JPH01299438A - 自動減圧装置の減圧制御方式 - Google Patents

自動減圧装置の減圧制御方式

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JPH01299438A
JPH01299438A JP12815988A JP12815988A JPH01299438A JP H01299438 A JPH01299438 A JP H01299438A JP 12815988 A JP12815988 A JP 12815988A JP 12815988 A JP12815988 A JP 12815988A JP H01299438 A JPH01299438 A JP H01299438A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、自動減圧装置に係り、特に火力・原子力発
電所用試料採取装置において高圧の試料水を採取するに
際し、試料水元圧の変化に影響されることなく、減圧装
置の出口圧力を常に一定に保ちかつ一定の試料水流量を
得ると共に自動減圧調整操作を安全にしかも円滑に達成
することができる自動減圧装置の減圧制御方式〔従来の
技術〕 火力・原子力発電所の設備において、ボイラ水の循環系
統の所定個所から高圧試料水を採取してこれを水質分析
計に導入するに際し、試料水の流量は一定であることが
望まれ、このため減圧機構が利用される。
そこで、従来の減圧機構としては、減圧定数を固定した
ものが多用されている。しかし、この型式の減圧機構は
試料水元圧が変化した場合、減圧機構出口流量が変化す
る欠点がある。また、このような試料水元圧の変動に対
応し、自動的に減圧定数を変化させる目的で、減圧機構
に調節杆を挿通配置し、この調節杆の一端部をスプール
に連結した流体操作シリンダと、この操作シリンダを操
作する方向制御弁と、圧力検出器の接点動作信号に基づ
いて前記方向制御弁とを制御する装置が提案されている
(特公昭56−12806号公報)。しかしながら、こ
の種の自動減圧機構では、流体圧制御のため制御遅れを
生じるばかりでなく、位置決め精度も低く、さらには調
節杆のグランド部における漏洩により減圧定数に変動を
生じる等構造面においても種々の難点がある。
このような観点から、従来より、一端部に試料水配管と
接続する継手を設けると共に他端部に調整管と接続する
継手を設けた2本の圧力調整用細管と、前記調整管の内
部に挿通した送りねじによって前記細管中を進退移動す
る芯線と、前記送りねじを外部から操作する調整ハンド
ルとを備えたサンプリング装置用の減圧機構が提案され
ている(実公昭56−12592号公報)。
しかし、このように構成された減圧機構において、圧力
調整用細管に挿通した芯線を送りねし操作で制御するに
際し、漏洩等により減圧定数に変動を生じるような構造
的問題点はないが、これを自動化し、迅速かつ精度の高
い制御を行うには、従来の一般的な制御機構ではこれを
達成することができない難点がある。
そこで、本出願人は、入口側圧力調整細管および出口側
圧力調整細管を備え、これらの圧力調整細管に一端部を
可動環で支持した芯線を挿入配置し、前記可動環にねじ
軸を螺合してこれを移動自在に支承した減圧機構を設け
、この減圧機構を試料水配管に接続してその出口側圧力
を検出すると共に前記ねし軸を調整して試料水の出口側
圧力を設定値に保持するよう構成し、減圧機構の出口側
試料水配管上に圧力信号を発生させる圧力変換器と、こ
の圧力信号と設定圧力とを比較しサーボモータへ作動信
号を与える比例制御器とを備え、前記サーボモータから
減速機を介して導出される回転軸に歯車を設けて、この
歯車と前記ねし軸の一端部に設けた歯車とを噛合させ、
さらにサーボモータの回転量を検出するポテンショメー
タを設けて芯線挿入表示を行うよう構成した自動減圧装
置を開発し、特許出願を行った(特開昭57−1003
36号公報)。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述した従来の2本の圧力調整用細管とこれら細管中を
進退移動する芯線を使用した減圧機構は、細管と芯線と
の間隙が極めて微小であるため、試料水に含まれる不純
物の堆積やスラ・ンジの混入等により、通水が阻止され
たり、芯線の移動を停止させる事態が発生し易い。そこ
で、例えば芯線の移動が停止させられた場合、芯線は調
整管内において共通の移動部材に結合固定し、前記移動
部材にねし孔を刻設してこのねじ孔に送りねじを螺合し
、この送りねじを外部操作によって回動することにより
前記移動部材と共に芯線を移動させるものであるから、
移動部材はねじ軸方向の移動が阻止される結果、送りね
じと一体的に強制的に回動し、これにより平行する2本
の芯線をねじ曲げて破損したり、再使用不能とするばか
りでなく、圧力調整用細管にも損傷を及ぼす等の問題点
がある。また、圧力調整用細管に対する芯線の挿入位置
の調整は、回転駆動を往復移動に変換しているため、送
りねじの回転数から芯線の位置検出を行うので高精度な
位置決めを行うに際しては変換係数を厳密に設定する必
要があるが、機差等の関係から誤差の発生は回避できず
、従って高精度な位置決めは困難である。さらに、従来
の減圧装置は、圧力調整用細管と調整管と芯線とは、常
に一定の関係を持って予め設計され、これらは一体構成
的に製作されるため、これらの構成部材の一部が破損な
いし損傷した場合に全体的に交換する必要があり、また
減圧条件の調整範囲を変更する場合も同様であるから、
保守並びに設計変更に際してのコストが極めて増大する
難点がある。しかも、このような減圧装置の交換作業に
際しては、高圧の試料水配管系を一時的に遮断して装置
の分離を行わなければならず、このための作業に多大な
時間と手間とを要する難点がある。
そこで、本発明の目的は、圧力調整用細管に対する芯線
の進退位置調整を直線運動を行うリニヤ制御手段で位置
検知を行いながら操作するよう構成し、この場合に前記
細管と芯線との間に不純物の堆積やスラッジの目詰り等
が生じるのを防止するため、芯線の自動制御動作時に減
圧を増加させる際には最初減圧を低減する方向に芯線を
移動してから直ちに減圧を増加させるように移動したり
、−時的に芯線の自動制御動作を停止して芯線の進退動
作を定期的に行い、しかもこのような自動減圧操作中に
おいて所定の時間内で前記芯線が全く移動しなかった場
合には装置の異常と判断して所要の警報動作を行うよう
にして、制御性能の向上と共に操作の安全性を高めるこ
とができる自動減圧装置の減圧制御方式を提供するにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る自動減圧装置の減圧制御方式は、平行する
一対の圧力調整孔を備え、これら一対の圧力調整孔の一
端部に高圧試料水の入口配管と減圧試料水の出口配管と
をそれぞれ接続し、前記圧力調整孔の他端部から減圧用
芯線を挿入してこれを位置調整自在に構成し、前記出口
配管における減圧試料水の圧力を設定値に保持するよう
構成した自動減圧装置において、前記出口配管に流量制
御弁を設けると共にこの流量制御弁の上流側に減圧試料
水の圧力を検出する圧力検出器を設け、さらに前記芯線
の圧力調整孔に対する挿入位置を検出する位置検出器を
設け、 前記圧力検出器で検出された圧力検出値と圧力設定値と
を比較し、これにより得られた圧力偏差量と前記位置検
出器により検出された芯線の挿入位置とに基づき、前記
圧力検出値が圧力設定値の範囲より大きい場合には減圧
を若干低減した後減圧増加するよう芯線を移動制御し、
また圧力検出値が圧力設定値の範囲より小さい場合には
直ちに減圧低減するよう芯線を移動制御することを特徴
とする。
前記の減圧制御方式において、圧力検出器で検出された
圧力検出値と圧力設定値との比較に基づく芯線の移動制
御を一時的に停止し、芯線の現在位置から所定距離だけ
芯線を減圧低減方向へ移動させると共に元の位置へ復帰
させる操作を1回もしくは複数回行うよう構成すること
もできる。
また、位置検出機構における位置検出動作を監視し、位
置検出動作が所定時間不変であった場合に、圧力調整孔
に挿通された芯線の異常を想定して警報信号を発生する
よう構成すれば好適である。
〔作用〕
本発明に係る自動減圧装置の減圧制御方式によれば、減
圧試料水の圧力と減圧調整孔に対する芯線の挿通位置と
をそれぞれ検出し、圧力検出値が圧力設定値と比較して
偏差を生じた場合に、その偏差量に応じて前記芯線を減
圧低減もしくは減圧増加するよう制御する。しかるに、
本発明制御方式においては、減圧を増加すべき場合は、
初め芯線を若干減圧が低減する方向に移動させてから直
ちに減圧増加する方向に移動させる。これにより、圧力
調整孔に挿通された芯線の先端部の周辺において、急激
な圧力変動が生じ、これにより目詰り発生要因を除去し
、その後の芯線の移動並びに圧力調整を容易化する。
また、前述した芯線の自動制御を一時的に停止し、芯線
の現在位置から所定距離だけ芯線を減圧低減方向へ移動
させると共に元の位置へ復帰させる操作を、定期的にし
かも強制的に行うことにより、芯線の周囲部の洗浄を有
効に達成することができる。
さらに、位置検出機構の検出動作を監視して、これが所
定時間不変の場合は、直ちに警報信号を発生させて芯線
による圧力調整操作が不能となる場合等の装置の故障を
予期することができる。
〔実施例〕
次に、本発明に係る自動減圧装置の減圧制御方式の実施
例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する
第1図および第2図は、本発明に係る減圧制御方式を実
施する自動減圧装置の減圧調整機構の一実施例を示すも
のであり、第1図は要部断面側面図、第2図は第1図の
右側面図である。
第1図において、参照符号10は第1の圧力調整管を示
し、この圧力調整管10には2本の平行する圧力調整孔
12a、12bが穿設され、その一端はそれぞれ圧力調
整管10の一端部において試料水配管系と連通接続する
ためのコネクタ14a、14bを介して外部に開口する
よう構成されている。また、圧力調整管10の他端部端
面において、前記圧力調整孔12a。
12bを開口すると共に該圧力調整管10の端部側外周
にフランジ16を設ける。このようにして、前記圧力調
整管10の他端部には、前記フランジ16の一側面に第
2の圧力調整管20の一端を突合せるようにして嵌合す
る。この場合、前記圧力調整管20の一端部外周にねし
溝22を刻設しておき、このねじ溝22に対し一端を前
記フランジ16の他側面に係止したコネクティングキャ
ンプ18を螺合することにより、前記第1の圧力調整管
10と第2の圧力調整管20とを着脱自在に結合すると
共に、これら結合部分に適宜シールリング24を介在さ
せて液密な結合を達成する。なお、第2の圧力調整管2
0には、単一の貫通孔26を設ける。
しかるに、前述した第1の圧力調整管10に設けた圧力
調整孔12a、12bには、それぞれ該調整孔12a、
12bの孔径に対して減圧条件に通した外径を有する芯
線28a、28bを挿通する。一方、第2の圧力調整管
20の内部には摺動杆30を挿通すると共にこの摺動杆
30の一端部に結合部材32を設けて、この結合部材3
2に前記芯線28a、28bの一端部をそれぞれねし結
合により交換可能に接続固定する。第2の圧力調整管2
0は、前記芯線28a。
28bの先端が第1の圧力調整管10との結合部分に至
るまで、前記結合部材32が後退し得るに充分な長さに
設定する。そこで、この第2の圧力調整管20の他端部
には、グランドパツキン34を収納したグランドパツキ
ン組立体36を取付け、前記摺動杆30の軸封を行って
これを外部へ突出するよう構成する。
また、前記第2の圧力調整管20の他端部側には、支持
板38を取付ける。すなわち、この支持板38の一部に
、前記圧力調整管20を挿通して回り止め40およびロ
ックナツト42により結合固定する。前記支持板38の
スペース部分に前記摺動杆30と平行に移動するようラ
ック杆44を挿通配置し、前記支持板38の一側にラッ
クカバー46を取付けてラック杆44を収納すると共に
前記支持板38の他側に電磁ブレーキ付モータ48およ
び減速機50をそれぞれ結合固定し、この減速機50の
出力軸には適宜ビニオンを取付けてこれを前記ラック杆
44と噛合するよう構成する。このように構成すること
により、互いに平行に位置するラック杆44と摺動杆3
0の両端部を連結部材52により相互に結合する(第2
図参照)。従って、このように構成した本実施例の圧力
調整機構によれば、前記ラック杆44をその軸方向に前
記摺動杆30と一体的に平行移動させることにより、該
ラック杆44の移動量に対応して圧力調整孔12a。
12bに挿通された芯線28a、28bの挿入位1決め
を通正に行い、高精度の圧力調整を達成することができ
る。
さらに、本実施例の圧力調整機構においては、前記連結
部材52の一側縁部にガイドピン54と位置検出片56
をそれぞれ突設する。そして、これらガイドピン54と
位置検出片56に対向してそれぞれ摺動杆30と平行に
延在するガイド部材58と位置検出機構60とを組合せ
配置する。なお、前記ガイド部材58は、その一端を支
持板38の一側面にしっかりと結合固定すると共に位置
検出機構60は前記ガイド部材58に載置固定する。位
置検出機構60は、第3図に示すように、位置検出片5
6の先端部を嵌入させて案内する溝部62を備え、この
溝部62に指向して例えば発光部と受光部とを対向配置
したフォトカプラ等を内蔵したセンサ素子64を設け、
このセンサ素子64を位置検出片56の移動方向に多数
並設した構成からなる。従って、このように構成された
位置検出機構60の各センサ素子64で検出される位置
検出片56の位置と、芯線28a、28bの第1の圧力
調整管10における圧力調整孔12a、12b内の先端
部位置とを予め適合させておくことにより、前記芯線2
8a、28bによる圧力調整位置を通正に検出しかつ表
示させることもできる。
また、前記ガイド部材58の一部にそれぞれ補助板66
a、66bを取付け、これら補助板66a、66bに第
1の圧力調整管10に設けた圧力調整孔12a、f2b
に挿通された芯線28a、28bの前進圃と後退限とを
設定するリミットスイッチ68a、68bをそれぞれ固
定し、前記連結部材52に操作片70を設けてこれによ
り前記リミソトスイ・ノチ68a、68bをそれぞれス
イッチ操作するよう構成する。従って、これらリミット
スイッチ68a、68bが操作された際には、電磁ブレ
ーキ付モータ48の駆動を直ちに停止することにより、
前記芯線28a、28bを適正な範囲内で安全に移動さ
せることができる。
このように構成された自動減圧装置は、第1の圧力調整
管10の一端部に設けた圧力調整孔12a、12bと連
通するコネクタ14a。
14bに、高圧試料水入口配管と低圧試料水出口配管と
をそれぞれ接続して、高圧試料水を常に一定圧力に自動
減圧して所要の試料分析系へ供給するよう配管接続され
る。そして、例えば入口配管における高圧試料水に圧力
変動を生じた場合には、この圧力変動を検知すると共に
圧力変動分に対応する減圧値を選択し、芯線28a。
28bが前記減圧値となる所要のセンサ素子64で位置
検出が行われる位置まで移動するよう構成する。すなわ
ち、入口配管の高圧試料水の圧力変動に対し、出口配管
の低圧試料水が常に一定の圧力となるようフィードフォ
ワード制御を行うことができると共に、応答速度の(憂
れた圧力フィードバック制御も円滑に達成することがで
きる。
次に、前述した構成からなる自動減圧装置の減圧制御方
式につき説明する。第4図は、本発明に係る減圧制御方
式を実施する自動減圧装置の制御系統図である。なお、
説明の便宜上第1図乃至第3図に示す実施例と同一の構
成部分には同一の参照符号を付してその詳細な説明は省
略する。すなわち、第4図において、自動減圧装置はそ
の減圧調整機構につき概略図で示す。
しかるに、第1の圧力調整管lOに設けた圧力調整孔と
それぞれ連通ずるコネクタ14a。
14bには入口配管72と出口配管74とを接続する。
この場合、入口配管72には一定の圧力条件で自動的に
開閉動作すると共に手動による開閉指令信号によっても
開閉動作する入口開閉弁76を設ける。また、出口配管
74には、流量制御弁7日を設けて試料水分析系へ連通
すると共に、前記流量制御弁78の上流側に逃がし弁8
0および圧力検出器82を接続配置する。
そこで、本発明においては、コントローラ84を設け、
このコントローラ84に対し前記圧力検出器82で検出
される圧力信号、減圧調整機構に設けた位置検出機構6
0によって検出される芯線の位置信号をそれぞれ入力し
、予め設定した圧力設定値と圧力検出値とを比較してそ
の偏差を算出し、この偏差に応じた圧力調整を行うため
の芯線の移動を行う指令を電磁ブレーキ付モータ48に
出力するよう構成する。このようにして、コントローラ
84は、圧力検出器82によって検出される出口配管7
4例の減圧された試料水の圧力が常に一定圧となるよう
にフィードバンク制御を行う。また、前記コントローラ
84には、制御状態の表示と制御操作を指示するための
表示・操作器86が接続される。
この表示・操作器86は、第5図に示すように、前記圧
力検出器82によって検出された圧力をディジタル表示
する圧力表示部88と、芯線の調整位置を実物モデルパ
ターンで表示する位置表示部90と、入力開閉弁76の
開閉表示・操作部92と、出口配管74側の圧力表示・
操作部94と、警報表示・操作部96とをそれぞれ備え
ている。特に、位置表示部90は、圧力調整孔と芯線と
の関係を示す実物モデルパターンにおいて、前記芯線に
沿って多数の発光素子を順次配置し、芯線の挿入されて
いる部分の発光素子を全て点灯することにより、芯線の
挿入位置を容易に判別し得るよう構成する。また、開閉
表示・操作部92と圧力表示・操作部94は、上側にそ
れぞれ作動状態を表示する発光素子を配置したスイッチ
操作部からなり、自動制御動作を指令する操作部と手動
により制御可能な操作部とを備える。さらに、警報表示
・操作部96は、異常となる個所、例えば電磁ブレーキ
付モータ、出口圧力、入力開閉弁の異常状態を表示する
発光素子と、リセット用スイッチ操作部とを備える。そ
の他、必要に応じて電源表示用発光素子等が設けられる
次に、本発明に係る減圧制御方式の制御操作につき、第
6図および第7図に示すフローチャートを参照しながら
説明する。
今、第5図に示す表示・操作器82において、開閉表示
・操作部92と圧力表示・操作部94とをそれぞれ自動
制御状態にセットする。これにより、入口配管72より
入口開閉弁76を介して所要の高圧試料水が圧力調整管
10.20に導入され、適宜減圧されて出口配管74よ
り流量制御弁78を介して分析系へ供給される。
そこで、出口配管74に設けた圧力検出器82により、
試料水の出口圧力を検出し、この圧力検出信号をコント
ローラ84へ転送する。コントローラ84では、この圧
力検出値が圧力設定値の範囲内にあるかどうかを比較判
別する。この時、圧力検出値が圧力設定値の範囲外であ
れば、その大小を判別して、圧力検出値が圧力設定値よ
り大きい場合は芯線を減圧が増加(前進)する方向に移
動させ、また圧力検出値が圧力設定値より小さい場合は
芯線を減圧が低減(1&退)する方向に移動させる。そ
こで、本発明の制御方式においては、前者の場合におい
て、芯線を減圧が低減(後退)する方向に若干移動させ
てから直ちに芯線を減圧が増加(前進)する方向へ移動
させる、〕とにより、芯線の先端部に急激な圧力変動を
生じさせてその周辺部における目詰り発生要因を除去す
ることができる。なお、この場合における芯線の移動は
、コントローラ84において圧力検出値の圧力設定値に
対する圧力偏差量を算出し、この圧力偏差量に基づいて
調整すべき芯線の移動量とその方向を算定し、電磁ブレ
ーキ付モータの制御信号として送出するようにする。以
上の制御は、出口配管の減圧試料水の圧力検出値が圧力
設定値の範囲内となるまで反復される。このようにして
、高圧試料水の減圧が設定値に達すれば、その後高圧試
料水に圧力変動を生じない限り、芯線は一定状態に保持
される。
そこで、本発明においては、減圧制御が安定している場
合において、周期的に芯線の前後移動を行うことによっ
て、芯線の先端部に急激な圧力変動を生じさせてその周
辺部における目詰り発生要因を除去するよう構成する。
このため、一定の時間設定を行い、この設定時間に達し
た場合、第7図に示すサブルーチンを実行する。
すなわち、第7図に示すプログラムがスタートすると、
自動減圧制御動作が停止され、芯線を現在位置から所定
距離だけ減圧が低減(後退)する方向に移動し、次いで
直ちに芯線を元の位置へ復帰(前進)させる。この操作
を1回もしくは数回繰返した後、再び前述した第6図に
示す自動制御プログラムに復帰させて、自動減圧制御を
継続する。
第8図は、本発明制御方式での異常を検出して警報動作
を行うプログラムのフローチャー1・を示す。すなわち
、本発明制御方式では、常に位置検出機構60からの位
置検出データをコントローラ84へ入力していることか
ら、この位置ネ★出機構60の動作状態を監視する。そ
こで、もし位置検出機構60での位置変化が継続して一
定時間不変であった場合には、圧力調整孔内での芯線の
目詰り等の事故が予想されることから、直ちに警報信号
を発生するよう構成する。
このように構成することにより、本発明制御方式におけ
る制御動作の安全性を向上することができる。
(発明の効果〕 前述した実施例から明らかなように、本発明によれば、
平行する一対の圧力調整孔を備え、これら一対の圧力調
整孔の一端部に高圧試料水の入口配管と減圧試料水の出
口配管とをそれぞれ接続し、前記圧力調整孔の他端部か
ら減圧用芯線を挿入してこれを位置調整自在に構成し、
前記出口配管における減圧試料水の圧力を設定値に保持
するよう構成した自動減圧装置において、出口配管にお
ける減圧試料水の圧力と、圧力調整孔に対する芯線の挿
入位置とをそれぞれ検出し、前記圧力検出値を圧力設定
値と比較して偏差を生じた場合に芯線の挿入位置を調整
するに際し、特に減圧を増加させる場合は初め芯線を減
圧が低減する方向に若干移動させた後直 4ちに減圧増
加する方向に移動させることにより、芯線の先端部周辺
に急激な圧力変動を生じさせて目詰り要因を簡便に除去
し、その後の芯線の移動制御をより一層円滑に達成する
ことができる。
また、本発明においては、前述した自動制御とは別に、
周期的に芯線を強制的に移動変位させることにより、前
述と同様の効果を発揮させることができる。
さらに、芯線の挿入位置の変化を監視することにより、
所定時間位置変位が生じない場合は、警報信号を発生さ
せて、芯線による圧力8周節不能状態を予期し、この種
制御方式の安全性を向上することができる。
以上、本発明の好適な実施例について説明したが、本発
明は前述した実施例に限定されることなく、本発明の精
神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更をなし得
ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る減圧制御方式を実施する自動減圧
装置の減圧調整機構の一実施例を示す要部断面側面図、
第2図は第1図に示す減圧調整機構の右側面図、第3図
は第2図に示す位置検出機構の要部正面図、第4図は本
発明に係る自動減圧装置の減圧制御方式の一実施例を示
す主要制御系統図、第5図は第4図に示す表示・操作器
のデイスプレィ説明図、第6図および第7図は本発明減
圧制御方式の制御プログラムをそれぞれ示すフローチャ
ート図、第8図は本発明制御方式の異常による警報動作
を行うためのプログラムを示すフローチャート図である
。 10、 、 、第1の圧力調整管 12a、12b 、、、圧力調整孔 14a、]、4b 、、、コネクタ 16.、、フラン
ジ18、、、コネクティングキャップ 20、、、第2の圧力調整管 22.、、ねじ溝24、
、、シールリング  26..0貫通孔28a、28b
 、、、芯線   30.、、摺動杆32、、、結合部
材   34.、、グランドパツキン36、、、グラン
ドパツキン組立体 38、、、支持板     40.、、回り止め42、
 、 、ロックナツト  4491、ラック杆46、、
、ランクカバー 48、、、電磁ブレーキ付モータ 50、、、減速機     52. 、 、連結部材5
4、、、ガイドピン   56.、、位置検出片5B、
、、ガイド部材   60.、、位置検出機構62、、
、溝部      64.、、センサ素子66a、66
b 、、、補助板 68a、68b 、、、 リミットスイッチ70、、、
操作片     72. 、 、入口配管74、、、出
口配管    76、、、入口開閉弁78、、流量制御
弁   80.、、逃がし弁82、、、圧力検出器  
 84.、、コントローラ86、、、表示・壕作器  
88.、、圧力表示部90、、、位置表示部  92.
 、 、開閉表示・操作部94、、、圧力表示・操作部 96、 、 、警報表示・操作部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平行する一対の圧力調整孔を備え、これら一対の
    圧力調整孔の一端部に高圧試料水の入口配管と減圧試料
    水の出口配管とをそれぞれ接続し、前記圧力調整孔の他
    端部から減圧用芯線を挿入してこれを位置調整自在に構
    成し、前記出口配管における減圧試料水の圧力を設定値
    に保持するよう構成した自動減圧装置において、 前記出口配管に流量制御弁を設けると共に この流量制御弁の上流側に減圧試料水の圧力を検出する
    圧力検出器を設け、さらに前記芯線の圧力調整孔に対す
    る挿入位置を検出する位置検出機構を設け、 前記圧力検出器で検出された圧力検出値と 圧力設定値とを比較し、これにより得られた圧力偏差量
    と前記位置検出機構により検出された芯線の挿入位置と
    に基づき、前記圧力検出値が圧力設定値の範囲より大き
    い場合には減圧を若干低減した後減圧増加するよう芯線
    を移動制御し、また圧力検出値が圧力設定値の範囲より
    小さい場合には直ちに減圧低減するよう芯線を移動制御
    することを特徴とする自動減圧装置の減圧制御方式。
  2. (2)圧力検出器で検出された圧力検出値と圧力設定値
    との比較に基づく芯線の移動制御を一時的に停止し、芯
    線の現在位置から所定距離だけ芯線を減圧低減方向へ移
    動させると共に元の位置へ復帰させる操作を1回もしく
    は複数回行うことからなる請求項1記載の自動減圧装置
    の減圧制御方式。
  3. (3)位置検出機構における位置検出動作を監視し、位
    置検出動作が所定時間不変であった場合に警報信号を発
    生するよう構成してなる請求項1記載の自動減圧装置の
    減圧制御方式。
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