JPH0714354U - 自動減圧装置の手動操作機構 - Google Patents

自動減圧装置の手動操作機構

Info

Publication number
JPH0714354U
JPH0714354U JP4575193U JP4575193U JPH0714354U JP H0714354 U JPH0714354 U JP H0714354U JP 4575193 U JP4575193 U JP 4575193U JP 4575193 U JP4575193 U JP 4575193U JP H0714354 U JPH0714354 U JP H0714354U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw shaft
gear
decompression device
automatic
sample water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4575193U
Other languages
English (en)
Inventor
修治 湯川
龍三郎 市之瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikkiso Co Ltd
Original Assignee
Nikkiso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikkiso Co Ltd filed Critical Nikkiso Co Ltd
Priority to JP4575193U priority Critical patent/JPH0714354U/ja
Publication of JPH0714354U publication Critical patent/JPH0714354U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動減圧装置の制御機構がいかなる場合にお
いても、減圧装置の出口圧力を一定に保ち、一定の試料
水流量を得ることができるように手動操作可能とした自
動減圧装置の手動操作機構を提供する。 【構成】 入口側および出口側圧力調整細管を備え、前
記圧力調整細管に一端部を可動環で支持した芯線を挿通
配置し、前記可動環にねじ軸12を螺合してこれを移動
自在に支承した減圧機構10を設け、減圧機構10に隣
接してサーボモータ22を設けると共にサーボモータ2
2から減速機を介して導出される回転軸24に歯車26
を設けて、歯車26と減圧機構のねじ軸12に設けた歯
車18とを噛合させ、出口側圧力を検出すると共にねじ
軸12を調整して試料水の出口側圧力を設定値に保持す
るよう構成した自動減圧装置において、ねじ軸12を手
動により調整可能とする手段18をねじ軸12に一体的
または着脱自在に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動減圧装置に係り、特に火力、原子力発電所用試料採取装置に おいて高圧の試料水を採取するに際し、試料水元圧の変化に影響されることなく 、減圧装置の出口圧力を常に一定に保ちかつ一定の試料水流量を得ると共に自動 減圧調整操作を安全にしかも円滑に達成することができる自動減圧装置の減圧機 構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
火力、原子力発電所の設備において、ボイラ水の循環系統の所定個所から高圧 試料水を採取してこれを水質分析計を導入するに際し、試料水の流量は一定であ ることが望まれ、このため減圧機構が利用される。
【0003】 そこで、従来の減圧機構としては、減圧定数を固定したものが多用されている 。しかし、この形式の減圧機構は試料水元圧が変化した場合、減圧機構出口流量 が変化する欠点がある。また、このような試料水元圧の変動に対応し、自動的に 減圧定数を変化させる目的で、減圧機構に調節杆を挿通配置し、この調節杆の一 端部をスプールに連結した流体操作シリンダと、この操作シリンダを操作する方 向制御弁と、圧力検出器の接点動作信号に基づいて前記方向制御弁とを制御する 装置が提案されている(特公昭56−12806号公報)。しかしながら、この 種の自動減圧機構では、流体圧制御のための制御遅れを生じるばかりではなく、 位置決め精度も低く、さらには調節杆のグランド部における漏洩により減圧定数 に変動を生じる等、構造面においても種々の難点がある。
【0004】 このような観点から、従来より、一端部に試料水配管と接続する継手を設ける と共に他端部に調整管と接続する継手を設けた2本の圧力調整用細管と、前記調 整管の内部に挿通した送りねじによって前記細管中を進退移動する芯線と、前記 送りねじを外部から操作する調整ハンドルとを備えたサンプリング装置用の減圧 機構が提案されている(実公昭56−12592号公報)。
【0005】 しかし、このように構成された減圧機構において、圧力調整用細管に挿通した 芯線を送りねじ操作で制御するに際し、漏洩等により減圧定数に変動を生じるよ うな構造的問題点はないが、これを自動化し、迅速かつ精度の高い制御を行うに は、従来の一般的な制御機構ではこれを達成することができない難点がある。
【0006】 そこで、本出願人は、図5に示すように、入口側圧力調整細管および出口側圧 力調整細管を備え、これらの圧力調整細管に一端部を可動環で支持した芯線を挿 通配置し、前記可動環にねじ軸12を螺合してこれを移動自在に支承した減圧機 構10を設け、この減圧機構10を試料水配管30、40に接続してその出口側 圧力を検出すると共に、前記ねじ軸12を調整して試料水の出口側圧力を設定値 に保持するよう構成し、減圧機構10の出口側試料水配管40上に圧力信号を発 生させる圧力変換器と、この圧力信号と設定圧力を比較しサーボモータ22へ作 動信号を与える比例制御器とを備え、前記サーボモータ22から減速機を介して 導出される回転軸24に歯車26を設けて、この歯車26と、前記ねじ軸12の 一端部に設けた歯車14とを螺合させ、さらにサーボモータの回転量を検出する ポテンショメータを設けて芯線挿入表示を行うよう構成した自動減圧装置を開発 した(特公平2−39731号公報)。
【0007】 このように構成された自動減圧装置の動作につき説明する。まず、高圧試料水 は、試料水入口配管30より入り、減圧機構10を経て、試料水出口配管40に 流れる。そこで、例えば試料水入口配管30における高圧試料水に圧力変動を生 じた場合には、この圧力変動に伴って、試料水出口配管40に流れる減圧された 試料水の流量に変動が生じる。試料水出口配管40を流れる減圧された試料水の 流量の変動を圧力変換器により検出して、この検出値を制御信号として比例制御 器に転送し、自動減圧装置の制御機構20のフィードバック制御を行い、試料水 出口配管40を流れる減圧された試料水の流量を一定に保つ。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前述した自動減圧装置においては、電源遮断等の不具合が生じた場 合、制御機構が作動しないために減圧機構が機能しないという問題が生ずる難点 を有している。
【0009】 そこで、本考案の目的は、自動減圧装置の制御機構を、いかなる場合において も減圧機能を保持することができるように手動操作を可能とした自動減圧装置の 手動操作機構を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
先の目的を達成するために、本考案に係る自動減圧装置の手動操作機構は、入 口側圧力調整細管および出口側圧力調整細管を備え、これらの圧力調整細管に一 端部を可動環で支持した芯線を挿通配置し、前記可動環にねじ軸を螺合してこれ を移動自在に支承した減圧機構を設け、この減圧機構を試料水配管に接続してそ の出口側圧力を検出すると共に、前記減圧機構に隣接してサーボモータを設ける と共にこのサーボモータから減速機を介して導出される回転軸に歯車を設けて、 この歯車と減速機構のねじ軸に設けた歯車とを噛合させ、前記ねじ軸を調整して 試料水の出口側圧力を設定値に保持するよう構成した自動減圧装置において、前 記ねじ軸を手動により調整可能とする手段を前記ねじ軸に一体的または着脱自在 に設ける。
【0011】 この場合、ねじ軸を手動により調整可能とする手段は、サーボモータの回転軸 に操作ハンドルを設けることにより自動減圧装置の手動操作機構を構成すること ができる。
【0012】 また、ねじ軸を手動により調整可能とする手段は、前記ねじ軸に設けられた歯 車と着脱交換自在に構成した操作ハンドルから構成することもできる。
【0013】 さらに、ねじ軸を手動により調整可能とする手段は、サーボモータの回転軸に 設けられた歯車と着脱交換自在に構成した操作ハンドルから構成することもでき る。
【0014】 特に、ねじ軸を手動により調整可能とする手段は、前記ねじ軸に設けられた歯 車に操作ハンドルを設けると共に、前記ねじ軸にキー溝を設け、前記ねじ軸に設 けられた歯車を前記ねじ軸に対して回転させることなくスライドできるように構 成すると好適である。
【0015】
【作用】
本考案の自動減圧装置の手動操作機構によれば、自動減圧装置の制御機構にお いて電源遮断等の不具合が生じた場合においても、減圧機構を手動操作により調 整することによって、試料水元圧の変化に影響されることなく、減圧装置の出口 圧力を常に一定に保ちかつ一定の試料水流量を得ることができる。
【0016】
【実施例】
次に、本考案に係る自動減圧装置の手動操作機構の実施例について、添付図面 を参照しながら以下詳細に説明する。
【0017】 図1は、本考案に係る自動減圧装置の手動操作機構の一実施例を示すもので、 図5に示す従来の自動減圧装置のサーボモータ22の軸24に、操作ハンドル2 8を設けたものである。従って通常の場合、図5に示す従来の自動減圧装置と同 様な動作を行う。
【0018】 そこで、本実施例において、制御機器等に異常が発生してサーボモータ22の 軸24の動作が不能になった場合には、試料水出口配管40に設けられた流量計 (図示せず)を監視しながら、サーボモータ22の軸24を操作ハンドル28を 介して手動により直接操作し、試料水出口配管40を流れる減圧された試料水の 流量を一定に保つことができる。
【0019】 図2は、本考案に係る自動減圧装置の手動操作機構の別の実施例を示すもので 、減圧機構10のねじ軸12に設けられた歯車14を着脱自在に構成すると共に 、操作ハンドル16を前記ねじ軸12に対し着脱自在に構成したものである。
【0020】 本実施例によれば、制御機器等に異常が発生した場合、ねじ軸12に設けられ た歯車14を操作ハンドル16と交換することにより、ねじ軸12を操作ハンド ル16を介して手動により直接操作し、前記実施例と同様に試料水の流量を一定 に保つことができる。
【0021】 図3は、本考案に係る自動減圧装置の手動操作機構のさらに別の実施例を示す もので、サーボモータ22の軸24に設けられた歯車26を着脱自在に構成する と共に、減圧機構10のねじ軸12に設けられた歯車18と操作ハンドル18と を一体的に構成したものである。
【0022】 本実施例によれば、制御機器等に異常が発生した場合、サーボモータ22の軸 24に設けられた歯車26をサーボモータ22の軸24から取り外し、ねじ軸1 2を操作ハンドル18を介して手動により直接操作し、前記実施例と同様に試料 水の流量を一定に保つことができる。
【0023】 前述した図2および図3に示す実施例においては、制御機器等の異常だけでな く、サーボモータ22の軸24が固着した場合においても、減圧機構10の動作 を行うことができる。
【0024】 図4は、本考案に係る自動減圧装置の手動操作機構の他の実施例を示すもので 、減圧機構10のねじ軸12に設けられた歯車18と操作ハンドル18とを一体 的に構成すると共に、ねじ軸12にキー溝13を設け、ねじ軸に設けられた歯車 18をねじ軸12に対して回転させることなくスライドできるように構成したも のである。
【0025】 本実施例によれば、制御機器およびサーボモータ22の軸24等に異常が発生 した場合は、ねじ軸12に設けられた歯車18をねじ軸12に沿ってスライドさ せ、ねじ軸12を操作ハンドル18を介して手動により直接操作し、前記実施例 と同様に試料水の流量を一定に保つことができる。特に、このように構成するこ とにより、自動制御から手動に切り換える際の作業を容易に行うことができる。
【0026】 以上、本考案の好適な実施例について説明したが、本考案は前記各実施例に限 定されることなく、本考案の精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更を なし得ることは勿論である。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の自動減圧装置の手動操作機構は、自動減圧装置 の制御機構がいかなる場合においても、減圧機構を手動により操作可能とするこ とによって、試料水元圧の変化に影響されることなく、減圧装置の出口圧力を常 に一定に保ちかつ一定の試料水流量を得ることができるという優れた効果を有す る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自動減圧装置の手動操作機構の一
実施例を示す説明図である。
【図2】本考案に係る自動減圧装置の手動操作機構の別
の実施例を示す説明図である。
【図3】本考案に係る自動減圧装置の手動操作機構の別
の実施例を示す説明図である。
【図4】(a)は本考案に係る自動減圧装置の手動操作
機構の別の実施例を示す説明図であり、(b)は(a)
におけるB矢視拡大図である。
【図5】従来の自動減圧装置を示す説明図である。
【符号の説明】
10 減圧機構 12 ねじ軸 14 歯車 16 操作ハンドル 18 歯車(操作ハンドル) 20 制御機構 22 サーボモータ 24 軸 26 歯車 28 操作ハンドル 30 試料水入口配管 40 試料水出口配管

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口側圧力調整細管および出口側圧力調
    整細管を備え、これらの圧力調整細管に一端部を可動環
    で支持した芯線を挿通配置し、前記可動環にねじ軸を螺
    合してこれを移動自在に支承した減圧機構を設け、この
    減圧機構を試料水配管に接続してその出口側圧力を検出
    すると共に、前記減圧機構に隣接してサーボモータを設
    けると共にこのサーボモータから減速機を介して導出さ
    れる回転軸に歯車を設けて、この歯車と減速機構のねじ
    軸に設けた歯車とを噛合させ、前記ねじ軸を調整して試
    料水の出口側圧力を設定値に保持するよう構成した自動
    減圧装置において、 前記ねじ軸を手動により調整可能とする手段を前記ねじ
    軸に一体的または着脱自在に設けることを特徴とする自
    動減圧装置の手動操作機構。
  2. 【請求項2】 ねじ軸を手動により調整可能とする手段
    は、サーボモータの回転軸に操作ハンドルを設けてなる
    請求項1記載の自動減圧装置の手動操作機構。
  3. 【請求項3】 ねじ軸を手動により調整可能とする手段
    は、前記ねじ軸に設けられた歯車と着脱交換自在に構成
    した操作ハンドルからなる請求項1記載の自動減圧装置
    の手動操作機構。
  4. 【請求項4】 ねじ軸を手動により調整可能とする手段
    は、サーボモータの回転軸に設けられた歯車と着脱交換
    自在に構成した操作ハンドルからなる請求項1記載の自
    動減圧装置の手動操作機構。
  5. 【請求項5】 ねじ軸を手動により調整可能とする手段
    は、前記ねじ軸に設けられた歯車に操作ハンドルを設け
    ると共に、前記ねじ軸にキー溝を設け、前記ねじ軸に設
    けられた歯車を前記ねじ軸に対して回転させることなく
    スライドできるように構成してなる請求項1記載の自動
    減圧装置の手動操作機構。
JP4575193U 1993-08-23 1993-08-23 自動減圧装置の手動操作機構 Pending JPH0714354U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4575193U JPH0714354U (ja) 1993-08-23 1993-08-23 自動減圧装置の手動操作機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4575193U JPH0714354U (ja) 1993-08-23 1993-08-23 自動減圧装置の手動操作機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0714354U true JPH0714354U (ja) 1995-03-10

Family

ID=12728016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4575193U Pending JPH0714354U (ja) 1993-08-23 1993-08-23 自動減圧装置の手動操作機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0714354U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5363874A (en) Automated sample conditioning module
US6435207B1 (en) Flow regulation fitting
JPH0714354U (ja) 自動減圧装置の手動操作機構
KR102265586B1 (ko) 지능형 학습시스템을 이용한 상하수도 통합감시 제어장치
DE60031645D1 (de) Ventil zur Regelung und Messung der Strömungsgschwindigkeit eines Fluids
JPH0714353U (ja) 自動減圧装置の圧力制御装置
JP2510244B2 (ja) 自動減圧装置の減圧調整機構
US5074156A (en) Flow control mechanism for automatic pressure reducing equipment
JPH0239731B2 (ja)
JP2506148B2 (ja) 自動減圧装置の流量制御機構
CN105807793A (zh) 一种除尘管道尘气流量调整系统
WO2013098835A2 (en) A variable rod-in-tube pressure reducer with thermal and safety relief valve device
JPH0737929B2 (ja) 自動減圧装置の減圧制御方式
CN220727301U (zh) 高低压密封检测管路用调节阀
JPH1183659A (ja) 差圧発信器の調整方法及び差圧発信器調整用三岐弁
CN216561503U (zh) 一种调节阀流量在线实时监测系统
JPS6256455B2 (ja)
CN209977708U (zh) 一种用于供水管路的温度压力监控控制装置
CN221075257U (zh) 一种限压截止阀
CN215891185U (zh) 一种给排水工程用阀门
JPS613214A (ja) 冷却水等の流体流量制御装置
CN221443317U (zh) 便于维护的流量控制阀
KR19980014499A (ko) 차압식 유량 검출장치 및 방법
SU1394038A1 (ru) Способ определени расхода запыленного газа в трубопроводе,наход щемс под разрежением
JP2787392B2 (ja) 自動設定減圧弁装置