JPH0129573Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0129573Y2
JPH0129573Y2 JP1983084584U JP8458483U JPH0129573Y2 JP H0129573 Y2 JPH0129573 Y2 JP H0129573Y2 JP 1983084584 U JP1983084584 U JP 1983084584U JP 8458483 U JP8458483 U JP 8458483U JP H0129573 Y2 JPH0129573 Y2 JP H0129573Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
molten steel
chamber
check valve
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983084584U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6056269U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8458483U priority Critical patent/JPS6056269U/ja
Publication of JPS6056269U publication Critical patent/JPS6056269U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0129573Y2 publication Critical patent/JPH0129573Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Investigating And Analyzing Materials By Characteristic Methods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本案は逆流防止弁付きサンプラーに関し、更に
詳しくはプローブの先端に内設された試料室を先
端開口状となして溶鋼試料採取を先端流入式とな
したサンプラーにおいて、試料室内への溶鋼試料
の流入を阻害することなく、試料室内に採取され
た溶鋼試料が再度流出することを防止することを
目的とするものである。
従来、溶鋼試料の採取に際しては凝固点測定及
び元素分析試験等を正確に行う為に空隙(巣)の
ない所定量(体積)の試料を必要とすることから
試料室を比較的大容積となすものであるが、この
ように大容積となした先端流入式サンプラーの場
合一且試料室内へ流入採取した試料が溶鋼熱によ
つて流動状態を保つたままで、若しくは再溶融さ
れて流入口から逆流出するという問題があり、そ
の解決策としては試料室を鉄管にて構成し、内部
に冷却材としての鉄片等を設けて流入した溶鋼試
料を迅速に冷却し得るようになし、且つ流入口径
を小径となして再流出を防止することが考えられ
るが、この場合小径となした流入口からの試料室
内への溶鋼試料の流入を阻害するという問題があ
り、一方試料室の周壁肉厚を大となして試料室内
の溶鋼試料への溶鋼熱の伝導を遮断することによ
つて外部の溶鋼熱による試料室内溶鋼試料の再溶
融を防止し、もつて当該溶鋼試料の再流出を防止
することが考えられたが、この場合試料室の周壁
肉厚を大となすことによりプローブが大型となり
製作及び取扱い上不便であつた。
又他方では先端の流入口を小口径となすととも
に該流入口を薄壁で閉止し、内部を真空となした
ピンサンプラーが従来公知であるが、この場合、
試料の流入採取は容易であるも、内部を真空とな
し流入口を薄壁で閉止したピンサンプラーをプロ
ーブ先端に取付けることは作業上困難で手間を要
するばかりでなく、先端部が破損し易いという欠
点が残されていた。
本案は以上のように、従来の先端流入式のサン
プラーに残された諸問題点を解決すべく考案した
もので、その要旨とするところは、試料室と先端
流入口間を連通させる流通路内に逆流防止弁を設
け、当該逆流防止弁の作用により試料室内に流入
採取した溶鋼試料の再流出を確実に防止するとと
もに試料採取時の試料室内への溶鋼流入を阻害し
ないように考慮した点にあり、以下添付の実施図
例にて詳説すれば、第1図はプローブ型サンプラ
ーの実施例を示し、試料室1は先端に流入口2を
設けた流通路3を介して先下端開放状態に設けら
れ、流通路3は流入孔4と試料室1に連通する弁
室5から構成され、当該弁室5内には弁室5内に
て上下動可能なボール弁等の逆止弁6を封入し、
当該逆止弁6にて流入孔4の上端開口、即ち弁室
5の下端口5′を閉止し得るようになしている。
従つて本案のサンプラーによればプローブAを
溶鋼中に浸漬して溶鋼試料を採取するに際して炉
内の溶鋼は試料室1との圧力差によつて流入口
2、流通路3を経て逆止弁6を上動させて試料室
1内へ流入して採取され、採取後はプローブの引
上げに伴つて逆止弁6が自重により再び弁室下端
口5′を閉止して試料室1内に採取した溶鋼試料
が弁室5を通じて逆流流下することを防止してい
るのである。
而して試料採取時において炉内溶鋼の圧力によ
つて押上げられ、弁室下端口5′を開放する逆止
弁6は、流入溶鋼の圧力によつて試料室1内まで
押上げられ、このような状態に至れば、プローブ
引上げ時において当該逆止弁6にて下端口5′を
閉止する以前に試料室内の採取試料が弁室下端口
5′から流出する恐れがあり、従つて、本案では
試料採取時に逆止弁6を弁室5内に滞めるべく弁
室5と試料室1間に通孔8を有する遮壁7を設け
て逆止弁6の過度の上昇を当該遮壁7にて防止す
るようになしている。
又当該遮壁7の通孔8は逆止弁6の上動を防止
するとともに試料採取時の流入溶鋼の通流を可能
となさねばならないことから例えば第2図に示す
ように巾寸法を逆止弁6より狭小寸法となした長
孔状に形成するものとする。
又、試料採取後のプローブ引上げ時における逆
止弁6による弁室下端口5′の閉止を迅速に行う
為に当該弁室5をテーパー面5″,5″を有し巾狭
となした空間に形成すれば試料採取時において弁
室5内に浮遊状態で位置する逆止弁6はプローブ
の引上げと同時に横方向へズレることなく、しか
もテーパー面5″,5″の何れかに案内されて弁室
下端口5′を迅速に閉止し得るのである。
尚、逆止弁6は溶鋼の熱及び侵食性に耐え得る
耐熱性等の物性を要求されるだけでなく、流入溶
鋼の圧力によつて容易に上動され、且つプローブ
引上げ時には直ちに下降して弁室下端口5′を閉
止する必要があることから、その重量は過大若し
くは過小となることなく適度に設定しなければな
らず、これ等を総合すればアルミナ、シリカ、若
しくはその混合物等を素材として球状に形成する
ことが好ましい。
更に望ましくは、流通路3の流入孔4を通つて
最初に流入した溶鋼が逆止弁に触れた時、当該逆
止弁によつて冷却されて逆止弁表面に凝固付着す
ることを防止する手段としては適宜の粉体、例え
ば澱粉末を逆止弁6の全表面に塗布するものとす
る。
又試料室1の内壁9及び流入孔4の内壁10に
は鉄製等の管状体を嵌合して流入溶鋼の冷却効果
を高めることも可能であり、又流通路3内適所に
は脱酸材としてアルミニウム片を内設することも
可能である。
一方、第3,4図は本案のピンサンプラーへの
実施例を示し、逆止弁6を上下動可能に封入する
弁室5は先下端に設けた流入口2と前記同様に通
孔8を有する遮壁7間に形成され、当該遮壁7は
第4図に示すようにピンサンプラー本体周壁11
の下端部所定位置両側から凹陥部12を形成し、
該両凹陥部12,12の本体11内における近接
端12′,12′間を逆止弁6より狭小寸法とした
長孔状の通孔8となして当該通孔8によつて逆止
弁6の上動を防止し、且つ採取溶鋼の試料室1内
への流入を可能となすのである。
尚、当該遮壁7は第3図に示すように傾斜面状
に形成して試料採取時において路内溶鋼の圧力に
よつて上動した逆止弁6を弁室5内上部に至らし
め、もつて通孔8を介して試料室1内への溶鋼試
料の流入流動を阻害しないようにすることも可能
であり、更に傾斜面状となした遮壁7に対して通
孔8を傾斜面と平行とすることなく、第5図に示
すように傾斜面に対して直交状等に形成すれば逆
止弁6が通孔8上に位置して溶鋼試料の流入を阻
害するという問題を更に確実に解決できるのであ
る。
尚、図中13は外紙管、14は内紙管、15は
試料室1を形成する耐火材を示す。
以上のようになる本案の逆流防止弁付きサンプ
ラーによれば、試料室1と先端流入口2を連通す
る流通路3内に逆止弁6を設けたことにより、当
該逆止弁6にて試料採取後プローブAの引上げ時
において流通路3を閉止することにより試料室1
内に流入採取した溶鋼試料が再流出することを確
実に防止して所定必要量の溶鋼試料を先端流入式
のサンプラーにて確実に採取することができるの
である。
又、当該逆止弁6は試料採取時においては、路
内溶鋼の圧力によつて押上げられ、上動するので
あるが、本案では流通路3の上端に通孔8を有す
る遮壁7を設け、逆止弁6が上動して試料室内へ
押上げられることを防止し、もつてプローブ引上
げ時における当該逆止弁6による流通路3の閉止
を迅速に行うことができ、更には該遮壁7に形成
した通孔8は逆止弁6の上動を阻止するだけでな
く、試料室1内への溶鋼試料の流入を阻害するこ
とのないように逆止弁6の径寸法より小寸法巾と
した長孔に形成することによつて問題を解決する
ことができるのである。
一方、本案の構成を第3,4図に示すようにピ
ンサンプラーに適用すれば、従来のピンサンプラ
ーのように石英等からなる管体の両端を閉封し、
内部を真空にする必要なくして試料採取を確実に
行える効果もある。
又、本案では流通路3内にキル材としての鉄片
又は鉄管を配置し、若しくは脱酸用アルミニウム
を配設することによつて、当該流通路3に従来の
サンプラーにおいて別設されていた脱酸室の作用
を行わせることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案の一実施例を示すプローブ先端部
の縦断面図、第2図は第1図中の−断面図、
第3図は本案の他実施例を示すピンサンプラーの
断面図、第4図は同斜視図、第5図は要部を示す
切欠斜視図である。 A:プローブ、1:試料室、2:流入口、3:
流通路、4:流入孔、5:弁室、5′:下端口、
6:逆止弁、7:遮壁、8:通孔、9:試料室内
壁、10:流入口内壁、11:ピンサンプラー本
体、12:凹陥部、13:外紙管、14:内紙
管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プローブ先端部に形成した試料室を先端開口状
    となして溶鋼試料採取を先端流入式となしたサン
    プラーにおいて、試料室とプローブ先端流入口間
    を流通路にて連通させるとともに該流通路内に試
    料室内への溶鋼流入を可能とし、試料室内の採取
    溶鋼の流出を防止する逆止弁を設けたことを特徴
    とする逆流防止弁付きサンプラー。
JP8458483U 1983-06-02 1983-06-02 逆流防止弁付きサンプラ− Granted JPS6056269U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8458483U JPS6056269U (ja) 1983-06-02 1983-06-02 逆流防止弁付きサンプラ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8458483U JPS6056269U (ja) 1983-06-02 1983-06-02 逆流防止弁付きサンプラ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6056269U JPS6056269U (ja) 1985-04-19
JPH0129573Y2 true JPH0129573Y2 (ja) 1989-09-08

Family

ID=30214539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8458483U Granted JPS6056269U (ja) 1983-06-02 1983-06-02 逆流防止弁付きサンプラ−

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6056269U (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6213007Y2 (ja) * 1980-11-15 1987-04-03
JPS6213006Y2 (ja) * 1980-11-15 1987-04-03

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6056269U (ja) 1985-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3877309A (en) Immersion sampler for molten material
CN106092660B (zh) 自动闭合式中段尿液收集器
US4102197A (en) Sampling molten steel
DE2406764C3 (de) Vorrichtung zum Ziehen von Proben aus Schmelzen und Verfahren zur Herstellung der Vorrichtung
ES2290649T3 (es) Aparato de muestreo.
JPH0129573Y2 (ja)
JP4352368B2 (ja) 透析液サンプリングポート
CN209513339U (zh) 一种180度旋转式取样阀
CN107063771B (zh) 透析机进水取样器
JP2003121314A (ja) 溶融物用試料採取器
CA1039532A (en) Immersion sampler for molten material having a venturi entrance passage
JP2008002806A (ja) 溶湯採取具
JPS6216678Y2 (ja)
CN219881301U (zh) 一种避免中包取样污染钢水的装置
JPS6216679Y2 (ja)
CN2410633Y (zh) 深水采样器
WO2003098191A2 (en) Liquid sampling device
CN218292056U (zh) 桩底沉渣采取器
CN208999154U (zh) 一种水库泄洪底孔排沙采样器
CN217853047U (zh) 一种检验科用尿液取样器
CN219021273U (zh) 一种尿液取样器
JPH0342028Y2 (ja)
TWM652677U (zh) 氣體採樣裝置
CN207516074U (zh) 高温介质取样器
JPH0714889Y2 (ja) 下注式溶融金属サンプリング装置