JPH01300521A - 半導体デバイスの製造方法及び製造装置 - Google Patents
半導体デバイスの製造方法及び製造装置Info
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- JPH01300521A JPH01300521A JP13035688A JP13035688A JPH01300521A JP H01300521 A JPH01300521 A JP H01300521A JP 13035688 A JP13035688 A JP 13035688A JP 13035688 A JP13035688 A JP 13035688A JP H01300521 A JPH01300521 A JP H01300521A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔概 要〕
半導体製造方法及び装置に関し、
半導体製造プロセスに供される半導体ウェハ上に残存す
る自然酸化膜を除去する方法及び装置を提供することを
目的とし、 半導体デバイスの製造のために半導体ウェハ上に付着せ
る自然酸化膜を除去するに当って、前記ウェハの表面に
その表面に対して垂直な方向ないしその垂直方向から4
5°傾斜せる方向から還元性の気体又は蒸気を吹き付け
るとともに、この還元処理の間、前記ウェハの温度を8
50〜1150℃に保つように、あるいは 半導体デバイスの製造のためのものであって、半導体ウ
ェハを支承するとともにそれを850〜1150℃に加
熱可能なサセプタ、そして、半導体ウェハ上に付着せる
自然酸化膜の除去時、前記ウェハの表面にその表面に対
して垂直な方向ないしその垂直方向から45°傾斜せる
方向から還元性の気体又は蒸気を吹き付け可能な放散手
段を反応室内に有しているように、構成する。
る自然酸化膜を除去する方法及び装置を提供することを
目的とし、 半導体デバイスの製造のために半導体ウェハ上に付着せ
る自然酸化膜を除去するに当って、前記ウェハの表面に
その表面に対して垂直な方向ないしその垂直方向から4
5°傾斜せる方向から還元性の気体又は蒸気を吹き付け
るとともに、この還元処理の間、前記ウェハの温度を8
50〜1150℃に保つように、あるいは 半導体デバイスの製造のためのものであって、半導体ウ
ェハを支承するとともにそれを850〜1150℃に加
熱可能なサセプタ、そして、半導体ウェハ上に付着せる
自然酸化膜の除去時、前記ウェハの表面にその表面に対
して垂直な方向ないしその垂直方向から45°傾斜せる
方向から還元性の気体又は蒸気を吹き付け可能な放散手
段を反応室内に有しているように、構成する。
本発明は半導体製造方法及び装置に関し、さらに詳しく
述べると、半導体デバイスの製造において成膜等を行う
前に半導体ウェハ上に残存する自然酸化膜を除去する方
法及び装置に関する。本発明方法及び装置は、半導体ウ
ェハプロセスにおける洗浄技術として広くかつ有利に用
いることができる。
述べると、半導体デバイスの製造において成膜等を行う
前に半導体ウェハ上に残存する自然酸化膜を除去する方
法及び装置に関する。本発明方法及び装置は、半導体ウ
ェハプロセスにおける洗浄技術として広くかつ有利に用
いることができる。
半導体ウェハプロセスのなかで、最も基本的な技術の1
つに洗浄技術があることは周知の通りである。半導体デ
バイスの性能や歩留りを向上させるため、超清浄状態が
必要であり、さらにまた、その状態を確保しかつ維持す
るため、表面処理、洗浄技術が必要である。かかる洗浄
技術の1つに、半導体ウェハプロセスの成膜工程に先が
けて行う自然酸化膜の除去がある。これは、成膜直前の
半導体ウェハの表面に均−又は不均一に残存する膜厚数
十人の薄膜状の汚染、自然酸化膜(例えばコンタクトホ
ール内の5in2膜)を除去しようとするものである。
つに洗浄技術があることは周知の通りである。半導体デ
バイスの性能や歩留りを向上させるため、超清浄状態が
必要であり、さらにまた、その状態を確保しかつ維持す
るため、表面処理、洗浄技術が必要である。かかる洗浄
技術の1つに、半導体ウェハプロセスの成膜工程に先が
けて行う自然酸化膜の除去がある。これは、成膜直前の
半導体ウェハの表面に均−又は不均一に残存する膜厚数
十人の薄膜状の汚染、自然酸化膜(例えばコンタクトホ
ール内の5in2膜)を除去しようとするものである。
なぜならば、例えばコンタクトホール内に導電性膜を形
成しようとした場合に、もしもSiO□膜のような自然
酸化膜がその部分に残っていると、そのま\成膜を行っ
たのではコンタクト不良が発生するからである。
成しようとした場合に、もしもSiO□膜のような自然
酸化膜がその部分に残っていると、そのま\成膜を行っ
たのではコンタクト不良が発生するからである。
上記したように、半導体ウェハの表面に残存する自然酸
化膜はその次のウェハプロセス工程に大きな影響を及ぼ
す。かかる自然酸化膜を除去するため、例えば、シリコ
ンのエピタキシャル成長の前段階として、ウェハを水素
雰囲気中で約1100〜1200℃の高温度でベータ(
ブレヒート)する方法が用いられている。すなわち、こ
の方法は、第8図(A)に示されるように、シリコンウ
ェハ10上の5in2膜11によって被覆されていない
部分に自然に生成した自然酸化膜(S102膜)12を
除去しようとするもので、H2ベークの結果として清浄
な表面を確保することができる。しかし、この方法では
、第8図(B)に示されるように、高温処理に原因して
ウェハ10にダメージ13が格子欠陥の形で誘発される
右それが大である。これは、高温下、次のような反応: SiO2+Si→2S10 ↑ が発生するからである。
化膜はその次のウェハプロセス工程に大きな影響を及ぼ
す。かかる自然酸化膜を除去するため、例えば、シリコ
ンのエピタキシャル成長の前段階として、ウェハを水素
雰囲気中で約1100〜1200℃の高温度でベータ(
ブレヒート)する方法が用いられている。すなわち、こ
の方法は、第8図(A)に示されるように、シリコンウ
ェハ10上の5in2膜11によって被覆されていない
部分に自然に生成した自然酸化膜(S102膜)12を
除去しようとするもので、H2ベークの結果として清浄
な表面を確保することができる。しかし、この方法では
、第8図(B)に示されるように、高温処理に原因して
ウェハ10にダメージ13が格子欠陥の形で誘発される
右それが大である。これは、高温下、次のような反応: SiO2+Si→2S10 ↑ が発生するからである。
別法として、ウェハ表面をウェトエッチングして自然酸
化膜を除去する方法も公知である。この方法は、例えば
ウェハ表面をフッ酸(HF)処理することによって行う
ことができる。しかし、このウェット前処理から次工程
(成膜)まで時間があると、フッ酸処理後の活性表面に
おいて自然酸化膜が再び形成されてしまう。このような
自然酸化膜の再形成は、ウェハ表面のみならずコンタク
トホール内等においても同様であり、したがって、電気
的特性、デバイス特性に劣化があられれる。
化膜を除去する方法も公知である。この方法は、例えば
ウェハ表面をフッ酸(HF)処理することによって行う
ことができる。しかし、このウェット前処理から次工程
(成膜)まで時間があると、フッ酸処理後の活性表面に
おいて自然酸化膜が再び形成されてしまう。このような
自然酸化膜の再形成は、ウェハ表面のみならずコンタク
トホール内等においても同様であり、したがって、電気
的特性、デバイス特性に劣化があられれる。
このような不都合を回避するために、従来の方法では、
ウェット前処理を行ってから成膜を実施するまでの時間
を管理することや、ウェット前処理後のウェハを乾燥窒
素中で保管すること、等が必要であった。
ウェット前処理を行ってから成膜を実施するまでの時間
を管理することや、ウェット前処理後のウェハを乾燥窒
素中で保管すること、等が必要であった。
さらにまた、シリコンのエピタキシャル成長の前、シリ
コンウェハの表面を例えば水素(H2)のような還元性
のガスで処理して自然酸化膜を除去する方法も公知であ
る。しかし、この従来の方法では、第9図に示されるよ
うに、サセプタ2上に載置されたシリコンウェハ1の表
面に対して、その表面に平行な方向から処理ガス(H2
) l 5が吹き付けられるので、ウェハ1の表面に滞
留層14が発生し、その部分ではSiO□とH2の反応
が十分に行われないために満足し得る自然酸化膜の除去
を達成することができない。
コンウェハの表面を例えば水素(H2)のような還元性
のガスで処理して自然酸化膜を除去する方法も公知であ
る。しかし、この従来の方法では、第9図に示されるよ
うに、サセプタ2上に載置されたシリコンウェハ1の表
面に対して、その表面に平行な方向から処理ガス(H2
) l 5が吹き付けられるので、ウェハ1の表面に滞
留層14が発生し、その部分ではSiO□とH2の反応
が十分に行われないために満足し得る自然酸化膜の除去
を達成することができない。
本発明の目的は、上記したような従来の技術の欠点を解
消すること、換言すると、半導体製造プロセスに供され
る半導体ウェハ上に残存する自然酸化膜を除去する方法
及び装置を提供することにある。
消すること、換言すると、半導体製造プロセスに供され
る半導体ウェハ上に残存する自然酸化膜を除去する方法
及び装置を提供することにある。
上記した目的は、本発明によれば、半導体デバイスの製
造のために半導体ウェハ上に44着せる自然酸化膜を除
去するに当って、前記ウェハの表面にその表面に対して
垂直な方向ないしその垂直方向から45°傾斜せる方向
から還元性の気体又は蒸気を吹き付けるとともに、この
還元処理の間、前記ウェハの温度を850〜1150℃
に保つことを特徴とする、半導体製造方法、そして 半
導体デバイスの製造のためのものであって、半導体ウェ
ハを支承するとともにそれを850〜1150℃に加熱
可能なサセプタ、そして、半導体ウェハ上に付着せる自
然酸化膜の除去時、前記ウェハの表面にその表面に対し
て垂直な方向ないしその垂直方向から45°傾斜せる方
向から還元性の気体又は蒸気を吹き付け可能な放散手段
を反応室内に有していることを特徴とする、半導体製造
装置によって達成することができる。
造のために半導体ウェハ上に44着せる自然酸化膜を除
去するに当って、前記ウェハの表面にその表面に対して
垂直な方向ないしその垂直方向から45°傾斜せる方向
から還元性の気体又は蒸気を吹き付けるとともに、この
還元処理の間、前記ウェハの温度を850〜1150℃
に保つことを特徴とする、半導体製造方法、そして 半
導体デバイスの製造のためのものであって、半導体ウェ
ハを支承するとともにそれを850〜1150℃に加熱
可能なサセプタ、そして、半導体ウェハ上に付着せる自
然酸化膜の除去時、前記ウェハの表面にその表面に対し
て垂直な方向ないしその垂直方向から45°傾斜せる方
向から還元性の気体又は蒸気を吹き付け可能な放散手段
を反応室内に有していることを特徴とする、半導体製造
装置によって達成することができる。
本発明の方法及び装置では、例えばSiO□膜などの自
然酸化膜の除去のために還元性の気体又は蒸気のガス・
フローが用いられる。適当な気体又は蒸気として、例え
ば、水素ガス、無水塩化水素ガスなどをあげることがで
きる。このような処理ガスは、例えば常用のガス供給器
のような放散手段を例えばベルジャのような反応室内に
配置して、そのノズルから例えばシリコンウェハのよう
な半導体ウェハに吹き付けることができる。
然酸化膜の除去のために還元性の気体又は蒸気のガス・
フローが用いられる。適当な気体又は蒸気として、例え
ば、水素ガス、無水塩化水素ガスなどをあげることがで
きる。このような処理ガスは、例えば常用のガス供給器
のような放散手段を例えばベルジャのような反応室内に
配置して、そのノズルから例えばシリコンウェハのよう
な半導体ウェハに吹き付けることができる。
処理ガスの半導体ウェハ表面への吹き付けは、本発明に
よれば、ウェハ表面に垂直な方向からその垂直方向から
45°傾斜せる方向までの間の任意の方向から行う。本
発明者の知見によれば、このような吹き付け方向とした
場合、ガス滞留層のないガス・フローが可能となり、従
って、反応に寄与することの可能な新しいガスを常にウ
ェハ表面に供給することが可能になる。処理ガスの特に
好ましい吹き付け角度は、ウェハ表面に垂直な方向から
その垂直方向から20°傾斜せる方向までの間である。
よれば、ウェハ表面に垂直な方向からその垂直方向から
45°傾斜せる方向までの間の任意の方向から行う。本
発明者の知見によれば、このような吹き付け方向とした
場合、ガス滞留層のないガス・フローが可能となり、従
って、反応に寄与することの可能な新しいガスを常にウ
ェハ表面に供給することが可能になる。処理ガスの特に
好ましい吹き付け角度は、ウェハ表面に垂直な方向から
その垂直方向から20°傾斜せる方向までの間である。
また、本発明によれば、自然酸化膜と処理ガスの間の反
応を保証するために、半導体ウェハが850〜1150
℃に加熱される。この温度は、従来の方法に較べてかな
り低温度であり、プロセス上好都合である。また、この
加熱は、通常、半導体ウェハを支承するサセプタを任意
の加熱手段で加熱することによって行われる。
応を保証するために、半導体ウェハが850〜1150
℃に加熱される。この温度は、従来の方法に較べてかな
り低温度であり、プロセス上好都合である。また、この
加熱は、通常、半導体ウェハを支承するサセプタを任意
の加熱手段で加熱することによって行われる。
本発明により自然酸化膜の除去を行った後、それと同一
であるかもしくはそれとは異なる装置で、次のウェハプ
ロセス工程、すなわち、半導体ウェハの成膜が行われる
。適当な成膜工程として、蒸着、スパッタリング、化学
的気相成長(CVD)、エピタキシャル成長、ポリシリ
コン成長などをあげることができる。もちろん、必要に
応じて、成膜以外のウェハプロセス工程を実施すること
も可能である。なお、発明者は、本発明に従って自然酸
化膜の除去を行うと、エピタキシャル成長プロセスの低
温化も可能になるという知見も得た。具体的には、90
0℃のブレヒートの時に500℃程度の成長温度が可能
になる。
であるかもしくはそれとは異なる装置で、次のウェハプ
ロセス工程、すなわち、半導体ウェハの成膜が行われる
。適当な成膜工程として、蒸着、スパッタリング、化学
的気相成長(CVD)、エピタキシャル成長、ポリシリ
コン成長などをあげることができる。もちろん、必要に
応じて、成膜以外のウェハプロセス工程を実施すること
も可能である。なお、発明者は、本発明に従って自然酸
化膜の除去を行うと、エピタキシャル成長プロセスの低
温化も可能になるという知見も得た。具体的には、90
0℃のブレヒートの時に500℃程度の成長温度が可能
になる。
本発明では、例えば、第1図に示されるように、ベルジ
ャ3内に半導体ウェハlを載置するためのサセプタ2を
配置し、これを加熱可能とする。サセプタ2の上方には
ガス供給器4を配置し、そのノズル(図示せず)から処
理ガス5が吹き出されるように構成する。図示の例では
、処理ガス5がウェハ1の表面に垂直に落下可能である
。排気ガスは、排気口6及び7から排出される。
ャ3内に半導体ウェハlを載置するためのサセプタ2を
配置し、これを加熱可能とする。サセプタ2の上方には
ガス供給器4を配置し、そのノズル(図示せず)から処
理ガス5が吹き出されるように構成する。図示の例では
、処理ガス5がウェハ1の表面に垂直に落下可能である
。排気ガスは、排気口6及び7から排出される。
第1図に図示の半導体製造装置において、処理ガスの流
動は第2図に示されるようにして行われる。すなわち、
処理ガス5は、セサプタ2上の半導体ウェハ1の表面に
矢印8で示されるように衝突し、反射することができる
。このような処理ガスの流動分布の結果、滞留層のない
ガス・フローが実現し、よって、ウェハ表面に残存する
自然酸化膜を欠陥を件なわずに効果的に除去することが
できる。
動は第2図に示されるようにして行われる。すなわち、
処理ガス5は、セサプタ2上の半導体ウェハ1の表面に
矢印8で示されるように衝突し、反射することができる
。このような処理ガスの流動分布の結果、滞留層のない
ガス・フローが実現し、よって、ウェハ表面に残存する
自然酸化膜を欠陥を件なわずに効果的に除去することが
できる。
第1図に図示の半導体製造装置を使用して、シリコンウ
ェハ表面の自然酸化膜(Sin2膜)の除去及びシリコ
ンエピタキシャル成長を順次行った。
ェハ表面の自然酸化膜(Sin2膜)の除去及びシリコ
ンエピタキシャル成長を順次行った。
純水洗浄等の洗浄処理の完了した後の、但し自然酸化膜
が膜厚約20人で残存しているシリコンウェハをベルジ
ャ内のサセプタ上に載置し、圧力50〜100 Tor
r及び温度900℃を保持しながら、処理ガス(H2)
を10〜20 slmで約10分間にわたって吹き付け
た。このエピタキシャル成長前処理の完了後、ウェハ表
面を観察したところ、自然酸化膜が完全に除去されてい
ることが確認された。引き続いて、同一の半導体製造装
置で、成長ガスとして5i2)16を用いてシリコンエ
ピタキシャル成長を行った。欠陥をもたないシリコン膜
が成膜された。
が膜厚約20人で残存しているシリコンウェハをベルジ
ャ内のサセプタ上に載置し、圧力50〜100 Tor
r及び温度900℃を保持しながら、処理ガス(H2)
を10〜20 slmで約10分間にわたって吹き付け
た。このエピタキシャル成長前処理の完了後、ウェハ表
面を観察したところ、自然酸化膜が完全に除去されてい
ることが確認された。引き続いて、同一の半導体製造装
置で、成長ガスとして5i2)16を用いてシリコンエ
ピタキシャル成長を行った。欠陥をもたないシリコン膜
が成膜された。
次いで、発明者は、この本発明による自然酸化膜の除去
効果をさらに具体的に確認するために、いろいろな条件
の下で自然酸化膜の除去を実施した。なお、この確認実
験に使用した半導体製造装置は先に説明した第1図のも
のに同様であり、その詳細を第3図に示す。図中、MF
はマスフローコントローラ、MBはメカニカルブースタ
ポンプ、そしてRPは油回転ポンプである。
効果をさらに具体的に確認するために、いろいろな条件
の下で自然酸化膜の除去を実施した。なお、この確認実
験に使用した半導体製造装置は先に説明した第1図のも
のに同様であり、その詳細を第3図に示す。図中、MF
はマスフローコントローラ、MBはメカニカルブースタ
ポンプ、そしてRPは油回転ポンプである。
最初に、還元性処理ガスの吹き付け角度が自然酸化膜の
除去にどのような影響を及ぼすかを確認するために、ガ
ス供給器及びそのノズルの形状を第4図(A)および(
B)に示すように変更して実験を行った。自然酸化膜の
除去効果はエツチング速度の変化にもとづいて評価した
。ここで、残存せる自然酸化膜の膜厚は約20人、ベル
ジャ内の圧力は3 QTorr、温度は930℃、処理
ガス(H2)の流量はlQslmであった。第4図(A
)に示されるように処理ガス5を水平方向に吹き出した
時には自然酸化膜のエツチング速度が0.42 A /
minであったのに、第4図(B)に示されるように本
発明に従って処理ガス5を垂直方向に吹き出した時、自
然酸化膜のエツチング速度は0.63人/m i nま
で増大した。
除去にどのような影響を及ぼすかを確認するために、ガ
ス供給器及びそのノズルの形状を第4図(A)および(
B)に示すように変更して実験を行った。自然酸化膜の
除去効果はエツチング速度の変化にもとづいて評価した
。ここで、残存せる自然酸化膜の膜厚は約20人、ベル
ジャ内の圧力は3 QTorr、温度は930℃、処理
ガス(H2)の流量はlQslmであった。第4図(A
)に示されるように処理ガス5を水平方向に吹き出した
時には自然酸化膜のエツチング速度が0.42 A /
minであったのに、第4図(B)に示されるように本
発明に従って処理ガス5を垂直方向に吹き出した時、自
然酸化膜のエツチング速度は0.63人/m i nま
で増大した。
第2に、第4図(B)に示したようなガス供給器を使用
して、処理ガスの吹き付け角度の変更による自然酸化膜
のエツチング速度の変化を測定した。ここで、測定の条
件は上述の場合と同様であり、但し、処理ガス(H2)
の吹き付け角度(θ)は第5図に示すように変更した。
して、処理ガスの吹き付け角度の変更による自然酸化膜
のエツチング速度の変化を測定した。ここで、測定の条
件は上述の場合と同様であり、但し、処理ガス(H2)
の吹き付け角度(θ)は第5図に示すように変更した。
得られた測定結果を第6図にグラフで示す。第6図に示
す、処理ガスの吹き付け角度と自然酸化膜のエツチング
速度の関係から、吹き付け角度(θ)はO−45’が好
ましいことが理解される。
す、処理ガスの吹き付け角度と自然酸化膜のエツチング
速度の関係から、吹き付け角度(θ)はO−45’が好
ましいことが理解される。
本発明に従って自然酸化膜を除去する場合に、還元処理
の間、ウェハの温度を850〜1150℃に保つことが
好ましい。これを確認するために、第4図(B)に図示
のガス供給器を使用してかつ記載の処理条件を適用して
、但し、ウェハ温度を930℃から850℃に変更した
ところ、自然酸化膜のエツチング速度は0.62人/m
i nであることが3忍められた。しかし、同一のガ
ス供給器及び処理条件を使用して、但し、ウェハ温度を
850℃未満では、エツチング速度の著しい低下が認め
られた。
の間、ウェハの温度を850〜1150℃に保つことが
好ましい。これを確認するために、第4図(B)に図示
のガス供給器を使用してかつ記載の処理条件を適用して
、但し、ウェハ温度を930℃から850℃に変更した
ところ、自然酸化膜のエツチング速度は0.62人/m
i nであることが3忍められた。しかし、同一のガ
ス供給器及び処理条件を使用して、但し、ウェハ温度を
850℃未満では、エツチング速度の著しい低下が認め
られた。
さらに、自然酸化膜の除去を異なる圧力条件の下で実施
した。第4図(B)に図示のガス供給してかつ記載の処
理条件を適用して、但し、ベルジャ内の圧力を10°〜
10’ Torrの間で変更した。得られた測定結果を
第7図に示す。第7図に示す、ベルジャ内の圧力と自然
酸化膜のエツチング速度の関係から、適用した圧力条件
下ではいずれも満足し得る結果が得られることが理解さ
れる。なお、この場合に、処理ガス(H2)の流量をl
Qslmから2551mに増大しても、得られるエツチ
ング速度はほぼ同じであった。
した。第4図(B)に図示のガス供給してかつ記載の処
理条件を適用して、但し、ベルジャ内の圧力を10°〜
10’ Torrの間で変更した。得られた測定結果を
第7図に示す。第7図に示す、ベルジャ内の圧力と自然
酸化膜のエツチング速度の関係から、適用した圧力条件
下ではいずれも満足し得る結果が得られることが理解さ
れる。なお、この場合に、処理ガス(H2)の流量をl
Qslmから2551mに増大しても、得られるエツチ
ング速度はほぼ同じであった。
本発明によれば、半導体ウェハ上に残存する自然酸化膜
を欠陥を伴なわずに完全に除去することができ、また、
次のウェハプロセス工程を効果的に行うことを保証する
ことができ、したがって、デバイス特性等を向上させる
ことができる。
を欠陥を伴なわずに完全に除去することができ、また、
次のウェハプロセス工程を効果的に行うことを保証する
ことができ、したがって、デバイス特性等を向上させる
ことができる。
第1図は、本発明の半導体製造装置の一例を示した断面
図、 第2図は、第1図の装置における処理ガスの流動分布を
示した説明図、 第3図は、本発明の半導体製造装置の別の例を示した断
面図、 第4図は、ガス供給器の変更を示した説明図、第5図は
、処理ガスの吹き付け角度の変更を示した説明図、 第6図は、吹き付け角度とエツチング速度の関係を示し
たグラフ、 第7図は、圧力とエツチング速度の関係を示したグラフ
、 第8図は、従来の自然酸化膜の除去方法を順を追って示
した断面図、 そして 第9図は、従来の方法における処理ガスの分布を示した
説明図である。 図中、1は半導体ウェハ、2はサセプタ、3はベルジャ
、4はガス供給器、5は処理ガス、そして6及び7は排
気口である。 処理ガスの流動分布 第2図 本発明の半導体製造装置 第3図 (A) (B)ガス供給器の震
災 第4図 処理ガスの吹き付け角度の変更 第5日 吹き付け角度とエツチング速度の関係 圧力とエツチング速度の関係
図、 第2図は、第1図の装置における処理ガスの流動分布を
示した説明図、 第3図は、本発明の半導体製造装置の別の例を示した断
面図、 第4図は、ガス供給器の変更を示した説明図、第5図は
、処理ガスの吹き付け角度の変更を示した説明図、 第6図は、吹き付け角度とエツチング速度の関係を示し
たグラフ、 第7図は、圧力とエツチング速度の関係を示したグラフ
、 第8図は、従来の自然酸化膜の除去方法を順を追って示
した断面図、 そして 第9図は、従来の方法における処理ガスの分布を示した
説明図である。 図中、1は半導体ウェハ、2はサセプタ、3はベルジャ
、4はガス供給器、5は処理ガス、そして6及び7は排
気口である。 処理ガスの流動分布 第2図 本発明の半導体製造装置 第3図 (A) (B)ガス供給器の震
災 第4図 処理ガスの吹き付け角度の変更 第5日 吹き付け角度とエツチング速度の関係 圧力とエツチング速度の関係
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、半導体デバイスの製造のために半導体ウェハ上に付
着せる自然酸化膜を除去するに当って、前記ウェハの表
面にその表面に対して垂直な方向ないしその垂直方向か
ら45°傾斜せる方向から還元性の気体又は蒸気を吹き
付けるとともに、この還元処理の間、前記ウェハの温度
を850〜1150℃に保つことを特徴とする、半導体
製造方法。 2、半導体デバイスの製造のためのものであって、半導
体ウェハを支承するとともにそれを850〜1150℃
に加熱可能なサセプタ、そして、半導体ウェハ上に付着
せる自然酸化膜の除去時、前記ウェハの表面にその表面
に対して垂直な方向ないしその垂直方向から45°傾斜
せる方向から還元性の気体又は蒸気を吹き付け可能な放
散手段を反応室内に有していることを特徴とする、半導
体製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63130356A JP2689985B2 (ja) | 1988-05-30 | 1988-05-30 | 半導体デバイスの製造方法及び製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63130356A JP2689985B2 (ja) | 1988-05-30 | 1988-05-30 | 半導体デバイスの製造方法及び製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01300521A true JPH01300521A (ja) | 1989-12-05 |
JP2689985B2 JP2689985B2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=15032428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63130356A Expired - Fee Related JP2689985B2 (ja) | 1988-05-30 | 1988-05-30 | 半導体デバイスの製造方法及び製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2689985B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004152920A (ja) * | 2002-10-30 | 2004-05-27 | Fujitsu Ltd | 半導体装置の製造方法及び半導体製造工程の管理方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58192320A (ja) * | 1982-05-07 | 1983-11-09 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 半導体装置の製造方法 |
JPS62283624A (ja) * | 1986-06-02 | 1987-12-09 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 半導体装置の製造方法 |
-
1988
- 1988-05-30 JP JP63130356A patent/JP2689985B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58192320A (ja) * | 1982-05-07 | 1983-11-09 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 半導体装置の製造方法 |
JPS62283624A (ja) * | 1986-06-02 | 1987-12-09 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 半導体装置の製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004152920A (ja) * | 2002-10-30 | 2004-05-27 | Fujitsu Ltd | 半導体装置の製造方法及び半導体製造工程の管理方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2689985B2 (ja) | 1997-12-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |