JPH01307809A - 移動体の操舵制御装置 - Google Patents

移動体の操舵制御装置

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JPH01307809A
JPH01307809A JP63139000A JP13900088A JPH01307809A JP H01307809 A JPH01307809 A JP H01307809A JP 63139000 A JP63139000 A JP 63139000A JP 13900088 A JP13900088 A JP 13900088A JP H01307809 A JPH01307809 A JP H01307809A
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JP
Japan
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attitude angle
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moving object
sign
route
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Application number
JP63139000A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Saito
哲夫 斉藤
Koichi Saito
浩一 斉藤
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TCM Corp
Original Assignee
Toyo Umpanki Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、無人搬送車等の移動体の操舵制御装置に関
する。
従来技術およびその問題点 工場内の荷物の搬送などに用いられる無人搬送車の誘導
方式としては、走行経路に沿って地上に敷設され交流電
流が流される誘導線をピックアップコイルで検出する電
磁誘導式、走行経路に沿って地上に敷設された光反射体
を投光素子、受光素子で検出する光学誘導式、走行経路
に沿って敷設された磁気テープを磁気センサで検出する
磁気誘導式などがある。しかしながら、いずれの方式も
、地上に誘導体を敷設しなければならず、その敷設のた
めに手間と費用がかかるという問題がある。また、移動
経路を変更する場合には、誘導体を再敷設しなければな
らないから、移動経路の変更が容易でないという問題が
ある。
このような問題を解決するために、本出願人は、誘導線
、光反射体、磁気テープ等の誘導体を敷設することなく
、無人搬送車をあらかじめ設定された走行経路に沿って
移動させることができる操舵指令信号発生装置を開発し
た(特開昭63−62007号公報参照)。
この操舵指令信号発生装置は、レート・ジャイロと積分
器で搬送車の姿勢角を、ロータリー・エンコーダで走行
距離を検出して現在位置を算出し、算出された現在位置
にもとづいて軌道修正を行なうものである。しかしなが
ら、この装置では、レート・ジャイロによる姿勢角検出
誤差、走行路面の凹凸、スリップによる走行距離検出誤
差等の誤差が走行とともに累積され、予め定められた走
行経路からのずれが大きくなっていくという問題がある
この発明は、上記問題を解消した移動体の操舵制御装置
を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 この発明による移動体の操舵制御装置は、あらかじめ定
められた移動体の移動経路に関するデータを記憶する手
段、移動体の姿勢角を検出する手段、移動体の移動距離
を検出する手段、姿勢角および移動距離にもとづいて移
動体の現在位置を算出する手段、ならびに現在位置およ
び姿勢角にもとづいて、移動体の移動経路からのずれ量
を零にするように移動体を操舵する手段を備えた移動体
の操舵制御装置において、移動経路上の所定の1または
複数位置に設けられかつ移動経路に対して直交する第1
直線部と、第1直線部と移動経路との交点より移動方向
に対して前方において移動経路に斜め方向に交差する第
2直線部とを有する位置修正用標識、移動体の中中央を
通る中心線に対して左右対称位置に設けられた一対の標
識検出器、移動体が位置修正用標識を通過するときの両
標識検出器の出力にもとづいて、移動体の位置および姿
勢角に関する値を算出する手段、ならびに算出された移
動体の位置および姿勢角に関する値にもとづいて、現在
位置および姿勢角を修正する手段を備えていることを特
徴とする。
発明の作1用 移動体が位置修正用標識を通過するときの両標識検出器
の出力にもとづいて、移動体の位置および姿勢角に関す
る値が算出される。そして、算出された移動体の位置お
よび姿勢角に関する値にもとづいて、現在位置および姿
勢角が修正される。
実  施  例 以下、図面を参照して、この発明を無人搬送車の操舵制
御装置に適用した場合の実施例について説明する。
第1図は、操舵制御装置の電気的構成を示している。
走行経路座標データ・メモリ(9)には、搬送車が走行
する地域上にあらかじめ設定された走行経路上の所定の
複数位置の座標データが記憶されている。すなわち、第
2図を参照して、走行経路(S)上の所定距離りごと離
れた位置Po、Pl、P2・・・・・・Pn・・・・・
・の座標(XO,YO)、(X+ SY+ )、(X2
 、Y2 ) ・・・・・−(Xn 。
Yn)・・・・・・を表わすデータが記憶されている。
走行経路(S)上の所定複数箇所に、位置修正用標識(
M)が設置されている。各位置修正用標識(M)は、第
5図に示すように移動経路(S)に対して直交する第1
辺(ma)と、第1辺(ma)と移動経路との交点より
移動方向に対して前方において移動経路に斜め方向に交
差する第2辺(mb)とを有する三角形状である。標識
(M)としては、たとえば平板状の磁石、光反射体等が
用いられる。
レートジャイロ(1)は車体の旋回の角速度を検出する
。検出された角速度は積分器(2)によって積分され、
基準方向に対する姿勢角が求められる。基準方向は任意
に設定できるが、ここでは、説明の便宜上、第2図のX
Y座標のX軸方向を基準方向とし、搬送車の進行方向が
X軸方向となす角ψを姿勢角とする。レートジャイロ(
1)および積分器(2)からなる姿勢角検出装置の代わ
りに、ジャイロコンパス、地磁気センサ等の方位検出器
およびその信号処理回路からなる姿勢角検出装置を用い
てもよい。
ロータリ・エンコーダ(パルス・ジェネレータ)(3)
は、車輪の回転軸と同期して入力軸が回転するように搬
送車に設けられており、搬送車の走行距離に比例した数
のパルスを出力する。
ロークリ・エンコーダ(3)としては、周期が同じで位
相の異なる2つの信号を出力する2出力型のものが用い
られている。
ロータリ・エンコーダ(3)の出力は、方向判別パルス
化回路(4)に送られる。方向判別パルス化回路(4)
は、ロークリ・エンコーダ(3)からの出力にもとづい
て、ロータリ・エンコーダ(3)の入力軸の回転方向を
判別し、回転方向が正転方向(搬送車の前進方向に対応
する)である場合には第1の出力端子から、逆転方向(
搬送車の後進方向に対応する)である場合には第2の出
力端子からロータリ・エンコーダ(3)の出力と周期が
等しいパルス信号を出力する。
方向判別パルス化回路(4)の第1の出力端子から出力
されるパルス信号はアップ・ダウン・カウンタのアップ
・カウント入力端子(U)1.:、第2の出力端子から
出力されるパルス信号はアップ・ダウン・カウンタ(5
)のダウンψカウント入力端子CD)にそれぞれ送られ
る。アップ・ダウン・カウンタ(5)からは、カウント
数を表わす信号が出力され、この信号は走行距離判別回
路(6)に送られる。
この判別回路(6)は、カウンタ(5)のカウント数が
、上記所定距離りに相当する数に等しくなったときに、
割込み信号を出力するとともに、カウンタ(5)をリセ
ットする。上記積分器(2)の出力および走行距離判別
回路(6)の出力は、入力インク・フェイス(7)を介
してCP U (8)に送られる。また、ロータリ・エ
ンコーダ(3)の一方の出力は、搬送車の標識(M)上
の走行距離等を測定するために入力インター・フェイス
(7)を介してCP U (8)に送られる。
標識検出器(Sl)(Sr)は、第5図に示すように、
搬送車の巾中央を通る中心線上の点(基準点)Tを挾ん
で搬送車に設けられている。各標識検出器(Sl)(S
r)から基準点Tまでの距離は等しく、両標識検出器(
Sl )(Sr)間の距離はTSに設定されている。標
識検出器(Sl)(Sr)としては、たとえば、標識(
M)が磁石である場合には、磁気センサが、標識(M)
が光反射体である場合には反射式光電検出器が用いられ
る。
そして各標識検出器(Sl)(Sr)は、標識(M)上
にあるときにオンとなる。各標識検出器(Sl)(Sr
)の出力は、入力インク・フェイス(7)を介してCP
 U (8)に送られる。
CP U (8)は、上記走行経路座標データ・メモリ
(9)の他、プログラム等を記憶するROM(10)お
よび各種データを記憶するR A M (11)を備え
ている。CP U (8)は、搬送車の現在位置の算出
処理、設定された走行経路(S)からの搬送車のずれ量
の算出処理ならびに標識検出器(Sl)(Sr)の出力
にもとづく現在位置および姿勢角の修正処理を行なう。
CP U (8)からは、出力インク・フェース(12
)およびD/Aコンバータ(13)を介して、算出され
たずれ量を零にするような操舵指令信号が操舵制御装置
(14)に出力される。
第3図は搬送車の現在位置の算出方法についての説明図
である。搬送車が位置Q (n−+ )(x  (n−
、) 、y  (n−+ ) )から、姿勢角ψで距離
りだけ移動したときのX座標およびY座標の変化分△X
および△yは、 △x−D−cosψ       −・−・−(1)△
y=D−slnψ       ・・・・・・(2〉で
ある。
したがって、現在位置Qnの座標(XnsYn)は、 xn −x (n−1) +D ψcosψ  −・・
・(3)yn =y (n−+ ) +D−sinψ 
 ・−・・・(4)として求められる。
第4図は、ずれ量の算出方法についての説明図である。
ずれ量としては、搬送車の現在位置Qn  (XnSY
n)に対応する走行経路(S)上の位置Pn  (Xn
 、 Yn )から、所定距離り一に−D(kは1以上
の整数)だけ先の経路(S)上の位置P (n+k )
  (X(n十k ) 、Y(n+k) )(現在位置
Qnに対する目標位置)と、搬送車の進行方向延長線と
の距離eが用いられる。
搬送車の現在位置Qn  (xn、yn)での姿勢角が
ψであるとする。この姿勢角ψのまま搬送車が距離りだ
け直進したと仮定した場合の搬送車の位置(現在位置Q
nに対する予測位置)をQ Ln (x Ln、  y
 Ln)とすると、xLn−xn   +L  Ll 
cos   ψ              −(5)
yLn=yn +L−sinφ     −<6>とな
る。
ずれ量eの算出は、上記目標位置P (n+k)と予測
位置QLnの座標にもとづいて、次式によって求められ
る。
e = (Y (n+k) −y Ln)  ・cos
ψ(X (n+k) −x Ln)  ・sinψ−(
7)この実施例では、搬送車が距離り進むごとに現在位
置Qnが算出されるが、ずれ量eの算出は所定時間間隔
おきに行なわれる。現在位置Qnが算出されてから次の
現在位置が算出されるまでの間の各時点におけるずれJ
ieの算出は、その時点に検出された姿勢角ψを、上記
第(5)(6〉および(7)式の姿勢角ψとして用いる
ことにより行なわれる。
第5図は、標識検出器(S / ) (Sr)の出力に
もとづく現在位置および姿勢角の修正方法についての説
明図である。
位置修正用標識(M)の第1辺(ma)と走行経路(S
)との交点は、データ・メモリ(9)に記憶されている
座標位置上にある。その座標をPa(X a +  Y
 a )とする。点Pa (Xa、Ya)付近の走行経
路(S)がX軸となす角(第1辺(ma)がY軸となす
角)をα、標識(M)の第1辺(ma)と第2辺(ni
b)との挟角をβとする。
搬送車が点Pa (Xa、Ya)付近の走行経路(S)
に対して、角度Δθ(姿勢角誤差)の傾きをもって、標
識(旧に進入したとする。標識(M)の第2辺(mb)
と走行経路(S)との交点aと、点Pa (Xa、Ya
)との距離をZOとする。
第1辺(ma)上の搬送車が進入する点すと、点すを通
りかつ走行経路(S)に平行な仮想線が第2辺(+ab
)と交わる点Cとの距離を23とする。搬送車の基準点
Tが第1辺(aha)上に至ってから、第2辺(mb)
上に至るまでに搬送車が走行する距離を22とする。ま
た、搬送車の基準点Tが第1辺(ma)上に至ってから
、両標識検出器(S/)(Sr)が第2辺(mb)をと
もに通過し終わるまで搬送車が走行する距離を21とす
る。
両標識検出器(S/ )(Sr)が標識(M)上から脱
出したときの基準点Tの座標Qn (xn、yn)は、
次式で表される。
x n −X a + (Z 3− Z O)  ・c
otβ・s1nα+Z1・cos  (α+Δθ) ・
・・(8)yn−Ya+ (20−Z3)  #cot
β’ cosα+Z1・S1n (α+Δθ)  −1
9)ZOは、あらかじめ求められている。ΔθおよびZ
1〜z3は、次式から求められる。
Δθ−tan−’  (/ 1/Ts)     −(
10)Zl−(/1/2)+/2+/3   ・・・(
11)Z2− (11/2)+/2+ (/3/2)・
・・(12) Z3−22  ・ (cos  Δθ−+sin  Δ
θ −tan  β)・・・(13) ここで、11は、両標識検出器(Sl)(Sr)のうち
の一方がオンしてから他方がオンするまでに搬送車が走
行した距離である。/2は、両標識検出器(Sl)(S
r)がともにオンとなっている間に、搬送車が走行した
距離である。13は、両標識検出器(81)(Sr)が
ともにオンとなった後に一方の標識検出器(Sl)また
は(Sr)がオフになってから、他方の標識検出器(S
r)または(Sl)がオフとなるまでに搬送車が走行し
た距離である。
各標識()I)を通過するごとに、第(8)式および第
(9)式で求められた位置を用いて現在位置が修正され
る。また、各標識(M)を通過するごとに、姿勢角誤差
Δθの累積値θが算出され、レート・ジャイロ(1)に
基づいて測定された姿勢角ψに姿勢角誤差累積値θが加
算されることにより、姿勢角ψが修正される。姿勢角誤
差Δθの累積値θは、前回までの姿勢角誤差累積値θに
今回の姿勢角誤差Δθが加算されることにより求められ
る。
点Qnと辺(ma)との距離を24とすると、Z4−Z
l・cosΔθ        −(14)なる。
搬送車の現在位置Qnに対応する走行経路上の点Pn 
(Xn、Yn)を点Paからj番目の点とすると、jは
、 j−Z4/D−Zl ・cosΔθ/ D  −(15
)を算出し、余りを切り捨てることにより求められる。
したがって、現在位置修正後の最初の目標位置は、点P
aから(j十k)番目の点P(a+j+k)(X (a
+j+k) 、Y (a+ j十k))に設定される。
第5図では、両標識検出器(Sl)(Sr)の一方がオ
ンとなってからオフになるまでに他方がオンとなるが、
搬送車が標識(M)に進入する位置および角度によって
は、第6図に示すように、両標識検出器(Sl )(S
r)の一方がオン状態からオフに変化した後に、他方が
オンとなる場合もある。
以下の説明においては、第5図のように両標識検出器(
Sl)(Sr)の一方がオンとなってからオフになるま
でに他方がオンとなるように搬送車が標識(M)に進入
する場合を第1進入モードといい、第6図のように両標
識検出器(Sl)(Sr)の一方がオン状態からオフに
変化した後に、他方がオンとなるように搬送車が標識(
M)に進入する場合を第2進入モードということにする
第2進入モードの場合には、ZlおよびZ2は、次のよ
うにして求められる。第6図において、両標識検出器(
Sl)(Sr)のうち先にオンした検出器のオン時点か
らその検出器がオフするまでに、搬送車が走行した距離
をIO1両標識検出器(Sl)(Sr)のうちの一方が
オンしてから他方がオンするまでに搬送車が走行した距
離を/1、両標識検出器(Sl)(Sr)のうち一方が
オンとなった後に他方がオンとなってから、同他方がオ
フとなるまでに搬送車が走行した距離を14とすると、
ZlおよびZ2は、次式で求められる。
Zl−(/ 1/2)+/4       ・・・(1
6)Z2− (IO/2)+ (/4/2)  ・・・
(17)第1進入モード(第5図)と、第2進入モード
(第6図)の識別は、両標識検出器(Sl)(Sr)の
うち先にオンした一方の検出器が、他方の検出器がオン
する前にオフするか否かを監視することによって行なう
ことができる。すなわち、両標識検出器(Sl)(Sr
)のうち先にオンした一方の検出器が、他方の検出器が
オンする前にオフしないときには、第1進入モードであ
ると判断され、先にオンした一方の検出器が、他方の検
出器がオンする前にオフしたときには、第2進入モード
であると判断される。
第7図はROM (10)の内容を示している。ROM
 (10)には、プログラムが記憶されているエリア(
Eol)の他、所定距離りが記憶されているエリヤ(E
o2) 、所定距離りが記憶されている工リヤ(EO3
)、両標識検出器(Sl )(Sr)間の距離Tsが記
憶されているエリア(Eo4) 、角度βが記憶されて
いるエリア(Eo5) 、Z Oが記憶されているエリ
ア(Eo6) 、各標識(M)の位置を表すデータが記
憶されているエリア(Eo7)等が設けられている。エ
リア(Eo7)には、標識(Ml)〜(Mn)ごとに、
そのX座標Xal 〜Xan、Y座標Yal〜Yanお
よびα1〜αnが記憶されている記憶場所がある。
第8図はRA M (11)の内容を示している。RA
 M (11)には、現在位置Qnを算出するための姿
勢角ψ(以下、ψAで表わす)を記憶するエリヤ(Ea
t) 、予想位置QLnおよびずれff1eを算出する
ための姿勢角ψ(以下、ψBで表わす)を記憶するエリ
ヤ(Ea2) 、現在位置Qnの座標xnおよびynを
それぞれ記憶するエリヤ(Ea3)および(Ea4)、
予測位置QLnの座標xLnおよびyLnをそれぞれ記
憶するエリヤ(Ea5)および(Ea6) 、目標位置
P (n+k)の座標X (n+k)およびY (n+
k)をそれぞれ記憶するエリヤ(Ea7)および(Ea
8) 、搬送車が目的地に到達したかどうかを判別する
ためのカウンタとして用いられるエリヤ(Ea9) 、
搬送車が目的地に到達したかどうかを表わすフラグFと
して用いられるエリヤ(EalQ)、aOlllおよび
i2をそれぞれ測定するためにカウンタとして用いられ
るエリア(Eall)、(Eat2)および(Eat3
)、13または/4を7#1定するためにカウンタとし
て用いられるエリア(Eat4)、姿勢角誤差Δθを記
憶するエリア(Ea15)、姿勢角誤差累積値θを記憶
するエリア(Ear6)、Zl、Z2およびZ3をそれ
ぞれ記憶するエリア(Ea17)(Ealg)および(
Eat9)、jを記憶するエリア(Ea20)等が設け
られている。
第9図は、CP U (8)による処理手順を示してい
る。CP U (8)の処理には、所定時間間隔でずれ
量を算出してこれに応じた操舵指令信号を出力するメイ
ン処理と、走行距離判別回路(16)からの割込み信号
が入力するごとに搬送車の現在位置を算出して更新する
第1割込処理と、標識検出器(Sl)(Sr)のうちい
ずれかがオンすることによって実行されかつ搬送車の現
在位置および姿勢角を修正する第2割込処理とがある。
第2割込処理は、第1割込処理より優先的に実行される
CP U (8)のメイン処理においては、まず、初期
設定が行なわれる(ステップ(21))。この初期設定
においては、姿勢角の初期値が現在位置算出用姿勢角ψ
AとしてRA M (11)のエリヤ(Eat)に、現
在位置Qnの座標xnおよびynがRA M (11)
のエリヤ(Ea3)および(Ea4)に、現在位置Qn
に対する目標位置P (n+k)の座標X (n十k)
およびY (n+k)がRA M (11)のエリヤ(
Ea5)および(Ea8)に、走行経路(S)上におい
て目的地が走行を開始する地点から何番目にあるのかを
表わす数値がRA M (11)のエリヤ(Ea9)に
それぞれ記憶される。また、フラグFがリセット(F−
0)にされる。
初期設定ののち、フラグFがセットされているか否かが
調べられる(ステップ(22))。後述することかられ
かるように、搬送車が目的地に到達した場合には、フラ
グFがセット(F−1)され、搬送車が目的地に到達し
ていない場合にはフラグFはリセット(F−0)されて
いる。
搬送車が目的地に到達していない場合(F−0)には、
ステップ(23)に移り、積分器(2)からの信号(姿
勢角ψ)が読み込まれる。そして、読み込まれた姿勢角
ψに、後述する第2割込処理によって求められてRA 
M (11)のエリア(Eat6)に記憶されている姿
勢角誤差累積値θが加算され、加算された値(ψ+θ)
が予測位置QLnおよびずれ量e算出用の姿勢角ψBと
してRAM (11)のエリヤ(Ea2)に記憶される
(ステップ(24))。
次に、上記ステップ(24)で記憶された姿勢角ψB、
ROM(10)のエリヤ(Eo3)に記憶されているL
ならびにRA M (11)のエリヤ(Ea3)および
(Ea4)に記憶されているxnおよびynを用い、上
記第(5)式および第(6)式によって、予測位置QL
nの座標xLnおよびyLnが算出され、RA M (
11)のエリヤ(Ea5)および(Ear)にそれぞれ
に記憶される(ステップ(25))。
次に、上記ステップ(25)で算出されたxLnおよび
y Ln、 RA M (11,)のエリヤ(Ea7)
および(Ea8)に記憶されているX (n+k)およ
びY (n+k)ならびにエリヤ(Ea2)に記憶され
ている姿勢角ψBを用い、上記第(7)式によって、ず
れQeが算出される(ステップ(2B))。
こののち、ずれQeに応じた操舵指令信号が出力される
(ステップ(27))。この操舵指令信号は操舵制御装
置(14)に送られ、ずれ量が零になるように搬送車が
操舵される。ステップ(27)で操舵指令信号が出力さ
れると上記ステップ(22)に戻り、ステップ(22)
〜(27)の処理が繰り返し行なわれる。そして、ステ
ップ(22)において、F−1となっていれば、メイン
処理は終了する。
第1割込処理は、走行距離判別回路(6)から割込み信
号が入力するごとに行なわれる。割込み信号が入力する
と、搬送車が目的地に到達したか否かが次のようにして
、判別される(ステップ(31))。すなわち、まず、
RA M (11)のエリア(Ea9)の内容が1だけ
減算される。そして、この減算結果が零になったか否か
が判別され、零であれば搬送車が目的地に到達したと判
断され、零でなければ搬送車が目的地に到達していない
と判断される。
上記ステップ(31)で搬送車が目的地に到達していな
いと判断されると、ROM (10)のエリヤ(Eo2
)に記憶されているDならびにRAM(11,)のエリ
ヤ(Ea3)および(Eat)に記憶されているxnお
よびψAにもとづいて、xn+D−CO8ψA(第(3
)式に対応)が演算され、この演算結果が現時点での現
在位置QnのX座標xnとしてRA M (11)のエ
リヤ(Ea3)に記憶される。
また、ROM (10)のエリヤ(Eo2)に記憶され
ているDならびにRA M (11)のエリヤ(Ea4
)および(Eal)に記憶されているynおよびψAに
もとづいて、3’n+D−sinψA(第(4)式に対
応)が演算され、この演算結果が現時点での現在位置Q
nのY座標ynとしてRA M (11)のエリヤ(E
a4) E記憶される(ステップ(32))。
これにより、現在位置Qnの座標xnおよびynが更新
される。
また、RA M (11)のエリヤ(Ea7)および(
Ea8)に記憶されているX (n+k)およびY (
n+k)より、距離りだけ先の走行経路(S)上の位置
の座標X (n+に+ 、)およびY (n+に+1 
)がメモリ(9)から読出され、この座標X (n+に
+ H)およびY (n+に+ + )が、上記ステッ
プ(32)テ算出された現在位置Qnに対する目標位置
P (n+k)を表わす座標X (n+k)およびY 
(n+k)として、RAM (11)のエリヤ(Ea7
)および(Ea8)に記憶される(ステップ(33))
。これにより、目標位置P(n+k)が更新される。
次に、積分器(2)からの信号(姿勢角ψ)が読み込ま
れる(ステップ(34))。そして、読み込まれた姿勢
角ψに、姿勢角誤差の累積値θが加算され、加算された
値(ψ+θ)が現在位置算出用姿勢角ψAとしてRA 
M (11)のエリヤ(Eal)に記憶され(ステップ
(35))、エリヤ(Eat)の内容ψAが更新される
。これにより第1割込処理は終了する。
上記ステップ(31)で、搬送車が目的地に到達したと
判断された場合には、ステップ(36)に進んでフラグ
Fがセット(F−1)されたのちに第1割込処理は終了
する。
第2割込処理は、両標識検出器(S/)(Sr)のうち
いずれかがオンすることによって実行される。両標識検
出器(S/)(Sr)のうちいずれかがオンすると、/
1.12および13またはIO1/1および14の計測
処理が行われる(ステップ(41))。次に、ステップ
(41)で測定されたデータに基づくΔθ、Zlおよび
Z2の演算処理が行われる(ステップ(42))。ステ
ップ(41)の計測処理およびステップ(41)の演算
処理の詳細については、後述する。
次に、ステップ(42)で求められたΔθおよびZ2な
らびにROM (10)のエリア(Eo5)に記憶され
ているβに基づいて、第(13〉式により、Z3が算出
され、RA M (11)のエリア(Eal9)に記憶
される(ステップ(43))。
この後、ステップ(42)で求められたΔθおよびZl
、ステップ(43)で求められたZ3、ROM (10
)のエリア(Eo7)に記憶されている搬送車が今回進
入した標識(M)の座標XaおよびYa。
その標識(M)についてのαならびにROM (10)
のエリア(Eo5)および(Eo8)に記憶されている
βおよびZOに基づいて、両標識検出器(Sl)(Sr
)が標識(M)上から脱出したときの基準点Tの位置Q
nのX座標xnが第(8)式により、位置QnのY座標
ynが第(9)式によりそれぞれ算出され、RA M 
(11)のエリア(Ea3)および(Ea4)に記憶さ
れる(ステップ(44))。
また、ステップ(42)で求められたΔθおよびZlな
らびにROM (10)のエリア(Eo2)に記憶され
ているDに基づいて、第(15)式によりjが求められ
、RA M (11)のエリア(Ea20)に記憶され
る(ステップ(45))。
そして、標識の位置を現す位置Paから(j+k)側光
の走行経路(S)上の点P(a+j+k)の座標X (
a+j+k)およびY (a+j+k)が、上記ステッ
プ(44)で算出された現在位置Qnに対する目標位置
P (n+k)を表わす座標X (n+k)およびY 
(n+k)として、RA M (11)のエリヤ(Ea
7)および(Ea8)に記憶される(ステップ(4B)
)。
これにより、目標位置P (n+k)が更新される。
次に、ステップ(42)で求められた姿勢角誤差Δθが
、RA M (11)のエリア(Ea16)に記憶され
ている前回の第2割込処理までの姿勢角誤差累積値θに
加算され、この加算値(θ+Δθ)が、新たな姿勢角誤
差累積値θとして、RA M (11)のエリア(Ea
16)に記憶され(ステップ(47))、この第2割込
処理は終了する。
第10図は、第2割込処理おけるステップ(41)の1
1、/2および/3または(!0,11および14の計
測処理手順の詳細を示している。
この測定処理では、まず、RA M (11)の10記
憶用エリア(Eatt)、/1をカウントするための1
1カウンタ(RA M (11)のエリア(Ea12)
)、/2をカウントするための12カウンタ(エリア(
Ea13))および/3またはa4をカウントするだめ
の/3カウンタ(エリア(Ea14))の内容かクリア
される(ステップ(51))。
次に、右側の標識検出器(Sr)がオンでかつ左側の標
識検出器(Sl)がオフであるか否かが判別される(ス
テップ(52))。右側の標識検出器(S「)がオンで
、左側の標識検出器(sl)がオフである場合には、ス
テップ(53)に進み、ロータリー・エンコーダ(3)
からのパルス入力を待つ。
パルスが入力されると、ステップ(54)に進んで、l
lカウンタの内容が+1される。そして、右側の標識検
出器(Sr)がオン状態を維持しているか否かが判別さ
れ(ステップ(55))、オン状態を維持していれば、
RA M (11)の10記憶用エリア(Eall)に
11カウンタの内容が記憶される(ステップ(5B))
この後、左側の標識検出器(Sl)がオンになっている
か否かが判別され(ステップ(57))、左側の標識検
出器(Sl)がオンになっていなければステップ(53
)に戻り、ステップ(53)〜(57)の処理が行われ
る。そして、左側の標組■器(Sl)がオンになるまで
、ステップ(53)〜(57)の処理が繰返し行われる
。つまり、右側の標識検出器(Sr)が最初にオンして
から、左側の標識検出器(Sl)がオンとなるまでの間
に、ロータリー・エンコーダ(3)から入力されるパル
スが11カウンタによって計数される。
ステップ(55)で右側の標識検出器(Sr)がオフと
なっている場合は、ステップ(56)の処理を行うこと
なくステップ(57)に進み、左側の標識検出器(Sl
)がオンになっているか否かが判別される。
第1進入モードの場合には、右側の標識検出器(Sr)
がオンになってから、左側の標識検出器(Sl)がオン
になるまでに右側の標識検出器(Sr)はオフにならな
いので、ステップ(55)で右側の標識検出器(Sr)
がオフになることはない。したがって、IO記憶用エリ
ア(Eall)の内容は、11カウンタの内容と等しく
なる。
第2進入モードの場合には、右側の標識検出器(Sr)
がオンになってから、左側の標識検出器(Sl)がオン
になるまでに右側の標識検出器(Sr)はオフになるの
で、RAM(11)のIO記憶用エリヤ(Eall)に
は、右側の標識検出器(S「)がオンになってからオフ
になるまでの間に、ロータリ・エンコーダ(3)から入
力されるパルスの数が記憶される。つまり、RA M 
(11)の10記憶用エリヤ(Ball)の内容はlO
に応じた値となる。
左側の標識検出器(Sl)がオンになり、そのことがス
テップ(57)で判別されると、ρ0およびl 1 、
’iFJ定処理が終了する。つまり、この時点での/1
カウンタの内容が/1に応じた値となる。RA M (
tl)のIO記憶用エリヤ(Eall)の内容は、第1
進入モードの場合には/1カウンタの内容と同じ値とな
り、第2進入モードの場合はρ0に応じた値となる。I
Oおよび/1111111定処理が終了するとステップ
(59)に進む。
上記ステップ(52)において、右側の標識検出器(S
r)がオンでかつ左側の標識検出器(Sl)がオフとな
っていなければ、ステップ(58)に進み、左側の標識
検出器(Sl)がオンでかつ右側の標識検出器(Sr)
がオフであるか否かが判別される。
左側の標識検出器(Sl)がオンでかつ右側の標識検出
器(Sr)がオフである場合には、上記ステップ(53
)〜(57)に対応する10および/1測定処理のステ
ップ(53a)〜(57a)が行われる。
ステップ(53a)〜(57a)の処理は、ステップ(
55)では右側の標識検出器(Sr)がオン状態を維持
しているか否かが判別されているのに対し、ステップ(
55a)では左側の標識検出器(Sl)がオン状態を維
持しているか否かが判別されている点と、ステップ(5
7)では左側の標識検出器(Sl)がオンになっている
か否かが判別されているのに対し、ステップ(57a)
では右側の標識検出器(S「)がオンになっているか否
かが判別されている点とがステップ(53)〜(57)
の処理と異なるだけである。
ステップ(53a)〜(57a)の処理では、左側の標
識検出器(Sl)が最初にオンしてから、右側の標識検
出器(Sr)がオンとなるまでの間に、ロータリ・エン
コーダ(3)から入力されるパルスが11カウンタによ
って計数される。
また、ステップ(55a)で左側の標識検出器(Sl)
がオフとなっている場合は、ステップ(56a)の処理
を行うことなくステップ(57a)に進み、右側の標識
検出器(Sr)がオンになっているか否かが判別される
。第1進入モードの場合には、ステップ(55a)で左
側の標識検出器(Sl)がオフになることはなく、10
記憶用エリア(Eall)の内容は、/1カウンタの内
容と等しくなる。
第2進入モードの場合には、RA M (11)のIO
記憶用エリヤ(Eall)には、左側の標識検出器(S
l)がオンになってからオフになるまでの間に、ロータ
リ・エンコーダ(3)から入力されるパルスの数が記憶
される。つまり、RAM(11)の10記憶用エリヤ(
Eall)の内容は10に応じた値となる。ステップ(
53a)〜(57a)の10および/1測定処理が終了
するとステップ(59)に進む。
ステップ(58)で左側の標識検出器(Sl)がオンで
かつ右側の標識検出器(Sr)がオフであると判別され
なかった場合は、両標識検出器(Sl)(Sr)がほぼ
同時にオンしたと判断され、10および/lはともに零
であるので、10およびρ1測定処理は行われない。こ
の場合は、ただちにステーツブ(59)に進む。
ステップ(59)では、両標識検出器(81)(Sr)
がともにオンであるか否かが判別される。第1進入モー
ドの場合は、両標識検出器(Sl )(Sr)がともに
オンになっているので、ロータリ・エンコーダ(3)か
らのパルス入力を待ち(ステップ(80)) 、パルス
が入力されると、/2カウンタの内容が+1される(ス
テップ(61))。この後、ステップ(59)に戻り、
両標識検出器(Sl)(Sr)がともにオンであれば、
ステップ(80)(81)の処理が繰り返し行われる。
つまり、両標識検出器(Sl)(S、r)がともにオン
である間に、ロータリ・エンコーダ(3)から入力され
るパルスが/2カウンタによって計数される。そして、
両標識検出器(Sl)(Sr)のうち少なくとも一方が
オフとなると、ステップ(62)に進む。
第2進入モードの場合には、ステップ(59)では、両
標識検出器(Sl)(Sr)のうち、一方のみがオンと
なっているので、ステップ(60)および(61)の処
理を実行することなくステップ(62)に移る。
ステップ(62)では、両標識検出器(Sl)(Sr)
がともにオフとなっているか否かが判別される。
両標識検出器(Sl)(Sr)がともにオフとなってい
なければ、ロータリ・エンコーダ(3)からのパルス入
力を待ち(ステップ(83)) 、パルスが入力される
と、/3カウンタの内容が+1される(ステップ(64
))。この後、ステップ(62)に戻り、両標識検出器
(Sl )(Sr)がともにオフとなっていなければ、
ステップ(6s) (84)の処理が繰り返し行われる
つまり、第1進入モードの場合には、両標識検出器(S
l )(Sr)のうちの一方がオフとなってから、他方
がオフとなるまでの間に、ロータリ・エンコーダ(3〉
から入力されるパルスがI3カウンタによって計数され
る。したがって、13カウンタの内容は、/3に応じた
値となる。
第2進入モードの場合には、両標識検出器(Al)(S
r)のうちの一方がオンとなった後に他方がオンとなっ
てから、同他方がオフとなるまでの間に、ロータリ・エ
ンコーダ(3)から入力されるパルスが/3カウンタに
よって計数される。
したがって、この場合は、/3のカウンタの内容は、/
4に応じた値となる。
両標識検出器(Sl)(Sr)がともにオフになると、
この計測処理は終了する。
第11図は、第2割込処理おけるステップ(42)のΔ
θ、ZlおよびZ2eL算処理の詳細を示している。こ
の演算処理では、まず、測定値lOと/1の値が等しい
か否かが判別される(ステップ(71))。10と11
の値が等しい場合は、第1進入モードと判断されるので
ステップ(72)に進み、計測処理で測定された11、
/2および/3にもとづいて、第(11)式および第(
12)式より21およびZ2が算出され、RA M (
11)のエリア(Eal7)および(Eal8)に記憶
される。
ステップ(71)で測定値10と11の値が等しくない
場合は、第2進入モードと判断されるのでステップ(7
3)に進み、nJ定処理で測定された10.11および
14にもとづいて、第(16)式および第(17)式よ
り21およびZ2が算出され、RAli(11)のエリ
ア(Eal、7)および(Ealg)に記憶される。
ステップ(72)または(73)の後、計測処理で測定
された/1およびROM (10)のエリア(Ha4)
に記憶されているTsにもとづいて、第(1o)式より
Δθが算出され、RA M (11)のエリア(Eal
5)に記憶される(ステップ(74))。そして、この
演算処理は終了する。
上記実施例では、ずれfjkeの算出は、所定時間間隔
で行なわれているが、搬送車が距離り進むごとに行なう
ようにしてもよい。この場合には、走行距離判別回路(
6)からパルスが出力されるごとに、姿勢角ψの読み込
み、姿勢角ψの修正、現在位置の算出、算出された現在
位置に対する予測位置の算出、算出された現在位置に対
する目標位置の読み出しおよびずれ量の算出か行なわれ
る。
また、上記ステップ(32)においては、RAM(11
)のエリヤ(Eal)に記憶されている姿勢角ψAを用
いて現在位置が算出されているが、ステップ(24)に
おいて求められた最新の姿勢角ψBを用いて現在位置を
算出してもよい。この場合には、初期設定(ステップ(
21))において姿勢角の初期値はRA M (11)
のエリヤ(Ha2)に記憶される。またステップ(34
〉および(35)は不要となる。
上記実施例では、標識(M)としては、直角三角形の平
板状のものを用いているが、第12図に示すように、上
記標識(M)の2つの辺(ma)(rab)に沿うよう
に配された2本のテープ状標識部材(Ma) (Mb)
で標識(M)を構成してもよい。この場合には、各標識
検出器(Sl )(Sr)が進行方向に対して後側の標
識部材(Ha)の後縁上を通過してから前側の標識部材
(Mb)の前縁を通過するまでの間のみオン信号を出力
する信号変換回路を各標識検出器(Sl)(Sr)ごと
に設け、各信号変換回路の出力を入力インク・フェイス
(7)を介してCP U (8)に入力させればよい。
このような信号変換回路をソフトウェアで達成してもよ
い。
また、搬送車が前後2方向に走行する場合には、第13
図に示すように、標識部材(Mb)に対して、標識部材
(Ha)と対称にもう一本のテープ状標識部材(Mc)
を設ければよい。
第13図に示すように3本のテープ状標識部材()la
) (Wb) (Me)を設けた場合には、各標識検出
器(Sl)(Sr)の出力は、例えば、第14図に示す
信号変換回路(100)によってそれぞれ変換されてC
P U (8)に送られる。この信号変換回路(100
)は、標識検出器(Sl)(Sr)ごとに設けられ、各
標識検出器(Sl )(Sr)が進行方向に対して後側
の標識部材(Ha) (または(Me))の後縁上を通
過してから中央の標識部材(Mb)の前縁を通過するま
での間のみオン信号を出力するものである。
信号変換回路(100)の動作を、左側の標識検出器(
Sl)についての信号変換回路(100)を例にとり、
その各部の信号を示している第15図のタイムチャート
を参照して説明する。搬送車の進行方向を第13図に矢
印で示す方向であるとする。標識検出器(Sl)の出力
は、入力端子(IN)に接続されている。各JKフリッ
プフロップ(101)および(102)は、そのJ入力
端子とに入力端子が接続されていいるのでTフリップフ
ロップとして作用し、クロック入力端子に入力するクロ
ック信号の立ち下がりタイミングでJ入力端子の入力が
Hレベルであればその出力が反転する。各フリップフロ
ップ(103) (104)は、クロック入力端子に入
力するクロック信号の立ち下がりタイミングで、その出
力が反転する。
初期状態では、すべてのフリップフロップ(101) 
(102) (103) (104)は、リセット信号
により、そのQ出力はLレベルとなっている。したがっ
て、信号変換回路(100)の出力(1)もLレベルで
ある。また、標識検出器(Sl)の出力(A)もLレベ
ルである。
標識検出器(Sl)が進行方向に対して後側の標識部材
(Ha)を検出すると(時点t1)、その出力(A)が
Hレベルとなり、NOT回路(105)の出力(B)が
Lレベルとなる。信号(B)の立ち下がり時点では、J
Kフリップフロップ(101)のJ入力端子の入力信号
(G)は、Hレベルとなっているので、信号(B)の立
ち下がり時点でJKフリップフロップ(101)の出力
(C)がHレベルに反転する。出力(C)がHレベルに
なるので、OR回路(107)の出力(E)がHレベル
となるとともにOR回路(110)の出力(I)(信号
変換回路(100)の出力)もHレベルとなる。
この後、標識検出器(Sl)が標識部材(Ha)を通過
し終わると(時点t2)、その出力(A)がLレベルに
反転し、NOT回路(105)の出力(B)がHレベル
に反転する。標識検出器(Sl)の出力(A)の立ち下
がり時点では、JKフリップフロップ(102)のJ入
力端子の入力信号は、Hレベルとなっているので、信号
(A)の立ち下がり時点でJKフリップフロップ(10
2)の出力(1()がHレベルに反転する。出力(H)
がHレベルになるので、OR回路(109)の出力がH
レベルに反転する。信号変換回路(100)の出力(1
)は、Hレベルのままとなる。
この後、標識検出器(Sl)が中央の標識部材(肘)を
検出すると(時点t3)、その出力(A)が再びHレベ
ルとなり、NOT回路(105)の出力(B)がLレベ
ルとなる。信号(B)の立ち下がり時点では、JKフリ
ップフロップ(lot)のJ入力端子の入力信号(G)
は、Hレベルとなっているので、信号(B)の立ち下が
り時点でJKフリップフロップ(101)の出力(C)
がLレベルに反転する。JKフリップフロップ(101
)の出力(C)がLレベルに反転しても、JKフリップ
フロッフ(102)の出力(H)はHレベルなのでOR
回路(110)の出力(1)(信号変換回路(100)
の出力)はHレベルを維持する。
出力(C)がLレベルになるので、OR回路(107)
の出力(E)がLレベルに反転する。信号(E)が立ち
下がると、フリップフロップ(103)のQ出力(F)
がHレベルに反転するとともに口出力(G)がLレベル
に反転する。
この後、標識検出器(Sl)が標識部材(Mb)を通過
し終わると(時点t4)、その出力(A)がLレベルに
反転し、N07回路(105)の出力(B)がHレベル
に反転する。標識検出器(Sl)の出力(A)の立ち下
がり時点では、JKフリップフロップ(102)のJ入
力端子の入力信号は、Hレベルとなっているので、信号
(A)の立ち下がり時点でJKフリップフロップ(10
2)の出力(1()がLレベルに反転し、信号変換回路
(100)の出力(1)がLレベルに反転する。
出力(H)がLレベルになるので、OR回路(109)
の出力がLレベルに反転する。OR回路(109)の出
力が立ち下がると、フリップフロップ(104)のQ出
力がHレベルに反転するとともにΦ出力がLレベルに反
転する。
また、N07回路(105)の出力(B)がHレベルに
反転するので、AND回路(10B)出力(D)がHレ
ベルに反転し、OR回路(107)の出力(E)がHレ
ベルに反転する。
この後、標識検出器(Sl)が進行方向に対して前側の
標識部材(Me)を検出すると(時点t5)、その出力
(A)がHレベルとなり、N07回路(105)の出力
(B)がLレベルとなる。信号(B)の立ち下がり時点
では、JKフリップフロップ(101)のJ入力端子の
入力信号(G)は、Lレベルとなっているので、JKフ
リップフロップ(101)の出力(C)は反転せずLレ
ベルを維持する。
したがって、信号変換回路(100)の出力(1)は、
Lレベルのままとなる。
信号(B)がLレベルになるので、AND回路(10B
)の出力(D)がLレベルに反転し、これに伴ってOR
回路(107)の出力(E)がLレベルに反転する。し
たがって、出力(E)の立ち下がり時点で、フリップフ
ロップ(103)のQ出力(F)がLレベルに反転し、
口出力(G)がHレベルに反転する。
この後、標識検出器(Sl)が標識部材(Me)を通過
し終わると(時点t6)、その出力(A)がLレベルに
反転し、N07回路(105)の出力(B)がHレベル
に反転する。信号(B)がHレベルに反転しても信号(
F)はLレベルなのでAND回路(10B)の出力はL
レベルのままとなる。
標識検出器(Sl)の出力(A)の立ち下がり時点では
、JKフリップフロップ(102)のJ入力端子の入力
信号は、Lレベルとなっているので、信号(A)の立ち
下がり時点でJKフリップフロップ(102)の出力(
H)は反転せずLレベルを維持する。したがって、信号
変換回路(100)の出力(1)は、Lレベルのままと
なる。
標識検出器(Sl)の出力(A)がLレベルになるので
、AND回路(108)の出力がLレベルに反転し、こ
れに伴ってOR回路(109)の出力がLレベルに反転
する。したがって、OR回路(L  j09)の出力の
立ち下がり時点で、フリップフロップ(104)のQ出
力がLレベルに反転し、Q出力がHレベルに反転する。
これにより、信号変換回路(100)は初期状態に戻る
。なお、この回路(100)を、ソフトウェアで達成し
てもよいことは、いうまでもない。
発明の効果 この発明による移動体の操舵制御装置では、移動体が位
置修正用標識を通過するときに、移動体の絶対的な位置
および姿勢角が算出され、算出された絶対的な位置およ
び姿勢角にもとづいて、ずれ量を算出するための現在位
置および姿勢角が修正されているので、レート・ジャイ
ロ等の姿勢角検出器の姿勢角検出誤差、路面の凹凸、ス
リップによる移動距離検出誤差等の誤差が発生しても、
それらの誤差が累積されていくのを防止できる。したが
って、移動体を、あらかじめ定められた移動経路に沿っ
て、より正確に移動させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は操舵制御装置の電気的構成を示すブロック図、
第2図は走行経路座標データ・メモリに記憶される座標
データを説明するための説明図、第3図は現在位置算出
方法を説明するための説明図、第4図はずれ全算出方法
を説明するための説明図、第5図は標識検出器の出力に
もとづく現在位置および姿勢角の修正方法を説明するた
めの説明図、第6図は搬送車の進入経路が第5図と異な
る場合の修正方法を説明するための説明図、第7図はR
OMの内容を示す図、第8図はRAMの内容を示す図、
第9図はCPUの処理手順を示すフローチャート、第1
0図は第2割込処理における10〜14の計δPI処理
手順を示すフローチャート、第11図は第2割込処理に
おけるΔθ、ZlおよびZ2の演算処理手順を示すフロ
ーチャート、第12図は位置修正用標識の他の例を示す
平面図、第13図は位置修正用標識のさらに他の例を示
す平面図、第14図は第13図の位置修正用標識を用い
た場合に使用される標識検出器の信号変換回路を示す電
気回路図、第15図は第14図の信号を示すタイムチャ
ートである。 <1)・・・レート・ジャイロ、(3)・・・ロータリ
・エンコーダ、(8)・・・cpU、(9)・・・走行
経路座標データ・メモリ、(10)・・・ROM、(1
1)・・・RAM、(M)・・・位置修正用標識、(S
/ )(Sr)・・・標識検出器。 以上 tl  t2 t3 t4 t5 t6第15図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)あらかじめ定められた移動体の移動経路に関する
    データを記憶する手段、移動体の姿勢角を検出する手段
    、移動体の移動距離を検出する手段、姿勢角および移動
    距離にもとづいて移動体の現在位置を算出する手段、な
    らびに現在位置および姿勢角にもとづいて、移動体の移
    動経路からのずれ量を零にするように移動体を操舵する
    手段を備えた移動体の操舵制御装置において、 移動経路上の所定の1または複数位置に設けられかつ移
    動経路に対して直交する第1直線部と、第1直線部と移
    動経路との交点より移動方向に対して前方において移動
    経路に斜め方向に交差する第2直線部とを有する位置修
    正用標識、移動体の巾中央を通る中心線に対して左右対
    称位置に設けられた一対の標識検出器、 移動体が位置修正用標識を通過するときの両標識検出器
    の出力にもとづいて、移動体の位置および姿勢角に関す
    る値を算出する手段、ならびに 算出された移動体の位置および姿勢角に関する値にもと
    づいて、現在位置および姿勢角を修正する手段、 を備えていることを特徴とする移動体の操舵制御装置。
  2. (2)位置修正用標識が、移動経路に対して直交する第
    1辺と、第1辺と移動経路との交点より移動方向に対し
    て前方において移動経路に斜め方向に交差する第2辺と
    を有する三角形状である請求項(1)記載の移動体の操
    舵制御装置。
  3. (3)位置修正用標識が、移動経路に対して直交する第
    1直線状標識部材と、第1直線状標識部材と移動経路と
    の交点より移動方向に対して前方において移動経路に斜
    め方向に交差する第2直線状標識部材とからなる請求項
    (1)記載の移動体の操舵制御装置。
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JP63139000A Pending JPH01307809A (ja) 1988-06-06 1988-06-06 移動体の操舵制御装置

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JP (1) JPH01307809A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61266913A (ja) * 1985-05-21 1986-11-26 Komatsu Ltd 無人車両の方向及び位置の検出装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61266913A (ja) * 1985-05-21 1986-11-26 Komatsu Ltd 無人車両の方向及び位置の検出装置

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