JPH01307442A - 水中油型乳化油脂組成物 - Google Patents

水中油型乳化油脂組成物

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JPH01307442A
JPH01307442A JP63137363A JP13736388A JPH01307442A JP H01307442 A JPH01307442 A JP H01307442A JP 63137363 A JP63137363 A JP 63137363A JP 13736388 A JP13736388 A JP 13736388A JP H01307442 A JPH01307442 A JP H01307442A
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JP
Japan
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oil
water
emulsified fat
weight
fat composition
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Application number
JP63137363A
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English (en)
Inventor
Tadaaki Hayakawa
早川 忠昭
Tadao Kato
忠夫 加藤
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、乳化安定性、流動性に優れた水中油型乳化油
脂組成物に関するものである。
(従来の技術) 一般に高油分の水中油型乳化油脂組成物は、分散相の相
対比率が高いために、油水界面の膜強度が弱く、従って
乳化工程が困難であったり、製品の保存中に乳化破壊が
生じやすい。この問題点を解決する方法として、水溶性
乳化剤とサイクロデキストリンを添加して乳化安定性を
付与する方法(特開昭62−208238号)が提案さ
れている。また、70〜75%の油分を含有する水中油
型乳化油脂組成物の代表例であるマヨネーズは、卵黄の
乳化力を利用して乳化安定性を維持している。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、水溶性乳化剤とサイクロデキストリンを
併用する方法によれば、相当量を使用しても水中油型乳
化油脂組成物の油水の分離を完全に防止することはでき
ない。また、卵黄を用いた場合は、増粘するため作業性
が低下するとともに応用範囲が制限される。
高油分の水中油型乳化油脂組成物は油水の分離がなく安
定で、しかも製品が適度な流動性を有していれば、油溶
性原料の水性物質への添加が容易になり、また、乳化調
味料、乳化香料、逆相マーガリンなど幅広い商品開発が
可能となる。
本発明は、分散相となる油相の組成比率が50重量%以
上であっても乳化破壊を生じない、高油分水中油型乳化
油脂組成物を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明の水中油型乳化油脂組成物は、水相成分20〜5
0重量%と油層成分80〜50重量%からなる水中油型
乳化油脂組成物において、イ)乳化剤として、HLB値
が10以上のポリグリセリン脂肪酸エステルおよびレシ
チンを併用し、口)多価アルコールを5〜45重量%含
有することを特徴とする。
このような組成では、水相部にHLB値が10以上のポ
リグリセリン脂肪酸エステル、多価アルコール、油相部
にレシチンを添加することにより、油相成分を高濃度で
含有しているにも関わらず乳化状態が安定であり、しか
も流動性に優れた水中油型乳化油脂組成物が提供される
以下、本発明につき詳細に説明する。
本発明に乳化剤として使用するポリグリセリン脂肪酸エ
ステルは、炭素数lO〜20の飽和脂肪酸、不飽和脂肪
酸とポリグリセリンとのモノエステルで、HLB値は1
0以上である。ポリグリセリン脂肪酸エステルの添加量
は、0.05〜10.0重量%であり、0.05重量%
未満では、安定な水中油型乳化油脂組成物が得られ難<
 、10.0重量%を超える場合はポリグリセリン脂肪
酸エステルの風味が最終製品に悪影響を及ぼすことがあ
るので好ましくない。
本発明に乳化剤として使用するレシチンは、大豆・卵黄
などから抽出されたリン脂質で、精製したものでも、未
精製でも、あるいは酵素処理したものでも使用できるが
、HLB値の低い精製大豆レシチンが好ましい。レシチ
ンの添加量は、0.01〜3.0重量%であり、0.0
1重量%未満では水中油型乳化油脂組成物を保存中に水
相の分離が生じやすく、また3、0重量%を超える場合
は、製品の調製時に油中水型乳化油脂組成物への転相が
生じやすい。
上記以外の乳化剤、例えばショ糖脂肪酸エステル、プロ
ピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エ
ステルなどでは、安定な高油分水中油型乳化油脂組成物
が得られない。
本発明に使用する多価アルコールとしては、ブドウ塘、
シー!糖、果糖、乳糖、転化糖、異性化糖、デキストリ
ン、ソルビトール、マルチトール、キシリトール、グリ
セリンなどが挙げられる。多価アルコールの添加量は5
〜45重量%であり、これ以外の組成比率では、安定な
水中油型乳化油脂組成物を得ることが出来ない。すなわ
ち、5重量%未満では水中油型乳化油脂組成物を保存中
に離水が生じやす<、45重量%を超える場合は製品の
調製時に乳化破壊が生じやすい。
本発明に使用する油脂としては、従来より公知の天゛然
動植物油脂、例えば牛脂、豚脂、パーム油、大豆油、コ
ーン油等が挙げられるが、常温で流動状のものが好まし
い。
本発明の水中油型乳化油脂組成物の前記以外の成分とし
ては特に限定されないが、水溶性成分として、脱脂粉乳
、ホエーパウダー、生クリーム等の乳製品、食塩、醤油
、味噌、香辛料、果肉、果汁、食酢、リンゴ酸、クエン
酸、水溶性香料、水溶性色素、油溶性成分として、チョ
コレート類、ココア類、トコフロール、油溶性香料、油
溶性色素等を使用することできる。
なお、本発明の水中油型乳化油脂組成物は、水相:油相
の重量比が5:5〜2:8であることを特徴としている
本発明の水中油型乳化油脂組成物の製造方法は従来の方
法に従い、例えば、ポリグリセリン脂肪酸エステル、多
価アルコール、その他の水溶性原料を水に溶解し、これ
に油溶性原料のレシチンを溶解した食用油脂を添加、混
合して粗乳化した後、ホモミキサー、圧力式ホモジナイ
ザー、コロイドミル等の乳化手段で微細に乳化して、製
品化することができる。
(発明の効果) 本発明によれば、分散相である油相成分の組成比率が製
品中50重量%以上あるにも関わらず、保存中に油水の
分離がない、安定な高油分水中油型乳化油脂組成物を提
供することができる。
また、本発明の水中油型乳化油脂組成物は、特定の乳化
剤を使用し、さらに、多価アルコールを添加しているた
め、高油脂分を含有しているにもかかわらず、流動性に
優れ、長期にわたって油水の分離がない高安定性乳化油
脂製品に応用することができる。
(実施例) 以下、実施例および比較例に基づき本発明を具体的に説
明する。
実施例1 水           14.00重量部グリセリン
       5.00 デカグリセリンモノ ラウレート (HLB=16)  1.00コーンサラ
ダ油     79.98 大豆レシチン      0.02 以上の配合から成る水中油型乳化油脂組成物をホモミキ
サーを用いて調製した。
実施例2 水          44.5  重量部グリセリン
      5.0 デカグリセリンモノ ステアレート(HLB=13)  0.5大豆サラダ油
      49.9 大豆レシチン      0.1 以上の配合から成る水中油型乳化油脂組成物をホモミキ
サーを用いて調製した。
実施例3 水           4.0  重量部シg$1 
       45.0 ヘキサグリセリン七ノ オレエー)  (HLB=14)  1.0オリーブ油
       49.9 大豆レシチン      0.1 以上の配合から成る水中油型乳化油脂組成物をホモミキ
サーを用いて調製した。
実施例4 水           32.5  重量部グルコー
ス        5.0 ヘキサグリセリンモノ ラウレー)  (HLB=15)  1.0食塩   
       1.5 コーンサラダ油     59.8 大豆レシチン      0.2 以上の配合から成る水中油型乳化油脂組成物をホモミキ
サーを用いて調製した。
実施例5 水(クエン酸により pH=3.8に調整)    15.3  重量部ソル
ビトール      14.0 デカグリセリンモノ ラウレート(HLB = 16)   0.5レモンオ
イル      70.0 大豆レシチン      0.2 以上の配合から成る水中油型乳化油脂組成物(水性レモ
ンフレーバー)を圧力式ホモジナイザー(60kg/c
j)を用いて調製した。
実施例6 水           13.9  重量部マルチト
ール      1O00 デカグリセリンモノ ラウレート(HLB=16)   1.0β−カロチン
      75.0 大豆レシチン      0.1 以上の配合から成る水中油型乳化油脂組成物(水性β−
カロチン製剤)を圧力式ホモジナイザー(50kg/c
d)を用いて調製した。
実施例7 水           20.0  重量部キシリト
ール      19.2 ヘキサグリセリンモノ ラウリレート(HLB=16)  0.8天然ビタミン
A      30.0 オリーブ油       29.8 大豆レシチン      0.2 以上の配合から成る水中油型乳化油脂組成物(水性ビタ
ミンA製剤)をホモミキサーを用いて調製した。
比較例1 水           14.00重量部グリセリン
       5.00 シ=Ill脂肪酸エステル (HLB=16)   1.00 コーンサラダ油     79.98 大豆レシチン      0.02 以上の配合から成る水中油型乳化油脂組成物を圧力式ホ
モジナイザー(50kg/aJ)を用いて調製した。
比較例2 水           49.5  重量部デカグリ
セリンモノ    5 ステアレート(HLB = 13)  0.5大豆サラ
ダ油      49.9 大豆レシチン      0.1 以上の配合から成る水中油型乳化油脂組成物をホモミキ
サーを用いて調製した。
比較例3 水           15.3  重量部ソルビト
ール      14.0 ヘキサグリセリントリ ステアレート(HLB = 8)  0.6オリーブ油
       70.0 大豆レシチン      0.1 以上の配合から成る水中油型乳化油脂組成物を圧力式ホ
モジナイザー(60kg/cIIl)を用いて調製した
比較例4 水           4.0  重量部マルチトー
ル      15.0 ヘキサグリセリンモノ ラウレート (HLB=15)  1.0オリーブ油 
      79.9 大豆レシチン      0.1 以上の配合から成る水中油型乳化油脂組成物をホモミキ
サーを用いて調製した。
実施例1〜7および比較例1〜4により得られた水中油
型乳化油脂組成物の乳化安定性および粘性を次表に示し
た。
*1:B型回転粘度計(No、30−ター、60rpm
)を用いて5℃にて測定。
*2:◎−−− 水中油型乳化油脂組成物調製後35℃
にて60日間静置しても油水 が分離しない 0−m−静置テスト中、油水が分離 ×−−− 調製時に乳化破壊 この表からも明らかなように、本発明により得られた水
中油型乳化油脂組成物は、油脂含有量が高いにもかかわ
らず乳化安定性・流動性に優れたものであった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 水相成分20〜50重量%と油層成分80〜50重量%
    からなる水中油型乳化油脂組成物において、 イ)乳化剤として、HLB値が10以上のポリグリセリ
    ン脂肪酸エステルおよびレシチンを併用し、 ロ)多価アルコールを5〜45重量%含有すること を特徴とする水中油型乳化油脂組成物。
JP63137363A 1988-06-06 1988-06-06 水中油型乳化油脂組成物 Pending JPH01307442A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010207155A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Nippon Flour Mills Co Ltd α化麺用高油分乳化油脂組成物及びその製造方法並びにこれを使用したα化麺用ソース及びα化麺
JP2010246466A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Nippon Flour Mills Co Ltd 電子レンジ解凍調理麺用高油分乳化油脂組成物及びその製造方法並びにこれを使用した電子レンジ解凍調理麺用ソース及び電子レンジ解凍調理麺
JP2011254754A (ja) * 2010-06-09 2011-12-22 Nippon Flour Mills Co Ltd 電子レンジ調理用フライ様食品に使用するバッターおよびその製造方法
JP2015008647A (ja) * 2013-06-27 2015-01-19 日本製粉株式会社 冷凍米飯の製造方法
JP2018170963A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 株式会社J−オイルミルズ 風味劣化抑制ドレッシング用油脂組成物

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