JPH0130527Y2 - - Google Patents

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JPH0130527Y2
JPH0130527Y2 JP1981187872U JP18787281U JPH0130527Y2 JP H0130527 Y2 JPH0130527 Y2 JP H0130527Y2 JP 1981187872 U JP1981187872 U JP 1981187872U JP 18787281 U JP18787281 U JP 18787281U JP H0130527 Y2 JPH0130527 Y2 JP H0130527Y2
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clip
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JP1981187872U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車の燃料注入口を被う扉、或は
ボンネツト、ドア等開閉される部材の閉塞時にお
ける衝撃を緩衝するためのクリツプに関するもの
である。
一般に扉の場合、閉塞時における衝撃を緩げる
ため緩衝用のクリツプが使用されるが、自動車の
燃料注入口の扉やボンネツトの場合には扉とこの
扉を装着する本体が金属であつてその表面が塗装
されている関係から衝撃の吸収に併せて塗面保護
の上からも必要な部品となつている。
従来、この様な扉の緩衝用クリツプとしていく
つかの提案があり、実用化されているが、この内
自動車の様に量産されるものにおいては装着が容
易で作業性に優れること、振動等の外力を受けて
も容易に脱落しないことが重要な課題となる。
第1図及び第2図に示すクリツプは燃料注入口
の扉の緩衝用クリツプとして、又ボンネツトの緩
衝用クリツプとして実用化されているものであ
る。
第1図のクリツプは円錐台形状をなすクリツプ
主体1の端部に鏃形の装着部2を一体に備えたゴ
ム製の緩衝用クリツプで、このクリツプは注入口
を形成する自動車のボデイに対し、予じめ開設し
ておく透孔に上記鏃形の装着部2を押込むことに
よつて装着できるようにしたものである。しか
し、このクリツプの装着には装着部2が透孔に対
して真直に突き入るようにドライバー等の治具を
必要とする一方、装着部の鏃形の頭部がもともと
透孔の径より大きく形成してあることから突き通
し苦く、作業性に欠ける問題があつた。
また、第2図に示すクリツプは短小な丸棒状ク
リツプ主体3の周面に一端から螺旋状の溝4を形
成したもので、このクリツプはパネルの透孔に二
次的加工を要し、しかも装着状態においてクリツ
プの高さが変化する問題があつた。
即ち、この螺旋状の溝4を有したクリツプは溝
4に透孔5の縁を係入することによつて装着され
るものであるが、パネルに開設する透孔が単なる
打抜き穴であると、溝4のリード角分だけ傾いた
状態で装着されるので、透孔をプレスで打抜き開
設したのち、更にこの縁6を溝4のリード角分だ
け変形させる二次加工を必要とする。従つて、こ
の加工のため生産性を妨げると共に平面的な透孔
に対しては上述した様に不具合が生じ、実際面に
おいて使用部所が制約される問題があつた。ま
た、このクリツプは螺旋状の溝4の係入によつて
装着されることから、上記した特定の透孔に対し
ては装着が容易であり、しかもそのネジ込み深さ
の調節によつてパネル面からの突き出し高さを自
由に調整できる利点があるが、反面クリツプ素材
の材料疲労、パネルの板厚に対する溝4の幅の不
一致等によつて緩み、脱落する問題があつた。
本考案はこの様な従来提供されているクリツプ
のそれぞれの欠陥に鑑み改良考案されたもので、
その目的とするところはパネルに開設する透孔に
対し容易に装着することができ、しかもこの装着
に際して特別な治具を要することなく手作業で簡
単に行うことができると共に、装着後は振動等強
い外力が作用しても容易に脱落しない緩衝用クリ
ツプを提供することにある。
以下、この考案を第3図〜第9図に示す実施例
に基づき説明し、その特徴を明らかにする。
第3図は本考案に係る緩衝用クリツプ10を自
動車の燃料注入口20を被う蝶着された扉21の
緩衝用クリツプとして使用する場合を示した一例
で、第4図はクリツプ10の斜面図、第5図は転
倒させたクリツプの斜面図である。
クリツプ10はクリツプ主体11と、この主体
に一体に設けられる装着部12とからなる。ここ
に示したクリツプ主体11は外形を円錐台形状に
形成してあり、その一端に主体の一部をなす様に
装着部12を形成するようにしてある。
クリツプ主体の形状は上述したものに特定され
ないが、装着部12は注入口20を囲むパネル2
2に開設する円形の透孔23に挿入し止め付ける
関係から円形のボス型に形成される。そして、こ
の装着部には端部13に近い外周面に環状の係合
溝14を設け、この係合溝14の形成によつて端
部13との間に環状の係止鍔15を設けるように
してあり、更にこの係止鍔15に端部13から溝
14に向けて切込むスリツト16を設けるように
してある。
尚、クリツプ主体11はその一端に設けられる
装着部12と共に内部を中空に形成して空胴部1
7を設け、この空胴部17を端部13に開口させ
て実質的に装着部12を円筒状に形成してある。
上記装着部12における係合溝14はパネルの
透孔23の縁を受け入れるもので、その底部が形
成する直径lは透孔23の直径l′に略等しくして
あり、また環状の係止鍔15は透孔23の直径
l′より大径にして透孔を突き抜いたパネルの反対
側において係止できるようにしてある。
スリツト16は透孔23より大径に形成した係
止鍔15をパネル22の反対側(裏面側)に誘導
するためのもので、この実施例では装着部12の
中心軸線に対し傾斜するように形成してある。
本考案のクリツプは上述の如く構造を有するも
ので、クリツプ主体11及び装着部12を含む全
体は弾力性を有したゴム等の高分子材料で一体に
成形される。
次に、このクリツプのパネルに対する装着手順
を説明すると、先ずパネル22に予じめ開設して
おく透孔23に向けて装着部12を臨ませ、この
透孔23より大径に形成した係止鍔15をパネル
の表面に当接させる。次に第7図Bに示した様に
スリツト16によつて切断した鍔15の切離し端
部15a,15bを透孔23の縁に合せて一方の
端部15aをパネルの面に当接したまゝ他方の端
部15bを透孔23の中心方向にずらして浮か
せ、この状態で装着部12を透孔23内に押付
け、浮き上つた端部15bを透孔の反対側に突き
抜かせて該端部15bを透孔23の反対側の縁に
係止させ、上記一方の端部15aとこの他方の端
部15bとで透孔の縁を挾み付けるように喰い付
かせる。この様にして透孔の縁に喰い付かせたの
ち、クリツプ主体11をB図矢符方向に捻回して
透孔23の縁を徐徐に係合溝14内に誘導し、一
回転させることによつて係止鍔15の全体を透孔
の反対側に送り込み、第7図Cに示した如く装着
を完了する。
即ち、本考案のクリツプは係止鍔15に設ける
スリツト16と素材の撓み性を利用して透孔23
に押込みながら捻回することにより装着するもの
で、ほぼボルトをネジ孔にネジ込む要領で簡単に
装着することができる。
そして、装着されたクリツプは装着部の係合溝
14に透孔23の縁を受け入れ、係止鍔15をパ
ネルの反対側に掛け止めることによつてパネル2
2にしつかり固定されることになる。勿論、係止
鍔15はクリツプ主体11を無理に引き戻した場
合鍔が変形して透孔から抜け出すが、通常の場合
は原形に復元してパネル22の裏面に当接するこ
とから振動等の衝撃を受けても容易に脱落するこ
とはない。
ところで、上記説明の実施例ではクリツプ主体
11を中空体にして空胴部17を設け、これによ
つて装着部12を実質的に円筒形にしたが、この
空胴部17は上記装着時における係止鍔15の変
形を容易にするためのもので、第8図に示した様
に装着部12の部分をテーパー状に拡張させて
も、又第9図に示した様にクリツプ主体11の部
分は中実体にして装着部12の部分だけ中空にし
て空胴部17を設けるようにしてもよい。
更に、前記実施例ではスリツト16を斜めに切
込んで形成したが、この傾斜は係止鍔15の透孔
23に対する侵入を容易にするためで、実質上は
環状の係止鍔の一部を切断し、切離し端部が形成
できるものであればよく、従つて縦に直線的に形
成されるものであつてもよい。
以上説明の如く本考案の緩衝用クリツプは前述
の様に透孔に対する装着が容易であり、しかもこ
の装着に当つてドライバー等の治具を要しないた
め極めて迅速に作業が出来ると共に、装着された
クリツプは係止鍔が透孔の反対側において拡張
し、パネルの面に対し全面が当接する如くして係
止するため単に捻回するだけでは脱れることがな
く安定した状態で取付くことができる。また、本
考案のクリツプは円形の透孔に装着されるもので
あるため、パネルには単なる打抜きによつて形成
される円孔を設ければよく従つてクリツプを取付
ける前加工が容易である利点がある。
勿論、この考案に係るクリツプはゴム或は軟質
の合成樹脂によつて一体的に成形できるので廉価
に提供できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来例を示す斜面図、第3
図は本考案に係る緩衝用クリツプを燃料注入口に
装着する場合を示した斜面図、第4図は本考案の
緩衝用クリツプの斜面図、第5図は第4図のクリ
ツプを転倒して示した斜面図、第6図は本考案ク
リツプの中央縦断面図、第7図は本考案クリツプ
の装着手順を示す説明図で、図Aは装着直前の斜
面図、図Bは透孔に係止鍔の一部を係止させた状
態の正面図、図Cは装着完了状態の正面図で、第
8図及び第9図は他の実施例における本考案緩衝
用クリツプの中央縦断面図である。 10は本考案の緩衝用クリツプ、11はクリツ
プ主体、12は装着部、13は装着部の端部、1
4は係合溝、15は係止鍔、15a,15bは係
止鍔の切離し端部、16はスリツト、17は空胴
部、22はパネル、23は透孔である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ゴム等弾力性を有した高分子材料からなるクリ
    ツプ主体11には中心部に空胴部17を設けて円
    筒形にした装着部12を一体に備え、該装着部の
    端部に近い外周面に環状の係合溝14を設けて装
    着部の端部に環状の係止鍔15を形成する一方、
    該係止鍔には端部から上記係合溝14に達するス
    リツト16を切込み形成してなる扉等の緩衝用ク
    リツプ。
JP18787281U 1981-12-18 1981-12-18 扉等の緩衝用クリツプ Granted JPS5893166U (ja)

Priority Applications (1)

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JP18787281U JPS5893166U (ja) 1981-12-18 1981-12-18 扉等の緩衝用クリツプ

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JPS5893166U JPS5893166U (ja) 1983-06-24
JPH0130527Y2 true JPH0130527Y2 (ja) 1989-09-19

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JP18787281U Granted JPS5893166U (ja) 1981-12-18 1981-12-18 扉等の緩衝用クリツプ

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CN103510779A (zh) * 2012-06-30 2014-01-15 重庆长安汽车股份有限公司 一种适用于乘用车的背门缓冲垫

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JPS5144237B2 (ja) * 1973-08-29 1976-11-27
JPS5647318A (en) * 1979-09-27 1981-04-30 Nissan Motor Co Ltd Cushioning device for opening and closing body

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JPS5144237U (ja) * 1974-09-30 1976-04-01

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JPS5893166U (ja) 1983-06-24

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