JPH01310277A - 押圧熱熔解により球形に成形した氷塊及びその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカクテル、ハイボール、等の飲料用として、或
は各種パーティ−の鑑賞用として販売される氷塊及びそ
の製造方法に関する。

〔従来の技術〕

従来、カクテル、ノ・イボール１等の飲料用に用いられ
る砕氷は周知の如く、氷を適度の大きさに砕いたものが
用いられ、又各種パーティ−の鑑賞用としては、氷柱の
中に、美しい花等を内蔵したものが用いられている。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の飲料用として販売されているものは、成分的には
吟味されているが、砕氷の形で製造されているため、角
が多く、ごつごつした感じで攪拌がしにく＼、しかもグ
ラスを傾けて飲む場合、突出した角部が口をグラスに付
ける場合邪魔になり、これを避けながら飲まねばならす
煩わしく、又、避けながら飲んでいても、ときには口の
周囲に氷塊の角部が当たって不快感を覚えることが多々
あり、又、鑑賞用の氷塊は。

殆んど四角柱の氷柱で斬新性に欠け、見る角度によって
は氷柱の端辺が邪魔になりて透視度が変わり中の内蔵物
が見苦しくなる等の問題点があった。

本発明は、飲料用及び鑑賞用の氷塊の角を全て取り去っ
た滑らかな表向の球形の氷塊を得ることを目的としてお
り、さらに滑らかな表向をした球形の氷塊を能率よく製
造する製造方法を提供することを目的としている。

〔課題を解決する念めの手段〕

上記目的を達成する几めに１本発明の氷塊は。

角部表向を押圧加熱により熔解し１球形に成形した氷塊
を得るものであり、押圧加熱は、上下より加熱した略半
球形の球冠成形話中に、砕氷を入れ、砕氷の角部及び表
向を上下より加熱しながら押圧することにより能率よく
球形に成形した氷塊が製造出来る。

〔作　用〕

上記の製造方法で製造された氷塊は球形で。

突出部分が存在しないためにグラス中におさまりもよく
１本発明の製造方法を採用すると、はとんど秒単位の高
能率で氷塊の角部が取れて表向が滑らかな球形となるの
みならず１球形であるため中の内蔵物がどの方向の外側
位置からでも透視度が平均しているために美しく確認出
来る外形が斬新なボール形となっていることとも相俟っ
て鑑賞価値も著しく増大する。また、製氷後に簡単に切
断し、内部にメツセージ、花類等の内蔵物を入れた後、
再溶着によりボール形の氷塊が簡単に成形できる。

〔実施例〕

実施例について図面を参照して説明する。

第１図において、１．１“は１例えば鉄材を用い、蝶番
２を中心に開閉自在に枢着した上下の押圧加熱成形型で
ある。３，３°は上下の押圧加熱成形型の合わせ面４．
４１を各々略直径位置として半球冠形に窪ませ形成した
氷塊押圧加熱面である。５．５゛は各氷塊押圧加熱面３
，３°の底面側に横方向に固着しｔ台板である。６．６
”は各、合わせ面４，４°の外側面に外向きに突出固着
した握柄である。７、デは氷塊押圧加熱面３゜３′の各
々底部に窪設した水抜き孔である。８゜８°は合わせ面
４．４１に各々横方向に窪設した水抜き溝である。９．
９”は氷塊押圧加熱面３，３”の各周囲に縦断面略三角
形の堰堤状に周設した周縁である。

次に製造方法に就いて述べると、第２図（ａ）において
、Ａは角のある多角形の氷塊で大きさは、前工程で氷塊
押圧加熱面３．３”の直径より稍大径に粗加工しておく
ことが望ましく、さらに詳しく一例を述べると通常の１
２０　ｋｇの氷柱を３２等分した１貫目の氷を更に正方
形に力！トした後、その氷塊を縦断面略六角形の回転胴
の中に入れ回転せしめると回転胴中で転回し。

適宜四隅の角がとれて多角形の氷塊が得られる。

多角形の氷塊Ａはかならずしもこの方法に限定されるも
のではなく、削出成形してもよい。

第２図（ａ）、（ｂ）−（ｃ）は製造工程を示すもので
、この製造工程は。

（イ）第１工程（第２図（ａ　））：押圧加熱成形型１
の台板５の下側より加熱器ＩＯにより加熱し、伝熱で氷
塊押圧加熱面３及び裏返しにして３゛を充分に加熱し念
後に、氷塊押圧加熱面３内に多角形の氷塊Ａの下半部を
入れる。

（ロ）第２工程（第２図（ｂ））：多角形の氷塊Ａの下
半部が加熱された氷塊押圧加熱面３の半球冠面に沿って
熔解しだすと同時に上下の椙柄６，６１を握って上側の
押圧加熱成形型１１を押し下げ、上側の氷塊押圧加熱面
３で強力に下側の氷塊押圧加熱面３内に入りている多角
形の氷塊Ａを上側から押圧し、上下から挾んで表向を押
圧加熱により瞬間的に半球冠形の氷塊押圧加熱面３，３
′に沿って熔解させる、この場合、２〜３回上下の氷塊
押圧加熱面３，３１を開閉し、氷塊Ａを回動させるとよ
り効果的である。

（ハ）第３工程（第２図（ｃ））：段々と角部が熔解し
５球状に近づくにつれて、上下の氷塊押圧加熱面３，３
°を閉じてゆくと最後に上下の氷塊押圧加熱面３，３゛
に沿りた球形の氷塊Ｂが得られる。この状態の氷塊Ｂは
このま＼飲料用として販売される。

又、更にメツセージ、花、等を内蔵した鑑賞用のものを
得る場合はこの氷塊Ｂを第３図（ａ）に示す如く取り出
し、第３図（ｂ）に示す如く。

鋸刃等で２分割し、第３図（ｃ）に示す如く。

球形の氷塊Ｂの内部にメツセージや或は花１等（ｃ）を
入れた後に、再び２分割した球形の氷塊Ｂの分割面を合
わせて球状とし加熱した前記氷塊押圧加熱面３，３′中
で押圧加熱すると再び分割した球形の氷塊Ｂは元の球形
に合体し、第３図（ｄ）に示す如く内部にメツセージや
花。

等（ｃ）が入った球形の氷塊が得られる。

〔発明の効果〕

本発明は１以上説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を奏する。

半球冠形の加熱した氷塊押圧加熱面により上下より加熱
しなから押圧底形するので、氷の角部は、氷特有のすき
まの多い網目状の結晶構造が一瞬に熔けて低分子の水と
なり分子がくずれおよそ４℃で最大の密度をもち、これ
らの熔解作用で一瞬（２〜３秒）にて氷塊の角部は氷塊
押圧加熱面の半円形に沿って熔解を開始し、高能率で球
形の氷塊を得ることが出来、製造された氷塊は、加熱面
による押圧熔解変化により形成された表向であるために
砕き加工や切削面と異なり、つやのある滑らかな美しい
表向に仕上がり、ま之、製氷後にさらに氷塊を分割し、
メツセージ等を入れて、再度、溶着加工が可能となるた
め高能率に飲みやすい球形の飲料用及び美しい鑑賞用の
ボール形氷塊が得られるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は押圧加熱成形型の一部欠截した斜視図、第２図
は製造工程を糸す図、第３図は他の製造工程及び球形氷
塊を示す図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、表向を押圧熱熔解により球形に成形した氷塊。 ２、上下に開閉すべく設けた押圧加熱成形型に、各々半
   球冠形の氷塊押圧加熱面を窪設 し、加熱した上下の氷塊押圧加熱面中に多 角形の氷塊を入れて上下より押圧し、押圧 熱熔解により球形に氷塊を製造する方法。 ３、請求項１記載の氷塊を分割し、所望の内蔵物を中に
   入れた後、分割面を合わせて球 形とし、請求項２記載の多角形の氷塊に代 えて氷塊押圧加熱面中に入れ再度押圧熱熔 解により、所望の内蔵物を入れて後、球形 に氷塊を製造する方法。