JPH01294934A - アイドル回転制御装置 - Google Patents
アイドル回転制御装置Info
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- JPH01294934A JPH01294934A JP63120762A JP12076288A JPH01294934A JP H01294934 A JPH01294934 A JP H01294934A JP 63120762 A JP63120762 A JP 63120762A JP 12076288 A JP12076288 A JP 12076288A JP H01294934 A JPH01294934 A JP H01294934A
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- negative pressure
- valve
- orifice
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- control device
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Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、エンジンのアイドル回転数を制御する装置に
関する。
関する。
近年、自動車用エンジンの分野では、電子制御技術の進
歩に伴ない、アイドル回転数についても。
歩に伴ない、アイドル回転数についても。
エンジンの温度状態に応じて自動制御されている。
この種のアイドル回転数制御装置は種々のタイプのもの
がある。
がある。
このうち、例えば特開昭62−246672号公報等に
開示されるものは、ダイヤフラムによりアイドル制御用
の81量弁を作動させて、アイドル空気量をエンジンの
温度(冷却水温度)に応じて制御する。
開示されるものは、ダイヤフラムによりアイドル制御用
の81量弁を作動させて、アイドル空気量をエンジンの
温度(冷却水温度)に応じて制御する。
この方式のものは、次のようにして構成される。
すなわち、エンジン吸気通路の絞り弁の上下流を結ぶバ
イパス通路(アイドル用空気通路)にダイヤフラム付き
の計量弁を配置し、このダイヤフラムの一面をバイパス
通路の絞り弁上流側に対面させ、他面側をダイヤフラム
を被うカバー内の負圧室に対面させる。この負圧室には
、計量弁の中心軸内部に設けた貫通孔を介して絞り弁下
流側の負圧が導入される。また、負圧室内にて前記中心
軸の貫通孔一端と電磁コイルで駆動されるプランジャ一
端とが対向配置され、且つ負圧室には、負圧を大気側に
漏らすリーグオリフィスが設けである。
イパス通路(アイドル用空気通路)にダイヤフラム付き
の計量弁を配置し、このダイヤフラムの一面をバイパス
通路の絞り弁上流側に対面させ、他面側をダイヤフラム
を被うカバー内の負圧室に対面させる。この負圧室には
、計量弁の中心軸内部に設けた貫通孔を介して絞り弁下
流側の負圧が導入される。また、負圧室内にて前記中心
軸の貫通孔一端と電磁コイルで駆動されるプランジャ一
端とが対向配置され、且つ負圧室には、負圧を大気側に
漏らすリーグオリフィスが設けである。
このタイプのものは、プランジャの移動により変わる負
圧室(ダイヤフラム作動室)への負圧導入量とリークオ
リフィスから漏れる負圧のバランスで、ダイヤフラムに
かかる負圧を決定し、この負圧と絞り弁上流側の圧力(
大気圧)との差圧(ダイヤフラム前後の差圧)でダイヤ
フラムひいては計量弁を作動させて、アイドル空気量の
流量制御を行っている。
圧室(ダイヤフラム作動室)への負圧導入量とリークオ
リフィスから漏れる負圧のバランスで、ダイヤフラムに
かかる負圧を決定し、この負圧と絞り弁上流側の圧力(
大気圧)との差圧(ダイヤフラム前後の差圧)でダイヤ
フラムひいては計量弁を作動させて、アイドル空気量の
流量制御を行っている。
前述したダイヤフラム型のアイドル回転制御装置は、プ
ランジャと計量弁とを直結させないので、計量弁開弁時
にバイパス通路に生じる圧力変動の影響をプランジャが
受けることがなく、精度のよいアイドル空気量制御を行
い得るが、次のような改善すべき点があった。
ランジャと計量弁とを直結させないので、計量弁開弁時
にバイパス通路に生じる圧力変動の影響をプランジャが
受けることがなく、精度のよいアイドル空気量制御を行
い得るが、次のような改善すべき点があった。
すなわち、この種のアイドル回転制御装置は、エンジン
運転(アイドル運転及び通常走行運転)時に、プランジ
ャ駆動用の電磁コイルに万−誤って異常電流が流れると
、プランジャが最大ストロークで移動して負圧室(ダイ
ヤフラム作動室)に絞り弁下流側の負圧が多量に流入す
る。そのため、ダイヤフラム駆動負圧が増大して計量弁
が全開となる。特にこのような事態が暖機後のアイドル
運転時や通常走行運転時に生じると、アイドル空気量が
許容量以上となって車の暴走事故につながるおそれがあ
り、そのフェイルセーフ対策が望まれていた。
運転(アイドル運転及び通常走行運転)時に、プランジ
ャ駆動用の電磁コイルに万−誤って異常電流が流れると
、プランジャが最大ストロークで移動して負圧室(ダイ
ヤフラム作動室)に絞り弁下流側の負圧が多量に流入す
る。そのため、ダイヤフラム駆動負圧が増大して計量弁
が全開となる。特にこのような事態が暖機後のアイドル
運転時や通常走行運転時に生じると、アイドル空気量が
許容量以上となって車の暴走事故につながるおそれがあ
り、そのフェイルセーフ対策が望まれていた。
なお、前述した如きダイヤフラム式アイドル回転制御装
置以外のもの(プランジャと計量弁とを直結させたもの
)については、例えば、実開昭60−114259号公
報等に開示される如くフェイルセーフ機構を設けたもの
がある。この従来方式は、アイドル用の計量弁を2つに
分割し、その第1の計量弁をプランジャで駆動させ、第
2の計量弁を感温部材(サーモワックス)によりエンジ
ン冷却水温に応じて駆動させる。そして、第2の計量弁
は暖機に至るまでの間だけ第1計量弁と共に併用させて
開くようにしている。
置以外のもの(プランジャと計量弁とを直結させたもの
)については、例えば、実開昭60−114259号公
報等に開示される如くフェイルセーフ機構を設けたもの
がある。この従来方式は、アイドル用の計量弁を2つに
分割し、その第1の計量弁をプランジャで駆動させ、第
2の計量弁を感温部材(サーモワックス)によりエンジ
ン冷却水温に応じて駆動させる。そして、第2の計量弁
は暖機に至るまでの間だけ第1計量弁と共に併用させて
開くようにしている。
この方式は、エンジンの暖機後は、第2の計量弁は感温
部材を介して全閉となるので、たとえ第1の計量弁が誤
って全開となっても、許容値以上のアイドル空気量が流
れることを防止でき、フェイルセーフが発揮する。しか
し、このフェイルセーフ機構は、計量弁を2つ必要とし
、しかも計量弁の1つを駆動させる感温部材が計量弁を
直接駆動させるので、装置が大形化すると共に、部品点
数が増えて構造が複雑化し、製作コストが高くなる傾向
があった。
部材を介して全閉となるので、たとえ第1の計量弁が誤
って全開となっても、許容値以上のアイドル空気量が流
れることを防止でき、フェイルセーフが発揮する。しか
し、このフェイルセーフ機構は、計量弁を2つ必要とし
、しかも計量弁の1つを駆動させる感温部材が計量弁を
直接駆動させるので、装置が大形化すると共に、部品点
数が増えて構造が複雑化し、製作コストが高くなる傾向
があった。
本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、ダイヤフラム式アイドル回転制御装置の
プランジャ駆動用電磁コイルに誤電流が流れても、アイ
ドル空気量が許容量以上流れるのを防止して自動車の安
全性を高め、しかもこの種のフェイルセーフ機構の構造
の簡略化及び製作コストの低減化を図ることにある。
するところは、ダイヤフラム式アイドル回転制御装置の
プランジャ駆動用電磁コイルに誤電流が流れても、アイ
ドル空気量が許容量以上流れるのを防止して自動車の安
全性を高め、しかもこの種のフェイルセーフ機構の構造
の簡略化及び製作コストの低減化を図ることにある。
上記目的は、次のようにして達成される。
以下1本発明を内容の理解を容易にするため第1図の実
施例の符号を引用して説明する。
施例の符号を引用して説明する。
すなわち、本発明は、吸気通路2における絞り弁4の上
下流を結ぶアイドル用バイパス通路5にダイヤフラム2
6で支持される計量弁22を配置し、ダイヤフラム26
はその一面が前記バイパス通路の絞り弁上流側5aに面
し、他面がダイヤフラム26を被うカバー20内の負圧
室28に面し、この負圧室28には、計量弁22の中心
軸23内部に設けた貫通孔23aを介して絞り弁下流側
5bの負圧が導入され、且つこの負圧室28にて前記中
心軸23の貫通孔23a一端と電磁コイル33で駆動さ
れるプランジャ31一端とを対向させ、このプランジャ
一端と貫通孔一端との間で負圧室28に導入される負圧
量を調整すると共に、この負圧を大気側に漏らすリーク
オリフィス40を備えてなるアイドル回転制御装置15
において、前記リークオリフィス40の面積が、温度に
応じて変位する感温型弁機構42を用いて、エンジンの
温度状態に対応し連続的或いは段階的に変化するように
設定してなる。
下流を結ぶアイドル用バイパス通路5にダイヤフラム2
6で支持される計量弁22を配置し、ダイヤフラム26
はその一面が前記バイパス通路の絞り弁上流側5aに面
し、他面がダイヤフラム26を被うカバー20内の負圧
室28に面し、この負圧室28には、計量弁22の中心
軸23内部に設けた貫通孔23aを介して絞り弁下流側
5bの負圧が導入され、且つこの負圧室28にて前記中
心軸23の貫通孔23a一端と電磁コイル33で駆動さ
れるプランジャ31一端とを対向させ、このプランジャ
一端と貫通孔一端との間で負圧室28に導入される負圧
量を調整すると共に、この負圧を大気側に漏らすリーク
オリフィス40を備えてなるアイドル回転制御装置15
において、前記リークオリフィス40の面積が、温度に
応じて変位する感温型弁機構42を用いて、エンジンの
温度状態に対応し連続的或いは段階的に変化するように
設定してなる。
このようなアイドル回転制御装置によれば、プランジャ
31は、電磁コイル33の通電量に比例し移動する。こ
の時、計量弁22がダイヤフラム26の動作(負圧室2
8の負圧とバイパス通路5の絞り弁上流側5aの圧力と
の差圧に基づく動作)によって、プランジャ31の動き
に追従し、プランジャ一端38と計量弁中心軸23の貫
通孔23a一端とが微小空隙を保つ。
31は、電磁コイル33の通電量に比例し移動する。こ
の時、計量弁22がダイヤフラム26の動作(負圧室2
8の負圧とバイパス通路5の絞り弁上流側5aの圧力と
の差圧に基づく動作)によって、プランジャ31の動き
に追従し、プランジャ一端38と計量弁中心軸23の貫
通孔23a一端とが微小空隙を保つ。
すなわち、プランジャ31の移動により、先ずプランジ
ャ一端38と中心軸貫通孔23a一端とが比較的離れて
、負圧室28に絞り弁下流側5bの負圧が導入され、そ
の結果、ダイヤフラム26前後に加わる差圧が大きくな
る。これにより、ダイヤフラム26がプランジャ側に変
位し、計量弁22もプランジャ側に移動する。そして、
計量弁22がプランジャのストロークに比例して開く。
ャ一端38と中心軸貫通孔23a一端とが比較的離れて
、負圧室28に絞り弁下流側5bの負圧が導入され、そ
の結果、ダイヤフラム26前後に加わる差圧が大きくな
る。これにより、ダイヤフラム26がプランジャ側に変
位し、計量弁22もプランジャ側に移動する。そして、
計量弁22がプランジャのストロークに比例して開く。
この時の負圧室28の負圧は、負圧室に導入される負圧
量とリークオリフィス40から漏れる負圧量とのバラン
スで決定される。
量とリークオリフィス40から漏れる負圧量とのバラン
スで決定される。
しかして、本発明によれば、エンジンが暖機に至る前(
低温時)は、感温型弁機構42がリークオリフィス40
の開口面積を小さくする。
低温時)は、感温型弁機構42がリークオリフィス40
の開口面積を小さくする。
この場合には、負圧室28に導入される負圧量に対しリ
ークオリフィス40から漏れる負圧が少ないため、ダイ
ヤフラム26にかかる前後の差圧をプランジャ31の全
ストロークにわたり充分に確保できる。その結果電磁コ
イルの通電量(プランジャのストローク)に常に比例し
て計量弁22の開度が決定され、アイドル空気流量も電
磁コイルの通電量の全範囲にてリニアに制御される。従
って、計量弁開度を大きくして暖機に必要なアイドル空
気量も確保できる。
ークオリフィス40から漏れる負圧が少ないため、ダイ
ヤフラム26にかかる前後の差圧をプランジャ31の全
ストロークにわたり充分に確保できる。その結果電磁コ
イルの通電量(プランジャのストローク)に常に比例し
て計量弁22の開度が決定され、アイドル空気流量も電
磁コイルの通電量の全範囲にてリニアに制御される。従
って、計量弁開度を大きくして暖機に必要なアイドル空
気量も確保できる。
次に、エンジンの温度が上昇し暖機に至ると、感温型弁
機構42がリークオリフィス40の開口面積を大きくす
る。
機構42がリークオリフィス40の開口面積を大きくす
る。
この場合には、電磁コイル通電量がある値になるまでは
、アイドル空気流量がリニアに制御されるが、その後は
、電磁コイル通電量を増やしていっても、アイドル空気
量はほぼ一定の状態になり、増えない。
、アイドル空気流量がリニアに制御されるが、その後は
、電磁コイル通電量を増やしていっても、アイドル空気
量はほぼ一定の状態になり、増えない。
その理由は、負圧室28に入ってくる負圧が一定である
のに対し、リークオリフィス40の径が大きくなると、
負圧の漏れ量が多くなり、その結果、ダイヤフラム前後
の差圧が小さくなって、ダイヤプラム駆動量が少なくな
るためである。すなわち、ダイヤフラム駆動量が少なく
なる分、計量弁22の開度範囲も制限を受けるので、ア
イドル空気量は、ある範囲から頭打ちとなる。なお、こ
のようにリークオリフィス4oの開口面積を大きくした
場合でも、アイドル空気量が頭打ちになる前のリニア領
域、すなわちダイヤフラム26の駆動可能範囲(計量弁
22の開度範囲)内で、エンジンの通常運転(暖機後運
転)の必要アイドル空気量を設定しておけば、暖機後で
も何ら支障なくアイドル空気量制御を行い得る6 そして、暖気後、即ち通常運転時は、リーグオリフィス
の開口面積を大きくすることにより、次のようなフェイ
ルセーフ機能が発揮される。すなわち、電磁コイルに誤
って異常電流が流れてプランジャ31が全ストロークし
ても、前述した如くダイヤフラム26の移動が制限され
計量弁22が全開しないため、アイドル空気量の最大流
量を小さくできる。その結果、電磁コイルが誤動作して
も、暴走に至ることはない。
のに対し、リークオリフィス40の径が大きくなると、
負圧の漏れ量が多くなり、その結果、ダイヤフラム前後
の差圧が小さくなって、ダイヤプラム駆動量が少なくな
るためである。すなわち、ダイヤフラム駆動量が少なく
なる分、計量弁22の開度範囲も制限を受けるので、ア
イドル空気量は、ある範囲から頭打ちとなる。なお、こ
のようにリークオリフィス4oの開口面積を大きくした
場合でも、アイドル空気量が頭打ちになる前のリニア領
域、すなわちダイヤフラム26の駆動可能範囲(計量弁
22の開度範囲)内で、エンジンの通常運転(暖機後運
転)の必要アイドル空気量を設定しておけば、暖機後で
も何ら支障なくアイドル空気量制御を行い得る6 そして、暖気後、即ち通常運転時は、リーグオリフィス
の開口面積を大きくすることにより、次のようなフェイ
ルセーフ機能が発揮される。すなわち、電磁コイルに誤
って異常電流が流れてプランジャ31が全ストロークし
ても、前述した如くダイヤフラム26の移動が制限され
計量弁22が全開しないため、アイドル空気量の最大流
量を小さくできる。その結果、電磁コイルが誤動作して
も、暴走に至ることはない。
本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本発明の第1実施例たるアイドル回転制御装置
を組込んだエンジン制御システムを示す縦断面図、第2
図は上記実施例の縦断面図、第3図及び第4図は、その
要部の動作状態を表わす説明図である。
を組込んだエンジン制御システムを示す縦断面図、第2
図は上記実施例の縦断面図、第3図及び第4図は、その
要部の動作状態を表わす説明図である。
先ず、第1図によりアイドル回転数制御システムの概要
について説明する。
について説明する。
1はエンジン、2は吸気管、3は排気管である。
吸気管2には絞り弁4.アイドル用のバイパス通路5を
有する絞弁チャンバ6が設けられる。更に上流側には空
気量を測定するベーン7と、このベーン7の回転角度を
電気出力に変換するポテンショメータ(図示せず)から
成るエアーフローメータ9が設けられ、さらに上流側に
はエアークリーナ10が設置される。11は吸気管2と
排気管3とを連通した通路の途中に配置され、排気量の
一部を吸気系に還流するためのEGRバルブである。こ
のEGRバルブは本発明に直接部ることはなく、エンジ
ン廻りの一つの部品として説明したにすぎない。
有する絞弁チャンバ6が設けられる。更に上流側には空
気量を測定するベーン7と、このベーン7の回転角度を
電気出力に変換するポテンショメータ(図示せず)から
成るエアーフローメータ9が設けられ、さらに上流側に
はエアークリーナ10が設置される。11は吸気管2と
排気管3とを連通した通路の途中に配置され、排気量の
一部を吸気系に還流するためのEGRバルブである。こ
のEGRバルブは本発明に直接部ることはなく、エンジ
ン廻りの一つの部品として説明したにすぎない。
12はエンジン1の冷却水の水温を検出し、電気出力に
変換する水温センサ、13はエンジン1の回転数を検出
し、電気出力に変換するクランク角センサ、14は各種
の入力信号を受け、これを演算処理してアイドル回転制
御袋fil!15や燃料噴射弁16に所定の出力を供給
する演算処理回路(コンピュータ)で、エンジンの電子
制御の中枢部をつかさどるものであり、本発明装置も、
これより入力が供給される。
変換する水温センサ、13はエンジン1の回転数を検出
し、電気出力に変換するクランク角センサ、14は各種
の入力信号を受け、これを演算処理してアイドル回転制
御袋fil!15や燃料噴射弁16に所定の出力を供給
する演算処理回路(コンピュータ)で、エンジンの電子
制御の中枢部をつかさどるものであり、本発明装置も、
これより入力が供給される。
アイドル回転制御装置15は絞弁チャンバ6のバイパス
通路5に設置され、絞り弁4をバイパスするバイパス空
気量を制御する。
通路5に設置され、絞り弁4をバイパスするバイパス空
気量を制御する。
以下、アイドル回転制御装置15の構成及び動作を説明
する。
する。
第1図及び第2図に示すように、アイドル回転制御装置
15は、大別すると計量弁機構15aと電磁駆動機構1
5bよりなる。
15は、大別すると計量弁機構15aと電磁駆動機構1
5bよりなる。
計量弁機構15aは、ケース20の内部にバイパス通路
5が形成され、バイパス通路5は、その一方何5aが絞
り弁4の上流側に通じ、他方側5bが絞り弁4の下流側
に通じている。
5が形成され、バイパス通路5は、その一方何5aが絞
り弁4の上流側に通じ、他方側5bが絞り弁4の下流側
に通じている。
この上下流通路5a、5bとの間には、ケース2o内壁
に固定されたシート21が配置され、計量弁22がシー
ト21と接触することにより完全に通路5aと通路5b
との間をふさぐことができる。計量弁22は中心軸23
を有し、中心軸23の一端には、プレート24とプレー
ト25が固定されており、プレート24とプレート25
の間にダイヤフラム26をはさんでいる。ダイヤフラム
26の外輪部はケース20とカバー27にはさまれてい
る。カバー27とダイヤフラム26の間には負圧室28
が形成され、且つプレート25とカバー27との間にば
ね29が介在される。このばね29は、振動によって計
量弁22が動かないようにする役割をなす。
に固定されたシート21が配置され、計量弁22がシー
ト21と接触することにより完全に通路5aと通路5b
との間をふさぐことができる。計量弁22は中心軸23
を有し、中心軸23の一端には、プレート24とプレー
ト25が固定されており、プレート24とプレート25
の間にダイヤフラム26をはさんでいる。ダイヤフラム
26の外輪部はケース20とカバー27にはさまれてい
る。カバー27とダイヤフラム26の間には負圧室28
が形成され、且つプレート25とカバー27との間にば
ね29が介在される。このばね29は、振動によって計
量弁22が動かないようにする役割をなす。
計量弁22の中心軸23は、貫通路23aが形成される
。また、中心軸23の一端は、絞り弁下流側の通路5b
に通じる穴29付きのガイド部30に支持されて、軸方
向に移動可能としである。
。また、中心軸23の一端は、絞り弁下流側の通路5b
に通じる穴29付きのガイド部30に支持されて、軸方
向に移動可能としである。
この穴29及び貫通路23aを介して、負圧室28と絞
り弁下流側5bとが連通される。また、負圧室28は、
大気圧側に通じるリークオリフィス40を備える。リー
クオリフィス40は、本発明の要部であるが、その説明
は、アイドル回転制御装置15の概要を説明した後で説
明する。
り弁下流側5bとが連通される。また、負圧室28は、
大気圧側に通じるリークオリフィス40を備える。リー
クオリフィス40は、本発明の要部であるが、その説明
は、アイドル回転制御装置15の概要を説明した後で説
明する。
カバー27には、電磁機構15bが固定されている。電
磁機構15bは、中心軸23と同じ方向に可動できるプ
ランジャ31と、このプランジャ31を吸引するコア3
2と、コア32とプランジャ31を包むように形成する
コイル33と、プランジャ31に固定されたシャフト3
4と、シャフト34を押すばね35と、ばね35のセッ
ト荷重を調節するアジャストスクリュ36と、全体を形
成するモールド材37から成る。プランジャ31の一端
には、弁体38が固定されている。
磁機構15bは、中心軸23と同じ方向に可動できるプ
ランジャ31と、このプランジャ31を吸引するコア3
2と、コア32とプランジャ31を包むように形成する
コイル33と、プランジャ31に固定されたシャフト3
4と、シャフト34を押すばね35と、ばね35のセッ
ト荷重を調節するアジャストスクリュ36と、全体を形
成するモールド材37から成る。プランジャ31の一端
には、弁体38が固定されている。
かかる構成において゛電磁機構15bは、リニアソレノ
イドであり、電流に対し変位は直線的な性質を持たせで
ある。電流を増加して行くと、プランジャ31がコア3
2側へ移動して行く。
イドであり、電流に対し変位は直線的な性質を持たせで
ある。電流を増加して行くと、プランジャ31がコア3
2側へ移動して行く。
すなわち、内燃機関のアイドル運転時、所定の電流がコ
イル33に通電すると、その電流に応じた値だけ、プラ
ンジャ31が、左側に引き込む。
イル33に通電すると、その電流に応じた値だけ、プラ
ンジャ31が、左側に引き込む。
この時、弁体38もプランジャ31といっしょに移動す
るため、中心軸23の端部から弁体38が離れる。その
結果、通路5bの負圧は穴29及び通路23aを介して
、ダイヤフラム26とカバー27との間の室28に導入
される。その負圧はオリフィス40を通じて少しは逃さ
れるが、導入される負圧の量が多いため室28内は負圧
のままとなり、通路5aとの間の圧力差でダイヤフラム
26を引張り、シャフト23を通じ計量弁22を開かせ
る。そして、オリフィス40からもれる負圧と通路23
aを介して絞り弁下流5bから導入される負圧のつり合
いで、計量弁中心軸23がプランジャ側弁体38と微少
な間隙を保った位置に至るよう制御される。結果として
、計量弁22の位置は、プランジャ31の位置に依存す
ることになる。
るため、中心軸23の端部から弁体38が離れる。その
結果、通路5bの負圧は穴29及び通路23aを介して
、ダイヤフラム26とカバー27との間の室28に導入
される。その負圧はオリフィス40を通じて少しは逃さ
れるが、導入される負圧の量が多いため室28内は負圧
のままとなり、通路5aとの間の圧力差でダイヤフラム
26を引張り、シャフト23を通じ計量弁22を開かせ
る。そして、オリフィス40からもれる負圧と通路23
aを介して絞り弁下流5bから導入される負圧のつり合
いで、計量弁中心軸23がプランジャ側弁体38と微少
な間隙を保った位置に至るよう制御される。結果として
、計量弁22の位置は、プランジャ31の位置に依存す
ることになる。
以上のようにして計量弁22の開度が制御され、アイド
ル空気量が調整される。
ル空気量が調整される。
ここで、本実施例の要点となるリークオリフィス40の
機構について第3図、第4図に基づき説明する。
機構について第3図、第4図に基づき説明する。
これらの図に示すように、リークオリフィス40は、第
1のリークオリフィス(以下、第1オリフイスとする)
40aと第2のリークオリフイス(以下、第2オリフイ
スとする)40bとで構成される。
1のリークオリフィス(以下、第1オリフイスとする)
40aと第2のリークオリフイス(以下、第2オリフイ
スとする)40bとで構成される。
第1.第2 (7) IJ −’/オ’J 7 イス4
0 a 、 40 bは管状部材41に形成される。第
1のオリフィス40aの穴径は、第2のオリフィス40
bの穴径よりも小さく設定され、具体的には、例えば、
第1オリフイス40aが0.7φ 、第2オリフイスが
1.2φ程度に設定される。第1.第2のオリフィス4
0a、40bは夫々独立しており、第2オリフイス40
aが管状部材41の下端に、第1オリフイス40aが管
状部材41の管壁に配設される。
0 a 、 40 bは管状部材41に形成される。第
1のオリフィス40aの穴径は、第2のオリフィス40
bの穴径よりも小さく設定され、具体的には、例えば、
第1オリフイス40aが0.7φ 、第2オリフイスが
1.2φ程度に設定される。第1.第2のオリフィス4
0a、40bは夫々独立しており、第2オリフイス40
aが管状部材41の下端に、第1オリフイス40aが管
状部材41の管壁に配設される。
42は感温型弁機構で、弁部42aとバイメタル42b
とで構成される。バイメタル42bは、その一端がねじ
43及びカラー44を介してカバー27の内壁に固定さ
れ、他端に弁部42aが配設される。弁部42aは、第
2オリフイス40bに対向して配設され、この弁部42
aはバイメタル42bの熱変形に伴い変位することで、
第2オリフイス40bを開閉する。すなわち、弁部42
aは、バイメタル42bの雰囲気が低温にある時には、
第3図に示すように第2オリフイス40bを閉じ、バイ
メタル雰囲気温度が上昇すると、第4図に示すように下
方にそりかえって、第2オリフイス40bを開く。
とで構成される。バイメタル42bは、その一端がねじ
43及びカラー44を介してカバー27の内壁に固定さ
れ、他端に弁部42aが配設される。弁部42aは、第
2オリフイス40bに対向して配設され、この弁部42
aはバイメタル42bの熱変形に伴い変位することで、
第2オリフイス40bを開閉する。すなわち、弁部42
aは、バイメタル42bの雰囲気が低温にある時には、
第3図に示すように第2オリフイス40bを閉じ、バイ
メタル雰囲気温度が上昇すると、第4図に示すように下
方にそりかえって、第2オリフイス40bを開く。
しかして、このような構成よりなれば、低温時(暖機前
)は、第2オリフイス40bは、弁部42aにより閉じ
られているが、第1オリフイス40aは、大気へ通じて
いる。この状態の計量弁によるアイドル空気流量特性を
第5図の実線Aに示す。
)は、第2オリフイス40bは、弁部42aにより閉じ
られているが、第1オリフイス40aは、大気へ通じて
いる。この状態の計量弁によるアイドル空気流量特性を
第5図の実線Aに示す。
すなわち、この場合には、負圧室28に導入される負圧
量に対し第1オリフイス40aから漏れる負圧量が少な
いため、ダイヤフラム26の前後の差圧をプランジャ3
1の全ストロークにわたり充分に確保できる。その結果
、実線Aに示すように電磁コイルの通電量(プランジャ
のストローク量)に常に比例して計量弁22の開度が決
定され。
量に対し第1オリフイス40aから漏れる負圧量が少な
いため、ダイヤフラム26の前後の差圧をプランジャ3
1の全ストロークにわたり充分に確保できる。その結果
、実線Aに示すように電磁コイルの通電量(プランジャ
のストローク量)に常に比例して計量弁22の開度が決
定され。
アイドル空気流量も電磁コイルの通電量の全範囲にてリ
ニアに制御される。
ニアに制御される。
次に、エンジン始動後に、バイメタル42bの雰囲気温
度が上昇してくると、第4図のように、弁部42aは、
第2オリフイス40bから離れ、最終的には、第2オリ
フイス40bで大気と通じる。この時の流量特性を第4
図の実線Bに示す。
度が上昇してくると、第4図のように、弁部42aは、
第2オリフイス40bから離れ、最終的には、第2オリ
フイス40bで大気と通じる。この時の流量特性を第4
図の実線Bに示す。
すなわち、この場合には、電磁コイル通電量に対するア
イドル空気流量が途中までは、実線Aと同様にリニアに
制御されるが、その後は、電磁コイル通電量を増やして
いっても、アイドル空気量はほぼ一定の状態になり、増
えない。
イドル空気流量が途中までは、実線Aと同様にリニアに
制御されるが、その後は、電磁コイル通電量を増やして
いっても、アイドル空気量はほぼ一定の状態になり、増
えない。
その理由は、負圧室28に入ってくる負圧が一定である
のに対し、リークオリフィス40の径が大きくなると、
負圧の漏れ量が多くなり、その結果、ダイヤフラム前後
の差圧が小さくなって、ダイヤフラム駆動量が少なくな
るためである。すなわち、ダイヤフラム駆動量が少なく
なる分、計量弁22の開度範囲も制限を受けるので、ア
イドル空気量は、ある範囲から頭打ちとなる。
のに対し、リークオリフィス40の径が大きくなると、
負圧の漏れ量が多くなり、その結果、ダイヤフラム前後
の差圧が小さくなって、ダイヤフラム駆動量が少なくな
るためである。すなわち、ダイヤフラム駆動量が少なく
なる分、計量弁22の開度範囲も制限を受けるので、ア
イドル空気量は、ある範囲から頭打ちとなる。
そして、このようにリークオリフィス40の開口面積を
大きくした場合でも、アイドル空気量が頭打ちになる前
のリニア領域、すなわちダイヤフラム26の駆動範囲(
計量弁22の開度範囲)内で、エンジンの通常運転(暖
機後運転)の必要アイドル空気量を設定しておけば、暖
機後でも何ら支障なくアイドル空気量制御を行い得る。
大きくした場合でも、アイドル空気量が頭打ちになる前
のリニア領域、すなわちダイヤフラム26の駆動範囲(
計量弁22の開度範囲)内で、エンジンの通常運転(暖
機後運転)の必要アイドル空気量を設定しておけば、暖
機後でも何ら支障なくアイドル空気量制御を行い得る。
第5図に示した「通常使用範囲」は、このような暖機後
に必要とされるアイドル空気量制御範囲を示す。
に必要とされるアイドル空気量制御範囲を示す。
また、以上のように暖気後、即ち通常運転時は、リーグ
オリフィス径を大きくすることにより、次のようなフェ
イルセーフ機能が発揮される。すなわち、電磁コイルに
誤って異常電流が流れてプランジャ31が全ストローク
しても、通常使用範囲を超えると、前述の如く計量弁の
開度が制限されてアイドル空気量が頭打ちとなるので、
エンジンが暴走に至ることはない。
オリフィス径を大きくすることにより、次のようなフェ
イルセーフ機能が発揮される。すなわち、電磁コイルに
誤って異常電流が流れてプランジャ31が全ストローク
しても、通常使用範囲を超えると、前述の如く計量弁の
開度が制限されてアイドル空気量が頭打ちとなるので、
エンジンが暴走に至ることはない。
なお、暖機前はリークオリフィス40の開口面積が小さ
いため、通常使用範囲を超えた域でもアイドル空気量が
リニアな特性を示し、この通常使用範囲を超えた戒にて
エンジン温度(低温)に応じたアイドル空気流量の増量
制御がなされる。
いため、通常使用範囲を超えた域でもアイドル空気量が
リニアな特性を示し、この通常使用範囲を超えた戒にて
エンジン温度(低温)に応じたアイドル空気流量の増量
制御がなされる。
第6図は、第5図の電気量X、Yの時のバイメタル雰囲
気温度に対する空気流量レベルを示している。電気量X
の場合、低温では、第2オリフイス40bが閉じている
ので、アイドル空気量も大流量が流れ、低温始動が可能
である(第6図A′領域)。エンジンが暖機され、所定
の温度Tになると、第2オリフイス40bが開くので、
電気量が仮にXの状態にあっても、B′領域に示すよう
にアイドル空気流量のレベルが下がる。
気温度に対する空気流量レベルを示している。電気量X
の場合、低温では、第2オリフイス40bが閉じている
ので、アイドル空気量も大流量が流れ、低温始動が可能
である(第6図A′領域)。エンジンが暖機され、所定
の温度Tになると、第2オリフイス40bが開くので、
電気量が仮にXの状態にあっても、B′領域に示すよう
にアイドル空気流量のレベルが下がる。
また、電気量Yの場合は、実線Cの如く、エンジンが低
温でも高温の状態にあっても、換言すれば第1オリフィ
ス40a使用時でも、第2オリフィス40b使用時でも
、アイドル空気流量は変らないため、エンジン温度が変
化してもアイドル空気流量は変らない。
温でも高温の状態にあっても、換言すれば第1オリフィ
ス40a使用時でも、第2オリフィス40b使用時でも
、アイドル空気流量は変らないため、エンジン温度が変
化してもアイドル空気流量は変らない。
本実施例によれば、ダイヤフラム駆動室(負圧室)28
のり一りオリフイス40の開口面積をバイメタル型の弁
機構42で可変とすることにより、アイドル回転制御装
置の電磁機構に誤動作が生じても、アイドル空気流量を
制限し、エンジンの暴走を防止できる。しかも、このよ
うなフェイルセーフ機構は、リーグオリフィスを開閉制
御する感温型弁機構だけで構成し得るので、フェイルセ
ーフ機構を大形化することなく、しかも構造の簡略化を
図り、製作コストの低減化を図り得る。
のり一りオリフイス40の開口面積をバイメタル型の弁
機構42で可変とすることにより、アイドル回転制御装
置の電磁機構に誤動作が生じても、アイドル空気流量を
制限し、エンジンの暴走を防止できる。しかも、このよ
うなフェイルセーフ機構は、リーグオリフィスを開閉制
御する感温型弁機構だけで構成し得るので、フェイルセ
ーフ機構を大形化することなく、しかも構造の簡略化を
図り、製作コストの低減化を図り得る。
なお、上記実施例は、第1オリフイス40a。
第2オリフィス40b双方共に、管状部材41に形成す
るが、第1オリフイス40aを第8図に示すように、管
状部材41の端面に溝状に形成したり、或いは第9図に
示すように弁部42a側(管状部材41との対向面)に
第1オリフイス40aを溝状に形成してもよい。
るが、第1オリフイス40aを第8図に示すように、管
状部材41の端面に溝状に形成したり、或いは第9図に
示すように弁部42a側(管状部材41との対向面)に
第1オリフイス40aを溝状に形成してもよい。
また、第7図に示すように、ダイヤフラムカバー27の
表面でバイメタル42bの付近に、エンジン冷却水を導
通させる冷却水導通部46を設ければ、バイメタル42
bが冷却水温度により効率良く熱せられるので、バイメ
タルのエンジン温度に対する応答特性を高めることがで
きる。なお。
表面でバイメタル42bの付近に、エンジン冷却水を導
通させる冷却水導通部46を設ければ、バイメタル42
bが冷却水温度により効率良く熱せられるので、バイメ
タルのエンジン温度に対する応答特性を高めることがで
きる。なお。
上記実施例では、感温部材としてバイメタルを使用する
が、これに限定するものではなく、その他、例えばサー
モワックス、形状記憶合金等を用いてもよい。また、管
状部材41.第1オリフィス40a、第2オリフイス4
0bをプレス或いはモールドにより一体成形してもよい
。
が、これに限定するものではなく、その他、例えばサー
モワックス、形状記憶合金等を用いてもよい。また、管
状部材41.第1オリフィス40a、第2オリフイス4
0bをプレス或いはモールドにより一体成形してもよい
。
また、上記実施例では、第1.第2の複数個のオリフィ
スを使用するが、1つのリークオリフィス40の開口面
積を可変制御することでも、上記実施例同様のフェイル
セーフ効果を発揮し得る。
スを使用するが、1つのリークオリフィス40の開口面
積を可変制御することでも、上記実施例同様のフェイル
セーフ効果を発揮し得る。
第10図、第11図に1つのリークオリフィスの開口面
積を可変とした具体例を示す。
積を可変とした具体例を示す。
第10図は、弁部42a−1をリークオリフィス40よ
りも小径の円柱状突起で形成し、この弁部42a−1を
バイメタル42bの熱変形でリークオリフィス40の内
外に出し入れできるようにしたものである。このような
構成によれば、バイメタル42bが低温雰囲気にある場
合は、弁部42a−1がリークオリフィス40内に入り
、リークオリフィス40の開口面積が小さくなる。また
、バイメタル42bが高温雰囲気にさらされて熱変形す
ると、弁部42a−1がリークオリフィス40から抜は
出て、リークオリフィス40の開口面積が大きくなる。
りも小径の円柱状突起で形成し、この弁部42a−1を
バイメタル42bの熱変形でリークオリフィス40の内
外に出し入れできるようにしたものである。このような
構成によれば、バイメタル42bが低温雰囲気にある場
合は、弁部42a−1がリークオリフィス40内に入り
、リークオリフィス40の開口面積が小さくなる。また
、バイメタル42bが高温雰囲気にさらされて熱変形す
ると、弁部42a−1がリークオリフィス40から抜は
出て、リークオリフィス40の開口面積が大きくなる。
第11図は、弁部42a−2を円錐形の突起で形成し、
この弁部42a−2をバイメタル42bの熱変形でリー
クオリフィス40の内外へ出し入れできるようにしたも
のである。この場合にも、バイメタル42bが低温雰囲
気にある場合は、弁部42a−2がリークオリフィス4
0内に入り、リークオリフィス40の開口面積が小さく
なる。
この弁部42a−2をバイメタル42bの熱変形でリー
クオリフィス40の内外へ出し入れできるようにしたも
のである。この場合にも、バイメタル42bが低温雰囲
気にある場合は、弁部42a−2がリークオリフィス4
0内に入り、リークオリフィス40の開口面積が小さく
なる。
また、バイメタル42bが高温雰囲気で熱変形すると、
弁部42a−2がリークオリフィス4oから抜は出て、
リーグオリフィス40の開口面積が最大となる。この円
錐形弁部42a−2を使用した場合には、弁部42a−
2の変位に伴いリークオリフィスの開口面積を連続的に
可変とすることができる。
弁部42a−2がリークオリフィス4oから抜は出て、
リーグオリフィス40の開口面積が最大となる。この円
錐形弁部42a−2を使用した場合には、弁部42a−
2の変位に伴いリークオリフィスの開口面積を連続的に
可変とすることができる。
第12図は本発明の他の実施例を示すものである。
本実施例も、第1図、第2図で示した実施例と同様の構
成をなし、動作も同様に行なわれる。異なる点は、計量
弁中心軸23の軸受構造にある。
成をなし、動作も同様に行なわれる。異なる点は、計量
弁中心軸23の軸受構造にある。
すなわち、本実施例は、ダイヤフラムカバー27の内壁
にガイド50を設け、計量弁中心軸23の両端をガイド
5o及びガイド30により支持するようにした。なお、
負圧室28には、ガイド30゜通孔23a、ガイド50
を介して絞り弁下流側5bの負圧が導入される。
にガイド50を設け、計量弁中心軸23の両端をガイド
5o及びガイド30により支持するようにした。なお、
負圧室28には、ガイド30゜通孔23a、ガイド50
を介して絞り弁下流側5bの負圧が導入される。
本実施例は、計量弁22が両端のガイドを介して支持さ
れるため、計量弁動作がより安定し、アイドル回転制御
の信頼性が向上するという効果がある。
れるため、計量弁動作がより安定し、アイドル回転制御
の信頼性が向上するという効果がある。
以上のように本発明によれば、ダイヤフラム駆動用負圧
室のリークオリフィスの開口面積をエンジンの温度状態
に対応して可変とするので、ダイヤフラム式アイドル回
転制御装置のプランジャ駆動用電磁コイルに誤電流が流
れても、アイドル空気量が許容以上流れるのを防止し自
動車の安全性を高めることができる。また、このような
フェイルセーフ機構もリークオリフィスを温度に応じて
開閉するだけの感温弁機構で構成し得るので、この種フ
ェイルセーフ機構の構造の簡略化及び製作コストの低減
を図り得る。
室のリークオリフィスの開口面積をエンジンの温度状態
に対応して可変とするので、ダイヤフラム式アイドル回
転制御装置のプランジャ駆動用電磁コイルに誤電流が流
れても、アイドル空気量が許容以上流れるのを防止し自
動車の安全性を高めることができる。また、このような
フェイルセーフ機構もリークオリフィスを温度に応じて
開閉するだけの感温弁機構で構成し得るので、この種フ
ェイルセーフ機構の構造の簡略化及び製作コストの低減
を図り得る。
第1図は本発明の第1実施例たるアイドル回転制御装置
を組込んだエンジン制御システムの構成図、第2図は上
記第1実施例を示す縦断面図、第3図及び第4図は上記
第1実施例に用いるリークオリフィスと感温弁機構の動
作状態を表わす説明図、第5図は上記第1実施例の電磁
コイル通電量に対するアイドル空気流量特性図、第6図
は第5図の電気量X、Yの時のアイドル空気量のレベル
状態をエンジンの温度に対応させて表わす特性図。 第7図は本発明の第2実施例を示す部分断面図、第8図
及び第9図は本発明の第3.第4実施例に用いたリーク
オリフィスを表わす部分斜視図、第10図及び第11図
は本発明の第5.第6実施例を示す部分断面図、第12
図は本発明の第7実施例を示す縦断面図である。 1・・・エンジン、2・・・吸気通路、4・・・絞り弁
、5・・・アイドル用バイパス通路、5a・・・絞り弁
下流側、5b・・・絞り弁下流側、15・・・アイドル
回転制御装置、22・・・計量弁、23・・・中心軸、
23a・・・貫通孔、26・・・ダイヤフラム、27・
・・カバー、28・・・負圧室、31・・・プランジャ
、33・・・電磁コイル、40・・・リークオリフィス
、40a・・・第1のリークオリフィス、40b・・・
第2のリークオリフィス、41・・・管状部材、42・
・・感温型弁機構、42a・・・弁部、42 a −1
、42a −2−弁部、42 b ・・・バイメタル(
感温部材)、46・・・冷却水導通部。 (ばか1名)又 8z囚 第3図 め50 $ム圀 ンくン・岬」く 第 1 口め10囚 4/ 第11 口
を組込んだエンジン制御システムの構成図、第2図は上
記第1実施例を示す縦断面図、第3図及び第4図は上記
第1実施例に用いるリークオリフィスと感温弁機構の動
作状態を表わす説明図、第5図は上記第1実施例の電磁
コイル通電量に対するアイドル空気流量特性図、第6図
は第5図の電気量X、Yの時のアイドル空気量のレベル
状態をエンジンの温度に対応させて表わす特性図。 第7図は本発明の第2実施例を示す部分断面図、第8図
及び第9図は本発明の第3.第4実施例に用いたリーク
オリフィスを表わす部分斜視図、第10図及び第11図
は本発明の第5.第6実施例を示す部分断面図、第12
図は本発明の第7実施例を示す縦断面図である。 1・・・エンジン、2・・・吸気通路、4・・・絞り弁
、5・・・アイドル用バイパス通路、5a・・・絞り弁
下流側、5b・・・絞り弁下流側、15・・・アイドル
回転制御装置、22・・・計量弁、23・・・中心軸、
23a・・・貫通孔、26・・・ダイヤフラム、27・
・・カバー、28・・・負圧室、31・・・プランジャ
、33・・・電磁コイル、40・・・リークオリフィス
、40a・・・第1のリークオリフィス、40b・・・
第2のリークオリフィス、41・・・管状部材、42・
・・感温型弁機構、42a・・・弁部、42 a −1
、42a −2−弁部、42 b ・・・バイメタル(
感温部材)、46・・・冷却水導通部。 (ばか1名)又 8z囚 第3図 め50 $ム圀 ンくン・岬」く 第 1 口め10囚 4/ 第11 口
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、吸気通路における絞り弁の上下流を結ぶアイドル用
バイパス通路にダイヤフラム付きの計量弁を配置し、前
記ダイヤフラムは、その一面が前記バイパス通路の絞り
弁上流側に面し、他面が該ダイヤフラムを被うカバー内
の負圧室に面し、この負圧室には、前記計量弁の中心軸
内部に設けた貫通孔を介して絞り弁下流側の負圧が導入
され、この負圧室にて前記中心軸の貫通孔一端と電磁コ
イルで駆動されるプランジャ一端とを対向させ、このプ
ランジャ一端と貫通孔一端との間で前記負圧室に導入さ
れる負圧量を調整すると共に、この負圧を大気側に漏ら
すリークオリフィスを備えてなるアイドル回転制御装置
において、前記リークオリフィスは、温度に応じて変位
する感温型弁機構を用いて、そのオリフィス開口面積が
エンジンの温度に対応して連続的或いは段階的に変化す
るように設定してなることを特徴とするアイドル回転制
御装置。 2、第1請求項において、前記リークオリフィスは径の
異なる第1、第2のオリフィスよりなり、これらのオリ
フィスのうちで、小径のオリフィスは常時開口し、大径
のオリフィスは前記感温型弁機構により、エンジンが暖
機される前は弁閉、暖機時には弁開状態となるように設
定してなるアイドル回転制御装置。 3、第1請求項において、前記感温型弁機構は、温度に
より熱変形する感温部材と、この感温部材に支持される
円錐形の弁部とで構成され、この円錐形弁部が前記感温
部材の熱変形によつて前記リークオリフィスの内外を出
入りするように設定してなるアイドル回転制御装置。 4、第1請求項において、前記感温型弁機構は、温度に
より熱変形する感温部材と、この感温部材に支持され、
外径が前記リークオリフィスの内径よりも小さくした弁
部とで構成され、この弁部が前記感温部材の熱変形によ
つて前記リークオリフィスの内外を出入りするように設
定してなるアイドル回転制御装置。 5、第1請求項ないし第4請求項のいずれか1項におい
て、前記感温型弁機構の付近には、エンジン冷却水を導
き通過させる冷却水導通部を配置してなるアイドル回転
制御装置。 6、第2請求項において、前記第1、第2のオリフィス
のうちで、径の大きい方のオリフィスを管状部材で形成
し、径の小さい方のオリフィスは、前記管状部材の管壁
或いは前記管状部材の一端面に形成してなるアイドル回
転制御装置。 7、第2請求項において、前記第1、第2のオリフィス
のうちで、径の大きい方のオリフィスを管状部材で形成
し、径の小さい方のオリフィスは、前記感温型弁機構の
弁部の一面に前記管状部材の一端面と対向させて形成し
てなるアイドル回転制御装置。 8、第2請求項において、前記管状部材、第1、第2の
オリフィスをプレス或いはモールドによる一体成形によ
つて形成してなるアイドル回転制御装置。 9、吸気通路における絞り弁の上下流を結ぶアイドル用
バイパス通路にダイヤフラム付きの計量弁を配置し、前
記ダイヤフラムは、その一面が前記バイパス通路の絞り
弁上流側に面し、他面が該ダイヤフラムを被うケース内
の負圧室に面し、この負圧室には、前記計量弁の中心軸
内部に設けた貫通孔を介して絞り弁下流側の負圧が導入
され、且つこの負圧室にて前記中心軸の貫通孔一端と電
磁コイルで駆動されるプランジャ一端とを対向させ、こ
のプランジャ一端と貫通孔一端との間で前記負圧室に導
入される負圧量を調整すると共に、この負圧を大気側に
漏らすリークオリフィスを備えてなるアイドル回転制御
装置において、前記リークオリフィスには、エンジン暖
機後に前記電磁コイルに異常電流が流れて前記プランジ
ャが最大ストロークに至つた場合でも、前記負圧室のダ
イヤフラム駆動用の負圧が許容値を超えないように、該
リークオリフィスの開口面積を広げて負圧を大気に放出
させるフェイルセーフ機構を設けてなることを特徴とす
るアイドル回転制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63120762A JPH06100131B2 (ja) | 1988-05-19 | 1988-05-19 | アイドル回転制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63120762A JPH06100131B2 (ja) | 1988-05-19 | 1988-05-19 | アイドル回転制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01294934A true JPH01294934A (ja) | 1989-11-28 |
JPH06100131B2 JPH06100131B2 (ja) | 1994-12-12 |
Family
ID=14794364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63120762A Expired - Lifetime JPH06100131B2 (ja) | 1988-05-19 | 1988-05-19 | アイドル回転制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06100131B2 (ja) |
-
1988
- 1988-05-19 JP JP63120762A patent/JPH06100131B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06100131B2 (ja) | 1994-12-12 |
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