JPH01309562A - 手駆動型画像読取装置 - Google Patents

手駆動型画像読取装置

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JPH01309562A
JPH01309562A JP63140682A JP14068288A JPH01309562A JP H01309562 A JPH01309562 A JP H01309562A JP 63140682 A JP63140682 A JP 63140682A JP 14068288 A JP14068288 A JP 14068288A JP H01309562 A JPH01309562 A JP H01309562A
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JP
Japan
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reading
idf
recording
signal
thermal head
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JP63140682A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Muto
武藤 一裕
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は手動によって画像情報を読み取る手駆動型画像
読取装置に関し、特に、環境温度に影響されることなく
高感度に読取りを行うことが可能な手駆動型画像読取装
置に関する。
〔従来の技術〕
手駆動型画像読取装置は原稿上の手駆動による走査で原
稿の画像情報を読み取るものであり、このため、原稿に
光を照射する光源と、原稿から反射した反射光によって
画像情報を読み取るCCDなどのイメージセンサとが読
取窓部分に接近して設けられている。読み取られた画像
情報はイメージセンサがらビデオ信号として出力されて
メモリに格納されるが、メモリへの格納以前には2値化
などの信号処理が行われる。
第63図はかかる手駆動型画像読取装置の従来例におけ
る信号処理部の内部構成を示し、積分回路300と、2
値化回路310を備えている。積分回路300は読取手
段としてイメージセンサ(図示せず)および反転増幅回
路(図示せず)に信号線301で接続されている。この
積分回路300はイメージセンサから出力されるビデオ
信号の高周波骨をカットするものであり、そのための比
較器302を備えている。
2値化回路310は抵抗321.322.323からな
る分圧回路320と、この分圧回路320を介して積分
回路300の比較器302と接続されるコンパレータ3
11を備えている。コンパレータ311はバイパス信号
線303を介してイメージセンサにも接続されており、
分圧回路320からの信号とイメージセンサからのビデ
オ信号とが人力されて、2値化体号を作成する。
分圧回路320はこの2値化のための基準信号を作成す
るものであり、積分回路300からのビデオ信号を分圧
する抵抗321.322.323として固定抵抗器が使
用されている。これら抵抗321.322.323によ
って分圧されることにより所定レベルの2値化基準信号
が得られ、コンパレータ311はこの2値化基準信号に
基づいてイメージセンサからのビデオ信号をHigh信
号またはLow信号に変換する。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかし、従来の読取装置では、読取操 作開始直後と、読取操作継続中においては、画像情報の
濃度に変動を生じることがある。
これはCCDなどのイメージセンサが発する熱によって
分圧回路320の分圧値が変化することに起因している
。すなわち、イメージセンサから発熱した熱が装置全体
を覆う筐体内にこもって筐体内の温度が上昇し、この温
度上昇で分圧回路320の固定抵抗器321.322.
323の抵抗値が変動するためである。そして、このよ
うな温度上昇に伴う抵抗値の変動は分圧係数の変動とな
り、一連の読取操作中に濃度が変動する。
そこで、本発明の目的は、読取操作中における読取濃度
の変動を防止するため、温度変動に影響されることのな
い読取りを可能とした手駆動型画像読取装置を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は2値化基準信号を作成するための手段として、
温度変化に対応した分圧処理を行う分圧制御手段を用い
たものであり、以下に述べる手段を有して構成される。
(1)読取手段 原稿上での移動により原稿の画像情報を読み取る手段で
ある。このための構成としては、原稿に光を照射するL
EDなどの光源と、原稿からの反射した反射光を受光し
て光電変換によりビデオ信号に変換するCCDなどのイ
メージセンサとを備える。また、読取手段としては、原
稿上の移動量を計測してメモリへの格納アドレスを指定
するなどの制御機構も適宜、使用される。
(2)信号処理手段 読取手段からのビデオ信号を2値化体号に変換するだめ
の処理を行う手段である。
2値化に際してはビデオ信号の高周波成分をカントする
処理と、この処理された信号をHi g h信号および
Low信号に変換する処理とが行われる。このため、信
号処理手段は前者の処理を行う積分回路と、後者の処理
を行うコンパレータとを備えている。
(3)分圧制御手段 基本的には2値化のための2値化基準信号を信号処理手
段のコンパレータに出力する手段であり、積分回路とコ
ンパレータとの間に接続される。この手段は基本的には
積分回路からのビデオ信号を分圧して2値化基準信号を
作成するものであるが、環境温度の温度変化があっても
常に一定の分圧を行うことができる特性を有するように
構成される。すなわち、イメージセンサの駆動による発
熱で環境温度が上昇しても、この温度上昇に影響される
ことなく、一定の分圧を行うことができる抵抗器を備え
て構成されるものである。
〔作用〕
以上の構成では環境温度が変動しても、分圧制御手段は
その変動に影響されずに一定の分圧を行って2値化基準
信号を作成する。すなわち、ビデオ信号の2値化は常に
一定レベルの2値化基準信号によって行われるようにな
っており、一連の読取操作中における読取濃度の温度に
よる変動が防止される。
〔実施例〕
第1図は手駆動型複写装置1の全体斜視図を示し、上部
に記録部2が、下部に読取部3が設けられて構成される
。読取部3は両側部分が上方に延びて連結アーム4が形
成され、この連結アーム4が記録部2の両側面に回転可
能に枢着されている。また、記録部2の上端中央部分に
はリード/ライトボタン5が取り付けられており、この
ボタン5を押すことにより原稿の読み取りおよび記録紙
などの記録体への転写が行われる。さらに記録部2の外
側面には電源ボタン6、リード/ライトランプ7、転写
倍率ボタン8が配設され、これらの側方にはスピードラ
ンプ9、メモリランプ10、倍率表示ランプ11が配設
されている。
電源ボタン6は電源のON、OFFを行うボタンであり
、電源ボタン6のON状態でり一ド/ライトボタン5を
押すことにより読み取りあるいは転写が可能となる。転
写倍率ボタン8は転写の倍率を選択するボタンであり、
選択された倍率は倍率表示ランプ11によって表示され
る。リード/ライトランプ7はり−ド/ライトボタン5
を押した状態で点灯し、この押圧解除により消灯する。
スピードランプ9は読み取り操作および転写操作の場合
の走査スピードを表示し、適正範囲の走査スピードの場
合には、例えば、緑色で点灯し、適正範囲を逸脱した走
査スピードの場合は、例えば、赤色で点灯する。従って
、操作者はこのスピードランプ9の色を見ながらスピー
ドランプ9が緑色状態を維持する速度で走査することに
より、適正な読み取りおよび適正な転写を行うことがで
きる。メモリランプ10は読み取り可能なメモリ容量を
表示し、メモリ容量範囲内では、例えば、緑色が点灯し
、メモリ容量を越えると、例えば、赤色が点灯して読み
取り不可能となる。このような手駆動型複写装置1は第
1図の状態、すなわち、読取部3が記録部2の真下に位
置する状態、では読み取り可能状態(リードモード)で
あり、第2図のように複写装置1を原稿A上に載せ、原
稿Aとの接触状態でリード/ライトボタン5を押しなが
ら手前に引き寄せる(副走査)ことにより、原稿Aの情
報を読み取り、その内容を記憶する。一方、第3図(a
)のように、読取部3を手前方向に折り曲げるように連
結アーム4を回転させ、記録部2と読取部3とを切り離
した状態では転写可能状態(ライトモード)となる。こ
のライトモードでは第3図(b)のように、記録部2を
記録紙Bなどの記録体上に載せ、記録紙Bとの接触状態
でり−ド/ライトボタン5を押しながら手前に引き寄せ
ると記憶されている情報の書き込みを行うことができる
第4図は読取部3の内部構造の断面図を示し、読取部3
は記録部2の真下に位置した状態が読み取り可能(リー
ドモード)であり、この状態でリード/ライトボタン5
を押しながら原稿A上を走査することで原稿Aの情報を
読み取る。読取部3は原稿面に光を照射する光源として
のLEDアレイ71と、LEDアレイ71によって照射
された原稿面の画像を所定位置に結像させるセルフォッ
クレンズ72と、セルフォックレンズ72よりの光画像
を光電変換する密着型のイメージセンサ73と、原稿面
を転勤すると共にエンコーダ等が連結されるローラ74
と、イメージセンサ73で読み込んだ画像情報を記憶す
るメモリ75(記録部2におけるメモリ28と同一のメ
モリ)と、メモリ75に対する画像情報のアドレスおよ
びデータの転送タイミングを制御するコントロール部7
6と、ローラ74の回転に応した電気信号を出力する位
置検出器(図示せず)と、以上の各部材を内蔵する筐体
78より構成される。
第5図はイメージセンサ89と2値化回路92との間に
設けられる信号処理手段のブロック図であり、イメージ
センサ89からのビデオ信号を所定の電源電圧に基づい
て反転増幅して出力する反転増幅回路105と、反転増
幅回路105から出力されたビデオ信号の高周波成分を
カットする積分回路(ローパスフィルタ回路)101を
有している。2値化回路92は反転増幅回路105から
のビデオ信号と積分回路101から出力信号を比較して
出力するようになっている。第10図は積分回路101
および2値化回路92を含む部分の回路図であり、積分
回路101は反転増幅回路105からのビデオ信号の高
周波成分をカントする比較器107を有している。一方
、2値化回路92はこの積分回路101に接続される分
圧回路95と、分圧回路95に接続されるコンパレータ
102とを有している。分圧回路95は抵抗r+ 、r
2、r、、を有し、積分回路101で積分されたビデオ
信号を分圧し、2値化を行うための2値化基準信号(ス
レッシュホールドレベル)として、ごレヲコンパレータ
102に出力する。コンパレータ102はこの2値化基
準信号に基づいて反転増幅回路105からのビデオ信号
を2値化して、旧gh信号およびLoiy信号からなる
パルス信号として出力する。ここで、分圧回路95の抵
抗rlsr2、r3の内、コンパレータ102に直列接
続される抵抗r、は環境温度を検出してその温度に応じ
て抵抗値が変化するサーミスタが使用され、環境温度の
変動があっても常に一定の分圧を行う。すなわち、サー
ミスタr、は分圧回路95における分圧が環境温度に応
じて変動しないように温度補償する分圧制御手段となっ
ており、これによりスレッシュホールドレベルを常に一
定の範囲内の値で出力することができる。そしてコンパ
レータ102ではこのように一定のスレッシュホールド
レベルに基づいて2値化を行うため、原稿の画像情報と
同一の濃度の画像を再生することができる。第7図は以
上の構成に基づいた動作を示すタイミングチャートであ
る。
反転増幅回路105によって反転増幅されたイメージセ
ンサ89のビデオ信号Hと、積分回路′101で処理さ
れた後、分圧回路95で分圧されたスレッシュホールド
レベル■ア□とがコンパレータ102によって比較され
て2値化信号Jが出力される。この2値化に際してはビ
デオ信号Hに対してスレッシュホールドレベルVTRが
低い場合にLow信号(0)を出力し、高い場合に旧g
h信号(1)を出力する。同図■は分圧回路95の抵抗
r1として固定抵抗器を使用した場合のスレッシュホー
ルドレベルである。同−環境内で環境温度が上昇(例え
ば20”C)すると、分圧回路95の固定抵抗器の抵抗
値が大きくなるため、スレッシュホールドレベルVは大
きくなるが、サーミスタr。
を使用した場合には温度上昇に伴って抵抗値が変化する
ため、スレッシュホールド■THは一定値を保つ。従っ
て、コンパレータ102で得られる2値化信号Jは画像
情報と同一の濃度となって出力される。
前記筐体78は第8図に示すように、原稿Aと接する下
面が下方に湾曲されており、略中央部分が原稿Aと密着
する平面状の接触面78aとなっている。そして接触面
77にはLEDアレイ71からの光を透過すると共に、
原稿Aからの反射光を受は入れる透明な読取窓79が設
けられている。この筐体78は全体が透明樹脂の一体成
形により形成されている。透明樹脂は可視領域の光を9
0%以上透過する透過率のアクリル樹脂等が使用される
。そして、筐体78の内面には接触面78aの略中央部
分を除く他の部分全体に光遮断膜77が形成されている
。光遮断膜77が形成されない部分は読取窓79となる
ものであり、読取窓79は筐体78の一体成形の後、光
遮断膜77を筐体78に設げることによって形成される
ようになっている。
光遮断膜77は光透過率が0%に近い性質を有して形成
されており、読取窓79以外の部分からの光を遮断し、
これにより読取窓79以外から筐体78内に光が入射せ
ず、誤った画像情報の読み取りを防止することができる
。光遮断膜77としては光遮断能を有する材質からなる
と共に読取窓79部分が開口されるように筐体78と同
一形状で成形されたシールド部材をあらかしめ成形し、
このシールド部材を筐体78内に嵌め込んでも良く、さ
らには可視領域の光を吸収する黒色塗料等を筐体78の
外面あるいは内面、さらには両面に塗装して形成するこ
とができる。また、アルミニウム、銀等の金属膜を筐体
78内面に蒸着させて光を反射するようにしても良い。
このように、筐体78全体を透明樹脂で一体的に成形し
、読取窓79を除く部分を光遮断膜77で被覆すること
により読取窓79が原稿面と同一面となって接触するた
め、読み取り走査時に原稿とのひっかかりがなく、原稿
が傷ついたり、読み取りができない等の不都合がなくな
る。また、原稿Aとの接触面78aが平面となり、埃が
付着しにくく、付着しても容易に除去できるため、埃を
画像情報として読み取ることがなく、画像情報の読み取
りを高精度に行うことができる。
さらには、筐体78が透明プラスチックの一体成形で成
形されるため、筐体78を大量、かつ、高精度に成形す
ることができる。
第9図は読取部3が記録部2と別体に構成された場合を
示し、筐体78の内部の各部材は第4図と同様であるの
で説明を省略するが、筐体78は全体が透明樹脂からな
り、読取窓79(図示せず)を除く部分が光遮断膜によ
って被覆されている。また、この例ではメモリ75が筺
体75の側面に着脱可能となっており、原稿Aの読み取
り後、メモリ75を取り外し、適宜の再生装置(図示せ
ず)に取り付けて画像情報をデイスプレィしたり、ある
いは記録装置(図示せず)に取り付けて記録紙への転写
を行うことができる。また、読取部3をCRT等のデイ
スプレィ装置(図示せず)と接続して表示したり、ファ
クシミリ装置と接続して相手方に転送することもできる
第10図は読取部3の内部機構を示す。同図は第11図
に示すように、読取部3を原稿A上で距離X(例えば、
X=1mm)走査したときにメモリに記憶されている前
画像情報を消去しながら原稿Aの画像情報Gを新たに記
憶する構成である。なお、第11図中、破線Fは画像入
力位置、実線Eは読取部の走査方向前方側の端縁を示す
。読取部3の内部構成は複写装置1がリードモード(第
2図々示)であるかライトモード(第3図々示)である
かを検知するリーグ・ライタ検知部81と、リード/ラ
イトボタン5(第1図)を押すことにより閉成動作する
スイッチ83と、リーダライタ検知部81の出力信号と
スイッチ83の信号との論理積をとるアンドゲート82
と、アンドゲート82からの信号によりスタート信号を
発生するスタートシグナル発生回路84と、ローラ74
(第4図)に連結されたエンコーダ85と、スフ タートシグナル発生回路84からのスタート信号とエン
コーダ85からのパルス信号との論理積をとるアンドゲ
ート86と、アントゲ−1・86からのパルスに基づい
て読取部3の移動距離Xを計測し駆動パルス発生信号を
出力する距離カウント回路87と、距離カウント回路8
7からの信号に基づいてイメージセンサ89に対し駆動
パルスを発生するイメージセンサ駆動パルス発生回路8
8と、原稿からの反射光を光電変換して読み取るイメー
ジセンサ89と、イメージセンサ89からのビデオ信号
を2値化する2値化回路92と、イメージセンサ駆動パ
ルス発生回路88からの駆動パルスに同期して2値化回
路92から出力される信号をパラレルデータに変換する
シリアル・パラレルレジスタ90と、イメージセンサ駆
動パルス発生回路88からの駆動パルスを、例えば、1
78に分周する分周回路91(分周比は1 mmに何ビ
ットを読むかによって決まる)と、分周回路91の出力
パルスをカウントしてメモリ94に対するアドレスを決
定するアドレス発生用カウンタ93と、シリアル・パラ
レルレジスタ90から出力されるデータをアドレス発生
用カウンタ93で指定されたアドレスに格納するメモリ
94とを有している。
以上の構成において、複写装置(リードモード)の読取
部3を原稿上に載置し、リード/ライトボタン5を押し
てスイッチ83をオンにすると、リーグ・ライタ検知部
81の信号とスイッチ83の信号の論理積がアンドゲー
ト84でとられ、アンドゲート84の出力信号によりス
タートシグナル発生回路84がスタート信号を発生する
。一方、エンコーダ85はローラ74の回転に応じたパ
ルス信号を発生しており、このエンコーダ85のパルス
信号とスタートシグナル発生回路84のスタート信号と
の論理積をアンドゲート86がとり、アンドゲート86
からのパルスに基づいて距離カウント回路87が移動距
離をカウントする。距離カウント回路87は移動距離が
所定値X(例えば、1mm)に達するまでイメージセン
サ駆動パルス発生回路88にパルス信号を出力すること
なく、距離Xが所定値に達したとき初めてイメージセン
サ駆動パルス発生回路88に出力する。すなわち、移動
距離が所定値になるまでイメージセンサ89は読み取り
を開始せず、所定値までの移動の間、メモリ94には前
回読み取った画像情報が保存される。従って、誤操作の
場合でも所定値以下の距離の移動中に操作を停止するこ
とにより前画像情報はメモリ94に保存されているので
、その再生が可能となる。この場合、操作の停止は装置
の移動をストップするか、またはリード/ライトボタン
5の押圧を解除することにより行うことができる。次に
、移動距離が所定値Xに達した後は距離カウント回路8
7がイメージセンサ駆動パルス信号を順次出力する。そ
して、イメージセンサ89で読み取られたビデオ信号は
2値化回路92で2値化された後、シリアル・パラレル
レジスタ90によってパラレルデータに変換されてメモ
リ94に出力される。この場合、イメージセンサ89へ
の駆動パルスと同期してイメージセンサ駆動パルス発生
回路8日から分周回路91に駆動パルスが出力され、分
周回路91はこれをカウントし、駆動パルスを8カウン
トする毎にアドレス発生用カウンタ93をカウントアツ
プする。カウンタ93はカウントアツプする毎にアドレ
スデータをメモリ94へ供給し、これによって指定され
たアドレスへ分周回路91の分周パルスに同期した8ビ
ツトの画像データが記憶される。
このような構成によると、所定値以下の移動量ではイメ
ージセンサ89の読み取りが禁止され、メモリ94には
前回の画像データが保存されているため、誤操作による
画像データの消去を防止することができる。なお、以上
の構成は読取部について説明したが、記録部2に対して
も距離カウント回路87を組み込み、この回路87から
の信号でサーマルヘッド25を、          
 スタート駆動するようにしても良い。これにより記録
時の誤操作によるデータ消去も防止することができる。
第12図は感度90 V / nに ・sec等の高感
度のCCDからなるイメージセンサ100を用いた読取
部の内部機構を示し、第13図はその回路図を示す。こ
こで、感度90 V / fに ・secとは1j2x
の光量を1秒間照射することにより90Vの出力が得ら
れることを言う。このような高感度のイメージセンサ8
9は光に対する応答が鋭敏なため、原稿からの僅かな反
射光量の変化に対して応答し、露光量が増大する。
この露光量が増大すると、積分処理する速度に大きな時
間的遅れが生し、2値化処理に支障となるため、これを
正しい原稿情報として読取るように補正する必要がある
。このため、第12図に示すように、イメージセンサ8
9、反転増幅回路105、積分回路101.2値化回路
92に加えてイメージセンサ89の出力が所定値板゛上
となったとき、これを電気的にカットする信号処理制御
回路103と、この回路103からの信号と2値化回路
92からの2値化信号との論理積をとって出力するアン
ドゲート104を設けている。反転増幅回路105は第
13図に示すように、イメージセンサ89からのビデオ
信号を電源VDDの電圧に基づいて反転増幅する増幅器
106を有し、この反転増幅されたビデオ信号を積分回
路101.2値化回路92および信号処理制御回路10
3に出力する。積分回路101は反転増幅回路105で
増幅されたビデオ信号の高周波成分をカットするもので
あり、そのための比較器107を有している。2値化回
路92はコンパレータおよび分圧回路95を有しており
、この積分回路101からの出力信号と、反転増幅回路
105からのビデオ信号とを比較して2値化する。この
2値化回路92では反転増幅回路105からのビデオ信
号に対して積分回路101の出力信号が低い場合にLo
w信号(0)を出力し、高い場合にHigh信号(1)
を出力する。この2値化回路92で2値化された2値化
信号はアンドゲート104に出力される。一方、信号処
理制御回路103ば反転増幅回路105で増幅されたビ
デオ信号が入力される判定器109を有している。また
、電源電圧VDDを分圧して一定の基準値電圧を与える
抵抗r4、rsを有し、この基準値電圧が判定器109
に入力されるようになっている。判定器109ではこれ
らの信号を比較し、反転増幅されたビデオ信号が基準値
電圧以上の場合にはLow信号を出力する。アントゲ−
1−104はこのLow信号と2値化回路92からの2
値化信号の論理積をとって出力する。
以上の構成における動作を第14図のタイミングチャー
トに基づいて説明する。反転増幅回路105で反転増幅
されるイメージセンサ89のビデオ信号Hに対し、積分
回路101からの積分値信号Iは時間的に遅れて発生ず
る。ここで、ビデオ信号HにおけるH a部分はイメー
ジセンサの飽和出力(例えば、飽和出力電圧/V)に対
して3〜4倍の飽和出力となっており、原稿から通常受
光する光量の3〜4倍の光が入射した部分である。すな
わち、原稿と密着していない隙間からの光の反射光を受
光した部分である。2値化回路92はビデオ信号Hと積
分値信号Iとを比較し、H>1の場合にLow信号(0
)を出力し、H<Iの場合にH4gh信号(1)を出力
して2値化されたパルス信号Jに変換する。また、反転
増幅回路105からのビデオ信号Hは信号処理制御回路
103の判定器109に入力される。判定器109では
抵抗r4、rsから基準値電圧Kが入力され、ビデオ信
号Haが基準値電圧に以上の場合に(Ha部分)には、
Low信号りをアントゲ−) 104に出力する。アン
ドゲート104はこのLow信号りと2値化回路92か
らの2値化信号Jとの論理積をとる。この論理積によっ
てイメージセンサ89から出力された過飽和部分Haは
カットされる。すなわち、原稿との隙間から侵入した光
に基づいた反射光による信号が削除され、原稿の画像情
報と一致した正確な信号をメモリに出力することができ
る。これにより隙間から入る光に起因する誤信号の読取
りが生しることがなくなり、良質な再生画像とすること
ができる。
第15図ないし第18図は原稿の読取り領域を指定する
ことが可能となっている読取部の実施例を示し、原稿の
画像情報を読取る読取手段200と、読取手段200の
読取り制御を行う読取制御手段201と、読取り位置を
検出する位置検出器202と、読取手段200で読取ら
れた画像情報が格納されるメモリ203と、読取手段2
00で読取られる読取り領域を指定する読取領域指定手
段210を備えている。読取手段200は原稿Aからの
反射光を受光し画像信号に光電変換することにより原稿
を読取るものである。光源、CCDなどのイメージセン
サ206を有している。読取制御手段201はこの読取
手段200を制御するものであり、第16図のように中
央制御回路(CPU)204、イメージセンサ駆動回路
205などを有している。
位置検出器202は手駆動によって読取部を副走査方向
に移動させた場合の読取り位置を検出するものであり、
例えば、第7図のようなエンコーダ85、距離カウント
回路87などを有している。次に、読取領域指定手段2
10は読取手段200が読取る領域を主走査方向で指定
するものである。読取手段200のイメージセンサ20
6、光源は多数が主走査方向に長く配列されており、原
稿の読取り幅に合わせて領域の読取手段200だけを駆
動させる場合に、読取領域指定手段210によりその指
定を可能とするものである。従って、多種多様の原稿の
読取り領域に対応させる必要があることから、読取領域
指定手段210はオペレータの手動による指定が好適で
ある。本実施例において、読取領域指定手段210は第
17図および第18図のように、読取りの主走査方向に
設けられたスケール211 と、スケール211の長さ
方向に移動するリニアエンコーダ213と、リニアエン
コーダ213をスライドさせるためのスライドノブ21
4 とを備えている。スケール211には所定間隔でス
リット、バーコードなどの目盛212が形成されている
。リニアエンコーダ213はこのスケール211を長さ
方向に移動し、所定位置で停止されると、その停止位置
が目盛212の通過数で計測されて読取制御手段201
に出力される。読取制御手段201はスライド開始端か
ら停止位置までの間が主走査方向の読取り領域と判定す
る。これにより読取制御手段201は指定された領域内
の読取手段200だりを駆動し、指定領域以外の読取手
段200が駆動しないように制御する。そして、指定領
域で読取られた画像情報は位置検出器202からの位置
情報に基づいてメモリ203に順次格納される。このよ
うな構成では、原稿の読取り幅が読取手段200よりも
短尺の場合に必要な長さ分の読取手段200のみを駆動
させることができるため、電力を削減できると共に、光
源、イメージセンサなどの部材の延命化が可能となる。
第17図は本実施例の読取領域指定210が装着された
読取部3の内部構造の一例を示し、原稿Aに光を照射す
る光源207(LEDアレイ)と、原稿からの反射光を
結像させるセルフォックレンズ208と、CCDアレイ
からなる結像された像を読取るイメージセンサ206と
により読取手段200が構成されている。また、副走査
方向の移動により原稿A上で転動するローラ220と、
このローラ220にベルトで連結されたエンコーダ22
1とにより位置検出器202および読取制御手段201
、メモリ203が筐体222内の所定位置に配設されて
いる。読取領域指定手段210はこの読取部の筺体22
2の前面側に設けられており、リニアエンコーダ213
およびスケール211が筐体222内に配設され、スラ
イドノブ214が筐体222の外面に配設されている。
このうよな構造では筐体222の外側面に沿ってスライ
ドノブ214をスライドさせることで読取領域の指定が
可能となる。この場合、筺体222の外側面にはスライ
ドノブ214のスライド量の目安となる肛表示などのマ
ークを印刷することもできる。なお、図示例において、
スライドノブ214およびリニアエンコーダ213のス
ライド開始端(第18図左端側)ではリニアエンコーダ
213の計測値が「0」にリセットされ、この状態では
主走査方向全域が読取領域となる。
第19図は別の読取領域指定手段210を有する読取部
3の断面図、第20図はその斜視図を示し、筐体222
の全面には透明部材からなる覗き窓215が形成されて
いる。この覗き窓215は原稿Aを黙視することが可能
なように設けられ、オペレータは覗き窓215から原稿
Aの主走査方向における読取領域を視認することができ
る。一方、読取手段200の光源としてはLEDアレイ
207が使用されており、このLEDアレイ207から
出射した光が原稿を照射した後、その一部が覗き窓21
5に反射するようにLEDアレイ207が設けられてい
る。図中、223はLEDアレイ207から出射し、原
稿Aから反射した光が通過してイメージセンサ206に
入射するための読取窓である。
前記LEDアレイ207の点灯は第21図に示すように
LED駆動回路224によって行われ、このLED駆動
回路224の駆動は読取制御手段201のCP U2O
5によって制御されている。
LED駆動回路224はLEDアレイの発光ダイオード
を主走査方向の一端側から他端側に向かって順次、点灯
させるスイッチ(図示せず)を有しており、CP U2
O5は点灯すべき発光ダイオードの数を指定するため、
このスイッチの制御を行う。かかるC P U2O5に
よる点灯数の指定は半走査でオペレータが行う操作部材
225によって行われる。図示例において、操作部材2
25は第19図のように筐体222の外面に設けられた
領域指定スイッチ225によって行われるようになって
おり、この領域指定スイッチ225を押し続けると、C
PU204はLED駆動回路224の駆動を続行し、こ
れによりLEDアレイ207は主走査方向の一端側(例
えば、左端側)から他端側(例えば、右端側)に向かっ
て順次、点灯される。一方、領域指定スイッチ225の
押圧を解除すると、LED駆動回路224の駆動が停止
して、LEDアレイ207はそれ以上の点灯を停止する
。図示例においては、かかるLEDアレイ207の点灯
長を原稿の読取幅と一致させることにより、読取領域の
指定を行うものである。このため、CP U2O5は領
域指定スイッチ225によって点灯されたLEDアレイ
207の数を読取領域の長さに換算し、読取り操作の間
、このLEDアレイ207を点灯させるようにLED駆
動回路224を制御するようになっている。これにより
指定された読取領域はクリアが行われない限り、保持さ
れる。
なお、上記領域指定スイッチ225の押圧による読取領
域の指定においては、覗き窓215近辺の筐体222外
面にマーク226を形成して指定の際の目安とすること
も可能である。
第22図および第23図は記録部2の断面図および概略
斜視図を示し、ゴムなどからなるドライブローラ13.
14が筺体12下部に設けられている。ドライブローラ
13および14は相互に平行となるように前後に配設さ
れており、記録部2を記録紙B上に載置させると、少な
くともいずれか一方が記録紙Bに当接する。そして記録
部2を記録紙B上で走査すると、ドライブローラ13.
14は記録紙B上を転動する。
このドライブローラ13.14はベルト15によって相
互に連結されており、いずれか一方が回転すると、その
回転が他方に伝達されるようになっている。ドライブロ
ーラ13.14の内、走査方向の前方に位置するドライ
ブローラ13はヘルド16を介してエンコーダ17に連
結されており、ドライブローラ13の回転数、すなわち
、記録部2の移動距離がエンコーダ17によって計測さ
れ、エンコーダ17は移動距離に応じた位置信号を出力
するようになっている。
また、ドライブローラ13はヘルド8を介して回転シャ
フト19に連結されている。回転シャフト19はトルク
リミッタ機能を有するトルク伝達部20を同軸的に備え
ており、その回転がトルク伝達部20を介してインクド
ナーフィルム(以下、IDFと略する)23の巻取ロー
ル21に伝達される。IDF巻取ロール21はパックテ
ンションを掛けられているIDF供給ロール22からの
IDF23を巻き取るものである。
この場合、IDF23はIDF供給ロール22から引き
出され、ガイドバー24、サーマルヘッド25そしてガ
イドバー26を通過した後、IDF巻取ロール21に巻
き取られる。サーマルヘッド25は制御基板27の制御
部によって制御され、メモリ28から読み出される画像
信号に応じて発熱してIDF23を加熱し、IDF23
に含浸されているインクを溶融する。これにより記録紙
B上に画像が転写される。このように2本のドライブロ
ーラ13.14をヘルド15によって連結した構造では
、記録部2を記録紙B上に置き、手駆動で記録紙B上を
走査する場合の操作性が良好になる。一般に手駆動によ
る走査では筐体12が操作方向(すなわち、進行方向)
の前後に傾き易く、いずれか一方のドライブローラ13
または14が記録紙B上から浮き上がるが、この場合で
も他方のドライブローラ13または14が記録紙B上に
圧接して回転する。この回転はベルト15によって浮き
上がっているドライブローラ13または14に伝達され
、そのローラを回転させる。例えば、筺体12が進行方
向の後側に傾いてドライブローラ13が浮き上がった場
合にはドライブローラ14が記録紙B上に接して記録部
2の移動と共に回転する。この回転はベルト15を介し
てドライブローラ13に伝達されてドライブローラ13
が回転する。従って、ドライブローラ13とベルト16
.18によって連結されているエンコーダ17および回
転シャフト19に回転が伝達され、エンコーダ17によ
る移動距離のカウントが正確に行われて正確な位置信号
が出力されるため、画像の正確な記録が行われると共に
、回転シャフト19の回転でIDF巻取ロール21によ
るIDF23の巻き取りが確実に行われるため、IDF
23にたるみやしわが生じることなく高品質の画像とす
ることができる。
さらに、2本のドライブローラ13.14が記録紙B上
に接触した状態では記録部2の蛇行が防止できるため、
走査時における記録部2の直進性を確保することができ
る。なお、ドライブ13の軸と同一線上には後述する接
触検知手段30の検知ローラ31が設けられている。
第24図は回転シャツ目9の回転をIDF巻取ロール2
1に伝達するトルク伝達部20を示し、ヘルド18を介
して回転を受ける回転シャフト19と同軸回転する第1
の回転部材20aの外周にゴム部材20bが固定されて
いる。ゴム部材20bは複数の弾性変形する突起20c
を有し、突起20cはその外周に位置する第2の回転部
材20dの内周面に弾性係合している。第2の回転部材
20dはIDF巻取ロール21と回転的に結合されてい
て同一の回転運動を行う。−般に記録が進行するにつれ
てIDF巻取ロール21の巻き径が大になるとその巻き
取りに大きなトルクが必要になる。従って、回転シャフ
ト19と同一回転する第1の弾性部材20aに固定され
ているゴム部材20bの突起20cが回転トルクに応じ
て弾性変形し、第2の回転部材20dとの間に回転トル
クに応したスリップが生じる。これによって巻取ロール
21が減速し、その周速を一定に保つ。このようにして
インクドナーフィルム23は記録部2の移動量に的確に
対応した巻き取り速度で巻き取られるため、手駆動操作
によって速度が変化しても移動量とインクドナーフィル
ムの周速の整合が保たれる。
前記接触検知手段30は、記録紙B上で転動する検知ロ
ーラ31と、検知ローラ31の記録紙Bへの接触、非接
触を検出する接触検知部32と、接触検知部32の信号
によってIDF供給ロール22の回転を停止させるスト
ッパ手段33とを備えている。検知ローラ31はばねな
どの付勢手段(図示せず)によ′って常に下方向(記録
紙B方向)に付勢されており、記録部2の筐体12を記
録紙B上に載置すると、記録紙Bによって押し上げられ
るため、この付勢力に抗して上方に移動する。一方、筐
体12を持ち上げて記録紙Bから離すと、付勢手段によ
って下方向に移動する。接触検知部32はこの検知ロー
ラ31の移動を光学的あるいは機械的に検出する。光学
的な検出は、例えば、検知ローラ31にスリット(図示
せず)を形成し、このスリットの両側に発光素子および
受光素子(いずれも図示せず)を設けた光センサでも良
く、検知ローラ31に簡単にマークを形成し、このマー
クの移動量を光学的に検知するイメージセンサ(図示せ
ず)でも良い。一方、機械的な検出は、例えば、検知ロ
ーラ31と一体的に上下動するロンドやアーム(いずれ
も図示せず)などを用い、これらとストッパ手段33と
を連結することによって構成することができる。なお、
光学的な検出を行う接触検知部の場合には、上記センサ
に加えて、このセンサの出力信号によってストッパ手段
33を駆動する駆動部(図示せず)が適宜、組み込まれ
るものである。ストッパ手段33は接触検知部32から
の指令に基づいてIDF供給ロール22の回転をロック
したり、このロックを解除するように作用する。図示例
ではストッパ手段33は折曲端部が先尖形状のロック爪
34と、IDF供給ロール22の片端部に形成された複
数条のロック溝35とからなっている。ロック爪34は
ロック溝35に対して接近および離反するように作動し
、ロック溝35にロック爪34が噛合するとIDF供給
ロール22の回転が停止する一方、ロック爪34の離反
によってこの噛合が解除されると、IDF供給ロール2
2が回転可能な状態となる。この場合、ロック爪34の
ロック溝35への噛合は検知ローラ31が記録紙Bから
離れた非接触状態、すなわち、記録部2全体を記録紙B
から持ち上げる状態で行うように制御される。すなわち
、画像の記録を終了し、記録部2を記録紙B上から持ち
上げる時にロック爪34とロック溝35とが噛合してI
DF供給ロール22の回転が強制的に停止する。従って
、記録部2の持ち上げとほとんど同時にIDF供給ロー
ル22からのIDF23の供給が停止するため、IDF
23の余分な送り出しがなく、IDF供給ロール22側
でのIDF23のたるみやしわの発生を防止することが
できる。なお、記録部2の筐体12を記録紙B上に載置
すると、検知ローラ31が押し上げられ、これによりス
トッパ爪34がストッパ溝35から離れて噛合が解除さ
れる。これによりIDF供給ロール22は回転可能とな
り、記録部2の走査に伴って回転し、IDF23の供給
が行われる。
このような接触検知手段30を備える場合には、複写装
置1を持ち上げて記録部2の筺体12を記録紙Bから離
すと、IDF供給ロール22が瞬時に強制的に回転ロッ
クされてIDF23の送り出しが停止する。従って、サ
ーマルヘッド25の後方で記録紙Bに固着しているID
Fをそのまま引き剥がすことができ、鮮明な画像の記録
が可能となる。IDF23による記録紙Bへの記録はサ
ーマルヘッド25の発熱で行われ、この熱によりIDF
23に含浸されているインクやワックスが溶融して記録
紙B上に転写される。この転写後、所定の冷却時間(例
えば、約0.3 sec )を経てワックスが固化する
ことにより確実な濃度の画像を得ることができる。すな
わち、鮮明な画像を得るにはインクやワックス溶融後の
IDF23が記録紙Bと所定時間の間、固着状態を維持
する必要がある。接触検知手段30を備える場合には、
IDF供給側からのIDFの送り出しが停止されるため
、サーマルヘッド25後方へのIDFのはみ出しがなく
、サーマルヘッド25後方に位置した転写後のIDF2
3の記録紙Bとの固着状態を維持することができる。こ
れによりワックスの固化が確実に行われ、画像を鮮明に
することができる。
次に、上記構成によって記録紙Bに記録を行う操作を説
明する。
まず、第3図(a)のように読取部3を手前に約90度
折り曲げて複写装置1をライトモードとする。この状態
で記録部2下端面を記録紙B上に載置し、手でリード/
ライトボタン5を押しながら記録部2を記録紙Bに軽く
圧接し、全体を記録紙B上端から下端方向、すなわち、
副操作方向に移動させる。この状態では接触検知手段3
0の検知ローラ31が上動して、ストッパ手段33のロ
ックが解除されるためIDF供給ロール22は回転可能
状態となっている。また、ドライブロール13.14の
少なくとも一方が記録紙Bに接触し、移動によってドラ
イブロール13が直接またはドライブロール14および
ベルト15を介して回転し、ベルト16.18を介して
エンコーダ17および回転シャフト19が回転する。エ
ンコーダ17は移動距離に応じた位置信号を出力すると
、制御部27はメモリ28から画像信号を読み出してサ
ーマルヘッド25を駆動する。同時に回転シャフト19
は周速差を補正するトルク伝達部20を介してIDF巻
取ロール21を回転させ、この回転がIDF供給ロール
22のバックテンションに抗してIDF23を引き出し
て巻き取る。これによってIDF23がサーマルヘッド
25を通過する。
このとき、サーマルヘッド25の発熱抵抗体が画像信号
に応じて選択的に発熱すると、IDF23を加熱してイ
ンク等を溶融し、記録紙B−に画像を記録する。
第25図は接触検知手段30の別個の斜視図を示し、記
録紙B上を転接する検知ローラ31がブラケット36に
軸支されている。ブラケット36は筐体12の内側面に
上下移動可能に設けられており、ばね37によって上方
へ付勢されている。これにより検知ローラ31も上方に
付勢されている。また、ブラケット36にはエンコーダ
17が支持されており、エンコーダ17のシャフトと検
知ローラ31との間にベルト38が掛は渡されている。
このような構造では検知ローラ31はばね37のばね力
で記録紙B上に押し付けられるため、複写装置1を走査
すると、検知ローラ31はその移動量に応じて回転し、
この回転がベルト38を介してエンコーダ17に伝達さ
れて移動量がカウントされる。すなわち、検知ローラ3
1ば複写装置の移動量を検出するローラをも兼ねるもの
である。なお、ブラケット36にはロック爪34が一体
的に形成されると共にIDF供給ロール22にはロック
爪34が噛合するロック溝35が刻設されており、これ
らの噛合および解除によりIDF供給ロール22の回転
停止およびその解除が行われる。
このような構成において、記録部2の筐体12を記録紙
B上に圧接すると、検知ローラ31と共にブラケット3
6が上動してロック爪34とロック溝35との噛合が解
除され、筐体12の移動に伴ってIDF供給ロール22
が回転し、IDF23の供給が円滑に行われる。そして
、この供給でIDF23はサーマルヘッド25により加
熱されて記録紙Bと固着する。この固着状態はガイドバ
ー26がサーマルヘッド25の位置に移動するまで、す
なわち、ガイドバー26とサーマルヘッド25との距離
りの間維持されて画像の転写が行われる。次に、筐体1
2を記録紙Bから持ち上げると、ばね37のばね力で検
知ローラ31、ブラケット36が一体的に下動して、ロ
ック爪34がロック溝35と噛合する。これによりID
F供給ロール22の回転がロックされ、余分なIDF2
3の送り出しがないため、インクやワックスを固化した
後に、サーマルヘッド25後側で記録紙Bと固着してい
るIDF23を記録紙Bから剥離することができる。
第26図および第27図はIDF23の交換を容易にす
るため、IDF供給ロール22、IDF巻取ロール21
を含む部材をカートリッジ40として、記録部2の筺体
12に着脱可能としたものである。カートリッジ40は
筐体12の下端解放部分に嵌着可能なユニットフレーム
41と、ユニットフレーム41に両端が枢支されたID
E供給ロール22およびID’F巻取ロール21と、フ
レーム41に掛は渡された2本のドライブローラ13.
14とを有し、IDF23はIDF供給供給 口5ル22から引き出されてrDF巻取ロール21に巻
き取られるようになっている。ユニットフレーム41は
上端面に挿入窓41aが開口されており、カートリッジ
40を筐体12下端部から嵌め込むと、挿入窓4iaか
らサーマルヘッド25とサーマルヘッド25を挟持する
ガイドバー42.43とがカートリッジ40内に挿入さ
れてサーマルヘッド25下端の発熱抵抗体がIDF23
と接触する。図示例において、ガイドバー42.43は
垂直な板状に成形されてカートリッジ40の挿脱時の案
内を行うと共に、下端部は円弧状の突起部となってID
F23の巻き取りの案内を行うようになっている。
第28図はカートリッジ40における機構部分を示し、
IDF供給ロール22の端部の外面およびIDF巻取ロ
ール21の端部の外面にはギヤ44.45がそれぞれ形
成されている。また、ガイドバー42.43の外面にも
ラック46.47がそれぞれ形成されている。ラック4
6はIDF供給ロール22のギヤ44に対応してガイド
ハー42に形成され、ラック47はIDF巻取ロール2
1のギヤ45に対応してガイドバー43に形成されてい
る。これらラック46.47はカートリッジ40の挿脱
時に各ギヤ44.45に噛合すると共に、カートリッジ
40を筺体12に完全に嵌着した後はギヤ44.45と
噛合しないような長さで形成されるうカートリッジ40
の嵌着状態ではIDF巻取ロール21およびIDF供給
ロール22を記録部2の移動と共に回転させる必要があ
るためである。
このような構成では、カートリッジ40の挿脱操作によ
ってIDF23の交換ができるため、その交換が容易で
あり、新たなIDF23あるいは有彩色のIDF23へ
の取り換え操作が簡単となる。この操作において、カー
トリッジ40を筐体12から抜き取る場合(第10図に
おいて、カートリッジ40を下方向に引く場合)、ギヤ
44がランク46に噛合し、ギヤ45がラック47に噛
合する。そして、カートリッジ40をさらに同方向に引
くと、ギヤ44を有するIDF供給ロール22が矢印の
ように時計方向に回転し、ギヤ45を有するIDF巻取
ロール21が矢印のように反時計方向に回転する。これ
ら各ロール22.21の回転はIDF23をそれぞれの
ロール22.21に巻き取る方向であるので、ロール2
2.21間に垂れ下がった部分(この部分はサーマルヘ
ッド25に接触するためロール22.21間で垂れ下が
っている。)は各ロール22.21に巻き取られる。従
って、カートリッジ40を筺体12から引き抜いた状態
ではIDF23には垂み部分がなくなっており、その後
の処理が便利となる。次に、このような抜き取ったカー
トリッジ40を再び筐体12に装着するには、カートリ
ッジ40を筐体12下端部から挿入して行われるが、こ
の挿入の際にはギヤ44がラック46と噛合してIDF
供給ロール22が反時計方向に回転すると共に、ギヤ4
5がラック47と噛合してIDF巻取ロール21が時計
方向に回転する。これらの回転方向はIDF23を各ロ
ール22.21から引き出す方向であるため、ID23
はロール22.21間で垂み部分が生し、サーマルヘッ
ド25との接触を支障なく行うことかできる。
なお、上記実施例ではIDF供給ロール22、IDF巻
取ロール21の双方にギヤを設けたが、いずれか一方の
ロールのみに形成しても良く、この場合にはラックもい
ずれか一方で良いため、構造を簡略化することができる
第29図および第30図はカートリッジ40の別個を示
し、カートリッジ40はIDF供給ロール22およびI
DF巻取ロール21がフレーム41に掛は渡されて構成
されている。すなわち、ドライブローラ13.14は記
録部2の筺体12内にあらかしめ取り付けられており、
IDF巻き取り関係の部材のみによってカートリッジ4
0が構成されている。このカートリッジ40は筐体12
内に設けられた支持プレート50.51間に挿入されて
、これらプレート50.51により位置決めされる。こ
の内、支持プレート50はドライブローラ13.14お
よびトルク伝達部20を軸支しており、(・ルク伝達部
20の出力軸(図示せず)が支持プレート50を貫通し
、カートリッジ40内のIDF巻取ロール21の片端部
(図示例では左端部)内に挿入されて、■DF巻取ロー
ル21の回転を行うようになっている。一方、プレート
51には位置決めピン52が設けられており、カートリ
ッジ40のフレーム41にはこの位置決めピン52が貫
入するスリット(図示せず)が形成されている。カート
リッジ40はこの位置決めピン52およびトルク伝達部
20の出力軸との保合によって筐体12内の定位置に取
り付けられる。
このような構成に加えて、筐体12の長手方向端部(図
示例では右端部)の内面にはカートリッジ固定手段53
が設けられている。カートリッジ固定手段53はカート
リッジ40のフレーム41を支持プレート50方向に付
勢するものであり、この付勢によってカートリッジ40
内のIDF巻取ロール21はトルク伝達部2o方向に押
圧されると共に、フレーム41を支持プレ−ト51方向
に押圧して支持プレート51の位置決めピン52からの
脱却が阻止されている。これにより、カートリッジ40
の定位置での固定が強固になされるため、記録部2の移
動に伴うトルク伝達部20の回転力によってカートリッ
ジ40が支持プレート50.51から外れることがなく
、IDF23の巻き取りを円滑、がっ、確実に行うこと
ができる。また、運搬時等の衝撃、振動によってもカー
トリッジ40が外れることがない。図示例ではカートリ
ッジ固定手段53として、「C」字形に屈曲された板ば
ねが使用され、その屈曲片がカートリッジ4゜のフレー
ム41外面を押圧しているが、これに限らず、コイルば
ね、ゴム板等の他の部材であっても良い。
第31図および第32図はカートリッジ40のさらに別
個を示し、カートリッジ40はIDF供給ロール22お
よびIDF巻取ロール21がカセットフレーム48に軸
支されて構成されている。
このカートリッジ40は全体がユニットフレーム49に
挿脱可能に組み込まれるものである。
ユニットフレーム49はフックなどの適宜の係着手段(
図示せず)によって記録部2の筐体の下端部に着脱可能
に嵌着されて、記録部2の一構成部材となるものである
。このため、ユニットフレーム49はヘルド18が掛は
渡された2本のドライブローラ13.14を下端部に有
すると共に、一方のドライブローラ13にベルト(図示
せず)を介して連結されて回転する伝達駒54を有して
いる。伝達駒54はカートリッジ40の巻取ロール21
の片端面に挿入されて巻取ロール21と係合し、ドライ
ブローラ13.14の回転を巻取ロール21に伝達する
ものであり、これによりIDF23の巻取りが行われる
また、ユニットフレーム49内にはカートリッジ40を
下方から支承する円弧形状のガイド板56が設けられて
おり、カートリッジ40の安定した保持を行うようにな
っている。ユニットフレーム49は片側の側端部が開放
されており、この側端部からカートリッジ40が差し込
まれて、その着脱が行われる。このカートリッジ40の
カセットフレーム48は全体がプラスチックの一体成形
によって成形されて軽量化が図られており、このカセッ
トフレーム48の片側端部は下方に延設され、その延設
部分に位置決め穴56が形成されている。一方、ユニッ
トフレーム49の外側面にはこの位置決め穴56内に挿
入される位置決めピン55が設けられており、このピン
の挿入よりカートリッジ40はユニットフレーム49の
定位置に固定されるようになっている。なお、カートリ
ッジ40のカセットフレーム48は中央の上下部分が開
放されてサーマルヘッド(図示せず)がカセットフレー
ム48内に挿入されてIDF23との接触が行われる。
57はIDF供給ロール22の片端面に挿入されてID
F供給ロール22の軸支を行うピンである。このような
カートリッジ40の装着状態では、その不用意な脱落を
防止する必要があり、カートリッジ40とユニットフレ
ーム49には相互に係合する係合部材58が設けられて
いる。本実施例ではユニットフレーム49の上部から同
フレーム49内に突出する係合プレート58bと、カー
トリッジ40のカセットフレーム48の上端面に突出さ
れた係合突起58aとからなっている。ここで、保合突
起58aはカートリッジ40の装着時には係合プレーl
−58bの一端面に保合可能であり、かつ、カートリッ
ジ40のユニットフレーム49への挿入の際には係合ブ
レー)58b下面を接触通過可能な高さとなるように形
成されている。従って、係合突起58aはカートリッジ
40の挿入時には、その支障とならず、カートリッジ4
0の装着後は保合プレートに係合してカートリッジ40
の不用意な脱落を防止する。なお、保合部材58として
は相互に係脱可能なフックなどであっても良い。一方、
カートリッジ40の取り出しの際には係合プレート58
bと係合突起58aとの保合を解除する必要があり、そ
の解除機構59が設けられる。本実施例ではカートリッ
ジ40のカセットフレーム48がプラスチツクで成形さ
れており、適宜の押圧によりその部分が窪むことがら、
この性質を利用した解除機構となっている。すなわち、
解除機構59は係合突起58a近辺を押圧して係合突起
58aを押し下げる構造であり、専用の解除部材を必要
としない。かかる押圧位置の目安および押圧時の滑り止
めを行うと共に、抜き取り方向のスライド力をカートリ
ンジ40に作用させるため、保合突起58a付近に複数
の突条59を形成することで解除機構が構成されている
。この場合、突条59に限らず、ローレットでも良く、
また、円弧状の凹部であっても良い。
第33図および第34図はサーマルヘッド25を通過す
るIDF23の案内部材60を設けた実施例であり、案
内部材60はサーマルヘッド25を囲むように設けられ
、筐体12内にねし止め、溶接等によって固定されてい
る。この案内部材60はIDF23の供給側に位置する
第1のガイド面61と、IDF23の巻き取り側に位置
する第2のガイド面62とを有しており、サーマルヘッ
ド25はこれらガイド面61.62で形成される閉断面
通路内に挿入される。第35図はサーマルヘッド25の
案内部材60への挿入状態を示し、案内部材60は筺体
12に連結されるフランジ部63が両側に形成されてい
る。また、制御基板27およびサーマルヘッド固定プレ
ート29によって両側に挟まれてこれらと一体化された
状態のサーマルヘッド25の取付溝64が両側に形成さ
れている。この取付溝64は一体化されたサーマルヘッ
ド25、制御基板27、サーマルヘッド固定プレート2
9の両端部が嵌入される寸法に形成されており、その挿
入によりサーマルヘッド25は案内部材60内に強固に
固定される。この挿入状態でサーマルヘッド25を走査
した場合、取付溝64によって走査方向におけるサーマ
ルヘッド25の前後方向の支持が行われ、走査方向に移
動することがないため、サーマルヘッド25のがたつき
がなく、安定した画質の転写が可能となる。なお、取付
溝64はサーマルヘッド25の挿入方向(上下方向)が
解放されており、転写時にサーマルヘッド25に加えら
れる加圧に対しては自由に上下するため、加圧をスムー
ズに行うことができる。
案内部材60の第1のガイド面61および第2のガイド
面62は記録紙Bに画像を記録する際に、IDF23が
摺接する。これらガイド面61.62はIDF23が円
滑に案内される形状および位置に形成される。第1のガ
イド面61はIDF供給ロール22から供給されるID
F23をサーマルヘッド25に案内するものである。こ
の第1のガイド面6エからのサーマルヘッド25への1
DF23の供給においては、II)F23が適度のテン
ションを付与されて円滑に移動するのが好ましい。この
ため、第36図のように、第1のガイド面61は下端縁
がサーマルヘッド25の下端面よりも高い位置となるよ
うにサーマルヘッド25の下端面と量αを有して設けら
れると共に、IDF23の接触点における法線と水平軸
とのなす角度Tが所定値となるように設定される。これ
らαおよびTはIDF23の基材の種類、厚み等によっ
て適宜、選定され、例えば、IDFの基材が、例えば、
0.6μm厚のポリエステルフィルムの場合には、αは
約1.5mm、γは約41°として設定することが″で
きる。さらに、第1のガイド面61がIDF23と接触
する部分(下端縁)は中方向の両端に比べて中央部分が
幾分、下方に隆起する形状が好ましい。第37図はこの
第1のガイド面61の下端縁61aの形状を示し、下端
縁61aの両端を結ぶ直線をy軸とし、このy軸に対し
て第1のガイド面61の中央部分からy軸を形成した場
合、第1のガイド面61の下端縁61aはy軸と交わる
中央部分が最も低い極小値となり、この極小値の両側は
同曲率で上昇する2次曲線となっている。このような形
状とすることで、第1のガイド面61の下端縁61aに
接触したIDF23はその中方向両側に向かうテンショ
ンが付与され、しわ、スキュ−等の発生がなくなり、円
滑な供給が行われる。なお、極小値の数値としてはID
F23が上述の基材および厚さの場合、0.15mm±
50μmの範囲が好適である。次に、IDF23の巻き
取り側に設けられる第2のガイド面62はサーマルヘッ
ド25の発熱によって記録紙Bに固着されたIDF23
を円滑に引き剥がすために設けられる。この場合、ID
F23中のワックスが固化する間(既述した冷却時間約
0.3sec)、IDF23を記録紙Bに接触させてお
き、その後、引き剥がすことが転写濃度の点から好まし
く、しかも引き剥しは記録紙Bの巾方向で同時に行うの
が好ましい。第2のガイド面62ばこのうよな点を考慮
して形成され、第36図のように、サーマルヘッド25
の下端面と第2のガイド面62の下端面との間隔δおよ
びサーマルヘッド25下端面からの第2のガイド面62
の下端面の高さβが適宜、選定される。これらの数値は
IDF23の材質等によって変更されるものであり、例
えば、上述の場合にはδは約3.5mm、βは0.2m
m以下が好ましい。さらに、IDF23と接触する第2
のガイド面62の下端面は水平な直線で形成される。こ
れにより、転写後のIDF23は第2のガイド面62に
よって円滑に記録紙Bから引き剥がされ、鮮明な安定し
た画像を形成することができる。
なお、上記のような第1のガイド面61および第2のガ
イド面62は、第22図および第23図に示すガイドバ
ー24および26を上述のような形状、寸法に形成し、
所定位置に設けることによっても得ることができる。
第38図はサーマルヘッド25の転写の制御の一例を示
すブロック図である。この制御は転写開始時点において
転写を行うことなくIDF23を空送りすることにより
、転写当初に生じているIDF23のしわを除去するた
めのものである。転写制御手段65はドライブローラ1
3の回転を受けるエンコーダ17からのパルス信号を計
測して手駆動の走査による記録部の移動量を換算するカ
ウンタ66と、このカランり66からの移動量と転写開
始位置設定部68からの設定値とを比較する比較器67
と、転写開始位置を設定する転写開始位置設定部68と
、比較器67からの信号によりサーマルヘッド25を駆
動する駆動部69とを備えている。このような転写制御
手段65は、例えば、第22図および第23図に示すサ
ーマルヘッドの制御基板28に組み込まれるものである
。転写開始位置設定部68はサーマルヘッド25を記録
紙B上に圧接した位置からサーマルヘッド25を記録紙
B上で移動させた場合、転写を行わない領域(無転写領
域)を設定するものである。カウンタ66はサーマルヘ
ッド25を記録紙Bに圧接した時点を「0」とカウント
し、エンコーダ17から入力されたパルス信号からサー
マルヘッド25の移動量を胴単位あるいは0.1胴単位
で計測する。比較器67はこの移動量と設定値とを比較
する(8パルス/ mm )。比較の結果、移動量〈設
定値の場合には駆動部69に信号を発しないが、移動量
≧設定値の場合には駆動部69に信号を発し、これによ
り駆動部69はサーマルヘッド25を駆動する。この駆
動によって記録紙Bへの転写が行われるが、この駆動が
開始されるまでの間、IDF23は所定量が空送りされ
てIDF巻取ロール21に巻き取られている。この空送
りによりIDF23はバックテンションがかけられてい
るIDF供給ロール22と、IDFを巻き取るIDF巻
取ロール21との間で引張られてテンションを付与され
るため、空送り中にしわ等が除去される。
従って、転写開始の際には第39図のように、IDF2
3は適宜の緊張状態となっているため、転写後は等のな
い良好な転写を行うことができると共に、巻き取りも円
滑に行うことができる。
なお、このような作動は転写制御手段65を組み込まな
くてもIDF巻取ロール21の巻き取り量を設定するこ
とで可能である。すなわち、IDF巻取ロール21の巻
き取り量がサーマルヘッド25を通過するIDF23の
移動量よりも常に多くなるように、IDF巻取ロール2
1を付勢することにより行うことができる。
第40図および第41図は読取部および記録部を個々独
立させ、これらをコードによって接続した手駆動型複写
装置を示し、第40図は読取装置110を、第41図は
記録装置120を示す。
読取装置110は原稿Aに光を照射するLEDアレイ等
の光源111と、光源111によって照射された原稿面
の画像を結像させるレンズアレイ112と、レンズアレ
イ112からの光画像を光電変換するCCDアレイ等の
イメージセンサ113と、光源等に電気を供給するバッ
テリ114 と、イメージセンサ113によって読み取
られた画像情報を処理する読取処理部115(積分回路
、2値化回路を含む)と、以上の各部材を内蔵する筐体
116とから構成される。
筐体116の下端面には原稿Aへの光通路となる読取窓
117が形成されている。また、この読取装置110の
読取処理部115と記録装置120のメモリ128とは
コード118により接続されており、読取装置110の
読取窓117を原稿面に密着させて副走査(矢印方向)
を行うことにより、原稿Aの画像情報は記録装置120
のメモリ128内に格納される。
次に、記録装置120は第41図に示すように、サーマ
ルヘッド121およびドライブローラ122.123が
下部に取り付けられ上下に移動可能なヘッドケース12
4と、IDF125をサーマルヘッド121に供給する
IDF供給ロール126と、I D F 125を巻き
取るIDF巻取ロール127と、読取装置110からの
画像情報を記録するメモリ128と、メモリ128から
画像情報の信号を読み出すと共にこの信号に対応してサ
ーマルヘッド121を発熱させるコントローラ129 
と、サーマルヘッド121に電気エネルギを供給するバ
ッテリ130と、以上の部材を収納する筺体131とを
備えている。また、ヘッドケース124を記録体Bに押
圧するばね132等の付勢手段と、このばね132によ
る付勢力に抗してヘッドケース124の下動を規制する
ストッパ133とが筐体1’31内に設けられている。
さらに、筐体131の上部外面にはスイッチ134を備
えた表示手段135が設けられている。表示手段135
はデイスプレィ部(図示せず)を有しており、スイッチ
134を押すと、コントローラ129からの指示によっ
てメモリ128に記憶された情報の表示を行うようにな
っている。このような記録装置120を紙、壁、板材な
どの記録体Bに押し付けると、ばね132の付勢力によ
りIDF125とサーマルヘッド121は適圧で記録体
Bに押圧される。この状態で記録装置120全体を矢印
方向(副走査方向)にスライドさせると、IDF125
はIDF供給ロール126からIDF巻取ロール127
に順次、巻き取られサーマルヘッド121に供給される
。一方、コントローラ129はメモリ128から画像情
報を読み出すと同時に、読み出された画像情報に対応し
てサーマルヘッド121を発熱させるため、IDF12
5のインクが記録体Bに転写されて画像の記録が行われ
る。
このような記録に先立って表示手段135のスイッチ1
34をONすると、コントローラ129はメモリ128
に格納されている画像情報を読み出し、これをデイスプ
レィ部に表示する。この表示はメモリ128内の画像情
報の主走査方向のサイズ(すなわち、画像情報の巾)お
よび副走査方向のサイズ(すなわち、走査すべき距離)
を絶対値(例えば、胴)や数直線等に換算して行う。操
作者はこの表示を見て、転写に必要な巾および長さを有
する記録体を選択することができるため、記録体の寸法
不足がなく、過不足のない転写が可能となる。ここで、
主操作方向および副操作方向のサイズの表示は所定の長
さのLEDアレイからなる長さ表示を有し、メモリ内の
画像情報をその大きさに対応して点灯表示しても良く、
主走査方向の場合は最大サイズを100とした場合の相
対比であっても良い。また、表示はスイッチ134をO
Nしたときのみでも良く、転写が完了するまで継続して
も良い。さらには主走査方向および副走査方向を交互に
表示しても良く、これらの内、いずれか一方だけを表示
しても良い。なお、表示手段135の取り付は位置は操
作者が見易い位置であれば筐体の側面であっても良い。
上記表示手段135での表示においては、メモ1月28
に格納されている画像情報の最大中と最小巾とを表示す
るようにしても良い。この最大中および最小巾の表示は
メモリ128にストックされている画像情報のイメージ
巾をコントローラ129によってチエツク表示するもの
である。この場合の表示は最大中および最小中を絶対値
で行っても良く、最大中を100としたパーセント値で
行っても良く、あるいは答中に対応してLEDアレイを
点灯表示しても良い。
なお、上記構成は記録装置110がコード118によっ
て接続されているが、読取装置110で読み取られた画
像情報を磁気カード等の外部記憶媒体に格納し、記録装
置120はこの記憶媒体を使用して記録するようにして
も良く、これによりコードが不要となる。また、表示手
段は第1図のように、記録部と読取部を一体化した複写
装置にも同様に適用することができ、この場合、表示手
段は記録部の外面に設けるのが好ましい。
第42図は−の筐体141に記録機構と読取機構とが組
み込まれた手駆動型複写装置140を示す。この複写装
置140は第40図の読取装置と第41図の記録装置を
同一筐体141内に収納したものであるため、第40図
および第41図と同一要素は同一符号を付して対応させ
である。
すなわち、記録機構はサーマルヘッド121およびドラ
イブローラ122.123が取り付けられたヘッドケー
ス124 と、ヘッドケース124を付勢するばね13
2と、ヘッドケース124の下動を規制するストッパ1
23と、TDF125の供給ロール126および巻取ロ
ール127と、メモリ128 と、コントローラ129
とを備えており、一方、読取機構は光源111 と、レ
ンズアレイ112と、イメージセンサ113と、読取処
理部115とを備えている。この場合、記録機構および
読取機構はバッチ1月42を共通使 −用して駆動され
、読取モードと記録モードの切換スイッチ143によっ
て行われる。また、読取モードの場合にはへラドケース
124はソレノイド(図示せず)によって筐体141内
に引込んだ状態となっており、I D F 125と原
稿との接触が回避されている。一方、記録モードではソ
レノイドがリリースされてばね力でヘッドケース124
が下降し、IDF125と記録体Bとの接触が図られる
。なお、IDF125は複数のアイドルローラ146に
よって他の部材との干渉が防止されて供給される。以上
のような構成に加えて、筐体141外面には表示用スイ
ッチ144によって作動する表示手段145が設けられ
ている。表示手段145は記録モードのときに■記録体
Bの巾とメモリ128の画像情報の主走査方向のサイズ
との比較結果を表示したり、あるいは■記録体Bの巾を
表示する。
次に、■の動作を第43図のフローチャー1・に従って
説明する。記録モードの際にはイメージセンサ113が
記録体Bの巾を読み取っ′ζその情報が読取処理部11
5に逐時、入力され、その後、コントローラ129に出
力される。コントローラ129はメモリ128に格納さ
れている画像情報を読み出し、サーマルヘッド121を
発熱制御するが、これと同時に読み出された画像情報の
主走査方向のサイズ信号(Lm)と、読取処理部115
からの記録体Bの巾のサイズ信号(Lp)とを比較する
。この結果、Lm>’Lpの場合、すなわち、メモリ1
28の画像情報が記録体Bの巾より大きい場合にはラン
プ(図示せず)を点灯あるいは点滅して表示する(ブザ
ーによる音声表示でも良い)。
操作者はこの表示により記録を中止し、画像情報に合わ
せた適切な大きさの記録体Bを用意することができるの
で、誤りのない転写を行うことができる。一方、Lm≦
Lpの場合、すなわち、メモ1月28の画像情報よりも
記録体Bの巾が大きい場合にはランプ等の点灯はなく、
操作者は転写を続行することができる。
■の作動は■の作動における比較を省略したものであり
、イメージセンサ113で読み取られてコントローラ1
29に入力された記録体の巾のサイズ信号Lpを表示手
段145のデイスプレィ(図示せず)に直接、数値表示
あるいは数直線表示する。操作者はこの表示によって最
適な大きさの記録体Bを選択することができる。
第44図は表示装置145における別の表示方法を示す
。この場合の表示はメモリ128内の画像情報をデイス
プレィ147または148に表示するものである。同図
(a)はメモ1月28内の画像情報の全体を同時に表示
するものであり、スイッチ144のONによって行われ
る。例えば、1行20文字を主走査方向の最大入力能力
とし、これを副走査方向に40行格納するメモすの場合
、同図(a)のハツチングで示すように、1〜5行目ま
では左側半分に各行10文字ずつを表示し、6〜10行
目は各打金文字を表示し、11〜15行目は右側半分に
各行15文字ずつを表示し、16〜20行目は中央に1
0文字ずつを、それぞれデイスプレィ147に表示する
。操作者はこれら表示パターンを視認することによりメ
モリに格納されている画像情報の内容およびそのサイズ
を知ることができ、誤りのない転写が可能となる。同図
(b)では各行のサイズ巾を直線表示する第1のデイス
プレィ部148aと、対応する行数を数値表示する第2
のデイスプレィ部148bとによりデイスプレィ148
が構成されており、これらデイスプレィ部148a、1
48bによってメモリ内の画像情報を順に把握すること
ができる。
第45図は記録機構と読取機構が同一の筐体141内に
組み込まれた手駆動型複写装置140の別個を示す。こ
の実施例は画像の読取り操作と読取られた画像情報の記
録とを1回の走査中に同時に行うようにした複写装置で
ある。
読取機構は光源111と、レンズアレイ112と、CC
Dアレイなどのイメージセンサ113とを備え、イメー
ジセンサ113は筺体141の下端面に形成された読取
窓117からの反射光により原稿Aの画像情報を読み取
る。イメージセンサ113により読み取られた画像情報
はコントローラ129に入力され、コントローラ129
から直接、記録機構に出力される。記録機構は直接感熱
紙156が巻回された用紙ロール157と、直接感熱紙
156を加熱して画像情報を記録するサーマルヘッド1
21 とを備え、前記コントローラ129はこのサーマ
ルヘッド121の発熱動作を制御する。ここで、直接感
熱紙156の供給路上にはバッフル149と圧力バッド
150が対向して設けられており、直接感熱紙156は
これらの間を通過するときに画像の記録が行われる。こ
のため、サーマルヘッド121はバッフル149におけ
る圧力パッド150と対向する部分に設けられている。
なお、筐体141の背面下部には用紙引出窓151が形
成されており、記録後の直接感熱紙156はこの用紙引
出窓151から外部に導き出せる。以上の構成では、用
紙引出窓151から引き出された直接感熱紙156の引
き出し端を指などで押さえた状態で全体を矢印方向に走
査すると、原稿Aの画像はイメージセンサ113によっ
て読取られると同時に、読み取られた画像情報はコント
ローラ129に出力され、コントローラ129の制御に
よってサーマルヘッド121が発熱して直接感熱紙15
6に記録される。なお、以上の動作は筐体141内に設
けられたハツチ1J142により行われる。
このような構成において、原稿からの反射光の読取光路
上にはハーフミラ−152が設けられると共に、ハーフ
ミラ−152の反射光の光路上にミラー153が設けら
れている。ハーフミラ−152は原稿Aから反射光の大
部分は通過させるが、その一部分を反射させる性質を有
し、ハーフミラ−152から反射した反射光はミラー1
53によって筐体141の側面に沿って上方に導き出さ
れる。すなわち、ハーフミラ−152、ミラー153は
原稿Aからの反射光の一部を読取光路の外部に取り出す
光導出路を構成するものである。そして、この光導出路
の出射端、すなわち、筐体141の上端面には透明部材
からなるチエツクウィンド154が設けられている。チ
エツクウィンド154は第46図のように筺体141の
主走査方向に沿って設けられており、オペレータはチエ
ツクウィンド154を覗くことにより原稿Aの画像を視
認することができる。従って、複写操作開始前には、こ
のチエツクウィンド154から原稿Aの画像の内容を目
視できるため、複写すべき画像の確認およびその画像位
置に正確に合わせたセットが可能となり、誤りのない複
写を行うことができる。本実施例においてチエツクウィ
ンド154の片端部には拡大レンズ155が設けられて
おり、この拡大レンズ155はチエツクウィンド154
に沿ってスライド可能となっている。拡大レンズ155
は少なくとも画像情報の1キャラクタ分を拡大する大き
さで設けられており、拡大レンズ155を介して原稿の
画像を拡大させることにより、その視認が容易となる。
この場合、拡大レンズ155がスライド可能となってい
るところから、原稿画像に一致させる調整が可能となっ
ているが、拡大レンズ155を固定しても良く、あるい
は拡大レンズ155を省略しても良い。第47図はこの
拡大レンズ155がチエツクウィンド154の両端部に
設けられた応用例であり、これに限らず、拡大レンズは
チエツクウィンド154の中央部分に設けることも可能
であり、チェックウィンド154全体を所定倍率のレン
ズで構成しても良い。
第48図は光導出路、チエツクウィンド154を有する
実施例の応用例を示し、読取光路上に設けられるミラー
159は下端部が枢支されて揺動し、読取光路に対して
進退作動するようになっている。ミラー159は全面が
完全な反射面となっており、読取光路から退避している
状態では原稿Aからきた反射光を遮ることはないが、読
取光路に進出している状態では反射光の全てを反射して
チエツクウィンド154に導き出すように作用する。こ
のミラー159の進展作動は図示しない押ボタンなどに
よって切換え可能となっている。このような構成では、
複写前において原稿Aの画像内容のチエツクが必要の場
合や複写後において複写完了のチエツクが必要の場合な
どに、ミラー159を読取光路上に移動させて、これら
の視認を行うことができる一方、ミラー159が読取光
路から退避した状態では反射光の吸収、散乱がないため
、画像を正確に読取ることができるメリットがある。
第49図はIDF、直接感熱紙などの転写媒体を省略し
た手駆動複写装置160を示し、記録の際には第50図
に示す熱転写用シート171を別途使用する構成となっ
ている。この複写袋W160は筐体161内の上部に読
取機構が、下部に記録機構が配設されている。読取機構
はLEDアレイなどの光源162と、読取窓163に対
向して設けられ、光源162から出射して原稿から反射
した反射光を受光するレンズアレイ164 と、レンズ
アレイ164により結像された像を光電変換して読取る
CCDアレイなどのイメージセンサ165と、イメージ
センサ165により読取られた画像情報を記録するメモ
リ166とを備えている。読取操作の場合には筐体16
1を上下反転させて原稿上を副走査させて行うものであ
る。これに対し、記録機構は筺体161下部の開放口に
臨むサーマルヘッド167と、メモリ166から画像情
報を読出して画像情報に応じてサーマルヘッド167を
発熱駆動させるコントローラ168とを備えている。な
お、筺体161の下部開放口にはエンコーダ(図示ぜす
)などに接続されたドライブローラ169が設けられて
いる。また、筐体160の前面には第15図のように読
取操作、記録操作のON、OFFを行うスタートボタン
170が設けられている。
熱転写シート171 は第50図に示すように、IDF
シート172 と、このIDFシート172の周辺部に
張設される枠体173とを備えている。IDFシート1
72は下面がインク含浸面となっており、記録の際には
インク含浸面が記録紙Bに接するように載置される。枠
体173はボール紙などの厚紙、プラスチック枠など適
宜の剛性を有する素材が使用される。このうよな枠体1
73がIDFシート172に張設すると、IDFシー目
72には所定の引張力が付与されるため、記録時におけ
るしわや屈曲などがなく、転写ぬけのない良好な記録が
可能となる。
第51図は以上の複写装置160および熱転写用シー目
71を使用して記録を行う操作を示す。熱転写用シート
171は記録紙B上に重合するように積載され、この熱
転写用シート171上に複写装置160が載置される。
そして、スタートスイッチ170を押しながら複写装置
160を矢印方向に移動させると、コントローラ168
のff1lJ?卸によってサーマルヘッド167が発熱
するため、IDFシー目7目的2内ンクが記録紙B上に
転写されて記録が行われる。
このような構成では複写装置160にIDF  ・を組
み込む必要がないため、構造を簡略化することができる
。また、IDFは消耗材であり、その交換傾度が多いが
、この交換も不要となる。さらに熱転写用シート171
のIDFシート172に種々の色のインクを含浸させた
ものを個々に用意することにより、着色の異なった記録
を容易に行うこともできる。
第52図は手駆動型複写装置に対して記録紙を供給する
用紙搬送装置230を示す。ベース231にブラケット
232が取り付けられ、ブラケット232の両側にはガ
イドビン233が立設されている。手駆動型複写装置の
記録部2の筐体にはガイドビン233が挿入されるピン
受は筒234が設けられ、ガイドビン233の挿入によ
って記録部2はベース231の定位置に固定されて記録
操作が行われるようになっている。手駆動型複写装置の
記録部2としては第22図、第26図、第33図、第4
1回に図示される各種のものを使用することができるが
、本実施例ではIDF23の交換を容易にしたカートリ
ッジ形式(第22図)の読取部2への適用について説明
する。すなわち、この記録部2は第53図に示すように
、筐体12下端にカートリッジ40が着脱可能に差し込
まれるものであり、カートリッジ40にはIDF供給ロ
ール22およびIDF巻取ロール21が収納されている
。また、記録部2の下端部にはドライブローラ13.1
4が配設されており、この内、一方のドライブローラ1
4がエンコーダ(図示せず)に連結されている。IDF
23はIDF供給ロール22から引き出されてサーマル
ヘッド25を通過した後、IDF供給ロール21に巻き
取られるが、このIDF23の供給は用紙搬送装置23
0に加えられた回転力によって行われるようになってい
る。
用紙搬送装置230は3本の搬送ローラ235.236
.237がブラケット232に平衡に掛は渡されている
。これらローラ235.236.237は記録紙Bが第
53図右端の入口から差し込まれると、記録紙Bをサー
マルヘッド25に供給するものであり、ローラ235は
一方のドライブローラ13と接して記録紙Bをローラ2
36に供給するように作用する。ローラ236はサーマ
ルヘッド25に接しており、記録紙Bをサーマルヘッド
25に押圧してサーマルヘッド25の発熱によるIDF
23の転写を確実に行うように作用する。ローラ237
は他方のドライブローラ14と接して、これを回転させ
るように作用する。このドライブローラ14の回転によ
ってエンコーダが位置検出を行い、その信号をコントロ
ーラ(図示せず)に出力するため、サーマルヘッド25
の発熱駆動を記録紙Bの供給に応じて制御することがで
きる。このような搬送ローラ235.236.237を
回転させるため、ハンドル238がベース231の片側
の側面に着脱可能に取り付けられると共に、ハンドル2
38の回転軸と搬送ローラ236の回転軸との間に複数
の中間ギヤ239が設けられている。これに対して搬送
ローラ236の両側の搬送ローラ235.237はその
回転軸に噛合する回転力伝達歯車239.240によっ
てローラ236と連結されている。すなわち、各搬送ロ
ーラ235.236.237の回転軸にはそれぞれ歯車
235a、236a、237aが形成されており、回転
力伝達歯車239.240はこれら歯車の間に設けられ
ている。この内、回転力伝達歯車239は搬送ローラ2
35の歯車235と搬送ローラ236の歯車236aと
の間に設けられ、回転力伝達歯車240は搬送ローラ2
36の歯車236aと搬送ローラ237の歯車237a
との間に設けられている。これら回転力伝達歯車239
.240はハンドル238の回転力を搬送ローラ235
.236.237に伝達し、搬送ローラ235.236
.237は同一の方向に同一の回転速度で回転して記録
紙Bの搬送する。この内エンコーダ側(左側)の搬送ロ
ーラ237と記録部2のサーマルヘッド25下方の搬送
ローラ236との間に位置する歯車240には鉛直上方
に延びるコントロールアーム241が取り付けられてい
る。
コントロールアーム241は上端面が記録部2の筺体1
2の下端面に当接し、記録部2の自重および記録部2に
作用させる押圧力を受げて歯車236aおよび237a
に噛合させるように作用する。さらに、この回転力伝達
歯車240の回転軸はエンコーダ側の搬送ローラ237
の回転軸と連結アーム242により連結されている。
連結アーム242は第54図に示すように、搬送ローラ
237の回転軸に回転可能に取り付けられており、その
回転によって回転力伝達歯車240はサーマルヘッド2
5下方の搬送ローラ236の歯車236との噛合および
その離脱を行う。そして、回転力伝達歯車240はばね
などの適宜の付勢手段(図示せず)によって歯車236
aとの噛合離脱方向に付勢されている。
以上の構成において、記録部2をベース231上に固定
し、記録紙Bはサーマルヘッド25下方の搬送ローラ2
36に供給される。ハンドル238の回転と同時にリー
ド/ライトボタン5(第1図参照)を押しながら適宜の
押圧力を記録部2に作用させる。この押圧力はサーマル
ヘッド25が記録紙Bを搬送ローラ236に押圧させる
程度で十分であり、これによりIDF23による転写が
良好に行われる。この押圧力が不十分な場合、あるいは
第53図(b)のように記録部2のセット前の場合には
、付勢手段の付勢力によって回転力伝達歯車240が搬
送ローラ236の歯車236aとの反噛合方向に回動し
て噛合の離脱が行われる。従って、搬送ローラ236と
237の連結が断たれ、ハンドル238の回転力は搬送
ローラ236に伝達されない。しかも、この搬送ローラ
236はエンコーダに連結されており、エンコーダの信
号がコントローラに出力されないため、サーマルヘッド
25は発熱駆動しない。これによりメモリ内の画像情報
の読出しが停止してホールド状態となる。従って、押圧
力不足状態あるいは複写装置のセット前にかける記録が
なされず、所定の押圧状態でのみ記録が行われるため、
良好な転写が可能で転写抜けもなくなる。
第55図ないし第57図は上記用紙搬送装置230の変
形例を示し、ベース231の右側にギヤボックス243
が形成され、ギヤボックスからハンドル軸244が抜き
出されている。また、ベース231上には支持ボックス
245が回転可能に取り付けられ、この支持ボックス2
45の上面が開口されて取付口246から挿入されて記
録が行われる。前記ハンドル軸244は複数の中間ギヤ
239を介してエンコーダ側の搬送ローラ237の歯車
237aに連結されている。また、回転力伝達歯車24
0はコントロールアーム241によってギヤボックス2
43の側面に回転可能に軸支されており、コントロール
アーム241はばね246によって反噛合方向に付勢さ
れている。さらに、前記支持ボックス245とベース2
31 との間には相互に吸着するマグネッ)247.2
48が取り付けられて、支持ボックス245の位置決め
およびその固定が行われるようになっている。
第58図ないし第60図は記録紙の搬送を自動で行うよ
うにした用紙搬送装置230を示し、ベース231の側
方にモータ250が設けられ、モータ250に取り付け
られた駆動ギヤ251 と搬送ローラ236の歯車23
6aとが中間ギヤ239を介して連結されている。従っ
て、モータ250の回転駆動によって搬送ローラ236
および235.237が自動回転して記録紙の自動供給
が行われる。この場合、搬送ローラ236の歯車236
aと搬送ローラ235および237の歯車235aおよ
び237aとの間には回転力伝達歯車239.240が
配設されており、左側の回転力伝達歯車240はコント
ロールアーム241が取り付けられると共に、ばねなど
によって反噛合方向に回動するように付勢されている。
そして、この回転力伝達歯車240の下方にスイッチ手
段252が設けられている。スイッチ手段252はモー
タ250の電源(図示せず)のON、OFFを行うもの
であり、その押圧によって電源をONとし、押圧解除に
よって電源をOFFするスイッチボタン253を有して
いる。さらに、このスイッチボタン253と対応するス
イッチアーム254が連結アーム242に取り付けられ
ている。連結アーム242は既述したように、回転力伝
達歯車240を搬送ローラ237に対して回転可能に支
持するものである。このような構造において、回転力伝
達歯車240が搬送ローラ236と噛合した記録可能な
状態では第60図(a)のようにスイッチアーム254
がスイッチボタン253を押圧するため、モータ250
が駆動して記録紙の搬送が行われる。従って、良好な転
写を自動的に行うことができる。一方、複写装置への押
圧が不十分で付勢手段の付勢力によって回転力伝達歯車
240が搬送ローラ236との噛合から離脱した状態で
は第60図(b)のようにスイッチアーム254がスイ
ッチボタン253から離れ、スイッチボタン253はモ
ータ250の駆動を停止させる。
従って、不用意な記録紙の搬送および転写が回避される
ため、転写ミスなどを防止することができる。
第61図は記録紙の自動供給を行う搬送装置230の平
面図を示し、右側には電源スィッチ255とスタートス
イッチ256とが設けられ、さらにモータ250の回転
数を記録紙の移動量に変換して表示する表示窓257が
設けられている。電源スィッチ255は電源とモータ2
50とのスイッチングを行い、スタートスイッチ256
は記録の開始を指令する。上述の構成では、このスター
トスイッチ256の開始指令においても回転力伝達歯車
240が噛合から離脱していれば、記録が行われること
がない。
第62図は以上のような用紙搬送装置230に用紙カセ
ット260を組み付けた例を示す。用紙カセット260
は多数枚の記録紙Bが積層さ  4れて収納されており
、その送出し端部にはフィードローラ261が設けられ
て最上部の記録紙Bに圧接している。フィードローラ2
61 はベルト262によってモータ250の出力軸2
50aに連結されている。このように用紙カセット26
0を併用することにより記録紙の自動連続供給が可能と
なるため、同一内容の記録操作を円滑、かつ、迅速に行
うことができる。
なお、以上の用紙搬送装置230は記録紙Bの供給だけ
でなく、原稿の供給にも同様に適用できるものであり、
この場合は複写装置の読取部がセットされる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、環境温度に対応して一定
の分圧を行う分圧制御手段を備えるため、環境温度の変
化に影響されることのない信号処理が可能であり、原稿
の画像情報の濃度と略同濃度での読み取りが可能となる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す説明図、第2図はリー
ドモードの操作を示す斜視図、第3図はライトモードの
操作を示す斜視図、第4図は読取部の内部を示す断面図
、第5図は読取部の別の内部構成を示すブロック図、第
6図は第9図の回路図、第7図は第5図の構成による読
み取りのタイミングチャート、第8図は読取部の筐体を
示す断面図、第9図は記録部と別体となっている読取部
の操作を示す斜視図、第10図は読取部の内部構成を示
すブロック図、第11図は読取方法を説明する平面図、
第12図は読取部のさらに別の内部構成を示すブロック
図、第13図は第12図の回路図、第14図は第12図
による読み取りのタイミングチャート、第15図は読取
領域指定を可能とした読取部のブロック図、第16図は
その読取領域指定手段の一例を示すブロック図、第17
図は読取部に適用した断面図、第18図は読取領域指定
手段の正面図、第19図は別の読取領域指定手段を用い
た読取部の断面図、第20図はその斜視図、第21図は
同じくそのブロック図、第22図は記録部の内部を示す
断面図、第23図は記録部の概略構成を示す断面図、第
24図はトルク伝達部を示す断面図、第25図は接触検
知手段の一例を示す斜視図、第26図はIDF部分をカ
ートリッジ化した構成の装着状態を示す断面図、第27
図は第26図の取り出しを示す断面図、第28図は第2
6図の腰部を示す断面図、第29図はカートリッジ化し
た別例を示す斜視図、第30図は第29図の要部を示す
側面図、第31図はカートリッジ化したさらに別例の斜
視図、第32図はその断面図、第33図は案内部材を設
けた構成を示す断面図、第34図は第33図の概略構成
を示す斜視図、第35図は案内部材の横断面図、第36
図は案内部材の作用を示す側面図、第37図は案内部材
の第1のガイド面の形状を示す正面図、第38図はサー
マルヘッドの転写制御の一例を示すブロック図、第39
図はその転写状態を示す斜視図、第40図は独立した読
取装置の内部を示す断面図、第41図は独立した記録装
置の内部を示す断面図、第42図は別の手駆動型複写装
置の内部を示す断面図、第43図は第42図の作動を示
すフローチャート、第44図は表示手段の各側を示す平
面図、第45図は読取部と記録部を内蔵するさらに別の
手駆動型複写装置の断面図、第46図はその外部を示す
斜視図、第47図は第46図の変形例を示す斜視図、第
48図は第45図のさらに別の変形例を示す断面図、第
49図はIDFを不要とした手駆動型複写装置の断面図
、第50図は上記複写装置に適用される熱転写用シート
の断面図および平面図、第51図はその使用状態を示す
斜視図、第52図は用紙搬送装置を示す正面図および側
面図、第53図はその作動を示す側面図、第54図は作
動における要部の側面図、第55図は用紙搬送装置の別
例を示す断面図、第56図は第55図の平面図、第57
図は第55図の部分拡大図、第58図は自動化された用
紙搬送装置を示す正面図、第59図はその作動を示す側
面図、第60図は作動における要部の側面図、第61図
は自動化された用紙搬送装置の平面図、第62図は同装
置の別の使用例を示す側面図、第63図は従来の手駆動
型画像読取装置を示すブロック図。 符号の説明 1−−−−−−−−−一手駆動型複写装置2−−−−−
−−−−−−記録部    3−−−−−−−−−−・
読取部4−−−−−−一連結アーム 5−−−−−−−−−−−リード/ライトボタン6−−
−−−−−−−−電源ボタン 7−−−−−−−−−−リード/ライトランプ8−・−
−−−一一一一転写倍率ボタン9−・−・−スピードラ
ンプ 10−−−−−−−−−−メモリランプ11−−−−−
−−−・−倍率表示ランプ12−−−−−−−・−筐体 13.14−・−−−−m−・−ドライブローラ15.
16.18−・−−−−−−ベルト17−−−−−−−
−エンコーダ 19−−−−一回転シャフト 20−・−−−−−−−〜−トルク伝達部20 a −
一一一−−−−−−第1の回転部材20 b−−−−−
−−−ゴム部材  20 c −−−−−−−−−−−
突起20 d−−−−−−−一−−−第2の回転部材2
1−−−−−−−一−−インクドナーフィルム巻取ロー
ル22−一−−〜〜−−−−インクドナーフィルム供給
ロール23−−−−−−−−−−−インクドナーフィル
ム24.26−−−−−−−−ガイドバー25’−−−
−−−−サーマルヘッド 27−・−一−−−−制御基板   28−〜−〜〜−
−−−〜〜メモリ29−−−−−−−−−−−サーマル
ヘッド固定用プレート30−−−−−・−=接触検知手
段 31−−−−−−−−一検知ローラ32−−−−−
−−−−−−接触検知部33=−−−−−−−−ストッ
パ手段 34−−−−−−−−−−一ロツク爪35−−
−−−−−・−ロック溝   36’−−−−−−−−
−ブラケット37−−−−−−−−−ばね     3
 B−−−−−−−−−−ヘルド40−−−−−−−−
−一カートリッジ 41−−−−−−−−−−−フレー
ム42.43−−−−−−−−−ガイドバー44.45
−−−−−−−ギヤ   46.4 ’?’−−−−−
−−−−−−ラック48−−−−−−−−一カセットフ
レーム49−−−−−−−・−ユニットフレーム54−
−−−−−−−−一伝達駒 55−−−−−−−−−・−位置決めピン56−−−−
−−−−位置決め穴  57−−−−−−−−−・・ピ
ン58−−−−−−−−−一係合部材   58 a 
−−−−−−−−−−係合突起58 b−−−−−−−
−−−係合プレート59−−−−−−−−−一解除機構 50、5t−−−−−−−−−−一支持プレート52−
−−−−・−一一一一位置決めピン53−・−−一−−
−−−−カートリッジ固定手段60−−−−−−−−一
案内部材 61−−−−−−−第1のガイド面 62−−−−−−−−−−−第2のガイド面63−−−
−−−−−−−−フランジ部  64−−−−−−−−
一取付溝65−−−−−−−−−−転写制御手段 66
−−−−−−−−−−−カウンタ67’−−−−−−−
−−−一比較器 68−−−−−−−−−転写開始位置設定部69−−−
−−−−−・駆動部 711−−−−−−−・−・LEDアレイ72−−−−
−−−−−−セルフォックレンズ73−−−−−−−−
−−イメージセンサ7 、t−−−−−−−−−−一ロ
ーラ    75−・−一−−−−−−メモリ76−−
−−−−−−−−−コントロール部7フーーーーーーー
ー光遮断膜   78−−−−−一〜・−筐体79−−
−−−−−−−−一読取窓 81−−−−−−・−リーダ・ライタ検知部82−−−
−−−−・−アントゲ−)  83−−−−−−−−−
−−スイッチ8、t−−−−−−−−−スタートシグナ
ル発生回路85−−−−−−−・−エンコーダ 86−−−−−−−−−−アンドゲート87−−−−−
−−・−距離カウント回路88−−−−−−−−イメー
ジセンサ駆動パルス発生回路89−−−−−−−−−−
−イメージセンサ90−−−−−−−−−−−シリアル
・パラレルレジスタ91−−−−−−−−−−一分周回
路   92−・・−−−−−−−−2値化回路93−
−−−−−−−−アドレス発生用カウンタ9 t−−−
−−−−−−−−メモリ 95−−−−−−一分圧回路 101−−−−−−−−−−一積分回路102−−−−
−−−−−−コンパレータ103−−−−−−−一信号
処理制御回路104−−−−−−−−−アンドゲート1
05−−−−−−−−−−一反転増幅回路106−−−
−−−−−一演算増幅器 107−−−−−−−−一比
較器109−−−−−−−−−一判定器   11(1
−・−−−−−−一読取装置111−−−−−−−−−
−−光源 112−−−−−−−−−−−レンズアレイ113−・
−一−−−−−−イメージセンサ114−−−−−−−
−−−−−バッテリ115−−−−−・−読取処理部 
116−−−−−−・−筐体117−・・−−−一−−
−−読取窓   11B −−−−−−−−−−コード
120−−−−−−−−−一記録装置 121−−−−−−−−−−−サーマルヘッド122−
−−−−−−−−−ドライブローラ124−−−−−−
−−−−−ヘッドケース125−−−−−−−−−−−
インクドナーフィルム126−−−−−−−−−−− 
I D F供給ロール127−・−一−−−−−I D
 F巻取ロール128−−−−−−−−−−メモリ 129−−−−−−−−−−コントローラ130−−−
−−−−−−−バッテリ  131−−−−−−−−一
・−筺体132−−−−−−−一ばね    133−
一−−−−−ストッパ134−−−〜−−−−−−スイ
ッチ  135−−−−−−−m−表示手段140−−
−−−−一複写装置  141−一−−−−−−−−筺
体142−−−−−−−−−バッテリ 143−−−−−−−−−−モード切換スイッチ144
−−−−−−一表示用スイッチ 145−一−−−〜−−−−−表示手段147.148
−−−−−−−−−−デイスプレィ149−−−−−−
−バッフル  150−−−−−−バッド151−−−
−−−−−−一用紙引出窓152−−−−−−ハーフミ
ラ− 153,159−−−−−−〜−−−−ミラー154−
−−−−−−−−−−チエツクウィンド155−−−−
−−−−−一拡大レンズ156−−−−−−−−−−−
直接感熱紙157−−−−−−−−−−用紙供給ロール
160−−−−−−−−−−−手駆動型複写装置161
−−−−−−−−−一流体    162−−−−−−
−−−−−光源163−−−−−−−−一読取窓 164−一一−−−−−・−レンズアレイ165〜−−
−−−−〜−−−イメージセンサ166−−−−−−−
−−−−メモリ 16フーーーーーーーーーサーマルヘツド168−−−
−−−−−−−・コントローラ169−−−−−−−−
−−ドライブローラ170−−−−−−−−−スタート
スイッチ171−−−−−−一熱転写用シート 172−−−−−−−−−−− I D Fシート17
3−−−−−−−−−−一枠体    200−・・−
・・−・−読取手段201−−−−−−−−−−一読取
制御手段202−−−−−−・・・・−位置検出器 2
03−−−−−−−−−−−メモリ204−−−−−−
−−−−−CP U2O5−−−−−−−−−センサ駆
動回路206−−−−−−−−−−−イメージセンサ2
07−−−−−−−−−−−L E Dアレイ210−
−−−−−−−−−一読取領域指定手段・211−・〜
−−−−−スケール  212−−−−−−−−−−一
目盛213−・−−−−−−−−−リニアエンコーダ2
14−−一−−−−−−−スライドノブ215−−−−
−−−−−−一覗き窓   220−−−−−−−−一
ローラ221−−−−−−エンコーダ 222−−−−
−−−−−一流体223−−−−−−−−読取窓 224・−−−−−−−−−−L E D駆動回路22
5−・−・−領域指定スイッチ 226−−−−−−−−マーク 230−−−−−−−−−−一用紙搬送装置231−一
−−−−−−−−−ベース 232−−−−−−−−−−−ブラケット233−−−
−−−−−−−ガイドピン234−−−−−−−−−−
−ピン受は筒235.236.237−−−−−−−−
−一搬送ローラ235 a、 236 a、237 a
−−−−−−−−−一歯車238−−−−−−−−−−
−ハンドル239.240−−−−−−−−一回転力伝
達歯車241−−−−−−−−コントロールアーム24
2− ・・・−・一連結アーム 243−−−−−−−−−ギヤボックス244−−−−
−−−−−ハンドル軸 245・−・−・・支持ボックス 246−−−−−−−−−−一取付口 247.248−・−一一一一一・マグネット249−
−−−−−−−一中間ギャ  250−〜−−−−−−
−−−モータ251−−−−−−−−−−一駆動ギヤ2
52−一−−−−−−−−スイッチ手段253−−−−
一・−・・−スイッチボタン254−−−−−−−−−
−−スイッチアーム255−−−−−−−−−・電源ス
イッチ256−−−−−−−−−−−スタートスイツチ
257−−−−−−−−一表示窓 260−−−−−−−−−−一用紙カセット261−−
−−−−・−・フィードローラ262−−−−−−−−
−−−ベルト A −−−−−−−−一原稿     B −−−−−
−−−−−一記録体300−−−−−−−−−一積分回
路  301−−−−〜−−−−−−信号線302−−
−−−−−−−−一比較器 303−−−−−−−−−−−バイパス信号線310−
−−−−−−−−一信号処理部311−・−一一一一一
一−−コンパレータ320−・・・−−−−−分圧回路 321.322.323−・−・−抵抗−垢 而 掻 願 豪 l+1− 顯 3≦ +−I   C’J   Oつ 八    ト へ     八 易    1b 、J−L  八 ト    ト 【    【 ヘ ヘ ト Δ ≦ 心 八 心 モ 1へ へ 1い 屡      ( 硼      1 謳 垢 孟 ト 訃 訴 堰 製 呻      【 慨      Δ 刊      ト 謳 而 孟 ρ 誹 糎 鼾 国 訃 囚 腐 − +−11 −へのト1 Δ 肪      播 へ 八       全 ′X  や        1 セ  2〕\        [3;旺績;     
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ディング 自   発 6、補正の対象 (1)明細書の「発明の詳細な説明」の欄(2)図面の
第13図 7、補正の内容 (11明細書の「発明の詳細な説明」の欄第23頁第1
2行記載の「コンパレータ」を[コンパレータ102 
jと訂正する。 (2)図面の第13図を別紙の通り訂正する。 8、添付書類の目録 図面(第13図)              1通手
続補正書(方式) 1.事件の表示 昭和63年特許願第140682号 2、発明の名称 手駆動型画像読取装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都港区赤坂3丁目3番5号名 称 (54
9)冨士ゼロックス株式会社代表者 小林陽大部 4、代理人(〒102) 住 所 東京都千代田区麹町3丁目2番地相互第1ビル
ディング 6、補正の対象 図面(第42図) 7、補正の内容 別紙の通り、図面の第42図を補充する。 8、添付書類の目録 図面(第42図)              1通1
11−・−・・・−・−光源  112−−−−−−−
−−−−レンズアレイ113−−−−−−−−−−−イ
メージセンサ115−−−−−−・−読取処理部 11
7−−−−−−−−’−読取窓121−−−−一・−−
一一−−サーマルヘッド122.123−・−・−・−
ドライブローラ124−−−−−−−−−−−ヘッドケ
ース125−−−−−−−−−−−インクドナーフィル
ム126−−−−−−−−−−・IDF供給ロール12
7−・−・・・・−IDF巻取ロール128 ・・・・
・・−・・・−メモリ129−−−−−−−−−−コン
トローラ132−・−−−−−一・−ばね    13
3−−−−−−−−−−−ストッパ第42図 145  /44/43 ’  140ノー /15 /41 /46 o       126 140−・−−−−−一複写装置  141−−一−−
・・・−筐体142−−−−−−−−−−−−バッテリ
143−−−−−−−−−−−モード切換スイッチ14
4−・−−−−−一−−−−表示用スイソチ145−・
−−−−−−−一表示手段 l乙J− //2 ユニ〉 /33         t t t 、、、    122

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 手駆動により原稿上を移動して画像情報を 読み取る手駆動型画像読取装置において、 前記原稿からの反射光を受光し、ビデオ信 号に変換して出力する読取手段と、 前記ビデオ信号を分圧して2値化基準信号 を作成し、この信号に基づいて前記読取手段からのビデ
    オ信号を2値化する信号処理手段を備え、 前記信号処理手段には環境温度の温度変化 に対応した分圧処理を行う分圧制御手段が設けられてい
    ることを特徴とする手駆動型画像読取装置。
JP63140682A 1988-06-08 1988-06-08 手駆動型画像読取装置 Pending JPH01309562A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3620305A1 (en) * 2018-09-10 2020-03-11 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3620305A1 (en) * 2018-09-10 2020-03-11 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus
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