JPH01312041A - ロジウムの回収方法 - Google Patents

ロジウムの回収方法

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JPH01312041A
JPH01312041A JP14502588A JP14502588A JPH01312041A JP H01312041 A JPH01312041 A JP H01312041A JP 14502588 A JP14502588 A JP 14502588A JP 14502588 A JP14502588 A JP 14502588A JP H01312041 A JPH01312041 A JP H01312041A
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hydroxide
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阪下 輝夫
Yuzo Morita
森田 雄三
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) ロジウムを含む酸性溶液より、ロジウムを沈澱生成させ
分離する、ロジウムの回収方法に関するものである。
(従来技術とその問題点) 従来、ロジウムを含む酸性溶液より、ロジウムを沈澱分
離する方法として、水酸化ロジウムとして沈澱させ、濾
過分離する方法が一般的に行われている。
しかし、水酸化ロジウムは粒子が小さいため、凝集操作
を必要とし、加熱、熟成等を行っていたが、液量が多い
場合には設備が大きく複雑となり、また、熟成時間がか
かり、濾過分離にも長時間を要し回収費が高くなる欠点
があった。
さらに、該ロジウムを含む酸性溶液中にアンモニウム等
の塩が多く含まれていると、上記、方法では充分にロジ
ウムの沈澱を生成し、凝集させることが困難となり、ロ
ジウムの回収率が低くなる問題があった。
(発明の目的) 本発明は、上記、従来法の欠点を解決するために成され
たもので、簡単な操作でしかも、短時間でロジウムを高
回収率で沈澱分離する方法を提供することを目的とする
ものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、ロジウムを含む酸性溶液より、ロジウムを沈
澱、分離する方法において、水酸化アルカリを加えてア
ルカリ性とした後に、塩化亜鉛及び/または塩化アルミ
ニウムを加えて中和して沈澱を生成して分離することを
特徴とするロジウムの回収方法である。
ロジウムを含む酸性溶液(以下「ロジウム回収液」とよ
ぶ。)に、攪拌しながら水酸化アルカリを加えてアルカ
リ性にする。
ここで用いる水酸化アルカリは、水酸化す) IJウム
、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウム
等であるが、安価で人手し易い水酸化ナトリウムでよく
、反応を迅速かつ均一に行わせるために水溶液として用
いるとさらによい。
水酸化アルカリを加えてアルカリ性にする際のPHは1
0〜12に調整する、より好ましくは、PH10,5〜
11.5である。
次いで、塩化亜鉛及び/または塩化アルミニウムを加え
てPH6〜8に中和して沈澱を生成させる。
ここで用いる塩化亜鉛及び/または塩化アルミニウムは
、水溶液として加えることがより好ましい、その理由は
、結晶で加えた場合に結晶の表面で水酸化物が生成し、
反応が遅れるからである。
また、PHを6〜8にするのは、沈澱として生成した水
酸化ロジウムが最も安定しており、P Hが8より高い
と錯塩となって沈澱が充分生成しにくく、PH6より低
いと沈澱が溶解しやすくなるためである。
上記塩化亜鉛及び/または塩化アルミニウムを加える理
由は、該金属の塩化物が水酸化物になって、微細な水酸
化ロジウムを凝集して共沈する作用があり、また、水酸
化物となるP Hの範囲が広く安定しており、さらに、
沈澱として分離した後のロジウムの精製において分離し
易い金属であるからである。
なお、他の金属塩化物として塩化マク不シウム、塩化鉄
、塩化インジウム等を用いることもできる。
また、本発明における操作で、ロジウムの沈澱をより高
い回収率で回収するためには、ロジウムイオンを酸化し
ながら行うとよく、その方法は一般的な酸化性ガスや酸
化剤による方法でよい。
さらに、ロジウム回収液中に含まれる塩の種類により、
ロジウムの沈澱生成が不充分な場合は、本発明の方法を
繰り返し行うことで目的を達することができる。
実施例・1 0ジウムを2g/j!含む2N−塩酸溶液21を51ビ
ーカに入れ60℃に加熱し、水酸化ナトリウム400 
g/Itを滴下しPH11,5とした。
次いで、塩化亜鉛50g/A溶液を加えてPH7,0に
し、30分間攪拌を続けたのち、濾過して沈澱を分離し
た。
濾過液中のロジウムを分析したところ、0. 2m g
 / Ilで濾過液は41であったのでロジウムとして
0.8mgが液中に残っており、回収率は99.9%以
上であった。
実施例・2〜8 0ジウムを2 glIl含む酸性溶液で溶液の種類を下
表左項のようにし、水酸化アルカリの種類とアルカリ性
にしたときのPHを中項のようにし、中和するために加
えた塩化物の種類とPHを古墳のような条件とし、実施
例5と6は次亜塩素酸で酸化し、実施例7と8は塩素ガ
スで酸化しながら沈澱を生成し、濾過分離したのちの濾
過液中のロジウムを分析したところ、下記のような結果
であった。
(以下余白) 従来例・1 0ジウムを2g/l含む2N−塩酸溶液21を5pビー
カに入れ、水酸化ナトリウム400 g/l溶液を滴下
し、PHを8に調整し、60℃で4時間熟成し、室温ま
で冷却後、濾過分離して、濾過液中のロジウムを分析し
たところ、ロジウムが120mg/Aで濾過液が31で
ありロジウムとして360mgが残っていたことになり
、ロジウムの回収率は、91.0%であった。
従来例・2 0シラムラ2g/jl!と塩化アンモニウム200g/
Rを含む2N−塩酸溶液21を51ビーカに入れ、水酸
化ナトリウム400 g/、g溶液を滴下し、PHを7
.5に調整し、60℃で4時間熟成し、室温まで冷却後
、濾過分離して、濾過液中のロジウムを分析したところ
、ロジウムが180mg/βで濾過液が31でありロジ
ウムとして540mgが残っていたことになり、ロジウ
ムの回収率は、86.5%であった。
(発明の効果) 本発明は、ロジウムを含む酸性溶液より、ロジウムを沈
澱、分離する方法において、水酸化アルカリを加えてア
ルカリ性とした後に、塩化亜鉛及び/または塩化アルミ
ニウムを加えて中和して沈澱を生成して分離するという
、簡便な方法により従来法の欠点であった、ロジウムの
沈澱を凝集するだめの熟成時間が長時間かかり、しかも
、濾過時間も長いという点と、共存する塩の影響で回収
率が低くなる欠点をともに解決することができ、生産効
率を高め価値あるものである。
出願人  田中貴金属工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ロジウムを含む酸性溶液より、ロジウムを沈澱、分
    離する方法において、水酸化アルカリを加えてアルカリ
    性とした後に、塩化亜鉛及び/または塩化アルミニウム
    を加えて中和して沈澱を生成して分離することを特徴と
    するロジウムの回収方法。
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