JPH01310019A - 緑化基盤造成工法 - Google Patents

緑化基盤造成工法

Info

Publication number
JPH01310019A
JPH01310019A JP1005372A JP537289A JPH01310019A JP H01310019 A JPH01310019 A JP H01310019A JP 1005372 A JP1005372 A JP 1005372A JP 537289 A JP537289 A JP 537289A JP H01310019 A JPH01310019 A JP H01310019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base material
spray nozzle
tape
water
greening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1005372A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07103571B2 (ja
Inventor
Shiroroku Sasahara
笹原 城六
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kumagai Gumi Co Ltd
Original Assignee
Kumagai Gumi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kumagai Gumi Co Ltd filed Critical Kumagai Gumi Co Ltd
Priority to JP1005372A priority Critical patent/JPH07103571B2/ja
Priority to CA000589883A priority patent/CA1334486C/en
Priority to AU29606/89A priority patent/AU627164B2/en
Priority to NO890578A priority patent/NO178774C/no
Priority to CN89101836A priority patent/CN1026896C/zh
Priority to KR1019890001654A priority patent/KR0166347B1/ko
Priority to DE68912152T priority patent/DE68912152T2/de
Priority to EP89301360A priority patent/EP0328425B1/en
Priority to AT89301360T priority patent/ATE100163T1/de
Priority to ES89301360T priority patent/ES2048279T3/es
Publication of JPH01310019A publication Critical patent/JPH01310019A/ja
Publication of JPH07103571B2 publication Critical patent/JPH07103571B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D3/00Improving or preserving soil or rock, e.g. preserving permafrost soil
    • E02D3/005Soil-conditioning by mixing with fibrous materials, filaments, open mesh or the like
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D17/00Excavations; Bordering of excavations; Making embankments
    • E02D17/20Securing of slopes or inclines

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Paleontology (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Soil Sciences (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は土木工事などにおける施工面の緑化基盤の造成
工法並びに該工法に用いる泥状客土基材の吹き付けノズ
ルに関するものである。
詳しくは、崩壊地斜面や開発工事などにより発生する切
土及び盛土などの緑化すべき傾斜面等(以下法面等と言
う)の土質が、岩盤や、土壌の少ない軟岩、砂地又は重
粘土壌など植物の生育条件の悪い場合に、植物生育が可
能な厚い層の緑化基盤を造成し、その基盤内で植物を生
育させ緑化を図るための工法並びに該工法に用いる泥状
客土基材吹き付けノズルに関し、特に泥状客土基材に糸
、テープなどの連続的要素を混入して前記法面等の吹付
面に吹き付ける工法並びに前記吹き付けノズルに関する
ものである。なお、本発明による工法は、前記法面のみ
ならず乾燥の甚だしい砂丘地等の植生にも利用されるも
のである。
[従来の技術] 従来、緑化基盤の客土となる泥状材を疎水剤及び空気と
共に、吹き付けノズル内で強制的に混合攪拌してノズル
先端の吐出口から吹き付ける工法が知られている。之は
泥状材に疎水剤と空気とをノズル内で混合することによ
り泥状材が団粒化されながら吹き付けられ、法面等にか
なり厚く付着安定させることができる。
一般にこの工法の施工される個所は急斜面が多く、また
、近年では地方の山間地域に高速道路などの大形工事が
施工されるようになり、随所に長大法面が発生するよう
になった。このような長大法面には岩盤や特殊土壌が現
れ、植生が困難な個所が多い。このような個所へは良質
土壌などの植生基材を数センチメートルの厚さに吹き付
け付着させて植物の生育基盤を造成し、緑化による自然
の復元工法が行われている。しかし、施工面が急斜地で
あることから、付着させる生育基盤の厚さが技術的にも
又、経済的にも制約され、現行の方法では厚くても10
センチメートル位、大半は数センチメートル前後の厚さ
の生育基盤を造成し植生を期待しているのが現状である
また、最近の緑化基盤造成工法の動向としては、恒久的
な緑化をするためには、植生工法に導入する植物の種類
が問題となって来た。導入しやすい草本植物の場合は、
毛根が主体となり、地山深く根が伸張しないために、数
年で肥料切れや乾燥で衰退して法面の表層と共に崩落す
るおそれがある。
そのために、直根性を主体とした木本類を当初より導入
し、早期に樹林化することが望まれている。
また、直接緑化基盤を造成する工法ではないが関連先行
技術として特開昭55−167170号公報がある。こ
れは、細いポリエステル等のIn ICを高圧水にのせ
てノズルから連続的に繰り出し、これを別のノズルから
圧縮空気等で吹き出した砂と施工面で混合させて道路側
面や舗装等の補強工事に採用する方法として提案されて
いる。また、地盤表面を強化するためにモルタルガンよ
りモルタルを吹き付けると共に、ガラス繊維を別の繊維
送出器により連続的に送り出し、施工面で両者を合体さ
せて層状に固定する方法も知ら゛れている。
尚、前記特開昭55−167170号公報の発明にもと
ずいて実施されている従来の工法を第13図に従って説
明する。同図に於て路盤40の上面を施工するために、
砂山50から採取された砂Sはコンプレッサ51により
圧縮された空気Aにより圧送されてホース49内を通り
、ノズル43より路盤Sの施工面に吹き付けられる。一
方スレッドフィーダ54より繰り出された糸(繊維)T
は、水タンク52より高圧ポンプ53を経て高圧となっ
た水Wとエジェクタ44で合体し、ここで高圧水Wによ
り押し出されてエジェクタのノズル45より高圧水Wと
共に路盤40の施工面に吹き付けられる。このとき糸T
はノズル45の細い穴を通って1本づつ(図では合計4
本)高圧水Wに押し出され、施工面で前記の砂Sと3次
元的に混合し、強固な地盤が形成される。このようにし
て、この工法では施工面に対しての糸T等の繊維の供給
と、砂S等の土質粒子の供給は別々に構成された2系統
から行われ、施工面上で繊維と土質粒子の両者が合体混
合している。
[発明が解決しようとする課題] 前記先行技術によって、厚い層の緑化基盤を得るために
は重ね吹きをすることが必要であるが、この厚い層の基
盤を付着安定させるために先に吹き付けた基盤が排水し
て安定した後に前記重ね吹きをするという方法が採用さ
れねばならない。然るときは、基盤の排水を持つための
時間的ロスがあり、能率上大きな欠点となっていた。
一般には緑化基盤の施工対象となる法面は、65〜45
度の勾配が多く、緑化基盤の付着厚さは3〜8cI!1
位の場合が多い。而して、前記先行技術を採用すること
により、法面の土質や岩質が吸水性の良い場合でも1回
の吹き付けによる厚さは約3cmで、粘土質や一枚岩で
吸水性の悪い法面では約1cm位の厚さとなってしまう
。要するに、該先行技術の特徴である泥状材の団粒化は
達成され、瞬時に疎水されるが、基盤内部からの排水は
徐々に行われるために連続的に大量の泥状材を吹き付け
ると、水の重さも加わりズリ落ちが発生し、1回の吹き
付け量を制限しなければならない。
また、該先行技術においては、吹き付けた基盤を安定さ
せるためにその泥状材の中に所謂ツナギ材として植物性
の繊維を混入していたが、その繊維長は2〜3mmと短
く、効果は得にくかった。このツナギ材としては長い方
が効果が良いが、泥状客土基材の中に予め混入しておく
と、吹き付け時に材料攪拌シャフトへの巻き付き、圧送
用ポンプシャフトへのからみ付き、インペラーとケーシ
ング間への詰まりなど、ポンプ内の閉塞の原因となるた
めに混入できる繊維の長さに限界が生ずる。
また、前述の通り従来の工法では、特に植物の生育条件
の悪い岩盤の法面ば、5センチメートル程度の客土や植
生基材が付着されるだけであり、この様な場合には、客
土などの植生基材を付着させても真夏の炎天下にあって
は短時間のうちに完全に乾燥し、ようやく成長した植物
の稚苗も水分不足で枯死してしまうことが多い。
そのようなことから、今日では乾燥を防止するために、
保水性に富んだ粘性土冬用いるか、又、バーミキュライ
トや高吸水性樹脂などの保水材を植生基材に混入して乾
燥を防止する方法をとっているが、5センチメートル程
度の厚さにどのような保水材や粘性土を用いても大した
効果を得られないのが現状である。
又、恒久的な緑化のためには木本類を当初より導入し早
期に樹林化することが望まれているが、木本類は施工(
播種)後の基盤の乾湿は勿論寒暖(冷温)の差によって
発芽が左右される。また、播種後の生育期間を充分にと
るためには施工を春季に行わなければ木本類の導入は期
待出来ない。
このためには、外気の寒暖の差による生育基盤内の温度
の上昇、低下を緩和すると共に地山よりの水分の蒸発を
防止することによって木本類の施工(播種)可能期間の
拡大を図り春季に播種が行える工夫が必要である。
また、関連先行技術としての前記の特開昭55−167
170号公報に開示されたものは、その目的が路面、法
面等の施工面に繊維を混在させて締め固めその補強工事
を行うことにある。従って、緑化のために必要な泥状客
土基材を団゛粒化させ、或いは、糸状、テープ状等の連
続的要素を施工面に混在させることにより、植物の発芽
、生育に必要な適当な空隙を作り、緑化基盤内の保水性
、排水性、通気性、保温性等を与えて緑化を促進させる
という本発明の目的とは異なるものである。
しかし、繊維の連続的要素を補強材として施工面に吹き
付け、基盤材と混在させる工法については本発明と類似
した点がある。しかし、これ等の工法が本発明と異なる
点は、施工面に吹き付ける基盤材となる材料は砂又はモ
ルタルであって、本発明の緑化基盤材とは異なり、また
、これの補強材としての繊維類を吹き付けるノズル又は
ガンの機構が基本的に相異する。すなわち、これらの工
法では前述せる如く、基盤材と繊維等の補強材の送り出
し機構がそれぞれ別々に作動して吹き付けが行われ、施
工面で両者が合体し混合する方式であるために基盤材と
補強材とが混在した場合の施工後のお互いの密着性が悪
い。従って施工面を安定強化させるための充分な効果が
期待し得ない。
又、これらの工法では、繊維類の吹き付けには例えば高
圧ポンプによる清水の噴出圧を利用して、噴出口とほぼ
同じ大きさの繊維をその噴出口より押し出して施工面ま
で飛ばす方法を用いている。
このときの糸の太さは200ミクロン程度の細いもので
あり、したがってノズルの噴出口の径が小さいためノズ
ルが閉塞しやすく、また繊維が高圧で噴射されても放出
される飛距離が短く、実際には2〜3m程度であり、長
大な法面等の被覆作業には不向きである。
そこで、上記の如き問題点に鑑み、泥状材と繊維類との
混合吹き付け装置を用いた方法により1回の吹き付け可
能量と、放出飛距離が大きく、且つ保水、保温、排水、
通気性の良い安定強化した施工面を得るために解決せら
るべき技術的課題が生じるのであり、本発明は該課題を
解決することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために、次の諸手段を提供
する。
(1)泥状客土基材噴出口の先端部を絞り形状として該
先端部に筒体を連設し、該筒体の側面の前記噴出口先端
部近傍に空気吸入口を設け、この空気吸入口を糸状、ロ
ープ状又はテープ状の連続的要素の前記筒体内への吸入
口としたことを特徴とする泥状客土基材吹き付けノズル
(2)請求項(1)記載の吹き付けノズルの筒体側面で
あって、前記の泥状客土基材噴出口先端部近傍に疎水剤
の注入口を設けたことを特徴とする請求項(1)記載の
泥状客土基材吹き付けノズル。
(3)請求項(1)記載の泥状客土基材吹き付けノズル
を用い、泥状客土基材を該吹き付けノズル内に圧太し、
該吹き付けノズルの空気吸引口よりノズルの筒体内に吸
引導入された糸状、ロープ状、又はテープ状の連続的要
素を前記泥状客土基材と共に該吹き付けノズルの吐出口
より施工面に向かって吹き付けて、植物の発芽生育基盤
を造成することを特徴とする緑化基盤造成工法。
(4)請求項(2)記載の吹き付けノズルを用い、筒体
内に圧入された泥状客土基材に疎水剤の注入口より疎水
剤を注入し、吸入空気口よ°り吸入した空気と共に筒体
内で混合攪拌して前記泥状客土基材を団粒化し、これに
より生成された緑化基盤材を前記吸入空気口より筒体内
に吸引導入された糸状、ロープ状又はテープ状の連続的
要素と共に、前記吹き付けノズルの吐出口より施工面に
向かって吹き付けて植物の発芽生育基盤を造成すること
を特徴とする緑化基盤造成工法。
(5)請求項(1)記載の吹き付けノズル内に、水によ
る接合剤の溶液若しくは分散液、又は水で薄められた泥
状客土基材を圧入し、該吹き付けノズルの空気吸入口よ
り不透水性のテープ状の連続的要素を筒体内に吸引導入
し、該連続的要素を前記接合剤の液又は泥状客土基材と
共に前記吹き付けノズルの吐出口より植物の生育基盤上
に吹き付けてその表面を覆うことによりマルチング効果
を挙げるようにしたテープマルチ工法を行うことを特徴
とする緑化基盤造成工法。
(6)請求項(2)記載の吹き付けノズル内に、水で薄
められた泥状客土基材を圧入し、該吹き付けノズルの筒
体内で疎水剤を加えて前記泥状客土基材を団粒化し、不
透水性のテープ状の連続的要素を該吹き付けノズルの空
気吸入口より筒体内に吸引導入し、該連続的要素を前記
団粒化した泥状客土基材と共に吹き付けノズルの吐出口
より植物の生育基盤上に吹き付けてその表面を覆うこと
によりマルチング効果を挙げるようにしたテープマルチ
工法を行うことを特徴とする緑化基盤造成工法。
(7)請求項(5)記載の不透水性のテープ状の連続的
要素に替えて、アルミ箔、又はアルミ箔若しくはアルミ
粉末を付着させた不透水性のテープより成り、熱線反射
的要素を有する連続的要素を用いることとした請求項(
5)記載の緑化基盤造成工法。
(8)請求項(6)記載の不透水性のテープ状の連続的
要素に替えて、アルミ箔、又は、アルミ箔若しくはアル
ミ粉末を付着させた不透水性のテープより成り、熱線反
射的要素を有する連続的要素を用いることとした請求項
(6)記載の緑化基盤造成工法。
[作用] 上記の吹き付けノズルの空気吸入口においては、噴出口
よりの泥状化した緑化基盤材の噴出により筒体内に生じ
た減圧効果により外部の空気が筒体内に吸引されると共
に、この空気吸入口に外部から挿入された糸状、ロープ
状又はテープ状の連続的要素も空気と共に吹き付けノズ
ルの筒体内に吸引導入される。該筒体内では泥状化した
緑化基盤材は連続的要素と混合し、連続的要素を引張る
ようにして吹き付けノズル先端部の吐出口より外部に飛
び出し、両者が絡み合った状態で施工面に付着する。こ
のとき、吹き付けノズルを所定の幅で上下左右に振るこ
とにより、この連続的要素が網目状に緑化基盤内に埋設
され、施工面が安定し、基盤内の保水生、排水性、通気
性が良くなる。
また、前記吹き付けノズルの筒体内に疎水剤を注入した
場合には、疎水剤と泥状材と空気とが筒体内で混合攪拌
されて疎水剤の作用により泥状材から水が分離されて泥
状材が団粒化する。このようにして団粒化した緑化基盤
材は連続的要素を引張るようにしてノズル吐出口より飛
び出し施工面に付着する。このときは緑化基盤材が団粒
化しているために連続的要素と良く絡み合い、吹き付け
後の施工面の保水生、排水性、通気性、保温性が更に良
好となり、基盤が安定する。又、ノズルよりの飛距離も
長くなる。
次に、不透水性のテープ状の連続的要素を予め造成され
た植物の生育基盤の表面に吹き付けてその表面を前記テ
ープで覆うテープマルチ工法の場合を説明する。この場
合は、苗を植えた畑や種子を播いた土地をわらやプラス
チックフィルムで覆い、或いは砂漠等の乾燥地において
、植生面にフィルムを全面に被覆して大気温度の上下の
ためにフィルム下面へ結露する水分や、大地より蒸発す
る水分を止めて乾燥を防止しているフィルムマルチング
工法と同様の作用効果が得られる。この場合はテープを
用いることにより、急斜面でしかも凹凸の激しい法面で
も凹凸に応じて温償なくテープの薄膜で被覆することが
できる。
次に、アルミ箔、又はアルミ箔若しくはアルミ粉末を付
着させた不透水性のテープより成り、熱線反射的要素を
有する連続的要素を、植物の生育基盤の表面に吹き付け
てその前面を覆った場合には、この被覆により外気の寒
暖の差があっても、  、熱線反射により生育基盤内の
温度の上昇低下を緩和し、且つ、地山よりの水分の蒸発
を防止し、これにより植物の播種の可能期間が拡大され
る。
[実施例] 先ず請求項(1)、請求項(3)記載の発明についてそ
の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明による緑化基盤材吹き付けノズル10を
示し、第1図(a)はその外観正面図、第1図(b)は
その要部断面図を示す。
■は泥状客土基材Mの噴出口、2は噴出口lの先端部に
取り付けられた筒体で内部に攪拌羽根2aを持っている
。筒体(以下攪拌筒と言う)2には、攪拌羽根2aを設
けない型式もある。3は空気取入口、4は糸等の繊維の
連続的要素Tの挿入ガイド穴であり、この穴は空気取入
口3を経由して攪拌筒2に連通している。また、この穴
4の数を円周方向で増せば、2本以上の糸類Tを同時に
攪拌筒2内に繰り入れて、糸類Tの緑化基盤材G内への
混合を密にすることが可能である。6は泥状上飛散防止
カバー、7はノズル10の吐出口、8は泥状客土基材調
量コックでボールバルブ型となっている。9はゴムホー
スで図示しない泥状客土基材の送出ポンプに連通してい
る。14は連続的要素Tの巻き物である。
上記の構成による泥状材吹き付けノズルを用いて法面等
の施工面に緑化基盤造成工法を実施する。
この時の作用を説明すると、図示しない泥状材送出ポン
プにより圧送された泥状客土基材Mはゴムホース9を通
り吹き付けノズル10に入り、泥状客土基材調量コック
8で適量に送出量が調量された後、噴出口1に達し、こ
こから攪拌筒2内に泥状材Mが噴出される。この噴出に
より攪拌筒2の入口に負圧が生じ、このために空気吸入
口3より空気入が筒内に吸入される。この空気の吸引力
に吸引されて糸等の連続的要素Tが空気吸入口3に通ず
る連続的要素の挿入ガイド穴4を゛通って巻き物14か
ら繰り出されて攪拌筒2内に入り、筒内では泥状材Mと
空気Aと連続的要素Tとが合体し混合し、攪拌羽根2a
に当たって良(攪拌されて緑化基盤材Gが形成され吐出
ロアより施工面に向かって吐出される。このようにして
糸等と土砂類とがノズルより吐出前に同一ノズル内で良
く攪拌混合するために、両者の馴じみ(密着度)が良好
で、安定した路盤の形成が可能である。また、糸等挿入
ガイド穴4の大きさは、前記先行技術(第13図参照)
における糸の通る穴より遥かに大きく、したがって使用
中穴が閉塞することは無く、また、この吹き付けノズル
の吐出口も大きく吐出圧も大で施工面に対する緑化基盤
材Gの吹き付け時の飛距離も従来例よりは遥かに大きく
なり、長大な法面等の造成工事には好適である。
次に、請求項(2)、請求項(4)に記載の発明の実施
例を図面を参照して説明する。
第2図は、請求項(2)記載の緑化基盤吹き付けノズル
20に関して、該吹き付けノズル20より緑化基盤材と
連続的要素とを噴出して吹゛き付け作業を実施している
場合の要部を示した説明図である。
第2図の吹き付けノズル20が第1図の吹き付けノズル
10と相違する点は疎水剤注入口11を有することで、
他の点は基本的に同一である。以下、第1図と共通の部
分については同一の番号が付しである。
この場合の緑化基盤材吹き付けノズル20の構造は、先
端部が絞った形状となった泥状材の噴出口1の先端部に
攪拌筒2が取り付けられ、この攪拌筒2に疎水剤の注入
口11と空気の吸入口3と先端部吐出ロアとが設けられ
ている。攪拌筒内には攪拌羽根2aがある。一方、糸状
、ロープ状又はテープ状の連続的要素Tが巻き物14に
納められ、この連続的要素Tは糸挿入ガイド環5と空気
吸入口3を通って吹き付けノズル20の先端部吐出ロア
より吹き付けノズル20の外に繰り出されている。
以上の構成において、泥状客土基材Mが矢印に示すよう
にポンプ(図示せず)により圧送されて噴出口1に入り
、ここから強い圧力で°攪拌筒2内に噴出する。この噴
出による攪拌筒2内の減圧効果による吸引力により、空
気Aが吸入口3より、攪拌筒2内に吸引導入され、この
とき、連続的要素Tは巻き物14がら空気吸入口3の方
向(図示破線矢印の方向)に繰り出され、空気吸入口3
より攪拌筒2内に導入され、緑化基盤材Gと混合し、吹
き付けノズル先端部吐出ロアより両者同時に外部へ放出
される。
この連続的要素Tは吸引される空気への引張り力で容易
に攪拌筒2内に導入されるが、1本だけに限定されるも
のではなく、空気吸入口3を2箇所以上設けて2本以上
の連続的要素Tを別々に導入しても良いし、1個の空気
吸入口3から2本以上の連続的要素Tを導入しても良い
また、疎水剤Fがポンプ(図示せず)により圧送されて
パイプ12を通り疎水剤注入口11より攪拌筒2内に導
入され、攪拌筒2内で泥状材Mと疎水剤Fと空気Aとが
混合攪拌され、泥状客土基材Mはここで団粒化され、緑
化基盤材Gとなる。
本発明における泥状客土基材Mは土壌の基材とするもの
で、これに肥料、種子、根茎などを適宜′  混入し、
必要に応じて植物性繊維、侵食防止剤等を配合し、適当
量の用水を混合して泥状材に調整したものである。
また、注入される疎水剤とは、例えばポリアクリルアマ
イド加水分解物などであり、前記泥状客土基材Mに作用
して水を分離して団粒化させる効果を有するものである
そして、本発明の最大の特徴である連続的要素Tとは、
糸状、ロープ状又はテープ状などの連続した細長い物体
であり、特にその形状に制限はないが、あまり重量の大
きいものでは吹き付けノズルより団粒化されながら飛散
する泥状客土基材M即ち緑化基盤材Gに混入せず、途中
で落下するので比較的軽量な連続的要素Tが好ましい。
また、吹き付け作業に際しては、吹き付けノズル20を
所定の幅で上下、左右に振ることにより、この連続的要
素Tが網目状に緑化基盤材内へ埋設されて法面に付着安
定する。これにより法面に第3図及び第4図に示すよう
に団粒形成°客土層Bが形成される。第3図は本実施例
により吹き付けが行われた法面上の団粒形成客土層Bの
正面要部分解図で、第4図は同じくその側面断面図であ
る。
これらの図に示すように、連続的要素Tは上下、左右に
網目状に埋設され、その下層や上層に緑化基盤材Gが付
着積層されて団粒形成客土層Bが形成され、法面Kに安
定に造成されている。このとき、連続的要素Tは、団粒
化が行われたときに疎水した水を要素内部の空隙に吸収
し密封して長期間保水することが可能であり、また、客
土層Bの表面へ露出した個所から要素の空隙部を通して
客土層Bの内部へ空気を流通させ、通気の働きもする。
第5図に緑化基盤材G内へ連続的要素Tが混入された状
態の部分拡大図を示す。図示のように、団粒化された緑
化基盤材G内では、個々の土壌団粒Pの集合体となり、
この土壌団粒Pの間に連続的要素Tが絡み合った状態で
混入されている。これにより、各土壌研粒及び連続的要
素との間が相互に支持されると共に、その間に保水°や
通気のできる間隙が保たれている。
上述の様にして吹き付けられた緑化基盤材G内に三次元
的に混入された連続的要素Tは、相互の絡み合いによっ
てズリ落ちようとする緑化基盤材Gを支持するので、1
回の吹き付け作業によってその吹付厚を10cm以上に
することも可能であり、安定した緑化基盤の造成が非常
に能率的に行われ、法面の傾斜や土質、岩質に関係なく
大幅な能率向上が達成できる。
なお、法面の状態によっては、前記した吹き付けノズル
20の振りは、必ずしも上下左右でなくても良く、例え
ば法面に凹凸が多い場合は左右のみに吹き付けノズル2
0を振って連続的要素を左右に走らせるだけでも目的が
達成できる。
また、連続的要素Tに対して滑り止め加工を施したり、
相互に絡みやすい様な形状にしたものを使用すると一層
すぐれたズリ落ち防止効果が得られる。
さらに、この連続的要素Tの形状や強度を工夫すること
により、種々の作用効果が期待できる。
例えば、引張強度の大きい連続的要素を使用することに
より、法面の崩壊防止効果が期待できる。
つまり、現在では、吹き付けた緑化基盤の安定と法面の
小崩壊防止を目的として、菱形のラス金網や合成樹脂製
ネットなどの下地ネット(第7図23参照)を吹き付け
る前に張り付けて、その上から緑化基盤材の吹き付けを
行っているが、本発明による工法で連続的要素の形状や
強度を工夫してこれを緑化基盤内へ網目状に埋設してや
れば従来のような下地ネットの張り付けが不要となると
考えられる。
また、連続的要素として第6図(a)〜(e)に示すよ
うな二重以上に折り込んで重ね合わせたテープ状のもの
等を使用することにより、緑化基盤内部の保水性や通気
性の向上が期待できる。第6図はそれに適したものの一
例を示すもので第6図(a)はテープ状のものを三ツ折
にしたもの、(b)はニラ折にしたもの、(c)はチュ
ーブ状にしたもの、(d)は繊維束を用いたもの、(e
)は繊維束を不規則折にしたもので、hはそれぞれに開
けられた通気、通水用の穴である。
つまり、植生基盤材を吹き付け、緑化を図る施工法面は
、一般に急傾斜の岩盤が多く、しかも限られた数cmの
基盤の厚さで植物を生育させる訳であるから、基盤の保
水性の有無が植物の生育に大きく影響するし、また施工
面は山肌を切り取って出来た切り取り法面であるため、
山合いを流れる水が法面へ湧水し、絶えず湿った箇所な
どもでき、このような箇所は基盤内で水で飽和されて酸
欠状態となり、植物の生育が阻害される。
このような悪条件下においても、限られた厚さの緑化基
盤の中で植物を生育させるために、前記したような二重
以上に折り重ねられたテープ状の連続的要素等を本発明
の工法により埋設してやれば、この重ね合わせの間隙等
が保水性、排水性、通気性等を高める作用を発揮し、植
物の生育」二非常に好適な条件を維持することが期待で
きる。
また、この連続的要素Tとしてアルミ箔をラミネート(
貼り合わせ)したフラットヤーン(テープ状の長尺物)
を使用することにより、土中の温度差を緩和することが
できる。これによれば、緑化基盤内部に対して、外気の
温度差の影響を少な(することが可能で、冬の酷寒時、
夏の炎天時の影響を少なくすることができ、したがって
、不適期施工を強いられることのある緑化工事の適期期
間を拡大することが期待できる。
次に、上記の発明について行った実験の結果の一例を説
明する。この実験では泥状客土基材として下記の配合組
成のものを使用した。
植壌土(有機質肥料を含む)     2500℃植物
性繊維            9601化成肥料  
           40  hg侵食防止剤   
         901(特殊アスファルト乳化剤、
他) 種子(ケンタラキー31F・他)    0.7kKな
お、上記配合は吹付厚さ10cn+となる様にした場合
の吹付面積33ol″当たりの量である。
上記の様な配合材料を吹付機の基材タンク(容量400
i )に、用水200Ofを入れてから混入し、攪拌混
合して泥状化した。
一方、上記配合に対して疎水剤(ポリアクリルアマイド
加水分解物)を600g使用して疎水剤タンク(容ff
1300f)にて用水300 uに溶解して0゜2%水
溶液を調整した。
そして連続的要素としては、幅6市のポリエチレンフラ
ットヤーンで1巻2000mで虫ff1200 gのも
のを準備した。
第2図で示した様な吹き付けノズル20を使用し、前記
の泥状客土基材Mをスラリー(泥状材)ポンプにより噴
出口1へと圧送し、前記の疎水剤Fはギヤポンプで疎水
剤注入口11へ導入し、また前記のポリエチし・ンフラ
ットヤーンはその一端を空気吸入口3から攪拌筒2内ヘ
ガイド環5を介して挿入し、その巻き物14は自由に回
転してポリエチレンフラットヤーンを繰り出させる様に
した。
吹き付けを開始すると、泥状客土基材Mの噴出圧で空気
吸入口3より空気が吸引されて吹き付けノズル20内へ
流入し、攪拌筒2内で疎水剤Fとこの空気Aが泥状客土
基材Mの噴流に°より強制的に混合攪拌され、ここで団
粒反応が起こり、この時に泥状客土基材M中に予めその
流動性を良くするために基材タンク内に加えられていた
用水が疎水され塑性化されて緑化基盤材Gとなり、吐出
ロアから外へ放出された。
一方、空気吸入口3から導入されたポリエチレンフラッ
トヤーンは流入する空気の吸引力で攪拌筒2内に入り、
さらに緑化基盤材Gの放出に引張られて吐出ロアから緑
化基盤材Gと共に飛び、吹き付け面の緑化基盤材Gの中
に三次元的に混入された状態で付若した。
この場合、吹き付けノズル20を上下左右に可能なだけ
広く手作業で振り、法面への吹き付け範囲を上下、左右
共に約10mとなる様に調節した。
この様にして緑化基盤材Gと共に飛んだポリエチレンフ
ラットヤーンは、付着した緑化基盤内部へ複雑な網目状
になって埋設される様な形で付着した。
この場合、ポリエチレンフラットヤーンの使用量は、吹
付機1タンク(容量4000f)’の泥状客土基材Mに
対して約2500mであった0なお、この使用量は吹き
付けノズルの振り方には関係ないことも判明した。
この実験例において、吹き付け面である法面はその勾配
が65度であり、ここに約10cmの厚さに1回の吹き
付け作業で緑化基盤を造成したが、基盤のズリ落ちは全
くなかった。
従来技術ではこの様な急傾面の法面の場合、1回の吹き
付け作業で30c+a以上の厚さに吹き付けるとズリ落
ちて来るので、1回毎に排水を待って3〜4回重ね吹き
をする必要があったが、これに比べると本発明の方法は
きわめて能率的な緑化基盤造成が達成できたことが判る
なお、この実験例では、ポリエチレンフラットヤーンを
1本だけ使用したが、吹き付けノズルに空気吸入口を2
箇所以上設けて同時に2本以上のポリエチレンフラット
ヤーンを使用することも可能であることが別途の実験に
より確認された。
また、本発明によれば、噴出ロアより噴出した泥状材は
筒内で空気吸入口3より挿入した繊維の連続的要素Gと
混合されて噴出するために法面に吹き付けたあと、連続
的要素Gと土砂との馴じみが非常に良くなっている。こ
の土砂との馴じみ効果を測定するために次の測定を行っ
た。すなわち、連続的要素Gの長繊維にはポリエステル
の無撚糸マルチフィラメントを使用し、吹き付け直後、
付着面より糸をゆっくり引き抜き土砂の付着量を測定し
た。その結果、前記先行技術にあるように、糸(繊維)
と土砂とを別々のノズルで吹き付けたものは、はとんど
糸に土砂が付着していないが、本発明により、ノズル筒
内で糸と土砂とが混合してから吹き付けたものは糸に土
砂が絡み付くようにして多量の土砂が付着した。その測
定結果を下記第1表に示す。
第1表 但し、測定した糸の長さは各々l m X 5木とし、
吹付面から抜き取ったままで土砂の付着している糸の重
量を■と、その糸から土砂を洗い落として裸にした状態
の糸の重量■とを測定し、■−■=糸に付着した土砂の
重量■として土砂が糸に付着している程度、即ち、糸と
土砂との馴じみ効果を測定した。その結果、上表に示す
通り、本発明による1つのノズルから土砂(客土基材)
を糸と共に施工面に吹き付ける方法の方が施工面内で多
くの土砂が糸に付着して居り、糸と土砂との馴じみ効果
が大であることが判った。このことは、施工面に於て土
砂にかかる圧力や引張り力に対して糸の張力が十分に効
果を発揮することを示し、従来の方法によるよりも地盤
の強度を保ちその安定を保つことに役立つことが判る。
また、本発明の泥状材吹き付けノズルは、送液量の多い
スラリー(泥状材)ポンプで”圧送し、噴出口の口径、
φ20mmの大きな穴から噴出させているために、泥状
上の飛距離は20m位までになり、これに混入している
連続的要素の長繊維も泥状上の飛散する個所まで追従し
た。また、送液用のスラリーポンプの送液揚程(圧力)
を上げるために土砂に混入する水の量を増し、低濃度の
泥状材を調整して吹き付けを行ったところ、ノズルより
の噴出圧は上昇したが、ノズルよりの噴出後、空気の抵
抗により飛散して飛距離はかえって低下した。
そこで本発明では請求項第(3)項に示すように泥状材
の噴出口1の先端部に取り付けた筒体2内に疎水剤(凝
集剤)Fを混入出来る装置(疎水剤注入口)を設け、泥
状材の噴出圧により空気吸入口3より空気を吸引しなが
ら泥状材Mと疎水剤Fとを混合し、空気Aを触媒として
泥状材Mを凝集させて泥状化に用いた水を分離させて泥
状材Mを団粒化することによりノズルより噴出した泥状
材の飛散を防止することに成功した。
水と分離して塑性化し団粒化した土砂は、飛散すること
なく30〜40m飛び、泥状材Mの凝集時に混入した連
続長繊維は完全に土砂に混合密着した状態にあり、この
30〜40m飛ぶ土砂に完全に追従して飛び、土砂の中
に三次元的に混入された状態で付着安定した。
次に各方法による糸の飛距離を比較測定した結果を下記
第2表に示す。
第2表 上表に於て、従来方法は、水ff1II!、の水を直径
1mmの穴より噴出させ、その噴出圧を利用して糸を飛
ばした。
本発明による方法■においては、泥土250OAに対し
、用水2000 J2を混合して泥状材を調整し、揚程
17 kg / cm’の高圧スラリーポンプを使用し
て前記請求項第(2)項記載の方法で泥状材を団粒化さ
せることなく、連続長繊維と共に吹き付けた。
本発明による方法■においては、上記泥状材に対し、請
求項第(3)項記載の方法で疎水剤としてポリアクリル
アマイド2%水溶液600.12をノズル内部へ混入し
、空気を触媒として泥状材を凝集団粒化させながら連続
長繊維を吹き付けた。
上記第2表に示す通り、本発明によれば従来方法による
糸の飛距離を10倍前後伸ばすことが可能で、長大な法
面等の施工面への作業が能率良(実施できる。
また、泥状材の噴出ロアよりの噴出によりノズルの筒体
2内が減圧され、その減圧効果により空気Aと共に連続
長繊維Tを吸引させる空気吸引口3の大きさは、泥状材
の噴出口1が直径2cmに対し、その5〜6倍の大きさ
に開口したものであり、従来方法の場合にあったような
、連続長繊維の噴出口の大きさが小さいために噴出口が
異物により閉塞するという様なことは起こらない。また
、1本のノズルで太さの異った繊維を任意の本数飛ばす
ことも容易に行われる。
なお、これまでに述べた請求項(2)、 (4)に関す
る実施例に於て、吹き付けノズル20の疎水剤バルブ1
3を閉鎖して疎水剤注入口11よりの疎水剤Fの攪拌筒
内への注入を停止した場合には、請求項(1)、 (3
)に関する吹き付けノズル10を用いた実施例と全く同
様の条件となり、それと同様の作用効果が得られること
は言うまでもない。
次に請求項第(5)項、第(6)項に記載の本発明につ
いて、その実施例を説明する。本発明は前記の発明の実
施例等により実施されて、既に法面等に緑化基盤材が吹
き付けられて造成された植物の生育基盤に対してその保
水、排水をより効果のあるものとするために行うもので
ある。一般に作物栽培にあたっては土壌が乾燥し過ぎた
り湿り過ぎたりすることを防ぐためにわらやビニールフ
ィルムなどで作物の回りを覆うマルチ(mulch)法
が行われているが、本発明はこれを不透水性の連続的要
素を有する長尺テープを用いて行うものである。この場
合のテープを施工面に吹き付ける技術と方法は、前記の
発明の場合と同様であるので、詳しい説明は省略し、主
として前記の発明との相違点について説明をする。
この場合は対象となる植物の生育基盤の植生面の保水性
を良くすることを目的として、不透水性のテープを植生
面の表面へ吹き付け付着させる。
このとき、テープの飛距離を伸ばすために、前記発明に
於て使用した泥状客土基材に替わるものとして、接合剤
を溶解した水溶液若しくは接合剤を分散してエマルジョ
ン化した水又は薄目に調合した泥状客土基材を使用する
。また、前記発明では吹き付けた客土基材の安定を主目
的としたのに対し、本発明ではテープ状のフィルムで植
物の生育基盤を被覆してテープによりマルチ層を形成す
るテープマルチ工法を行うことが目的であるので前記の
液又は泥状材を用いてテープを遠くに飛ばして比較的薄
い層でテープを広く満遍なく介在させることが必要とな
る。このために、本発明に於ては、テープを2重や3重
に折ったものは使用せず、1重のテープで約2cn+巾
程度のものを使用する。
次に本発明について、実際に実施した例をあげて説明を
する。吹き付けノズルは請求′項(1)の発明で使用し
た吹き付けノズル10又は、請求項(2)の吹き付けノ
ズル20で疎水剤注入バルブ13を閉鎖したものを用い
400M (リットル)のスラリーを噴出、吹き付ける
ことにより、2cm巾のテープ(フラットヤーン)を約
2500m吸引し、前記の液又は泥状材と共に吹き出し
、施工面へ付着させることができる。
実施例では2CII+巾のテープを4本吸引させ400
0での液又は泥状材と共に200 m”の法面へ吹き付
け付着させた。計算上は2cm巾のテープを4本吸引さ
せ、1本が2500メートル吹き出すことから、2 c
m x (2500m x 4 ) =200 m”と
なり、200m′の法面へ満遍なく吹き付ければ、10
0%の被覆度のテープマルチ層が形成されるが実際には
重複する箇所があるために、作業後の被覆率は目視で6
0〜70%程度のものとなるが、この程度で保水効果を
持つと同時に、植物の発芽生育に悪影響を及ぼさない適
当な空隙が出来る。
次に、実際に、テープ吹き付けの試験施工(試工)を行
った結果を説明する。
先ず、接合剤の水溶液を用いた場合について説明する。
このとき用いた接合剤の水溶液の配合内容は次の通りで
ある。
粘着剤(ハイセラl−200、第一工業製薬製品)kg 侵食防止剤(フリンコート、シェル石油製品)80 k
g 清水       4000 A 上記の水溶液にポンプ(図示せず)で吹き付けノズル2
0(第2図)内に圧送し、空気吸入口3よりテープTを
吸引させなから試工区に吹き付けた。この試工では疎水
剤は用いないので、疎水剤注入口11は疎水剤バルブ1
3で閉ざされている。
次に泥状客土基材を用いた場合の試工について説明する
。このときの泥状客土基材の配合内容は次の通りである
植壌土(有機質を含む’)       !250J2
植物性繊維            480 u侵食防
止剤            45J2清水     
  4000 、ff またこのときには、このほかに次の組成より成る疎水剤
を用いた。
疎水剤(ポリアクリルアマイド加水分解物)00g 1n水       3001 上記の泥状客土基材と疎水剤とを第2図に示す吹き付け
ノズル20を用い空気吸入口3より吸引したテープTと
共に試工区の施工面に吹き付けた。
このときは、峠水バルブ13は開き、上記疎水剤は疎水
剤注入口11より攪拌筒2内に注入した。
以上の2種類の施工材について別々のポンプとノズルで
植生面に吹き付けた。このときの試工区の植生面は、1
つは第7図に示すように岩盤法面21に予め植物の生育
基盤として厚さ10cmの客土基盤材に吹き付けた法面
26が造成されこれは金網又は樹脂ネット等より成る下
地ネット23とアンカー24とで岩盤法面に固着され、
その中に種子25等の植生材が含まれている。他の1つ
は第8図に示すように、砂質土などのような乾燥しやす
い法面22の上に種子25等の植°生材が含まれている
種子吹き付け層27の薄い層が造成されている。以上の
法面21と22とを用い、これらに夫々、上記の接合剤
の液又は泥状客土基材を不透水i生テープ31と共に夫
々の法面に吹き付けを行い、テープマルチ層35を形成
した。また、夫々の施工対象地において、施工区に隣接
した吹き付けを全く行わない場所を施工対象地の中の未
施工区として設け、それぞれの工法の施工区及びそれに
隣接する未施工区について、200 m’当たり4個所
づつ100ccづつ、表面から2cm以下にある生育基
盤及び砂質土から採土器で土を採取し、+00°Cで2
4時間夫々乾燥してその水分率(含有する水分の重量比
)を測定し、夫々の施工メカたり4個所の土についての
水分率を出し、その平均値を算出した。この測定を数十
日間行った結果を第9図(a)(b)、第10図(a)
(b)に示す。第9図は、第7図に示す生育基盤にテー
プを吹き付けた場合の地盤の水分保有率特性図で、(a
)は接合剤液、(b)は泥状材を使用した場合を示し、
第10図は、第8図に示す砂質土にテープを吹き付けた
場合で、(a)は接合液、(b)は泥状材を使用した場
合を示す。本図により明らかなように、接着剤の水溶液
使用区の方が泥状客土基材使用区よりもやや保水効果が
あったがその結果には大差はなく、いづれも日数の経過
と共に乾燥して水分率が低下しているが水分率は18〜
2[1%のところで保持され、生育阻害点の水分率15
%までは乾燥しなかった。これに対し、吹き付けをしな
い未施工の対象区は乾燥が早く、15〜20日経過後は
水分率13%の初期しおれ点を越して乾燥しており、こ
れを見ると本発明によるテープ吹き付けの効果が歴然と
判る。また、この測定をした施工図は比較的表面を奇麗
に成形した法面であったが、表面の凹凸の甚だしい法面
の場合にはテープの付着は泥状客土基材の方が接合剤液
使用の場合よりも確実に付青し、風などによるテープの
飛散が少なかった。
次に請求項第(7)項記載、第(8)項記載の発明につ
いてその実施例を説明する。前記の請求項第(5)項、
第(6)項記載の発明と本発明との相異点は前者が使用
テープを単に不透水性テープとしたのに替えて、本発明
では熱線反射的要素を有したアルミ箔、又は、アルミ箔
若しくはアルミ粉末を付着させた不透水性のテープを使
用することとした点で、他の条件は前記発明と全く同一
である。したがって、その他の説明はここで省略する。
次に、本発明についての実施例を説明する。これについ
ては、極寒期(2月1日)と極暑期(8月1日)の2回
の試工を行った。試工に際しては、上記の熱線反射的要
素を有した不透水性のテープを泥状客土基材を使用して
吹き付けた。試工対象地は前記発明と同様に、予め緑化
基盤材の吹き付けを施した植物の生育基盤の上に本発明
による吹き付けを行い、それぞれ試工後半年間にわたり
、基盤内の温度を測定した。その結果を第11図、第1
2図に示す。T、は外気温、T2は施工対象地の中の未
施工区、T3は、施工図の基盤内の温度を示す。これに
示された通り、本発明による吹き付けを行っていない未
施工区の地中温度の変化よりも、吹き付けを行った施工
図の地′中温度の変化が外気温の変化に対応した緩やか
なものとなる。
これにより判る通り、本発明の実施により基盤内の植物
の発芽、生育に適した温度の期間が未施工区よりも施工
図の方が延びており、したがって、本工法を施した場所
については、木本類の施工(播種)可能期間の拡大を図
ることができ、緑化の効果が上がる。
[発明の効果] 本発明の効果は下記の通りである。
(1)  緑化基盤内に連続的要素が三次元的に混入埋
設されるために、法面における緑化基盤材のズリ落ちが
防止され、1回の作業の吹き付け量の増加が可能となり
、重ね吹き、排水待ち等のロスが無くなる。
(2)吹き付けノズルの吐出口より出る緑化基盤材の吹
き付けのht及びその飛距離が大きいために作業能率が
上がり、長大な法面への施工も従来よりも短時間で可能
となる。
(3)緑化基盤内に連続的要素を混在させることにより
、基盤内の保水生、排水性、通気性、保温性等が植物の
生育に適した環境となり、緑化が促進される。
(4)緑化基盤内に混在した連続的要素と緑化基盤との
馴じみ効果が大きく、施工面が安定強化され、法面等の
崩壊防止等に効果がある。
(5)緑化基盤の表面を、不透水性テープ状の連続的要
素で覆うことにより、緑化基盤内の保水効果を挙げ、植
物の発芽、生育に対するマルチング効果が上がる。
(6)緑化基盤の表面をアルミ箔等を付着させた熱線反
射的要素を持つ不透水性のテープで習うことにより、緑
化基盤内の保温効果を挙げ、播種等の施工適正時期の拡
大を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による泥状材吹き付けノズルを示し、第
1図(a)はその外観正面図、第1図(b)はその要部
断面図、第2図は本発明による他の泥状材吹き付けノズ
ルを示し、且つ、それによる吹き付け作業を実施してい
る様子を“示した説明図、第3図は本発明により吹き付
けが行われた法面の正面要部分解図、第4図は同じ法面
の側面断面図、第5図は土壌団粒と連続的要素との混合
状態拡大図、第6図は、各種の連続的要素の形状の例を
示し、(a)は三つ折にしたテープ状のもの、(b)は
二つ折にしたテープ状のもの、(C)はチューブ状のも
の、(d)は繊維束のもの、(e)は繊維束を不規則折
としたもの、第7図は、岩盤法面上の植物の生育基盤上
に施工したテープマルチ工法施工面の断面図、第8図は
砂質土法面上の種子吹き付け層に施工したテープマルチ
工法施工面の断面図、第9図は生育基盤上に、第10図
は砂質上上にそれぞれ不透水性テープによるテープマル
チ工法施工面の水分保有率特性図を示し、その中、第9
図(a)、第10図(a)は接合剤液を、第9図(b)
、第10図(b)は泥状材をそれぞれ使用した場合を示
す。第11図、第12図は熱線反射的要素を持つ不透水
性テープによるテープマルチ工法施工区の地中温度特性
図を示し、第11図は冬季施工後、第12図は夏季°施
工後の温度変化を示す。第13図は従来技術による土砂
と連続的要素とを混合させた路盤施工法を示す。 1・・・・・・噴出口     2・・・・・・筒体(
攪拌筒)3・・・・・・空気吸入口   7・・・・・
・吐出口1肌11・・・・・・吹き付けノズル II・・・・−・疎水剤注入口  M・・・・・・泥状
客土基材G・・・・・・緑化基盤材 T・・・・・・糸等の連続的要素 特 許 出 願 人   株式会社 熊谷組第3図 第4図 第5図 T・・・連続的装累 。。、。)第9図((1) 、。7.。)第9図(b’) 5Qj a−生育基盤に泥状材で吹き付け第10図(0
) (′I0) 、。、。)第10図(b) −一一一一一経過日数 第11図 第12図 経過日数 手続補正者(自発) 1、事件の表示 特願平 1−005372号 2、発明の名称 緑化基盤造成工法並びに該工法に用いる泥状客土基材吹
き付けノ゛ズル 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 氏名  株式会社 熊 谷 組 4、代理人 住所 東京都中央区日本橋茅場町l−11−2TE1.
 (668) 7921〜3 6、補正の内容 (1)明細書第31頁14行のr30cmJを[3cm
 Jと補正する。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)泥状客土基材噴出口の先端部を絞り形状として該
    先端部に筒体を連設し、該筒体の側面の前記噴出口先端
    部近傍に空気吸入口を設け、この空気吸入口を糸状、ロ
    ープ状又はテープ状の連続的要素の前記筒体内への吸入
    口としたことを特徴とする泥状客土基材吹き付けノズル
  2. (2)請求項(1)記載の吹き付けノズルの筒体側面で
    あつて、前記の泥状客土基材噴出口先端部近傍に疎水剤
    の注入口を設けたことを特徴とする請求項(1)記載の
    泥状客土基材吹き付けノズル。
  3. (3)請求項(1)記載の泥状客土基材吹き付けノズル
    を用い、泥状客土基材を該吹き付けノズル内に圧入し、
    該吹き付けノズルの空気吸引口よりノズルの筒体内に吸
    引導入された糸状、ロープ状、又はテープ状の連続的要
    素を前記泥状客土基材と共に該吹き付けノズルの吐出口
    より施工面に向かって吹き付けて、植物の発芽生育基盤
    を造成することを特徴とする緑化基盤造成工法。
  4. (4)請求項(2)記載の吹き付けノズルを用い、筒体
    内に圧入された泥状客土基材に疎水剤の注入口より疎水
    剤を注入し、吸入空気口より吸入した空気と共に筒体内
    で混合攪拌して前記泥状客土基材を団粒化し、これによ
    り生成された緑化基盤材を前記吸入空気口より筒体内に
    吸引導入された糸状、ロープ状又はテープ状の連続的要
    素と共に、前記吹き付けノズルの吐出口より施工面に向
    かって吹き付けて植物の発芽生育基盤を造成することを
    特徴とする緑化基盤造成工法。
  5. (5)請求項(1)記載の吹き付けノズル内に、水によ
    る接合剤の溶液若しくは分散液、又は水で薄められた泥
    状客土基材を圧入し、該吹き付けノズルの空気吸入口よ
    り不透水性のテープ状の連続的要素を筒体内に吸引導入
    し、該連続的要素を前記接合剤の液又は泥状客土基材と
    共に前記吹き付けノズルの吐出口より植物の生育基盤上
    に吹き付けてその表面を覆うことによりマルチング効果
    を挙げるようにしたテープマルチ工法を行うことを特徴
    とする緑化基盤造成工法。
  6. (6)請求項(2)記載の吹き付けノズル内に、水で薄
    められた泥状客土基材を圧入し、該吹き付けノズルの筒
    体内で疎水剤を加えて前記泥状客土基材を団粒化し、不
    透水性のテープ状の連続的要素を該吹き付けノズルの空
    気吸入口より筒体内に吸引導入し、該連続的要素を前記
    団粒化した泥状客土基材と共に吹き付けノズルの吐出口
    より植物の生育基盤上に吹き付けてその表面を覆うこと
    によりマルチング効果を挙げるようにしたテープマルチ
    工法を行うことを特徴とする緑化基盤造成工法。
  7. (7)請求項(5)記載の不透水性のテープ状の連続的
    要素に替えて、アルミ箔、又はアルミ箔若しくはアルミ
    粉末を付着させた不透水性のテープより成り、熱線反射
    的要素を有する連続的要素を用いることとした請求項(
    5)記載の緑化基盤造成工法。
  8. (8)請求項(6)記載の不透水性のテープ状の連続的
    要素に替えて、アルミ箔、又は、アルミ箔若しくはアル
    ミ粉末を付着させた不透水性のテープより成り、熱線反
    射的要素を有する連続的要素を用いることとした請求項
    (6)記載の緑化基盤造成工法。
JP1005372A 1988-02-12 1989-01-12 緑化基盤造成工法 Expired - Fee Related JPH07103571B2 (ja)

Priority Applications (10)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1005372A JPH07103571B2 (ja) 1988-02-12 1989-01-12 緑化基盤造成工法
CA000589883A CA1334486C (en) 1988-02-12 1989-02-02 Process for preparing vegetation bedrock and muddy borrow soil base material blasting nozzle used therefor
AU29606/89A AU627164B2 (en) 1988-02-12 1989-02-03 Process for preparing vegetation bedrock and muddy borrow soil base material blasting nozzle used therefor
NO890578A NO178774C (no) 1988-02-12 1989-02-10 Fremgangsmåte for fremstilling av vegetasjonsunderlag samt blåsedyse til bruk ved fremgangsmåten
CN89101836A CN1026896C (zh) 1988-02-12 1989-02-11 制备植物生长基岩的方法及用于此方法的泥浆状移土基材的喷射管
KR1019890001654A KR0166347B1 (ko) 1988-02-12 1989-02-11 녹화기반 조성 공법
DE68912152T DE68912152T2 (de) 1988-02-12 1989-02-13 Verfahren zum Formen einer Pflanzenwuchsgrundlage und Schleuderdüse für einen Baustoff aus bestehendem, schlammigem Grund zu dessen Durchführung.
EP89301360A EP0328425B1 (en) 1988-02-12 1989-02-13 Process for preparing bedrock for vegetation and muddy borrow soil base material blasting nozzle therefor
AT89301360T ATE100163T1 (de) 1988-02-12 1989-02-13 Verfahren zum formen einer pflanzenwuchsgrundlage und schleuderduese fuer einen baustoff aus bestehendem, schlammigem grund zu dessen durchfuehrung.
ES89301360T ES2048279T3 (es) 1988-02-12 1989-02-13 Procedimiento para preparar una roca de fondo para vegetacion y boquilla para inyectar material basico de suelo fangoso de prestamo.

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2893488 1988-02-12
JP63-28934 1988-02-12
JP1005372A JPH07103571B2 (ja) 1988-02-12 1989-01-12 緑化基盤造成工法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6232503A Division JPH0816329B2 (ja) 1994-09-02 1994-09-02 緑化基盤造成工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01310019A true JPH01310019A (ja) 1989-12-14
JPH07103571B2 JPH07103571B2 (ja) 1995-11-08

Family

ID=26339299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1005372A Expired - Fee Related JPH07103571B2 (ja) 1988-02-12 1989-01-12 緑化基盤造成工法

Country Status (9)

Country Link
EP (1) EP0328425B1 (ja)
JP (1) JPH07103571B2 (ja)
KR (1) KR0166347B1 (ja)
CN (1) CN1026896C (ja)
AU (1) AU627164B2 (ja)
CA (1) CA1334486C (ja)
DE (1) DE68912152T2 (ja)
ES (1) ES2048279T3 (ja)
NO (1) NO178774C (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980063402A (ko) * 1996-12-24 1998-10-07 사사하라 조로쿠 연속섬유 혼입 식생기반의 조성방법

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1041588C (zh) * 1996-08-01 1999-01-13 潘卓然 一种盐、碱地区栽培植物的方法
CN1083686C (zh) * 1999-11-26 2002-05-01 崔建刚 植生带喷混绿化方法
KR101418532B1 (ko) * 2012-12-12 2014-07-10 주식회사 세진이엔시 녹생토를 개량한 습식 식생기반 조성물 및 이를 이용한 녹화공법
CN110424423B (zh) * 2019-08-22 2022-02-08 深圳市如茵生态环境建设有限公司 纤维丝喷丝系统
CN111172946B (zh) * 2020-02-13 2021-04-13 浙江水利水电学院 一种水利工程用护坡网

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55167170A (en) * 1979-03-23 1980-12-26 France Etat Construction material* its use to earth on ground* pavement or foundation block and manufacturing method and device therefor
JPS6180801U (ja) * 1984-10-15 1986-05-29

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE411724B (sv) * 1976-10-26 1980-02-04 Sandell Bertil Sett och anordning for att en luftstrom tillfora material till ett munstycke
JPS5536576A (en) * 1978-09-07 1980-03-14 Tenryu Giken:Kk Artificial soil spraying process jointly using mud layer
MA18781A1 (fr) * 1979-03-23 1980-10-01 France Etat Ponts Chaussees Materiau de construction,son application pour remblai,revetement ou massif de fondation sur un sol meuble,et procede et installation de fabrication de ce materiau
US4662946A (en) * 1982-10-05 1987-05-05 Mercer Frank B Strengthening a matrix
FR2580290B1 (fr) * 1985-04-12 1987-05-15 Ceca Sa Nouveaux materiaux de travaux publics peu sensibles a l'eau
US4844340A (en) * 1986-07-30 1989-07-04 Railway Technical Research Institute Method and apparatus for spraying an inorganic hydraulic material composition containing reinforcing short fibers

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55167170A (en) * 1979-03-23 1980-12-26 France Etat Construction material* its use to earth on ground* pavement or foundation block and manufacturing method and device therefor
JPS6180801U (ja) * 1984-10-15 1986-05-29

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980063402A (ko) * 1996-12-24 1998-10-07 사사하라 조로쿠 연속섬유 혼입 식생기반의 조성방법

Also Published As

Publication number Publication date
KR0166347B1 (ko) 1999-03-20
ES2048279T3 (es) 1994-03-16
DE68912152D1 (de) 1994-02-24
CN1036221A (zh) 1989-10-11
KR890013292A (ko) 1989-09-22
EP0328425A3 (en) 1990-03-14
EP0328425A2 (en) 1989-08-16
NO890578L (no) 1989-08-14
NO890578D0 (no) 1989-02-10
CN1026896C (zh) 1994-12-07
CA1334486C (en) 1995-02-21
NO178774C (no) 1996-05-29
AU2960689A (en) 1989-08-17
JPH07103571B2 (ja) 1995-11-08
EP0328425B1 (en) 1994-01-12
NO178774B (no) 1996-02-19
AU627164B2 (en) 1992-08-20
DE68912152T2 (de) 1994-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4936711A (en) Process for preparing vegetation bedrock and muddy borrow soil base material blasting nozzle used therefor
KR20070030370A (ko) 짚코 원단 네트와 그의 제조방법
CN107964961A (zh) 高陡边坡创面表层苔藓防雨水冲刷技术及其施工方法
JPH01310019A (ja) 緑化基盤造成工法
CN110258596A (zh) 一种生态袋及边坡生态防护方法
JP3842461B2 (ja) 法面緑化における特殊マルチを用いた木本類育成工法及びその木本類育成法面
CN211228533U (zh) 一种生态袋
CN114931069A (zh) 一种生态修复抗侵蚀纤维喷播方法
JP3623890B2 (ja) 法面浸食防止マルチを用いた緑化工法及びその緑化法面
KR20120013637A (ko) 절개지 법면용 토양 및 이를 이용한 녹화공법
KR100334258B1 (ko) 잔디종자를 이용한 법면 초지조성방법
JPH0816329B2 (ja) 緑化基盤造成工法
JPH06197626A (ja) 砂地における緑化基礎工法
JP2002004292A (ja) 植生用ロール状物
JPH0819330A (ja) 土壌繊維を用いた補強土及び植生工法並びに土壌繊維からなる補強土用資材及び植生基盤素材
JPH1121901A (ja) 緑化養生シート構成体
CN208517953U (zh) 一种绿植地毯生态防护边坡
Theisen Cost-effective techniques for successful erosion control
JP3078228U (ja) 緑化用マルチマットによる法面構造
JP2005046038A (ja) 植物生育基盤材とその造成方法
CN209089593U (zh) 一种高速公路边坡水保植生毯
JP3539614B2 (ja) 植物生育基盤の形成方法
JP2024095010A (ja) 人工芝生敷設構造及び人工芝生管理方法
JP2549060B2 (ja) 植生マットを用いた緑化工法
JPS59233023A (ja) 地表面の安定化工法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081108

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees