・・合い口 3・・・・・・・・・回転軸 4・・・・・・・・・リング溝 6・・・・・・・・・シリンダ 7・・・・・・・・・オイル供給孔 8・・・・・・・・・環状空間 である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 挿入するボアの内径に対して0.1〜0.8%大き
    い外径を有する流体シール用リング。 2 弗素樹脂を主成分とする、特許請求の範囲第1項記
    載の流体シール用リング。
JP60112743A 1985-05-25 1985-05-25 流体シ−ル用リング Pending JPS61270564A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60112743A JPS61270564A (ja) 1985-05-25 1985-05-25 流体シ−ル用リング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60112743A JPS61270564A (ja) 1985-05-25 1985-05-25 流体シ−ル用リング

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61270564A true JPS61270564A (ja) 1986-11-29

Family

ID=14594434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60112743A Pending JPS61270564A (ja) 1985-05-25 1985-05-25 流体シ−ル用リング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61270564A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009257439A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Nok Corp シールリング
WO2017195882A1 (ja) * 2016-05-13 2017-11-16 Nok株式会社 シールリング

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009257439A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Nok Corp シールリング
US9291271B2 (en) 2008-04-15 2016-03-22 Nok Corporation Seal ring
WO2017195882A1 (ja) * 2016-05-13 2017-11-16 Nok株式会社 シールリング
JPWO2017195882A1 (ja) * 2016-05-13 2018-12-27 Nok株式会社 シールリング

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2467312A (en) Shaft seal
CN101208548B (zh) 动态密封件、旋转密封件及制造高温动态密封件的方法
US7770898B2 (en) Stabilizing geometry for hydrodynamic rotary seals
US9121504B2 (en) Rotary seal with improved film distribution
EP0731301B1 (en) Seal device
US20080284105A1 (en) Low and reverse pressure application hydrodynamic pressurizing seals
US3948533A (en) Composite ring made of press fitted parts and method of assembling
US20170138483A1 (en) Sealing device
US20100264603A1 (en) Rotary seal with truncated wave form
JP5801033B2 (ja) シール構造
US20160312896A1 (en) Seal with elastic lips
US20110031701A1 (en) Seal
US10451185B2 (en) Seal ring
JPS61270564A (ja) 流体シ−ル用リング
JP2007078041A (ja) 樹脂製シールリング
WO2022191274A1 (ja) シールリング
JP5807095B2 (ja) シールリング及びシール装置
JP6999068B2 (ja) シールリング
CN104847899B (zh) 一种ptfe多组回油线油封
US20220136604A1 (en) Seal ring and sealed structure
US6416058B1 (en) Packing seal with dynamic self-adapting lip
JP3440777B2 (ja) セグメント型軸封装置及びそれを備えた排水ポンプ
JP2005337456A (ja) 樹脂製シールリング
JPH0515656Y2 (ja)
JPH0619877Y2 (ja) シール装置