JPH01291150A - 電位差式アルコールセンサ - Google Patents

電位差式アルコールセンサ

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JPH01291150A
JPH01291150A JP12140788A JP12140788A JPH01291150A JP H01291150 A JPH01291150 A JP H01291150A JP 12140788 A JP12140788 A JP 12140788A JP 12140788 A JP12140788 A JP 12140788A JP H01291150 A JPH01291150 A JP H01291150A
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electrodes
alcohol
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alcohol concentration
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Susumu Kurihara
将 栗原
Kazumitsu Kobayashi
小林 一光
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Japan Electronic Control Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アルコールを混合した液体中のアルコール濃
度を高精度に検出できる電位差式アルコールセンサに関
する。
(従来の技術) 近時、諸外国ではガソリン中にアルコールを混合したア
ルコール混合ガソリンがいわゆる「ガソホール」として
使用されている。純正ガソリンとガソホールとでは当然
にオクタン価か異なるから、純正ガソリンでは空燃比(
空気と燃料の重量比)A/Fが15:lであるのに対し
、ガソホールの空燃比はi9図に示す特性となり、アル
コール濃度が100%では空燃比は6:lとなる。
従って、ガソホールを使用する場合には、アルコール濃
度を検出して燃料噴射量、点火時期等を制御する必要が
ある。
このため、従来からガソリン中のアルコール濃度を検出
するアルコールセンサとして、ガソリン抵抗値とアルコ
ールの抵抗値の相違からアルコール濃度を検出する抵抗
式アルコールセンサか検討されている。
この種の抵抗式アルコールセンサを第1O図ないし第1
3図に示す。
同図において、lは燃料パイプ、2はアルコールセンサ
で、該アルコールセンサ2は燃料バイブl内に離間して
配設した一対の電極棒、電極板等からなる電極3,4と
、該電極3,4と接続された検出回路5とからなり、該
検出回路5は一側電極3と接続された直流電源6と、該
直流電源6と他側電極4間に設けられた検出抵抗7とか
ら構成されている(第10図、第11図参照)。
そして、上記アルコールセンサ2は一対の電極3.4間
に介在するガソリン中のアルコール濃度Cが高くなると
、抵抗値か低下することに基づき(第12図参照)、検
出抵抗7の両端からの検出電圧Eによりアルコール濃度
Cを検出するものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、一般に電解装置にあっては電極にイオンが蓄
積する分極効果と、イオンの動きに抵抗力を与える緩和
効果が表われることが広く知られているが、アルコール
混合ガソリン中に一対の電極3.4を浸漬して通電する
ことにより該アルコール混合ガソリン中のアルコール濃
度Cを検出する抵抗式アルコールセンサにおいても、ア
ルコール濃度が高くなると分極効果と緩和効果とにより
て電極3.4の電気伝導度が失われ、小さくなる現象が
生じる。
このため、アルコール濃度Cが高くなると検出抵抗7間
の出力電圧Eが高くなるべきところ、分極効果、緩和効
果のためにアルコール濃度Cが高い領域で出力電圧Eが
低下してしまう。
かくして、検出抵抗7間の出力電圧Eが第13図に示す
ように、アルコールの高濃度側で急激に低下する現象が
生じ、電圧特性全体としである濃度(EO)以上では同
一アルコール濃度Cに対して2値(C,、C2)を持つ
ことになり、アルコール濃度Cを正確に検出できないと
いう問題がある。
本発明は、E述した従来技術の欠点に鑑みなされたもの
で、アルコール混合ガソリン中のアルコール濃度を分極
効果や緩和効果の影響を受けることなく高精度に検出で
きるようにした電位差式アルコールセンサを提供するも
のである。
(課題を解決するための手段) 上述した課題を解決するために本発明の手段は、アルコ
ール混合液体中に離間して対向配設され、一定の電圧が
印加されるようになった一対の通電用電極と、該一対の
通電用電極間に位置して所定間隔離間して対向配設され
た一対の検出用電極とからなり、前記一対の通電用電極
間の距離をアルコール濃度に応じた該通電用電極間の電
位差が分極効果によってアルコール濃度の濃度差に対し
て全域で逆転した値になるように設定し、前記一対の検
出用電極を該通電用電極間において電位差が逆転する位
置の外側に配設するようにしたことにある。
〔作用〕
一対の通電用電極間に介在するアルコール混合液体の電
位差を分極効果によってアルコール濃度の濃度差に反し
て全域で逆転させる。この逆転した電位差を検出用電極
で電圧検出することにより、一部の電位差のみが分極効
果を受けることなくアルコール濃度に比例した直線性の
ある電位差を検出できる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第1図ないし第8図に基づき詳
述する。
図において、11.12は燃料バイブ1(Ito図参照
)内に距離したけ離間して配設した一対の電極板からな
る通電用電極で、−側の通電用電極11は直流電源13
と接続され、他側の通電用電極12は固定抵抗14を介
して該直流型[13と接続されている。
15.16はこれらの間に介在するガソリンの電位差を
測定するため、前記一対の電極11゜12間に設けられ
た他の一対の小形の電極板からなる検出用電極で、該各
検出用電極15.16は通電用電極11.12から所定
間隔離間し、かつ、互に距離文だけ離間した状態で対向
配設されている。
17は前記一対の検出用電極15.16間の電位差を検
出するために、該検出用電極15゜16間に接続された
電圧検出装置である。
叙上の如く、叉施例のアルコールセンサは一対の通電用
電極11.12と、これらの間に設けられた他の一対の
検出用電極15.16とを有しているが、ここで、この
種の電位差式アルコールセンサの基本的作動について説
明する。
各一対の通電用電極11.12及び検出用電極15.1
6は燃料バイブl内のアルコール混合ガソリン中に浸漬
されており、この状態で通電用電極11.12間に直流
電源13から一定の電圧を印加する。この時、通電用電
極11.12間に介在するアルコール混合ガソリン中の
アルコール濃度Cが高いと、抵抗値は小さいから該電極
11゜12間の電位差は小さくなり、逆にアルコール濃
度Cが低いと、抵抗値は大きいから電極11゜12間の
電位差は大きくなる。
そこで、通電用電極11.12間に介装した一対の検出
用電極15.18により、該通電用電極11.12間の
電位差を電圧検出装N17で電圧検出することにより、
アルコール濃度が高くなると出力電圧が直線的に小さく
なるような電圧特性を得ることかでき、これによりアル
コール濃度を測定するようになっている。
ところで、前述の如く通電用電極11.12間に直流電
源13から一定の電圧Evを印加すると、該通電用電極
11.12間の電圧Vt及び固定抵抗14の両端間電圧
Eは理論的には第3図に示すようになる。従って、第4
図に示すように、アルコール濃度Cに対する通電用電極
11.12間の差電圧はアルコール濃度C=100のと
きの電位差V、が最小、アルコール濃度C=60のとき
の電位差v2が中間、アルコール濃度C=40のときに
電位差v:lが最大になる。
然るに1通電用電極11.12には直流電源13から電
圧Evが印加されるから、該各電極11.12には従来
技術における電極3,4と同様に分極効果と緩和効果と
が表われる。このため、アルコール濃度Cの高濃度領域
5例えば80%以上の領域では、各通電用電極°11゜
12の電気伝導度が失われて小さくなる結果、第5図に
示すようにアルコール濃度Cに反比例的に減少する電極
11.12間の電圧Vtが高濃度領域では立上る現象が
生じる。
かくして、一対の通電用電極11.12間における各ア
ルコール濃度毎の電位差V、、V、。
v3は電極11.12近傍で分極効果の影響を強く受け
る結果、傾きの直線性が失われることになり、しかも、
分極効果はアルコール濃度Cが高濃度になるほど増加す
るため、第6図に示すようにアルコール濃度C=100
の場合の電位差V、がアルコール濃度C=60、C=4
0の場合の各電位差V、、V3に対して逆転し、アルコ
ール濃度C=60の場合の電位差v2か低濃度C=40
の電位差v3に逆転して大きくなる。このため、検出用
電極15.16を通電用電極11.12間に単に配設し
た構成では、アルコール濃度Cを正確に検出できないと
いう不具合がある。
そこで、実施例では各アルコール濃度C毎の電位差Vl
 、Vg −V:Iが通電用電極11.12間の全域で
分極効果の影テを受けるように、通電用電極11.12
間の距離りはL′に設定しである。これにより、アルコ
ール濃度e=iooのときの電位差vIがアルコール濃
度C=60のときの電位差v2に対してA点で逆転し、
電位差v2がアルコール濃度C=40のときの電位差v
1に対してB点で逆転し、各電位差がVI>Vt >V
:lの関係になるようにしである。
また、上述の如く配設した一対の通電用電極11.12
間に介在するガソリンの電位差v、。
V2.V、を検出する一対の検出用電極15゜16は前
述の如く通電用電極11.12間で各電位差V□、V2
.V、が逆転したA点及びB点よりも外側、即ち通電用
電極11.12寄りに位置するように、検出用電極15
.16間の距離文は又′に設定しである。
上記の6距#L’ 、l’を具体的に示すと、各通電用
電極11.12の電極面積を100■膳2、直流電源1
3の電圧Ev−12Vとした場合5通電用電極11.1
2間の距離L′はL’=15mm、検出用電極15.1
6間の距M又′は見’=12mmである。
かくして、実施例によれば一対の通電用電極11.12
間に介在するガソリンの電位差Vは、該通電用電極11
.12の分極効果に拘らず一対の検出用電極15.16
によって第8図に示すように、アルコール濃度Cに比例
した直線性のある値として検出することができるから、
アルコール濃度Cの高精度な検出が可能である。なお、
アルコール濃度Cに対する通電用電極11.12間の電
圧Vtは第8図に示すとおりである。
なお、実施例において電圧検出装fi17に増幅器を接
続し、電圧検出装2t17の検出電圧Eを該増幅器で増
幅して外部機器に出力するようにしてもよい、また、実
施例ではアルコール混合液体としてアルコール混合ガソ
リンを例示したが、本発明はこれ以外のアルコール含有
液体に適用しつるものである。
(発明の効果) 本発明は以上詳述した如くであって、一対の通電用電極
間に介在するアルコール混合液体の電位差を分極効果に
よってアルコール濃度の濃度差に反して全域で逆転させ
、逆転した電位差を検出用電極で電圧検出するように構
成したから、一部の電位差のみが分極効果を受けること
がなくアルコール濃度に比例した直線性のある電位差を
検出でき、高精度のアルコール濃度測定か可能である。
【図面の簡単な説明】 第1図ないし第8図は本発明の実施例に係り、第1図は
アルコールセンサの回路図、第2図はアルコールセンサ
の構成説明図、第3図は理想状態におけるアルコール濃
度と出力電圧との関係を示す線区、第4図は理想状態に
おける通電用電極間のアルコール濃度毎の電位差を示す
説明図、第5図は分極効果による実際の出力電圧の変化
を示す線図、第6図は通電用電極間のアルコール濃度毎
の電位差が分極効果により逆転した状態を示す説明図、
第7図は通電用電極と逆転した電位差に対する検出用電
極の配設状態を示す説明図。 5S8図はアルコール濃度と逆転した電位差との関係を
示す特性線図、第9図ないし第13図は従来技術に係り
、第9図はアルコール濃度に対する空燃比の関係を示す
線図、第1θ図はアルコールセンサを燃料バイブに配設
した状態を示す配置図、第11図はアルコールセンサの
回路図、第12図はアルコール濃度と検、比抵抗との関
係を示す線図、第13図はアルコール濃度と出力電圧と
の関係を示す線図である。 11.12−・・通電用電極、15.16・・・検出用
電極、A、B−・・逆転位置。 特許出願人  日本電子機器株式会社 代理人 弁理士  広  瀬  和  産量     
  中   村   直   樹第1図 第2図 第3図 第5図 アルコールラ屡J¥C(”/、) 第4図 第6図 第7図 第8図 アルコール濃度C(V’/、) 第9図 第10図     第11図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アルコール混合液体中に離間して対向配設され、一定の
    電圧が印加されるようになった一対の通電用電極と、該
    一対の通電用電極間に位置して所定間隔離間して対向配
    設された一対の検出用電極とからなり、前記一対の通電
    用電極間の距離をアルコール濃度に応じた該通電用電極
    間の電位差が分極効果によってアルコール濃度の濃度差
    に対して全域で逆転した値になるように設定し、前記一
    対の検出用電極を該通電用電極間において電位差が逆転
    する位置の外側に配設するように構成してなる電位差式
    アルコールセンサ。
JP12140788A 1988-05-18 1988-05-18 電位差式アルコールセンサ Granted JPH01291150A (ja)

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