JPH01293104A - 膜分離装置 - Google Patents

膜分離装置

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JPH01293104A
JPH01293104A JP12026888A JP12026888A JPH01293104A JP H01293104 A JPH01293104 A JP H01293104A JP 12026888 A JP12026888 A JP 12026888A JP 12026888 A JP12026888 A JP 12026888A JP H01293104 A JPH01293104 A JP H01293104A
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JP
Japan
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module
stock solution
liq
compressor
membrane
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Application number
JP12026888A
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English (en)
Inventor
Yukinobu Sugimoto
杉本 幸信
Osamu Yamamoto
修 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Mitsubishi Rayon Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Mitsubishi Rayon Engineering Co Ltd
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Publication date
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] この発明は、疎水性多孔質膜または疎水性非多孔質膜を
用い、浸透気化法によって原液からこれに混合されてい
る特定成分の液体を分離する膜分離装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、このような浸透気化法によって多成分系の原液、
1例えばエタノール醗酵液などのアルコール水溶液から
これに溶解しているエタノールを分離、濃縮する装置と
して第3図に示すようなものが知られている。
この装置は、原液を貯えるタンク1、疎水性多孔質膜か
らなる分離濃縮器2、タンク1から分離濃縮器2に原液
を供給する循環ポンプ3、タンク1内の原液を加温する
加温浴4、分離濃縮器にキャリヤガスを供給するキャリ
ヤガスボンベ5、分離濃縮器2からの気体状分離物を吸
引する真空ポンプ6および吸引された気体状分離物を液
化して捕捉するコールドトラップ7とから構成される装
置 このような分離装置にあっては、タンク1内の20〜5
0℃に加温された原液を循環ポンプ3で分a1濃縮器2
に供給する。分@濃縮器2の膜の一方の面は原液と接触
し、他方の面の側は真空ポンプ6で約300Torr以
下に減圧されるとともにキャリヤガスボンベ5から窒素
ガスなどのキャリヤガスを流す。膜の減圧側には、圧力
差によって原液中の特定成分、例えばエタノールが蒸気
状となって分離される。この然気は真空ポンプ6で吸引
され、−40℃程度に冷却されたコールドトラップ7で
液化、捕集され、これによって原液中のエタノールが分
離、濃縮される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような膜分離装置にあっては、分離
物蒸気を液化、捕集するためにコールドトラップが不可
欠であり、これの冷却源としてのフレオン冷凍機などの
冷凍装置が必盟となり、装置が複雑となるばかりでなく
エネルギーコストが嵩む不都合があった。
〔課題を解決するための手段〕
この発明では、多成分系の原液が貯えられたタンク内に
疎水性多孔質膜または疎水性非多孔質膜からなるモジュ
ールを配設し、このモジュールによって原液から分離さ
れた気体状分離物を吸引するとともに断熱圧縮する圧縮
機を設け、この圧縮機で断熱圧縮され、原液温度以上に
昇温された気体状分離物を流して原液を加熱するととも
に気体状分離物を凝縮する熱交換器を設けたことをその
解決手段とした。
〔作 用〕
原液内に前記モジュールを設置し′cllSlの一方の
面に原液を接触させ、他方の面を減圧にすることにより
原液中の特定成分の蒸気を透過せしめて分離し、次いで
該気体状分離物を圧縮機で断熱圧縮することにより、気
体状分離物は加圧加熱され、この加圧加熱された気体状
分離物は熱交換器でシ:1液と熱交換し、原液を加熱す
るとともに自らは凝縮して液化し回収される。このため
、気体状分離物の液化のためにのみ使用する冷媒が全く
不要になるとともにモジュールから流出する気体状分離
物が有する熱けが1京液の加熱のために利用され、装置
全体の熱エネルギー効率が大幅に改善される。
〔実施例〕
第1図は、この発明の脱会W装置の一例を示すもので、
図中符号11は原液を貯えるタンクである。このタンク
11は、断熱材などによって断熱構造となっており、こ
のタンク11内には原液を分離操作開始時において加熱
する補助ヒータ12、原液を撹拌する撹拌機13、疎水
性多孔質膜または疎水性非多孔質膜中空糸からなるモジ
ュール14および熱交換器15が設けられている。モジ
ュール14は、第2図に示すように疎水性多孔質膜また
は疎水性非多孔質膜の中空糸16・・・を多数本束ねて
バンドルとし、このバンドルをU字状に曲げそれらの両
端部をボッティング樹脂で固定して固定部17とし、こ
の固定部17に導出口18を有するソケット1つを取り
付けたものである。このモジュール14は、そのソケッ
ト1つをタンク11底部に取り付け、中空糸16・・・
が逆U字状に倒立した状態となるように設置されている
ことが好ましい。ここでの疎水性多孔質膜としては、バ
ブルポイントが、1に3/ci以上であるものが好まし
く、2に9/d以上20 Kg/ ci以下であるもの
がより好ましく用いられる。
バブルポイントは、膜が平膜の場合は△STM・F31
6−80にしたがって1ll11定でき、膜が中空糸の
場合はループ状の中空糸モジュールを作成し、これをエ
タノール中に浸漬し、アスピレータ−で中空糸内部を吸
引して、中空糸内部をエタノールで充分に濡ら1゜次に
0.1Kg/cI?!のステップでシフ圧し、中空糸の
ほぼ全体からバブルの発生しはじめる時の圧力(K’j
 / cM )をバブルポイントとする。
また、多孔質膜の厚さは、好ましくは10μm〜100
μm1より好ましくは20〜60μmであり、空孔率は
20〜80%、好ましくは40〜75%である。膜の材
質としては、テフロンやポリオレフィン等疎水性で上記
条件を満たすものであれば、いかなるものでも良く、膜
の素材が親水性である場合でも膜表面を疎水化したもの
であれば用いることができる。
また、疎水性非多孔質膜としては、膜厚が10μm、〜
100μmの疎水性高分子膜が用いられ、例えばシリコ
ンゴム、ポリカーボネート、ポリオレフィン、ポリフッ
化オレフィン等が代表的である。
また、このものも膜を構成ηる素材が親水性である場合
でも、膜の表面が疎水化されているものであれば用いる
ことができる。なお、ここでいう非多孔質膜とは、必ず
しも分l11を膜の全てが非多孔質膜(均質膜)で構成
されている必要はなく、非多孔質膜が補強膜としての多
孔質膜により片面を支持されたかあるいは両面からサン
ドインチされたような複合膜であってもよい。
また、撹拌機として撹拌翼等の機械式撹拌機を用いる場
合はモジュール14の中空糸16が撹拌機13に接触す
ることがないようにモジュール14と撹拌機13との間
には保護ネット20が設けられているのが好ましい。
モジュール14のソケット1つの導出口18には管21
が接続されている。圧縮機24はモジュール14からの
気体状分離物を断熱圧縮するもので、オイルフリーであ
ることが望ましく、往復動式以外のルーツブロア、ター
ボフンブレッサ、スクリュコンプレッサなどの圧縮機で
もよい。
圧縮機24の排気端は管28によってバッファタンク2
9を介してタンク11内に設置された熱交換器15の入
口端に接続されている。バッファタンク29は断熱材な
どにより断熱構造となっており、脈動防止のためのもの
であって、往復動式圧縮機以外の圧縮機を用いれば設け
る必要はない。
この熱交換器15としては例えばコイル式熱交換器など
が用いられ、これの出口端には、管30によって回収タ
ンク31に接続されている。
なお、モジュール14のソケット1つの導出口18に接
続する管21は分枝して一方の管22は弁23を介して
断熱圧縮用の往復動式圧縮機24の吸気端に接続され、
他方の管25は弁26を介してキャリヤガスボンベ27
に接続されていることが好ましい。これは、後述のよう
に疎水性多孔質膜を用いた場合に処理中に膜が親水化さ
れるのを防止するためのものである。
このような脱会@装置では、タンク11内に例えばエタ
ノール醗酵液などの原液を満し、補助ヒータ12を作動
させて原液を例えば30〜60℃程度に加温しつつ撹拌
機13で撹拌する。ついで、圧縮機14を作動させてモ
ジュール14の中空糸16内部を約1〜300Torr
程度に減圧する。この減圧によって原液中の例えばエタ
ノールが蒸気となって中空糸16・・・内側に透過して
くる。この蒸気は原液の温度とほぼ等しいかやや低い温
度であり、圧縮1fi24に吸引され、ここで断熱圧縮
される。断熱圧縮された蒸気は圧力が500〜1000
TOrr1温度が原液の温度よりも約5〜10℃高い温
度となって、バッファタンク29を経て、タンク11内
に浸漬された熱交換器15に流入する。熱交換器15に
流入した蒸気は、原液の温度よりも高く、かつ圧力も加
圧されているので、原液を加熱するとともに自らiよ凝
縮液化して液体となり、回収タンク31に流入する。
疎水性多孔質中空糸膜からなるモジュール14を用いた
場合には、時々弁23を閉じて、吸引を中止し、キャリ
ヤガスボンベ27から窒素ガス、炭酸ガス、滅菌空気な
どのキャリヤガスを弁26から中空糸16内部に送り込
み、膜を逆洗するとともにその親水化を防止するのが好
ましい。
このような膜分離装置によれば、圧縮機24で断熱圧縮
され加圧加熱された分離物蒸気を熱交換器15に導き、
蒸気の顕熱の一部および潜熱の全部を原液に与え、自ら
は凝縮するため、該蒸気の液化のためのコールドトラッ
プなどの凝縮装置が不要であるとともに蒸気の有する熱
が効率よく回収され、原液の加熱のための専用エネルギ
ーは不要となる。よって、操業開始時においてのみ補助
ヒータ12を作動させればよく、モジュール14で気化
するための気化潜熱は熱交換器15で凝縮潜熱として与
えられ、さらに断熱圧縮による温度上昇分のエネルギー
も回収されるため、以後は補助ヒーター12を停止する
ことができ、又原液を外部から加熱する必要はほとんど
ない。
また、モジュール14の固定部17をタンク11底部に
向けて取り付けである場合は、中空糸16の各々は原液
の撹拌上昇流で揺らぐことになり、原液と中空糸との接
触がよくなって各々の中空糸の利用効率が高くなる。ま
た、中空糸16の各々が常に原液中で揺らいでいるため
、原液中に懸濁物などがあっても中空糸16・・・には
付着することが少なく、懸濁物の付着による中空糸利用
効率の低下もない。
なお、中空糸16・・・とじて原液よりも比重の大きい
もの、例えばシリコーン系中空糸を用いた場合には中空
糸がタンク11の底に沈みがちとなるため、糸や紐など
を用いて中空糸16・・・を軽く束ねたうえタンク11
の上方から吊す方法などをとることが望ましい。また、
中空糸16・・・からなるモジュールの代りに平膜から
なるモジュールを用いてよいことは勿論である。さらに
、この膜分離装置は、湿度差を利用して分離を行う膜蒸
留にも使用でき、同様に熱エネルギーの回収を効率的に
行うことができる。
(発明の効果) この発明の脱会!11装置は多成分系の原液が貯えられ
たタンク内に疎水性多孔質膜または疎水性非多孔質膜か
らなる七ジュールを配設し、このモジュールによっ′″
CC原液分離された気体状分離物を吸引するとともに断
熱圧縮する圧縮nを設【プ、この圧縮機で断熱圧縮され
た気体状分離物を流して原液を加熱するとともに気体状
分離物を凝縮する熱交換器を設けたものであるので、モ
ジュールから分離された気体状分離物の液化のための束
線装置が不要となるとともに、モジュールでの気化潜熱
が熱交換器での凝縮潜熱として原液に与えられるので、
原液の加熱のための外部エネルギーがほとんど不要とな
り、装置全体としてのIネルギー消費量が著しく低減す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の脱会1!i装置の一例を示す概略構
成図、第2図はこの発明の脱会′?J1装置に用いられ
るモジュールの一例を示す概略断面図、第3図は従来の
装置を示ず概18構成図である。 11・・・・・・タンク、 14・・・・・・モジュール、 15・・・・・・熱交換器、 16・・・・・・中空糸、 17・・・・・・固定部、 24・・・・・・圧縮機。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)多成分系の原液が貯えられたタンク内に疎水性多
    孔質膜または疎水性非多孔質膜からなるモジュールを配
    設し、このモジュールによって原液から分離された気体
    状分離物を吸引するとともに断熱圧縮する圧縮機を設け
    、この圧縮機で断熱圧縮された気体状分離物を流して原
    液を加熱するとともに気体状分離物を凝縮する熱交換器
    を設けたことを特徴とする膜分離装置。
  2. (2)上記モジュールが疎水性多孔質膜または疎水性非
    多孔質膜の中空糸を多数本束ねてU字状に曲げ、その両
    端部を固定して固定部としたU字状モジュールであって
    、このモジュールの固定部をタンク底部に向けて取り付
    けたことを特徴とする請求項第1項記載の膜分離装置。
JP12026888A 1988-05-17 1988-05-17 膜分離装置 Pending JPH01293104A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992007647A1 (en) * 1990-11-02 1992-05-14 Daicel Chemical Industries Ltd. Device for regenerating organic solvent
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