JPH01301206A - 陶磁器素体の内外面同時切削装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は例えば陶磁器製碍管等の製造工程において用い
られる陶磁器素体の内外面同時切削装置に関するもので
ある。

（従来の技術） 従来、例えば陶磁器製碍管等の製造工程には、真空土練
機等から押出された陶磁器素体の外面及び内（１７）を
一定の形状に切削する工程が含まれている。従来はこの
ためにＰ４磁器素体を回転゛ロクロ上に載せて回転させ
ながら先ず外面形状を削り出し、その後に内面切削装置
に移送し内面ゲージに倣いながら移動する切削刃によっ
て内面形状の削り出しを行う方法が採用されていた。し
かしこのような従来法は外面切削装置と内面切削装置と
を必要とすること、陶磁器素体をこれらの装置間で搬送
する必要があり特に大型の長尺物の場合には搬送が容易
でないこと、内面ゲージを品種ごとに作成しておかねば
ならぬうえにそのセットアツプ作業にもかなりの労力を
要すること等の多くの問題があった。

（発明が解決しようとする課ａ） 本発明は上記したような従来の問題点を解決して、長尺
の碍管の場合にもその内外（１７）を同一の装置で同時
に切削することができ搬送等の手数を省くことができる
うえ、内面ゲージの作成やそのセットアツプ作業を無く
することができ、省力化と切削能率の向上とを一挙に得
ることができる陶磁器素体の内外面同時切削装置を目的
として完成されたものである。

（課題を解決するための手段） 本発明は中心に貫通孔を有しその上面に陶磁器素体を載
せて回転する回転ロクロと、その回転数を制御する回転
数制御装置と、回転ロクロの貫通孔から陶磁器素体の内
部に挿通されて前後方向及び上下方向に移動可能な切削
刃を備えた内面切削機構と、回転ロクロの側方に回転ロ
クロの回転軸と平行に立設された支持軸に沿って上下動
するとともに前後方向にも移動できる切削刃を備えた外
面切削機構と、上記の回転数制御装置、内面切削機構、
外面切削機構を同時に制御する制御部とからなることを
特徴とするものである。

（実施例） 次に本発明を図示の実施例によって更に詳細に説明する
と、＋１）は中央に貫通孔（２）を備えた回転ロクロ、
（３）はこの回転ロクロ（１）の上方に設けられた支軸
であり、陶磁器素体（５０）は底部を回転ロクロｆ１）
に支持され上端部をこの支軸（３）に支持されて回転ロ
クロ（１）の回転に伴なって、垂直軸のまわりに回転さ
れる０回転ロクロ（１）の回転はモータ（４）、減速ｊ
ａ（５）、チェーン（６）によって行われるが、回転ロ
クロ（１）の回転数は主軸アンプ（７）、ロータリーエ
ンコーダ（８）等によって構成される回転数制御装置に
よって制御されている。

Ｏｎは回転ロクロ＋１）により回転される陶磁器素体（
５０）の内（１７）を所望の形状に自動切削するための
内面研削機構であり、全体が好ましくは地下室内に収納
されている。このＩａ構はモータ０υにより駆動される
垂直な送りねじ０乃と、これと螺合して昇降する昇降台
０３と、この昇降台０１に設けられたモータ（１４１及
び水平な送りねしθりにより前後方向（陶磁器素体（５
０）の半径方向）に移動できる垂直コラムＯｌと、その
先端に設けられた切削刃αηとから構成されるものであ
り、切削刃α力は回転ロクロ（１）の貫通孔（２）から
陶磁器素体（５０）の内部に挿入されている。そして上
下方向の動きを行わせるためのモータａｕ及び前後方向
の動きを行わせるモータα旬はアンプＯ１を介してＣＰ
Ｕ０Ｉによりプログラムに従って制御される。これによ
り切削刃０ηは陶磁器素体（５０）の内（１７）を任意
の形状に切削することができる。

（２０）は回転ロクロ（１）の側方に設けられた外面切
削機構である。外面切削機構（２０）は回転ロクロ＋１
）の回転軸と平行に立設された支持軸（２１）と、モー
タ（２２）によって駆動される垂直な送りねじ（２３）
と、この送りねじ（２３）によって支持軸（２１）に沿
って昇降する昇降台（２４）と、モータ（２５）により
駆動される水平な送りねしく２６）と、これによって前
後方向（陶磁器素体（５０）の半径方向）に移動できる
タレット台（２７）と、その先端のタレット（２８）と
を含み、このタレット（２８）に粗仕上用バイト、中仕
上用バイト、最終仕上用バイト等の複数の切削刃（２９
）がセットされている。この外面切削機構（２０）のモ
ータ（２２）、モータ（２５）等もアンプＯ１を介しテ
ｃｐｕＯ１によって制御ｎされ、タレット（２８）を任
意かつ自動的に回転させることにより複数の切削刃（２
９）を順次使用しつつ陶磁器素体（５０）の外表面のひ
だ形状等をプログラムに従って自動的に切削することが
できるものである。

なお図中、（３０）はテープリーダー、（３１）はＣＰ
ＵＱｌ等に電力を供給する強電盤であり、これらを含む
一点鎖線で示した制御部（４０）が前記した回転数制御
装置、内面切削機構ＯＩ、外面切削機構（２０）等を同
時に制御するように構成されている。

（作用） このように構成されたものは、まず真空上″ｌａ機等か
ら押出された陶磁器素体（５０）を回転ロクロ（１）上
にセットしてその上端を支軸（３）に支持させ、回転数
詞＜８装置の制御下に回転ロクロ（１）を所定速度で回
転させる。この状態で制御部（４０）のｃｐｕａｉｉが
アンプＯ１を通じて内面切削機構αφ及び外面切削機構
（２０）にそれぞれ制御信号を送り、内面切削機構Ｑｌ
の切削刃ａηと外面切削機構（２０）の切削刃（２９）
とを上下方向及び前後方向に移動させつつ内外面の切削
を同時に行う。なお各切削、刃０１及び（２９）の動き
は品種ごとにテープリーダー（３０）を介してＣＰＵ０
１に予めインプットされており、始動後は全く人手を必
要とすることなく所望形状の切削が行われることとなる
。内（１７）を切削した切屑は回転ロクロ（１）の貫通
孔（２）から下方に落下し、図示を略した切屑排出コン
ベアによって集められて再び戻り土原料として使用され
る。なお内面切削用の切削刃ａηを取付けた垂直コラム
αＱは片持構造となるので、十分な剛性を持たせて切削
抵抗による撓みを防止するものとする。また外面切削用
の複数の切削刃（２９）はＣＰＵＯ１の制御によって順
次タレツト（２８）とともに自動的に回転され、粗仕上
、中仕上、最終仕上が自動的に行われる。

なお、切削作業は必ずしも一定回転速度で行う必要はな
く、仕上げ状態に応じて回転ロクロの回転数および各切
削機構の昇降速度を変更しても勿論よいものである。

このように本発明によれば陶磁器素体（５０）を同一の
回転ロクロ（１）に載せたままで内外（１７）を同時に
切削できるので加工時間の短縮、搬送等の手数の削減を
図ることができ、また内面ゲージの作成やそのセントア
ップ作業をもなくすることができる。

（発明の効果） 本発明は以上の説明からも明らかなように、長尺の碍管
の場合にもその内外（１７）を同一の装置によって能率
良く、シかも任意の形状に切削することができるもので
あり、切削能率の向上は勿論、完全な自動化を図ること
ができるので従来に比較して作業者数を削減できる利点
もある。よって本発明は従来の問題点を一掃した陶磁器
素体の内外面同時切削装置として、産業の発展に寄与す
るところは極めて大である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示す一部切欠側面図である。 （１）：回転ロクロ、（２）：貫通孔、Ｏｌ：内面切削
機構、αり：切削刃、（２０）　：外面切削機構、（２
１）　：支持軸、（２９）　：切削刃、（４０）　：制
御部、（５０）　ｊ陶磁器素体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 中心に貫通孔（２）を有しその上面に陶磁器素体（５０
   ）を載せて回転する回転ロクロ（１）と、その回転数を
   制御する回転数制御装置と、回転ロクロ（１）の貫通孔
   （２）から陶磁器素体（５０）の内部に挿通されて前後
   方向及び上下方向に移動可能な切削刃（１７）を備えた
   内面切削機構（１０）と、回転ロクロ（１）の側方に回
   転ロクロ（１）の回転軸と平行に立設された支持軸（２
   １）に沿って上下動するとともに前後方向にも移動でき
   る切削刃（２９）を備えた外面切削機構（２０）と、上
   記の回転数制御装置、内面切削機構（１０）、外面切削
   機構（２０）を同時に制御する制御部（４０）とからな
   ることを特徴とする陶磁器素体の内外面同時切削装置。