JPH0130323Y2 - - Google Patents
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- JPH0130323Y2 JPH0130323Y2 JP4989882U JP4989882U JPH0130323Y2 JP H0130323 Y2 JPH0130323 Y2 JP H0130323Y2 JP 4989882 U JP4989882 U JP 4989882U JP 4989882 U JP4989882 U JP 4989882U JP H0130323 Y2 JPH0130323 Y2 JP H0130323Y2
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- sheet
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- rolls
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Landscapes
- Basic Packing Technique (AREA)
- Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本考案は特に重量物のシユリンク包装に用いて
好適な包装装置に関するものである。 従来、例えばポリオレフイン系樹脂から成るフ
イルムやクロスシートを接着する方法としてはイ
ンパルスシール法、ホツトメルト法や超音波シー
ル法等が知られている。 シユリンク包装ではこれらの方法のいずれかを
用いて前記フイルムやクロスシートを接着して商
品を包装しているが、上記の方法は軽量物のシユ
リンク包装には適していても、重量部の包装、特
にシユリンク包装に用いるには難点がる。 而して、インパルスシール法は商品を前記フイ
ルム等で被覆した後、該フイルム等の開放端を外
面から適宜手段で加熱し、フイルム等同士の接合
面まで容融させて接着するのであるが、重量物の
シユリンク包装には比較的厚手のクロスシート等
を用いるために接着するまで長時間の加熱を要
し、その結果溶融固化部分と非溶融部とが生じ、
その境界部においては機械的物性の低下が著し
く、その部分から屡々破損して、前記クロスシー
トの持つ優れた物性を生かすことができない。 また、ホツトメルト法は、一般にEVAやポリ
エステル等を成分としたホツトメルト剤を用いる
ため、例えばポリエチレンクロスシートのような
ポリオレフイン樹脂クロスシートに対し、クロス
シートを熱劣化することなく接着し、しかも接着
後シユリンクトンネルで加熱した場合、軟化する
ことなく、クロスシートの収縮応力に耐えられる
接着力を要求することは現実にはむずかしく、更
に超音波接着法においては、広巾のクロスシート
の接着を行うには設備費的に難がある。 本考案は上述のような従来技術の難点に鑑みて
なされたもので、その構成は、熱収縮性の合成樹
脂のフイルム又はクロスシートで一本の連続した
ものをこのフイルム又はシートの始終端側で夫々
に巻取り、且つ、適宜離隔させて平行な姿勢で上
下に対向させた2本のロールと、この2本のロー
ルの間でロールより手前に位置付けられた被包装
物を2本のロール間の上記フイルム又はシートと
ほぼ直交する方向で当該ロールの前方側へ移動さ
せることにより、上記フイルム又はシートが当該
被包装物を挟むようにこのフイルム又はシートを
夫々のロールから繰出させる被包装物の移送手段
と、前面並びに上下面が上記フイルム又はシート
により被覆された状態にある上記被包装物の後面
側における上記ロールの軸と平行な軸上において
上記フイルム又はシート面の間に進退するように
に配設した板状の加熱手段と、上記2本のロール
に巻取られているフイルム又はシート面の前面側
でその面にほぼ平行な面内において上下に対向さ
せられて進退自在に配設され、上記フイルム又は
シートにより前面及び上下面が被覆された被包装
物における後面側のフイルム又はシートの加熱さ
れる部分を押圧すると共に中央にスリツトを形成
した2枚の板状をなす押圧手段と、上記押圧手段
のスリツトに臨んで配設されこの押圧手段の進退
軸と平行な軸上で別に進退させられることによ
り、上記押圧手段によつて接着された上記フイル
ム又はシートの接着部分を前後に分けて切断する
切断手段とから成ることを特徴とするものであ
る。 即ち、本考案は広巾のクロスシート等同士を接
着するに際し、接着部位の内面のみを加熱手段に
よつて加熱して接着することにより、クロスシー
ト等の特性を極端に損うことなく、しかも包装後
にシユリンクトンネルを通過させても接着部が剥
離するのを防止できるようにする一方、包装機と
しての長さを短かく成形してシユリンク包装装置
全体の全長が長くならないように工夫したもので
ある。 次に本考案の実施の一例を図により説明する。 図はシユリンク包装工程におけるシユリンクト
ンネル(図示せず)の手前に配置して、包装工程
とシユリンク工程とを連続的にするようにした本
考案装置の一例を示したもので、第1図に於て、
1は支柱、2,3は前記支柱1における一側面の
上下に対向する向きで取り附けられた支持台、
4,5は該支持台2,3にエアシリンダ6,7を
介して対向する側に上下動自在に取り附けられた
支持板、8,9は該支持板4,5にエアシリンダ
10,11を介して対向する側に上下動自在に取
り附けられた押圧手段たる押圧板で、該押圧板
8,9にはその長手方向央部に適宜幅のスリツト
12,13を設け、前記支持板4のスリツト12
に対応させてエアシリンダ14により上下動自在
に取り附けた切断手段たるヒートカツタ15が設
けられている。 而して、これらの各部材は、まず前記エアシリ
ンダ6,7を作動させて支持板4,5同士を接近
させ、次いでエアシリンダ10,11を作動させ
て押圧板8,9同士を当接させた後、エアシリン
ダ14を作動させることにより上記カツタ15を
下降させれば、このヒートカツタ15が前記押圧
板8,9に設けたスリツト12,13内を貫通す
る関係に位置付けられている。 即ち、上記の各部材は、支柱1の一側面に、そ
の支柱1の高さ方向に沿つて配設されて、装置の
設置場所占有面積をできるだけ小さくなるように
してある。 16は前記押圧板8,9の間においてこの板
8,9の長さ方向に沿つて進退自在に配設された
適宜幅及び長を有する加熱手段たるヒータで、該
ヒータ16にはシユリンク包装に用いるクロスシ
ート等をその溶融温度にまで加熱する能力を有し
たものを用い、前記支柱1に固着した取付台17
上に配設したエアシリンダ18により支柱の前後
に関し摺動自在に取り附けた支持台19、エアシ
リンダ20を介して上記支柱1の側面に関し進退
できるように取り附けられている。従つて、上記
ヒータ16は両エアシリンダ18,20の作動に
より、水平方向で前後及び左右に移動させること
ができる。 次に、第2図に於て、21,22は合成樹脂製
の一枚のクロスシート23をその始終端側からそ
れぞれに巻き取つた上、下のロールで、第1図に
おけるエアシリンダ10,11の向う側に押圧板
8,9と平行な向きで配設されている。而して、
該ロール21,22に巻き取られたクロスシート
23は被包装物Wの重量により適宜の厚みや強度
を有するシユリンク素材から選択するものとし、
例えばポリエチレンクロスシート等ポリオレフイ
ン樹脂クロスシートを用いるものとする。 尚、第1図の支柱1に於て24は前記支持板5
の動きを検知してエアシリンダ10,11を作動
させるリミツトスイツチで、以上1乃至24及び
図示しないが、被包装物Wをロール21,22に
巻取られているシート23の後方から前進させ、
そのシート23に当接しこのシート23と共に、
前記押圧板8,9の間を通つて前方へ移動させる
コンベア等の移炭手段により本考案装置の一例を
構成する。 この実施例の装置は、先にも述したようにシユ
リンクトンネルの手前に設置してシユリンク包装
の自動化を図るためのものであるから、そのシユ
リンク包装の工程の邪魔にならないように、押圧
板8,9やヒータ16等の構成部材がシユリンク
包装ラインに関し上下や左右に移動するようにな
つている。また、本考案装置による接着力の強度
は、ヒータ16でクロスシート23を加熱した後
ヒータ16を支柱1の背面に後退させ、加熱され
た部分を押圧板8,9により押圧するまでの時間
に関連するので、該ヒータ16は水平面内で、ま
ず、包装ラインの後方側へシリンダ18で移動さ
せられて押圧板8,9の押圧動作を阻害しないよ
うにしてから、支柱1の後面側へ後退移動できる
ようにしてある。 以上のうよに構成される本考案の一例の装置の
作用について説明すれば、次の通りである。 まず、ロール21,22の間にあるクロスシー
ト23の十分手前に位置する(第2図に於ける点
線の状態)被包装物Wは、ベルトコンベア等の移
送手段(図示せず)により前方(第2図の左方)
へ移送されて上記クロスシート23の背面に当接
し(第2図に於ける実線の状態)、更にこのまま
前方へ移送されてクロスシート23が被包装物W
の前面及び上下面の大半を被覆し、かつ、被包装
物Wが押圧板8,9の間を通り抜けた状態(第3
図参照)に移送される。 クロスシート23がこの状態になつたとき、押
圧板8,9の間に位置するクロスシート23が接
着部位となつて接着が開始される。接着工程は第
4図a乃至hに示すように進行する。 即ち、当初の状態ではヒータ16はいまだクロ
スシート23,23間にはない(第4図a)が、
被包装物Wがこの状態にセツトされたことを示す
信号でエアシリンダ20が作動してヒータ16を
支柱1の前面側でクロスシート23,23間に進
出させる(第4図b)。 前記ヒータ16が進出すると、該ヒータ16は
通電されると共に、あらかじめタイマ回路に設定
しておいた時間経過後にエアシリンダ6,7が作
動して、まず押圧板8,9を支持板4,5ごとヒ
ータ16に向けて移動させる。この移動によつて
下方の支持板5がリミツトスイツチ24を閉ぢる
と、更にエアシリンダ10,11が作動して押圧
板8,9を上記クロスシート23,23がヒータ
16に当接押圧されるようにする(第4図c)。 ここでヒータ16はすでに十分に加熱されてい
るから、クロスシート23,23の該ヒータ16
に接触した部分は接着するに十分な程度に溶融し
て接着部位Aとなる。 尚、この加熱態様は従来のインパルスシール法
と異り、接着面を直接溶融するのでクロスシート
の特性が劣化することはない。 クロスシート23,23の接着部位Aが溶融さ
れると、エアシリンダ10,11はもとの状態に
もどつて押圧板8,9とヒータ16との接触を解
除し(第4図d)、同時にエアシリンダ18が作
動してヒータ16を接着部位Aの手前側(第4図
eの右側)へ移動させる(第4図e)。 ひきつづき前記エアシリンダ10,11が再度
作動して押圧板8,9が溶融した接着部位Aを押
圧し(第4図f)、ここに接着部位Aが接着され
るのである。 尚、この間にヒータ16はエアシリンダ18,
20の作動によりもとの状態に復元するが、接着
部位Aが溶融した後、この接着部位Aからヒータ
16を離反させる際に、まずエアシリンダ18の
作動によつたのは、ヒータ16自体が細長く形成
されているため、装置の前後方向(押圧板のスト
ロークに直交する方向)に移動した方が早く接着
部位Aから離れられるからである。 このようにして接着部位Aの接着が終了した
ら、押圧板8,9がその部分を押圧している間に
エアシリンダ14を作動させ、押圧装板8,9に
設けられたスリツト12,13内にヒートカツタ
15を貫通させて接着部位Aを前後に切断し(第
4図g)、微少時経過後エアシリンダ10,11
及び6,7を作動させてクロスシート23の押圧
を解放し(第4図h)、接着を完了するのである。 接着が完了したら、第5図に示すように、クロ
スシート23により包装された被包装物Wはベル
トコンベア等の移送手段によりシユリンクトンネ
ル側に搬送され、又、押圧板8,9やヒータ16
等はもとの状態にもどると共に、上下のロール2
1,22のクロスシート23はそれぞれの端部
(上記接着部位Aの後半部)で溶着されているか
ら、本考案装置の主要部材は第2図の状態に戻り
次の被包装物の包装に備えることができる。 本考案装置は、被包装物の搬送方向、搬送面に
関し、包装材となるクロスシート等を上記搬送方
向に及び搬送面に直交する向きにおいてそのクロ
スシート等を両端からそれぞれに巻取つた上、下
ロールから繰出した状態で配設し、搬送されて来
る被包装材がこのシート等を前面及び上下面に被
るような態様で移送された位置に、上記上、下ロ
ールの配設面と平行な面内で、且つ、上記搬送さ
れる被包装材の搬送ラインの上、下に、上記シー
ト等の加熱手段、押圧手段、切断手段を、押圧手
段と切断手段は支柱の側面において上下進退自在
に、また加熱手段は支柱側面に対し進退、左右動
自在に、配設して構成したから、装置の前後幅を
装置の前後幅をきわめてコンパクトに形成でき
る。
好適な包装装置に関するものである。 従来、例えばポリオレフイン系樹脂から成るフ
イルムやクロスシートを接着する方法としてはイ
ンパルスシール法、ホツトメルト法や超音波シー
ル法等が知られている。 シユリンク包装ではこれらの方法のいずれかを
用いて前記フイルムやクロスシートを接着して商
品を包装しているが、上記の方法は軽量物のシユ
リンク包装には適していても、重量部の包装、特
にシユリンク包装に用いるには難点がる。 而して、インパルスシール法は商品を前記フイ
ルム等で被覆した後、該フイルム等の開放端を外
面から適宜手段で加熱し、フイルム等同士の接合
面まで容融させて接着するのであるが、重量物の
シユリンク包装には比較的厚手のクロスシート等
を用いるために接着するまで長時間の加熱を要
し、その結果溶融固化部分と非溶融部とが生じ、
その境界部においては機械的物性の低下が著し
く、その部分から屡々破損して、前記クロスシー
トの持つ優れた物性を生かすことができない。 また、ホツトメルト法は、一般にEVAやポリ
エステル等を成分としたホツトメルト剤を用いる
ため、例えばポリエチレンクロスシートのような
ポリオレフイン樹脂クロスシートに対し、クロス
シートを熱劣化することなく接着し、しかも接着
後シユリンクトンネルで加熱した場合、軟化する
ことなく、クロスシートの収縮応力に耐えられる
接着力を要求することは現実にはむずかしく、更
に超音波接着法においては、広巾のクロスシート
の接着を行うには設備費的に難がある。 本考案は上述のような従来技術の難点に鑑みて
なされたもので、その構成は、熱収縮性の合成樹
脂のフイルム又はクロスシートで一本の連続した
ものをこのフイルム又はシートの始終端側で夫々
に巻取り、且つ、適宜離隔させて平行な姿勢で上
下に対向させた2本のロールと、この2本のロー
ルの間でロールより手前に位置付けられた被包装
物を2本のロール間の上記フイルム又はシートと
ほぼ直交する方向で当該ロールの前方側へ移動さ
せることにより、上記フイルム又はシートが当該
被包装物を挟むようにこのフイルム又はシートを
夫々のロールから繰出させる被包装物の移送手段
と、前面並びに上下面が上記フイルム又はシート
により被覆された状態にある上記被包装物の後面
側における上記ロールの軸と平行な軸上において
上記フイルム又はシート面の間に進退するように
に配設した板状の加熱手段と、上記2本のロール
に巻取られているフイルム又はシート面の前面側
でその面にほぼ平行な面内において上下に対向さ
せられて進退自在に配設され、上記フイルム又は
シートにより前面及び上下面が被覆された被包装
物における後面側のフイルム又はシートの加熱さ
れる部分を押圧すると共に中央にスリツトを形成
した2枚の板状をなす押圧手段と、上記押圧手段
のスリツトに臨んで配設されこの押圧手段の進退
軸と平行な軸上で別に進退させられることによ
り、上記押圧手段によつて接着された上記フイル
ム又はシートの接着部分を前後に分けて切断する
切断手段とから成ることを特徴とするものであ
る。 即ち、本考案は広巾のクロスシート等同士を接
着するに際し、接着部位の内面のみを加熱手段に
よつて加熱して接着することにより、クロスシー
ト等の特性を極端に損うことなく、しかも包装後
にシユリンクトンネルを通過させても接着部が剥
離するのを防止できるようにする一方、包装機と
しての長さを短かく成形してシユリンク包装装置
全体の全長が長くならないように工夫したもので
ある。 次に本考案の実施の一例を図により説明する。 図はシユリンク包装工程におけるシユリンクト
ンネル(図示せず)の手前に配置して、包装工程
とシユリンク工程とを連続的にするようにした本
考案装置の一例を示したもので、第1図に於て、
1は支柱、2,3は前記支柱1における一側面の
上下に対向する向きで取り附けられた支持台、
4,5は該支持台2,3にエアシリンダ6,7を
介して対向する側に上下動自在に取り附けられた
支持板、8,9は該支持板4,5にエアシリンダ
10,11を介して対向する側に上下動自在に取
り附けられた押圧手段たる押圧板で、該押圧板
8,9にはその長手方向央部に適宜幅のスリツト
12,13を設け、前記支持板4のスリツト12
に対応させてエアシリンダ14により上下動自在
に取り附けた切断手段たるヒートカツタ15が設
けられている。 而して、これらの各部材は、まず前記エアシリ
ンダ6,7を作動させて支持板4,5同士を接近
させ、次いでエアシリンダ10,11を作動させ
て押圧板8,9同士を当接させた後、エアシリン
ダ14を作動させることにより上記カツタ15を
下降させれば、このヒートカツタ15が前記押圧
板8,9に設けたスリツト12,13内を貫通す
る関係に位置付けられている。 即ち、上記の各部材は、支柱1の一側面に、そ
の支柱1の高さ方向に沿つて配設されて、装置の
設置場所占有面積をできるだけ小さくなるように
してある。 16は前記押圧板8,9の間においてこの板
8,9の長さ方向に沿つて進退自在に配設された
適宜幅及び長を有する加熱手段たるヒータで、該
ヒータ16にはシユリンク包装に用いるクロスシ
ート等をその溶融温度にまで加熱する能力を有し
たものを用い、前記支柱1に固着した取付台17
上に配設したエアシリンダ18により支柱の前後
に関し摺動自在に取り附けた支持台19、エアシ
リンダ20を介して上記支柱1の側面に関し進退
できるように取り附けられている。従つて、上記
ヒータ16は両エアシリンダ18,20の作動に
より、水平方向で前後及び左右に移動させること
ができる。 次に、第2図に於て、21,22は合成樹脂製
の一枚のクロスシート23をその始終端側からそ
れぞれに巻き取つた上、下のロールで、第1図に
おけるエアシリンダ10,11の向う側に押圧板
8,9と平行な向きで配設されている。而して、
該ロール21,22に巻き取られたクロスシート
23は被包装物Wの重量により適宜の厚みや強度
を有するシユリンク素材から選択するものとし、
例えばポリエチレンクロスシート等ポリオレフイ
ン樹脂クロスシートを用いるものとする。 尚、第1図の支柱1に於て24は前記支持板5
の動きを検知してエアシリンダ10,11を作動
させるリミツトスイツチで、以上1乃至24及び
図示しないが、被包装物Wをロール21,22に
巻取られているシート23の後方から前進させ、
そのシート23に当接しこのシート23と共に、
前記押圧板8,9の間を通つて前方へ移動させる
コンベア等の移炭手段により本考案装置の一例を
構成する。 この実施例の装置は、先にも述したようにシユ
リンクトンネルの手前に設置してシユリンク包装
の自動化を図るためのものであるから、そのシユ
リンク包装の工程の邪魔にならないように、押圧
板8,9やヒータ16等の構成部材がシユリンク
包装ラインに関し上下や左右に移動するようにな
つている。また、本考案装置による接着力の強度
は、ヒータ16でクロスシート23を加熱した後
ヒータ16を支柱1の背面に後退させ、加熱され
た部分を押圧板8,9により押圧するまでの時間
に関連するので、該ヒータ16は水平面内で、ま
ず、包装ラインの後方側へシリンダ18で移動さ
せられて押圧板8,9の押圧動作を阻害しないよ
うにしてから、支柱1の後面側へ後退移動できる
ようにしてある。 以上のうよに構成される本考案の一例の装置の
作用について説明すれば、次の通りである。 まず、ロール21,22の間にあるクロスシー
ト23の十分手前に位置する(第2図に於ける点
線の状態)被包装物Wは、ベルトコンベア等の移
送手段(図示せず)により前方(第2図の左方)
へ移送されて上記クロスシート23の背面に当接
し(第2図に於ける実線の状態)、更にこのまま
前方へ移送されてクロスシート23が被包装物W
の前面及び上下面の大半を被覆し、かつ、被包装
物Wが押圧板8,9の間を通り抜けた状態(第3
図参照)に移送される。 クロスシート23がこの状態になつたとき、押
圧板8,9の間に位置するクロスシート23が接
着部位となつて接着が開始される。接着工程は第
4図a乃至hに示すように進行する。 即ち、当初の状態ではヒータ16はいまだクロ
スシート23,23間にはない(第4図a)が、
被包装物Wがこの状態にセツトされたことを示す
信号でエアシリンダ20が作動してヒータ16を
支柱1の前面側でクロスシート23,23間に進
出させる(第4図b)。 前記ヒータ16が進出すると、該ヒータ16は
通電されると共に、あらかじめタイマ回路に設定
しておいた時間経過後にエアシリンダ6,7が作
動して、まず押圧板8,9を支持板4,5ごとヒ
ータ16に向けて移動させる。この移動によつて
下方の支持板5がリミツトスイツチ24を閉ぢる
と、更にエアシリンダ10,11が作動して押圧
板8,9を上記クロスシート23,23がヒータ
16に当接押圧されるようにする(第4図c)。 ここでヒータ16はすでに十分に加熱されてい
るから、クロスシート23,23の該ヒータ16
に接触した部分は接着するに十分な程度に溶融し
て接着部位Aとなる。 尚、この加熱態様は従来のインパルスシール法
と異り、接着面を直接溶融するのでクロスシート
の特性が劣化することはない。 クロスシート23,23の接着部位Aが溶融さ
れると、エアシリンダ10,11はもとの状態に
もどつて押圧板8,9とヒータ16との接触を解
除し(第4図d)、同時にエアシリンダ18が作
動してヒータ16を接着部位Aの手前側(第4図
eの右側)へ移動させる(第4図e)。 ひきつづき前記エアシリンダ10,11が再度
作動して押圧板8,9が溶融した接着部位Aを押
圧し(第4図f)、ここに接着部位Aが接着され
るのである。 尚、この間にヒータ16はエアシリンダ18,
20の作動によりもとの状態に復元するが、接着
部位Aが溶融した後、この接着部位Aからヒータ
16を離反させる際に、まずエアシリンダ18の
作動によつたのは、ヒータ16自体が細長く形成
されているため、装置の前後方向(押圧板のスト
ロークに直交する方向)に移動した方が早く接着
部位Aから離れられるからである。 このようにして接着部位Aの接着が終了した
ら、押圧板8,9がその部分を押圧している間に
エアシリンダ14を作動させ、押圧装板8,9に
設けられたスリツト12,13内にヒートカツタ
15を貫通させて接着部位Aを前後に切断し(第
4図g)、微少時経過後エアシリンダ10,11
及び6,7を作動させてクロスシート23の押圧
を解放し(第4図h)、接着を完了するのである。 接着が完了したら、第5図に示すように、クロ
スシート23により包装された被包装物Wはベル
トコンベア等の移送手段によりシユリンクトンネ
ル側に搬送され、又、押圧板8,9やヒータ16
等はもとの状態にもどると共に、上下のロール2
1,22のクロスシート23はそれぞれの端部
(上記接着部位Aの後半部)で溶着されているか
ら、本考案装置の主要部材は第2図の状態に戻り
次の被包装物の包装に備えることができる。 本考案装置は、被包装物の搬送方向、搬送面に
関し、包装材となるクロスシート等を上記搬送方
向に及び搬送面に直交する向きにおいてそのクロ
スシート等を両端からそれぞれに巻取つた上、下
ロールから繰出した状態で配設し、搬送されて来
る被包装材がこのシート等を前面及び上下面に被
るような態様で移送された位置に、上記上、下ロ
ールの配設面と平行な面内で、且つ、上記搬送さ
れる被包装材の搬送ラインの上、下に、上記シー
ト等の加熱手段、押圧手段、切断手段を、押圧手
段と切断手段は支柱の側面において上下進退自在
に、また加熱手段は支柱側面に対し進退、左右動
自在に、配設して構成したから、装置の前後幅を
装置の前後幅をきわめてコンパクトに形成でき
る。
【表】
尚、上記実施例に於ては、本考案装置をシユリ
ンク包装工程内に組み込んだものについて述べた
が、本考案装置はこれに限られず通常の包装装置
として使用することもできる。この場合はフイル
ムやクロスシートにシユリンク素材を用いる必要
がないないことは勿論である。 本考案は以上の通りであるから、包装装置とし
て占有面積を小さく形成できるので極めて実用性
が高い。
ンク包装工程内に組み込んだものについて述べた
が、本考案装置はこれに限られず通常の包装装置
として使用することもできる。この場合はフイル
ムやクロスシートにシユリンク素材を用いる必要
がないないことは勿論である。 本考案は以上の通りであるから、包装装置とし
て占有面積を小さく形成できるので極めて実用性
が高い。
第1図は本考案装置の一例を示す斜視図、第2
図乃至第5図は本考案装置の一例による包装の過
程を示す構成図である。 1……支柱、2,3……取附台、4,5……取
附板、6,7,10,11,14,18,20…
…エアシリンダ、8,9……押圧板、12,13
……スリツト、15……ヒートカツタ、16……
ヒータ、21,22……ロール、23……クロス
シート、24……リミツトスイツチ、A……接着
部位、W……被包装物。
図乃至第5図は本考案装置の一例による包装の過
程を示す構成図である。 1……支柱、2,3……取附台、4,5……取
附板、6,7,10,11,14,18,20…
…エアシリンダ、8,9……押圧板、12,13
……スリツト、15……ヒートカツタ、16……
ヒータ、21,22……ロール、23……クロス
シート、24……リミツトスイツチ、A……接着
部位、W……被包装物。
Claims (1)
- 熱収縮性の合成樹脂のフイルム又はクロスシー
トで一本の連続したものをこのフイルム又はシー
トの始終端側で夫々に巻取り、且つ、適宜離隔さ
せて平行な姿勢で上下に対向させた2本のロール
と、この2本のロールの間でロールより手前に位
置付けられた被包装物を2本のロール間の上記フ
イルム又はシートとほぼ直交する方向で当該ロー
ルの前方側へ移動させることにより、上記フイル
ム又はシートが当該被包装物を挟むようにこのフ
イルム又はシートを夫々のロールから繰出させる
被包装物の移送手段と、前面並びに上下面が上記
フイルム又はシートにより被覆された状態にある
上記被包装物の後面側における上記ロールの軸と
平行な軸上において上記フイルム又はシート面の
間に進退するように配設した板状の加熱手段と、
上記2本のロールに巻取られているフイルム又は
シート面の前面側でその面にほぼ平行な面内にお
いて上下に対向させられて進退自在に配設され、
上記フイルム又はシートにより前面及び上下面が
被覆された被包装物における後面側のフイルム又
はシートの加熱される部分を押圧すると共に中央
にスリツトを形成した2枚の板状をなす押圧手段
と、上記押圧手段のスリツトに臨んで配設されこ
の押圧手段の進退軸と平行な軸上で別に進退させ
られることにより、上記押圧手段によつて接着さ
れた上記フイルム又はシートの接着部分を前後に
分けて切断する切断手段とから成ることを特徴と
する包装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4989882U JPS58154105U (ja) | 1982-04-08 | 1982-04-08 | 包装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4989882U JPS58154105U (ja) | 1982-04-08 | 1982-04-08 | 包装装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58154105U JPS58154105U (ja) | 1983-10-15 |
JPH0130323Y2 true JPH0130323Y2 (ja) | 1989-09-18 |
Family
ID=30060721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4989882U Granted JPS58154105U (ja) | 1982-04-08 | 1982-04-08 | 包装装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58154105U (ja) |
-
1982
- 1982-04-08 JP JP4989882U patent/JPS58154105U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58154105U (ja) | 1983-10-15 |
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