JPH01294975A - 可変容量式斜板型圧縮機 - Google Patents

可変容量式斜板型圧縮機

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JPH01294975A
JPH01294975A JP63125183A JP12518388A JPH01294975A JP H01294975 A JPH01294975 A JP H01294975A JP 63125183 A JP63125183 A JP 63125183A JP 12518388 A JP12518388 A JP 12518388A JP H01294975 A JPH01294975 A JP H01294975A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は斜板型圧縮機に関し、例えば自動車用空調装置
の冷媒圧縮機として用いて有効である。
〔発明の背景〕
本発明者らは、さきに第2図に示すような斜板型圧縮機
を提案した。これはシャフト1に対して斜板の回転中心
位置を支持する支持部3をシャフト1の軸方向に変位可
能にしたものである。
この第2図図示圧縮機によれば、斜板2の傾斜角と回転
中心位置とを連動させて変位させることができる。その
結果、ピストン4の一面側に形成された第1作動室5は
、斜板2の傾斜角にかかわらず、流体の吸入圧縮ができ
る位置まで前進可能である。一方、ピストン4の他面側
に形成された第2作動室6においては、デッドボリュー
ムが増加し、斜板の傾斜角がある程度以下になった場合
には、実質的に圧縮を行わないこととなる。
このように、第2図図示の斜板型圧縮機では、第1作動
室5、第2作動室6が双方とも最大容量で作動する最大
吐出容量時から第1作動室5のみが小容量で作動する最
小吐出容量時まで圧縮機の吐出容量を連続的に可変制御
可能である。
第3図は第2図図示圧縮機における第2作動室6内の冷
媒の圧力変化を示す図である。横軸に斜板回転角度をと
り、縦軸には冷媒圧力を示す。冷媒圧力の最大圧は吐出
圧Pdであり、一方冷媒圧力の最小は吸入圧Psである
。この吐出圧Pdおよび吸入圧Psは圧縮機が用いられ
る冷凍サイクルより要求される能力に応じて定まること
になる。
また第3図中実線A、 B、 C,Dは第2作動室6内
の圧力変化と吐出容量との関係を示したものである。実
線Aは第2作動室6が最大容量で容積変化を行う状態で
ある。すなわち、ピストン4が第2作動室6内をフルス
トロークで往復移動した状態を示す。この実線Aで示す
ように、第2作動室が最大容量で吸入圧縮作用を行う際
には、第2作動室6内の圧力は吸入圧Psから吐出圧P
dまで変動することになる。
斜板2の傾斜角が減少し、かつ斜板2の回転中心位置が
第2図中右方向に多少変位した状態(第3図中実線Bの
状態)では第2作動室6内では冷媒圧力の増加割合が減
少する。
そして、斜板2の傾斜角がさらに減少し、第2作動室6
内でのデッドボリュームが大きくなった状態では、第3
図中実線Cのような圧力変動となる。この状態では、第
2作動室6内の冷媒は吐出圧Pdまで上昇しないことに
なる。すなわち、第2作動室6内の冷媒は第2作動室6
内において膨張収縮を繰り返すのみで、吐出弁7を押し
開いて吐出室8へ吐出することができなくなる。
この状態においては、また吸入室9から第2作動室6内
へ冷媒が吸入されることもなくなる。従って、このよう
な状態では第2作動室6へ吸入される冷媒の動きがなく
なることになる。
ここで、フロント側のスラストベアリング27はシャフ
トや支持部3の形状等により制限を受けるため小型化を
図るためには構成上、冷媒ガスにさらされにくい奥まっ
た位置に配設されることになる。このため、ラジアルベ
アリング11とシャフト1の隙間を通るわずかなガス流
れによる潤滑程度しか期待できず、極めて給油状態が悪
いものである。それに加えて該ベアリングは比較的苛酷
な荷重条件にさらされるため十分な潤滑を行う必要があ
る。ここで、圧縮機は冷媒中に含まれている潤滑オイル
により摺動部の潤滑を行なうようにしているため、第2
作動室6側への冷媒流れが阻害されることになると、摺
動部での焼付きなどの恐れが生じてくる。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、上記点に鑑みて案出されたものであり、上述
した本発明者らが先に提案した可変容量式斜板型圧縮機
を改良することを特徴とする特に本発明の圧縮機におい
ては、吸入室側に向う流体が確実にスラストベアリング
に流れるようにすることを目的とする。
本発明の圧縮機においては、圧縮機の吐出容量のいかん
にかかわらず、スラストベアリングが良好に作用し得る
ようにすることを目的とする。
〔発明の構成および作動〕
上記目的を達成するため、本発明の圧縮機では流体が吸
入される吸入通路室をシリンダハウジングに設け、かつ
スラストベアリングをこの吸入通路室に連通可能に配設
し、更にこのスラストベアリング保持部近傍を吸入室に
連通させる吸入通路を形成する。そして、この吸入通路
を介して吸入通路室内の流体を作動室側吸入室に導くよ
うにする。
このように吸入通路を設けることにより、流体の流れを
まずスラストベアリング側に流すことができる。これに
より、流体がスラストベアリングに確実に供給されるこ
とになり、スラストベアリング冷却および潤滑が良好に
なされる。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を第1図に基づいて説明する。
図中20はアルミニウム合金性のシリンダハウジングで
、内部にシリンダ室10を5ケ所有する。
第1図では、シリンダ室10は1ケ所のみ示されている
が、5つのシリンダ室lOはそれぞれ平行に形成されて
いる。このシリンダハウジング20内にシャフト1がベ
アリング11および21を介して回転自在に支持されて
いる。尚、シャフト1上には支持部材3が摺動自在に取
付けられており、この支持部材3を介してベアリング2
1はシャフト1をスプール22に支持する。そして、ス
プール22はシリンダハウジング20に形成された円筒
状部23およびリアハウジング24に形成された円筒状
部25によって摺動自在に支持される。
斜板2がピストン4を往復駆動する時に生じるスラスト
力はスラストベアリング26および27に、よって支持
さ、れる。スラストベアリング26は支持部材3に形成
された係止部2日とスプール22の端部によって保持さ
れる。一方、スラストベアリング27はシャフト1に形
成された係止部29とシリンダハウジング20に形成さ
れた係止部30によって挟持される。
支持部3には球形部31が形成されており、この球形部
31により、斜板2の回転中心位置を揺動可能に支持し
ている。また、斜板2にはスリット32が形成されてお
り、このスリツトはシャフト1と一体形成された平面部
33に面接触している。従って、シャフト1の回転は平
面部33とスリット32との接触を介して斜板2に伝達
される。
さらにシャフトの平面部33には長溝34が形成されて
おり、この長溝34内に伝動ビン35が配置される。伝
動ピン35は斜板2のスリット32にベアリングを介し
て係止される。
斜板2の端部にはピストン4がシュー36.37を介し
て連結する。2つのシュー36.37は斜板2に取付け
られた状態で単一の球形外面を形成するようになってい
る。斜板2の回転を伴う揺動運動はシュー36.37を
介してピストン4に伝達される。従って、斜板2の運動
のうち回転方向の成分はシュー36.37により逃がさ
れる。
そして、斜板2の揺動方向の成分がシュー36゜37を
介してピストン4の往復運動に変換される。
ピストン4はシリンダ室10内に往復移動するもので、
シリンダ室内面とピストン4端部との間に第1作動室5
および第2作動室6を形成する。
第1作動室5および第2作動室6はそれぞれ吸入孔38
.39を介して、第1吸入室40、第2吸入室9と連通
ずる。また、第1作動室5第2作動室6は吐出孔41.
42を介して、第1吐出室43、第2吐出室8にそれぞ
れ連通する。尚、吐出孔41.42の吐出室側部には吐
出弁7が配置される。また、吸入孔38.39の作動室
側部分には吸入弁が配置される。上述の吸入孔3B、3
9、吐出孔41.42はそれぞれサイドプレート44゜
45により形成される。
第2吐出室8および第2吸入室9はそれぞれフロントハ
ウジング46に形成される。また、このフロントハウジ
ング46にはシャフト1と対向して軸封装置12が配置
される。この軸封装置は圧縮機内部の潤滑油および冷媒
がシャフト1外周面にそって外部に漏れてるのを防止す
るものである。
シリンダハウジング20のうち上方部には吸入連通ボー
ト50が開口している。この吸入連通ボート50を介し
て冷凍サイクルの蒸発器側より導入された冷媒がシリン
ダハウジング20内の吸入通路室53に流入する0図よ
り明らかなように、吸入連通ボート50は支持部3上方
部に開口しており、従って吸入連通ボート50より流入
した冷媒は、斜板2.シュー36.37および支持部3
等の潤滑、冷却を行うことになる。スラストベアリング
のうちリアサイドのスラストベアリング26も、この吸
入通路室53に直接露出するように配設されており、従
って、吸入連通ボート50より流入した冷媒により潤滑
、冷却がなされることになる。一方、スラストベアリン
グのうち一方のスラストベアリング27はシリンダハウ
ジング20内に支持部3等を配設する機構上の要請によ
り、゛吸入通路室53に直接露出するように配設するこ
とは困難となっている。しかし、このフロント側スラス
トベアリング27も吸入通路室53と連通ずるように配
設されている。
そして、本発明の圧縮機では、吸入通路室53と吸入室
9とを連通ずるフロント側吸入通路51は、このスラス
トベアリング27近傍において一端が開口するようにな
っている。フロント側吸入通路51の他端は吸入通路孔
58を介して吸入室9と連通ずることになる。リヤ側吸
入通路52は、吸入通路室53と吸入室40とを連通ず
るものであるが、上述のようにリヤ側スラストベアリン
グ26は吸入冷媒に直接当接する位置に配設されている
ため、このリヤ側吸入通路52においてはこの開口端は
必ずしもリヤ側スラストベアリング26近傍に開口させ
る必要はない。
次に、上述した圧縮機の作動を説明する。
図示しない電磁クラッチが接続し、自動車走行用エンジ
ンからの回転駆動力がシャフト1に伝達されると、シャ
フト1はシリンダハウジング20内で回転を開始する。
シャフト1の回転は、斜板2に形成されたスリット32
およびシャフト1に形成された平面部33を介して斜板
2に伝達される。ここで、斜板2はシャフト1に対して
傾斜しているため、斜板2は吸入通路室53内で揺動を
伴う回転運動を行うことになる。この斜板の運動のうち
回転方向の運動はシューによって逃がされ、揺動運動成
分がシュー36.37を介して、往復運動に変換されピ
ストン4に伝達される。すなわち、ピストン4は斜板2
の傾斜角に応じたストロークでシリンダ室10内を往復
移動する。
冷凍サイクルの図示しない蒸発器側からの低温低圧の冷
媒は吸入連通ボートより吸入通路室53に流入する。次
いで第1吸入通路51を介して第2吸入室9に吸入され
る。また、吸入通路室53内の冷媒は第2吸入通路52
を介して第1吸入室40にも吸入される。ピストン4が
吸入ストロークにあるときには、吸入室9.40内の冷
媒は吸入孔38.39を介してそれぞれ第1吸入室5、
第2吸入室6に吸入される。作動室5.6に吸入された
冷媒は、次いでピストンの圧縮ストロークにおいて圧縮
され吐出圧Pd以上になれば、吐出弁7を押し開いて、
第1吐出室43、第2吐出室8にそれぞれ吐出する。両
畦出室43,8に吐出した高温高圧の冷媒は図示しない
吐出連通ボートより冷凍サイクルの凝縮器に吐出される
また本例の圧縮機では制御圧室55内の圧力を図示しな
い制御弁により制御することにより、圧縮機の吐出容量
が連続的に可変される。第1図は制御圧室55内に吐出
圧が導入された状態であり、この場合には制御圧室55
内の吐出圧Pdと第2吸入室40内の吸入圧Psとの差
圧によりスプール22が図中最も左方向に変位している
。このスプール22の変位はスラストベアリング26を
介して支持部材3に伝達される。従って、支持部材3の
球面支持部31の図中左方向に変位していることになる
。その結果、斜板2の回転中心位置も図中最左方向に変
位し、かつ斜板2の傾斜角も最も傾いた状態となってい
る。
従って、第1図図示状態においては、ピストン4がシリ
ンダ室10内で最大ストロークにより往復運動を行う。
この状態では第1作動室5、第2作動室6の双方におい
てピストン4の先端で不必用なデッドボリュームを生じ
させることがない位置まで前進する。従って、この状態
では圧縮機の吐出容量が最大であり、冷凍サイクルの蒸
発器側からは多量の冷媒が吸入されることになる。
この圧縮機の大容量運転においては、吸入連通ボート5
0より吸入通路室53内に流入した低温。
低圧の冷媒力見■反2とシュー36.37との摺動部、
支持部3およびスラストベアリング26等に当接するこ
とになり、この冷媒の当接によって各摺動部の冷却およ
び潤滑がなされる。また本例の圧縮機では第1吸入通路
51がスラストベアリング27配設位置近傍にて開口し
ているため、吸入通路室53より第1吸入通路51を経
て吸入室9に流れる冷媒流れは、同時にスラストベアリ
ング27にも当接することになる。従って、この冷媒流
れの当接に伴いスラストベアリング27の冷却および潤
滑も確実になされることになる。
ここで、圧縮機の大容量運転時においては、スラストベ
アリング26.27に加わるスラスト荷重も大きくなる
ため、このような運転状態における潤滑は重要なものと
なる。特に、フロント側のスラストベアリング27は支
持部3等の配列上の関係よりシリンダハウジング20内
の奥部に配設されるため、一般に1ま吸入連通ポー)5
0より流入した冷媒が流れにくい部位に配設されること
になる。しかしながら、本例の圧縮機では上述のように
第1吸入通路51がこのスラストベアリング27近傍に
開口しているため、このような高負荷を受ける状態であ
っても、冷媒が確実に供給され、スラストベアリング2
7の冷却、潤滑が良好になされる。
次に冷凍サイクルより要求される圧縮機の吐出容量が小
さい状態では、図示しない制御弁により制御圧室55内
の圧力を低減させる。その結果、スプール22前後の差
圧が少なくなり、スプール22は、ピストン4の圧縮時
に生じる反力により第1図中右方向に変位する。このス
プール22の変位は球面支持部31を介して斜板に伝達
され、その結果、斜板2は傾斜が小さくなるとともに、
その回転中心位置も図中右方向に変位することになる。
そのため、ピストン4は第1作動室5側では常に上死点
位置まで前進するものの、第2作動室6側では大きなデ
ッドボリュームを残すことになる。
このピストン往復ストロークの減少に伴い、第1作動室
5側では吐出容量が減少する。一方、第2作動室6側で
は上述のデッドボリュームの増大に伴い、圧縮機能が停
止することになる。そのため、第1吸入通路51より吸
入室9側へ流れる冷媒の流れもなくなることになる。こ
れは、第1吸入通路51を流れる冷媒によるスラストベ
アリング27の潤滑等も停止されることを意味する。た
だ、このような小容量時にはスラストベアリング27に
加わるスラスト荷重も減少するため、焼付等の不具合が
生じにくくなっている。
ただし、このような小容量時にあっても確実にスラスト
ベアリング27側へ冷媒を流すことができるよう第4図
のようなバイパス通路100を設けてもよい。このバイ
パス通路100は吸入連通ボート50および吸入通路室
53をバイパスして、吸入冷媒を直接吸入室9側へ導び
くものである。
従って、冷媒はこのバイパス通路100より吸入室9側
へ流れ、次いで第1吸入通路51より吸入通路室53へ
流れることになる。吸入通路室53に流れた冷媒は上述
の第1図図示実施例と同様第2吸入通路52よりリア側
の吸入室へ流れることになる。従って、このようにバイ
パス通路100を設ければ、圧縮機の吐出容量のいかん
に係わらず常に吸入通路51.52を冷媒が流れること
になり、第1吸入通路51の開口端をスラストベアリン
グ27保持位置近傍とすることにより、吸入通路51を
流れる冷媒によってスラストベアリング27の冷却、潤
滑が確実になされることになる。
尚、この状態において、第1吸入室40に吸入される冷
媒は吸入連通ボート50から、バイパス通路100.第
2吸入室9.第1吸入通路51゜吸入通路室53、第2
吸入通路52を介して導入されることになり、その吸入
径路が長いものとなる。しかしながら、このような状態
にあっては、圧縮機に全体として要求される吐出容量が
小さなものであるため、このように長い吸入経路をたど
ったものであっても、その吸入経路の長さゆえに起因す
る吸入絞り抵抗の弊害は実質的には表れない。
ただ、圧縮機が最大容量で作動する場合には、第4図図
示実施例にあって冷媒が常にバイパス通路100を通っ
て吸入室9および吸入室40に供給されるのではその吸
入通路抵抗により、吸入効率が悪化することになる。そ
こで、この第4図図示例のようにバイパス通路100を
設けた場合には、同時に吸入ボート50からも冷媒が流
入されるようにしてほしい。そのためこの吸入ボート5
0はピストン4に設けられた開閉部材60によって開閉
制御可能な位置に配設しておく。すなわち、圧縮機の吐
出容量が小容量の時にはビストンストロークSが小さく
開閉部材60により常に吸入ボート50を閉ざすため、
冷媒がバイパス通路100側へ確実に流れることになる
。一方、圧縮機が大容量で吸入冷媒が多量に必要となる
場合には、ビストンストロークが大きく、従って開閉部
材60により吸入ボート50を塞ぐ時間が短いため、冷
媒はバイパス通路100および吸入ボート5゜の双方よ
り流入できることになる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の圧縮機では流体が流入す
る吸入通路室と吸入室とを連通ずる吸入通路をシリンダ
ハウジングに設け、かっこの吸入通路の一端をスラスト
ベアリング保持部近傍に開口させるようにしたため、吸
入冷媒の流れによりスラストベアリングの冷却潤滑が確
実になされることになる。その結果、本発明の圧縮機で
はスラスト力の支持が確実になされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明圧縮機の一実施例を示す断面図、第2図
は本発明者らが先に提案した圧縮機を示す断面図、第3
図は第1図および第2図双方の圧縮機において第2作動
室内の圧力変化を示す説明図、第4図は本発明圧縮機の
他の実施例を示す断面図である。 I・・・シャフト、2・・・斜板、3・・・支持部材、
4・・・ピストン、5・・・第1作動室、6・・・第2
作動室、9・・・第1吸入室、10・・・シリンダ室、
11・・・ベアリング、12・・・軸封装置、40・・
・第2吸入室、51・・・第1吸入通路、52・・・第
2吸入通路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内部にシリンダ室を有するシリンダハウジングと
    、 このシリンダハウジング内に回転自在に支持されたシャ
    フトと、 前記シリンダハウジング内に配設され、前記シャフトに
    機構的に係合し前記シャフトの軸方向変位を規制するス
    ラストベアリングと、 前記シャフトに揺動可能に連結し、シャフトと一体回転
    する斜板と、 前記シリンダ室内に摺動自在に配設され、前記斜板の揺
    動運動を受けて、前記シリンダ室内を往復移動するピス
    トンと、 このピストンの両側の端部のそれぞれに前記シリンダ室
    内面との間に形成され、流体の吸入圧縮吐出を行う作動
    室と、 この作動室に吸入口を介して連通する吸入室と、前記シ
    ャフトと同軸上に配設され、前記斜板を揺動可能に支持
    し、前記斜板の中心点位置を前記シャフトの軸方向に変
    位させるとともに、前記斜板の傾斜角を変位させる支持
    部とを備え、 前記作動室のうち前記ピストンの一端面側に形成された
    作動室においては、前記斜板の傾斜角変位にかかわらず
    、前記ピストンを流体の吸入圧縮吐出を行う位置まで前
    進可能にし、前記作動室のうち前記ピストンの他面側に
    形成された作動室においては、前記斜板の傾斜角に応じ
    て前記作動室にデッドスペースが生じるように形成し、 かつ、前記シリンダ内部で前記支持部収納部位に吸入流
    体が流入する吸入通路室を形成すると共に、この吸入通
    路室を前記スラストベアリング保持部に連通させ、 更に、前記シリンダハウジングに前記スラストベアリン
    グ保持部近傍と前記吸入室とを連通する吸入通路を設け
    たことを特徴とする可変容量式斜板型圧縮機。
JP63125183A 1988-01-08 1988-05-23 可変容量式斜板型圧縮機 Expired - Lifetime JP2641496B2 (ja)

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US07/293,434 US4963074A (en) 1988-01-08 1989-01-04 Variable displacement swash-plate type compressor
DE3900234A DE3900234C2 (de) 1988-01-08 1989-01-05 Taumelscheibenkompressor mit veränderlicher Verdrängung

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5519916A (en) * 1978-07-28 1980-02-13 Hitachi Ltd Swash plate compressor

Patent Citations (1)

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JPS5519916A (en) * 1978-07-28 1980-02-13 Hitachi Ltd Swash plate compressor

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