JPH01311005A - 腹足類駆除剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、腹足類駆除剤に関する。更に詳しくは、植物
に対して被害を与える腹足類の駆除剤に関する。

〔従来の技術〕および〔発明が解決しようとする課題〕
ナス。クジ、カタツムリ、ウスカワマイマイなどは、植
物に対して被害を与える有害腹足類であり、これらの腹
足類は昆虫類などと比べて薬剤に対する抵抗性が大きく
、通常の殺虫剤などを用いて防除することは一般に困難
である。

近年は、腹足類の駆除剤としてメタアルデヒドなどを有
効成分とするものも開発されているが、それの駆除効果
は十分に満足できるものではない。

また、家庭などでは、昔から食塩をナメクジに振りかけ
ることも行われているが、これも植物を痛めるので、植
物からの防除には向いていない。

本発明は、こうした有害腹足類に対してすぐれた駆除効
果を発揮する腹足類駆除剤を提供することを目的として
いる。

〔課題を解決するための手段〕

かかる目的を達成させる本発明の腹足類駆除剤は、イソ
酪酸低級アルキルエステルを有効成分としてなる。

イソ酪酸低級アルキルエステルは、次のような沸点を有
する液体で、水に這溶、エタノール、エーテルなどとは
任意の割合で混合する。

エステル基　　　　　　　　　沸、ｆｉ−一一メ　　　
　チ　　　ル　　　　　　　　　　　　　　９３℃エ　
　　チ　　　ル　　　　　　　　　　　　　１１０℃プ
　　ロ　　ビ　　ル　　　　　　　　　　　　　　１３
４℃イソプロピル　　　　　　１２０°Ｃ ｎ−ブチル　　　　　１５０°Ｃ イソブチル　　　　　１４７℃ ア　　　　ミ　　　　ル　　　　　　　　　　　１７１
℃／７６５＋ｍ＋Ｈｇイ　　ン　ア　　ミ　　ル　　　
　　　　　　　　　　　　　１６９６Ｃ第３７ミル　　
　　１５３〜１５５℃ これらのイソ酪酸エステルは、それ単独でも使用し得る
が、一般には液体または固体の担体と共に用いられる。

液体担体としては、例えば、メタノール、エタノールな
どのアルコール類、ヘキサン、ケロシン。

パラフィンなどの脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエ
ンなどの芳香族炭化水素類などが用いられ、イソ酪酸エ
ステルはこれらの液体担体中に溶解または分散させて用
いられる。

また、固体担体としては、例えば、カオリン、けいそう
土、タルク、炭酸カルシウムなどの鉱物質物質の粉末、
木粉、大豆粉、でん粉などの植物質物質粉末などが用い
られ、イソ酪酸エステルはこれらの固体粉末に混合ある
いは吸着させて用いられる。

固体担体としてはまた、塩化ビニル樹脂、塩素化ポリエ
チレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢
酸ビニル共重合樹脂、ポリビニルアルコール、ポリアミ
ド、フェノール樹脂、尿素樹脂、エポキシ樹脂、シリコ
ール樹脂などの合成樹脂、ロジン、グアヤク樹脂などの
天然樹脂、ポリブタジェン、ポリイソブチレン、クロロ
プレンゴムなどの合成ゴムあるいは天然ゴムを使用する
ことができ、イソ酪酸エステルはこれらの高分子物質に
ブレンドし、必要に応じてそれをシート状、フィルム状
、テープ状などに成形して用いられる。

駆除剤中には、担体以外に必要に応じて水和剤、乳剤、
分散剤、油剤、粉剤、粒剤、噴霧剤、エアゾール剤、塗
布剤、塗膜形成剤、安定剤、着色剤などを適宜添加する
こともできる。また、Ｎ、Ｎ−ジエチルｍ−トルアミド
などの害虫忌避剤、比較的蒸気圧の高い有機リン剤など
の殺虫剤、シクロヘキシミドな・どのげっ歯動物忌避剤
、サリチル酸、２−（４’−チアゾイル）ベンズイミダ
ゾールなどの殺菌剤、レモン系、ローズ系、グリーン系
などの香料、更には除草剤、肥料などと共に用いること
もできる。

この腹足類駆除剤の適用は、有害腹足類の駆除が必要と
される植物自体、栽培されている畑や果樹園などの棲息
場所、侵入あるいは食害を受けた個所、一般家庭の食堂
、台所、洗面所などの水廻りなどに散布、噴霧、塗布す
ることなどによって行われる。また、高分子物質とのブ
レンド体の成形品の場合には、それの適用個所の状況に
応じて、敷いたり、巻き付けたりして適宜取り付けて用
いられる。

一般に、約１〜８０重量２、好ましくは約５〜４０重量
Ｘのイソ酪酸低級アルキルエステルを有効成分として含
有する腹足類駆除剤は、効力発現の点から、適用個所の
容積１ｒｎ’当り約０゜０１〜１０ｇ、好ましくは約０
．０５〜５ｇの有効成分量で用いられる。

〔発明の効果〕

イソ酪酸低級アルキルエステルを有効成分とする本発明
の腹足類駆除剤は、植物に対して被害を与える有害腹足
類に対しすぐれた駆除効果を発揮する。

〔実施例〕

次に、実施例について本発明の詳細な説明する。

実施例１（ナメクジに対する基礎効力試験）直径１５１
．容積ＩＱのガラス製シャーレの中央に、脱脂綿を詰め
た直径２■の小型シャーレを配置した。この試験容器内
に体長約２０ｎｏのナスクジ１０頭を入ｔ、脱脂綿にイ
ソ酪酸低級アルキルエステルを２μα、４μＱまたは８
μＱそれぞれ清下し、容器を閉鎖した。

試験は、　１０頭、２連制で行ない、経時的に２０頭中
の死亡個体および異状個体数（空欄は０）、２４時間後
の死亡個体数ならびにプロヒツト法による半数横転時間
（にＴ５＋１）を求め、試験に供したナメクジの平均体
重と共に次の表に示した。なお、対照区では、水８μＱ
が用いられている。

（以下余白） 実施例２（ナメクジのボックス試験） ３４　Ｘ　４５　Ｘ　２０■の大きさのプラスチック製
ボックス内に５■の深さで黒土を敷き、高さ約１０ａ＋
＋のせ藍の苗を２本移植した。この黒土の上に、体長約
３■のナスクジ３０頭を放した後、ボックス内にイソ酪
酸イソアミルエステル０．１＋ｎＱを浸み込ませた脱脂
綿を入れた直径２■のシャーレを配置し、ボックス上端
面をビニルシートで覆った。２４時間の死亡個体数は３
０で、せ藍葉に食痕は認められなかった・

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、イソ酪酸低級アルキルエステルを有効成分とする腹
   足類駆除剤。