JPH01296176A - カラーブラウン管画質計測装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカラーブラウン管の画質計測に関するものであ
る。

〔従来の技術〕

第２図は従来のカラーブラウン管画質計測装置を示す系
統図であり、同図において、ｌはカラーブラウン管、ｌ
ａはブラウン管表示パネル部、ｌｂはブラウン管本体、
ｌｃは偏向ヨーク、ｌｄはブラウン管本体ｌｂ内に封止
されている電子銃（図示せず）のソケット部、２はブラ
ウン管表示パネル部の表示画像を撮像しアナログ画像信
号ａを出力するカメラ、３はＡ／Ｄ変換されたデジタル
画像信号すを出力するＡ／Ｄ変換回路、４は信号すを処
理して信号Ｃを出力する画像処理回路、５はブラウン管
表示パターン指令信号ｄを出力するｃｐｕ部、６はブラ
ウン管表示画像信号ｅを出力する信号発生器、７はブラ
ウン管駆動出力信号（電子銃駆動出力信号ｇ、偏向ヨー
ク駆動出力信号り、陽極駆動出力信号ｉから成る信号）
ｆを出力するブラウン管駆動電源である。

次に動作について説明する。ｃｐｕ部５からのリモート
指令信号（ブラウン管表示パターン指令信号）ｄにより
、信号発生器６でブラウン管１に表示するためのパター
ン信号（ブラウン管表示画像信号）ｅが発生する。パタ
ーン信号ｅはブラウン管駆動電源７で増幅され、ブラウ
ン管ｌの電子銃のソケット部ｌｄを通してブラウン管に
印加される。また、これと同時に、ブラウン管を駆動す
るのに必要な出力信号り、ｔもブラウン管１に供給され
、ブラウン管表示パネル部１ａに所定のパターンが表示
される。表示されたパターンはカメラ２で撮像され、ア
ナログ画像信号ａとなってＡ／Ｄ変換回路３に入力され
る。Ａ／Ｄ変換回路３はアナログ画像信号ａをデジタル
画像信号すに変換し、このデジタル画像信号すは画像処
理回路４に入力される。画像処理回路４では、デジタル
画像信号すから上記ブラウン管パネル部１ａに表示され
たパターンの特徴量、例えば重心位置、面積、ピーク値
を求め、ｃｐｕ部５に送る。ｃｐｕ部５は、画像処理回
路４が描出した特徴量信号Ｃによりブラウン管表示パネ
ル部１ａに表示されたパターンの画質、例えば輝度、フ
ォーカス、純度、色ずれ等を計算し、結果を外部に出力
すると共に、必要に応じてリモート信号ｄによりパター
ンを変更して計測を繰り返す。第３図にブラウン管表示
パネルｌａにドツトＤ１を表示してその位置を計測する
場合を示す。第３図（ａ）で８１はカメラの視野で、第
３図（ｂｌはカメラ視野拡大図である。第３図（Ｃ）は
矢印ＡＲ（第３図（ｂ））走査時のカメラ信号ａを示し
、第３図（ｄ）はＡ／Ｄ変換されたデジタル画像信号す
を示す。第３図（ｄ）において、原点Ｏは第３図（ｂ）
の左端を示し、Ｇは重心位置を示す。座標Ｘｉにおける
信号値をＩｉとすれば、重心位置は次式のようになる。

Ｇ＝ΣＸ１ｌｉ／ΣＩｉ・・・・（１）（１）式から分
かるように、第３図（ｄ）の重心位置は、特＠、量とし
てドツトの明るさで重み付けしたものとしている。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来のカラーブラウン管の画質計測装置は以上のように
構成されているので、例えばブラウン管の種類が変わっ
たり、あるいは外乱光が変動した場合、前述のドツト重
心演算の例では、カメラ出力信号ａにドツト以外のパネ
ル面の明るさが加わり、重心演算に誤差が生じる。第４
図に、パネル面の明るさが変化した場合の重心演算結果
を示す。

第４図（ａｌにおいて、Ｓ２はカメラ視野、Ｄ２はドツ
トを示す。また、第４図（ｂ）〜（ｄ）は矢印ＡＲ（第
４図（ａ））走査時のカメラ出力信号ａのレベルを示し
、第４図（ｂ）はパネル面か暗い場合、（Ｃ１はパネル
面が少し明るい場合、（ｄ）はパネル面が非常に明るい
場合を示す。パネル面が暗い場合は第４図（ｂｌのＧｌ
で示すように重心位置は正確に演算されるが、パネル面
が明るさを持つ場合には第４図（Ｃ）のＧ２、第４図＋
ｄｌのＧ３で示すように重心位置に誤差が生じてくる。

なお、図中の斜線部は演算対象となる部分を示す。従っ
て、従来の装置では、その都度カメラ出力信号ａの黒レ
ベルをボリウム等で調整し直す必要があった。

本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、パネル面の明るさが変動しても
画像処理結果に誤差が出ないカラーブラウン管画質計測
装置を得ることにある。

〔課題を解決するための手段〕

このような目的を達成するために本発明によるカラーブ
ラウン管画質計測装置は、Ａ／Ｄ変換回路と画像処理回
路との間にＡ／Ｄ変換回路から出力されるデジタル信号
のレベルに応じたレベルを設定できるレベル回路を設け
、Ａ／Ｄ変換回路からの出力信号のうち設定されたレベ
ルを超える信号のみを画像処理回路に入力するようにし
たものである。

〔作用〕

本発明によるカラーブラウン管画質計測装置においては
、パネル面の明るさを計測し、そのレベルとＡ／Ｄ変換
回路の出力信号レベルとが比較される。

〔実施例〕

第１図は、本発明によるカラーブラウン管画質計測装置
の一実施例を示す系統図である。第１図において、８は
レベル回路であり、第２図と同−部分又は相当部分には
同一符号が付しである。

第１図において、Ａ／Ｄ変換回路３の出力デジタル信号
すはレベル回路８に導かれ、ＣＰＵ部５で設定されたレ
ベル信号にと比較される。レベル信号により小さな信号
は零に変換され、出力信号ｊとして画像処理回路４に入
力される。

なお、上記実施例はレベル回路８をＡ／Ｄ変換回路３の
後に配置したが、レベル回路８をＡ／Ｄ変換回路３の前
に配置し、設定レベル以下の信号をＡ／Ｄ変換回路３へ
の入力前に零にしてもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によるカラーブラウン管画質
計測装置は、Ａ／Ｄ変換回路と画像処理回路との間にレ
ベル設定可能なレベル回路を挿入したことにより、画像
処理回路にはＣＰＵ部で指定したパターンの信号のみが
入力されるので、パネル面の明るさ変動により計測誤差
の生じない高精度な装置が得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるカラーブラウン管画質計測装置の
一実施例を示す系統図、第２図は従来のカラーブラウン
管画質計測装置を示す系統図、第３図はブラウン管表示
パネル部のドツト位置計測説明図、第４図はブラウン管
表示パネル面の明るさ変化に伴う重心演算位置の変化説
明図である。 ■・・・カラーブラウン管、１ａ・・・ブラウン管表示
パネル部、１ｂ・・・ブラウン管本体、１ｃ・・・偏向
ヨーク、１ｄ・・・ソケット部、２・・・カメラ、３・
・・Ａ／Ｄ変換回路、４・・・画像処理回路、５・・・
ＣＰＵ部、６・・・信号発生器、７・・・ブラウン管駆
動電源、８・・・レベル回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. カラーブラウン管に表示されるパターンをカメラで撮像
   し、前記カメラから出力されるカメラ信号をＡ／Ｄ変換
   回路でデジタル化すると共に、画像処理回路で特徴量を
   描出してカラーブラウン管の画質を計測するカラーブラ
   ウン管画質計測装置において、前記Ａ／Ｄ変換回路と前
   記画像処理回路との間に前記Ａ／Ｄ変換回路から出力さ
   れるデジタル信号のレベルに応じたレベルを設定できる
   レベル回路を設け、前記Ａ／Ｄ変換回路からの出力信号
   のうち設定されたレベルを超える信号のみを画像処理回
   路に入力することを特徴とするカラーブラウン管画質計
   測装置。