JPS6213006Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6213006Y2 JPS6213006Y2 JP16386180U JP16386180U JPS6213006Y2 JP S6213006 Y2 JPS6213006 Y2 JP S6213006Y2 JP 16386180 U JP16386180 U JP 16386180U JP 16386180 U JP16386180 U JP 16386180U JP S6213006 Y2 JPS6213006 Y2 JP S6213006Y2
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- JP
- Japan
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- molten metal
- sampler
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- sealed
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- Expired
Links
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Landscapes
- Investigating And Analyzing Materials By Characteristic Methods (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、鉄鋼業その他金属精錬業に於いて溶
融金属の分析用試料、特に溶存ガス分析用試料を
採取するための溶融金属サンプラに関するもので
ある。
融金属の分析用試料、特に溶存ガス分析用試料を
採取するための溶融金属サンプラに関するもので
ある。
転炉、電気炉などの精錬炉に於ける溶鋼中の水
素、窒素、酸素などの溶存ガスの含有量は製品の
品質を決定する上で極めて重要な要因であつて、
その量を正確に測定する必要がある。然しなが
ら、この測定を正確に行なうのはなかなか困難で
あり、その原因は試料のサンプリングの難しさに
起因する。測定に正確を期するためには、溶融金
属を外気に曝すことなく炉内から直接に採取する
ことが望ましく、しかも偏析も所謂巣と呼ばれる
空胴もない試料を得ることが必要である。然しこ
のことはなかなか至難であつて、従来は如んど満
足すべきサンプラが見当らなかつた。
素、窒素、酸素などの溶存ガスの含有量は製品の
品質を決定する上で極めて重要な要因であつて、
その量を正確に測定する必要がある。然しなが
ら、この測定を正確に行なうのはなかなか困難で
あり、その原因は試料のサンプリングの難しさに
起因する。測定に正確を期するためには、溶融金
属を外気に曝すことなく炉内から直接に採取する
ことが望ましく、しかも偏析も所謂巣と呼ばれる
空胴もない試料を得ることが必要である。然しこ
のことはなかなか至難であつて、従来は如んど満
足すべきサンプラが見当らなかつた。
又、本考案に係る溶融金属サンプラと比較的そ
の構造が類似するものに、耐熱ガラスの一端を封
じ他端を薄肉の普通ガラスで封じ内部を排気した
サンプラも従来から知られているが、実際に使用
してみると、一部分の溶融金属が急激にガラス管
内に浸入して管壁に凝着したりするために、偏析
や巣が生じて良質のガス分析用試料を確実に得る
ことができない問題点がある。従つて、この試料
をそのまま使用すれば、その分析値は偏析による
極めて偏つた値や巣の中の気体ガスの影響をその
まま受け、炉内成分の代表値とはおよそかけ離れ
たデータを示すことになる。
の構造が類似するものに、耐熱ガラスの一端を封
じ他端を薄肉の普通ガラスで封じ内部を排気した
サンプラも従来から知られているが、実際に使用
してみると、一部分の溶融金属が急激にガラス管
内に浸入して管壁に凝着したりするために、偏析
や巣が生じて良質のガス分析用試料を確実に得る
ことができない問題点がある。従つて、この試料
をそのまま使用すれば、その分析値は偏析による
極めて偏つた値や巣の中の気体ガスの影響をその
まま受け、炉内成分の代表値とはおよそかけ離れ
たデータを示すことになる。
本考案の目的は、前述の問題点を解消し、溶存
ガスの正確な測定値が得られる試料を採取する溶
融金属サンプラを提供することにある。
ガスの正確な測定値が得られる試料を採取する溶
融金属サンプラを提供することにある。
この目的を達成するための本考案の要旨は、末
端を封じた耐熱ガラス管の内部に耐熱ガラス材か
ら成るフロートを移動自在に封入し、先端を薄肉
の非耐熱ガラスにより密封し、内部を減圧したこ
とを特徴とする溶融金属サンプラである。
端を封じた耐熱ガラス管の内部に耐熱ガラス材か
ら成るフロートを移動自在に封入し、先端を薄肉
の非耐熱ガラスにより密封し、内部を減圧したこ
とを特徴とする溶融金属サンプラである。
本考案の構成を図示の実施例により説明する
と、実施例のサンプラ1は、末端2を密封した例
えば内径6mmの石英ガラス管3の内部に、例えば
外径4mm、長さ7mmの耐熱ガラスから成る円柱状
のフロート4を入れ、先端5を薄肉の普通ガラス
6で半球状に密封し、内部を真空状に減圧したも
のである。
と、実施例のサンプラ1は、末端2を密封した例
えば内径6mmの石英ガラス管3の内部に、例えば
外径4mm、長さ7mmの耐熱ガラスから成る円柱状
のフロート4を入れ、先端5を薄肉の普通ガラス
6で半球状に密封し、内部を真空状に減圧したも
のである。
このサンプラ1を使用するには、例えば厚肉紙
管内に先端5のみを露出させて挿入固着し、更に
先端5に金属製キヤツプを被着して紙管先端部を
溶融金属内に浸漬する。すると、溶融金属表面に
浮遊している鉱滓層を通過する際は金属製キヤツ
プにより鉱滓がサンプラ1と直接に接触するのが
防止される。溶融金属に達すると直ちに金属製キ
ヤツプは溶融し、サンプラ1の先端5に溶融金属
が接触して普通ガラス6が溶融し溶融金属がサン
プラ1内部に吸引される。然しながら、内部のフ
ロート4の存在のためにサンプラ1内に浸入して
くる溶融金属の流入速度は鈍化し、溶融金属はフ
ロート4を持ち上げながら比較的徐々にサンプラ
1内に充満するので、偏析や巣の少ない良質の分
析試料が得られる。浸漬してから数秒後に紙管を
引き上げて、サンプラ1を取出した上で急冷し、
分析試料としての処理を行なえばよい。
管内に先端5のみを露出させて挿入固着し、更に
先端5に金属製キヤツプを被着して紙管先端部を
溶融金属内に浸漬する。すると、溶融金属表面に
浮遊している鉱滓層を通過する際は金属製キヤツ
プにより鉱滓がサンプラ1と直接に接触するのが
防止される。溶融金属に達すると直ちに金属製キ
ヤツプは溶融し、サンプラ1の先端5に溶融金属
が接触して普通ガラス6が溶融し溶融金属がサン
プラ1内部に吸引される。然しながら、内部のフ
ロート4の存在のためにサンプラ1内に浸入して
くる溶融金属の流入速度は鈍化し、溶融金属はフ
ロート4を持ち上げながら比較的徐々にサンプラ
1内に充満するので、偏析や巣の少ない良質の分
析試料が得られる。浸漬してから数秒後に紙管を
引き上げて、サンプラ1を取出した上で急冷し、
分析試料としての処理を行なえばよい。
サンプラ1内部のフロート4は、第1図の実施
例に示すような円柱形状のものが最も成積が良好
であることが確認されたが、球状のものであつて
も従来の何も封入されていないものよりも十分に
効果がある。ガラス管3の内径は5〜7mm程度が
好成積を得られ、フロート4はガラス管3の内壁
との間に1mm程度の間隙を設けるようにしてフロ
ート4がガラス管3内を移動自在にすることが必
要である。ガラス管1、フロート4の材質は耐熱
ガラスであればよく、先端5の薄肉部は溶融金属
中で容易に溶融する普通のガラスであればよい。
内部の真空度も高真空であればある程よいが、
10-4mm/Hgで使用可能である。
例に示すような円柱形状のものが最も成積が良好
であることが確認されたが、球状のものであつて
も従来の何も封入されていないものよりも十分に
効果がある。ガラス管3の内径は5〜7mm程度が
好成積を得られ、フロート4はガラス管3の内壁
との間に1mm程度の間隙を設けるようにしてフロ
ート4がガラス管3内を移動自在にすることが必
要である。ガラス管1、フロート4の材質は耐熱
ガラスであればよく、先端5の薄肉部は溶融金属
中で容易に溶融する普通のガラスであればよい。
内部の真空度も高真空であればある程よいが、
10-4mm/Hgで使用可能である。
このように本考案に係る溶融金属サンプラによ
れば、従来のサンプラでは不可能であつた偏析や
巣の極めて少ない溶融金属試料を採取できるの
で、正確な分析値、特に溶存ガス分析値を得るこ
とが可能となり、製品管理に大いに寄与すること
になる。
れば、従来のサンプラでは不可能であつた偏析や
巣の極めて少ない溶融金属試料を採取できるの
で、正確な分析値、特に溶存ガス分析値を得るこ
とが可能となり、製品管理に大いに寄与すること
になる。
図面は本考案に係る溶融金属サンプラの一実施
例を示すものであり、第1図はサンプラの縦断面
図、第2図は第1図の−線に沿つた断面図で
ある。 符号1はサンプラ、2は末端、3は石英ガラス
管、4はフロート、5は先端、6は普通ガラスで
ある。
例を示すものであり、第1図はサンプラの縦断面
図、第2図は第1図の−線に沿つた断面図で
ある。 符号1はサンプラ、2は末端、3は石英ガラス
管、4はフロート、5は先端、6は普通ガラスで
ある。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 末端を封じた耐熱ガラス管の内部に耐熱ガラ
ス材から成るフロートを移動自在に封入し、先
端を薄肉の非耐熱ガラスにより密封し、内部を
減圧したことを特徴とする溶融金属サンプラ。 2 前記フロートを円柱形状とした実用新案登録
請求の範囲第1項記載の溶融金属サンプラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16386180U JPS6213006Y2 (ja) | 1980-11-15 | 1980-11-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16386180U JPS6213006Y2 (ja) | 1980-11-15 | 1980-11-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5786457U JPS5786457U (ja) | 1982-05-28 |
JPS6213006Y2 true JPS6213006Y2 (ja) | 1987-04-03 |
Family
ID=29522627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16386180U Expired JPS6213006Y2 (ja) | 1980-11-15 | 1980-11-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6213006Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5931468A (ja) * | 1982-08-13 | 1984-02-20 | Nippon Soken Inc | 障害物表示装置 |
JPS6056269U (ja) * | 1983-06-02 | 1985-04-19 | 山里エレクトロナイト株式会社 | 逆流防止弁付きサンプラ− |
-
1980
- 1980-11-15 JP JP16386180U patent/JPS6213006Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5786457U (ja) | 1982-05-28 |
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