JPH01290960A - 電子制御式燃料噴射器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、燃料を内燃機関の燃焼室に高然料圧力でも
って直接噴射するのに荷に適した、内燃機関用電子制御
式燃料噴射器に関する。

（従来の技術） 電磁的に作動される噴射器にあっては、噴射器ノ二−ド
ル弁ピストンの両側に作用する燃料圧力の差圧力によっ
て噴射器のニードル弁か開閉される。電磁的に駆動され
るパイロット弁によシ、噴射器のニードル弁ピストンの
後側における燃料圧力レベルが制御される。

噴射器のニードル弁を電磁的に制御するこの種型式の燃
料噴射器においては、例えば米国特許用２，８８１，９
８０号明細書、同第４６１０．５２９号明細書及び同第
４，５６６．４１６号明細書、並びに欧州公開特許＠０
２２８５７８号明細書におるように、種々の設計のもの
が既知であシ開示されている。

（発明が解決しようとする課題） 上記明細書に開示された噴射器は、噴射器の長さのため
に或いは噴射器のニードル弁の電磁制御のために部材を
特別に設計する必要があるために嵩張るものとなってい
る。かかる既知の噴射器が、乗用車のエンジンのような
小型の内燃機関に使われると、この嵩張りはかなりの欠
点になる。更に、上記の比較的複雑な設計の噴射器は製
作費用が高い。このことはまた、小型エンジンに適用す
るに当って非常に重要な役割を演じるものである。

本発明の第一の目的は、従来の解決によるものに比べて
、限られた空間と価格の利点を備える非常に簡素でかつ
コンパクトに設計された燃料噴射器を提供することであ
る。単一部品の数及び寸法を小さくしそして緊密に底合
し正確に機械加工された面の数を最小限にすれば、噴射
器の設計は簡単になる。更に、構成部品の幾何学形状は
部品を簡単な方法で製造できるものでなくてはならない
。最後に、自動組立及び測定機械によって仕上げ部品を
組立てて完成噴射器の設定ができれば有利である。

本発明の別の目的は、従来技術の噴射器と比較して非常
に簡単な設計でらす同時に［賞射器性能の改良制御を行
うことができる燃料噴射益金提供することでおる。これ
は、各間欠噴射工程の間で小量の燃料が高い燃料圧力で
計輩されねばならない場合に特に当てはまる。この利点
は、本発明によれば、電磁石、及び流体的に駆動される
噴射器ニードル弁と組合せて！磁的に駆動されるパイロ
ット弁に特別の設計を用いることにより達成される。

（課題を解決するだめの手段、作用効果）高圧の燃料を
内燃機関の中に間欠的に噴射する噴射器１０に、噴射器
弁部材１８が設けられる。燃料排出オリフィス２４を開
閉するためのこの噴射器弁部材１８の動きは、弁ピスト
ン２６に排出オリフィス２４とは反対側で作用する制御
室４０内の燃料圧力によって制御される。円筒部材５６
がこの弁ピストン２６の上側部分を取り囲んでいる。ソ
レノイド４４を励磁すると、パイロット弁４６が開き、
その後制御室４ｏ内の燃料圧力が急速に低下する。パイ
ロット弁４６のための高速アクチュエータとしての機能
に加えて、ソレノイド４４は、制御室４０内の燃料圧力
によって生じそして円筒部材５６、ソレノイド４４及び
さらに別の部材４８．５０．５２．１４に作用する力を
支持しそして伝達するのにも用いられている。それゆえ
、ソレノイド４４を噴射器ハウジング１４内に直接装着
することができるので１、噴射器１０の設計が非常にコ
ンパクトでかつ簡単なものとすることができる。

本発明のこれら及びその外の利点は、図面に示された種
々の実施例についての以下の祥細な記述から明らかにな
るであろう。

（実　施　例） 以下本発明の実施例を図面に基いて説明する。

第１図を参照すると、本発明によりコンパクトな設計と
された燃料噴射器が数字１０で示されている。他の図面
を参照するに当って、同じ数字は図面を通じて同じ部分
を表わすものである。噴射器１０は燃料噴射システム（
図示１−ない）に組み込まれて、圧力のかかった燃料を
内燃機関の燃焼室内に噴射するものである。

噴射器ニードル弁１８を収容する噴射器ハウジング１４
内には機械加工により空間又は室１６が形成されており
、燃料圧カボンブ（図示せず）によって供給される加圧
燃料は、この空間又は室１６に連通した通路１２を通し
て噴射器ハウジング１４内に進入する。噴射器ニードル
弁１８は下方に伸ひて、噴射器の先端部５８の通路２０
にある弁座２２に至っている。第１図に示されているよ
うに、噴射器ニードル弁１８が弁座２２に係合している
ときは、噴射器１０から噴射メリフィス２４を通って関
連する内燃機関の燃焼室（図示せず）内に至る燃料通路
を閉鎖している。噴射オリフィス２４は噴射器の先端部
５８に機械加工により形成されている。先端部５８はナ
ツト５６によって噴射器ハウジング１４０表面１４．上
に押圧されて係合し、燃料が空間１６から噴射器１０の
外側に漏れ出るのを阻止しでいる。

弁１８の噴射器ニードルの上側部分においては、異なる
外径を有する二つの部分２８．３０を備えたニードル弁
ピストン２６が設けられている。小さい外径を有する部
分２８は、噴射器ハウジング１４の案内ボア２８ａ内に
緊密嵌合状態で滑り案内されている。案内ボア２８ａト
＝−）”ル弁ピストン２６の小径部分２８との間が緊密
嵌合であるので、燃料が噴射器１０の高圧９間１６から
上側に隣接する低圧領域４２へ漏れるのを非常に減じて
いる。

ニードル弁ピストン２６を噴射器ニードル弁１８と一体
片に作ることによるか、域いは異なる外径を有する部分
２８．５０を第１図に示されているように圧力嵌め又は
溶接することによって、これら二つの部分２８．５０を
有するニードル弁ピストン２６は噴射器ニードル弁１８
と堅固に連結されている。二つの部分２８および単一　
−６０を備えたニードル弁ピスト ン２６の内部にはボア３２が設けられており、このボア
５２は一端において側部ボア５３によって噴射器１０の
空間１６に接続されている。

ボア６２は他端においてより小さいボア即ちオリフィス
３４に接続している。このオリフィス３４はニードル弁
ピストン２６の大径側の部分３０の頂端面に伸びている
。大径側の部分５０は緊密な側部嵌合案内部５０ａによ
って外径上に円筒片３６を案内している。円筒片５６は
、オリフィス５８が設けられた上端部で閉じられている
。円筒片３６は内部において、ニードル弁ピストン２６
の大径部分５０と共同して、小さい空間又は室４０を定
めている。両オリフィス５４．５８は軸方向に整列して
おり、噴射器１０の長手方向軸線８の方向に伸びている
。

パイロット又はソレノイド弁４６は、硬質材料からなる
弁ステム６０と、軟質の電磁性材料からなり弁ステム６
０にしっかりと連結された弁プレート６２とからなって
いる。第１図に図示のように、パイロット弁４６はソレ
ノイド４４によって駆動することができるが、オリフィ
ス３８の出口を塞いで、燃料がオリフィス５８を通して
隣接する低圧領域４２に流れ出るのを阻止している。円
筒片５６は、小室４０内の燃料圧力によって生じる力の
ために、部材４８の平坦な接触面４８ａに対して押圧さ
れている。部材４８は、噴射器１０内に装着されたさら
に別の要素と共に、円筒片５６の軸線方向位置を定めて
いる。円筒片５６はニードル弁ピストン２６の大径部分
３０によってのみ案内され円筒片３６の外周では案内さ
れないことは、一つの重要な特徴である。こうした特徴
により、噴射器ニードル弁１８を実質的に漏れのない、
緊密シール設計とし、噴射中にニードル弁１８が邪魔さ
れることなく軸線方向運動をすることができる。

円筒片５６をその外周でも案内ｊ、７なければ汝らない
とすると、緊密シールに必讐な全ての緊密嵌合が互いに
完全に同心状でない場合には、ニードル弁ピストン２６
のジャム、又は少なくとも好豊Ｌ７からざる大きな摩擦
力が生じるであるう、。

部材４８は、噴射器１０の縦方向畑線８に直交する方向
に滑動可能である。こうすることにより、第２図、第５
図に関する記載の中で後はど説明するように、パイロッ
ト弁４６の行程長さを設定することができる。

案内片５０は、円筒片５６から部材４８に伝達された軸
方向の流体圧力を、接触面５０ａ、４４ａを介し、てソ
レノイド４４に伝達する。小室４０内の燃料圧力によっ
て生じたこの軸方向の力はソｌ／ノイド４４から接触面
５２ａによってソレノイド保持プツト５２に伝達される
。最後に、この軸方向の力は、ソレノイド保持ナツトの
ねじ部ｓ４８によって噴射器ハウジング１４に設ｆｆら
れｆｔ対応するねじ部５４ｂに伝達される。燃料圧力に
よって生じた軸方向の力の経路は、ナツト５６、先端部
５８及び噴射器ニードル弁１日によって閉じている。

ソレノイド４４は、プレート６２と同様、軟質の電磁性
材料からなっている。電磁的特性（磁化及び動的応答）
は、機械的張力（材料の応力）によって逆の効果を受け
る。この事実により、ソＬ／ノイド４４が、予防的措置
を取らないために小室４０内の燃料圧力によって生じる
軸方向の力を受けていた場合には、ソレノイド４４、そ
れゆえソレノイド弁４６の挙動には負の影響が及ぶこと
Ｋなる。

ソレノイド４４が力伝達要素としてその適正な機能を損
うことなく用いることができる理由は、ソレノイド４４
の設計が詳細に説明されている第４図についての記載の
中で明らかになるであろう。しかし、第１図からでも、
接触面４４、　、５２ａは、縦方向軸線８からソレノイ
ド弁ブレー）　６２の半径よりも相当大きな距離のとこ
ろに位置されていることが認められる。この事実は、本
発明によるソレノイド４４の内部配性と相まって、ソレ
ノイド４４が迅速応答装置と１５での機能と、小室４０
内の燃料圧力によって牛ｌ−る軸方向の力の支持部材と
しての機能の両方を果すことを可能にしている。

欧州公開特許串願第０２２８５７８号による噴射器のａ
　ｉｔｔでは、ソレノイドを付加的なハウジングに設置
する心安がある。このハウジングは、燃料圧力から生じ
る軸方向の流体力を伝達し、機械的な負荷によってソレ
ノイドの正しい機能が乱されないようにするのに用いら
れている。しか１．なから、このハウジングは、本発明
の設計になるものと比べて、余分な構成要素が必要であ
ると同様に噴射器の寸法を大きくしてしまうことになる
。

本発明のソレノイド４４と案内片５０は、直接に且つ噴
射器ハウジング１４のボア６４内に別のハウジングを設
けることなく置かれている。

本発明によれば、設計が非常にコンパクトであるという
利点の外（（、前記欧州公開特許出頓第０２２８５７８
号による他の全ての肯定的な特性が維持される。即ちニ ー１−ドル弁ピストン２６に沿う噴射器ニードル弁１８
、円筒片３６、部材４８、案内片５０、パイロット９Ｐ
４６及びソレノイド４４は、ボア６４側から噴射器ハウ
ジング１４内に装着することができるニ ー噴射器ハウジング１４は、一つの加工片から作られて
おり、高い燃料圧力が作用する領域を横切る切断部を設
けてシールしなければならなくなることがない。

一縦方向軸線８に沿りて配置された全ての噴射器構成要
素の軸方向公差は、噴射器が完全に組み立てられると、
ソレノイド保持ナツト５２の位置によって補償できるの
で、大きくとることができる。それと共に、各噴射器に
対して濱射器構成要素の長さのバラツキにも拘らず、噴
射器ニードル弁１８の最大可能リフ）ＨｆｒＯ常に所望
値に設定することができる。

噴射器ハウジング１４と案内片５０との交差ボア６６に
はパイロット弁スプリング６８が配設されている。この
スプリング６８は丸い湾曲可能なバーの形をした湾曲ば
ねとして構成されており、パイロット弁４６のステム６
０内に機械加工されたボア７０を貫いて伸びると共にス
プリングの弾性付勢力を前記ボア７０の下側に作用させ
ている。スプリング６８の両端を二つの溝付きビン７２
によって移動させることにより、パイロット弁スプリン
グ６８の事前張力を設定することができる。各々のビン
７２は噴射器ハウジング１４のボア７２ａ内に案内され
ている。噴射器ハウジング１４のねじ部５４ｂの下側部
分にねじ込まれた調節ナツト７４が、二つのビン７２の
軸方向位置を決めるのに用いられ、それゆえパイロット
弁ステム６０へのばね付勢力を定める役割を果している
。この事前張力の設定操作は、噴射器１０が完全に組み
立てられるときに行うことができる。

調節ナツト７４とソレノイド保持ナツト５２には溝付き
スリープ７６ａ、７６ｂが備わっている。

調節ナツト７４の溝付きスリープ７６ｂには、調節ナツ
ト７４のねじ部に対応する内面において、ねじ部が設け
である。噴射器の最大弁リフトＨとパイロット弁スプリ
ング６８の付勢力との望ましい値が一旦設定されると、
ソレノイド保持ナツト５２と調節ナツト７４との位置は
、クランプ７８と、溝付きスリープ７６ａ　、　７６ｂ
の弾性変形並びに互いに対する及び噴射器ノ・クランプ
１４のねじ部５４ｂに対する抑圧とによってブロックす
ることができる。このため、噴射器が正しく設定された
後でのナット５２．７４の好ましくない回転を防止する
ことができる。

さらに、噴射器１０には、案内片５０の回転を阻止する
ビン８１が備わると同様に、パイロット弁スプリング６
８を装填又は取出すために取外すことのできるサイドカ
バー８０が備わっている。６つのＯ−リング８２ａ　、
８２ｂ　、８４が噴射器１０の低圧領域４２を密封して
いる。燃料戻し片８Ｂにより、低圧下の燃料は低圧領域
４２から燃料タンク（図示せず）に戻る。この点に関し
では第４図の説明の中でさらに詳細に述べる。ソレノイ
ド４４のコイル端子である二つのプラグ８６ａ　、　８
６ｂはンレノイド駆動ユニット（図示せず）への接続の
ためのコネクタとしての働きをする。

噴射器１０の作動態様は以下のとおりである二所窒の時
期に、ンレノイド４４が予め定められた時間幅の電気パ
ルスによって励磁されると、パイロット弁４６が作動さ
れてパイロット弁ステム６０が弁座から後退し、オリフ
ィス３８の出口を開く。前述の欧州特許出願公開第０２
２８５７８号で説明したのと同じようにして、小室４０
の燃料圧力が急激に低下する。噴射器のニードル弁ピス
トン２６の小さい方の外径を有する下側部分２８の下面
に作用する燃料圧力は、このときニードル弁１８をその
開き位置に移動させることができ、燃料が弁座２２を横
切り噴射器オリフィス２４を通って放出されることによ
り噴射工程が始まる。

ンし７ノイド４４への電気パルスが中断されると、パイ
ロット弁４６は付勢スプリング６８によりオリフィス３
８の出口のところにある弁座へ迅速に戻る。小室４０内
の圧力は急激に上昇する。上側の大径のピストン３０と
下側の小径のピストン２Ｓとの間の面積差によって、噴
射器ニードル弁１８を急速に再び座着させて噴射工程を
終了させる時期は何時でも可能である。

第２図は、第１図の断面に垂直な断面における噴射器１
０の上側部分の軸方向断面図である。

このよう圧して、パイロット弁４６の行程長は噴射器の
縦方向軸線８に直交する方向に部材４８を動かすことに
よって正しい値に調節することができる。また、第２図
にはパイロット弁スプリングの事前張力を調節する別の
機構が図示されている。

部材４８と案内片５１との間の接触面５０ａは、部材４
８と円筒片５６との間の接触面４８ａに関して傾斜して
いる。この接触面ａａａは縦方向軸線８と直交している
。同様に噴射器の縦方向軸線８に直交する軸線９０に沿
う半径方向に部材４８をすべり移動させると、平面４９
ａとソレノイド４４のンレノイド弁停止面９２ａとの間
でのパイロット弁４６の取り得る行程径路の長さを変え
ることができる。この行程径路は、ソレノイド４４が予
め定められた時間幅の電気パルスを受ける毎に、パイロ
ット弁４６により前後に行われる。

調節ねじ９４には、部材４８にねじ込むことのできるね
じ部９６と、同じく、噴射器ハウジング１４の対応する
面に接触して調節ねじ９４の内側半径位置を決定する内
側の、平坦でリング状の面９８ａを具える大径の円形部
分９８が設けられている。外側の平坦な面９８ｂと接触
するカバー１００が調節ねじ９４をクランプしている。

同時に、カバー１００は噴射器１０の低圧領域を重付し
ている。調節ねじ９４にはさらに、ナツト１０４がねじ
込１れる別のねじ部１０２と、適当な工具でもって軸線
９０のまわりに調節ねじ９４を回転するための内側六角
ボア１０６とが備わっている。

ナツト１０４を採用して示した解決法とは別の方法も可
能である。例えば、カバー１００の内面には歯を設けて
、調節ねじ９４の対応する歯付面９８ｂと共同させるこ
とができる。カバー１００を所定位ｆまでねじ込むと、
調節ねじ９４０回転は機械的に阻止される。異なる別の
例では、調節ねじ９４は二つの面９８ａ　、　９８ｂで
単にクランプされるだけである。両方の例とも、調節ね
じ９４の、ナツト１０４を含む噴射器ハウジング１４か
ら突出する部分を省略することができる。

調節ねじ９４を軸線９０のまわシに回転すると、部材４
８は半径方向にすべり移動を行い、そして平坦な面５０
ｍが傾斜しているために、パイロット弁４６の取り得る
行程長を変えることができる。この調節操作は、噴射器
１０の組立てが完成した後でも外側から行うことができ
る。

平坦な面５０ａは、調節ねじ９４を部材４８にねじ込む
ことＫよって調節ねじ９４が部材４８を引き出したとき
に、パイロット弁４６の取り得る走行径路長さが増加（
第２図に示す）するような傾斜をしているのが好ましい
。このようにすると、小室４０内の流体圧力によって部
材４８には引張ろうとする力成分が生じるから、ねじ部
９６と面９８ａのところで生じるどのような弛みも調節
操作中に自動的に零とされ、噴射器１０の作動中に変わ
ることがない。

本発明による噴射器の設計によれば、噴射器１０が完全
に組立てられても、必要な全ての調節を行うことができ
る。即ち必要な調節とは、−噴射器のニードル弁が取り
得る最大リフトＨ−パイロットスプリングの付勢力、及
び−パイロット弁４６の行程長さ、である。

このことは、噴射器１０が人手に頼ることなく自動機械
によって設定することができるので従来の設計に比べて
大きな利点である。さらに、噴射器を分解する必要なく
噴射器をチエツクし、そしてもし必要ならば、通常の稼
動中に所望の性能に至るように再調整することが可能で
あり、そうすることで塵埃が噴射器の中に入いる危険を
大きく減じている。

原則として、完全組立済みの噴射器について必要な全て
の調節操作を行うことができる噴射器は、前述の欧州特
許出願公開第０２２８５７８号に既に開示されている。

この目的のため、この既知の噴射器のソレノイド、パイ
ロット弁及びパイロット弁スプリングは噴射器の縦方向
軸線に直角に置かれている。こうした事実のため、本発
明によって提案されたようなコンパクトな設計の噴射器
を現実化するのはかなり困難である。更に、本発明の噴
射器１０の全ての本質的な構成要素が縦方向軸線８に沿
って置かれているため、幾つかの噴射器の構成要素とり
わけノ・クランプ１４の製造が著しく簡岸になる。

第２図にはまた、変形案内片５１とソレノイド４４の間
に介装されるスリープ１０７が示きれている。小室４０
内の燃料圧力によってもたらされる軸方向の力は、今度
も同様にスリープ１０７によっても伝えられる。しかし
、変形案内片５１とスリープ１０７との間には接触面１
０７ａを付は加える必要がある。パイロット弁スブリン
グ１０８は第１図の対応するスプリング６８と比べて短
いが、その設計は実質的に同じである。

パイロットスプリング１０８の両端は、スリープ１０７
内に設けられた二つのランプ即ち面１１０ａ。

１１０ｂによりて予め張力が加えられている。ランフ’
　１１０ａ、１１０ｂは傾斜している。それゆえ、スリ
ープ１０７を縦方向軸ａ１８のまわりに回転するとパイ
ロット弁スプリング１０８の事前張力に変化がもたらさ
れる。

スリープ１０７は噴射器ハウジング１４のボア６４によ
って外周で案内されている。スリープ１０７の内周１１
２は変形案内片５１の上側の小径の部分１１４を半径方
向に案内している。スリープ１０７はまた完全に組立て
済みの噴射器１０について外側から回転させることがで
きる。しかしながら、かかる外部からの調節操作を可能
にするための特別の設計はここには図示されていない。

第２図に示されそして上記のように説明された解決法に
似た解決法が、パイロット弁４６の行程長さを設定する
のにも採用することができる。かかる実施例では、部材
４８はスリープ１０７に似せて構成されており、そして
変形案内片５１に面する側か、又は円筒片３６に面する
側かのいずれかに二つ以上のランプを有している。この
ように変形された部材４８を軸線８のまわりに回転する
と、パイロット弁４６の行程長さを変更することができ
る。このような設計吃ここでは詳細には図示されていな
い。

第１図のクランプ７８とナツト７４の代わシに、第２図
の実施例にはナツト１１６とワッシャ１１８が設けられ
ており、変形ンレノイド保持ナツト５３の動きを阻止し
ている。

第１図の実施例における部材４８，５０，５２゜第２図
の実施例における部材４８，５１，５！ｌ。

１０７及び両実施例におけるンレノイド４４は、小室４
０内の燃料圧力によって生じる軸方向の力を支えこの力
を噴射器ハウジング１４へ戻すのに用いられてい、る。

接触面４８ａ　、　５０ａ　、　４４＆　。

５２ａ　、　１０７Ｂは、噴射器ニードル弁１８の上側
ピストンの案内部３０ａに伝達されるような横方向の力
を生じさゼないことに注意しなければならない。傾斜面
５０ａによって誘起される横方向の力は調節ねじ９４に
よって支えられそれゆえ乱れをもたらすものでない。し
かし、面ａＢａ　、　ａａＢ　。

５２ａ　、　ｊ０７ａの二つ以上が噴射器の縦方向軸線
８に完全に直交してい々いか、又はニードル弁ピストン
２６の下側部分のための案内部２８ａがボア６４と整列
してい々けれは、案内部２１３ａ　、５０ａに望ましく
ない太き々岸擦力が生じて噴射器ニードル弁１８の作動
に信頼性と繰返し性が損われる。この問題は接触面４４
ａ　、　Ｓ２ａ　、　１０７ａの少なくとも一つの面を
僅かに球面として、僅かの非直交性を補償できるように
することで解決できる。例えば、ンレノイド４４とンレ
ノイド保持ナツト５２との間の接触面５２ａを僅かに球
面とすることができる。

第５図は、第２図のＡ−Ａ線に沿って切断し、部材４８
と調節ねじ９４１ｆｔ上から見た断面図である。部材４
８に設けられた中空部分１２０には、パイロット弁４６
のステム６０の下側部分が嵌まっている。中空部分１２
０は軸線９０に直交な方向よりも軸線９０の方向に大き
くなっている。

それゆえ、調節ねじ９１１によって部材４８を半径方向
に変位させてもパイロット弁４６の正しい機能に何ら影
善しない。

第４図には、ンレノイド４４、パイロット弁プレート６
２、パイロット弁４６のステム６０の上側部分について
の設計の詳細が示されている。

ンレノイド４４は、円形本体１２２と静止体プレート１
２４とから成りている。静止体プレート１２４は本体１
２２の外側部分１２６内のボア１２４ａに嵌合されてお
り、このボア１２４ａと肩部１２８とにより静止体プレ
ート１２４の半径方向と軸線方向の位置が決めら゛れて
いる。コイル１３０はプラスチック製のコイル本体１３
２に巻かれており、本体１２２の内側と静止体プレート
１２４の内面とで境界付けられるリング状の空間に置か
れている。

コイル１５０の二つの電気的接続部８６ａ　、　８６ｂ
が本体１２２の背側の二つのボア１５ｄＢ　、　１３４
ｂから突き出ている。ソレノイド本体１２２の内側円形
部分１３８が静止体プレート１２４の中央ボア１５６を
貫通して突き出ている。０−リングｔ４０が、コイル１
６０を収容するリング状空間を領域１４２内に存在する
燃料から密封している。領域１４２は、ボア１４４を通
じそして二つのオリフィス５４゜５８の断面積に比べて
大きな断面積を有する別の通路によって低圧領域４２と
接続されている（第１図、第２図も参照）、。

領域１４２とパイロット弁プレート６２に面する側の静
止体プレート１２４の面は、本質的に平坦でありてソレ
ノイド本体１２２の内側円形部分１３８の前面と同じ平
面内にある。パイロット弁プレート６２の外径はソレノ
イド本体１２２の外周１４６の径よりも実質的に小さい
。二つの磁極面１５０　、１４８が内側円形部分１５８
の面とパイロット弁プレート６２の内側部分との間（第
１の磁極面１５０）、及びパイロット弁プレート６２の
外側部分と静止体プレート１２４の内側部分との間（第
２図の磁極面１４８）に定められている。

二つの磁極面１４８　、１５０はリング状であり、実質
的に等しい表面積を有している。二つの磁極面１４８　
、１５０の各々の表面積に比べて、ソレノイド本体１２
２の外側部分１２６の断面績及び静止体プレート１２４
の外側境界領域の断面積は実質的に大きくされている。

コイル１５０への電源スィッチの入り及び切りの直後に
パイロット弁４６が非常に迅速に移動できるようにする
ために、パイロット弁４６と、千ハゆえパイロット弁プ
レート６２とけ有慢“る質量を非常に小さくしなければ
ならず、声ｊ時に、最小限の質量のパイロット弁プレー
ト６２でもって最大限の電磁力を得るために磁極面Ｉ４
８　。

１５０の電磁性材料を飽和させねばならない。この提案
による設計では、機械的応力を生じない電磁ループの部
分と同様に磁極面１４ａ　、　１５０においても電磁束
に集中がもたらさｔ７る。電磁ル・−プの部分どは、パ
イロット弁プレート６２、：／レノイド本体１２２の内
側円形部分１３８及び静止体プレー　ト１２４の内側部
分である。

電磁束の集中は磁極面１４８　、１５０のところで最大
となること、′に磁ループのどの断面を取っても全果は
一定であること、そしてソレノイド本体１２２の外側部
分１２６の断面積と静止体プレート１２４の外側境界領
域の断面積は＠極面１４８゜１５０の面に比べて実質的
に大きいことのため、電磁ループのこれらの部分におけ
る電磁束の集中はずっと弱くなる。このため外側部分１
２６の機械的応力はソレノイド４４の性能に影響を与え
ない。それゆえ、ソレノイド本体１２２の外側部分１２
６　ｉｊ、電磁ループにおける機能に加えて小室４０内
の圧力によって生じる力を支えかつ伝達するのに用いる
ことができる（第１図参照）。

第４図にはまた、間欠的な噴射工程中に燃料が小室４０
からオリフィス３８を通って低圧領域４２へと排出され
る燃料戻り径路のレイアウトが図示されている。この戻
り燃料は、燃料戻りライン（図示せず）によって燃料タ
ンクへ戻される。本発明の噴射器１０内の提案された燃
料戻り経路によれば、パイロット弁４６のコンパクトな
設計と同様、非常に安定で高速な応答運動を同時に達成
できる。

排出燃料は、噴射器１０内において低圧領域４２から大
きな断面績を有する通路により゛ｒ領域１４２とパイロ
ット弁スプリング６８が首かれる側部ボア６６との両方
に流れる。燃料は側部ボア６６からパイロット弁４６の
ステム６０に機械加工されたボア７０を通ってさらに別
のボア１５２に流れ込む。ボア１５２もまたステム６０
に機械加工されたものであるが、その縦方向軸線は噴射
器の縦方向軸線８と同軸芯となっている。停止部材１５
４がソレノイド本体１２２の内側円形部分１５８内に置
かれており、例えば停止部材１５４を内側円形部分１３
８内に結合させることによりソレノイド本体に堅固に連
結されてい２）３、停止部材１５４とパイロット弁４６
のステム６０とは共に、例えば硬化鋼のような硬實材料
から作られている。停止部材１５４け磁＠ｊ面１５０か
ら長甥りだけ突出（２ている。噴射゛器の絣方向軸線８
に一致する縦方向［Ｍｌを有するボア１５６が停止材部
１５４、内側円形部分１５８及び燃料戻り哲へ！Ａ−８
８に機械加工されている。燃料戻りＡ’＞ｘｔヴ４４−
８８はンレノイド本体１２２に対して堅く、密封状態で
接続されている。更に、パイロット弁ブｌ／−トロ２に
は多数のボア１５８が設けられでおり、ボアを連ねる円
１６２は、静止体プレート１２４の内側境界領域と内側
円形部分１３８の円周部との間のリング状のｉ′１１＄
１５６の中央に位置している。ボア１５８の直径はほげ
リング状の溝１３６の幅と同じ痘さであるのが好まし、
い。ボア１５８は連結円１６２上の等間隔位置にあり、
例えば９０°毎に離れた四つのボア１５８とすることが
できる。

ンレノイド４４の磁極面Ｌ４８　、　１５０とパイロッ
ト弁プＬ／−トロ２の前記磁極面に向いた面との間の円
板状空間１６Ａと同様に、領域１４２と種々のボアや通
路は燃料で満たされているので、バ・イロット弁ブレー
＝トロ２を含むパイロット弁４６は燃料で囲ｉれている
。

機能を正しく果たすために、パイロット弁４６は非常に
高速で移動できなければならないつその上、同じ電気パ
ルスがンレノイド４４に供給されるならば、各工程は先
行する工程を正確に再現したものでなければならない。

パイロット弁４６がオリフィス３８の出口のところの弁
座から上昇して離れて停止部材１５４に向けて移動して
いる引込み工程と、電気パルスの終了の直後に反対方向
に向う戻り工程とは圧側される。

吸込み又は戻り工程のいずれに対してもパイロット弁４
６の工程長さはＰに一致する。−液体中でプレートが高
速で移動している間は、プレートの移動とは反対の方向
に作用する流体圧力が上昇する。現状でそして本発明に
よる設計で提案されたような発明性ある手段を用いなけ
れば、この流体圧力は、パイロット弁４６の動きの速度
を半分に遅くするであろう。

同じ縦方向軸ｌｌ１ｉＢ上に置かれる、二つのボア１５
２　、　ｊ５６と同様にボア１５８の配列は、この運動
中にパイロット弁プレート６２に作用する流体圧力を実
質的に減少させるのに非常に有効である。戻り燃料がボ
ア１５２　、１５６を通って排出されるとき、燃料噴射
が二つのボア１５２　、１５６内に形成されそしてその
結果中じるベンチュリ効果のｆｃぬに、円板状空間１６
４内に負圧が生じて、二つの磁極面ｆ４８　、１５０　
ｉｃ面するパイロット弁プレート６２０面に作用する燃
料圧力は大きく減少する。この効果は、欧州特許出願公
開第０２２８５７８号に記載されている二つの軸線方向
に整例Ｉ−タオリフィス３４．３８　（第１図）に生じ
る効果に似ている。二つのボア１５２　、１５６内での
燃料噴射の形成は、二つのオリフィス５４　、５８　内
の全燃料圧力に比べて一殆んどの場合、オーダーでみて
２の大きさで一実質的に低い燃料圧力で生じることが明
らかである。円板状空間１６４での吸引効果は、パイロ
ット弁４６が停止部材１５４に当たる少し前に、即ちパ
イロット弁４６の運動が達成されるその時点で消失する
。パイロット弁４６の高速運動の助成作用は、パイロッ
ト弁４６が全行程の約２分の１に等しい運動、即ち約Ｐ
／２を意味するが、この運動をしたときに最大となる。

というのは、この時点において充分な燃料がオリフィス
５８からそしてそれゆえボア１５２，１５６からも排出
されるからである。この時点においてはまた、パイロッ
ト弁４６は既に高速を得ているので、パイロット弁プレ
ート６２に作用する流体圧力は急速に上昇する。このよ
うに、本発明によって提案された設計によればパイロッ
ト弁４６の高速運動は、所足の正しい時間に所望の通り
助成される。

非常に安定でかつ反復性のあるパイロット弁４６の引込
み運動に比べて、パイロット弁４６の戻り運動は、もし
適当な手段が措置されないと好ましくない不安定性を示
す。かかる手段としては、まず第一に停止部材１５４が
そして次に上記の解決手段が挙げられる。

両磁極面１４８　、１５０と、この磁極面１ａＢ　、　
ｔｓ。

に面するパイロット弁プレート６２の表面との間の最大
間隙Ｗは、パイロット弁４６の行程の最大長さＰよりも
大きい。パイロット弁４６がソノノイド４４によりて駆
動されて停止部材１５４に当たるときに、間隙りは磁極
面１４８　、１５０とパイロット弁プレート６２との間
で維持される。この間隙りにより、ソレノイド４４への
１［Ｉｙｔが断たれたときに電極性材料の残留磁気が公
知の態様で減少し、電流が断たれた後でもあまりに長い
時間パイロット弁４６を吸着したままであったような電
磁吸着作用が劇的に減少することになる。この例のよう
に、パイロット弁プＶ−トロ２が液体に囲まれている場
合、もしパイロット弁グレート６２が磁極面１４８　、
１５０に非常に接近するとすれば、パイロット弁プレー
ト６２の戻り運動は流体の付着作用によってさらに妨げ
られることになる。流体付着作用の強さは、ある戻り行
程と次の戻り行程とでは制御不能に変化する。このこと
が、もし有効な予妨措置がとられないときにパイロット
弁４６の解放時期に乱れが生じる主な原因である。これ
に対抗するため、残存間隙りとボア１５８，１５２，１
５６が有効である。

円板状空間１６４の容積はパイロット弁４６の戻り運動
中は増加するが、この円板状空間１６４は、ボア１５８
を介してそしてボア１５２　、１５６の配列による吸引
によって燃料で容易に満たされる。

以上の説明のように、ン１／ノイド弁の解放時間を減少
するために電磁ループに残存間隙を設けることは、公知
の方法であり既知の従来技術の一部である。本発明で提
案されたところの、円筒形の停止部材１５４をパイロッ
ト弁４６のステム６０に同軸状に置くという解決法によ
れば、部材１５４に当たるパイロット弁４６から生じる
衝撃は二つの硬質片、即ちステム６０と停止階段部材１
５４によって受は継がれる０部品の摩耗はこうした事実
のため大きく減少（７、それゆえ構成要素の寿命が延長
される。更に、バイロッで、停止部材１５４は、電磁材
料であるにも拘らずパイロット弁４６の好ましい動的挙
動を乱すことのない硬質鋼で作ることができる。

第５図には、本発明による噴射器１０の別の設計からな
る上側部分が示されている。この実施例では、ニードル
弁ピストン２６の上側部分３０によって第１図に示され
たものと同様の態様で案内される円筒片１６６は、拡大
された上側部分１３８を有する。円筒片１６６の上側平
坦面は、接触面１７０ａによってソレノイド１７２の細
長い外側部分１７０に直接に接触し、小室４０内の燃料
圧力で生じる流体力を伝達している。静止体プレート１
２４が細長い外側部分１７０の内側に配置しである。円
筒片１６６の上側端面と、静止体プレート１２４及びソ
レノイド１７２の内側円形部分１３８の磁極表面との間
の空間１７４には、パイロット弁１８２のパイロット弁
グレート′ｉ７６とステム１８０の下側拡大部分１７８
とが置かれている。

ステム１８０は細長い停止部材１８４の内側ボア内に伸
びて、該ボア内で半径方向に案内されている。ステム１
８０の下側拡大部分１７８には二つのボア１８６が機械
加工されており、これらのボアは空間１７４をステム１
８０の内側に機械加工されたボア１８８と接続している
。さらに別の側部ボア１９０が円板状空間１６４をボア
１８８に接続している。こうしたボア１８６　、１８８
　、１９０の配置によ　リ、パイロット弁１８２の運動
中にパイロット弁プレート１７／ｉに作用する流体圧力
を実質的に減少するとの、第４図の設計で得られたのと
同じ効果がもたらされる。

パイロット弁１８２の行程Ｐの最大長さを調節すること
は、噴射器１０毎による二つのオリツイスト１３８の許
容公差を補償するのに必要な操作であるが、この調節の
ために、細長い停止部材１８４がソレノイド１７２内で
軸線方向に位置決め可能である。この目的のため、ソレ
ノイド１７２に内ねじ部１９２ａが機械加工され；そし
てこれに対応する外ねじ部１９２ｂが細長い停止部材１
８４の上側部分に機械加工寧れている。細長い停止部材
１８４を回転して該部材１８４をねじ部１９２ａに少な
からずねじ込むと、磁極面１５０の面を越えて突出する
細長い停止部材１８４の端部の長さＬを調節でき、それ
ゆえパイロット弁のリフトＰを調節することができる。

パイロット弁の望ましいリフトＰが一旦設定されると、
ナット１９４によって細長い停止部材１８４を固定する
ことができる。

パイロット弁スプリング１９６の付勢力は中間片１９８
に伝達されるが、この中間片１９８はパイロット片１８
２のステム１８０と同じく、細長い停止部材１８４の同
じボア内で半径方向に案内されている。中間片１９８は
、パイロット弁スプリング１９６の弾性付勢力をステム
１８０に伝達する。

スプリング１９６は細長い停止部材１８４の上端の室２
００内に置かれている。燃料炭シ径路はステム１８０内
＋７）ボア１８８と中間片１９８のボア２０２とを通っ
て伸び、そしてボア２０４を通りて室２００に出る。

第５図による実施例の作動態様は、既に記載した実施例
のものと類似する。

以上、本発明の好ましい実施例を説明の目的で記載して
きたが、その記載は、この発明の限定とみなされるべき
ではない。したがって、本発明の教示及び範囲から逸脱
しない限り、種々の変形、付加及び選択をすることは当
業者が想到し得るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による電子制御式燃料噴射器の軸方向
断面図である。 第２図は、第１図の燃料噴射器の上側部分についての第
一実施例の軸方向断面図である。 第３図は、第２図の実質的にＡ−Ａ線に沿って切断した
噴射器の断面図である。 第４図は、本発明の設計よ抄なる特別のソレノイド及び
パイロット弁の部分的軸方向断面図である。 第５図は、本発明による燃料噴射器の上側部分について
の第２実施例の部分的軸方向断面図である。 １０・・・燃料噴射器　　　８・・・縦方向軸線１２・
・・通路　　　　１４・・・噴射器ハウジング１８・・
・噴射器弁部材　２２・・・弁座２４・・・噴射オリフ
ィス ２６…ニードル弁ピストン ３４・・・オリフィス　　５６・・・円筒片３８・・・
オリフィス　　　　４０・・・小室４４・・・ソレノイ
ド　　　４６・・・パイロット弁５０・・・案内片　　
　　　５１・・・変形案内片５２・・・ソレノイド保持
ナツト　５４・・・ねじ部１６６・・・円筒片　　　　
　１７２・・・ソレノイド１８２・・・パイロット弁 はｇ。３

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）　内燃機関の燃焼室内に燃料を間欠的に噴射する
   燃料噴射器であって、弁座２２と少なくとも一つの排出
   オリフィス２４とを備えたハウジング１４と、ピストン
   部材２６を具備しそして前記ハウジング１４内に装着さ
   れて前記弁座２２と係合して前記排出オリフィス２４を
   閉じる細長い噴射器弁部材１８であって、軸線方向に移
   動可能であり前記弁座２２から瞬間的に持ち上げられて
   前記排出オリフィス２４を開いて所望量の燃料を関連す
   る内燃機関の燃焼室内に噴射することができる前記噴射
   器弁部材１８と、前記ハウジング１４内に設けられてい
   て燃料供給路１２に接続可能であり；内部の燃料圧力が
   前記噴射器弁部材１８の前記ピストン部材２６に作用し
   て該噴射器弁部材１８を前記弁座２２に押し付ける制御
   室４０と、該制御室４０内で燃料圧力を急速に減少しそ
   して急速に回復して前記噴射器弁部材１８を瞬間的に軸
   方向に移動させることができる手段３４，３８，４４，
   ４６；１７２，１８２とからなっており、前記制御室４
   ０内の燃料圧力を急速に減少し回復する前記手段は前記
   制御室４０に開口する第一のオリフィス３４及び第二の
   オリフィス３８と、該第二のオリフィス３８の一端を閉
   じそして一時的に開く電磁的に制御されるパイロット弁
   手段４６；１８２と、予め定められた時間幅を有する印
   加電気パルスに依存して前記パイロツト弁手段４６；１
   ８２を開くソレノイド４４；１７２とからなり、少なく
   とも一つの第一部材３６；１６６が前記制御室４０を部
   分的に定めると共に前記制御室４０内に現われている燃
   料圧力を少なくとも受けており、前記第一部材３６；１
   ６６は、前記ソレノイド４４；１７２を含むさらに別の
   部材４４，４８，５０，５２，５４，１４，５１，５３
   ；１０６，１７２と連結されていて前記第一部材３６，
   １６６に作用する流体力が前記別の部材に伝達され、前
   記ソレノイド４４；１７２は、前記パイロット弁４６，
   １８２のための駆動装置としての機能に加えて、前記力
   を支えそして前記別の部材５０，１０７，１６６の一つ
   から前記別の部材５２，５３の次の一つに伝達すること
   にも用いられている燃科噴射器。 （２）　前記別の部材４８，５０，５２，１４は、前記
   力を支えそして前記第一部材３６から、前記噴射器ハウ
   ジング１４内に設けられたボア６４内に置かれそして該
   ボア内で半径方向に案内される案内片５０に伝達する第
   二部材５８を有しており；前記案内片５０は前記パイロ
   ット弁４６を半径方向に案内しており；前記案内片５０
   は前記ソレノイド４４に連結されて、前記制御室４０内
   の燃料圧力によって生じる前記力を前記ソレノイド４４
   に伝達しており；前記ソレノイド４４は、ソレノイド保
   持部材５２と連結されると共に前記力を前記ソレノイド
   保持部材５２に伝達しており；前記ソレノイド保持部材
   ５２は前記噴射器ハウジング１４に連結されて前記力を
   前記噴射器ハウジング１４に伝達している請求項１に記
   載の燃料噴射器。 （３）　前記ソレノイド４４は前記噴射器ハウジング１
   ４内の前記ボア６４の内部で半径方向に案内されている
   請求項２に記載の燃料噴射器。（４）　両端に所望の値
   の事前の張力が与えられた湾曲可能なバーとして構成さ
   れたパイロット弁スプリング６８，１０８を含んでおり
   、前記湾曲可能なバー６８、１０８はその両端の中間に
   おいて前記パイロット弁４６に係合している請求項１に
   記載の燃料噴射器。 （５）　前記噴射器１０の縦方向軸線８の方向に変位可
   能であると共に前記パイロット弁スプリング６８に作用
   する付勢手段７２，７４を有しており、前記付勢手段７
   ２，７４のところでの軸方向変位によって、前記パイロ
   ット弁スプリング６８が前記パイロット弁４６に加えて
   いる付勢力に変化がもたらされる請求項４に記載の燃料
   噴射器。 （６）　前記噴射器１０の縦方向軸線８のまわりに回転
   可能であると共に前記パイロット弁スプリング１０８の
   両端に作用する付勢手段１０６を有しており、前記付勢
   手段１０６の回転によって、前記パイロット弁スプリン
   グ１０８が前記パイロット弁４６に加えている付勢力に
   変化がもたらされる請求項４に記載の燃料噴射器。（７
   ）　前記付勢手段７２，７４は二つのピン７２とナット
   ７４とからなり、各ピン７２は噴射器ハウジング１４に
   設けられたボア７２ａに収容されており、各ピン７２の
   一端は前記ボア ７２ａから突出して前記ナット７４に接触しており、各
   ピン７２の他端は前記パイロット弁スプリング６８の一
   端に作用し、前記ナット７４には噴射器ハウジング１４
   の外ねじ部 ５４ｂに係合する内ねじ部が設けられており、ナット７
   ４を回転すると両ピン７２に等しい軸方向変位が生じる
   請求項５に記載の燃料噴射器。 （８）　前記噴射器ハウジング１４に連結されて噴射器
   の縦方向軸線８の方向に変位すると共に前記ソレノイド
   ４４，１７２に作用するソレノイド保持部材５２を有し
   ており、前記ソレノイド保持部材５２を軸方向に変位す
   ると少なくとも前記ソレノイド４４，１７２と前記第一
   部材３６，１６６が対応する軸方向移動を行い、各間欠
   的な噴射工程中に噴射器ニードル弁１８によって行われ
   得る最大弁リフトＨが変更される請求項１に記載の燃料
   噴射器。 （９）　前記パイロット弁スプリング６８の前記所望の
   付勢力と前記最大弁リフトＨとを設定した後に、前記ソ
   レノイド保持部材５２と前記ナット７４とをロックする
   手段を有している請求項７又は８に記載の燃料噴射装置
   。 （１０）　前記ソレノイド保持部材５２には少なくとも
   一つの溝を有する第一スリープ７６ａが設けられそして
   前記ナット７４には少なくとも一つの溝を有する第二ス
   リープ７６ｂが設けられており、前記第一スリープ７６
   ａは前記第二スリープ７６ｂに重なるか又はその逆に重
   なり、前記他方のスリープ７６ａが重なる前記スリープ
   ７６ｂは前記噴射器ハウジング１４の前記外ねじ部５４
   ｂに係合する内ねじ部を有し、クランプ７８が前記他方
   のスリープ７６ｂに重なる前記一方のスリープ７６ａの
   まわりに置かれており、前記クランプ７８に張力を加え
   るとスリープ７６ａ，７６ｂは弾性変形を生じると共に
   スリープ７６ａ，７６ｂが互いに対して及び噴射器ハウ
   ジング１４の外ねじ部５４ｂと係合し、前記ソレノイド
   保持部材５２と前記ナット７４とがロックされる請求項
   ９に記載の燃料噴射器。 （１１）　前記第二部材４８は、該第二部材４８と前記
   案内片５０との間の共通の平面５０ａによって噴射器の
   縦方向軸線８と直交する別の軸線９０の方向である半径
   方向に移動可能であり、前記平面５０ａは前記第二部材
   ４８と前記第一部材３６との間の接触平面４８ａに関し
   て傾斜しており、前記接触平面４８ａは噴射器の縦方向
   軸線８に直交しており、前記第二部材４８を半径方向に
   移動すると前記パイロット弁４６によって行われ得る行
   程の長さが変更され、前記行程長さを所望の最適の値に
   調節することができる請求項２に記載の燃料噴射器。 （１２）　調節部材９４が前記別の軸９０のまわりに回
   転できるように装着され；前記調節部材９４には前記第
   二部材４８に設けられた対応するねじ部と係合するねじ
   部９６が設けられており、前記調節部材９４にはさらに
   、噴射器ハウジング１４に係合して噴射器ハウジング１
   ４に対して調節部材９４の内側位置を定める接触面９８
   ａを有する拡大部分９８を備えており、さらに噴射器ハ
   ウジング１４に関して前記調節部材９４の外側位置を定
   める手段１００が設けられており、前記調節部材９４を
   回転すると前記第二部材４８のみが前記別の軸線９０の
   方向に移動することになる請求項１１に記 載の燃料噴射器。 （１３）　前記傾斜平面５０ａは、前記第二部材４８が
   前記接触面９８ａの方向に移動するときに前記パイロッ
   ト弁４６の行程長さが増加するように傾斜している請求
   項１１又は，２に記載の燃料噴射器。 （１４）　内燃機関の燃焼室内に燃料を間欠的に噴射す
   る燃焼噴射器であって、弁座２２と少なくとも一つの排
   出オリフィス２４とを備えたハウジング１４と、ピスト
   ン部材２６を具備しそして前記ハウジング１４内に装着
   されて前記弁座２２と係合して前記排出オリフィス２４
   を閉じる細長い噴射器弁部材１８であって、軸線方向に
   移動可能であり前記弁座２２から瞬間的に持ち上げられ
   て前記排出オリフィス２４を開いて所望量の燃料を関連
   する内燃機関の燃焼室内に噴射することができる前記噴
   射器弁部材１８と、前記ハウジング１４内に設けられて
   いて燃料供給路１２に接続可能であり；内部の燃料圧力
   が前記噴射器弁部材１８の前記ピストン部材２６に作用
   して該噴射器弁部材２６を前記弁座２２に押し付ける制
   御室４０と、該制御室４０内で燃料圧力を急速に減少し
   そして急速に回復して前記噴射器弁部材１８を瞬間的に
   軸方向に移動させることができる手段３４，３８，４４
   ，４６；１７２，１８２とからなっており、前記制御室
   ４０内の燃料圧力を急速に減少し回復する前記手段は前
   記制御室４０に開口する第一のオリフィス５４及び第二
   のオリフィス３８と、該第二のオリフィス３８の一端を
   閉じそして一時的に開く電磁的に制御されるパイロット
   弁手段４６；１８２と、予め定められた時間幅を有する
   印加電気パルスに依存して前記パイロット弁手段４６；
   １８２を開くソレノイド４４；１７２とからなり、該ソ
   レノイド４４，１７２は磁極面１４８，１５０を有する
   と共に、外側円形部分１２６、内側円形部分１３８及び
   静止体プレート１２４を備えた円形本体１２２によって
   形成されており、内側と外側の円形部分１２６，１３８
   は一つの加工片の一部であると共に、前記ソレノイド ４４；１７２の前記磁極面１４８，１５０に対して反対
   側において互いに連結されており、前記静止体プレート
   １２４は、前記外側円形部分１２６内に置かれていると
   共に、前記内側円形部分１３８の少なくとも一つの平面
   と一緒に外側面でもって前記ソレノイド４４；１７２の
   周面１４６に直交し且つソレノイド磁極面１４８，１５
   ０とは反対側に設けられた前記ソレノイド４４，１７２
   の面５２ａに本質的に平行な共通面を定めており、前記
   パイロット弁手段４６，１８２には、前記周面１４６の
   直径と比べて実質的に小さい外径を有するアーマチュア
   即ちパイロット弁プレート６２；１７６が備わっており
   、前記磁極面の一方１４８は前記静止体プレート１２４
   の内側部分と前記アーマチュア即ちパイロット弁プレー
   ト６２；１７６の外側部分との間に形成されており、前
   記磁極面の他方１５０は前記アーマチュア即ちパイロッ
   ト弁プレート６２；１７６の内側部分と前記円形本体１
   ２２の前記内側円形部分１３８の前記平面とによって形
   成されており、前記ソレノイド４４；１７２のソレノイ
   ドコイル１３０は、前記内側円形部分１３８の外周面と
   、前記外側円形部分１２６の内周面と、前記静止体プレ
   ート１２４の内面とによって境界を定められる前記円形
   本体１２２の内側空間内に置かれている燃料噴射器。 （１５）　前記パイロット弁手段４６の各間欠作動中に
   前記オリフィスの一つ３８から低燃料圧力の領域４２内
   へ排出される燃料は、その後低燃料圧力でもって戻り燃
   料路を経て燃料タンクに実質的に戻り、前記戻り燃料路
   は前記パイロット弁４６のステム６０内に設けられた第
   一のボア１５２からなり、前記第一のボア１５２は前記
   ソレノイド４４内に配置された第二のボア１５６と連通
   しており、前記第一及び第二のボア１５２，１５６は軸
   線方向に整列していると共に前記ソレノイド４４の縦方
   向軸線８の方向に伸びている請求項１４に記載の燃料噴
   射器。 （１６）　前記制御室４０内に現われる燃料圧力によっ
   てもたらされる力は、前記ソレノイド４４，１７２の前
   記本体１２２の前記外側円形部分１２６によって支えら
   れかつ伝達される請求項１４に記載の燃料噴射器。 （１７）　前記外側円形部分１２６の横断面積は、前記
   磁極面１４８，１５０のいずれの一方の表面積よりも実
   質的に大きい請求項１６に記載の燃料噴射器。 （１８）　停止部材１５４が前記内側円形部分１３８内
   に置かれそして該内側円形部分１３８によって堅固に保
   持され、前記停止部材１５４は、前記内側円形部分１３
   ８の面を越えて所与の長さＬだけ突出すると共にパイロ
   ット弁４６がスイッチ入りの状態において前記磁極面１
   ４８，１５０に面する前記アーマチュア即ちパイロット
   弁プレート６２の面と前記磁極面１４８，１５０との間
   に間隙Ｌを定めている請求項１５に記載の燃料噴射器。 （１９）　前記停止部材１５４は、前記内側円形部分１
   ３８を越えて突出する端部における端面が平担でかつ前
   記磁極面１４８，１５０に対して平行な円柱体形状をし
   ており、前記停止部材１５４はさらに前記ソレノイド４
   ４内に配設された前記第二のボア１５６の一部を形成す
   るボアを備えている請求項１８に記載の燃料噴射器。（
   ２０）　部分的に前記制御室４０を定める手段１６６を
   含んでおり、前記ソレノイド１７２の前記外側円形部分
   １２６は前記静止体プレート１２４と前記内側円形部分
   １３８の下面によって定められる平面を越えて伸びる伸
   長部分１７０を備えており、前記部材１６６は接触面１
   ７０ａによって前記伸長部分１７０によって支持されて
   、前記制御室４０内の燃料圧力によってもたらされる力
   を前記ソレノイド１７２に伝達しており；前記パイロッ
   ト弁手段１８２のアーマチュア１７６と前記オリフィス
   の一方３８の出口を開閉する前記パイロット弁手段１８
   ２のステム１８０の少なくとも一部分１７８とは、前記
   部材１６６の上端面と、前記磁極面１４８，１５０と前
   記伸長部分１７０の内側円形面とによって定められる空
   間１７４内に配置されている請求項１４に記載の燃料噴
   射器。 （２１）　停止部材１８４が前記内側円形部分１３８の
   中央領域に置かれており、前記停止部材１８４は前記内
   側円形部分１３８の面から越えて所与の長さＬだけ突出
   していると共に前記ソレノイド１７２のスイッチ入り状
   態の間は前記磁極面１４８，１５０に面する前記アーマ
   チュア即ちパイロット弁プレート１７６と前記磁極面１
   ４８，１５０との間に間隙Ｌを定めており、さらに前記
   停止部材１８４を前記ソレノイド１７２内で移動して位
   置決めし、前記停止部材１８４の前記所与の突出長さＬ
   を変更することにより前記パイロット弁１８２の行程長
   さＰを所望の値に設定する手段が備わっている請求項１
   ４に記載の燃料噴射器。 （２２）　前記停止部材１８４は細長い円筒形をしてい
   ると共に前記内側円形部分１３８内で半径方向に案内さ
   れており、前記細長い停止部材１８４は前記内側部分１
   ３８に設けられた内ねじ部１９２ａに係合する外ねじ部
   を対応して備えており、前記細長い停止部材１８４は前
   記内側円形部分１３８内に前記細長い停止部材１８４を
   ねじ込む又はねじ戻すことにより軸線方向に移動し位置
   決めされる請求項２１に記載の燃料噴射器。 （２３）　前記パイロット弁手段１８２は、該手段のス
   テム１８０の一部分により、前記ソレノイド１７２の前
   記内側円形部分１３８の中央領域に位置するボア内で半
   径方向に案内されており、前記ステム１８０は前記アー
   マチュア即ちパイロット弁プレート１７６に堅固に連結
   されている請求項１４に記載の燃料噴射器。 （２４）　前記ステム１８０の前記部分は前記細長い停
   止部材１８４内に軸方向に配置されたボア内で半径方向
   に案内されている請求項２２又は ２３に記載の燃料噴射器。 （２５）　パイロット弁スプリング１９６を含んでおり
   、該スプリングの付勢力が中間片１８９によって前記パ
   イロット弁手段１８２の前記ステム１８０の前記部分の
   上端に伝達される請求項２３に記載の燃料噴射器。 （２６）　前記パイロット弁手段１８２の各間欠作動の
   間に一方の前記オリフィス３８から低燃料圧力の領域１
   ７４内に排出された燃料を低い燃料圧力で燃料タンクヘ
   戻すための燃料戻り径路を含んでおり、前記燃料戻り径
   路は、前記ステム１８０の部分に設けられていて前記一
   方の前記オリフィス３８の出口に近く位置しそして一端
   が前記低圧領域１７４内に開口している少なくとも第一
   のボア１８６を有しており、前記燃料戻り径路はさらに
   、前記ステム１８０に設けられていて該ステムの縦方向
   軸線８に沿って伸びておりそして前記第一のボア１８６
   の他端が開口する第二のボア１８８を有しており、前記
   燃料戻り径路はさらにまた、前記磁極面１８４，１５０
   間に設けられた円板状空間１６４を前記第二のボア１８
   ８に接続している側部ボア１９０を有している請求項２
   ３に記載の燃料噴射器。 （２７）　前設パイロット弁手段４６；１８２の前記ア
   ーマチュア即ちパイロット弁プレート６２，１７６には
   、前記磁極面１４８，１５０に面する前記アーマチュア
   即ちパイロット弁プレート６２，１７６の側を前記アー
   マチュア即ちパイロット弁プレート６２；１７６の反対
   側に接続する少なくとも二つのボア１５８が設けられて
   いる請求項１４に記載の燃料噴射器。 （２８）　前記ボア１５８の軸線は、前記静止体プレー
   ト１２４の内側境界部と前記内側円形部分１３８の外周
   との中間に位置する連結円上にある請求項２７に記載の
   燃料噴射器。