JPH01305276A - 空気調和機の冷媒分岐装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は空気調和機のフィン形熱交換器における冷媒分
岐装置に関するものである。

従来の技術 従来、分離形空気調和機の室内機は第４図に示すような
構成であった。すなわち室内機の本体６ｏにプレートフ
ィン形の室内熱交換器５１とファン６２が組み込まれ、
ドレン水を処理するドレンパン６３が前記室内熱交換器
６１の下方に設けられている。そして冷房運転中におい
て、室外機（図示せず）から液冷媒が流れてきて、前記
室内熱交換器５１の入口管５４からヘアピンチューブ５
６を蛇行状に流れた後、分岐管６６によってＡ列（５１
ａ）と、Ｂ列（６１ｂ）に分岐され、垂直方向に向って
蛇行状に流れる配列としている。

すなわち、１つの入口管６４よシ液冷媒が流入すると−
たん向う側へ流れ、戻ってくると分岐管５６よりＡ列（
５１ａ）とＢ列（ｓｌｂ）とに分岐し、２つの出口管５
７より出る構成としていた。

発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、室内熱交換器６１の風上側
の回路すなわち、Ａ列（５１ａ）の方が風下側の回路す
なわち、Ｂ列（ｓｌｂ）よりも熱交換効率が良いため、
風上側の回路を流れる冷媒が、風下側の回路を流れる冷
媒よりも過熱し、そのため風上側（Ａ列６１ａ）と風下
側（８列６１ｂ）における冷媒循環量が出口管６７にお
いて異なり、能力がダウンするという課題や、分岐管５
６の形状や向きによシ風上側回路と風下側回路へ流れる
冷媒量が大きく変わるため、製品による能力のバラツキ
や、過熱度の差、つまり全体の冷媒循環量の減少による
能力ダウンという課題を有していた。

本発明は安価でかつ簡易な方法で冷媒の分流を向上させ
、能カアソプとＥＥＲ（底積係数）の向上を行うことを
目的とする。

課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明は、本体内に熱交換器
と送風機とを備え、前記熱交換器には垂直方向に向って
蛇行する複数列の配管を構成するとともに、前記複数列
の配管の人口側に、前記複数列に接続した分岐管を備え
、前記分岐管には、風上側の列前に大径流路をもつ大径
オリフィスと、風下側の列前には小径流路をもつ小径オ
リフィスとを設けた構成としたものである。

作　　用 この構成によシ、冷房時液冷媒が、入口側に設けた分岐
管の大径流路をもつ大径オリフィスよシ風上側の列前に
流れ、一方同じ分岐管の他方の小径流路をもつ小径オリ
スイスより風下側の列前に流れ、熱交換効率の大なる風
上側の冷媒過熱と、熱交換効率の小なる風下側の冷媒過
熱をほぼ等しく過がし、能力を向上させることとなる。

実施例 以下本発明による一実施例を第１図〜第３図にもとづい
て説明する。第３図に示すように、室内機の本体１には
室内循環用の送風機２と、吸込側３にプレートフィン形
の熱交換ａ＝４を備えている。

０１１記熱交換イｇ４は、液冷媒か入口管６より流入し
、−たん向う側へ流れてから、手前側に戻り、そして分
岐管６の分岐入口管７に至るようにしている。

前記分岐管６は、上方に向って垂直方向に蛇行して形成
されたＡ列８と３列９とに冷媒が分流するようにＡ列分
岐口１ｏと、Ｂ列分岐口１１とを有している。また前記
熱交換器４の上方には、各列の出口管１２．１３を設け
、その先方では図示していないが、一つに合流するよう
にしている。

前記分岐管６は第１図および第２図に示すように、Ａ列
分岐口１０には、Ａ列８の流量に対応する大径流路１４
を有した大径オリフィス１６を設けてあシ、Ｂ列分岐口
１１には、小径流路を有した小径オリフィス１７が設け
てあシ、これら大径オリフィス１６と小径オリフィス１
７はダボ１８の位置までそれぞれ圧入されている。

上記構成において、冷房時、室外機からの液冷媒が前記
室内熱交換器１１に設けられた入口管５から入シ、−た
ん向う側へ流れ、手前側に戻ってくると、分岐管６の分
岐入口管７よシ２方向に分岐される。この分岐流は風上
側のＡ列８に多量の液冷媒を流すべく、大径オリフィス
１５の大径流路１４を通ってＡ列８に流れ、垂直方向に
向って蛇行して流れ、一方風下側となる８例９側では、
小径オリフィス１７の小径流路１６を逼って３列９に流
れ、垂直方向に向って蛇行しながら流れる。

このとき、Ａ列８では多量の液冷媒を流して、送風機２
を運転したときの風上側の熱交換効率を高　・められる
状態に応じた適正過熱となるように設計されており、ま
た８列９側では、少量の液冷媒を流して、風下側の熱交
換効率に対応した状態に応じた適正過熱となるように設
計されているから、Ａ列を流れる液冷媒の過熱と、Ｂ列
を流れる液冷媒の過熱はほぼ均等となって、出口管１２
．１３よシ出ることになシ、熱交換効率を等しくできる
のである。このことによシ、冷凍サイクル全体としての
冷媒循環量は最大流量として発揮するのである。

発明の効果 ０１１記実施例の説明により明らかなように本発明は室
内熱交換器に、風上側となるＡ列に大径流路を有した大
径オリスイスと、風下側となるＢ列に小径流路を有した
小径オリフィスとを有した分岐管を設けるようにしたか
ら、熱交換効率がＡ列。

Ｂ列ともに平均化し、このことにより全体の冷媒循環量
が増え、したがって能力アップと、ＥＥＲの向上という
効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の空気調和機の冷媒分岐装置
の分岐管の斜視図、第２図は同空気調和機の冷媒分岐装
置の断面図、第３図は同空気調和機の冷媒分岐装置の組
込み断面図、第４図は従来の空気調和機の冷媒分岐装置
の断面図である。 １・・・・・・本体、２・−・・・・送風機、４・・・
・・・熱交換器、６・・・・・・分岐管、８・・・・・
・Ａ列、９・・・・・・Ｂ列、１４・・・・・・大径流
路、１６・・・・・・大径オリフィス、１６・・・・・
・小径流路、１７・・・・・・小径オリフィス。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図　　　　　ｆｆ−・分山支せ １４・−一大４３ヒラＬごブト 斗 第　２　図 （−一一本１ト ３−４列 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 本体内に熱交換器と送風機とを備え、前記熱交換器には
   垂直方向に向って蛇行する複数列の配管を構成するとと
   もに、前記複数列の配管の入口側に接続した分岐管を備
   え、前記分岐管の風上側の列管に接続する分岐口部には
   大径流路をもつ大径オリフィスを、また風下側の列管に
   接続する分岐口には小径流路をもつ小径オリフィスとを
   設けてなる空気調和機の冷媒分岐装置。