JPH01308922A - 流量測定センサ - Google Patents

流量測定センサ

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JPH01308922A
JPH01308922A JP1050483A JP5048389A JPH01308922A JP H01308922 A JPH01308922 A JP H01308922A JP 1050483 A JP1050483 A JP 1050483A JP 5048389 A JP5048389 A JP 5048389A JP H01308922 A JPH01308922 A JP H01308922A
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JP
Japan
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heating element
resistance heating
insulating substrate
flow rate
resistance
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Application number
JP1050483A
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English (en)
Inventor
Shigeru Miyata
繁 宮田
Kanehisa Kitsukawa
橘川 兼久
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
    • G01F1/68Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using thermal effects
    • G01F1/684Structural arrangements; Mounting of elements, e.g. in relation to fluid flow
    • G01F1/688Structural arrangements; Mounting of elements, e.g. in relation to fluid flow using a particular type of heating, cooling or sensing element
    • G01F1/69Structural arrangements; Mounting of elements, e.g. in relation to fluid flow using a particular type of heating, cooling or sensing element of resistive type
    • G01F1/692Thin-film arrangements

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  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、気体等の流量を発熱体から奪われる熱により
検出する測定センサに関する。
「従来の技術」 この種の流量測定装置は、流体通路に抵抗発熱体と温度
検出抵抗体を配置し、温度検出抵抗体で検出した流体の
温度と抵抗発熱体の温度とが所定温度差になるように抵
抗発熱体に供給する電力値を制御し、その電力値が抵抗
発熱体から流体に奪われた熱量に対応することから流体
の流量を測定する装置である。
従来のこの種の流量測定センサは、電極をモールドした
樹脂製ホルダに別途製作した抵抗発熱体及び温度検出抵
抗体を溶接またはハンダ付により取付けるものであった
たとえば、第16図に示す様に、抵抗発熱体には小さな
セラミックのボビンに極細の白金線を巻いたチップ41
を用い、電g!42がモールドされた樹脂ホルダ43の
流体通路44内に温度検出抵抗体45と共に組付けるも
のや、第17図に示す様に、樹脂ホルダ43の流体通路
44内に固定ビン46により細い白金線47を直接張設
するものであった。
また、抵抗発熱体及び温度検出抵抗体は、外部抵抗が付
加されブリッジ回路を構成して用いられることが多いこ
とから、第18図に示す様に、チタン(Ti)基板51
にブリッジを構成する4つの抵抗R11,R12,Rl
B、R14を装備したものが提案されている(特開昭5
8−162823号)。4つの抵抗のうち一つ(R11
)を抵抗発熱体として、他の一つ(R12>を温度検出
抵抗体として用いようとするのである。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、前者のセンサにあっては、抵抗発熱体素
子41.47と温度検出抵抗体45とは全(製造工程が
異なり、別々に製作してからさらに組付は作業が必要に
なり、コストが高くなると共に、量産に適さないという
問題点があった。
また、後者の基板51上に直接ブリッジR11〜R14
を構成するセンサにあっては、抵抗発熱体R11に直列
に接続される抵抗R13が小さな基板51上に形成され
ているため、抵抗発熱体R11と同じだけの比較的大き
な電流が流れる直列抵抗R13も発熱し、抵抗発熱体R
11に熱的な影響を与えてしまうことがある。また、抵
抗発熱体R11と電極接続部を電気的に結合する電極リ
ード部52.53について何ら考慮されていないため、
電極リード部52.53の抵抗値がばらつくことがある
。このため、ブリッジ回路R11〜R14の抵抗バラン
スが崩れたり変動したりして、検出精度が大きく低下す
ることがあるという問題点があった。
本発明は上記の問題点を解決するためなされたものであ
り、検出精度に優れ、かつ、PR造が単純で量産性に優
れた流量測定センサを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段」 上記の目的を達成するため、本発明では、セラミック材
又はガラス材からなる絶縁基板上のスリットをはさんで
対向する位置に金属膜からなる抵抗発熱体及び温度検出
抵抗体が焼成して形成され、その抵抗発熱体及び温度検
出抵抗体と絶縁基板の端部近傍に設けられた電極接続部
とを連絡する金属膜からなる電極リード体が前記絶縁基
板上に焼成して形成されていることを特徴とする流量測
定センサが提供される。
さらに、前記抵抗発熱体は、絶縁基板の両面に形成され
ていることが好ましい。
また、W&極リード体自体の発熱を抑制し、かつ、電極
リード体の熱伝導を抑制して測定センサの応答性を高め
るため、前記電極リード体の抵抗値は、抵抗発熱体の抵
抗値の0.3%から15%の間の値に形成されているこ
とが好ましい。
また、同様の目的から、前記絶縁基板の形状は、前記抵
抗発熱体が形成される箇所に連続する部分の幅が狭小に
形成され、その狭小部の長さはその幅の5倍以上であり
、かつ、その幅は絶縁基板の厚さの3倍以上とされてい
ることが好ましい。
「作用」 上記のように構成された流量測定センサでは、抵抗発熱
体から奪われる熱量と温度検出抵抗体により検出される
流体温度を比較することにより流体の流量が検出される
。スリットは抵抗発熱体と温度検出抵抗体との熱絶縁を
する。
また、抵抗発熱体、温度検出抵抗体及び電極リード体が
絶縁基板上に金属膜として構成される構造であるから、
全体#I造が板状の一体部品として構成され、極めて堅
ろうである。このため、片持ち支持が可能である。
抵抗発熱体を絶縁基板の両面に形成したものは、通過す
る流体への熱伝達を良好にし、流量測定の感度を高める
電極リード体の抵抗値を適切にしたものは、電極リード
体による熱伝導を抑制しつつ、自己発熱を抑制する。ま
た、電極リード体の抵抗値に影響されることなく抵抗発
熱体の抵抗値を測定し、検出することが容易になり、正
確なバランスを与えるブリッジ定数を設定することがで
きる。
絶縁基板の形状を適切にしたものは、抵抗発熱体と該流
量測定センサを支持する部分との熱絶縁を良好にする。
「実施例」 本発明の実施例について図面を参照し説明する。
第4図は本発明に係る流量測定センサ1が用いられる流
量測定装置21の斜視図であり、第5図は回路図である
。この流量測定装置21は自動車エンジンの吸気流量を
測定するのに用いられるものであり、バッテリ電源(1
2V)で動作される。
第5図に示すブリッジ回路を構成する抵抗体R1〜R4
のうち、抵抗発熱体R1と温度検出抵抗R2を基板上に
配置した部材が本発明に係る流量測定センサ1であり、
流体通路22中に挿入される部分である。流量測定セン
サ1以外の回路部分R3、R4は、測定装置21上方の
箱体25内に組込まれている。制御回路では、ブリッジ
回路の2つの端子8,10の電圧が等しくなるようにオ
ペアンプ23及びトランジスタ24により印加電圧を制
御する。ここでは、抵抗発熱体R1の温度をそれ自身の
抵抗値により検出している。
第1図は流量測定センサ1の製造工程を示す平面図であ
る。流量測定センサ1の構造について製造工程を参照し
説明する。
まず、第1図(1)に示す様に、アルミナ又はジルコニ
アのグレーズ基板2が用意される。この絶縁基板2には
抵抗発熱体と温度検出抵抗体とを熱分離するためのスリ
ット3が設けられている。
次に、第1図(2)に示す様に、この絶縁基板上に、白
金有機化合物ペーストが印刷され、約800℃で焼成さ
れて比較的高い電気抵抗値を示す白金薄膜4が形成され
る。この薄膜4は連続したパターンをなし、その一部に
ジグザグ部5を有する。
このジグザグ部5は膜厚が0.1μ程度に形成される。
次に、第1図(3)に示す様に、この白金薄膜4に重ね
て、銀ろうペーストが印刷され、約700℃で焼成され
て電気抵抗値の極めて小さい銀ろう厚膜6が形成される
。膜厚は約10μ程度である。
この銀ろう厚膜6は、前記白金薄l1lI4のジグザグ
部5及びスリット3を挟んで対向する位置の部分の一部
7において欠落したパターンをなす。
次に、第1図(4)に示す様に、電極接続部8゜9.1
0となる端部を除いて、全面にガラスペーストが印刷さ
れ、約600℃で焼成されてオーバーコート用のガラス
保護1M!11が形成され、流量測定センサ1が完成す
る。ガラス保護膜11の膜厚は約10μに形成される。
このように形成された流量測定センサ1のパターンは、
ジグザグ部5及び欠落部7を除き、白金薄膜4と銀ろう
厚Jl16との2M膜を形成する。単一の白金薄膜4で
構成されるジグザグ部5は、比較的大きな電気抵抗値を
示す温度検出抵抗体くR2)5を構成する。また、同じ
fl膜で構成される銀ろうの欠落部7は抵抗発熱体(R
1)7を構成する。第2図に抵抗発熱体(R1)7を構
成する部分の縦断面図を示す、また、2層膜4,6が形
成された部分は、抵抗発熱体(R1)7及び温度検出抵
抗体(R2)5と電極接続部8,9.10とを結ぶ電極
リード体6A、6B、6Cを構成する。
抵抗発熱体(R1)7を構成する部分の抵抗値は、電源
バッテリ電圧(12V)と空気への放熱量が規制される
表面積との兼ね合いから、数Ωの値になるように設定さ
れる。一方、ジグザグ形状の温度検出抵抗体(R2)5
を構成する部分の抵抗値は数100Ωに設定される。温
度検出抵抗体5の抵抗値を抵抗発熱体7の100倍程程
度設定するのは、使用時にはブリッジ回路を構成し抵抗
発熱体5と温度検出抵抗体7には同じ電圧が印加される
ことになるので、この場合に温度検出抵抗体7の自己発
熱を無視できる程度に抑制するためである。また、2層
薄膜を構成する電極リード休6A、6B。
6Cの抵抗値は、銀ろう厚膜6の抵抗値が掻く小さいな
め100mΩ以下の値になる。
このように、電極リード体6A、6B、6Cの抵抗値が
掻く小さく、特に、抵抗発熱体7と電極接続部8.9と
を結ぶ電極リード体6A、6Bの抵抗値が抵抗発熱体7
の1%以下であることは、本実施例の流量測定センサ1
の大きな特徴をなすところである。すなわち、電極リー
ド体6A、6Bの抵抗値が極めて小さいため、抵抗発熱
体7の抵抗値を正確に測定することが可能になり、流量
測定装置21に組み込みブリッジ回1?8R1〜R4を
構成する際に、ブリッジ定数(1”(3,R4)を正確
に精度よく設定することが可能になる。また、電極リー
ド体6A、6B、6Cでの発熱を無視できる程度に抑制
することが可能になる。これらのことにより、使用時に
、抵抗発熱体7の温度を温度検出抵抗体5の温度より所
定温度だけ貰い温度に精度良く制御することが可能にな
り、流量測定の精度を向上させることができる。
以」二説明した実施例では、電極リード体6A。
6B、6Cを2層薄膜で構成し、温度検出抵抗体5及び
抵抗発熱体7を単層の白金薄gI4で構成したが、電極
リードの1層と抵抗発熱体とを、セラミック絶縁基板と
同時焼成した金属厚膜で構成することも可能である。
第3図は、そのような第2の実施例を示す平面図である
6本実施例では、未焼成のアルミナ又はジルコニアのグ
リーンシート基板31に(第3図(1))、白金ペース
トが印刷され基板31と同時に焼成されて、白金厚膜3
2が形成される(第3図(2>)、白金厚膜32のパタ
ーンは温度検出抵抗体が形成される部分に欠落部33を
有し、また、スリット3を挟んで対向する位置にジグザ
グ部34を有している。このジグザグ部34は抵抗発熱
体(R1)を構成する部分である6次に、上記欠落部3
3に、白金有機化合物ペーストが印刷され焼成されて膜
厚の薄い白金薄ll135を形成する(第3図(3>>
、この薄膜35はジグザグのパターンを有し、温度検出
抵抗体(R2)を構成する。
次に、第3図(4)に示す様に、白金厚膜32に重ねて
、銀ろうペーストが印刷され、約70−0℃で焼成され
て電気抵抗値の極めて小さい銀ろう厚膜36が形成され
る。膜厚は約10μ程度である。
この銀ろう厚H36は、前記抵抗発熱体R1を構成する
ジグザグ部34及び温度検出抵抗体(R2)を構成する
膜厚の薄い白金薄wi35の部分において欠落したパタ
ーンをなす。銀ろう厚膜36と白金薄膜32との二MW
は抵抗発熱体(R1)34及び温度検出抵抗体(R2)
35と電極接続部8,9゜10とを結ぶ電極リード体を
構成する。M後に、オーバコート用のガラスペースト1
1が電極接続部8,9.10を除いて全面に印刷、焼成
されて流量センサ1が完成する(第3図(5))。
本実施例はセラミック絶縁基板31と白金厚膜32が同
時焼成されるため堅ろうな厚膜32からなる抵抗発熱体
(R1)34を得られるという利点がある。
絶縁基板の形状及び抵抗発熱体(r(l )等を構成す
る金属膜のパターンには種々のものが考えられる。
第6区は第3の実施例を示す平面図であり、左に表面図
を、右に裏面図を示している。本実施例ではスリット6
2をはさんで二股に分かれたU字形状の絶縁基板61が
用いられる。U字形状の一方の枝61Aは幅が狭小に形
成され、抵抗発熱体(R1)を焼成するのに用いられる
。他方の枝61Bは幅広に形成され、温度抵抗体(R2
)を焼成するのに用いられる。抵抗発熱体(R1)を絶
縁基板61の両面に形成するため、絶縁基板61の幅狭
の枝部分61Aにはスルーホール63が設けられている
。絶縁基板61の材料としてはアルミナ。
ジルコニア等のセラミック材か、ガラス材が用いられる
製造工程について説明する。まず、第6図(1)に示す
様に、絶縁基板61の左右の枝の部分61A、61Bに
ガラスペーストが印刷により薄く塗られ焼き付けられ、
ガラスのアンダコート64が形成される。幅狭の枝61
Aには裏面にもアンダコート64が形成される。アンダ
コート用のガラスには軟化点が900℃以上の高融点の
ものが用いられる。センサの応答性の関係からアンダコ
−トロ4の厚さは10μ以下が好ましい。
次に第6図(2)に示す様に、このガラスのアンダコー
ト64の上に、有機白金ペーストを印刷し、抵抗発熱体
(R1)と温度検出抵抗体(R2)のパターンを形成す
る。そして、焼成して白金薄膜を生成させ、抵抗発熱体
(R1)65及び温度検出抵抗体(R2)66とする。
抵抗発熱体65は絶縁基板61の両面に形成される。
次に第6図(3)に示す様に、抵抗発熱体(R1)65
及び温度検出抵抗体(R2>66と絶縁基板61の基端
部とを接続する配線パターンを銀白金ベーストなどの導
電性ペーストを印刷し焼成することにより電極リード体
67が形成される。銀白金ペーストはスルーホール63
にも充填され、表裏の抵抗発熱体65はスルーホール6
3において直列に接続される。
最後に、第6図(4)に示す様に、ガラスの保護コート
68を形成してセンサ素子60が完成する。
絶縁基板61の基端部の電極リード体67が露出した部
分は、外部回路が接続される電極接続部8゜9.10を
なす。
なお、第3図で説明した工程と同様に、セラミックのグ
リーンシートの段階でセラミック絶縁基板61に白金ペ
ーストを印刷し、セラミック絶縁基板61と同時焼成し
て抵抗発熱体65及び温度検出抵抗体66を焼成する工
程とすることもできる。この場合は、ガラスのアンダコ
ート64はなくてもよい。
上記のセンサ素子60を第7図に示す様に、清秋の透孔
72を有するゴムホルダ71に差し込み、ゴムホルダ7
1と一体となったセンサ素子60を、略円筒形状をした
プラスチックホルダ73に差し込むことにより、流量測
定センサが完成する。第8図に示す様に、プラスチック
ホルダ73には2つの窓74.75が明けられ、抵抗発
熱体(R1)65及び温度検出抵抗体(R2)66の部
分を流体中にさらす、また、プラスチックホルダ73の
根本部分からは、絶縁基板61の基端部が突出し、電極
接続部8,9.10に直接外部回路が接続される。
本実施例は、絶縁基板61の形状がU字形状に形成され
ているので、抵抗発熱体65の実効的な熱容量を小さく
することができ、抵抗発熱体65から絶縁基板61を伝
導して拡散する熱を小さくすることができるという利点
がある。
第9図は基板形状の異なる第4の実施例を示す平面図で
あり、左に表面図、右に裏面図を示している。この実施
例では絶縁基板81の先端部がつながり、絶縁基板形状
は略0字形をなしている。
スリットをなす中央の透孔82は第1図に示す実施例に
比べ幅広である。絶縁基板81の表裏番こ形成される抵
抗発熱体65はスルーホール83により直列ではなく並
列に接続される。
本実施例は、並列接続された抵抗発熱体65の合成抵抗
値を下げることができ、結果として抵抗発熱体65の長
さ方向の寸法を大きくとれることになるので、応答性に
関して有利である。また、絶縁基板81が先端部でつな
がっているので構造的に強いという利点がある。
第10図は第5の実施例を示す平面図である。
この実施例では絶縁基板が一枚ではなく、抵抗発熱体6
5と温度検出抵抗体66とがそれぞれ別々の基板91.
92上に形成される。そして、第11図に示す様な一つ
のゴムホルダ93の各溝孔94.95に挿入して組み込
まれて、一体のセンサとなる。
本実施例は抵抗発熱体65と温度検出抵抗体66との熱
分離がより完全になるという利点がある。
以上種々の実施例について述べたが、絶縁基板61.8
1の形状は抵抗発熱体65の実効的な熱容量と熱絶縁、
すなわち絶縁基板61.81を伝導して支持部等に逃げ
る熱の逃げ量に関係し、流量センサの応答性及び暖気時
間に大きく影響する。
第12図は絶縁基板の形状寸法の関係を示す斜視図であ
る。
まず、絶縁基板61.81の抵抗発熱体65が形成され
る箇所に連続する部分(以下、狭小部と称する)61A
、81A、81Bは強度の許す限り細いことが望ましい
。狭小部61A、81Aの幅Wが広いと、抵抗発熱体6
5から狭小部61A。
81Aを通って絶縁基板61.81の支持部61C,8
1Cに逃げる熱が増加するからである。
第13図はこの関係を示すグラフ図であり、使用時の絶
縁基板支持部61Cの温度上昇を縦軸に、狭小部61A
の長さLlと幅Wとの比LL/Wを横軸に示している。
長さLlと幅Wとの比Ll/Wが5以上であれば基板支
持部61Cの温度上昇がほとんどないことが解る。この
グラフ図から、狭小部61A、81A、81Bの長さL
L、L2はその幅Wの5倍以上とすることが好ましく、
少なくとも3倍以上とすることが望ましいとの結論が導
かれる。
次に、絶縁基板61.81の厚さTは強度の許す限り薄
いことが望ましい、抵抗発熱体65が形成される部分の
熱容量が小さくなり、暖気時間が短くなるからである。
この観点から、狭小部61A、81Aの幅Wと基板の厚
さTとの比W/Tは3以上であり、また抵抗発熱体部6
5の長さL3と狭小部の幅Wとの比L3/Wは2以上で
あることが必要である。
この他、実用上の供給電力の制限から、抵抗発熱体65
の面積は16−m”以下が好ましい。
次に、電極リード体67の抵抗値と抵抗発熱体65の抵
抗値との問題がある。電極リード体67の抵抗値が高い
と自己発熱が問題になる。逆に、抵抗値が低いと、電極
リード体67が熱の良伝導体となり抵抗発熱体65の熱
絶縁が阻却されるからである。
第14図及び第15図はこの関係を示すグラフ図である
。横軸はいずれも電極リード体67の抵抗値を発熱抵抗
体65の抵抗値の%で示したものである。
第14図では、電極リード体67の抵抗値が抵抗発熱体
65の抵抗値の10%を超えると、流量センサ60の応
答時間が悪化することが示される。
これは、電極リード体67には抵抗発熱体65と同じ電
流が流れるため、抵抗値が10%を超えると電極リード
体67自体の自己発熱の影響が現れ、結果的に流量セン
サ60の応答性が悪くなるためである。なお、流量セン
サ60の応答時間は、流体流量のステップ変化に対する
95%立ち上がり時間で示している。
第15図では、電極リード体67の抵抗値が抵抗発熱体
65の抵抗値の0.5%以下になると、流量センサの暖
気時間が長くなることが示される。
これは、電極リード体67の抵抗値が極度に低いと、即
ち、導電率が高いと熱の伝導も良くなり、抵抗発熱体6
5の熱絶縁が不十分になるためである。電極リード体6
7の抵抗値が0.5%以上で暖気時間が変化しなくなる
のは、電極リード体67による熱伝導よりもセラミック
絶縁基板61の狭小部61Aでの熱伝導が支配的になる
からと考えられる。
上記のデータから、電極リード体67の抵抗値は抵抗発
熱体65の抵抗値の0.5%から10%の間に設定する
ことが好ましく、少なくとも0.3%から15%の間の
値にすることが望ましいとの結論が導かれる。
なお、上記抵抗値を1%以下とすることは、電極り−ド
体67をなす金属厚膜を極めて厚くしなければならず、
製造技術上の問題から製品小止りが悪くなる。このため
、実用的には上記抵抗値が1〜10%のものが製作が容
易であり、がっ、応答性が確保でき好適である。
前記実施例では、絶縁基板としてアルミナ、ジルコニア
等のセラミックス基板を用いたが、ステンレス板又は、
コバール(熱膨張率が小さい二・ンケル、コバルト合金
)にガラスコーテングした絶縁基板を用いることも可能
である。
また、前記実施例では、温度検出抵抗体R2等の金属膜
パターンを形成するのに、印刷、焼成技術を用いたが、
ニッケル(N i)等の蒸着及びエツチング技法により
金属膜パターンを形成する方法を採っても量産性の高い
製造が可能である。
「発明の効果」 本発明は、以上説明したように基板上に抵抗発熱体、温
度検出抵抗体及び電極リード体を金属膜として一体に形
成して構成されるものであるから、構造が単純で量産性
に極めて優れているという効果がある。
特に、抵抗発熱体、温度検出抵抗体及び電極リード体を
絶縁基板上に印刷焼成という同一の工程によって作成で
きるので、組立て工程が不要になりW!造ココスト大幅
に削減できる。
また、板状のリジッドな部品として提供されるので流路
中への固定も容易である。
また、各請求項は以下の効果を有する。
請求項2の流量測定センサは、検出感度が高いという効
果がある。
請求項3の流量測定センサは、電流の伝導度と熱絶縁と
のバランスがとれ、流量測定センサの応答性を低下させ
ないという効果がある。
請求項4の流量測定センサは、抵抗発熱体と基板支持部
との熱絶縁を良好にし、センサの応答性が良好になると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第15図は本発明の実施例を示し、第1図は
第1の実施例の製造工程を示す平面図、第2図は第1図
(4)の■−■線断面図、第3図は第2の実施例の製造
工程を示す平面図、第4図は本発明に係る流量測定セン
サが組込まれた流量測定装置の斜視図、第5図は回路図
であり、第6図は第3の実施例の製造工程を示す平面図
、第7図は組立て手順を示す分解図、第8図は正面図で
あり、第9図は第4の実施例を示す平面図、第10図は
第5の実施例を示す平面図、第11図は斜視図、第12
図は絶縁基板の形状寸法を示す斜視図であり、第13図
、第14図、第15図は特性を示すグラフ図である。第
16図、第17図及び第18図はそれぞれ従来の流量セ
ンサを示す平面図である。 114.流量測定センサ、 231.絶縁基板、391
.スリット、 401.白金薄膜、  540.温度検
出抵抗体(R2)、 610.金属厚膜、 6A。 6B、6C,、、を極リード体、 71.、抵抗発熱体
(R1)、 8,9,10.、、i!極接続部、 11
.5、ガラス保Mi膜、 61 、、、絶縁基板、 6
1A、、。 枝部(狭小部)、 65 、、、抵抗発熱体、 66 
、、。 温度検出抵抗体、 67 、、、電極リード体。 第1図 68■− 第2図 第4図 第3図 第8図 bb  ’/) 第9図 第10図 第12図 第13図 C)12 3 4 5 L1/W 第 14  図 リード体抵抗/発熱体抵抗 第15図 リード体抵抗/発熱体抵抗 第16図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 セラミック材又はガラス材からなる絶縁基板上のス
    リットをはさんで対向する位置に金属膜からなる抵抗発
    熱体及び温度検出抵抗体が焼成して形成され、 その抵抗発熱体及び温度検出抵抗体と絶縁基板の端部近
    傍に設けられた電極接続部とを連絡する金属膜からなる
    電極リード体が前記絶縁基板上に焼成して形成されてい
    ることを特徴とする流量測定センサ。 2 前記抵抗発熱体が、絶縁基板の両面に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の流量測定センサ。 3 前記電極リード体の抵抗値が、抵抗発熱体の抵抗値
    の0.3%から15%の間の値に形成されていることを
    特徴とする請求項1記載の流量測定センサ。 4 前記絶縁基板の形状は、前記抵抗発熱体が形成され
    る箇所に連続する部分の幅が狭小に形成され、その狭小
    部の長さはその幅の5倍以上であり、かつ、その幅は絶
    縁基板の厚さの3倍以上とされていることを特徴とする
    請求項1記載の流量測定センサ。
JP1050483A 1988-03-02 1989-03-02 流量測定センサ Pending JPH01308922A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994020824A1 (de) * 1993-03-10 1994-09-15 Robert Bosch Gmbh Messelement
JP2009541757A (ja) * 2006-06-30 2009-11-26 ヘレーウス ゼンゾール テクノロジー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 排気管内の層抵抗体

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WO1994020824A1 (de) * 1993-03-10 1994-09-15 Robert Bosch Gmbh Messelement
JP2009541757A (ja) * 2006-06-30 2009-11-26 ヘレーウス ゼンゾール テクノロジー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 排気管内の層抵抗体

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