JPH0343359B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0343359B2 JPH0343359B2 JP13455488A JP13455488A JPH0343359B2 JP H0343359 B2 JPH0343359 B2 JP H0343359B2 JP 13455488 A JP13455488 A JP 13455488A JP 13455488 A JP13455488 A JP 13455488A JP H0343359 B2 JPH0343359 B2 JP H0343359B2
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- JP
- Japan
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- ferrite sintered
- sintered body
- electrodeposition coating
- cellosolve
- ferrite
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Compounds Of Iron (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
本発明は電気抵抗が高く電導性に乏しいフエラ
イト焼結体に電着塗装を施すことを可能とする方
法に関するもので、フエライト磁石等のフエライ
ト焼結体の表面の保護や装飾の目的で、密着性、
耐食性の優れた表面処理方法を提供することを目
的とするものである。
イト焼結体に電着塗装を施すことを可能とする方
法に関するもので、フエライト磁石等のフエライ
ト焼結体の表面の保護や装飾の目的で、密着性、
耐食性の優れた表面処理方法を提供することを目
的とするものである。
フエライト焼結体は電気抵抗が極めて高く、電
導性に乏しいため電気泳動である電着塗装は従来
不可能であるとされてきた。そのためフエライト
焼結体製品の表面処理としては、専ら吹き付け塗
装が行われてきたが、吹き付塗装は塗膜の密着
性、耐湿性等が劣るために、密着性や耐湿性に優
れた電着塗装の施工が要望されていた。
導性に乏しいため電気泳動である電着塗装は従来
不可能であるとされてきた。そのためフエライト
焼結体製品の表面処理としては、専ら吹き付け塗
装が行われてきたが、吹き付塗装は塗膜の密着
性、耐湿性等が劣るために、密着性や耐湿性に優
れた電着塗装の施工が要望されていた。
電着塗装は電導体に電気泳動によつて樹脂皮膜
を電着させるものであり、一般に電気抵抗が0.5
メガオーム以上の抵抗体には処理が不可能であ
る。しかしフエライト磁石の如きフエライト焼結
体はその電気抵抗が2メガオーム以上と高く、電
着塗装の電解浴中の通電しないために電着塗装が
不可能であつた。本発明はこの様な高電気抵抗の
フエライト焼結体に新規な前処理を施すことによ
り通電性を改善し、電着塗装を可能ならしめよう
とするものである。
を電着させるものであり、一般に電気抵抗が0.5
メガオーム以上の抵抗体には処理が不可能であ
る。しかしフエライト磁石の如きフエライト焼結
体はその電気抵抗が2メガオーム以上と高く、電
着塗装の電解浴中の通電しないために電着塗装が
不可能であつた。本発明はこの様な高電気抵抗の
フエライト焼結体に新規な前処理を施すことによ
り通電性を改善し、電着塗装を可能ならしめよう
とするものである。
本発明者は上記の問題点を解決するために鋭意
研究中に予期せざる実験結果を発見して本発明を
完成させた。
研究中に予期せざる実験結果を発見して本発明を
完成させた。
即ち、本発明者は、純水に低級アルキル−セロ
ソルブ3〜10容量%を溶解した溶液を電解液と
し、フエライト焼結体とステンレス極板との間に
100〜300Vの直流電圧を10〜120秒間印加すると、
初め0であつた電流が次第に通電しだして60秒後
には1dm2当たり約500mAの電流が流れるように
なりフエライト焼結体に電導性が付与されたるこ
とを発見した。このフエライト焼結体を公知の電
着塗装浴を用いて公知の方法で電着塗装を施した
ところ、膜厚20μmの密着性に優れた塗膜が得ら
れた。
ソルブ3〜10容量%を溶解した溶液を電解液と
し、フエライト焼結体とステンレス極板との間に
100〜300Vの直流電圧を10〜120秒間印加すると、
初め0であつた電流が次第に通電しだして60秒後
には1dm2当たり約500mAの電流が流れるように
なりフエライト焼結体に電導性が付与されたるこ
とを発見した。このフエライト焼結体を公知の電
着塗装浴を用いて公知の方法で電着塗装を施した
ところ、膜厚20μmの密着性に優れた塗膜が得ら
れた。
本発明は、フエライト焼結体に導電性を付与す
る前処理を行つた後に公知の方法で電着塗装を施
すことを特徴とするものである。この前処理工程
では、純水、即ち蒸留水または脱イオン水に低級
アルキル−セロソルブ3〜10容量%を溶解したも
のを電解浴とする。低級アルキル−セロソルブと
しては、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、
プロピルセロソルブ、ブチルセロソルブ(エチレ
ングリコールモノブチルエーテル)等が適してい
る。この低級アルキル−セロソルブの他に低級ア
ルキル−カルボン酸を電解液に加えることによつ
て、電気抵抗値の高いフエライト焼結体、例えば
2.5MΩのものへの電解液の適応性が向上するこ
とが判つている。かゝる低級アルキル−カルボン
酸としては、酢酸、プロピオン酸、酪酸等があ
る。セロソルブはそれだけを一種類だけまたは混
合状態で使用することができるが、一種類以上の
上記低級カルボン酸と組み合わせて用いることが
できる。これらを電解浴として、フエライト焼結
体とステンレス極板の極間に直流の100〜300Vの
電圧を10〜120秒間印加することを特徴とするも
のである。この前処理工程により通電性の無かつ
たフエライト焼結体は電導性が付与されて、400
〜600mA/dm2の電流が流れるようになり電着
塗装が可能となるのである。この様にして通電性
となつたフエライト焼結体は乾燥することなく直
ちに電着塗装浴に移行して、公知の条件にて電着
塗装および焼付け工程を行うことにより、密着
性、耐湿性、耐食性等に優れた電着塗装が、従来
施工が不可能であつたフエライト焼結体に施工す
ることが可能となるのである。
る前処理を行つた後に公知の方法で電着塗装を施
すことを特徴とするものである。この前処理工程
では、純水、即ち蒸留水または脱イオン水に低級
アルキル−セロソルブ3〜10容量%を溶解したも
のを電解浴とする。低級アルキル−セロソルブと
しては、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、
プロピルセロソルブ、ブチルセロソルブ(エチレ
ングリコールモノブチルエーテル)等が適してい
る。この低級アルキル−セロソルブの他に低級ア
ルキル−カルボン酸を電解液に加えることによつ
て、電気抵抗値の高いフエライト焼結体、例えば
2.5MΩのものへの電解液の適応性が向上するこ
とが判つている。かゝる低級アルキル−カルボン
酸としては、酢酸、プロピオン酸、酪酸等があ
る。セロソルブはそれだけを一種類だけまたは混
合状態で使用することができるが、一種類以上の
上記低級カルボン酸と組み合わせて用いることが
できる。これらを電解浴として、フエライト焼結
体とステンレス極板の極間に直流の100〜300Vの
電圧を10〜120秒間印加することを特徴とするも
のである。この前処理工程により通電性の無かつ
たフエライト焼結体は電導性が付与されて、400
〜600mA/dm2の電流が流れるようになり電着
塗装が可能となるのである。この様にして通電性
となつたフエライト焼結体は乾燥することなく直
ちに電着塗装浴に移行して、公知の条件にて電着
塗装および焼付け工程を行うことにより、密着
性、耐湿性、耐食性等に優れた電着塗装が、従来
施工が不可能であつたフエライト焼結体に施工す
ることが可能となるのである。
次に、実施例によつて本発明の効果を説明す
る。
る。
実施例
電気抵抗値2メガオームのフエライト焼結体磁
石を実験に使用した。脱イオン水にブチルセロソ
ルブ(エチレングリコール−モノブチルエーテ
ル)5容量%を溶解した溶液を電解浴として使用
した。フエライト焼結体を電解浴に浸漬し、これ
とステンレス極板との極間に直流電流150Vを60
秒間印加したところ、始め0であつた電流が60秒
後には500mA/dm2の電流密度で通電するに至
つた。このフエライト焼結体磁石を日本ペイント
社製のカチオン電着塗料(ラジコートN−800)
の電着塗装浴を用い、190V、5分間の電着を行
い、190℃にて30分間の焼付け工程を行つたとこ
ろ、膜厚20μmの塗膜が得られた。この塗装は
JIS規格による密着性、耐水性、耐食性等の各試
験に合格し、優秀な性能を示した。
石を実験に使用した。脱イオン水にブチルセロソ
ルブ(エチレングリコール−モノブチルエーテ
ル)5容量%を溶解した溶液を電解浴として使用
した。フエライト焼結体を電解浴に浸漬し、これ
とステンレス極板との極間に直流電流150Vを60
秒間印加したところ、始め0であつた電流が60秒
後には500mA/dm2の電流密度で通電するに至
つた。このフエライト焼結体磁石を日本ペイント
社製のカチオン電着塗料(ラジコートN−800)
の電着塗装浴を用い、190V、5分間の電着を行
い、190℃にて30分間の焼付け工程を行つたとこ
ろ、膜厚20μmの塗膜が得られた。この塗装は
JIS規格による密着性、耐水性、耐食性等の各試
験に合格し、優秀な性能を示した。
以上の実施例で明らかな様に、本発明は従来不
可能であつたフエライト焼結体に電着塗装の施工
を可能としたもので、工業上有意義な発明であ
る。
可能であつたフエライト焼結体に電着塗装の施工
を可能としたもので、工業上有意義な発明であ
る。
Claims (1)
- 1 純水に低級アルキル−セロソルブ3〜10容量
%を溶解した溶液を電解液とし、フエライト焼結
体とステンレス極板との間に100〜300Vの直流電
圧を10〜120秒間印加した後、電着を行うことを
特徴とする、フエライト焼結体に電着塗装を施す
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13455488A JPH01306594A (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | フェライト焼結体に電着塗装を施す方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13455488A JPH01306594A (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | フェライト焼結体に電着塗装を施す方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01306594A JPH01306594A (ja) | 1989-12-11 |
JPH0343359B2 true JPH0343359B2 (ja) | 1991-07-02 |
Family
ID=15131036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13455488A Granted JPH01306594A (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | フェライト焼結体に電着塗装を施す方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01306594A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102408017A (zh) * | 2011-07-25 | 2012-04-11 | 河北二十冶工程技术有限公司 | 一种大型罐体的装车方法 |
-
1988
- 1988-06-02 JP JP13455488A patent/JPH01306594A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102408017A (zh) * | 2011-07-25 | 2012-04-11 | 河北二十冶工程技术有限公司 | 一种大型罐体的装车方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01306594A (ja) | 1989-12-11 |
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