JPH01306594A - フェライト焼結体に電着塗装を施す方法 - Google Patents
フェライト焼結体に電着塗装を施す方法Info
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- JPH01306594A JPH01306594A JP13455488A JP13455488A JPH01306594A JP H01306594 A JPH01306594 A JP H01306594A JP 13455488 A JP13455488 A JP 13455488A JP 13455488 A JP13455488 A JP 13455488A JP H01306594 A JPH01306594 A JP H01306594A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［発明の目的］
本発明は電気抵抗が高く電導性に乏しいフェライト焼結
体に電着塗装を施すことを可能とする方法に関するもの
で、フェライト磁石等のフェライト焼結体の表面の保護
や装飾の目的で、密着性、耐食性の優れた表面処理方法
を堤供することを目的とするものである。
体に電着塗装を施すことを可能とする方法に関するもの
で、フェライト磁石等のフェライト焼結体の表面の保護
や装飾の目的で、密着性、耐食性の優れた表面処理方法
を堤供することを目的とするものである。
〔従来技術］
フェライト焼結体は電気抵抗が極めて高く、電導性に乏
しいため電気泳動である電着塗装は従来不可能であると
されてきた。そのためフェライト焼結体製品の表面処理
としては、専ら吹き付は塗装が行われてきたが、吹き付
塗装は塗膜の密着性、耐湿性等が劣るために、密着性や
耐湿性に優れた電着塗装の施工が要望されていた。
しいため電気泳動である電着塗装は従来不可能であると
されてきた。そのためフェライト焼結体製品の表面処理
としては、専ら吹き付は塗装が行われてきたが、吹き付
塗装は塗膜の密着性、耐湿性等が劣るために、密着性や
耐湿性に優れた電着塗装の施工が要望されていた。
電着塗装は電導体に電気泳動によって樹脂皮膜を電着さ
せるものであり、一般に電気抵抗が０．５メガオ一ム以
上の抵抗体には処理が不可能である。しかしフェライト
磁石の如きフェライト焼結体はその電気抵抗が２メガオ
一ム以上と高く、電着塗装の電解浴中で通電しないため
に電着塗装が不可能であった。本発明はこの様な高電気
抵抗のフェライト焼結体に新規な前処理を施すことによ
り通電性を改善し、電着塗装を可能ならしめようとする
ものである。
せるものであり、一般に電気抵抗が０．５メガオ一ム以
上の抵抗体には処理が不可能である。しかしフェライト
磁石の如きフェライト焼結体はその電気抵抗が２メガオ
一ム以上と高く、電着塗装の電解浴中で通電しないため
に電着塗装が不可能であった。本発明はこの様な高電気
抵抗のフェライト焼結体に新規な前処理を施すことによ
り通電性を改善し、電着塗装を可能ならしめようとする
ものである。
本発明者は上記の問題点を解決するために鋭意研究中に
予期せざる実験結果を発見して本発明を完成させた。
予期せざる実験結果を発見して本発明を完成させた。
即ち、本発明者は、純水に低級アルキル−セロソルブお
よび／または低級アルキル−カルボン酸３〜１０容量χ
を溶解した溶液を電解液とし、フェライト焼結体とステ
ンレス極板との間に１００〜３００ｖの直流電圧を１０
〜１２０秒間印加すると、初め０であった電流が次第に
通電しだして６０秒後にはｌｄｍ２当たり約５００ｍＡ
の電流が流れるようになりフェライト焼結体に電導性が
付与されたることを発見した。このフェライト焼結体を
公知の電着塗装浴を用いて公知の方法で電着塗装を施し
たところ、膜厚２０μｍの密着性に優れた塗膜が得られ
た。
よび／または低級アルキル−カルボン酸３〜１０容量χ
を溶解した溶液を電解液とし、フェライト焼結体とステ
ンレス極板との間に１００〜３００ｖの直流電圧を１０
〜１２０秒間印加すると、初め０であった電流が次第に
通電しだして６０秒後にはｌｄｍ２当たり約５００ｍＡ
の電流が流れるようになりフェライト焼結体に電導性が
付与されたることを発見した。このフェライト焼結体を
公知の電着塗装浴を用いて公知の方法で電着塗装を施し
たところ、膜厚２０μｍの密着性に優れた塗膜が得られ
た。
本発明は、フェライト焼結体に導電性を付与する前処理
を行った後に公知の方法で電着塗装を施すことを特徴と
するものである。この前処理工程では、純水、即ち蒸留
水または脱イオン水に低級アルキル−セロソルブおよび
／または低級アルキル−カルボン酸を３〜１０容量χを
溶解したものを電解浴とする。低級アルキル−セロソル
ブとしては、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、プ
ロピルセロソルブ、ブチルセロソルブ（エチレングリコ
ールモノブチルエーテル）等が適している。低級アルキ
ル−カルボン酸としては蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪
酸等がある。これらのセロソルブおよびカルボン酸は、
それぞれの一種類だけでも、セロソルブまたはカルボン
酸の二種類以上を組合せてもまたはこれら両者を互いに
組合せても用いることができる。これらを電解浴として
、フェライト焼結体とステンレス極板の極間に直流の１
００〜３００ｖの電圧を１０〜１２０秒間印加すること
を特徴とするものである。この前処理工程により通電性
の無かったフェライト焼結体は電導性が付与されて、４
００〜６００ｍＡ／ｄｍ２の電流が流れるようになり電
着塗装が可能となるのである。この様にして通電性とな
ったフェライト焼結体は乾燥することなく直ちに電着塗
装浴に移行して、公知の条件にて電着塗装および焼付は
工程を行うことにより、密着性、耐湿性、耐食性等に優
れた電着塗装が、従来施工が不可能であったフェライト
焼結体に施工することが可能となるのである。
を行った後に公知の方法で電着塗装を施すことを特徴と
するものである。この前処理工程では、純水、即ち蒸留
水または脱イオン水に低級アルキル−セロソルブおよび
／または低級アルキル−カルボン酸を３〜１０容量χを
溶解したものを電解浴とする。低級アルキル−セロソル
ブとしては、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、プ
ロピルセロソルブ、ブチルセロソルブ（エチレングリコ
ールモノブチルエーテル）等が適している。低級アルキ
ル−カルボン酸としては蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪
酸等がある。これらのセロソルブおよびカルボン酸は、
それぞれの一種類だけでも、セロソルブまたはカルボン
酸の二種類以上を組合せてもまたはこれら両者を互いに
組合せても用いることができる。これらを電解浴として
、フェライト焼結体とステンレス極板の極間に直流の１
００〜３００ｖの電圧を１０〜１２０秒間印加すること
を特徴とするものである。この前処理工程により通電性
の無かったフェライト焼結体は電導性が付与されて、４
００〜６００ｍＡ／ｄｍ２の電流が流れるようになり電
着塗装が可能となるのである。この様にして通電性とな
ったフェライト焼結体は乾燥することなく直ちに電着塗
装浴に移行して、公知の条件にて電着塗装および焼付は
工程を行うことにより、密着性、耐湿性、耐食性等に優
れた電着塗装が、従来施工が不可能であったフェライト
焼結体に施工することが可能となるのである。
次に、実施例によって本発明の詳細な説明する。
実」１舛
電気抵抗値２メガオームのフェライト焼結体磁石を実験
に使用した。脱イオン水にブチルセロソルブ（エチレン
グリコール−モノブチルエーテル）５容量χを溶解した
溶液を電解浴として使用した。フェライト焼結体を電解
浴に浸漬し、これとステンレス極板との極間に直流電流
１５０ｖを６０秒間印加したところ、始め０であった電
流が６０秒後には５００ｍＡ／ｄｍ”の電流密度で通電
するに至った。このフェライト焼結体磁石を日本ペイン
ト社製のカチオン電着塗料（ラジコートＮ−８００）の
電着塗装浴を用い、１９０ｖ、５分後の電着を行い、１
９０°Ｃにて３０分後の焼付は工程を行ったところ、膜
厚２０μｍの塗膜が得られた。この塗装はＪＩＳ規格に
よる密着性、耐水性、耐食性等の各試験に合格し、優秀
な性能を示した。
に使用した。脱イオン水にブチルセロソルブ（エチレン
グリコール−モノブチルエーテル）５容量χを溶解した
溶液を電解浴として使用した。フェライト焼結体を電解
浴に浸漬し、これとステンレス極板との極間に直流電流
１５０ｖを６０秒間印加したところ、始め０であった電
流が６０秒後には５００ｍＡ／ｄｍ”の電流密度で通電
するに至った。このフェライト焼結体磁石を日本ペイン
ト社製のカチオン電着塗料（ラジコートＮ−８００）の
電着塗装浴を用い、１９０ｖ、５分後の電着を行い、１
９０°Ｃにて３０分後の焼付は工程を行ったところ、膜
厚２０μｍの塗膜が得られた。この塗装はＪＩＳ規格に
よる密着性、耐水性、耐食性等の各試験に合格し、優秀
な性能を示した。
以上の実施例で明らかな様に、本発明は従来不可能であ
ったフェライト焼結体に電着塗装の施工を可能としたも
ので、工業上有意義な発明である。
ったフェライト焼結体に電着塗装の施工を可能としたも
ので、工業上有意義な発明である。
Claims (1)
- 純水に低級アルキル−セロソルブおよび／または低級ア
ルキル−カルボン酸３〜１０容量％を溶解した溶液を電
解液とし、フェライト焼結体とステンレス極板との間に
１００〜３００Ｖの直流電圧を１０〜１２０秒間印加し
た後、電着を行うことを特徴とする、フェライト焼結体
に電着塗装を施す方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13455488A JPH01306594A (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | フェライト焼結体に電着塗装を施す方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13455488A JPH01306594A (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | フェライト焼結体に電着塗装を施す方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01306594A true JPH01306594A (ja) | 1989-12-11 |
| JPH0343359B2 JPH0343359B2 (ja) | 1991-07-02 |
Family
ID=15131036
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13455488A Granted JPH01306594A (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | フェライト焼結体に電着塗装を施す方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01306594A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102408017B (zh) * | 2011-07-25 | 2013-05-22 | 河北二十冶工程技术有限公司 | 一种大型罐体的装车方法 |
-
1988
- 1988-06-02 JP JP13455488A patent/JPH01306594A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0343359B2 (ja) | 1991-07-02 |
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