JPH0130147B2 - - Google Patents

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JPH0130147B2
JPH0130147B2 JP58162435A JP16243583A JPH0130147B2 JP H0130147 B2 JPH0130147 B2 JP H0130147B2 JP 58162435 A JP58162435 A JP 58162435A JP 16243583 A JP16243583 A JP 16243583A JP H0130147 B2 JPH0130147 B2 JP H0130147B2
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JP
Japan
Prior art keywords
parts
oil
composition
wax
clay
Prior art date
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Expired
Application number
JP58162435A
Other languages
English (en)
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JPS6053983A (ja
Inventor
Kaoru Shimomura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NUUBERU ENOGU KENKYUSHO KK
Original Assignee
NUUBERU ENOGU KENKYUSHO KK
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は油ねんど組成物、詳しくは水に浸漬
するだけで硬化する油ねんど組成物に関する。
石こう像、ブロンズ像その他立体モデルを造形
するには通常土ねんど又は油ねんどを用いて彫塑
し、石こうで表面を被覆して雌型を形どり、その
雌型中へ石こう、ブロンズ、又は合成樹脂等を流
し込んで造形する。従つて3工程を要しかなりの
時間を必要とする。
最近硬化型高分子を成分に含み、後加熱すれば
もはや変形しないほど硬化するねんど組成物もで
きているが、材料が高価となるし、彫塑のための
望ましい可塑性に乏しい。
この発明は上記の欠点を改良したもので従来の
油ねんどに等しい可塑性を有し、水に浸漬するだ
けで硬化し、造形工程が簡略にされ、さらに水彩
えのぐを用いてもはじくことなく自由に着色で
き、塑像が不要となつたときは表面の硬化層を削
りとれば繰り返し彫塑に使用することができ、コ
スト廉価にして工程が簡略な油ねんど組成物を供
給する。
この発明で用いられるワツクスとしては、カル
ナウバろう、密ろう、ヌかろう等の狭義のろうの
他、木ろう、硬化油のような固形グリセライド、
パラフインワツクス、シクロパラフインワツクス
等の石油系ワツクス、ポリエチレンワツクス、α
−オレフインワツクス、ケトンワツクス、脂胞酸
アミド等の合成ワツクスが例示でき、中でも好ま
しくは密ろう、硬化油、マイクロクリスタリンワ
ツクスが例示できる。
これらのワツクスは油ねんど組成物に硬度と可
塑性を与えるもので通常油ねんど組成物100重量
部(以下重量部を単に部と記す)中3〜20部、好
ましくは5〜10部が用いられる。ワツクスが2%
を超えると硬すぎ、かつ温度による硬度変化が大
となり、3%より少ないと可塑性が悪くなる。
この発明で用いられる常温で液状又は半固体状
で不乾性の動植物油又は鉱物油としては、やし
油、ひまし油、オリーブ油、ラノリン、流動パラ
フイン、ワセリン等が例示でき、さらにポリブテ
ン等の合成油状物質があげられるが、この中好ま
しくはひまし油、流動パラフイン、ポリブテンが
例示できる。
これらの油分は油ねんど組成物に柔軟性と延伸
性を与えるもので、通常組成物100部中4〜25部、
好ましくは6〜20部が用いられる。油分が25部を
超えると軟かくて形くずれしやすくなり4部より
少ないとのびが悪くかつもろくなる。
この発明で用いられる界面活性剤としてはポリ
オキシエチレンアルキルエーテル系、ポリオキシ
エチレンアルキルフエニルエーテル系、ポリオキ
シエチレンアルキルエステル系、ポリオキシエチ
レンソルビタンエステル系でHLBが10〜15の非
イオン活性剤および/又はジアルキルスルホ二塩
基酸アルカリ、アルキルベンゼンスルホン酸アル
カリ、アルキルナフタレンスルホン酸アルカリ等
の滲透力の大きいアニオン活性剤が例示できる。
非イオン界面活性剤のHLBが10以下であると
親水性が不足し、15以上であると油性成分と均一
に混合しがたいため、組成物の品質が不均一とな
る。
これらの活性剤はねんど組成物を親水性にし水
が浸透して後に述べる石こうに結晶水を与え硬化
させ、あるいは表面に水彩えのぐで着色できる効
果作用を与えるもので、通常組成物100部中0・
5〜12部好ましくは2〜9部が用いられる。活性
剤が12部を超えると組成物を水に浸漬したとき表
面がくずれるし、0.5部より少ないと水が浸透せ
ず硬化しなくなる。
又活性剤は単独で用いられるよりも上記非イオ
ン活性剤とアニオン活性剤を併用して用いること
が水の浸透従つて組成物の硬化を速め、かつ硬化
層の厚みを増して表面を堅牢にする効果があるの
で望ましい。この場合非イオン活性剤は組成物
100部中0.3〜7部、好ましくは1.5〜5部アニオ
ン活性剤は0.2〜5部、好ましくは0.5〜4部使用
することが望ましい。
この発明では焼石こうが組成物100部中40〜80
部、好ましくは45〜75部が使用される。焼石こう
は組成物を水に浸漬したとき水を吸収し結晶水を
吸収して硬化させるとともに組成物の賦形材とし
ても有用なもので、組成物100部中80部を超える
ともろくくずれやすくなり、40部より少ないと硬
化しがたくなる。
又この発明には顔料又は顔料と体質顔料を加え
て組成物に着色しあるいは可塑性を高めることが
できる。顔料としては酸化チタン、弁柄、群青、
カーボンブラツク等が例示でき、体質顔料として
はカオリン、クレー、炭酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム、ベントナイト、シリカ、アルミナ等の
通常の体質顔料の他、脂肪酸のマグネシウム塩、
カルシウム塩等の金属石けんあるいは粉末硫黄が
例示できる。
これらの成分から油ねんど組成物を製造するに
はワツクス、油分、界面活性剤を加熱混練装置中
に投入し、ワツクスの融点を5〜15℃上まわる温
度に加熱溶融し、均一な溶融物とした後、同温度
で焼石こうおよび必要に応じ顔料、体質顔料を加
えて均一な組成となる迄混練する。
製造方法は上述に限定されることなく全成分を
一度に混合した後加熱混練してもよい。次に実施
例を記し本発明を一層明らかにする。
実施例 1 牛脂硬化油(日本油脂製、mp、58℃) 14部 流動パラフイン 8部 ノイゲンET120(第一工業製薬製、ポリオキシエ
チレングリコールアルキルエーテル系活性剤、
HLB12)を65℃に加熱溶融し、 4部 焼石こう 74部 を加え加熱しつつニーダーで混練し、均一に混合
した後二軸押出成型機を用いて成型し白色の硬練
り油ねんど組成物を得た。
この組成物を用いて造形した塑像を水中に室温
で3時間浸漬すると表面に約2mm厚みの硬化層が
でき全体が固化した。さらに1夜水中に放置する
と表面に約3mm層の硬化層となつた。
実施例 2 密ろう 9部 ひまし油 15部 ノニポール100(三洋化成工業製、ポリオキシエチ
レングリコールノニルフエニルエーテル型活性
剤、HLB13.3) 7部 焼石こう 59部 クレー(ジークライト工業製) 10部 より実施例1に準じて白色の軟練り油ねんど組成
物を得た。
実施例 3 スターワツクスSW100(日本製蝋製、マイクロク
リスタリンワツクス、mp、82℃以上) 9部 ポリブテンHV−15(古河化学工業製、ポリイソ
ブチレン、2300cps、at20℃) 9部 ラピゾールB−80(日本油脂製、アニオン活性剤、
ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム) 3部 焼石こう 64部 弁柄(三重顔料工業製) 15部 より実施例1に準じてれんが色の通常の硬さの油
ねんど組成物を得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ワツクス、常温で液状又は半固体状で不乾性
    の動植物油又は鉱物油等の油分、HLBが10〜15
    の非イオン界面活性剤および/又はアニオン界面
    活性剤、および焼石こうよりなる油ねんど組成
    物。
JP16243583A 1983-09-03 1983-09-03 油ねんど組成物 Granted JPS6053983A (ja)

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JPS6053983A JPS6053983A (ja) 1985-03-28
JPH0130147B2 true JPH0130147B2 (ja) 1989-06-16

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JPS50108030A (ja) * 1974-02-01 1975-08-26

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