JPH01299292A - リン脂質誘導体 - Google Patents

リン脂質誘導体

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JPH01299292A
JPH01299292A JP12915588A JP12915588A JPH01299292A JP H01299292 A JPH01299292 A JP H01299292A JP 12915588 A JP12915588 A JP 12915588A JP 12915588 A JP12915588 A JP 12915588A JP H01299292 A JPH01299292 A JP H01299292A
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JP
Japan
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chloroform
acid
solution
methanol
solvent
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JP12915588A
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English (en)
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Hideaki Kobayashi
英明 小林
Mineo Hasegawa
峯夫 長谷川
Suzuo Kato
加藤 鈴夫
Mitsuo Kondo
光男 近藤
Masayoshi Inui
乾 全良
Yasunaga Otani
大谷 泰永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Kewpie Corp
Original Assignee
Kanebo Ltd
QP Corp
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Publication date
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Publication of JPH01299292A publication Critical patent/JPH01299292A/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q17/00Barrier preparations; Preparations brought into direct contact with the skin for affording protection against external influences, e.g. sunlight, X-rays or other harmful rays, corrosive materials, bacteria or insect stings
    • A61Q17/04Topical preparations for affording protection against sunlight or other radiation; Topical sun tanning preparations
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/55Phosphorus compounds
    • A61K8/553Phospholipids, e.g. lecithin

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規なリン脂質誘導体に関するものである。
〔従来の技術〕
紫外線吸収剤は、化粧品分野において、特に皮フに有害
な280〜320nm波長の太陽光線を吸収して皮フに
炎症等が生ずるのを防止するために使用されている。
従来より化粧原料用紫外線吸収剤として、パラアミノ安
息香酸系、パラメトキシケイ皮酸等のケイ皮酸系、ベン
ゾフェノン系、サルチル酸系等の物質が知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながらこれらの物質は紫外線を吸収する能力はあ
るものの、化粧料に配合した場合使用感や皮フの表面へ
の付着、或いは皮フへの安全性の点で十分満足できるも
のではなかった。
よって、本発明は、紫外線吸収能を有し、かつ化粧料に
配合した場合上記の点に関して十分に満足を与えうる新
規物質を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記の目的を、天然の生体膜の構成成分である
リン脂質を性格に持ちかつ紫外線吸収能を有するリン脂
質誘導体を提供することによって解決したものである。
本発明によれば、−数式 (式中−C−Rは脂肪酸のアシル基を示す)で表わされ
るリン脂質誘導体が提供される。
このような本発明のリン脂質誘導体は、具体的には後述
の実施例に準じて製造しうるが、典型的な製造例でもっ
て説明すると、まず、天然物より抽出・精製して得られ
た、或いは合成法によって得られたホスファチジルコリ
ンをジエチルエーテル等の溶媒に溶解し、この溶液にホ
スフォリパーゼA2を加えて酵素処理した後、この溶液
からりゾホスファチジルコリンを分画し、次いで得られ
たりゾホスファチジルコリンをクロロホルム等の溶媒に
溶解し、これに4−メトキシケイ皮酸、4−ジメチルア
ミノピリジン及びN、 N’  −ジシクロへキシルカ
ルボジイミドを加えエステル化反応を行なえば、下記の
一般式で示される1−アシル−2−(4−メトキシシン
ナモイル)−3−グリセロホスファチジルコリンを得る
ことができる。
尚、上記中間工程で得られるリゾホスファチジルコリン
は、本発明のリン脂質誘導体を製造する際の出発原料と
して用いる場合上記のようにホスファチジルコリンを酵
素分解したものである必要はなく、合成法により製造さ
れたものであってもよいことは言うまでもない。
〇− 〇 (式中−C−Rは脂肪酸アシル基を示す)ここにおいて
脂肪酸鎖Rは、天然由来のホスファチジルコリンを原料
とする場合は、主としてミリスチン酸、バルミチン酸、
パルミトオレイン酸、ステアリン酸、オレイン酸及びリ
ノール酸等の炭素数10−20の脂肪酸からなるもので
ある。
また、合成ホスファチジルコリン又は合成リゾホスファ
チジルコリンを原料とする場合は、脂肪酸アシル基のR
鎖はブタン酸、ヘキサン酸、オクタン酸等の炭素数10
未満の脂肪酸、リグノセリン酸、ネルボン酸、セロチン
酸、モンタン酸等の炭素数22以上の脂肪酸、プロパン
酸、ペンタン酸、トリデカン酸、ペンタデカン酸、ヘプ
タデカン酸、ノナデカン酸等の奇数脂肪酸、イソパルミ
チン酸、イソステアリン酸等の分枝脂肪酸及びリシノー
ル酸等のヒドロキシ脂肪酸等からなるものであり得る。
また後述の実施例1、実施例2及び実施例3に示すよう
に、脂肪酸アシル基はバルミトイル基、ステアロイル基
、デカノイル基等の単一の脂肪酸アシル基でありうる。
更に、実施例4に示すように、例えば、卵黄、大豆、牛
脳、豚脳、菜種、クロレラ細胞、微生物(クスダマカビ
属糸状菌、大腸菌等)等由来のホスファチジルコリンを
原料とする場合は、脂肪酸アシル基のR鎖は複数の種類
の脂肪酸からなるものであり得る。
本発明のリン脂質誘導体は紫外線吸収能に優れ、化粧料
その他用の紫外線吸収剤として使用されうる。よって紫
外線吸収作用を有する化粧品を得るには、本発明のリン
脂質誘導体は所望する最終製品に応じて常法により公知
の化粧料基剤と配合してクリーム、溶液、油剤、スプレ
ー、スティック、乳液、ファンデーション、軟膏等の剤
型に調製すればよい。
このように本発明のリン脂質誘導体を化粧料基剤に合わ
せて選択使用することにより、例えばオイル基剤の化粧
油、多量にオイルを配合する油性クリームや油性乳液、
水を多量に配合する弱油性クリームや弱油性乳液、水ベ
ースの化粧水等の基礎化粧品から、油剤、顔料を基剤と
するファンデーションやリップスティック等のメイクア
ップ化粧品に、更には、整髪料等の頭髪用化粧品に到る
まで、紫外線吸収作用を有することが求められるあらゆ
る形態の化粧品を製造することができる。
その際本発明のリン脂質誘導体の配合量は、所望する最
終製品により変動し得るので特に限定されず、有効量存
在するよう決定される。−船釣には、最終製品中0.1
〜20重二%、好ましくは0.5〜10重皿%となるよ
う配合すればよい。
〔実施例〕
実施例1 (イ)3−グリセロホスホリルコリンの調製卵黄ホスフ
ァチジルコリン(キューピー■製、商品名[卵黄レシチ
ンPC−98J)39゜Ogをジエチルエーテル350
m1に溶解した。この溶液に0.1Mテトラ−n−ブチ
ルアンモニウムハイドロキサイド・メタノール液39m
1を加え、振盪した後、常温(25℃)に放置したとこ
ろ、次第にホスファチジルコリンのアルカリ加水分解が
進行し、3−グリセロホスホリルコリンの沈澱が生じた
。アルカリ加水分解を開始して3時間後にデカンテーシ
ョンにて上澄み液を除き、上記沈澱にジエチルエーテル
350m1を加えて洗い、静置して再びデカンテーショ
ンにて上澄み液を除き、而る後、この沈澱を室温(25
℃)で24時間減圧下で乾燥させペースト状の3−グリ
セロホスホリルコリン11.5gを得た。
このサンプルについてIRスペクトル(KBr錠)を測
定したところ、 3200〜3600cm−’ D  0H)1230c
m−’ (r  P−0) 1090.1060.980印−1 + (r  N (CH3)3) に吸収帯が認められ、よってその構造式は、であること
が認識された。
(イ)で得られた3−グリセロホスホリルコリン4.5
gに無水バルミチン酸30gと使用直前に蒸留したクロ
ロホルム200m1を加え、室温(25℃)にて72時
間攪拌した後溶液を減圧下におき溶媒を留去した。得ら
れた残渣にクロロホルム:メタノール:水−5:4:1
からなる溶液300m1を加えて残渣を溶解し、この溶
液をガラスフィルターにて濾過して不溶物を炉別した。
得られた炉液をイオン交換樹脂(オルガノ■製商品名[
アンバーライトIRA−45J  (以下同じ)二同社
製商品名「アンバーライトIRC−50J(以下同じ)
 −171)よりなる混床イオンクロマトにて処理を行
なった。次いで処理後のイオン交換樹脂でクロロホルム
:メタノール:水−5:4:1の溶液300m1で洗っ
て留出液と合わせ、得られた溶液から減圧下で溶媒を留
去した。溶媒を留去して得られた残渣をクロロホルム1
00m1に溶解し、ガラスフィルターにて濾過して不溶
物を炉別した。この溶液をシリカゲルカラムクロマトに
供し、その溶出をクロロホルム:メタノール−(9: 
1)、(1: 1)、(1:9)の3種類の溶媒で段階
的に行なった。次いで各フラクションをTLC(シリカ
ゲル、展開溶媒はクロロホルム:メタノール:水−65
:25:4)にて確認し、卵黄ホスファチジルコリンを
標準とし、その標準とほぼ同じRf値を示すフラクショ
ンを集めた。集めたフラクションを減圧下で溶媒を留去
したところ、1,2−ジパルミトイル−3−グリセロホ
スホリルコリンの白色粉末5.9gを得た。
この物質をTLCとIRスペクトル分析したところ、次
の結果を得られた。
TLC:  Rf−0,15 〔シリカゲル、クロロホルム:メタノール:水−65:
25:4) リンモリブテン酸、硫酸の検出にて、ともに屯−のスポ
ットを示した。
IRスペクトル (クロロホルム、 am−’) 2930、 2860. 1720. 1465゜12
60、  xo8o、  1060.980〇− であることが確認された。
(ロ)で得られた1、2−ジパルミトイル−3−グリセ
ロホスホリルコリン5.2gにメタノール6mlとジエ
チルエーテル54 mlを加えて溶解した。この溶液に
12mgの粗ホスフォリパーゼA2(ヘビ毒由来)を溶
解させた5mM塩化カルシウム水溶液0.5mlを加え
、室温(25℃)で4時間放置した。次いでこの溶液に
50m1の清水を加えて振盪した後静置し、水層を採取
した。得られた水層に、水層のクロロホルム、メタノー
ル1水の割合が1:1:1となるようにクロロホルムと
メタノールを加え、振盪した後静置した。この溶液から
クロロホルム−メタノール層を採取し、減圧下で溶媒を
留去したところ、1−バルミトイル−3−グリセロホス
ホリルコリンの白色粉末3.2gが得られた。
この物質をTLCとIRスペクトル分析したところ、次
の結果が得られた。
TLC:  Rf糟0.09 〔シリカゲル、クロロホルム:メタノール:水−65:
25:4) リンモリブテン、硫酸の検出にて、ともに単一のスポッ
トを示した。
IRスペクトル (クロロホルム、 cm−’) 3200〜3600. 2930.2860゜1720
、 1460. 1240. 1080゜1060.9
80 これらの結果から、この物質の構造式は、であることが
確認された。
調製 (ハ)で得られた1−バルミトイル−3−グリセロホス
ホリルコリン3.2gに4−メトキシケイ皮酸2.3r
;4−ジメチルアミノピリジン1.6g及び使用直前に
蒸留したクロロホルム100m1を加え、窒素気流下水
冷しながら攪拌し、ここでN、N’  −ジシクロへキ
シルカルボジイミド4.Ogを蒸留クロロホルム10m
1に溶解した液をゆっくりと滴下してその全量を加えた
後、5分間水冷下で攪拌した。次いでこの溶液を室温(
25℃)におき、遮光、窒素気流下で40時間攪拌して
エステル化反応を行なった。反応終了後、減圧下で溶媒
を留去した後得られた残渣にクロロホルム:メタノール
:水−5:4:1からなる溶液150m1を加えて残渣
を溶解し、この溶液をガラスフィルターにて濾過して不
溶物を炉別した。
得られた炉液をイオン交換樹脂(「アンバーライ)IR
A−45J :  rアンバーライトIRC−50J 
−1: 1)よりなる混床イオンクロマトにて処理を行
なった。次いで処理後のイオン交換樹脂をクロロホルム
:メタノール:水−5:4:1の溶液150m1で洗っ
て留出液と合わせ、得られた溶液から減圧下で溶媒を留
去した。溶媒を留去して得られた残渣をクロロホルム5
0m1に溶解し、ガラスフィルターにて濾過して不溶物
を炉別した。
この溶液をシリカゲルカラムクロマトに供し、その溶出
をクロロホルム:メタノール−(9: 1) 。
(1:1)、(1:9)の3種類の溶媒で段階的に行な
った。次いで各フラクションをTLC(シリカゲル、展
凪溶媒クロロホルム:メタノール:水=65:25:4
)にて確認し、卵黄ホスファチジルコリンを標準とし、
その標準とほぼ同じRf liを示すフラクションを集
めた。集めたフラクションを減圧下で溶媒を留去したと
ころ、淡黄色でオイル状の1−パルミトルー2− (4
−メトキシシンナモイル)−3−グリセロホスホリルコ
リン1,7gが得られた。
この物質について、TLC,IRスペクトル、Uvスペ
クトル、  H−NMRスペクトル、13cmNMRス
ペクトル及び構成脂肪酸の確認テストをしたところ、次
の結果が得られた。
TLC:  Rf−0,14 〔シリカゲル、クロロホルム:メタノール:水−65:
 25 : 4) UV    吸収、リンモリブデン酸、硫酸の検54n
Il 出にて同一の単一スポットを示した。
IRスペクトル (クロロホルム、 am−’) 2920.2g50. 1710. 1640゜161
0、 1510. 1260. 1170゜1090.
1060,970.830 UVスペクトル : λ  =312nmaX (95%エタノール)  ε−24000図で示すと第
1図の通りである。
’H−NMRス−ベクトル: (CDCl2.内部標準TMS)(ppm)0.90 
 (3H,s)、  1.30  (24H,s)。
1.58  (2H,s)、2.29  (2H,s)
3、 39  (9H,s)、3.82  (5H,s
)。
4.04〜4.45  (7H,m)、5.33(IH
,m)、6.30  (IH,d、  J=18Hz)
、6. 90  (2H,d、J=9Hz)。
7゜50  (2H,d、J−9Hz)、7.63(I
H,d、J−18Hz) 13C−NMRスペクトル: (CDCl2.内部標準TMS)(ppm)13.2,
21.7,23.9.28.2゜28.5,28.9,
31.0.33.2゜53.0,54.2.58.4.
62.2゜62.6,65.1.70.0.113.5
゜114.2. 125.9. 129.0゜144.
2,160.6. 165.3゜172.2 構成脂肪酸の確認: 常法により三フッ化ホウ素法にてメチルエステル化後が
スクロマトグラフ分析を行なったところ、標準バルミチ
ン酸メチルエステルと同一リテンションタイムのピーク
のみがみられた。
これらの結果から、この物質の構造式は、O− であることが確認された。
実施例2 実施例1(イ)で得られた3−グリセロホスホリルコリ
ン3.5gに無水ステアリン酸25,8gと使用直前に
蒸留したクロロホルム200m1を加え、室温(25℃
)にて攪拌しながら、4・ジメチルアミノピリジン5.
8gを加え、窒素気流下で72時間攪拌して反応を行な
った。反応終了後、減圧下で溶媒を留去した後得られた
残渣にクロロホルム:メタノール:水−5:4:1から
なる溶液200KIILを加えて溶解し、ガラスフィル
ターにて濾過して不溶物をン戸別した。このン炉液をイ
オン交換樹脂(「アンバーライトIRA−45J :「
アンバーライトIRC−50J −1: 1)よりなる
混床イオンクロマトにて処理を行なった。次いで処理後
のイオン交換樹脂をクロロホルム:メタノール:水−5
:4:1の溶液200m1で洗って留出液と合わせ、得
られた溶液から減圧下で溶媒を留去した。溶媒を留去し
て得られた残渣をクロロホルム50m1に溶解し、ガラ
スフィルターにて濾過して不溶物を炉別した。得られた
溶液をシリカゲルカラムクロマトに供し、その溶出をク
ロロホルム:メタノール−(9: 1) 、  (1:
 1) 。
(1: 9)の3種類の溶媒で段階的に行なった。
次いで各フラクションをTLC(シリカゲル、展開溶媒
クロロホルム:メタノール:水−65;25:4)にて
確認し、卵黄ホスファチジルコリンを標準とし、その標
準とほぼ同じRf値を示すフラクションを集めた。集め
たフラクションを減圧下で溶媒を留去したところ、1.
2−ジステアクルー3−グリセロホスホリルコリンの白
色粉末462gが得られた。
この物品をTLCとIRスペクトル分析したところ、次
の結果が得られた。
TLC:  Rf−0,15 〔シリカゲル、クロロホルム:メタノール:水−65:
 25 : 4) リンモリブテン酸、硫酸の検出にて、ともに単一のスポ
ットを示した。
IRスペクトル (クロロホルム、■−1) 2930、 2860. 1739. 1465゜12
60、 1080. 1060. 980これらの結果
から、この物質の構造式は、であることが確認された。
(イ)で得られた1、2−ジステアロイル−3−グリセ
ロホスホリルコリン4.2gにメタノール5mlとジエ
チルエーテル45m1を加えて溶解した。この溶液に1
0g+Hの粗ホスフォリパーゼA2(ヘビ毒由来)を溶
解させた5mM塩化カルシウム水溶液0.5mlを加え
、室温(25℃)で4時間放置した。この溶液に50m
1の清水を加えて振盪した後静置し、水層を採取した。
得られた水層に、水層のクロロホルム、メタノール、水
の割合が1:1:1となるようにクロロホルムとメタノ
ールを加え、振盪した後静置した。次いでこの溶液から
クロロホルム−メタノール層を採取し、減圧下で溶媒を
留去したところ、1−ステアロイル−3−グリセロホス
ホリルコリンの白色粉末2.5gが得られた。
この物質をTLCとIRスペクトル分析したところ、次
の結果が得られた。
TLC:   Rf−0,09 〔シリカゲル、クロロホルム:メタノール:水−65:
25:4〕 リンモリブテン酸、硫酸の検出にて、ともに単一のスポ
ットを示した。
IRスペクトル (クロロホルム、 c+++−’) 3200〜3600,2930.2g60゜1720、
 1460. 1240. 1080゜1060、 9
80 これらの結果から、この物質の構造式は、σ であることが確認された。
(ハ)1−ステアロイル−2−(4−メトキシシ調製 (ロ)で得られた1−ステアロイル−3−グリセロホス
ホリルコリン2.5gに4−メトキシケイ皮酸1.7g
14−ジメチルアミノピリジン1.2g及び使用直前に
蒸留したクロロホルム100m1を加え、窒素気流下水
冷しながら攪拌し、N、  N’  −ジシクロへキシ
ルカルボジイミド3.0gを蒸留クロロホルム10m1
に溶解した液をゆっくりと滴下してその全量を加えた後
、5分間水冷下で攪拌した。次いでこの溶液を室温(2
5℃)におき、遮光、窒素気流下で40分間攪拌してエ
ステル化反応を行なった。反応終了後、減圧下で溶媒を
留去した後、得られた残渣にクロロホルム:メタノール
:水−5:4:1からなる溶液100m1を加えて残渣
を溶解し、この溶液をガラスフィルターにて濾過して不
溶物をン戸別した。
得られたか液をイオン交換樹脂(「アンバーライトIR
A−45」 :  rアンバーライトIRC−50J 
−1: 1)よりなる混床イオンクロマト処理を行なっ
た。次いで処理後のイオン交換樹脂をクロロホルム:メ
タノール:水−5:4:1の溶液100m1で洗って留
出液と合イつせ、得られた溶液から減圧下で溶媒を留去
した。溶媒を留去して得られた残渣をクロロホルム40
m1に溶解し、ガラスフィルターにて濾過して不溶物を
?戸別した。
、この溶液をシリカゲルカラムクロマトに供し、その溶
出をクロロホルム:メタノール−(9: 1) 。
(1: 1) 、  (1: 9)の3種類の溶媒で段
階的に行なった。次いで各フラクションをTLC(シリ
カゲル、展開溶媒クロロホルム:メタノール:水−65
:25:4)にて確認し、卵黄ホスファチジルコリンを
標準とし、その標準とほぼ同じRf値を示すフラクショ
ンを集めた。集めたフラクションを減圧下で溶媒を留去
したところ、淡黄色でオイル状の1−ステアロイル−2
−(4−メトキシシンナモイル)−3−グリセロホスホ
リルコリン1.3gが得られた。
この物質について、TLC,IRスペクトル、UVスペ
クトル、 ’H−NMRスペクトル、13C−NMRス
ペクトル及び構成脂肪酸の確認テストをしたところ、次
の結果が得られた。
TLC:   Rf−0,14 〔シリカゲル、クロロホルム:メタノール:水−65:
 25 : 4) UV    吸収、リンモリブデン酸、硫酸の検54n
m 出にて同一の単一スポットを示した。
IRスペクトル     ・ (クロロホルム、ω−1) 2920.2g50. 1710. 1640゜161
0、 1510. 1260. 1170゜1090、
 1060.970,830UVスペクトル : λ 
 =312nmaX (95%エタノール)  ε謡24100’H−NMR
スペクトル: (CDCl2.内部標準TMS)(ppm)0.90 
 (3H,s)、  1.、 30  (28H,s)
1.58  (2H,s)、2.29  (2H,s)
3、 39  (9H,s)、  3.82  (5H
,s)。
4. 04〜4.45  (7H,m)、  5.、 
33(IH,m)、  6. 30  (IH,d、 
 J=18Hz)、  6. 90  (2H,d、 
 J=9Hz)。
7、 50  (2H,d、  J=9Hz)、  7
. 63(IH,d、  J−18Hz) ”’C−NMRスペクトル: (CDC13,内部標準TMS)(ppm)13.2.
 21. 7,23.9,28.2゜28、 5,28
. 9,31.0,33.2゜53.0.54.2.5
g、4,62.2゜62.6,65. 1,70.0.
 113.5゜114.2. 125.9. 129.
0゜144、 2. 160.6. 165. 3゜1
72.2 構成脂肪酸の確認: 実施例1と同じ方法でガスクロマトグラフ分析を行なっ
たところ、標準ステアリン酸メチルエステルと同一リテ
ンションタイムのピークのみがみられた。
これらの結果から、この物質の構造式は、であることが
確認された。
実施例3 実施例1(イ)で得られた3−グリセロホスホリルコリ
ン3,5gに無水デカン酸15.6gと使用直前に蒸留
したクロロホルム200m1を加え、室温(25℃)に
て攪拌しながら、4−ジメチルアミノピリジン5,8g
を加え、窒素気流下で72時間攪拌して反応を行なった
。反応終了後、減圧下で溶媒を留去した後得られた残渣
にクロロホルム:メタノール:水−5:4:1からなる
溶液200m1を加えて溶解し、ガラスフィルターにて
濾過して不溶物を炉別した。この炉液をイオン交換樹脂
([アンバーライトIRA−45J :「アンバーライ
トIRC−50J −1: 1)よりなる混床イオンク
ロマトにて処理を行なった。次いで処理後のイオン交換
樹脂をクロロホルム:メタノール:水−5:4:1の溶
液200 mlで洗って留出液と合わせ、得られた溶液
から減圧下で溶媒を留去した。溶媒を留去して得られた
残渣をクロロホルム50m1に溶解し、ガラスフィルタ
ーにてか遇して不溶物を炉別した。得られた溶液をシリ
カゲルカラムクロマトに供し、その溶出をクロロホルム
:メタノール−(9: 1) 、  (1: 1) 。
(に9)の3種類の溶媒で段階的に行なった。
次いで各フラクションをTLC(シリカゲル、展開溶媒
クロロホルム:メタノール:水霧65:25:4)にて
確認し、卵黄ホスファチジルコリンを標準とし、その標
準とほぼ同じRf値を示すフラクションを集めた。集め
たフラクションを減圧下で溶媒を留去したところ、淡黄
色でかつオイル状の1.2−ジデカノイルー3−グリセ
ロホスホリルコリン3.1gが得られた。
この物品をTLCと!Rスペクトル分析したところ、次
の結果が得られた。
TLC:   Rf−0,1’5 〔シリカゲル、クロロホルム:メタノールニ水−65:
 25 : 4) リンモリブテン酸、硫酸の検出にて、ともに単一のスポ
ットを示した。
IRスペクトル (クロロホルム、 cm−’) 2930.2860. 1739. 1465゜126
0、 1080. 1060.980これらの結果から
、この物質の構造式は、d− であることが確認された。
(ロ)1−デカノイル−3−グリセロホスホリルコリン
の調製 (イ)で得られた1、2−ジデカノイルー3−グリセロ
ホスホリルコリン3.1gにメタノール4mlとジエチ
ルエーテル36m1を加えて溶解した。
この溶液に8111gの粗ホスフォリパーゼAつ(ヘビ
毒由来)を溶解させた5 m M塩化カルシウム水溶液
0.4mlを加え、室温(25℃)で4時間放置した。
この溶液に50m1の清水を加えて振盪した後静置し、
水層を採取した。得、られた水層に、水層のクロロホル
ム、メタノール、水の割合が1=1:1となるようにク
ロロホルムとメタノールを加え、振盪した後静置した。
この溶液からクロロホルム−メタノール層を採取し、減
圧下で溶媒を留去したところ、淡黄色かつオイル状の1
−デカノイル−3−グリセロホスホリルコリン2.Og
が得られた。
この物質をTLCとIRスペクトル分析したところ、次
の結果が得られた。
TLC:   Rf−0,09 〔シリカゲル、クロロホルム:メタノール:水〜65:
25:4) リンモリブテン酸、硫酸の検出にて、ともに単一のスポ
ットを示した。
IRスペクトル    ・ (クロロホルム、 am−1) 3200〜3600.29B0,2860゜1720、
 1460. 1240. 1080゜1060、 9
80 これらの結果から、この物質の構造式は、d− であることが確認された。
製 (ロ)で得られた1−デカノイル−3−グリセロホスホ
リルコリン2.0gに4−メトキシケイ皮酸1.7g、
4−ジメチルアミノピリジン1.2g及び使用直前に蒸
留したクロロホルム100m1を加え、窒素気流下水冷
しながら攪拌し、N、N’  −ジシクロへキシルカル
ボジイミド3、Ogを蒸留クロロホルム10m1に溶解
した液をゆっくりと滴下してその全量を加えた後、5分
間水冷下で攪拌した。次いてこの溶液を室温(25℃)
におき、遮光、窒素気流下で40分間攪拌してエステル
化反応を行なった。反応終了後、減圧下で溶媒を留去し
た後、得られた残渣にクロロホルム:メタノール:水−
5=4=1からなる溶液100m1を加えて残渣を溶解
し、この溶液をガラスフィルターにてン濾過して不溶物
を炉別した。
得られたか液をイオン交換樹脂(「アンバーライトIR
A−45J :  rアンバーライトIRC−50J 
−1: 1)よりなる混床イオンクロマト処理を行なっ
た。次いで処理後のイオン交換樹脂をクロロホルム:メ
タノール:水−5:4:1の溶l#C100m1で洗っ
て留出液と合わせ、得られた溶液から補圧下で溶媒を留
去した。溶媒を留去して得られた残渣をクロロホルム4
0m1に溶解し、ガラスフィルターにて濾過して不溶物
をン戸別した。
この溶液をシリカゲルカラムクロマトに供し、その溶出
をクロロホルム二メタノールー(9: 1) 。
(1: 1) 、  (1: 9)の3種類の溶媒で段
階的に行なった。次いで各フラクションをTLC(シリ
カゲル、展開溶媒クロロホルム:メタノール:水−65
:25:4)にて確認し、卵黄ホスファチジルコリンを
標準とし、その標準とほぼ同じRf値を示すフラクショ
ンを集めた。集めたフラクションを減圧下で溶媒を留去
したところ、淡黄色でかつオイル状の1−デカノイル−
2−(4−メトキシシンナモイル)−3−グリセロホス
ホリルコリン1.2gが得られた。
この物質について、TLC,IRスペクトル、UVスペ
クトル、’H−NMRスペクトル、13cmNMRスペ
クトル及び構成脂肪酸の確認テストをしたところ、次の
結果が得られた。
TLC:   Rf−0,14 〔シリカゲル、クロロホルム:メタノール:水=65:
25:4) UV    吸収、リンモリブデン酸、硫酸の検54n
m 出にて同一の単一スポットを示した。
IRスペクトル    ・ (クロロホルム、 cm−’) 2920.2850. 1710. 1640゜161
0、 1510. 1260. 1170゜1090、
 1060,970,830UVスペクトル : λ 
 −312nrnl1ax (95%エタノール)  ε−24500’H−NMR
スペクトル: [CDC13,内部標準TMS)(ppm)0、 90
  (3H,s)、  1. 30  (12H,s)
1、 58  (2H,s)、  2. 29  (2
H,s)。
3、 39  (9H,s)、  3.82  (5H
,s)。
4、 04〜4. 45  (7H,m)、  5. 
33(IH,m)、  6. 30  (IH,d、 
 J=18Hz)、  6. 90  (2H,d、 
 J−9Hz)。
7.50  (2H,d、J=9Hz)、7.63(I
H,d、  J=18Hz) 13C−NMRスペクトル; (CDCl2.内部標準TMS)(ppm)13、 2
,21.7,23. 9,28. 2゜28、 5,2
8.9.31.0,33. 2゜53.0,54.2,
58.4.62.2゜62.6,65.1,70.0,
113.5゜114、 2. 125. 9. 129
. 0゜144、 2. 160. 6. 165. 
3゜172.2 構成脂肪酸の確認: 実施例1と同じ方法でガスクロマトグラフ分析を行なっ
たところ、標準デカン酸メチルエステルと同一リテンシ
ョンタイムのピークのみがみられた。
これらの結果から、この物質の構造式は、一 であることが確認された。
実施例4 (イ)硫黄リゾホスファチジルコリンの調製卵黄ホスフ
ァチジルコリン(キューピー■製、商品名「卵黄レシチ
ンPC−98J)10.0gにメタノール12m1とジ
エチルエーテル108m1を加えてに溶解した。この溶
液に25ff1gの粗ホスフォリパーゼA2(ヘビ毒由
来)を溶解させた5mM塩化カルシウム水溶液0.5m
lを加え、室温(25℃)で4時間放置した。次いでこ
の溶液に50m1の清水を加えて振盪した後静置し、水
層を採取した。得られた水層に、水層のクロロホルム。
メタノール、水の割合が1=1:1となるようにクロロ
ホルムとメタノールを加え、振盪した後静置した。この
溶液からクロロホルム−メタノール層を採取し、減圧下
で溶媒を留去したところ、卵黄リゾホスファチジルコリ
ンの白色粉末5.9gが得られた。
この物質をTLC,IRスペクトル及びガスクロマトグ
ラフィーによる脂肪酸組成の分析をしたところ、次の結
果が得られた。
TLC:   Rf−0,09 〔シリカゲル、クロロホルム:メタノール:水−65:
25:4) リンモリブテン酸、硫酸の検出にて、ともに単−のスポ
ットを示した。
IRスペクトル (クロロホルム can−1> 3200〜3600,2930,2860゜1720.
1460,1240.1080゜1060、 980 脂肪酸組成二 ミリスチン酸1.1%、パルミチン酸6
5.9%、パルミトオレイン酸0.7%。
ステアリン酸26.8%、オレイン酸4.1%。
リノール酸0.7%、その他0. 7%(ガスクロマト
グラフ分析は、実施例1と同じ方法で行った。) これらの結果から、この物質の一般式は、曾 (−C−Rは脂肪酸アシル基を示す) であることが確認された。
(イ)で得られた卵黄リゾホスファチジルコリン5.9
gに4−メトキシケイ皮酸4.2g、4−ジメチルアミ
ノピリジン2.9g及び使用直前に蒸留したクロロホル
ム150m1を加え、窒素気流下氷冷しながら攪拌し、
N、 N’  −ジシクロへキシルカルボジイミド7.
3gを蒸留クロロホルム20m1に溶解した液をゆっく
りと滴下してその全量を加えた後、5分間水冷下で攪拌
した。次いでこの溶液を室温(25℃)におき、遮光、
窒素気流下で40分間攪拌してエステル化反応を行なっ
た。反応終了後、減圧下で溶媒を留去した後、得られた
残渣にクロロホルム:メタノール:水■5:4:1から
なる溶液150m1を加えて残渣を溶解し、この溶液を
ガラスフィルターにてン濾過して不溶物を炉別した。得
られたン炉液をイオン交換樹脂(「アンバーライトIR
A−45J  :  rアンバーライトIRC−50J
 −1: 1)よりなる混床イオンクロマトにて処理を
行なった。次いで処理後のイオン交換樹脂をクロロホル
ム:メタノール:水−5:4:1の溶液150m1で洗
って留出液と合わせ、得られた溶液から減圧下で溶媒を
留去した。溶媒を留去して得られた残渣をクロロホルム
40m1に溶解し、ガラスフィルターにて濾過して不溶
物をン戸別した。この溶液をシリカゲルカラムクロマト
に供し、その溶出をクロロホルム:メタノール−(9:
1)、(1:1)、(1:9)の38類の溶媒で段階的
に行なった。次いで各フラクションをTLC(シリカゲ
ル、展開溶媒クロロホルム:メタノール: て確認し、卵黄ホスファチジルコリンを標準とし、その
標準とほぼ同じRf値を示すフラクションを集めた。集
めたフラクションを減圧下で溶媒を留去したところ、淡
黄色でかつオイル状の1−アシル−2− (4−メトキ
シシンナモイル)−3−グリセロホスホリルコリン3.
2gが得られた。
この物質について、TLC,IRスペクトル、UVスペ
クトル、 H − NMRスペクトル、13C− NM
Rスペクトル及び構成脂肪酸の確認テストをしたところ
、次の結果が得られた。
TLC:   Rf−0.14 〔シリカゲル、クロロホルム:メタノール:水−65 
: 25 : 4) UV    吸収.リンモリブデン酸、硫酸の検54n
II 出にて同一の単一スポットを示した。
IRスペクトル    ・ (クロロホルム、 CIll−’) 2920、  2850,  1710.  1640
1610、  1510,  1260,  1170
1090、  1060,  970,830UVスペ
クトル : λ  −312nmaX (95%エタノール)  と−24400’H − N
MRスペクトル: (CDC l 3,内部標準TMS)(ppm)0、 
 90  (3H,  s)、  1.  30  (
24〜26H。
s)、  1.  58  (2H,  s)、  2
.  29  (2H。
s)、  3. 39  (9H,s)、  3.82
  (5H。
s)、4.04〜4.45  (7H,m)。
5.33  (IH,m)、6.30  (IH,d、
J−18Hz)、  6. 90  (21(、d、 
 J−9Hz)、7.50  (2H,d、  J=9
Hz)。
7、 63  (IH,d、  J=18Hz)’C−
NMRスペクトル: [CDC13,内部標ITMs)(ppm)1B、2,
21.7,23.9,28.2゜28、 5. 28.
 9. 31. 0. 33. 2゜5B、0,54.
2,58.4,62.2゜62.6.65. 1,70
.0. 1j3. 5゜114、 2. 125.9.
 129.0゜144、 2. 160.6. 165
.3゜172.2 構成脂肪酸二 ミリスチン酸1.0%、バルミチン酸6
5.2%、パルミトオレイン酸0.7%。
ステアリン酸27.0%、オレイン酸369%。
リノール酸0.7%、その他1.5% (ガスクロマトグラフ分析は、実施例1と同じ方法で行
った。) これらの結果から、この物質の一般式は、〇− 〇 (−C−Rは脂肪酸アシル基を示す) であることが確認された。
応用例(乳液) A5処方(原料及び割合): リセロホスホジルフリン ■ ステアリン酸        0.5■ モノステ
アリン酸グリセラ  1.5イド ■ モノステアリン酸グリセラ  1.5イド ■ 流動パラフィン      12 ■ ミリスチン酸オクチルドデ  1.0シル ■ 水素添加レシチン      0.5■ プロピレ
ングリコール    3.0■ キサンチンガム   
    0. 3■ 防腐剤           適
 量[相] 精製水           残 部0香
料     適量 100、O B、 ;l製方法: 上記成分■〜■を加熱溶解し、80℃、に維持する(1
)。他方、上記成分■〜[株]を加熱溶解し、80℃に
維持する(n)。(1)を(II)に加えて乳化した後
、50℃まで冷却して成分0を加え、更に30℃まで冷
却して、乳液を調製する。
C1結果: 得られた乳液は、日焼は防止効果及び使用感が良好であ
り、又その際皮フ刺激は認められなかった。
〔発明の効果〕
本発明のリン脂質誘導体は、天然の生体膜の構成成分で
あるリン脂質を骨格とするものであるため、これを化粧
原料として用いた場合優れた使用感と皮フへの安全性を
有するものである。またバラメトキシケイ皮酸 いるため、例えば第1図から明らかなように紫外線吸収
能を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のリン脂質誘導体の一つである実施例
1で得られた1−バルミトイル−2−(4−メトキシシ
ンナモイル)−3−ブリセミホスホリルコリンの紫外領
域における吸収スペクトル(95%エタノール溶液)を
示す図であり、縦軸は吸光度、横軸は波長(単位:nm
)を示す。 出願人代理人  佐  藤  −雄 手  続  補  正  書 平成 1年 8月11日 特許庁長官  吉 1)文 vi   段(142) 
 キューピー株式会社 (ほか 1名) 5 補正により  する請求項の数 6 補正の対象 をl父羨(支)脂を」に前止する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中▲数式、化学式、表等があります▼は脂肪酸のア
    シル基を示す)で表わされることを特徴とするリン脂質
    誘導体。
JP12915588A 1988-05-26 1988-05-26 リン脂質誘導体 Pending JPH01299292A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1991007167A1 (en) * 1989-11-09 1991-05-30 Schering-Plough Healthcare Products, Inc. Protein kinase activators as enhancers of melanin production
EP0575133A3 (en) * 1992-06-16 1994-08-17 Sankyo Co Novel phospholipase a1, process for its preparation and the use thereof
JP2010229084A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Fancl Corp 皮膚外用剤

Cited By (3)

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WO1991007167A1 (en) * 1989-11-09 1991-05-30 Schering-Plough Healthcare Products, Inc. Protein kinase activators as enhancers of melanin production
EP0575133A3 (en) * 1992-06-16 1994-08-17 Sankyo Co Novel phospholipase a1, process for its preparation and the use thereof
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