JPH01308095A - リード付き電子部品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はリード付き電子部品に関し、特に、自動部品挿
入装置を使用して実装するのに好適のリード付き電子部
品に関する。

［従来の技術］ 第３図は、従来のこの種のリード付き電子部品を示す斜
視図である。

従来のリード付き電子部品３０は、封止樹脂等で外装さ
れ直方体形状を有する電子部品本体１と、この電子部品
本体１の底面から略垂直に突出している複数本のリード
２とを有している。第３図の場合、電子部品本体１の底
面からは、実質的に同一サイズ（径及び長さ）を有し、
且つ、同一のリード材料からなるリード２が４本格等間
隔を隔てて列をなすものが２列構成で配置されている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上述した従来のリード付き電子部品３０
においては、リード２が外力の影響を直接受けて変形し
やすいという難点がある。例えば、自動部品挿入装置を
使用して従来のリード付き電子部品３０を基板等に実装
する場合、事前の電子部品取り扱い作業において、外力
が加わる等により不用意なリード曲がりが発生しやすい
、また、リードを基板の貫通孔に挿入するときにも、位
置ズレ等があるとリード曲がりが生じる。このようなリ
ード曲がりは、自動部品挿入装置を使用する場合、挿入
率の低下の原因となる。

本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、
外力による変形が抑制され、リード曲がりを有効に防止
することができ、自動部品挿入装置の稼働率を向上させ
得るリード付き電子部品を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明に係るリード付き電子部品は、本体から外方へ延
びる接続用の複数本のリードを有するリード付き電子部
品において、前記複数本のリードが挿入される複数個の
貫通孔と、前記リードの先端側に向けて突出する突出部
とを有するカラー部材が前記貫通孔を前記リードに嵌入
して配設されていることを特徴とする。

［作用］ 以上のように構成された本発明によれば、カラー部材の
複数個の貫通孔に夫々リードを挿入して、複数本の個別
のリードに対し、相互に共通したカラー部材を取り付け
ることにより、複数本のリードを微小な力で固定保持す
ることができる。従って、リードに外力が不用意に印加
されても、リード曲がりを有効に防止することができる
。

また、カラー部材に設けられた突出部を利用することに
より、基板への実装時の位置ズレによるリード曲がりを
防止することができる。即ち、カラー部材表面からのリ
ードの突き出し長さを突出部の長さよりも短くしておき
、基板の貫通孔に先ず突出部を挿入して電子部品を半固
定にする。この状態で電子部品に僅かな回転を与える等
により、リードと基板の対応する貫通孔との間の位置合
せをする。これにより、リードと基板貫通孔とを正確に
、且つ、容易に整合させることができる。このため、位
置ズレに起因するリード曲がりを有効に防止することが
できる。

［実施例コ 以下、添付の図面を参照して、本発明の実施例について
具体的に説明する。

第１図は本実施例部品の構成を示す斜視図である。なお
、第１図と同一物には同一符号を付してその説明を省略
する。

本実施例のリード付き電子部品（以下、電子部品という
）１０は、図示のように、第３図に示した従来部品にカ
ラー３を収り付けた構成を有している。このカラー３は
、その平面が電子部品本体１の底面と実質的に同一の大
きさの長方形状を有し、且つ、その厚さが比較的薄い板
状の部材で構成されている。そして、カラー３には、電
子部品本体１の底面における８本のリード２の配設位置
と夫々整合する位置にリード２を挿入する貫通孔４が設
けられている。なお、図示のように、り一ド２をカラー
３の貫通孔４に挿入してカラー３をリード２に取り付け
た状態において、各リード２をカラー３に摩擦係合させ
るなめに、上述した貫通孔４の孔径は、リード２の径よ
りも若干小さく設定されている。

また、カラー３におけるリード２の先端側の面の略中夫
に、先端が尖鋭な円柱状の突起５が設けられている。こ
の突起５は、後述する基板の貫通孔４への電子部品１０
の挿入工程［第２図（ａ）及び（ｂ）参照］において、
特に、位置ズレによるリード曲がりを防止するためのも
ので、上述のように先端が尖鋭状をなすと共に、その実
質的な径はリード２の径よりもかなり大きく、且つ、そ
の長さはリード２よりも短くて曲り変形が生じにくいも
のに設定されている。

電子部品１０は、通常、第１図に示すように、リード２
の突き出し長さが突起５の長さよりも短くなるように複
数本のり−ド２をカラー３に挿入して取り付けられてお
り、この状態で電子部品１０が取り扱われる。

このように、複数本の各リード２に対し、相互に共通し
たカラー３を取り付けることにより、複数のり−ド２は
、言わば、カラー３を介して実質的に一体化された状態
となり、このため、リード２に外力が印加されてもリー
ド２は変形しにくくなる。従って、電子部品１０を基板
に実装する場合等において、事前に偶発的な外力がリー
ド２に加わっても、従来のように簡単にリード曲がりが
生じることはない。

第２図（ａ）及び（ｂ）は、自動部品挿入装置を使用し
た場合における上述のような構成を有する電子部品１０
の挿入方法を工程順に示す模式的な断面図である。

先ず、第２図に（ａ＞に示すように、自動部品挿入装置
の部品ハンドリングハンド（図示せず）により電子部品
本体１を把持して、電子部品１０を基板２１の所定の装
着領域の直上に移送する。

基板２１の装着領域には、リード２を挿入するための貫
通孔２２ａと、カラー３に設けられている突起５を挿入
するための貫通孔２２ｂとが設けられている。これらの
貫通孔２２ａ、２２ｂの各孔径はいずれも、対応するり
−ド２及び突起５の径と実質的に等しいか又は若干大き
い。続いて、電子部品１０を下降させてゆき、基板２１
の貫通孔２２ｂに突起５の尖鋭状の先端部分を挿入する
。

次に、第２図（ｂ）に示すように、貫通孔２２ｂに突起
５の先端部分を挿入した状態で基板２１の各貫通孔２２
ａに対して電子部品１０のリード２を正確に位置合せす
る。この場合、上述したように、貫通孔２２ｂには予め
突起５の先端部分が挿入され、電子部品１０は基板２１
の表面に沿っては移動しないように半固定状態となって
いるので、各貫通孔２２ａに対するリード２の位置合せ
は、電子部品１０に僅かな回転を与える等により、正確
に、且つ、極めて容易に行うことができる。

そして、位置合せを確認した後、電子部品１０を更に下
降させてゆく。この際、電子部品１０が下降するにつれ
て、例えば、先ず、突起５が貫通孔２２ａに完全に挿入
されてカラー３が基板２１の表面に密着する。そして、
この状態で、リード２が貫通孔２２ａに更に挿入され、
最終的に、電子部品本体１とカラー３との相対する面が
密着して電子部品本体１とカラー３とが一体化されるこ
とにより挿入工程が終了する。

上述した自動挿入工程において、突起５を使用してリー
ド２と貫通孔２２ａとの位置合せを正確に行うことがで
きるので、従来のような位置ズレは発生せず、このため
、自動挿入時の位置ズレによるリード曲がりを有効に防
止することができる。

［発明の効果コ 以上説明したように、本発明によれば、接続用の複数の
リードを挿入する複数の貫通孔と、リードの先端側の面
に設けられた突出部とを有するカラー部材を備えている
ので、複数のリードはこのカラー部材を介して相互に連
結保持され、このため、外力によるリード曲がりを有効
に防止することができると共に、実装時において突出部
を利用することによりリードと基板の貫通孔との位置合
せを正確に、且つ、容易に行うことができ、このため、
位置ズレに起因するリード曲がりを有効に防止すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例部品の構成を示す斜視図、第２
図（ａ）及び（ｂ）は第１図に示す実施例部品の基板へ
の実装方法を工程順に示す模式的断面図、第３図は従来
部品の構成を示す斜視図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）本体から外方へ延びる接続用の複数本のリードを
   有するリード付き電子部品において、前記複数本のリー
   ドが挿入される複数個の貫通孔と、前記リードの先端側
   に向けて突出する突出部とを有するカラー部材が前記貫
   通孔を前記リードに嵌入して配設されていることを特徴
   とするリード付き電子部品。