JPH01306379A - 完成車の検査成績管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動車製造工場における完成車成績カードの
データを管理する完成車の検査成績管理システムに関す
る。

（従来の技術） 従来、この種の装置としては、完成車両に打刻されてい
る車体番号等の実打刻と、車両ごとに備えた生産指示カ
ードに記載された前記車体番号等に対応した仕様内容と
を照合する完成車両の仕様検査装置であって、前記生産
指示カードの仕様内容を読取るカードリーダと、検査員
の読取った仕様実打刻を表す音声信号を認識する音声認
識装置と、前記カードリーダの読取り出力と音声認識装
置の認識出力とを照合し、仕様内容と実打刻が一致して
いるかどうかを判定する照合判定装置と、該照合判定装
置の判別結果を検査員に表示する表示盤とを備えるよう
にしたものが知られている（例えば、特公昭６２−１４
３７６号公報参照）。

また、完成車の合否判定装置であって、車両に付された
車体番号等の車両の識別番号と、エンジン等の車両の搭
載機器に付された型式番号等の仕様を表す仕様標識とを
視認する視覚センサを取付けたロボットと、該視覚サン
ナからのデータを読取るアイリーダと、車両ごとに発行
される検査成績カードに記入された各種検査データを読
取るカードリーダと、該アイリーダと該カードリーダと
からのデータを入力し、該視覚センサで視認された仕様
標識が識別番号に応じて予め設定される仕様通りの標識
か否かの判定と、各種検査データが規格を満たしている
か否かの判定とを行う判定装置と、該判定装置の判定結
果を表示する表示器とから成るようにしたものが知られ
ている（例えば、特開昭８３−６１１３３号公報参照）
。

（発明が解決しようとする課題） 従来の技術で述べたもののうち前者においては、音声認
識装置で検査員の読取った仕様実打刻を表す音声信号を
認識させる場合音声認識装置に音色を登録した検査員で
なければ作業を行い得す、生産性向上に反すると共に読
み間違いが発生する場合もあるという問題点を有してい
た。

また、後者においては、専従の検査員を要することなく
自動的に仕様の検査と検査成績カードに記入された各種
検査データのチエツクを行い、完成車の合否判定を行う
ものの修理箇所や発生類度の把握が容易ではなく不良個
所の再発を防止するための対応策が早期に打てないとい
う問題点を有していた。

本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、完成
車に付した車両認識記号と検査成績カードに記載された
車両認識記号及び検査データを読取ってデータ処理装置
へ入力し、所定のプログラムに従って処理して、判定結
果を警報手段とプリンタで出力することにより未修理個
所、新規修理個所または再発修理個所等の把握を容易に
して不良個所の再発を防止するための対応策が早期に打
てるようにした完成車の検査管理システムを提供しよう
とするものである。

（課題を解決するための手段） 上記課題を解決すべく本発明は、車両に付した車両認識
記号と、この車両認識記号を読取る読取手段と、車両認
識記号及び検査データが記載された車両ごとに発行され
る検査成績カードと、この検査成績カードのデータを読
取るカードリーダと、前記読取手段とカードリーダが読
取った情報を人力し、車両に付した車両認識記号と検査
成績カードの車両認識記号とを照合して一致するか否か
の判定と予め入力されている完成車の仕様基準と検査成
績カードのデータとを比較して基準を満たしているか否
かの判定をすると共に、修理箇所であるか否かの判定及
び集計を行うデータ処理装置と、このデータ処理装置の
判定結果を出力する警報手段と、前記データ処理装置の
修理箇所集計結果を出力するプリンタとを設けたもので
ある。

また、データ処理装置の判定結果として車両認識記号が
不一致の場合、未修理箇所または仕様基準を満たしてい
ない不良箇所が発生している場合警報手段及びプリンタ
を作動させるようにしたり、修理の発生箇所が、新規ま
たは所定の間隔後の再発である場合に警報手段及びプリ
ンタを作動させるようにすることもできる。

また、車両認識記号をバーコードとしてフロン］・ガラ
ス端面に貼付することや警報手段を表示ランプとするこ
とが好ましい。

（作用） 車両に付した車両認識記号と検査成績カードの情報が夫
々読取手段とカードリーダにより読取られてデータ処理
装置へ入力され、車両に付した車両認識記号と検査成績
カードの車両認識記号との照合、予め入力されている完
成車の仕様基準と検査成績カードのデータとの比較、更
に修理個所の有無の判定及びその集計がデータ処理装置
で行われる。

そして、このデータ処理装置の処理及び判定結果として
車両認識記号が不一致の場合には警報を出す。また、未
修理個所、仕様基準を満たさない不良個所、新規修理個
所、または所定の間隔後の再発修理個所が発生すれば警
報を出すと共にその個所を集計してプリントアウトする
。

更に、修理個所別の集計が時間、日、週、月等の単位で
行われプリントアウトされる。

またバーコードをフロントガラス端面に貼付したことに
より情報が容易に読取られ、警報手段を表示ランプにす
ることにより作業者が確実に認識する。

（実施例） 以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。

第１図は本発明の完成車の検査管理システムを概念的に
示した説明図、第２図は本発明の読取工程におけるフロ
チャートである。

自動車製造工場においては、プレス、溶接組立、塗装及
び組立ライン等を経て完成した全ての完成車Ｗが検査ラ
インに送られて所定の項目について検査され、検査に合
格した完成車Ｗは更に出荷検査を経て出荷される。

本発明は、完成車Ｗのフロントガラス端面に貼付された
型式、機種等の情報を含む車両認識記号であるバーコー
ド１と、このバーコード１を読取る読取手段２と、車両
認識記号及び検査データが記載された車両ごとに発行さ
れる検査成績カード３と、この検査成績カードのデータ
を読取るカードリーダ４と、読取手段２とカードリーダ
４が読取った情報を人力するデータ処理装置５と、この
データ処理装置５の判定結果を出力する警報手段である
表示ランプ６と、データ処理装置５の処理結果を出力す
るプリンタ７とから構成されている。

以上のように構成した完成車の検査管理システムの作用
について以下に説明する。

組立ラインの初工程に設けられた検査成績カード載置工
程８にて検査成績カード３を車両Ａに載置すると、組立
ライン及び検査ラインで検査項目ごとに不具合個所を検
査員がチエツクして検査成績カード３に記入する。その
後、任意の工程間に配置された修理者によって修理後検
査成績カード３に修理済の捺印かマークが付される。

また、組立ラインの任意の工程であるバーコード貼付工
程９にて車両Ａのフロントガラス端面にバーコード１が
貼付される。

そして、検査ラインの最終工程に設けられた読取工程１
０で、第２図に示すフローチャートに従ってデータ処理
装置５に入力された情報が処理される。

先ず、ステップＳ１でバーコード１が読取手段２で読取
られ、ステップＳ２で完成車Ｗに載置された検査成績カ
ード３の車両認識記号と検査データがカードリーダ４で
読取られる。読取られた情報は夫々データ処理装置５に
入力される。

ステップＳ３でバーコード１と検査成績カード３の車両
認識記号が照合され、一致すればステップＳ４へ進み、
不一致ならばステップ３１６に進んで警報として表示ラ
ンプを点灯する。

ステップＳ４では未修理個所が有と判断すればステップ
Ｓ１６で表示ランプを点灯すると共にステップＳ５で未
修理個所を集計しステップ３１５でプリントアウトする
。ステップＳ４で未修理個所が無と判断すればステップ
Ｓ６へ進む。

ステップＳ６では完成車の仕様基準と検査成績カード３
のデータを比較し、ステップＳ７で仕様基準を満たすと
判断すればステップＳ９へ進む。

ステップＳ７で仕様基準を満たさないと判断すればステ
ップＳ１６で表示ランプを点灯すると共にステップＳ８
で不良個所を集計しステップＳ１５でプリントアウトす
る。

ステップＳ９では修理個所が新規か否かを判断し新規で
あればステップＳ１６で表示ランプを点灯すると共にス
テップ５１０で新規修理個所を集計しステップＳ１５で
プリントアウトする。ステップＳ９で修理個所が新規で
なければステップＳｌｌへ進む。

ステップＳｌｌでは修理個所が所定の間隔、例えば５０
台後に再発した個所と判断するとステップＳ１６で表示
ランプを点灯すると共にステップＳ１２で再発修理個所
を集計してステップＳ１５でプリントアウトする。ステ
ップＳｌｌで再発と判断しなければステップＳ１３へ進
む。

ステップＳ１３では修理個所別の集計が時間、日、週、
月または年の単位で行われ、ステップＳ１４でプリント
アウトが指示されればステップＳ１５でプリントアウト
する。ステップＳ１４でプリントアウトの指示がなけれ
ばステップＳ１に戻る。またステップＳ１５またはステ
ップＳ１６からはステップＳ１へ戻る。

従って、作業者は表示ランプの点灯及びプリンタから出
力されたハードコピーにより不良個所の再発防止のため
の対応策を打つことが出来る。

（発明の効果） 以上説明したように本発明によれば、人手を介さず完成
車に対応した検査成績カートのデータをデータ処理装置
に入力するので読み間違いの発生がなくなると共にデー
タ処理装置による判定及び処理結果を警報手段とプリン
タで出力することにより未修理個所、新規修理個所また
は再発修理個所等の把握が容易になり不良個所の再発防
止のための対応策を早期に打つことが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の完成車の検査管理システムを概念的に
示した説明図、第２図は本発明の読取工程におけるフロ
ーチャートである。 尚、図面中、１はバーコード、２は読取手段、３は検査
成績カード、４はカードリーダ、５はデータ処理装置、
６は表示ランプ、７はプリンタ、Ｗは完成車である。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）車両に付した車両認識記号と、この車両認識記号
   を読取る読取手段と、車両認識記号及び検査データが記
   載された車両ごとに発行される検査成績カードと、この
   検査成績カードのデータを読取るカードリーダと、前記
   読取手段とカードリーダが読取った情報を入力し、車両
   に付した車両認識記号と検査成績カードの車両認識記号
   とを照合して一致するか否かの判定と予め入力されてい
   る完成車の仕様基準と検査成績カードのデータとを比較
   して基準を満たしているか否かの判定をすると共に、修
   理箇所であるか否かの判定及び／又は集計を行うデータ
   処理装置と、このデータ処理装置の判定結果を出力する
   警報手段と、前記データ処理装置の修理箇所集計結果を
   出力するプリンタとを設けたことを特徴とする完成車の
   検査成績管理システム。
2. （２）データ処理装置の判定結果として車両認識記号が
   不一致の場合、未修理箇所または仕様基準を満たしてい
   ない不良箇所が発生している場合警報手段及びプリンタ
   を作動させるようにした請求項１記載の完成車の検査成
   績管理システム。
3. （３）修理の発生箇所が、新規または所定の間隔後の再
   発である場合に警報手段及びプリンタを作動させるよう
   にした請求項１又は２記載の完成車の検査成績管理シス
   テム。
4. （４）車両に付した車両認識記号がバーコードであって
   、フロントガラス端面に貼付されている請求項１、２又
   は３記載の完成車の検査成績管理システム。
5. （５）警報手段が表示ランプである請求項１、２、３又
   は４記載の完成車の検査成績管理システム。