JPH01307193A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、表示パネル等の照明用に適した熱陰極形低圧
水銀蒸気放電灯の点灯装置に関する。

（従来の技術） 熱陰極形低圧水銀蒸気放電灯としては市販されている蛍
光ランプが一般的であるが、従来、例えば自動販売装置
の表示パネルを照明する照明装置としてはこの市販され
ている蛍光ランプと同じく市販されている安定器を使用
して構成するもの、あるいは市販されている蛍光ランプ
又は特殊設計された蛍光ランプとそれにマツチングした
予熱回路を使用しそれを高周波点灯回路で点灯するよう
に構成したものが知られている。

（発明が解決しようとする課題） しかし前者のものでは、点灯時の力率が８５％程度と低
く、また−５℃以下の低温時での始動がきわめて悪く不
確実であった。

また後者のものでは、回路上２灯以上の蛍光ランプを点
灯させることが困難であった。このため２灯以上の蛍光
ランプを点灯させるためには点灯する蛍光ランプの数だ
け高周波点灯回路を使用しなければならず経済性が悪い
問題があった。

そこで本発明は、複数の低圧水銀蒸気放電灯を高い力率
で点灯でき、また低温時においても充分に始動でき、し
かも経済性を向上できる放電灯点灯装置を提供しようと
するものである。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明は、高周波点灯回路と、この点灯回路出力に並列
に接続された複数の予熱回路を有しない熱陰極形低圧水
銀蒸気放電灯からなるものである。

（作用） このような構成の本発明においては、高周波点灯回路か
らの比較的高い高周波電圧を各放電灯の熱陰極間に印加
させることによって各放電灯は略同時に点灯するように
なる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図において１はプッシュプル形の高周波点灯回路で
、この点灯回路１は１対のＮＰＮ形のトランジスタ２．
３と発振トランス４とで構成された周知の回路である。

この点灯回路１は限流チョーク５を介して直流電源６に
接続されている。

前記高周波点灯回路１の出力端子にはそれぞれ電流制限
用バラストであるコンデンサ７０，７２゜７３、・・・
７ｒＬを介して熱陰極形低圧水銀蒸気放電灯である蛍光
ランプ８１　＋　　８２　＋　　８３　＋　・・・８ｎ
が接続されている。

前記各蛍光ランプ８１〜８ｎの熱陰極はトリプルコイル
フィラメントで構成され、この熱陰極を加熱する予熱回
路は全く設けていない。

このような構成の本実施例においては、電源６を投入す
ると高周波点灯回路１の各トランジスタ２．３が交互に
スイッチング動作し発振トランス４の２次側から高周波
電圧が発生する。

この高周波電圧はそれぞれコンデンサ７１〜７ｎを介し
て各蛍光ランプ８１〜８ｒＬの熱陰極間に印加される。

この印加される電圧は比較的高いので各蛍光ランプ８１
〜８ｎは直ちに点灯するようになる。

実験によれば蛍光ランプとして管径１７．５φ、放電長
１５０ｍ、’Ａｒ　１００％で５ＴｏｒｒＯものを５本
使用し、これに４５０ｖの高周波電圧を印加したところ
一２０℃の低温から＋８０℃までの広い温度範囲におい
て５灯とも同時に点灯することができた。

また熱陰極をトリプルコイルフィラメントで構成するこ
とによって陰極輝点の温度の大きさが変化しても充分に
耐えられ数千回点滅試験を行なっても黒化等の現象はほ
どんと発生せず長寿命化を図ることがでた。この点熱陰
極にダブルコイルフィラメントを使用すると数百回程度
の点滅試験で黒化現象が発生した。

また蛍光ランプの点灯本数が点灯途中で減少することが
あると残った蛍光ランプに供給されるランプ電流は増加
するようになるが、このような現象が発生してもトリプ
ルコイルフィラメントを使用することにより増加するラ
ンプ電流に充分耐えることができた。

さらに力率は略９８％と高い値が得られた。さらにまた
予熱回路を不要とし、しかも１つの高周波点灯回路で複
数の蛍光ランプを同時に点灯できるため経済性を向上で
きる。

次に本発明の他の実施例を図面を参照して説明する。な
お、前記実施例と同一の部分には同一符号を付して詳細
な説明は省略する。

これは第２図に示すように高周波点灯回路として１個の
ＮＰＮ形トランジスタ９と発振トランス１０からなる１
石式の高周波点灯回路１１を使用したもので、このよう
な高周波点灯回路を使用しても前記実施例と同様の効果
が得られるものである。

なお、前記実施例に使用される蛍光ランプとしては直管
形のものに限らず、Ｕ字形管のもであってもよく、また
４本足やアパーチャ形、反射形のものなどでもよい。

また前記実施例では電流制限バラストとしてコンデンサ
を使用したがこれはインダクタンス素子であってもよい
。

［発明の効果〕 以上詳述したように本発明によれば、複数の低圧水銀蒸
気放電灯を高い力率で点灯でき、また低温時においても
充分に始動でき、しかも経済性を向上できる放電灯点灯
装置を提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す回路図、第２図は本発
明の他の実施例を示す回路図である。 １・・・プッシュプル形高周波点灯回路、８．〜８ｒＬ
・・・蛍光ランプ（熱陰極形低圧水銀蒸気放電灯）。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）高周波点灯回路と、この点灯回路出力に並列に接
   続された複数の予熱回路を有しない熱陰極形低圧水銀蒸
   気放電灯からなることを特徴とする放電灯点灯装置。
2. （２）熱陰極形低圧水銀蒸気放電灯の熱陰極はトリプル
   コイルフィラメントからなることを特徴とする請求項（
   １）記載の放電灯点灯装置。