JPH0130122Y2 - - Google Patents

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JPH0130122Y2
JPH0130122Y2 JP1984118944U JP11894484U JPH0130122Y2 JP H0130122 Y2 JPH0130122 Y2 JP H0130122Y2 JP 1984118944 U JP1984118944 U JP 1984118944U JP 11894484 U JP11894484 U JP 11894484U JP H0130122 Y2 JPH0130122 Y2 JP H0130122Y2
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JP
Japan
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armrest
shaft
main body
pivot
elastic material
Prior art date
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JP1984118944U
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JPS6131250U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車用座席に備えるアームレスト、
詳しくは非使用位置にセツトしている状態(シー
トバツクに格納している状態)において、自動車
の急停車時にシートバツク内より飛び出して損傷
することのないアームレストの改良に関するもの
である。
自動車走行中に急ブレーキを掛けたとき、或い
は悪路を走行中に、アームレストに前方荷重がか
かるとシートバツク内からアームレストが飛び出
して子供等を損傷する可能性がある。斯る不具合
を除去するために、アームレストを非使用状態の
みならず使用状態においてもロツクする構造のも
のが開示されている(例えば実開昭58−14037号
公報)。
これは二位置でロツクされるためアームレスト
の固定状態が確実である反面、アームレストを非
使用状態から使用状態に、或いはその逆に移動さ
せる際、各ロツク状態を解除させなければならな
いため、その操作性が極めて悪く、しかも、ロツ
ク装置が二ケ所必要となるため構造が複雑で故障
し易い欠点がある。
ところで、非使用状態のアームレストが飛び出
しても、所定以上(例えばアームレストがシート
クツシヨンの表面より10cm程度以上)に飛び出さ
ない限り、安全性が確保されることが知られてい
る。
そこで、本考案は斯様な事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、安全性、
操作性が良く、しかも構造が簡単で低原価で提供
せんとするものである。
以上の目的を達成するための本考案に係るアー
ムレストの取付構造は、アームレスト本体側に設
けた枢支軸及び弾性材を外周面に装着した回動
軸、シートバツク側のブラケツトに設けて前記枢
支軸を回転自在に支持する軸着部及び、この軸着
部を中心とし、前記弾性材付回動軸を挿通する長
孔とからなり、前記長孔はその溝幅を回動軸の弾
性材が接合する程度に形成すると共に、該長孔の
長方方向の一端と他端との間に、前記回動軸の弾
性材が所定荷重以上の荷重によつて圧縮した場合
に回動軸が挿通する程度の溝幅からなる狭小部を
設けてなることを特徴とするものである。
従つて、回動軸に設けた弾性部材が長孔の孔壁
に弾接するため、その摩擦抵抗によつてアームレ
スト本体は所定位置に保持される。そして、その
摩擦抵抗を越える荷重がアームレスト本体にかか
つた場合(例えば急停車など)には長孔の狭小部
に、回動軸の弾性部材材が突き当るため、アーム
レスト本体はその位置まで移動して停止する。従
つてシートバツク内より急停車など前方荷重がか
かつた場合に飛び出すが、その飛び出し量は一定
に規制される。
そして、アームレスト本体を使用状態にすると
きには、回動軸の弾性部材の弾性に抗してアーム
レスト本体を下方に押圧すると、回動軸はその弾
性部材と共に長孔の狭小部を通過するためアーム
レスト本体はシートクツシヨン上に倒伏し使用状
態となる。また使用状態のアームレスト本体を非
使用状態(シートバツク内に起立状に格納する状
態)にするには、回動軸の弾性部材の弾性に抗し
てアームレスト本体を回動させれば良い。その
際、アームレスト本体の回動に伴つて回動軸も回
動するが、長孔における狭小部はこの狭小部を形
成する一方側の端縁が徐々に狭小状に形成されて
いるため、回動軸は弾性部材と共に狭小部をスム
ーズに通過する。
本考案によれば、叙上の如くアームレスト本体
が非使用状態において、アームレスト本体に前方
荷重がかかつた場合、枢支軸を回動中心に回転し
て、上部が前方に飛び出すが、このアームレスト
本体の回転に伴つて回動軸もその弾性部材と共に
長孔内を移動するが、長孔の狭小部に弾性部材が
突当つて回動軸が停止するためアームレスト本体
が所定位置に停止する。従つて急停車時において
アームレスト本体の飛び出し量が一定に規制され
るため、安全性が確保される。また、アームレス
ト本体を非使用状態から使用状態に或いはその逆
方向に操作する際アームレスト本体は従来品の如
くロツク装置によつてロツクされていないため、
操作が簡単且つ容易でしかも僅かな操作力で足り
至便である。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は本考案に係るアームレストAを備えた
自動車用座席を示し、斯るアームレストAは自動
車の急停車時等、所定以上の前方荷重に対して、
二点鎖線に示すように、シートクツシヨンcの表
面より一定の高さに傾斜状に先部が飛び出す。図
中Bはシートバツクである。
第2図はアームレスト本体aのシートバツクB
に対する取付状態を示し、アームレスト本体aは
板金製のフレームa1に、枢支軸1と回動軸2と
を挿通固定したものであり、このフレームa1を
発泡体製パツトで被包しその上に表皮部材を被覆
することによりアームレストAが形成される。
以上のフレームa1の左右より外部に突出する
枢支軸1、回動軸2はシートバツクB側に設けた
通孔31からなる軸着部、円弧状の長孔32に挿
通される。
枢支軸1は通孔31に回転自在に挿通されてい
るため前記アームレスト本体aは枢支軸1を回転
中心に回動する。通孔31は、バツクフレームb
1に固定されたブラケツト4に開設され、前記回
動軸2を挿通する長孔32は前記軸着部である通
孔31を中心とする円弧状に、プレート3に開孔
され、このプレート3はシートバツクB側に固定
したブラケツト4に締結されており、アームレス
ト本体aの回動に伴つて回動軸2が長孔32内を
移動する。
回動軸2における長孔32挿通部には、回動軸
2の径方向に弾力を有する板ばね5a又はブツシ
ユー5bなどの弾性部材が装着されている。一
方、長孔32は弾性部材5a,5b付きの回動軸
2がその弾性部材5a,5bが接合し乍ら摺動で
きる幅にて開孔され、その長孔32の下部側には
狭小部32aが設けてある。この狭小部32aは
前記弾性部材5a,5bが所定の圧力で圧縮した
場合に挿通される程度の溝幅で形成されており、
この狭小部32aを形成する上部側の口縁32a
−1は下部側の口縁32a−2に対して緩かな傾
斜で形成され、弾性部材5a,5b付きの回動軸
2が下部から上部には移動し難く、上部から下部
方向へはスムーズに移動通過できるようになつて
いる。
前記ブラケツト4はバツクフレームb1にボル
ト41,41などの固定部材によつて固定され、
前記プレート3の長孔32に対応する位置には長
溝42が設けてあり、側面にプレート3がビス4
3,43…によつて固着され、また前記枢支軸1
を回転自在に嵌挿している。図中33は枢支軸1
に装着したブツシユ34は枢支軸1抜止防止用の
ナツトである。
なお、第3図に示すように以上の構成部材3,
4…はアームレスト本体aのフレームa1の左右
が係合するシートバツクB内に設けてある。
第4図、第5図はアームレスト本体aの非使用
状態を示し、アームレスト本体aはその外周面を
構成するクツシヨン部材(例えば発泡体製パツ
ド)の弾性によるシートバツクbに対する摩擦抵
抗、及び前記プレート3の長孔32孔縁に弾接す
る弾性部材5a,5bの摩擦抵抗とによつて起立
状態が保持される。
以上の摩擦抵抗以上の前方荷重がアームレスト
本体aにかかると(例えば車両の急停車の場合)、
第4図矢印方向にアームレストaが枢支軸1を回
転中心に回転するが、イに示す位置で停止する第
6図。即ちアームレスト本体aの移動に伴つてプ
レート3の長孔32に沿つて弾性部材5a,5b
付きの回動軸2が移動するが、この回動軸2に装
着した弾性部材5a,5bが、長孔32の狭小部
32aに突当るためである。そして、この状態に
おいて弾性部材5a,5bの弾力に抗してアーム
レスト本体aを押圧すると、弾性部材5a,5b
は縮小するため、弾性部材5a,5bと共に回動
軸2は狭小部32aを通過して「ロ」の使用状態
になる。またアームレスト本体aを矢印方向と逆
方向に押圧するとアームレスト本体aはシートバ
ツクb内に格納される(第4図実線)。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るアームレストを備えた自
動車座席を示す斜視図、第2図は正面図、第3図
は分解斜視図、第4図は要部の側面図、第5図は
第4図における部分切欠正面図、第6図はアーム
レスト本体が飛び出した状態を切欠して示す正面
図である。図中aはアームレスト本体、bはシー
バツク、1は枢支軸、2は回動軸、32は長孔、
32aは狭小部、5a,5bは弾性部材を夫々示
す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アームレスト本体側に設けた枢支軸及び弾性材
    を外周面に装着した回動軸、シートバツク側のブ
    ラケツトに設けて前記枢支軸を回転自在に支持す
    る軸着部及び、この軸着部を中心とし、前記弾性
    材付回動軸を挿通する長孔とからなり、前記長孔
    はその溝幅を回動軸の弾性材が接合する程度に形
    成すると共に、該長孔の長方方向の一端と他端と
    の間に、前記回動軸の弾性材が所定以上の荷重に
    よつて圧縮した場合に、回動軸が挿通する程度の
    溝幅からなる狭小部を設けてなることを特徴とす
    るアームレストの取付構造。
JP1984118944U 1984-07-31 1984-07-31 アームレストの取付構造 Granted JPS6131250U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984118944U JPS6131250U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 アームレストの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984118944U JPS6131250U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 アームレストの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6131250U JPS6131250U (ja) 1986-02-25
JPH0130122Y2 true JPH0130122Y2 (ja) 1989-09-13

Family

ID=30677823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984118944U Granted JPS6131250U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 アームレストの取付構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5665435B2 (ja) * 2010-09-02 2015-02-04 テイ・エス テック株式会社 車両用シート

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS493214U (ja) * 1972-04-10 1974-01-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58129857U (ja) * 1982-02-26 1983-09-02 池田物産株式会社 角度調整式ア−ムレスト

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS493214U (ja) * 1972-04-10 1974-01-12

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Publication number Publication date
JPS6131250U (ja) 1986-02-25

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