JPH01312031A - 熱間圧延鋼材の製造方法 - Google Patents

熱間圧延鋼材の製造方法

Info

Publication number
JPH01312031A
JPH01312031A JP63143590A JP14359088A JPH01312031A JP H01312031 A JPH01312031 A JP H01312031A JP 63143590 A JP63143590 A JP 63143590A JP 14359088 A JP14359088 A JP 14359088A JP H01312031 A JPH01312031 A JP H01312031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zone
cooling
temperature
heat transfer
temp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63143590A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Arai
和夫 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP63143590A priority Critical patent/JPH01312031A/ja
Publication of JPH01312031A publication Critical patent/JPH01312031A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Treatment Of Steel (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、熱間圧延鋼材の製造方法に係り、特に鋼材を
熱間で圧延した後、その冷却を制御して所定の高強度・
高靭性を備えた、いわゆるオンライン熱処理鋼材を製造
する方法に関する。
〈従来の技術〉 いわゆるオンライン熱処理といわれる熱間圧延鋼材の調
質冷却は、線材や棒鋼の分野で比較的早期に発達し、最
近では厚板や薄板などほとんどの鋼材製造において実施
されている。
このような冷却制御は、第7図の流れ図に示すように行
うのが一般的であった。すなわち、熱間圧延鋼材(以下
、単に圧延材という)のオンライン熱処理のニーズに対
して、例えば風冷、ミスト冷却、水冷などの強制冷媒能
力を試行錯誤的に種々設定して、圧延仕上温度(以下、
FDTという)と巻取温度(以下、CTという)あるい
は強制冷却停止温度を変更し、それぞれについて室温で
材料試験を行って、熱処理強度(以下、σBoという)
や絞り等を調べ、主として、σ8゜とFDT/CTとの
相関を、板厚や化学成分などをパラメータとして求め、
これらを重回帰して回帰モデル化またはテーブル化し、
併せて製品材質仕様に対応したFDT/CT%i(tを
設定し、これらをオンラインモデルに適用して、セット
アンプし、データロギングして学習し、フィードバック
(以下、F/Bという)制御によりその材質精度を高め
ようとしていた。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、このような−船釣な従来技術においては
、FDT/CT−σlloll上デルが物理的根拠の乏
しい重回帰式となっているため、σn。
決定の決め手である変態温度θ7が不詳であるとか、新
しい仕様の鋼種には適用できないとか、あるいはセット
アツプ条件とは異なったFDTで仕上がった場合のフィ
ードフォワード(以下、F/Fという)制御が不可能で
あるとかの問題点によって高精度な材質制御が困難であ
った。
ところで、文献「高炭素鋼の巻取温度制御」 (鉄と鋼
 Vol、71. No、5.1985. 3328 
)によれば、変態に伴う発熱具a景が多い高炭素鋼のC
T制御において、変態開始時期と変態所要時間を考慮し
たモデルとすることにより、FDT−CT間で確実に変
態完了させることができ、強度・靭性にすぐれた熱処理
組織を得ることに成功して品質向上が図られたとしてい
る。この方法は、前記した一般的な従来技術よりも進歩
していることは認められるものの、σお。制御に不可欠
な変態温度θ7を得るための冷媒能力設定(初期設定と
F/F制御設定)については相変わらずブラックボック
スのままである。
それ故、今後ユーザーから鋼種の多様化、ロットの小単
重化2品質のハイグレード化・均一化がますます要求さ
れてくる状況下にあっては、従来技術の学習方式による
F/B制御では対処できないのである。
本発明は、上記のような従来技術の有する課題を解決す
べくなされたものであって、仕様通りの均一性のある製
品材質を実現するのに好適な熱間圧延鋼材の製造方法を
提供することを目的とする。
〈課題を解決するだめの手段〉 本発明の要旨とするところは、熱間圧延後の鋼材を強制
冷却ゾーンを通過させながら冷却制御して材質制御する
に際し、前記強制冷却ゾーンを仕上圧延機側から第1ゾ
ーン、第2ゾーン、第3ゾーンの3つに分割して、それ
ぞれのゾーンの冷媒熱伝達率を与え、これに基づいて各
ゾーンの冷媒能力を設定した上で、前記第1ゾーンにお
いて圧延仕上温度からオーステナイト/フェライト相平
衡温度まで冷却し、これに続く前記第2ゾーンでは所定
のオーステナイト状態からフェライト−パーライト変態
温度以下で、かつ所定の巻取温度より高い所定の温度ま
で冷却し、最後の前記第3ゾーンでは前記所定の温度か
ら前記巻取温度まで冷却することを特徴とする熱間圧延
鋼材の製造方法である。
また、前記強制冷却ゾーンを3分割するに際し、予め第
1ゾーン、第2ゾーン、第3ゾーンのゾーン長さを決定
して与えるようにしてもよいし、あるいは予め第1ゾー
ンと第3ゾーンの冷媒熱伝達率を決定した後第2ゾーン
の冷媒熱伝達率を決定し、これらの冷媒熱伝達率の値に
応じてそれぞれノソーン長さを決定するようにしてもよ
い。
〈作 用〉 通常、F/F水冷制御を可能ならしめるためには、冷媒
の熱伝達率を瞬時にして算出可能な解析解約(すなわち
代数的)表式が必要である。しがし、従来の一般的な厳
密温度モデルでは熱伝達率αを与えて冷却後の材料温度
を計算することは可能であったが、逆に冷却後の材料温
度を与えてそれを達成し得る冷媒の熱伝達率を算出する
ことは代数的には不可能であり、オンラインでの厳密な
熱伝達率αの算出ができなかった。
そこで、物理的意味のほとんど乏しい熱伝達率αの簡易
モデルが適用されていたが、当然、材料寸法、成分、材
料温度、冷却時間などの任意の変化に対応した高精度な
熱伝達率αの見積りはできなかった。
本発明者は、従来の熱伝導解析解をさらに展開させた結
果、冷却実績データを取込んで熱伝達率αを代数的に瞬
時にして算出可能な最終的な形の厳密解を誘導すること
に成功したため、オンラインでの高精度なF/F水冷制
御を可能となした。
すなわち、第1図に示すように、製品仕様強度〔σ6゜
〕から、必要な変態温度θ7を別途通常のθ1−σ8゜
関係式によって見積り、つぎに別途通常の変態開始曲線
によってオーステナイト/フェライト相平衡温度Teか
ら変態温度θ7までの所要時間上〇を見積り、これらよ
りFDTからTeまでの冷却と、Teからθ。までの冷
却にそれぞれ必要な冷媒の熱伝達率αを見積り、この熱
伝達率αを達成すべく、冷却機構に応じた冷媒能力Wと
熱伝達率αの関係式からWを見積り・設定して、セント
アップおよびF/F制御のオンライン処理をするもので
ある。ここで、θ、からCTまでの冷却は所要時間が限
定されるので、やはり必要な熱伝達率αを見積もってW
を設定することになる。
上記の一連の作業は、圧延開始前のオフラインでの初期
設定計算ならびに例えばFDTをオンラインで実測した
後のオンラインでのリアルタイム設定計算のいずれにも
共通したものであり、首尾一貫しているのである。
本発明によれば、確実に仕様強度〔σ8o〕が得られる
変態温度θ7で実際に変態が行われるべく、実測のFD
Tを基点として所定の変態を行わ−Uるのに必要な冷媒
能力をオンラインで見積もってF/F冷却制御し、かつ
板の形状等に重要なCTも高精度に実現すべく変態以後
の冷媒能力を設定するのである。
この場合、板厚変更や鋼種変更、FDT−CT変更、仕
様強度〔σIl。〕変更などに応じて高精度ニ設定θ7
と設定CTとを実現することにより、仕様通りの製品材
質を均一性良好にして得ることが可能である。
以下に、本発明の原理について説明する。
第2図は、炭素鋼のオーステナイト状態からのフェライ
ト−パーライト固相変態概念を示す特性図である。
図に示すように、オーステナイト/フェライト相平衡温
度Te以下の温度域におけるTeがらの経過時間t1と
変態開始時温度θアの座標(tl、θア)の軌跡、すな
わち変態開始ライン■5および変態終了ライン■、をあ
らかじめ既知化しておく。また、一方では変態開始温度
θ7と材料強度σ8oとの関係を材料試験により既知化
しておく。そこで、任意の仕様強度〔σ6゜〕に対して
変態開始温度6丁を見積り、このθ7からnSラインよ
りTeからの所要時間1Tを見積もる。併せて■5ライ
ンと■、ラインより変態所要時間τを見積る。
これらTe、  θ0.τは概して実圧延上のFDTと
は無関係なので、Teを切る点B、変態開始点Cおよび
変態終了点りは圧延前にあらかじめ決定可能である。し
かるに、実圧延上のFDTが初期設定値からズした場合
には、FDT測定時点AからB点までの冷却履歴をコン
トロールしなければならない。
一方、CTは仕様が決まっているので、変態終了点りか
らCT点Fまでの時間(tz’ +t、)に応じた冷媒
能力の見積りが圧延前に可能であるが、t3は板厚、成
分、仕様強度〔σ8゜]、走行速度Vに依存するので、
B点〜D点間とD点〜F点間の冷媒能力を常に同じ値に
設定することはできず、別個に決定せざるを得ない。
以」二の理由により、Δ点のFDT(T、)からF点の
CT (T3)間の熱伝達率αは少なくとも3種類を与
える必要がある。すなわち、第2図に示すように、冷却
ゾーンをA点〜B点間(T、→Te冷却)を第1ゾーン
、B点〜E点間(Te→T、冷却)を第2ゾーン、そし
てE点〜F点間(T2→T3冷却)を第3ゾーンと3分
割にして、それぞれの熱伝達率をα1.α2.α3とし
て与えるのである。ここで、E点の材料温度T2は、C
T (’h)<h≦θ1の範囲で任意としてよい。
つぎに各ゾーンの熱伝達率α0.α2.α3を各ゾーン
内で一定値として与え、それらに応じた冷媒能力W、、
 W2. W3を設定するようにすれば、オンラインで
の演算処理と冷媒供給とをスムーズに行い易い。
ここで、強制冷却ゾーンの分割の仕方として次の2通り
の方法が考えられる。
すなわち、まず、第1の分割方法としては、各ゾーンの
長さのLll L2. L3をあらかじめ設定して置く
ことであり、各ゾーンの熱伝達率α1.α2゜α3は製
品仕様や圧延条件等によって算出見積りするものである
また、第2の分割方法としては、第1.3ゾーンの熱伝
達率α1.α3を一定値としてあらかじめ与える方式で
ある。この場合、例えば水量の如き冷媒能力1.−3設
定を逐一修正することは、その設定精度に関して誤差を
大きくする懸念があるので、WI+ W:+一定ずなわ
ち実質上α1.α3一定として与え、製品仕様と圧延条
件に従って残りの第2ゾーンの熱伝達率α2と各ゾーン
長さLz L2゜L3を演算見積りするものである。
以下に、」1記した2つの分割方法の場合の冷却条件設
定手順について詳しく説明する。
、第3図は、第1の分割方法の場合における冷却条件設
定手順を示す流れ図であり、以下のステップによる。
■ 定数である各ゾーンのゾーン長さLll L2. 
L3をインプットする。
■ 製品仕様条件である、板厚(d)、含有炭素量(C
)。
合金元素量(¥1.結高結晶等の材質因子ω、熱処理強
度〔σIl。〕および操業条イ1である、走行速度(V
)、  FDT (TI) 、  CT (T3)をそ
れぞれインプットする。ここで、T、は予め与えられる
設計値またはオンライン測定値のいずれも可である。
■ 各ゾーンの通過所要時間LIt h+ ’:l+相
平衡温度Teおよび変態温度θ、をそれぞれ計算する。
ここで、Teとθアはあらかじめ求めておいた表式Te
(C2Y、)、  θ7  (c、  y、  σno
)を用いる。すなわち、 t+ = L+ / v (s )        −
−−−−−−(1)t2=L2/ v (s )   
     −−−−−一−−−−−ft’1t3=I、
*/v(s)−−−−−−−−(zつTe=f (C,
Y)回帰式   −−−−−−(21ここで、この(2
)式は下記のように表すことができる。
Te−φ/ QT”’  273 (’C)    −
−−−−−−−−−(2’1ここで、 Qt  =Va・q3→−(1−v、 )・QpVe 
 −(Ce  C) / (Ce  Cp)Qp  =
Vp/c ’ Qど+(I  Vp/C)・q3Vpy
c−(1+3 ・mrzmc)・(Ce  Cp) x
io−”q3 −Φ・Q(” Ce−1−・Ce” φ −5,604X103(定数〕 Cp=0.0214 (フェライトへの炭素固溶限) mF:鉄原子量 I、:炭素原子量 q7:オーステナイト→フェライト/パーライト変態潜
熱(ca1/m) qp=オーステナイト→パーライト変態潜熱(cJ/5
nf) h ニオ−ステナイト−フェライト変態潜熱(cat/
m1) qcニオ−ステナイト耐セメント変態潜熱(cJ/m1
) Ce:共析炭素量 Φ、「;合金元素影響係数 Q(1”=550 cal/Kl (Pe  C2元合
金の場合) Qc” =4435cJ/ml (Fe  C2元合金
の場合) Ce” −0,765wt%(Fe−C2元合金の場合
) θ7−f(σBo、  C,T)回帰式−−−(31■
 あらかしめ求めておいた変態開始ライン■5および変
態終了ライン■、を用いて、変態開始までの潜伏時間5
 +変態所要時間τを旧算する。
t、=f  (C,Y、  θT)     −−−−
(41なお、この(4)式は、下記のように表すことが
できる。
Lr−(x’/ (Ko ・K)l 4−δLt (s
 ) −−−−(4’1ここで、 x  −(Te+273) /へT ΔT=Te−θ1 K  =Ke−(x−1)’/ (e”−1)Ke  
=8 *  (k   (Te−t−273) l 5
/(h c)′ Ko  −4,96513−’ (定数)h ニブラン
ク定数(s −cむ1/m1)C:光速(μ、、、/S
) k −ボルツマン定数(cc、1/ff17−K)δt
、:回帰定数(s) ■ 別途誘導した解析解である要式α(d、  t。
T、、 T□1)を用いて、第1.2ゾーンの熱伝達率
α3.α2を計算する。ここで、T、、、 T、、。
は冷却前後の材料温度である。
α、 =(2、l/d)(Y、−’−Z−’)−’XI
O”  (5)ここで、 (μ0−百・1+) z=r(y、) χ :熱伝導率(kc+J/ m−h ・’C)i :
温度伝播率(n(/h) μ。−8,889X103(定数) θL :冷媒温度(°C) α2− (2χ/d)(y−1−z−’)”x1o’L
  (6)ここで、 (μ。・a−tl) z  −r(y+) ■ また、下記(6)弐により変態所要時間τを計算す
る。
τ−f  (C,Y、  θ1)回帰式−−−−−−−
(7)なお、この(力式は、下記式で表すことができる
τ−1..■/ k          −−−−一−
−−−(71ここで、 @=、2/ (1−h)  −1 に一μ。 百・Yz/8d2 Kq=141.1・qア/(2(1/a)(θ、−〇、
))Y2=f  (N) N=(α2・ d/χ)  Xl0−″〔ヌンセルト数
(−)〕 ■ 通常の冷却温度式を用いて、第2ゾーン出口材料温
度T2を計算する。
T2−(θ、−θL)exp(−kc ・tz’ ) 
 −−−(8)ここで、 h’ −tz  (t□十τ) kc  = 71 。・a  −y、/ 3 d2Y2
  =f  (N2) N2−(α2・ d / T)  Xl0−’■ 前記
ステップ■と同しく要式α(d、t、T、、。
T、、4.)を用いて、第3ゾーンの熱伝達率α1を計
算する。
α3−(2、J/d)(Yl−’−Z−’)−’XIO
’ −(9)ここで、 ■ 回帰式W、 (α、)を用いて、各ゾーンの冷媒能
力−1+ Wz+ W、+を酊算する。
1−f(α1.θL)回帰式 −−一−−−−−−00
)W2=f(α2.θL)回帰式 −−−−m−(I+
)皆3−f(α3.θ1)回帰式 −−−−−−−02
)このようにして、各分割ゾーンの冷媒能力を決定し、
セットアンプすればよい。
つぎに、第2の分割方法の場合における冷却条件設定手
順について、第4図を参照して説明する。
■ 冷却ゾーン全長LT、と第1.3ゾーンの熱伝達率
α1.α3をインプットする。
■ つぎに、第1の分割方法のステップ■と同様にして
製品仕様条件d、  C,Y、  X、  (σRo)
および操業条件、v、 T1. Tyをインプットする
なお、T1は予め与えられる設計値またはオンライン測
定値のいずれでもよい。
■ 前記(2)、 (3)式を用いて、Te、  θ7
を計算する。
■ 第1ゾーン通過所要時間t1を下記03)式により
計算する。
Te−θ1− ここで、 Y2= f  (N+) N1−(α1・d/、1)XIO−3 ■ 変態開始までの潜伏時間1Tを前出(4)式により
1算する。
■ 前出(6)式を用いて、第2ゾーン熱伝達率α2を
算出する。
■ 前出(7)弐を用いて、変態所要時間τを計算する
■ 仮の第2ゾーン出口材料温度12′を、T、<T2
’≦θ1の範囲内で選択する。
■ 解析解による要式t (d、 T11. T□、α
)を用いて、仮の第3ゾーン通過所要時間t31 と仮
のθ7からTz’への鋒温所要時間t2″を1算する。
T3 −θ。
一−−−−−−−−−θ滲 ここで、 Y、=f  (+1:1) N3−(α3・ d/J)XIO−3 t2″ =+8d、/(μ。・xlz)l  ・−−〜
−−−−−(15) ここで、 y2−r  (N2) N2−(α2・ d/χ)  Xl0−3[相] 冷却
ゾーン全長通過所要時間煽から、1.、1.。
τおよび+2″を総和して差引いた残りの時間t3Nを
算出する。
t+”−tT、(t+ + tt+τ+tz” )  
’−””−000t3′ と+3″の差が許容内に入っ
ているか否か、すなわち下記02)式が成立するか否か
を判定する。
lh’  h″ )≦δ     −−−−−−−−−
−a力ここで、δは0.01 sである。
なお、0″0式が成立しない、すなわちlt、’ −t
、”l>δの場合は、ステップ■に戻り新たなT2’の
選択を行う。
@ θη式が成立した場合は、h” + +3’ + 
Tz’をそれぞれh’ l +31 Tzとして決定し
、ついで+2を求める。
+2=5十τ+b+        −−−−−−−0
8)■ 各ゾーンの長さLl、 +2. +3を下記式
によりそれぞれ算出する。
L、 = V −t、           −−−−
−−−09)L2=v・12−−−−−・−−−−一側
L:l= v −+3−−−−−−・−α9[相] 前
出0[1)、 (11)、 021式を用いて、各ゾー
ン冷媒能力匈+、 L、 ’lA3を算出する。
以上のようにして、各ゾーンの長さLl、 I、2.+
3と各ゾーン冷媒能力W、、 W、、 Lをセットアツ
プすればよい。
なお、上記した第1の分割方法の場合と第2の分割方法
の場合にはそれぞれ一長一短があるので適宜使い分ける
のが望ましい。すなわち、第1の分割方法の場合では、
変態開始ライン■、と変態終了ラインHtが大きく変化
する高合金鋼の場合に対処可能であるが、材料毎に冷媒
能力り、 W、。
W3全部の設定変更が必要である。一方、第2の分割方
法の場合では、高合金鋼には対処不可能な場合も考えら
れるが、第2ゾーンの熱伝達率α2のみの設定変更で済
むので操業のやり易さがある。
しかし、いずれの方法においても、強制冷却ゾーンを3
分割することにより高精度な所定の変態温度θ、を狙っ
た冷却制御が可能となって、高精度な材質制御が達成さ
れる。また、オンラインでFDTを測定することにより
、リアルタイムで各ゾーンの熱伝達率α、、α2.α3
の修正、あるいは、第2ゾーンの熱伝達率α2および各
ゾーンの長さLl、 LI +3の修正によるフィード
フォワード冷却制御が可能となる。
〈実施例〉 以下に、本発明を熱間圧延後の鋼材をオンラインで強制
冷却する場合に具体的に適用した例について説明する。
〔実施例■] 第5図は、強制冷却ゾーンに本発明に係る第1の分割方
法を適用した実施例を模式的に示す側面図である。
図において、■は、仕上圧延機2で圧延された圧延材で
あり、巻取機3に巻き取られる。
4は、仕上圧延機2と巻取機3の間に設けられる水冷ゾ
ーンであり、仕上圧延機2の側から第1ゾーン4a、第
2ゾーン4b、第3ゾーン4cに3分割されて構成され
、冷却水管5からの冷却水がそれぞれ水量調節弁6a、
6b、6c、水冷ノズル7a、7b、7cを介して供給
される。なお、各ゾーン間は、間隙を設けても設けなく
とも構わないが、間隙を設けて非水冷帯とすれば冷却さ
れる圧延材の表面温度を復熱させ得るので有効である。
また、水冷ノズル4は各ゾーン1個のみの場合を示して
いるが、複数ずつ設けてもよい。
8は、仕上圧延機2の出側に設けられるFDT(圧延仕
上温度)を測定する仕上温度計である。
9は、巻取機3の入側に設けられるCT(巻取温度)を
測定する巻取温度計である。
10は、データ採取装置であり、仕上温度1i(8゜巻
取温度計9で測定されたFDT、CTの温度信号が入力
される。
11は、データ採取装置10から送られるFDT。
CTの温度信号を演算処理する演算処理装置である。
12は、演算処理装置11で演算処理された制御信号に
よって水量調節弁6a、6b、6cを制御する制御器で
ある。
仕上圧延機2で圧延された圧延材1は仕上圧延機2を出
た後、仕上温度計8でFDTが測定され、第1〜3ゾー
ン4a、4b、4cと順次所定の冷却が施されて、巻取
機3の直前で巻取温度計9にてCTを測定された後巻き
取られる。
測定されたFDTは直ちにデータ採取装置10に送られ
、つづいて演算処理装置11にて前出第3図に示された
手順に従って第1〜3ゾーンそれぞれの必要な冷媒熱伝
達率α、〜α3が見積もられ、各ゾーンの必要冷却水流
量−1〜匈。が決定される。
そして、制御器12により水量調節弁6a〜6Cの弁開
度の設定がなされ、水冷ノズル7a〜7Cから所定の水
量が噴射される。
一方、CTもデータ採取装置10に送られ、演算処理装
置11にて第3ゾーン4Cの流量修正計算がなされて、
制御器12により第3ゾーン4Cの流量修正が施され、
所定のCTが維持される。
各ゾーンの長さがL+ : 30m、 L2 : 55
m、 l、3:10mの水冷ゾーンを用いて、高Mn共
析炭素鋼の圧延材を以下の条件で強制冷却を施した。
製品仕様条件; 板ffd         :  2mm含有炭素量C
:  0.76軛t% 合金元素量Y      :  0.30耐%Si1.
20wt%Mn 結晶粒径等の材質因子x:0.7 熱処理強度〔σお。)    :  115 kgf/
mJ操業条件: 走行速度v       :  10m/sF DT 
(T、)       :  950°CCT(T3)
        :  500°にのときの相平衡温度
Teは721°C1変態温度θ7は590°C1潜伏時
間t、は0.97 s 、変態所要時間τは4.02 
s 、また第2ゾーン出口材料温度T2は552°Cで
あったことから、各ゾーンの熱伝達率は、α、  : 
373に、、d/n? ・h ・’C,α2: 829
kJ/n(・h ・’C,a3: 447koJ/ r
d ・h ・’Cで、したがって各ゾーンの冷却水量は
W+ : 0.33rrf / mln、 w、 :0
.44イ/ *h1. Wl : 0.35ボ/癲とし
て各ゾーンを制御した。
その結果、得られた製品の材料強度(σ10)分布は1
15±3kgf/−であり、従来例による115±8k
gf/−に比して大幅に高い精度が確保できた。
このように、FDT取込みによるフィードフォワード水
量制御に加えてCT取込みによるフィードバック水量制
御を行うことによって高精度な相変態が維持されること
がわかる。
(実施例■〕 第6図は、強制冷却ゾーンに本発明に係る第2の分割方
法を適用した実施例を模式的に示す側面図である。
図において、水冷ゾーン4は20個に区画されており、
それに応して水量調節弁6および水冷ノズル7はそれぞ
れ20個ずつ設けられ、また制御器12からの制御信号
が20ラインとされる以外は、実施例Iの第5図と全く
同じ構成である。なお、水冷ノズル7の1区画当たりの
取付は数は、使用目的に応じて適宜決定すればよい。
仕上圧延機2で圧延された圧延材1は、第5図の場合と
同様に仕上圧延機2を出た直後に仕上温度1BでFDT
が測定され、水冷ゾーン4で所定の冷却を施された後、
巻取機3の直前で巻取温度計9によりCTが測温されて
から巻き取られる。
FDTをデータ採取装置10に取込み、演算処理装置1
1により第4図に示された手順に従って第2ゾーンの熱
伝達率α2と3分割した各水冷ゾーンの長さLll L
2+ L3を決定し、各ゾーン冷却水量弱、〜讐3を決
定する。
そして、水冷ゾーン4をゾーン人口Pからの距離I1.
の地点Qと同じ(Lll Lzの地点Rとで3分割し、
ゾーン入口P寄りからそれぞれ第1ゾーン。
第2ゾーン及び第3ゾーンと決め、第1.2.3ゾーン
内の水量調節弁6に対してそれぞれW、、 W2゜W3
の流量指令を制御器12により発する。
なお、第1.2ゾーンおよび第2,3ゾーンの境界を含
む水冷ノズル7に対しては、実用上は該当ノズルが受は
持つ領域がより大きいゾーン側の流量を設定すればよい
また、CTは前記実施例Iの場合と同様に第3ゾーンの
水量をフィードバック制御すべく活用される。
20個に等分に区画した全長り、:(iomの水冷ゾー
ンを用いて、低炭素網の圧延材を以下の条件で強制冷却
を施した。
製品仕様条件; 板厚d        : 2肛 含有炭素i1C:  0.15i% 合金元素量Y      :  0.20wt%Si結
晶粒径等の材質因子X:  0.32熱処理強度〔σn
。)    :  45kgf/mj操業条件; 走行速度v       :  10m/5FDT (
TI)       :  1000°CCT(T、)
        :  500°Cなお、第1ゾーンの
熱伝達率αI:200kca1/n(・h・°Cおよび
第3ゾーンの熱伝達率α3:200にω1ard・h・
°Cは定数として予め与えた。
このときの相平衡温度Teは870’C,変態温度θア
は600°C3潜伏時間t7は0.52s、変態所要時
間τは1.21 sであったことから、第2ゾーンの熱
伝達率α2は3054keJ/ボ・h・°C9また、第
2ゾーン出側の材料温度T2は529°Cで各ゾーンの
長さはL+ : 27.Om+ L2 : 19.2m
、 L3 : 13.8m、 したがって各ゾーンの冷
却水量はW+ : 0.26n(/ lll1. Wz
 :0.91n(/ mln、 L・0.21n(/x
mとして各ゾーンを制御した。
その結果、得られた製品の材料強度(σRo)分布は4
5±2kgf/−であり、従来例による45±4kgf
/111に比して大幅に高い精度が確保できた。
このように、FDT取込みによるフィードフォワード水
量制御に加えてCT取込シによるフィードバック水量制
御を行うことによって高精度な相変態が維持されること
がわかる。
なお、上記した本実施例I、IIでは鋼板を対象として
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
例えば棒鋼・線材・鋼管などの材料断面形状が異なった
熱間圧延鋼材やさらにはアルミニウムや銅などの、金属
の種類が異なる材料にも適用可能であることばいうまで
もない。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によれば、種々の圧延条件
に対応して熱間圧延後の強制冷却工程における熱間圧延
鋼材の相変態処理の制御が高精度に行うことができるの
で、熱間圧延鋼材の鋼種。
板厚、圧延温度、圧延速度などが変化したときの製品材
質のバラツキを小さくすることが可能となリ、大幅な品
質向上1歩留り向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による冷却制御の計算手順を示す流れ
回、第2図は、炭素鋼のオーステナイト状態からのフェ
ライト−パーライト固相変態概念を示す特性図、第3図
は、本発明における第1の分割方法の場合の冷却条件設
定手順を示す流れ図、第4図は、本発明における第2の
分割方法の場合の冷却条件設定手順を示す流れ図、第5
図は、水冷ゾーンに本発明に係る第1の分割方法を適用
した実施例を模式的に示す側面図、第6図は、水冷ゾー
ンに本発明に係る第2の分割方法を適用した実施例を模
式的に示す側面図、第7図は、冷却制御の計算手順の従
来例を示す流れVである。 1・・・圧延材(熱間圧延鋼材)。 2・・・仕上圧延機、    3・・・巻取機。 4・・・水冷ゾーン(強制冷却ゾーン)。 6・・・水量調節弁、    7・・・水冷ノズル。 8・・・仕上温度計、    9・・・巻取温度計。 10・・・データ採取装置、11・・・演算処理装置。 12・・・制御器。 特許出願人   川崎製鉄株式会社 第2図 第3図 TART ■各ゾーンのゾーン長さり、、 L2. L3をインプ
ット

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、熱間圧延後の鋼材を強制冷却ゾーンを通過させなが
    ら冷却制御して材質制御するに際し、前記強制冷却ゾー
    ンを仕上圧延機側から第1ゾーン、第2ゾーン、第3ゾ
    ーンの3つに分割して、それぞれのゾーンの冷媒熱伝達
    率を与え、これに基づいて各ゾーンの冷媒能力を設定し
    た上で、前記第1ゾーンにおいて圧延仕上温度からオー
    ステナイト/フェライト相平衡温度まで冷却し、これに
    続く前記第2ゾーンでは所定のオーステナイト状態から
    フェライト−パーライト変態温度以下で、かつ所定の巻
    取温度より高い所定の温度まで冷却し、最後の前記第3
    ゾーンでは前記所定の温度から前記巻取温度まで冷却す
    ることを特徴とする熱間圧延鋼材の製造方法。 2、前記強制冷却ゾーンを3分割するに際し、予め第1
    ゾーン、第2ゾーン、第3ゾーンのゾーン長さを決定し
    て与えることを特徴とする請求項1記載の熱間圧延鋼材
    の製造方法。 3、前記強制冷却ゾーンを3分割するに際し、予め第1
    ゾーンと第3ゾーンの冷媒熱伝達率を決定した後、第2
    ゾーンの冷媒熱伝達率を決定し、これらの冷媒熱伝達率
    の値に応じてそれぞれのゾーン長さを決定することを特
    徴とする請求項1記載の熱間圧延鋼材の製造方法。
JP63143590A 1988-06-13 1988-06-13 熱間圧延鋼材の製造方法 Pending JPH01312031A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63143590A JPH01312031A (ja) 1988-06-13 1988-06-13 熱間圧延鋼材の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63143590A JPH01312031A (ja) 1988-06-13 1988-06-13 熱間圧延鋼材の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01312031A true JPH01312031A (ja) 1989-12-15

Family

ID=15342267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63143590A Pending JPH01312031A (ja) 1988-06-13 1988-06-13 熱間圧延鋼材の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01312031A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8359894B2 (en) 2009-12-16 2013-01-29 Nippon Steel Corporation Method for cooling hot-rolled steel strip

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50124044A (ja) * 1973-05-23 1975-09-29
JPS5517249B1 (ja) * 1971-03-08 1980-05-10

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5517249B1 (ja) * 1971-03-08 1980-05-10
JPS50124044A (ja) * 1973-05-23 1975-09-29

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8359894B2 (en) 2009-12-16 2013-01-29 Nippon Steel Corporation Method for cooling hot-rolled steel strip

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100847974B1 (ko) 압연, 단조 또는 교정 라인의 재질 제어 방법 및 그 장치
WO2009011070A1 (ja) 冷却制御方法、冷却制御装置及び冷却水量計算装置
CN106480306B (zh) 层流分段冷却工艺中第二段冷却精度的控制方法
JP6399985B2 (ja) 巻取温度制御装置および巻取温度制御方法
JP4402502B2 (ja) 巻取温度制御装置
TWI754979B (zh) 用於控制在輥軋機中之一冷卻裝置之方法
JP2004034122A (ja) 巻取温度制御装置
JP5610869B2 (ja) 圧延材の冷却制御方法、及びこの冷却制御方法が適用された連続圧延機
JPH0480973B2 (ja)
JPH01312031A (ja) 熱間圧延鋼材の製造方法
JP2012011448A (ja) 圧延材の冷却制御方法、及びこの冷却制御方法が適用された連続圧延機
JPH05142126A (ja) 鋼板の材質予測方法
JPH0587800A (ja) 鋼板の材質予測方法
KR100931222B1 (ko) 상변태량과 에지 크랙 방지를 고려한 고탄소 열연강판의냉각제어방법
JPH08103809A (ja) 熱間圧延における鋼板の冷却制御方法
JPH01162508A (ja) 鋼材の冷却制御方法
JP2744415B2 (ja) 熱延鋼材の巻取温度制御装置
RU2783688C1 (ru) Способ управления охлаждающим устройством в линии прокатного стана
CN114178324B (zh) 热轧合金钢层流冷却喷射集管的冷却水流量获取方法及修正方法
JP2509487B2 (ja) 鋼板の材質予測方法
JPH0115324B2 (ja)
JPS61110723A (ja) 熱延鋼板の冷却制御方法
JP3518504B2 (ja) 鋼板の冷却条件設定方法
JPH02112812A (ja) 熱延鋼帯の冷却制御方法
JPS61266524A (ja) 鋼材の冷却制御方法